JP2000081542A - 光ファイバ接続器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐接続作業が簡単で、部品点数も少なく、
取り扱いが容易な光ファイバ接続器を提供すること。 【解決手段】 本発明の光ファイバ接続器は、中央に、
複数個のガラス毛細管４が並列に設置してあり、その両
側に光ファイバを案内すると共に接着剤８により保持固
定する案内部１ａ、１ｂを備えた本体１と、カバーガラ
ス２とを具備し、予め、支線側から他の光学要素に接続
可能な端部１１を有する光ファイバ６が各ガラス毛細管
４に挿入されて固定されており、接続時に、幹線側から
各ガラス毛細管４の並列ピッチに拡開された複数心光フ
ァイバ５の各光ファイバ５ａが挿入固定可能になってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ接続器
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】例えば、通信サービス業者の電話局等と
各加入者とを結ぶ加入者系光ファイバネットワークを構
築する際に用いる光ファイバケーブルは、加入者の数だ
け必要なことから膨大な数にのぼる。このため、通信線
を高密度化することを目的として、電話局等の幹線側の
光ファイバケーブルには、複数本の光ファイバを並列結
束させた複数心光ファイバが用いられる。

【０００３】電話局等の幹線側の複数心光ファイバから
各加入者への光ファイバの分岐引込みは、幹線側の複数
心光ファイバの接続端部を単心（又は二心等複数心）の
光ファイバに分岐し、分岐した各光ファイバに支線側の
光ファイバを接続して行う。

【０００４】従来、光ファイバを接続するのに用いる光
ファイバ接続器としては、単心光ファイバ同士を接続す
るものと複数心光ファイバ同士を接続するものとがあ
り、これらはいずれも幹線側と支線側の両側を同時に接
続する構造であり、かつ、本体の両側が対称な形状とさ
れている。

【０００５】また、融着接続されたテープ状を呈する多
心光ファイバと単心光ファイバの各々の端部に予め多心
光コネクタプラグおよび単心光コネクタプラグが取り付
けられた構造の多心単心光ファイバ変換器も使用されて
いる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、加入者系光
ファイバネットワークを構築する際に用いる光ファイバ
ケーブルは、将来の加入者増加に備えて支線側の光ファ
イバを随時に接続可能としておくことが求められる。

【０００７】このような要求に対して、従来の光ファイ
バ接続器は、予め幹線側と支線側の両側を同時に接続す
る構造として開発されたものであり、新たな加入者が生
じた場合、先に光ファイバを接続するために用いられた
接着剤等の固定用手段のために後で分岐接続を行うこと
は極めて困難であった。しかも、後で接続される光ファ
イバの被覆部外径は、先に接続されている光ファイバの
被覆部外径と異なることもあり、幹線側と支線側の両側
が対称形状である従来の光ファイバ接続器では、後に光
ファイバを接続することができないという問題もあっ
た。

【０００８】また、従来の光ファイバ接続器は、幹線側
と支線側の両側を同時に接続する構造として開発された
ものであるため、現場で幹線側のテープ状の多心光ファ
イバを光ファイバ接続器に一括して接続する作業が必要
であり、熟練者であっても容易には接続することができ
ないという問題があった。

【０００９】また、テープ状の多心光ファイバのような
複数本の光ファイバを一束にまとめた構造のまま挿入固
定されると、多心光ファイバに曲げ応力が作用した場
合、応力を逃がしきれず、各光ファイバと光ファイバ接
続器との接合部分に曲げ応力が影響する問題があった。
更に、光ファイバを接続する現場でテープ状の多心光フ
ァイバの被覆を除去する際に被覆を加熱することが必要
となる問題もあった。

【００１０】更に、従来の多心単心光ファイバ変換器を
使用する場合には、光ファイバを接続する現場で接続す
る幹線側の多心光ファイバに、多心光コネクタを装着し
成端処理する作業が必要になり、この作業には多心光コ
ネクタの接着工具および研磨設備と熟練とを要するとい
う問題がある。

【００１１】本発明は従来の光ファイバ接続器の上記問
題点に鑑み提案されたもので、その目的とするところ
は、後での分岐接続を可能とし、接続作業が簡単で、取
扱いが容易な光ファイバ接続器を提供することである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、中央に、幹線側と支線側のそれぞれから光
ファイバを挿入して接続するための複数個のガラス毛細
管が並列に設置してあり、該ガラス毛細管の両側に光フ
ァイバをガラス毛細管に案内すると共に接着剤により保
持固定する案内部を備えた本体と、前記ガラス毛細管お
よび前記案内部の上面を被覆保護するために前記本体に
取り付けられたカバーガラスとを具備し、予め、支線側
から他の光学要素に接続可能な端部を有する光ファイバ
が各ガラス毛細管に挿入されて固定されており、接続時
に、幹線側から各ガラス毛細管の並列ピッチに拡開され
た複数本の光ファイバが、各ガラス毛細管に挿入されて
前記支線側の光ファイバに接続固定される構成になって
いることを特徴とする光ファイバ接続器を提供するもの
である。

【００１３】本発明の光ファイバ接続器は上記構成から
なるため、必要時に、光ファイバ接続器の各ガラス毛細
管の支線側に予め固定されている光ファイバのうち必要
な回線の光ファイバの端部を、支線側の光ファイバや通
信機器に接続することができる。また、幹線側は、各ガ
ラス毛細管の並列ピッチに拡開された複数本の光ファイ
バを、予め各ガラス毛細管に挿入されている支線側の光
ファイバに接続固定することが可能に構成されているの
で、幹線側の多心光ファイバを分岐し各ガラス毛細管の
並列ピッチに拡開して接続固定することにより、接続現
場で幹線側の多心光ファイバに多心コネクタを取り付け
て成端する作業が不要となる。このような分岐拡開され
て接続固定された多心の光ファイバに曲げ応力が作用し
た場合、多心光ファイバの分岐拡開されて湾曲した部分
が容易に変形し、各光ファイバとガラス毛細管との接合
部分に曲げ応力の影響が及ばない。更に、多心光ファイ
バを分岐することにより、光ファイバの被覆を加熱が不
要な単心光ファイバ用被覆除去器または同様の機構を有
する多心一括除去器で容易に除去することができる。ま
た、分岐した多心の光ファイバを拡開するようにしたこ
とにより、各ガラス毛細管の直径を並列ピッチまで大き
くして開口端の開口径を大きくすることができるので、
テープ状の多心光ファイバままの場合に比べて各ガラス
毛細管への多心光ファイバの挿入を格段に容易にするこ
とができる。

【００１４】カバーガラスは、ガラス毛細管および光フ
ァイバの被覆部を本体と一体で保護し、後に光ファイバ
を接続する際にも、本体から取り外す必要がないため構
成部品の点数が少なく、取扱いが容易で作業性を向上さ
せることができる。

【００１５】また、本発明の光ファイバ接続器は、支線
側の光ファイバの端部に光コネクタが取り付けられてい
るので、光コネクタにより、随時、必要な回線を、光コ
ネクタ用レセプタクルや光コネクタプラグが取り付けら
れている光ファイバまたは通信機器に、確実かつ容易に
繰り返し着脱可能に接続することができる。

【００１６】更に、本発明の光ファイバ接続器は、本体
の幹線側に外部環境から光ファイバ接続器内を被覆保護
する包被材が挿抜可能に挿着されているので、包被材
が、接続作業等の取扱い時に、既に固定されている光フ
ァイバに曲げによる過度の負荷がかかるのを防止すると
共に、光ファイバ接続部と後に接続される幹線側の多心
光ファイバが挿入されるガラス毛細管および案内部に塵
埃が侵入するのを軽減する。

【００１７】

【発明の実施の形態】図１は本発明の光ファイバ接続器
の実施例を示す図であって、（Ａ）は一部破断斜視説明
図、（Ｂ）は断面図、図２は本発明の光ファイバ接続器
の接続状態を示す縦断側面図であって、これらの図にお
いて、１は本体、２はカバーガラス、３は包被材となる
ゴムブーツ、４はガラス毛細管、５は幹線側の多心光フ
ァイバ、６は支線側の単心光ファイバ、７は屈折率整合
剤、８は接着剤、９は注射器、１０は紫外線ランプ、１
１は単心光コネクタプラグをそれぞれ示している。

【００１８】本体１は、本実施例では低膨張係数の樹脂
で構成されたものを例示しており、中央に複数個並列設
置されたガラス毛細管４を有し、両側に各ガラス毛細管
４に挿入される多心光ファイバ５、単心光ファイバ６の
それぞれの案内部１ａ、１ｂを備えている。各ガラス毛
細管４の支線側には、端部に単心光コネクタプラグ１１
が取り付けられた４本の単心光ファイバ６がガラス毛細
管４へ挿入され、本体１およびカバーガラス２に接着固
定されている。

【００１９】詳しくは、単心光コネクタプラグ１１が取
り付けられ先端の被覆部が剥離除去された複数本の光フ
ァイバ６が、ゴムブーツ３に挿通され、その先端が本体
１の案内部１ｂに形成してあるガイド溝１ｄを通じて各
ガラス毛細管４のフレア状に加工された開口端４ｂから
中央部まで挿入され、本体１の案内部１ｂとカバーガラ
ス２とに接着固定されている。

【００２０】本体１の両端周囲は、後述するゴムブーツ
３、３の装着を容易にするために面取り加工されてい
る。ガラス毛細管４は本体１の中央に一定のピッチで予
め接着固定されており、例えばその寸法は外径１．８ｍ
ｍ、全長１４ｍｍであり、１．８ｍｍピッチで４本配置
した場合を例示している。この場合の本体１の概略寸法
を例示すると、例えば、長さが３０ｍｍ、幅が１０ｍ
ｍ、高さが４ｍｍである。また、ガラス毛細管４の中央
には屈折率整合剤７を注入するためのスロット４ａが設
けてある。

【００２１】本体１の両端からガラス毛細管４の両端に
かけての案内部１ａ、１ｂには、多心光ファイバ５、単
心光ファイバ６のガラス毛細管４への挿入作業を容易に
するために、ガラス毛細管４の配置ピッチに合わせてガ
イド溝１ｃ、１ｄを形成している。一方のガイド溝１ｃ
は、多心光ファイバ５の各光ファイバ５ａを状ガラス毛
細管４に一括挿入するガイドとなり、他方のガイド溝１
ｄは、各単心光ファイバ６を個別にガラス毛細管４に挿
入するガイドとなった後、各単心光ファイバ６の被覆部
を保持固定する機能を有する。

【００２２】カバーガラス２は、本体１の中央に設置さ
れたガラス毛細管４および両側の光ファイバ５、６の案
内部１ａ、１ｂを被覆保護するために本体１の上面に予
め接着固定されている。本体１には、カバーガラス２の
位置決め段部或いは嵌合溝（図示省略）が形成される。
このカバーガラス２は、外部より接続状態を観察するこ
とができ、作業性を向上させることができる透明な板ガ
ラスを使用するのが好ましい。カバーガラス２は、両側
に光ファイバ５、６の挿入および接着剤８の注入を容易
にする隙間を確保するために、本体１よりも少し短い長
さ（例えば、本体が３０ｍｍの場合では２６ｍｍ）とし
ている。接着剤８には、カバーガラス２の上から紫外線
等の光を透過照射させて接着剤８を硬化させることがで
きる光硬化型接着剤を使用するのが好ましい。

【００２３】多心光ファイバ５を本体１およびカバーガ
ラス２に接着固定するための接着剤８の注入手段として
注射器９を使用するのが好ましい。このような注入手段
によれば、接着剤８を本体１とカバーガラス２との隙間
から目的個所に正確に、かつ過不足なく適量を注入する
ことができる。

【００２４】包被材として用いられるゴムブーツ３、３
は、本体１のガラス毛細管４内で接着固定されて延在す
る単心光ファイバ６と後に接続される多心光ファイバ５
が挿入されるガラス毛細管４およびガイド溝１ｃとを被
覆保護するもので、適当なゴム材料により、大径端３ａ
と小径端３ｂと、その間に形成される円弧状部３ｃとか
らなる形状に成形されている。大径端３ａは、本体１へ
の挿入側端部となるため、本体１の端部外周径より僅か
に小さい内周径とされ、小径端３ｂは複数心光ファイバ
５又は複数本の単心光ファイバ６を若干の余裕をもって
挿通できる程度に集束する内径とされる。このゴムブー
ツ３、３のうち幹線側のものは挿抜可能になっており、
後に接続される多心光ファイバ５が挿入されるガラス毛
細管４の中心孔４ｂ内およびガイド溝１ｃに塵埃が侵入
することから保護すると共に多心光ファイバ５が挿入さ
れ接続された後に接着固定部を保護し、単心光ファイバ
６の接続作業等の取扱い時に、既に固定された多心光フ
ァイバ５に曲げによる過度な負荷がかからないようにす
るために使用される。

【００２５】本発明の光ファイバ接続器の実施例は以上
の構成からなり、次に、その一使用例を説明する。先
ず、概略を説明すると、本発明の光ファイバ接続器は、
幹線側の多心光ファイバ５の光ファイバ５ａ全てを一括
して先にガラス毛細管４へフレア状に加工された開口端
４ｃから挿入し、既に光ファイバ接続器に接着固定され
ている各単心光ファイバ６に突き合わせた後、紫外線硬
化型の接着剤８で本体１およびカバーガラス２に接着固
定する。その後、必要に応じて支線側の単心光コネクタ
プラグ１１が取り付けられている複数本の単心光ファイ
バ６を光コネクタ用レセプタクルや光コネクタプラグが
取り付けられている光ファイバまたは通信機器に接続す
る。

【００２６】具体的には、幹線側のテープ状の多心光フ
ァイバ５の先端を一方のゴムブーツ３に挿通してから先
端を複数本の各光ファイバ５ａに分岐し、その状態で各
光ファイバ５ａの先端の被覆部を剥離除去し、その先端
を図３の（Ａ）に示すように、本体１の一方の案内部１
ａに形成してあるガイド溝１ｃを利用して、各ガラス毛
細管４に開口端４ｃから挿入し、予め固定されている単
心光ファイバ６の端面に突き合わせる。挿入状態は、透
明なカバーガラス２を通して目視確認しながら行う。そ
して、図３の（Ｂ）に示すように、注射器９により、接
着剤８を本体１の一方の案内部１ａとカバーガラス２の
隙間から注入する。その後、図３の（Ｃ）に示すよう
に、紫外線ランプ１０により紫外線を照射して注入され
ている紫外線硬化型の撞着剤８を硬化させ、本体１の一
方の案内部１ａにおいて多心光ファイバ５の各光ファイ
バ５ａを本体１とカバーガラス２とに接着固定し、ゴム
ブーツ３を本体１に差込み嵌合する。

【００２７】次いで、単心光ファイバ６に取り付けられ
ている単心光コネクタプラグ１１を、必要に応じて通信
機器のレセプタクル等に挿入し固定して接続が完了す
る。

【００２８】本発明の光ファイバ接続器の性能を確認す
るため、波長１．３１μｍおよび１．５５μｍの光信号
を使用し、幹線側および支線側の光ファイバとして直径
１２５μｍ、コア径９μｍのシングルモード光ファイバ
を用いて接続試験を行った。その結果、平均接続損失は
０．２ｄｂ以下、平均反射減衰量は５０ｄｂ以上であ
り、また、−３０〜７０℃の温度サイクル試験で光信号
の変動値は０．２ｄｂ以内という優れたものであった。

【００２９】以上説明したように、本発明の光ファイバ
接続器は、特に、テープ状の多心光ファイバ５を単心光
ファイバ６に分岐接続する場合に好適である。この場
合、多心光ファイバ５は一括でガラス毛細管４に挿入し
本体１とカバーガラス２とに接着固定することができ
る。一方、単心光ファイバ６は、随時、必要本数を、個
別に単心光コネクタプラグ１１により、光コネクタ用レ
セプタクルや光コネクタプラグが取り付けられている光
ファイバまたは通信機器に、確実かつ容易に繰り返し着
脱可能に接続することができる。多心光ファイバ５の案
内部１ａは、テープ状のものを１つだけでなく、複数個
を並列に設置可能（仕切り壁はあってもなくてもよい）
に設けてもよい。

【００３０】次に図４は本発明の光ファイバ接続器の他
の実施例を示すもので、カバーガラス２のガラス毛細管
４の両端付近に接着剤８を注入するための開口部２ａ、
２ｂを設けたものである。なお、開口部２ａ、２ｂを設
ける代わりに、図４の２ｃ、２ｄ、２ｅで示すようにカ
バーガラス２を３つに分割して構成してもよい。

【００３１】このように構成することによって、被覆部
を取り除いた光ファイバを膨張係数の小さいガラス毛細
管に接着剤で直接固着し、被覆部を光ファイバ接続器
（本体およびカバーガラス）に接着剤で固着することが
できるので、膨張係数の大きい接着剤の伸縮による影響
を最小にすることができ、光ファイバ接続器内の光ファ
イバ接続部の接続性能の安定性（温度サイクル試験の際
の光信号の変動を小さくすることができる）と信頼性の
向上を図ることができる。また、多少粘度の高い（流動
性の低い）接着剤であっても光ファイバと光ファイバ接
続器（本体とカバーガラス）との間に容易に注入・分散
させることができる等の利点がある。

【００３２】本発明の実施例においては、紫外線硬化型
の接着剤８を用いて多心光ファイバ５の被覆部を本体１
とカバーガラス２とに接着固定するようにしたため、機
械的クランプ手段等による固定構造のものに比べて、光
ファイバ接続器を小型コンパクト化することができ、コ
スト低減が図れ、接続作業性も向上させることができ
る。なお、使用する接着剤８の種類は上記のものに限定
されるものではなく、屈折率整合性を有する接着剤８を
用いてもよい。この場合には、多心光ファイバ５の各光
ファイバ５ａを挿入する前に注入してもよい。また、本
体１には両側を識別するための表示を施すことによっ
て、接続作業時の錯誤を防止することができる。本発明
の光ファイバ接続器は、複数本の単光ファイバ同士の接
続にも使用可能であることは勿論である。

【００３３】また、上記の実施例においては、光ファイ
バ接続器の単心光ファイバ６に単心光コネクタプラグ１
１が取り付けられた例を示したが、単心光ファイバ６と
支線側の他の光ファイバとを融着スプライス接続、メカ
ニカルスプライス接続、接着スプライス接続等の他の接
続方法により直接接続するようにしてもよく、単心光フ
ァイバ６を支線側の通信機器に直接接続するようにして
もよい。

【００３４】

【発明の効果】本発明の光ファイバ接続器によれば、多
心光ファイバの分岐接続作業が簡単で、部品点数も少な
く、取扱いが容易な光ファイバ接続器を提供することが
でき、例えば、電話局と各加入者を転ぶ加入者系光ファ
イバネットワークを構築する際の幹線側の光ファイバと
支線側の光ファイバとを接続するのに好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の光ファイバ接続器の実施例を示す図で
あって、（Ａ）は一部破断斜視説明図、（Ｂ）は断面
図。

【図２】本発明の光ファイバ接続器の接続状態を示す縦
断側面図。

【図３】（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）は接続順序を示す説明
図。

【図４】他の実施例を示す説明図。

【符号の説明】

１ 本体 ２ カバーガラス ３ ゴムブーツ ４ ガラス毛細管 ５ 多心光ファイバ ６ 単心光ファイバ ７ 屈折率整合剤 ８ 接着剤 ９ 注射器 １０ 紫外線ランプ １１ 単心光コネクタプラグ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 義正 滋賀県大津市晴嵐２丁目７番１号 日本電 気硝子株式会社内 Ｆターム(参考） 2H036 AA02 CA01 CA08 DA05 EA01

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央に、幹線側と支線側のそれぞれから
   光ファイバを挿入して接続するための複数個のガラス毛
   細管が並列に設置してあり、該ガラス毛細管の両側に光
   ファイバをガラス毛細管に案内すると共に接着剤により
   保持固定する案内部を備えた本体と、前記ガラス毛細管
   および前記案内部の上面を被覆保護するために前記本体
   に取り付けられたカバーガラスとを具備し、予め、支線
   側から他の光学要素に接続可能な端部を有する光ファイ
   バが各ガラス毛細管に挿入されて固定されており、接続
   時に、幹線側から各ガラス毛細管の並列ピッチに拡開さ
   れた複数本の光ファイバが、各ガラス毛細管に挿入され
   て前記支線側の光ファイバに接続固定される構成になっ
   ていることを特徴とする光ファイバ接続器。
2. 【請求項２】 支線側の光ファイバの端部に光コネクタ
   が取り付けられてれいることを特徴とする請求項１に記
   載の光ファイバ接続器。
3. 【請求項３】 本体の幹線側に外部環境から光ファイバ
   接続器内を被覆保護する包被材が挿抜可能に挿着されて
   いることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の
   光ファイバ接続器。