JP2000080908A - バルブリフタ支持構造 - Google Patents

バルブリフタ支持構造

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JP2000080908A
JP2000080908A JP10252878A JP25287898A JP2000080908A JP 2000080908 A JP2000080908 A JP 2000080908A JP 10252878 A JP10252878 A JP 10252878A JP 25287898 A JP25287898 A JP 25287898A JP 2000080908 A JP2000080908 A JP 2000080908A
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Japan
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valve lifter
valve
lifter
sleeve
axial direction
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JP10252878A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Sanpei
和久 三瓶
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2307/00Preventing the rotation of tappets

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元カム用のバルブリフタを回転させない
ためにリフタボアにガイド溝等のガイドを設ける構成を
採用する場合にも、製造コストの上昇が防止できるバル
ブリフタ支持構造の提供。 【解決手段】 シリンダヘッド9に設けられた穴部9a
にスリーブ23が固定され、このスリーブ23に設けら
れた摺動穴をリフタボア23aとしてバルブリフタ19
が配置されている。このリフタボア23aは単なる円筒
形状ではなく、リフタボア軸方向へ延びる溝23bが設
けられている。シリンダヘッド9に形成されるのは単な
る円筒形の穴部9aであり、内面は摺動面ではないので
形成は極めて容易である。また、スリーブ23は単純な
形状でかつ小形であるため、機械加工により、スリーブ
23内に円筒形の摺動穴と軸方向への溝23bとを形成
することは容易である。したがって、全体としても製造
コストの上昇を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のバルブ
と3次元カムとの間に配置されるバルブリフタを支持す
るバルブリフタ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の吸気バルブあるいは排
気バルブの開閉弁タイミングを内燃機関の運転状態に応
じて可変とする可変バルブタイミング機構が知られてい
る。この可変バルブタイミング機構の一種として、図1
3に示すごとく回転軸方向(図示矢印Z方向)に移動可
能な3次元カム211を用いてバルブ218のリフト量
を可変とすることで開閉弁タイミングを調整するもの
(特開平10−121926号公報等)が知られてい
る。
【0003】このような3次元カムを用いた可変バルブ
タイミング機構では、カム面211aの傾斜角度が回転
に応じて変化する。このため、バルブリフタ219の上
面219aにカムフォロワ223を揺動可能に配置して
カム面211aの傾斜角度の変化に対応させている。な
お、バルブリフタ219の上面219aには、3次元カ
ム211の回転方向に平行に伸びるガイド溝221が形
成され、このガイド溝221内に半円柱状のカムフォロ
ワ223を配置することで、カムフォロワ223は揺動
可能に支持される。このようにして、3次元カム211
とバルブリフタ219との十分な接触状態を維持して耐
久性を向上させていた。
【0004】このような構成では、半円柱状のカムフォ
ロワ223の揺動軸方向(図示矢印S方向)を常に3次
元カム211の回転方向に平行に維持しておく必要があ
る。このため、バルブリフタ219の外周面219bに
は突起225が設けられて、シリンダヘッド227側に
形成されているリフタボア229の内周面に形成された
ガイド溝内に係合されている。ガイド溝は、バルブリフ
タ219の軸方向(バルブ駆動方向を示す図示矢印方
向)に延びている。このため、バルブリフタ219は、
リフタボア229内を軸方向に摺動可能であるが回転不
能に支持されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、シリンダ
ヘッド227側にリフタボア229を形成するには、シ
リンダヘッド227に円筒形の穴部を形成するととも
に、その内周面において軸方向にガイド溝を形成しなく
てはならない。単に円筒形の穴を形成するのみならばリ
フタボア229を形成することは比較的容易である。し
かし、ガイド溝を軸方向に形成するとなると、シリンダ
ヘッド227が大きくて形状の複雑な部材であることも
あって、機械加工が困難となり製造コストの上昇が避け
られないという問題が発生する。
【0006】本発明は、上述したごとくバルブリフタを
回転させないためにリフタボアにガイド溝等のガイドを
設ける構成を採用する場合にも、製造コストの上昇が防
止できるバルブリフタ支持構造の提供を目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のバルブリ
フタ支持構造は、回転軸方向にプロフィールが異なる3
次元カムのカム面に対してカムフォロアを介して接触す
ることにより、前記内燃機関の回転に応じた前記カム面
の位置変化を内燃機関のバルブ開度に反映させるバルブ
リフタの支持構造であって、内燃機関のシリンダヘッド
に設けられた穴部と、該穴部に固定され、軸方向に摺動
可能かつ回転不能に前記バルブリフタを支持する摺動穴
を有するスリーブとを備えたことを特徴とする。
【0008】このように、直接、シリンダヘッドにリフ
タボアが形成されているのではなく、シリンダヘッドに
設けられた穴部にスリーブが固定されて、このスリーブ
に設けられた摺動穴をリフタボアとして、バルブリフタ
が軸方向に摺動可能かつ回転不能に支持されている。
【0009】このスリーブは、シリンダヘッドの穴部に
固定できるものであり、全体として単純で小形である。
このため、機械加工により、スリーブ内にバルブリフタ
を軸方向に摺動可能かつ回転不能に支持できる摺動穴を
形成することは容易となる。
【0010】またシリンダヘッドの穴部はスリーブを固
定できればよく、例えば単純な円筒形に形成すればよ
く、その機械加工は容易である。したがって、全体とし
て製造コストの上昇を防止できる。
【0011】請求項2記載のバルブリフタ支持構造は、
請求項1記載の構成に対して、前記摺動穴は円筒以外の
筒形状をなし、前記バルブリフタの外形は、前記摺動穴
の形状に対応した形状であることを特徴とする。
【0012】このような摺動穴は、例えば、円筒形状の
穴に軸方向に溝を設けた形状が該当する。これ以外に、
楕円形や多角形、あるいは円形、楕円形および多角形を
適宜組み合わせた形状でもよい。このように摺動穴が円
筒以外の形状であり、これに対応してバルブリフタの外
形が形成されていれば、バルブリフタを軸方向に摺動可
能かつ回転不能に支持できる。そして、同時に、スリー
ブの製造およびシリンダヘッドの機械加工は容易であ
り、製造コストの上昇を防止できる。
【0013】請求項3記載のバルブリフタ支持構造は、
請求項1記載の構成に対して、前記摺動穴の内周面には
軸方向に延びる溝が形成され、前記バルブリフタの外周
面に形成されたガイド突起に係合することで、前記バル
ブリフタを、前記軸方向に摺動可能かつ回転不能に支持
することを特徴とする。
【0014】より具体的には、このように溝を摺動穴の
内周面において軸方向に設け、バルブリフタの外周面に
形成されたガイド突起に係合させることで、バルブリフ
タを軸方向に摺動可能かつ回転不能に支持できる。そし
て、同時に、スリーブの製造およびシリンダヘッドの機
械加工は容易であり、製造コストの上昇を防止できる。
【0015】請求項4記載のバルブリフタ支持構造は、
請求項1記載の構成に対して、前記摺動穴の内周面には
軸方向に延びる平面が形成され、前記バルブリフタの外
周面に形成された平面に対面させることで、前記バルブ
リフタを、前記軸方向に摺動可能かつ回転不能に支持す
ることを特徴とする。
【0016】別の具体例としては、このように平面を摺
動穴の内周面に軸方向に設け、バルブリフタの外周面に
形成された平面に対面させることで、バルブリフタを軸
方向に摺動可能かつ回転不能に支持できる。そして、同
時に、スリーブの製造およびシリンダヘッドの機械加工
は容易であり、製造コストの上昇を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は実施の形
態1としてのバルブリフタ支持構造を適用したバルブ駆
動機構を示し、図2は、図1の構成が適用された車両用
ガソリンエンジン(以下、エンジンと称する)1の概略
構成を示している。このエンジン1のバルブ駆動方式は
DOHC4バルブタイプである。
【0018】エンジン1を構成するシリンダブロック2
には複数のシリンダ3が設けられ、各シリンダ3にはピ
ストン4が配置されている。各ピストン4はクランクケ
ース5に支持されるクランクシャフト6に対しそれぞれ
コンロッド7にて連結されている。またクランクシャフ
ト6の一端にはクランクシャフトタイミングプーリ8が
設けられている。
【0019】シリンダブロック2の上側に設けられるシ
リンダヘッド9には、吸気側カムシャフト10が複数の
ジャーナル軸受22にて回転可能にかつ回転軸方向(図
1図示矢印方向)に移動可能に支持されている。この吸
気側カムシャフト10には各シリンダ3に2つずつの吸
気側カム11が一体的に設けられている。更に、シリン
ダヘッド9には複数のジャーナル軸受にて排気側カムシ
ャフト12が回転可能にかつ回転軸方向に移動不可能に
支持されている。この排気側カムシャフト12には各シ
リンダ3に2つずつの排気側カム13が一体的に設けら
れている。
【0020】吸気側カムシャフト10の一端にはカムシ
ャフトタイミングプーリ14およびシャフト駆動機構1
5が一体的に設けられている。一方、排気側カムシャフ
ト12の一端には、カムシャフトタイミングプーリ16
が設けられている。各カムシャフトタイミングプーリ1
4,16は前記クランクシャフトタイミングプーリ8に
タイミングベルト17で連結されている。このような構
成により、クランクシャフト6が回転すると吸気側カム
シャフト10および排気側カムシャフト12が回転駆動
されるようになっている。
【0021】各シリンダ3には、吸気バルブ18が2個
ずつ配設されている。この吸気バルブ18は、吸気側カ
ム11に対してバルブリフタ19を介してそれぞれ駆動
連結されている。各バルブリフタ19は、シリンダヘッ
ド9に取り付けられている後述するごとくのスリーブに
より回転不能かつ摺動可能に支持されている。
【0022】更に、各シリンダ3には、排気バルブ20
が2個ずつ配設されている。この排気バルブ20は、排
気側カム13に対してバルブリフタ21を介してそれぞ
れ駆動連結されている。各バルブリフタ21は、シリン
ダヘッド9に設けられている図示しないリフタボア内に
摺動可能に支持されている。
【0023】吸気側カムシャフト10に支持されている
吸気側カム11は3次元カムであり、そのカム面11a
のプロフィールがその回転軸方向に連続無段階に変化す
るように形成されている。一方、排気側カムシャフト1
2に支持されている排気側カム13はプロフィールがそ
の回転軸方向に変化しない通常のカムである。
【0024】図3の拡大斜視図および図4の分解斜視図
に示すように、吸気バルブ18側のバルブリフタ19は
円筒状に形成され、その外周面19aにはガイド突起1
9bが突出状態で設けられている。
【0025】このバルブリフタ19は、直接、シリンダ
ヘッド9に取り付けられるのではない。バルブリフタ1
9は、図6〜8に示すごとく、シリンダヘッド9に設け
られた円筒形の穴部9aに対して、圧入により固定され
た図5の斜視図に示すスリーブ23に対して取り付けら
れる。このスリーブ23の中心部には円筒状の貫通穴と
してリフタボア23aが形成されており、このリフタボ
ア23a内にバルブリフタ19が配置される。このと
き、バルブリフタ19の外周面19aに設けられたガイ
ド突起19bは、図6の平面図に示したごとく、リフタ
ボア23aの内周面にリフタボア軸方向に形成されてい
る断面矩形の溝23bに挿入される。
【0026】こうして、バルブリフタ19の円筒状の外
周面19aは、リフタボア23aの円筒状の内周面に密
着し、ガイド突起19bの両側面19cは、溝23bの
両側面23cに密着状態となる。
【0027】この構成において、図7,8(図6におけ
るA−A断面図)に示したごとく、吸気側カムシャフト
10が回転すると吸気側カム11のカム面11aの位置
が変動し、この位置変化に連動してバルブリフタ19が
スリーブ23内で上下動する。このときに、上述した構
成により、バルブリフタ19はリフタボア軸方向には摺
動可能であるが、ガイド突起19bと溝23bとの係合
により回転はできない。
【0028】バルブリフタ19の上面19dにはカムフ
ォロアホルダ24が一体的に形成され、同カムフォロア
ホルダ24のガイド溝24a内には、カムフォロア25
がその幅方向に揺動可能に支持されている。バルブリフ
タ19はシリンダヘッド9との間に圧縮状態で配置され
ているバネ18a(図1)により吸気側カム11側へ付
勢されている。このため、カムフォロア25のカム摺動
面25aは、吸気側カム11のカム面11a側へ押圧さ
れて、カム面11aに対して摺動状態に接触されるとと
もに、カムフォロア25はカム面11aに従って揺動す
る。
【0029】カムフォロア25は、図4の分解斜視図に
示したごとく、半円柱状の本体25bと、この本体25
bにおける揺動軸方向(図4矢印B方向)の中央部に本
体25bよりも大径に形成された拡大部25cとを有し
ている。この本体25bの円柱状外周面が、図3に示し
たごとくバルブリフタ19のカムフォロアホルダ24に
配置した場合、カムフォロア25の揺動時に、カムフォ
ロアホルダ24に形成された断面半円形のガイド溝24
aに対して摺動する摺動面25dとなる。
【0030】また、カムフォロア25の拡大部25c
は、この拡大部25cに対応してガイド溝24aの中央
部に形成された拡大溝24b内に収納されている。この
ことにより、拡大部25cのスラスト面25eと、拡大
溝24bのスラスト面24cとが当接することになり、
カムフォロア25が矢印Bにて示す揺動軸方向へ移動す
ることを阻止できる。すなわち、バルブリフタ19のカ
ムフォロアホルダ24に配置されたカムフォロア25
は、揺動軸周りに揺動可能であるが、揺動軸方向へは移
動が不能とされている。
【0031】なお、スリーブ23は、アルミニウム合金
製であるシリンダヘッド9よりも強度および剛性の高い
鉄系材料であり、図5に示した形状を焼結あるいは冷鍛
成形により形成したものである。
【0032】以上説明した本実施の形態1によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).シリンダヘッド9に直接リフタボアが形成され
ているのではなく、シリンダヘッド9に設けられた穴部
9aにスリーブ23が固定され、このスリーブ23に設
けられた摺動穴をリフタボア23aとしてバルブリフタ
19が配置されている。このリフタボア23aは単なる
円筒形状ではなく、リフタボア軸方向へ延びる溝23b
が設けられている。
【0033】このような溝23bを有する形状のリフタ
ボア23aを直接、シリンダヘッド9に機械加工で形成
することは、シリンダヘッド9が大形でかつ複雑な形状
をしていることから、加工が困難となり製造コストが高
くなる。
【0034】しかし、本実施の形態1では、シリンダヘ
ッド9に形成されるのは単なる円筒形の穴部9aであ
り、内面は摺動面ではないので形成は極めて容易であ
る。また、スリーブ23は単純な形状でかつ小形である
ため、機械加工により、スリーブ23内に円筒形の摺動
穴と軸方向への溝23bとを形成することは容易であ
る。したがって、全体としても製造コストの上昇を防止
できる。
【0035】(ロ).スリーブ23は、アルミニウム合
金製のシリンダヘッド9よりも強度および剛性の高い鉄
系材料で焼結あるいは冷鍛成形にて形成したものである
ことから、スリーブ23の成形が容易であると共に耐久
性の高いリフタボア23aとすることができる。したが
って、エンジン1全体としても耐久性を向上させること
ができる。
【0036】[実施の形態2]図9の拡大斜視図および
図10の分解斜視図に実施の形態2としてのバルブ駆動
機構を、図11にスリーブ123の斜視図を示す。本実
施の形態2が前記実施の形態1と異なるのは、バルブリ
フタ119の外周面119aに平面部分119bが円筒
面部分119cとともに形成されておりガイド突起は存
在しない点である。
【0037】更に、このバルブリフタ119の外周面1
19aの形状に対応させて、スリーブ123のリフタボ
ア123aの内周面にも、円筒面部分123bとともに
平面部分123cが形成されている点である。ただし、
スリーブ123の外周面123dは実施の形態1と同様
に円筒形に形成されている。
【0038】また、バルブリフタ119の上面119d
に一体に形成されているカムフォロアホルダ124、お
よびカムフォロアホルダ124のガイド溝124aに配
置されているカムフォロア125は、実施の形態1と同
じ形状である。
【0039】このように、スリーブ123のリフタボア
123aは円筒形でなく平面部分123cを備え、バル
ブリフタ119の外周面119aも平面部分119bを
備えている。そして、両平面部分123c,119bが
対面するように配置されるため、リフタボア123aに
対応して形成されたバルブリフタ119はリフタボア1
23aの軸方向には摺動可能であるが、回転は不能とな
る。
【0040】以上説明した本実施の形態2によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).シリンダヘッド9に直接リフタボアが形成され
ているのではなく、シリンダヘッド9には円筒状の穴部
9bが設けられて、この穴部9bにスリーブ123が固
定されている。このため、実施の形態1で述べたことと
同様に穴部9bの形成は極めて容易である。
【0041】また、スリーブ123は単純な形状でかつ
小形であるため、機械加工により、スリーブ123内に
円筒面部分123bと平面部分123cとを形成するこ
とは容易である。したがって、全体としても製造コスト
の上昇を防止できる。
【0042】(ロ).前記実施の形態1にて述べた
(ロ)と同じ効果を生じる。 [その他の実施の形態] ・前記実施の形態2においては、リフタボアは円筒面の
一部が平面を形成していたが、これ以外にリフタボアが
楕円形、あるいは四角形や六角形等の多角筒状であって
もよい。更に、円形、楕円形および多角形を組み合わせ
た形状でもよい。このリフタボアの形状に対応してバル
ブリフタの外形が形成されていれば、バルブリフタを軸
方向に摺動可能かつ回転不能に支持できる。そして、同
時にスリーブの形状が小形で単純であり、シリンダヘッ
ドには円筒状の穴部を形成するのみであることから、製
造コストの上昇を防止できる。
【0043】・前記実施の形態1,2では、吸気側カム
を3次元カムとして形成して、対応するバルブリフタに
カムフォロアを設けていたが、排気側カムを3次元カ
ムとして各実施の形態にて述べたと同じ構成としてもよ
い。この場合、シャフト駆動機構15と同じシャフト駆
動機構が排気側カムシャフト側にも設けられ、排気側カ
ムシャフトは軸方向にも移動可能とされる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のバルブリフタ支持構造に
おいては、直接、シリンダヘッドにリフタボアが形成さ
れているのではなく、シリンダヘッドに設けられた穴部
にスリーブが固定されて、このスリーブに設けられた摺
動穴をリフタボアとして、バルブリフタが軸方向に摺動
可能かつ回転不能に支持されている。このスリーブは、
シリンダヘッドの穴部に固定できるものであり、全体と
して単純で小形である。このため、機械加工により、ス
リーブ内にバルブリフタを軸方向に摺動可能かつ回転不
能に支持できる摺動穴を形成することは容易となる。ま
たシリンダヘッドの穴部はスリーブを固定できればよ
く、例えば単純な円筒形に形成すればよく、その機械加
工は容易である。したがって、全体として製造コストの
上昇を防止できる。
【0045】請求項2記載のバルブリフタ支持構造にお
いては、請求項1記載の構成に対して、摺動穴が円筒以
外の形状であり、これに対応してバルブリフタの外形が
形成されているので、バルブリフタを軸方向に摺動可能
かつ回転不能に支持できる。そして、同時に、スリーブ
の製造およびシリンダヘッドの機械加工は容易であり、
製造コストの上昇を防止できる。
【0046】請求項3記載のバルブリフタ支持構造にお
いては、請求項1記載の構成に対して、溝を摺動穴の内
周面において軸方向に設け、バルブリフタの外周面に形
成されたガイド突起に係合させている。このため、バル
ブリフタを軸方向に摺動可能かつ回転不能に支持でき
る。そして、同時に、スリーブの製造およびシリンダヘ
ッドの機械加工は容易であり、製造コストの上昇を防止
できる。
【0047】請求項4記載のバルブリフタ支持構造は、
請求項1記載の構成に対して、平面を摺動穴の内周面に
軸方向に設け、バルブリフタの外周面に形成された平面
に対面させている。このため、バルブリフタを軸方向に
摺動可能かつ回転不能に支持できる。そして、同時に、
スリーブの製造およびシリンダヘッドの機械加工は容易
であり、製造コストの上昇を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1としてのバルブリフタ支持構造
を適用したバルブ駆動機構の構成説明図。
【図2】 図1のバルブ駆動機構が適用された車両用ガ
ソリンエンジンの概略構成図。
【図3】 実施の形態1におけるバルブ駆動機構の拡大
斜視図。
【図4】 実施の形態1におけるバルブ駆動機構の分解
斜視図。
【図5】 実施の形態1におけるスリーブの斜視図。
【図6】 実施の形態1のバルブリフタ支持構造の構成
説明図。
【図7】 図6におけるA−A断面で示す動作説明図。
【図8】 図6におけるA−A断面で示す動作説明図。
【図9】 実施の形態2におけるバルブ駆動機構の拡大
斜視図。
【図10】 実施の形態2におけるバルブ駆動機構の分
解斜視図。
【図11】 実施の形態2におけるスリーブの斜視図。
【図12】 実施の形態2のバルブリフタ支持構造の構
成説明図。
【図13】 従来のバルブリフタ支持構造の構成説明
図。
【符号の説明】
1…エンジン、2…シリンダブロック、3…シリンダ、
4…ピストン、5…クランクケース、6…クランクシャ
フト、7…コンロッド、8…クランクシャフトタイミン
グプーリ、9…シリンダヘッド、9a,9b…穴部、1
0…吸気側カムシャフト、11…吸気側カム、11a…
カム面、12…排気側カムシャフト、13…排気側カ
ム、14…カムシャフトタイミングプーリ、15…シャ
フト駆動機構、16…カムシャフトタイミングプーリ、
17…タイミングベルト、18…吸気バルブ、18a…
バネ、19…バルブリフタ、19a…外周面、19b…
ガイド突起、19c…側面、19d… 上面、20…排
気バルブ、21…バルブリフタ、22…ジャーナル軸
受、23…スリーブ、23a…リフタボア、23b…
溝、23c…側面、24…カムフォロアホルダ、24a
… ガイド溝、24b…拡大溝、24c…スラスト面、
25…カムフォロア、25a…カム摺動面、25b…本
体、25c… 拡大部、25d…摺動面、25e…スラ
スト面、119…バルブリフタ、119a…外周面、1
19b…平面部分、119c…円筒面部分、119d…
上面、123…スリーブ、123a…リフタボア、12
3b…円筒面部分、123c…平面部分、123d…外
周面、124…カムフォロアホルダ、124a…ガイド
溝、125… カムフォロア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/24 F02F 1/24 F Fターム(参考) 3G016 AA08 AA12 BA03 BA06 BA37 BB04 BB06 CA04 CA10 CA12 CA15 CA16 CA22 CA25 CA41 CA44 CA45 CA46 FA36 3G024 AA17 DA01 DA06 DA10 DA17 EA01 FA14 GA07 GA08 GA10 HA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸方向にプロフィールが異なる3次
    元カムのカム面に対してカムフォロアを介して接触する
    ことにより、前記内燃機関の回転に応じた前記カム面の
    位置変化を内燃機関のバルブ開度に反映させるバルブリ
    フタの支持構造であって、 内燃機関のシリンダヘッドに設けられた穴部と、 該穴部に固定され、軸方向に摺動可能かつ回転不能に前
    記バルブリフタを支持する摺動穴を有するスリーブと、 を備えたことを特徴とするバルブリフタ支持構造。
  2. 【請求項2】 前記摺動穴は円筒以外の筒形状をなし、
    前記バルブリフタの外形は、前記摺動穴の形状に対応し
    た形状であることを特徴とする請求項1記載のバルブリ
    フタ支持構造。
  3. 【請求項3】 前記摺動穴の内周面には軸方向に延びる
    溝が形成され、前記バルブリフタの外周面に形成された
    ガイド突起に係合することで、前記バルブリフタを、前
    記軸方向に摺動可能かつ回転不能に支持することを特徴
    とする請求項1記載のバルブリフタ支持構造。
  4. 【請求項4】 前記摺動穴の内周面には軸方向に延びる
    平面が形成され、前記バルブリフタの外周面に形成され
    た平面に対面させることで、前記バルブリフタを、前記
    軸方向に摺動可能かつ回転不能に支持することを特徴と
    する請求項1記載のバルブリフタ支持構造。
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