JP2000081561A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JP2000081561A
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成により、焦点検出の精度を向
上させる。 【解決手段】 焦点検出センサから出力された画素信号
を10ビットの精度でA/D変換する。最初、再積分フ
ラグは0である。したがって画素信号は10ビットから
8ビットに変換される(ステップS316)。画素信号
の最大値と最小値を求め(ステップS317)、画素信
号をメモリに格納する(ステップS321)。デフォー
カス演算とともにコントラストを計算する(ステップS
325)。コントラストが低いとき、再積分フラグは1
に定められ、シフト量が求められる(ステップS32
7,S329)。次に、再び焦点検出センサの積分動作
を行ない、画素信号を得る。画素信号を10ビットの精
度でA/D変換した後、9ビットに変換し(ステップS
312)、シフト量を減算して8ビットのデータ長に変
換する(ステップS313)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに設けら
れ、例えばCCD(固体撮像素子)ラインセンサを用い
て被写体像の合焦状態を検出する焦点検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来CCDラインセンサを用いた焦点検
出装置として、ラインセンサから出力されたアナログ画
素信号をデジタル画素信号に変換して、隣接する各画素
間の差の総和すなわちコントラストを求め、コントラス
トを利用して被写体像の合焦状態の検出の信頼性をチェ
ックするものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラインセンサによって
得られた被写体像のコントラストが低すぎると、合焦状
態の検出の信頼性を高精度にチェックできない。そこで
従来、コントラストが低い場合には、ラインセンサの出
力信号を2倍に増幅したり、あるいはラインセンサの積
分時間を2倍にするとともに、ラインセンサの出力信号
を、オペアンプを用いてシフト(減算)することが行な
われていた。しかし、このような構成は、焦点検出装置
の回路構成が複雑になるという問題を有している。
【0004】本発明は、簡単な回路構成により、焦点検
出の精度を向上させることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る焦点検出装
置は、被写体像を検出し、この被写体像に対応したアナ
ログ画素信号を出力する光学センサと、アナログ画素信
号を第1の精度のデジタル画素信号に変換するA/D変
換器と、第1の精度のデジタル画素信号を、第1の精度
よりも低い第2の精度の画素信号、または第2の精度よ
りも低い第3の精度の画素信号に変換可能な精度変換手
段と、第2または第3の精度の画素信号に基づいてコン
トラスト計算を行ない、被写体像のコントラストを求め
るコントラスト計算手段と、コントラストが基準値より
も小さいか否かを判定するコントラスト判定手段とを備
え、コントラスト判定手段が、第3の精度の画素信号に
基づいて行なわれたコントラストが基準値よりも小さい
と判定したとき、コントラスト計算手段は第2の精度の
画素信号に基づいてコントラスト計算を行なうことを特
徴としている。
【0006】第2の精度は、第3の精度の例えば2倍で
ある。第1、第2および第3の精度はそれぞれ10ビッ
ト、9ビットおよび8ビット精度であることが好まし
い。
【0007】焦点検出装置は、精度変換手段によって得
られた第2の精度の画素信号に対し、所定のシフト量だ
け減算する画素信号減算手段を備えることが好ましい。
第2および第3の精度がそれぞれ9ビットおよび8ビッ
ト精度である場合、画素信号減算手段は例えば、9ビッ
トの画素信号が8ビット長になるように減算する。シフ
ト量は固定値であってもよい。またシフト量は第2の精
度の画素信号の最大値と最小値に基づいて計算されても
よく、この場合、第2の精度の画素信号の最大値と最小
値の平均値であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態である
焦点検出装置を備えたカメラの電気的な構成を示してい
る。
【0009】このカメラは一眼レフカメラであって、カ
メラ本体100と、カメラ本体100に着脱可能な交換
レンズ(撮影レンズ)200から構成される。カメラ本
体100内において、クイックリターンミラー101の
上方にはファインダ光学系の一部を構成するペンタプリ
ズム102が配置されており、交換レンズ200内に設
けられた複数のレンズ群201、202を通過した光線
は、クイックリターンミラー101とペンタプリズム1
02を介してファインダ光学系の接眼レンズに導かれる
他、測光センサ103に入射する。また、レンズ群20
1、202を通過した光線は、クイックリターンミラー
101の下面に取付けられたサブミラー104において
反射され、クイックリターンミラー101の下方に設け
られた、CCDラインセンサである焦点検出センサ30
0に導かれる。
【0010】カメラ本体100内に設けられた各回路
は、マイコンを備えたカメラ制御回路(CPU)110
によって制御される。カメラ制御回路110は周辺回路
120に接続されている。周辺回路120には測光セン
サ103の他、モータ駆動回路121、露光機構12
2、絞り機構123が接続されている。モータ駆動回路
121は、クイックリターンミラー101の傾斜角を変
化させるミラーモータ124を駆動するため、またフィ
ルムを巻き上げる巻上モータ125を駆動するために設
けられる。露光機構122は図示しないシャッタを駆動
し、絞り機構123は図示しない絞りの開度を調整する
ものである。
【0011】カメラ制御回路110にはモータ駆動回路
130が接続されている。モータ駆動回路130はAF
モータ131を駆動するものであり、AFモータ131
にはギアブロック132が連結されている。ギアブロッ
ク132は図示しないジョイント機構を介して、交換レ
ンズ200内に設けられたギアブロック203に結合さ
れている。ギアブロック203によって、レンズ群20
1、202が光軸方向に移動可能であり、これにより被
写体像の合焦状態が調節される。すなわち、これらのレ
ンズ群201、202はフォーカシングレンズ群であ
る。一方AFモータ131の出力軸にはエンコーダ13
3が接続され、エンコーダ133から出力されるパルス
信号は、カメラ制御回路110に設けられたカウンタ1
11によって計数され、これによりレンズの移動量が求
められる。
【0012】周辺回路120にはD/A変換器126が
設けられ、D/A変換器126を介して、焦点検出セン
サ300における出力レベルを決定するための電圧信号
VAGC が焦点検出センサ300に入力される。焦点検出
センサ300から出力される画素信号(VIDEO)は
カメラ制御回路110のA/D変換器112に入力さ
れ、レンズ群201、202を駆動して焦点調節を行な
うために用いられる。
【0013】またカメラ制御回路110には、自動手動
(AF/MF)切換えスイッチ141、レリーズスイッ
チ142、測光スイッチ143、メインスイッチ144
が接続されている。自動手動(AF/MF)切換えスイ
ッチ141は、焦点調節を手動と自動のいずれで行なう
かを決めるために設けられている。レリーズスイッチ1
42は図示しないシャッターボタンを全押しすることに
よってオン状態になり、これにより撮影動作が実行され
る。測光スイッチ143はシャッターボタンを半押しす
ることによってオン状態になり、これにより自動焦点調
節動作(AF動作)が実行される。メインスイッチ14
4は、このカメラの動作を許可するためのスイッチであ
る。
【0014】カメラ制御回路110には、表示装置14
5と不揮発性メモリ(EEPROM)146が接続され
ている。表示装置145は、撮影モード、シャッタース
ピード等を表示するために設けられている。EEPRO
M146には、焦点検出に必要なデータ等が格納されて
いる。
【0015】交換レンズ200内には、自動焦点調節
(AF)等の制御のために、交換レンズ固有の情報等を
カメラ本体100との間において通信するレンズ制御回
路(レンズCPU)204が設けられている。
【0016】図2および図3は本実施形態のカメラの動
作の全体的な制御を行なうメインルーチンのフローチャ
ートである。このメインルーチンはカメラにバッテリを
装着することによって開始する。
【0017】ステップS101では、システムのイニシ
ャライズが行なわれ、種々のパラメータがそれぞれ初期
値に設定される。ステップS102では、パワーダウン
処理が行なわれ、バッテリの電力消費が最小限になるた
めの処理が行なわれる。パワーダウン処理は例えば、メ
インスイッチ144がオフ状態であるとき、またシャッ
タボタンが所定時間以上操作されないときに実行され
る。
【0018】ステップS103では測光スイッチ143
(図1)がオンされたか否かが判定される。測光スイッ
チ143がオフ状態である間、ステップS102へ戻
る。これに対し、シャッタボタンが半押しされ測光スイ
ッチ143がオン状態になると、ステップS104へ進
み、パワーオン処理が実行されてカメラ内の各回路に電
力が供給される。
【0019】ステップS105ではタイマがスタートす
る。ステップS106ではスイッチチェックが行なわ
れ、(AF/MF)切換えスイッチ141等のスイッチ
の切換状態がチェックされる。ステップS107ではレ
ンズ通信が行なわれ、レンズ制御回路204とカメラ制
御回路110の間において、レンズのF値等の種々の情
報が伝送される。ステップS108ではAE(自動露
出)演算処理が行なわれ、絞り値とシャッタスピードが
決定される。ステップS109では表示処理が行なわ
れ、絞り値、シャッタスピード等が表示装置145によ
って表示される。
【0020】ステップS111ではAF処理が行なわれ
る。すなわち図4に示すAF処理ルーチンに従って、測
光スイッチ143(図1)がオン状態であれば、レンズ
群201、202が駆動されて焦点調節が行なわれる。
ステップS112では、ステップS105におけるタイ
マスタートから所定のループ時間が経過したか否かが判
定される。ループ時間は例えば100msである。ループ
時間が経過する前は、ステップS111、112が繰り
返し実行されるが、ループ時間が経過すると、ステップ
S113へ進む。
【0021】ステップS113では、測光スイッチ14
3がオン状態であるか否かが判定される。測光スイッチ
143がオン状態であるとき、ステップS105へ戻
る。すなわち再びステップS106〜112が実行さ
れ、約100msの間、焦点調節が行なわれる。
【0022】これに対し、測光スイッチ143がオフ状
態に切換えられると、ステップS114においてパワー
ホールド中フラグが1であるか否かが判定される。パワ
ーホールド中フラグは、ステップS116において1に
定められない限り0である。パワーホールド中フラグが
0であるとき、ステップS115が実行されてパワーホ
ールドタイマがスタートし、パワーホールド時間の計時
が開始される。そしてステップS116では、パワーホ
ールド中フラグが1に定められる。
【0023】ステップS117では、ステップS115
におけるタイマスタートからパワーホールド時間が経過
したか否かが判定される。パワーホールド時間が経過す
るまではステップS105へ戻り、上述した動作が実行
されるが、パワーホールド時間が経過すると、ステップ
S117からステップS118へ進む。すなわちパワー
ホールド時間の間は、どのスイッチが操作されなくても
電源のオン状態が維持され、パワーホールド時間が経過
すると、ステップS118においてパワーホールド中フ
ラグが0に定められるとともに、ステップS102が実
行されてパワーダウン処理が行なわれる。
【0024】図4は、図3のステップS111において
実行されるAF処理ルーチンのフローチャートである。
ステップS201では、測光スイッチ143がオン状態
であるか否かが判定される。測光スイッチ143がオフ
状態であるとき、ステップS202においてAFロック
フラグが0に定められ、このルーチンは終了する。
【0025】これに対し、ステップS201において測
光スイッチ143がオン状態であると判定されたとき、
ステップS203へ進み、AFロックフラグが1である
か否かが判定される。AFロックフラグは、合焦状態が
得られているときステップS209において1に定めら
れるが、通常は0である。AFロックフラグが1である
とき、このルーチンは終了するが、AFロックフラグが
0であるとき、ステップS204へ進み、焦点調節が行
なわれる。
【0026】このようにレンズ群201、202が駆動
されて合焦状態が得られたとき、ステップS209にお
いてAFロックフラグが1に定められた後、AF処理ル
ーチンは、測光スイッチ143がオン状態である限り、
ステップS201、S203のみが実行されて終了す
る。すなわち、レンズ群201、202の駆動は禁止
(フォーカスロック)される。この状態において、測光
スイッチ143がオフ状態に切換えられると、ステップ
S202においてAFロックフラグは0に切換えられ、
フォーカスロックは解除される。
【0027】さてステップS204では、図5および図
6に示す積分処理ルーチンと、図8に示すデフォーカス
演算ルーチンが実行される。積分処理ルーチンでは、焦
点検出センサ(CCDラインセンサ)300(図1)に
おける積分動作すなわち電荷蓄積が行なわれて被写体像
が1ライン分検出され、この1ライン分のアナログの画
素信号がデジタル画素信号に変換されてカメラ制御回路
110のメモリに格納される。デフォーカス演算ルーチ
ンでは、1ライン分の画素信号に基づいてデフォーカス
量が演算される。
【0028】ステップS205では合焦チェックが行な
われ、ステップS204において求められたデフォーカ
ス量がメモリから読み出される。ステップS206では
デフォーカス量と基準値の差に基づいて、合焦状態が得
られている否かが判定される。合焦状態が得られていな
いとき、ステップS207においてパルス計算が実行さ
れ、デフォーカス量に基づいて、レンズ群201、20
2が合焦位置まで移動すべき量が求められる。ステップ
S208では実際にレンズ群201、202が駆動さ
れ、ステップS207において求められた移動量だけ移
動し、AF処理ルーチンは終了する。これに対し、ステ
ップS206において合焦状態が得られていると判定さ
れたとき、ステップS209においてAFロックフラグ
が1に定められ、AF処理ルーチンは終了する。
【0029】図5および図6は図4のステップS204
において実行される積分処理ルーチンのフローチャート
である。図7は焦点検出センサ300(図1)に対する
制御を示すタイミングチャートである。これらの図を参
照して焦点検出センサ300における積分動作を説明す
る。
【0030】ステップS301では積分が開始され(符
号T11)、被写体像に応じた電荷が焦点検出センサの
各フォトダイオードに蓄積される。このとき、図示しな
いモニタセンサ(CCD)においても電荷の蓄積が開始
され、電荷の蓄積量は時間の経過とともに増加するの
で、モニタセンサの出力レベルは時間とともに変化して
いく(符号T12)。
【0031】ステップS302では、積分が終了したか
否かが判定される。モニタセンサの出力レベルが所定レ
ベルVAGC を越えたとき(符号T13)、タイミング信
号φADがハイ(H)からロー(L)に切換わり(符号
T14)、タイミング信号φADが「L」になったと
き、積分が終了したと見做され、ステップS303へ進
む。
【0032】タイミング信号φADは「L」に変化した
後、一定時間が経過すると「H」に切換わり(符号T1
5)、その後、一定の周期で「H」と「L」の間で変化
する。一方モニタセンサの出力レベルは、VAGC を越え
た後、初期状態に復帰する(符号T16)。
【0033】ステップS303では、A/D変換器11
2(図1)のA/D変換の精度が10ビットモードすな
わち第1の精度にセットされる。ステップS304で
は、焦点検出センサ300から出力されてカメラ制御回
路110に入力される画素数、すなわち入力画素数がセ
ットされる。
【0034】ステップS305ではタイミング信号φA
Dが「L」であるか否かが判定される。タイミング信号
φADが「L」に切換えられたとき、焦点検出センサ3
00から1画素のアナログのビデオ信号がA/D変換器
112(図1)に出力される。ステップS305におい
てタイミング信号φADが「L」であると判定されたと
き、ステップS306が実行され、A/D変換が開始さ
れる。ステップS307ではA/D変換が終了したか否
かが判定される。タイミング信号φADの「H」と
「L」の変化の周期は、1画素の信号に対してA/D変
換を行なうための所要時間(P1)よりも長くなるよう
に定められている。したがって、A/D変換が終了する
前にタイミングφADが変化することはない。
【0035】A/D変換が終了すると、ステップS30
7からステップS308へ進む。ステップS308で
は、A/D変換値すなわち10ビットのデジタル画素信
号がカメラ制御回路110のRAMに格納される。この
とき画素信号は、大小関係が反転するように変換されて
RAMに格納される。これは、アナログの画素信号にお
いて最大値が0V、最小値が4Vになるように定められ
ており、A/D変換では電圧の大きさに応じたデジタル
値が得られるからである。
【0036】ステップS311では、再積分フラグが1
であるか否かが判定される。再積分フラグは図8に示す
デフォーカス演算ルーチンにおいて定められる。再積分
フラグは、コントラスト計算によって得られたコントラ
ストの値が基準値以上であるとき0に定められ、コント
ラストの値が基準値よりも小さいとき1に定められる。
【0037】再積分フラグが1であるとき、ステップS
312が実行され、画素信号は2で割り算されて10ビ
ットから9ビットの信号に変換される。すなわち画素信
号は、10ビットの精度から相対的に低い第2の精度
(9ビット)の画素信号に変換される。ステップS31
3ではシフト計算が行なわれ、9ビットの画素信号か
ら、ステップS327において求められたシフト量が引
き算されて8ビットのデータ長の画素信号に変換され
る。これは、カメラ制御回路110のRAMにおけるデ
ータ長が8ビットであるからである。
【0038】ステップS314では、ステップS313
において得られた8ビットの画素信号が8ビットの最大
値(FFh)よりも大きいか否かが判定される。画素信
号が最大値よりも大きいとき、ステップS315におい
て画素信号の値が最大値に設定される。すなわち画素信
号の値は最大値よりも大きくならないように制限され
る。これに対し、画素信号の値が最大値以下であると
き、ステップS314からステップS321へ進む。
【0039】一方ステップS311において再積分フラ
グが0であると判定されたとき、ステップS316が実
行される。ステップS316では、画素信号は4で割り
算されて10ビットから8ビットの信号に変換され、す
なわち第2の精度よりも低い第3の精度の画素信号に変
換される。ステップS317では、これまでに得られた
8ビットの画素信号から最大値と最小値が検出され、カ
メラ制御回路110のRAMに格納される。そしてステ
ップS321が実行される。なお、初めてステップS3
17が実行されるとき、ステップS316において得ら
れた画素信号がそのまま最大値と最小値として定められ
る。
【0040】ステップS321では、ステップS31
3、S315またはS317において得られた画素信号
がカメラ制御回路110のRAMに格納される。ステッ
プS322では、入力画素数から1が減算される。ステ
ップS323において入力画素数がまだ0になっていな
いと判定されたとき、すなわち焦点検出センサ300か
ら出力された全ての画素についてA/D変換が完了して
いないと判定されたとき、ステップS305へ戻る。
【0041】ステップS323において入力画素数が0
になったと判定されると、ステップS324へ進み、積
分動作終了の処理が実行され、カメラ制御回路110か
ら焦点検出センサ300に対して積分動作を終了するた
めの指令信号が出力される。これにより焦点検出センサ
300では電荷の蓄積動作が終了する(符号T17)。
次いでステップS325では、図8に示すデフォーカス
演算ルーチンが実行され、デフォーカス量が求められる
とともに、再積分フラグが0または1に設定される。
【0042】ステップS326では、再積分フラグが1
であるか否かが判定される。再積分フラグが0であると
き、積分処理ルーチンは終了する。これに対し、ステッ
プS325において再積分フラグが1に定められたと
き、ステップS327〜S329が実行され、ステップ
S313において使用されるシフト量が計算される。
【0043】ステップS327では、EEPROM14
6(図1)に格納された所定値がシフト量として設定さ
れる。所定値が0以外の値であるとき、所定値(例えば
128)はそのままシフト量として用いられる。これに
対し、所定値が0であるとき、ステップS329が実行
され、シフト量はステップS317において求められた
最大値と最小値の平均値として求められる。
【0044】ステップS328またはS329の実行の
後、ステップS301へ戻り、再び焦点検出センサ30
0の積分動作が行なわれる。
【0045】以上のように積分処理ルーチンでは、まず
ステップS301〜S308が実行され、焦点検出セン
サ300から出力された画素信号のA/D変換が開始さ
れる。A/D変換は10ビットの精度で行なわれる。最
初は再積分フラグが0であるので、ステップS311か
らステップS316へ進み、画素信号は10ビットから
8ビットに変換される。ステップS317、S321、
S322、S323の順に実行されてステップS305
へ戻り、次の画素についてA/D変換が行なわれる。
【0046】このようにして、焦点検出センサ300か
ら出力された全画素についてA/D変換が完了すると、
ステップS323からステップS324へ進み、ステッ
プS325においてコントラスト計算とデフォーカス演
算が行なわれ、再積分フラグが0または1に設定され
る。再積分フラグが1であるときは、ステップS327
〜S329においてシフト量が求められる。そして、再
び焦点検出センサ300の積分動作が行なわれ、ステッ
プS311からステップS312へ移って、画素信号は
10ビットから9ビットの精度に変換される。
【0047】9ビットの画素信号は、ステップS313
においてシフト量だけ減算されて8ビット長に変換され
る。すなわち画素信号は、各画素間の差が9ビットの精
度を保つようにして、8ビットの信号に変換される。例
えば、9ビットの画素信号においてN番目の画素値が
「244」で(N+1)番目の画素値が「198」であ
り、シフト量が「122」であるとき、減算によってN
番目の画素値は「122」、(N+1)番目の画素値は
「76」になる。すなわち、「244」と「198」の
差(=46)は減算によっても維持される。
【0048】図8は図6のステップS325において実
行されるデフォーカス演算ルーチンのフローチャートで
ある。
【0049】ステップS401ではコントラスト計算が
行なわれる。すなわち、焦点検出センサ300から出力
された各画素信号に関し、隣接する画素の値の差の絶対
値の総和(コントラスト値)が計算される。ステップS
402では、デフォーカス演算が行なわれる。デフォー
カス演算は従来公知であり、すなわち焦点検出センサ3
00に形成された2つの被写体像のずれ量に基づいてレ
ンズのデフォーカス量が求められる。
【0050】ステップS403では、再積分フラグが1
であるか否かが判定される。再積分フラグの初期値は0
であるので、初めてステップS403が実行されると
き、ステップS405へ進む。ステップS405では、
ステップS401において求められたコントラスト値が
基準値よりも小さいか否かが判定される。コントラスト
値が基準値よりも小さいとき、すなわち焦点検出センサ
300によって得られた被写体像のコントラストが相対
的に低いとき、被写体像の合焦状態を高精度に検出でき
ないので、ステップS407において、デフォーカス演
算に使用される画素信号のビット長を大きくすべく、再
積分フラグが1に設定され、このルーチンは終了する。
これに対し、コントラスト値が基準値以上であるとき、
ステップS406において再積分フラグが0に設定さ
れ、このルーチンは終了する。
【0051】一方、ステップS403において再積分フ
ラグが1であると判定されたとき、このデフォーカス演
算ルーチンは既に実行されており、また積分処理ルーチ
ンにおいて9ビットの精度の画素信号が求められてい
る。このとき、ステップS404が実行され、前回求め
られたデフォーカス量と今回求められたデフォーカス量
との平均値が有効なデフォーカス量として決定され、カ
メラ制御回路110のRAMに格納される。そしてステ
ップS406が実行され、このルーチンは終了する。デ
フォーカス量は、図4のステップS205においてRA
Mから読み出され、レンズ群201、202の移動量を
求めるために用いられる。
【0052】以上のように本実施形態は、コントラスト
をまず8ビットの精度で求め、コントラストが基準値よ
りも小さいと判定されたときには、9ビットの精度すな
わち8ビットの2倍の精度でコントラストを求めるよう
に構成されている。したがって、焦点検出を常に高精度
に行なうことが可能になり、また回路構成を複雑にする
必要はない。
【0053】また本実施形態は、コントラスト計算にお
いて9ビットの精度を利用したときであっても、ステッ
プS313の計算によって、画素信号のデータ長は8ビ
ットに変換されている。したがって、カメラ制御回路1
10のRAMのデータ長を変更する必要なはく、コント
ラスト計算の処理は簡単である。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な回
路構成により、焦点検出の精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である焦点検出装置を備え
たカメラの電気的な構成をブロック図である。
【図2】カメラの動作の全体的な制御を行なうメインル
ーチンのフローチャートの前半部分である。
【図3】メインルーチンのフローチャートの後半部分で
ある。
【図4】AF処理ルーチンのフローチャートである。
【図5】積分処理ルーチンのフローチャートの前半部分
である。
【図6】積分処理ルーチンのフローチャートの後半部分
である。
【図7】焦点検出センサに対する制御を示すタイミング
チャートである。
【図8】デフォーカス演算ルーチンのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
110 カメラ制御回路 112 A/D変換器 300 光学センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を検出し、この被写体像に対応
    したアナログ画素信号を出力する光学センサと、 前記アナログ画素信号を第1の精度のデジタル画素信号
    に変換するA/D変換器と、 前記第1の精度のデジタル画素信号を、前記第1の精度
    よりも低い第2の精度の画素信号、または前記第2の精
    度よりも低い第3の精度の画素信号に変換可能な精度変
    換手段と、 前記第2または第3の精度の画素信号に基づいてコント
    ラスト計算を行ない、前記被写体像のコントラストを求
    めるコントラスト計算手段と、 前記コントラストが基準値よりも小さいか否かを判定す
    るコントラスト判定手段とを備え、 前記コントラスト判定手段が、前記第3の精度の画素信
    号に基づいて行なわれたコントラストが前記基準値より
    も小さいと判定したとき、前記コントラスト計算手段は
    前記第2の精度の画素信号に基づいてコントラスト計算
    を行なうことを特徴とする焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の精度が前記第3の精度の2倍
    であることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2および第3の精度がそれ
    ぞれ10ビット、9ビットおよび8ビット精度であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  4. 【請求項4】 前記精度変換手段によって得られた第2
    の精度の画素信号に対し、所定のシフト量だけ減算する
    画素信号減算手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の焦点検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第2および第3の精度がそれぞれ9
    ビットおよび8ビット精度であり、前記画素信号減算手
    段は、9ビットの画素信号が8ビット長になるように減
    算することを特徴とする請求項4に記載の焦点検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記シフト量が固定値であることを特徴
    とする請求項4に記載の焦点検出装置。
  7. 【請求項7】 前記シフト量が前記第2の精度の画素信
    号の最大値と最小値に基づいて計算されることを特徴と
    する請求項4に記載の焦点検出装置。
  8. 【請求項8】 前記シフト量が前記第2の精度の画素信
    号の最大値と最小値の平均値であることを特徴とする請
    求項7に記載の焦点検出装置。
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