JP2000080697A - 小用検出装置および小便器洗浄装置 - Google Patents

小用検出装置および小便器洗浄装置

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JP2000080697A JP10253863A JP25386398A JP2000080697A JP 2000080697 A JP2000080697 A JP 2000080697A JP 10253863 A JP10253863 A JP 10253863A JP 25386398 A JP25386398 A JP 25386398A JP 2000080697 A JP2000080697 A JP 2000080697A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水管側の気圧変動によってトラップ部の液
体の水圧が変動して圧力センサの出力波形が小用に類似
した波形とってなっても小用と誤検出しないようにす
る。 【解決手段】 トラップ部の液体の圧力を第1のセンサ
部11で検出するとともに、排水管3側の気圧を第2の
センサ部19で検出し、第1のセンサ部11の出力に基
づいて、第1の仮判別部13で排尿であると判別され、
かつ、両センサ部10,19の差出力に基づいて、第2
の仮判別部23で排尿であると判別されたときに、最終
的に排尿と判別するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小便器における小
用の検出装置およびそれを用いた小便器洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の小便器の自動洗浄装置では、小便
器の上方に光電センサ等を設け、一定時間以上小便器の
前に人が立ち止まった後に人が小便器から離れたことを
検知して小用をしたとして小便器本体の内部上方から洗
浄水を流して小便器を洗浄するようにしている。
【0003】しかしながら、このような光電センサ等を
用いた自動洗浄では、センサ部を外部から見える位置に
設置するために、悪戯されやすく、例えばわざとセンサ
部の前に手などをかざした状態で一定時間おいておき、
その後に手をどかすと、あたかも人が用を足していたの
と同様のセンサ出力が得られて、洗浄水が流れてしまう
という難点がある。
【0004】そこで、光電センサ等に代えて、小便器の
トラップ部に貯留されている液体の小用による圧力変化
を、圧力センサで検出する小用検出装置が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような圧力センサ
で小用を検出する小用検出装置では、小用によってトラ
ップ部に貯留されている液体の圧力が変化するのを圧力
センサで検出し、その圧力センサの出力波形と、予め準
備されている小用に対応する出力波形とを照合して小用
であるか否かを判定するものである。
【0006】ところで、一般に、水洗式の小便器では、
図6に示されるように、小便器本体1の底部のトラップ
部5は、小便器下部の排水管3側からの悪臭、虫、ある
いは、小動物などが使用者が位置する側である使用者側
へ侵入するのを防止するために、排水管3の上端3aに
設けられた下方が開放した蓋4および凹部2に貯留され
た液体などによって排水管3側と、使用者が位置する側
であって、配管6より給水弁7を介して洗浄水が放出さ
れる前面側である使用者側とが隔離されている。
【0007】ところが、このような従来例では、特定の
気象条件、特に、台風などの強風時には、トラップ部5
の外部の排水管3側の空間に風の一部が吹き込むことに
より、排水管3側の気圧が変動し、トラップ部5の水位
が変動して小用波形に非常に類似した圧力センサの出力
波形が得られることがあり、小用波形と誤検出して洗浄
水を流してしまう場合がある。
【0008】このような特定の気象条件によって生じる
小用波形に類似した圧力センサの出力波形は、比較的連
続して繰り返し現れるので、デジタル信号処理によって
除去することも考えられるけれども、そのためには、比
較的多量のデータメモリが必要となり、安価なマイクロ
プロセッサを使用することができず、コストが高くつく
という難点がある。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、比較的安価な構成で、気象変動などによって
生じる小用波形に類似したノイズ波形による誤検出をな
くした精度の高い小用検出装置およびそれを用いた小便
器の洗浄装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0011】すなわち、請求項1の本発明の小用検出装
置は、小便器のトラップ部に連通して該トラップ部に貯
留される液体が導入される配管内の圧力を検出する第1
の圧力センサと、前記トラップ部の液体が排水される排
水管側の気圧を検出する第2の圧力センサと、前記両圧
力センサの出力に基づいて、排尿か否かを判別する判別
手段とを備えている。
【0012】請求項2の本発明の小用検出装置は、請求
項1の構成において、前記判別手段は、第1の圧力セン
サの出力に基づいて排尿か否かの仮判別を行うととも
に、前記両圧力センサの差出力に基づいて排尿か否かの
仮判別を行い、いずれの仮判別でも排尿であるとされた
ときに、最終的に排尿であると判別するものである。
【0013】請求項3の本発明の小用検出装置は、請求
項1または2の構成において、前記トラップ部は、排水
管側と使用者が位置する側である使用者側とが隔離さ
れ、前記両圧力センサの圧力の基準点が、前記使用者側
とされるものである。
【0014】請求項4の本発明の小用検出装置は、請求
項1ないし3のいずれかの構成において、前記判別手段
は、圧力センサの出力に基づいて、圧力の変化傾向を示
す特徴データを抽出する抽出部を備え、抽出された特徴
データから排尿か否かの判別を開始する判別開始点を特
定するとともに、該判別開始点からの前記圧力センサの
出力に基づく圧力変化のパターンと、予め準備された圧
力変化のパターンとを照合して排尿か否かを判別するも
のである。
【0015】請求項5の本発明の小便器洗浄装置は、前
記請求項1ないし4のいずれかに記載の小用検出装置を
備えるとともに、前記小便器内に洗浄水を供給する供給
手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて、前記供給
手段による洗浄水の供給を制御する制御手段とを備え、
排尿であると判別されたときに、小便器内に洗浄水を供
給するものである。
【0016】(作用)請求項1の小用検出装置によれ
ば、トラップ部に連通する配管内の圧力を検出する第1
の圧力センサを備えているので、排尿によってトラップ
部の水圧が上昇すると、配管内の圧力が上昇するので、
第1の圧力センサの出力変化に基づいて、判別手段で排
尿を判別でき、しかも、排水管側の気圧を検出する第2
の圧力センサを備えているので、気象条件によって排水
管側の気圧が変動してトラップ部の水位変化が排尿時と
類似したものとなっても、かかる排水管側の気圧変動
は、第2の圧力センサの出力を利用して除去できるの
で、誤って排尿と判別することがない。
【0017】請求項2の小用検出装置によれば、第1の
圧力センサの出力で排尿と仮判別されるとともに、両圧
力センサの差出力で排尿と仮判別されたときに、最終的
に排尿であると判別するので、より精度の高い判別が行
える。
【0018】請求項3の小用検出装置によれば、第1の
圧力センサは、使用者側の気圧が変動してトラップ部の
水圧が変化したときには、基準点の圧力もそれに応じて
変動して相殺されるので、使用者側の気圧の変動で誤動
作することがなく、また、第2の圧力センサは、排水管
側の気圧が変動したときには、使用者側を圧力の基準点
としているので、排水管側の気圧の変動を検出できる。
【0019】請求項4の小用検出装置によれば、圧力セ
ンサの検出出力に基づいて圧力の変化傾向を示す特徴デ
ータを抽出し、抽出した特徴データから小用と思われる
圧力変化が認められる時点を判別開始点として特定し、
さらに、その判別開始点からの圧力変化のパターンと予
め準備された圧力変化のパターンとを照合して排尿か否
かを判別するので、高い精度で小用を検出することがで
き、また、小用の圧力変化のパターンは、蒸発や気圧の
変化等による一日の穏やかな圧力変化とは明らかに相違
するので、かかる穏やかな圧力変化を小用として誤検出
することがない。
【0020】請求項5の小便器洗浄装置によれば、本発
明に係る小用検出装置を備え、小用と判別されたとき
に、小便器を洗浄するので、高い精度で小用を検出して
小便器を自動洗浄できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面によって、本発明の実
施の形態について、詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明に係る小用検出装置を用い
た小便器洗浄装置の概略構成図である。
【0023】同図に示すように、尿を受ける前面開放さ
れた小便器本体1の底面中央には、凹部2が形成され、
その凹部2の中央には、排水管3が一体に形成されてい
る。そして、この排水管3の上端3aは、凹部2の底面
よりも上方に突出形成されている。さらに、上記排水管
3の上端3aには、下方開口された蓋4が被せられてい
る。そして、この凹部2、排水管3および蓋4によりト
ラップ部5が構成されている。
【0024】このトラップ部5は、よく知られているよ
うに、凹部2内に液体が流入してくると、当初は、その
まま排水管3から排出されずに、凹部2内に液体(水)
が貯留される。そして、一定以上凹部2に液体が溜まる
と、それ以上の液体は排水管3を介して排出されるよう
になっている。つまり、凹部2内に流入してきた液体
は、蓋4の適宜位置に設けられた開口を介して蓋4内に
流入し、その蓋4の内面と排水管3の外面との間に進入
する。そして、水位が上昇して排水管3の上端3aより
も上方に達すると、排水管3,4間に存在する液体が排
水管3の上方開口より排水管3内に流れ込み、排出され
るようになっている。
【0025】このトラップ部5は、小便器下部の排水管
3部分からの悪臭、虫、あるいは、小動物などが侵入す
るのを防止するために、上述の蓋4および液体によって
排水管3側の雰囲気と使用者が位置する使用者側の雰囲
気とが分離されている。なお、かかる構成は、従来と同
様であるので、その詳細な構成の説明を省略する。
【0026】また、小便器本体1の内部天面には、洗浄
水を供給する給水手段を構成する洗浄水配管6の先端が
接続されるとともに、この洗浄水配管6の途中に給水弁
7が配置されている。そして、この給水弁7を開くと、
洗浄水配管6の先端から小便器本体1内に洗浄水が供給
され、給水弁7を閉じると、小便器本体1内への洗浄水
の供給が停止されるようになっている。このように給水
弁7の開閉により洗浄水の供給・停止を行うのは従来と
同様である。
【0027】この給水弁7の開閉は、圧力センサユニッ
ト8から出力される制御信号に基づいて制御されるよう
になっている。
【0028】この圧力センサユニット8は、半導体圧力
センサ(微圧センサ)からそれぞれ構成された第1,第
2のセンサ部と、両センサ部からの出力信号に対して所
定の信号処理を行う信号処理回路とを備え、排尿されて
いるか否か等を後述のように判別し、その判別結果に応
じて給水弁7の開閉を制御する。なお、具体的な構成に
ついては後述する。
【0029】一方、トラップ部5に開口するように配管
9の先端(トラップ部内の液体の取り込み口)を取り付
ける。この配管9の取り付け位置は、平常時にトラップ
部5内に溜まる流体の水位よりも下側に設置する。これ
により、トラップ部5内に存在する液体の一部が配管9
内に侵入し、トラップ部5の水位の昇降に追従して配管
9内の水位も昇降する。その結果、両者の水位が同一に
なる。
【0030】そして、この配管9の反対側端部を、上部
の圧力センサユニット8の第1の導入口に接続する。か
かる構成にすることにより、配管9内にもトラップ部5
内の液体が入り込み、配管9の上方に残った空気は、液
体と圧力センサユニット8とで囲まれた密閉空間内に存
在することになる。
【0031】したがって、トラップ部5の水位が変化す
ると、それに追従して配管9の水位も変化するため、上
記密閉空間の容積が変化し、密閉空間内の圧力が変化す
る。したがって、かかる密閉空間の圧力変化を圧力セン
サユニット8内の第1の半導体圧力センサで検知するこ
とにより、その半導体圧力センサの出力からトラップ部
5の液体の状態を把握できることになる。
【0032】さらに、この実施の形態では、特定の気象
条件、特に、台風などの強風時には、排水管3側の気圧
が変動し、トラップ部5の液体の水位が変動するため
に、液体の圧力を検出する圧力センサでは、小用波形に
非常に類似した出力波形が得られて小用と誤検出すると
いう難点を解消するために、排水管3側の気圧を検出で
きるように、排水管3内に連通する配管18を設け、該
配管18を、上部の圧力センサユニット8の第2の導入
口に接続しており、排水管3内の気圧を、圧力センサユ
ニット8内の第2の半導体圧力センサで検知するように
構成している。
【0033】次に、圧力センサユニット8の内部構成を
図2に基づいて説明する。
【0034】圧力センサユニット8は、第1,第2の圧
力導入管をケースの外部に突出させ、それらの圧力導入
管に上記した配管9,18の上端をそれぞれ装着するよ
うにしている。そして、各圧力導入管は、第1,第2の
センサ部10、19内の各半導体圧力センサに一体的に
それぞれ接続され、これにより、配管9,18内の空気
が、第1,第2のセンサ部10,19の第1,第2の半
導体圧力センサの圧力室内にそれぞれ供給されるように
なっている。
【0035】この圧力センサユニット8は、第1,第2
のセンサ部10,19の出力に基づいて、排尿であるか
否かを判別する判別手段17と、この判別手段17の判
別結果に基づいて、給水弁7の開閉を制御して洗浄水の
供給・停止を行う制御回路14とを備えており、判別手
段17は、第1のセンサ部10の出力信号から第2のセ
ンサ部19の出力信号を減算して差出力を与える減算器
20と、第1のセンサ部10の出力信号のノイズを除去
する第1のノイズ除去回路11と、減算器20からの差
出力のノイズを除去する第2のノイズ除去回路21と、
各ノイズ除去回路11,21でそれぞれノイズが除去さ
れた出力信号から圧力の変化傾向を示す特徴データをそ
れぞれ抽出する第1,第2の抽出部12,22と、各抽
出部12,22でそれぞれ抽出した特徴データから排尿
であるか否かの判別を開始する判別開始点を特定すると
ともに、判別開始点からのノイズ除去回路11,21の
出力に基づく圧力変化のパターンと、予め準備した圧力
変化のパターンとを照合して排尿であるか否かをそれぞ
れ仮判別する第1,第2の仮判別部13,23と、両仮
判別部13,23の仮判別結果に基づいて、最終的な判
別を行う最終判別部24とを備えており、この実施の形
態では、マイクロコンピュータによって構成されてい
る。
【0036】例えば100msのサンプリング間隔でサ
ンプリングされた第1,第2のセンサ部10,19の出
力信号には、デジタル化誤差などの電気的ノイズが含ま
れており、微視的にみると、各サンプリングポイント毎
に出力値(圧力値)が増加したり減少したりしており、
そこで、全体的な変化の傾向に従ってサンプリングポイ
ント毎の増減を揃えてノイズを除去するとともに、その
後の処理を容易にするために、ノイズ除去回路11,2
1では、次のように定義される正規化という処理をそれ
ぞれ行って第1のセンサ部10の出力値および減算器2
0からの両センサ部10,19の差出力値を正規化値に
変換している。なお、各ノイズ除去回路11,21の処
理は、同じであるので、以下では、第1のセンサ部10
の出力に対する処理について説明する。
【0037】この実施の形態では、正規化値の初期値
は、「0」とし、各サンプリングポイント毎に、前回の
正規化値と今回の出力値とを比較してその差をとり、そ
の差が正規化限界を越えていれば、正規化補正値を前回
の正規化値に加減して今回の正規化値とするものであっ
て、正規化補正値の加減は、出力値に近づける方向に行
うものであり、前記差が、正規化限界を越えていないと
きは、正規化補正値を加減することなく、前回の正規化
値を今回の正規化値とするものである。つまり、正規化
限界に満たない電気的なノイズ等による微小な変化を無
視する一方、小用による出力値の変化には追従できるよ
うにするものである。
【0038】具体例を図3を参照しながら説明する。こ
の図3において、破線は出力値(圧力値)を、実線は正
規化した正規化値をそれぞれ示しており、後述の特徴デ
ータの判定値も併せて示している。また、この例では、
正規化限界値を±2、正規化補正値を±1とした場合を
示している。
【0039】先ず、サンプリングポイントt1では、正
規化値は初期値=0であり、t2では、出力値=1であ
るので、前回の正規化値=0との差は1であって、正規
化限界値=2を越えていないので、前回の正規化値=0
がt2における正規化値とされる。また、t3では、出
力値=4であるので、前回の正規化値=0との差は4で
あって、正規化限界値=2を越えているので、正規化補
正値=1を前回の正規化値=0に加算(出力値に近づけ
る方向)した正規化値=1を、t3における正規化値と
し、また、t4では、出力値=3.5であるので、前回
の正規化値=1との差は2.5であって、正規化限界値
=2を越えているので、正規化補正値=1を前回の正規
化値=1に加算(出力値に近づける方向)した正規化値
=2を、t4における正規化値とするものであり、以下
同様に処理して正規化するものである。
【0040】これによって、破線で示される出力値は、
各サンプリングポイントで増減に不揃いがあるが、正規
化した後の実線で示される正規化値は、全体の傾向であ
る増加方向にほぼ揃うことになる。
【0041】なお、正規化限界値および正規化補正値
は、上述の例に限らず、ノイズの除去と出力値への追従
のバランスとを考慮して適宜設定されるものであり、例
えば、正規化限界値を±4、正規化補正値を±2とし、
あるいは、正規化限界値を±8、正規化補正値を±4と
してもよい。
【0042】次に、以上のようにして正規化されてノイ
ズが除去された出力値から圧力の変化傾向を知るため
に、第1,第2の抽出部12,22では、圧力の変化傾
向を示す特徴データを抽出する。各抽出部12,22
は、先ず、出力値の変化の傾向を示す暫定的な特徴デー
タを抽出する第1の抽出回路15,25と、抽出された
暫定的な特徴データの内、所定期間、この実施の形態で
は、16サンプリング期間以上継続した特徴データを最
終的な特徴データとして抽出する第2の抽出回路16,
26とをそれぞれ備えている。各抽出部12,22にお
ける処理は同じである。
【0043】第1の抽出回路15,25は、各サンプリ
ングポイントにおいて、前回の正規化値と今回の正規化
値とを比較して、変化の傾向を示す3種類の特徴データ
である「増加」、「減少」、「変化なし」について、判
定値を以下のようにして算出し、最も判定値の高い特徴
データを、そのサンプリングポイントにおける特徴デー
タとして抽出するものである。
【0044】すなわち、この実施の形態では、次のよう
にして判定値を算出している。
【0045】(1)前回の正規化値=今回の正規化値
(増減なし)の場合 「変化なし」の判定値に1ポイント加算する。但し上限
値は16であり、また、この段階で「変化なし」の判定
値が15ポイント以上であれば、「増加」、「減少」の
判定値を0ポイントに設定する。
【0046】(2)前回の正規化値<今回の正規化値
(増加)の場合 「増加」の判定値が2ポイント以上なら「変化なし」の
判定値を0ポイントに設定し、「増加」の判定値に2ポ
イント加算し、さらに、「減少」の判定値を2ポイント
減算する。但し、「増加」の判定値の上限値は16であ
り、「減少」の判定値の下限値は0である。
【0047】(3)前回の正規化値>今回の正規化値
(減少)の場合 「減少」の判定値が2ポイント以上なら「変化なし」の
判定値を0ポイントに設定し、「減少」の判定値に2ポ
イント加算し、さらに、「増加」の判定値を2ポイント
減算する。但し、「減少」の判定値の上限値は16であ
り、「増加」の判定値の下限値は0である。
【0048】このようにして得られる判定値が最も高い
特徴データを、そのサンプリングポイントにおける特徴
データとして抽出するものである。
【0049】つまり、隣合うサンプリングポイントの正
規化値のみよって、増加、減少、変化なしを判定するの
ではなく、その周辺のサンプリングポイントにおける正
規化値を判定値として加味して、増加、減少あるいは変
化なしの特徴データを抽出するものであり、これによっ
て、外乱などによる一時的な圧力変動を除去することが
できる。
【0050】上述の図3の具体例に適用して説明する
と、サンプリングポイントt2では、前回の正規化値と
同じであるので、「変化なし」の判定値を1ポイント加
算するとともに、「増加」および「減少」の判定値を0
ポイントにし、このt2では、「変化なし」の判定値が
最も大きいので、圧力の変化傾向を示す特徴データとし
て「変化なし」が抽出されることになり、サンプリング
ポイントt3では、前回の正規化値よりも増加している
ので、「増加」の判定値に2ポイント加算し、このt3
では、「増加」の判定値が最も大きいので、圧力の変化
傾向を示す特徴データとして「増加」が抽出され、さら
に、サンプリングポイントt4では、前回の正規化値よ
りも増加しており、しかも、「増加」の判定値が2ポイ
ン以上なので、「変化なし」の判定値を0ポイントに
し、「増加」の判定値に2ポイント加算し、このt4で
は、「増加」の判定値が最も大きいので、圧力の変化傾
向を示す特徴データとして「増加」が抽出され、以下同
様にして各サンプリングポイントにおいて、圧力変化の
傾向を示す特徴データを抽出する。なお、判定値の算出
は、この実施の形態に限らないのは勿論である。
【0051】このようにして3種類の特徴データの判定
値から最も高いものを現在の特徴データとして抽出して
微視的な圧力変化の傾向を抽出するものである。
【0052】蒸発や気圧変化等による10mm程度の一
日の穏やかな水位変動は、上述の正規化および特徴デー
タの抽出によって変化なしの特徴データとして抽出する
ことができ、かかる穏やかな水位変動を除去することが
できる。
【0053】次に、第2の抽出回路16,26では、以
上のようにして抽出された暫定的な特徴データの内、所
定時間継続した特徴データを最終的な特徴データとして
抽出するものである。
【0054】すなわち、第1の抽出回路15,25から
の暫定的な特徴データが変化しても、直ちに最終的に抽
出される特徴データを変化させるのではなく、その状態
が16サンプリング期間継続したときに、最終的に抽出
される特徴データを変化させるものである。
【0055】例えば、第1の抽出回路15,25で抽出
された暫定的な特徴データが、「変化なし」から「増
加」に変化しても、「増加」の状態が16サンプリング
期間継続するまでは、第2の抽出回路16,26で抽出
される最終的な特徴データは、「変化なし」のままと
し、「増加」の状態が16サンプリング期間継続した時
点で第2の抽出回路16,26で抽出される最終的な特
徴データを、「増加」に変化させるのである。
【0056】これは、小用以外の急激で一時的な圧力変
動があったような場合に、かかる圧力変動を除去するた
めである。
【0057】第1,第2の各仮判別部13,23では、
以上ようにして抽出された特徴データが、「変化なし」
から「増加」に変化した時点を、小用による圧力増加に
対応した点であるとして、判別を開始し、各サンプリン
グポイントにおいて、ノイズ除去回路11,21からの
出力に基づいて、判別開始点からの圧力の増加継続時間
およびその増加継続時間における圧力の増加量を算出
し、予め準備した小用に対応する増加継続時間および圧
力の増加量と照合して次のようにして排尿か否かを仮判
別するようにしている。
【0058】すなわち、次のいずれかの条件に合致した
時点で、小用であると判定するものである。
【0059】(1)4サンプリング時間以下の圧力の増
加量が0.8mmH2O未満であり、かつ、圧力の増加継
続時間が32サンプリング以上であって、前記32サン
プリングまでの圧力の増加量が1.2mmH2O以下であ
ること。
【0060】(2)4サンプリング時間以下の圧力の増
加量が0.8mmH2O未満であり、かつ、圧力の増加継
続時間が16サンプリング以上であって、前記16サン
プリングまでの圧力の増加量が4.8mmH2O以下であ
ること。
【0061】ここで、4サンプリング時間以下の圧力の
増加量が0.8mmH2O未満であるとは、小用でない急
激な圧力の上昇、例えば洗浄水を流したような場合を除
くためである。
【0062】また、圧力の増加継続時間が32サンプリ
ング以上であって、前記32サンプリングまでの圧力の
増加量が1.2mmH2O以下とは、主として排尿時間が
長く単位時間当たりの排尿量が少ない小用を対象したも
のであり、また、圧力の増加継続時間が16サンプリン
グ以上であって、前記16サンプリングまでの圧力の増
加量が4.8mmH2O以下とは、主として排尿時間が短
く単位時間当たりの排尿量が多い小用を対象にしたもの
であり、かかる判定基準は、実験的に得られた小用によ
る圧力変化のパターン、例えば図4に示されるような圧
力変化のパターンに基づいて設定されたものであるが、
本発明は、上述の判定基準に限定されるものではないの
は勿論である。
【0063】最終判別部24は、両仮判別部13,23
で、共に排尿であると仮判別されたときに最終的に排尿
であると判別するものであり、両仮判別部13,23の
AND(論理積)をとるものである。
【0064】このように両仮判別部13,23の判別結
果のANDをとって、最終的な判別結果とすることによ
って、以下に説明するように、気象条件の変動などによ
る排水管3側の気圧変動あるいは使用者側の雰囲気の気
圧変動によって小用波形に類似した出力波形が得られて
も誤検出することなく、小用は正しく検出できるもので
ある。
【0065】下記の表は、トラップ部の水位が変化して
小用に類似した出力波形が得られるような排水管3側の
気圧変動が生じた場合、同じく使用者側雰囲気の気圧変
動が生じた場合、および、実際に小用がされた場合のそ
れぞれにおいて、第1,第2のセンサ部10,19の各
出力、その差出力、および、第1のセンサ部10の出力
に基づく検出と差出力に基づく検出とのANDをとった
ときに、どのように判別されるかを示すものである。
【0066】
【表1】
【0067】(1)先ず、台風などによって排水管3側
の雰囲気に小用波形に類似した出力が得られるような気
圧変動が生じた場合 第1のセンサ部10は、排尿管3側の気圧変動によって
トラップ部5の液体の水位が変動して配管9の圧力が変
動するので、小用波形に類似した出力波形となって小用
と誤って検出することになる。
【0068】第2のセンサ部19では、排水管3側の圧
力を直接検出しているので、小用波形に類似した出力波
形となって小用と誤って検出することになる。
【0069】第1のセンサ部10と第2センサ部19と
の差出力は、各センサ部10,19からの小用波形に類
似した出力波形が相殺されることになり、したがって、
小用と誤って検出することがない。
【0070】さらに、第1のセンサ部10の出力による
検出と差出力による検出とのANDをとると、小用と誤
って検出することがない。
【0071】(2)次に、使用者側の雰囲気に何らかの
原因で小用波形に類似した出力が得られるような気圧変
動が生じた場合 第1のセンサ部10は、使用者側雰囲気の気圧変動によ
ってトラップ部5の液体の水位が変動して配管9の圧力
が変動するけれども、圧力の基準点が使用側雰囲気とさ
れているので、基準値も気圧変動に応じて変動すること
になり、その結果、出力に変化はなく、小用と誤って検
出することがない。
【0072】第2のセンサ部19では、圧力の基準点が
使用者側雰囲気にあるので、基準値が気圧変動に応じて
変動することになり、小用波形に類似した出力波形とな
って小用と誤検出することになる。
【0073】第1のセンサ部10と第2のセンサ部19
との差出力については、第1のセンサ部10は出力の変
化がないが、第2のセンサ部19が小用に類似した出力
波形となるので、結局、小用波形に類似した出力波形と
なって小用と誤検出することになる。
【0074】また、第1のセンサ部10の出力による検
出と差出力による検出とのANDをとると、小用と誤っ
て検出することがない。
【0075】(3)実際に小用があった場合 第1のセンサ部10は、小用によるトラップ部5の液体
の水位が変動して配管9の圧力が変動するので、小用に
対応した出力波形が得られて正しく小用が検出される。
【0076】第2のセンサ部19では、小用によってト
ラップ部5の液体の水位が変動しても出力に変化はな
く、小用を検出できないことになる。
【0077】第1のセンサ部10と第2のセンサ部19
との差出力については、第1のセンサ部10が小用に対
応した出力波形となり、第2のセンサ部19の出力に変
化がないので、結局、小用に対応した出力波形が得られ
て小用が正しく検出されることになる。
【0078】また、第1のセンサ部10の出力による検
出と差出力による検出とのANDをとると、共に小用と
検出されるので、最終的に正しく小用が検出されること
になる。
【0079】以上のことから排水管3側の雰囲気に小用
波形に類似した出力が得られるような気圧変動が生じた
場合に小用と誤検出することなく、また、使用者側の雰
囲気に小用波形に類似した出力が得られるような気圧変
動が生じた場合にも小用と誤検出することなく、しか
も、実際に小用があったときに、正しく小用を検出でき
るのは、第1のセンサ部10の出力による検出と、両セ
ンサ部10,19の差出力による検出とのANDをとっ
た場合である。
【0080】したがって、この実施の形態では、上述の
ように、第1のセンサ部10の出力に基づく第1の仮判
別部13で排尿と判別され、かつ、両センサ部10,1
9の差出力に基づく第2の仮判別部23で排尿と判別さ
れたときに、最終判別部24で最終的に排尿と判別し、
少なくともいずれか一方の仮判別部13,23で排尿で
ないと判別されたときには、最終的に排尿でないと判別
するものである。
【0081】これによって、気象条件の変動による排水
管3側の気圧変動あるいは使用者側の気圧変動が生じて
も誤検出することなく、小用を正しく検出できるもので
ある。
【0082】しかも、圧力センサの出力から圧力変化の
傾向を示す特徴データであって、かつ、所定時間継続し
た特徴データを抽出して小用による圧力の増加に対応す
る判別開始点を特定し、この判別開始点からの圧力の増
加継続時間および増加量を、予め準備された小用に対応
する圧力の増加継続時間および増加量と照合して排尿で
あるか否かを判別するので、小用以外の急激な圧力変動
や穏やかな一日の圧力変動を除去して小用を精度よく検
出することができる。
【0083】最終判別部24で、排尿であると判別され
たときには、制御回路14は、給水弁7を所要時間開放
して洗浄水を給水して小便器を自動的に洗浄するもので
ある。
【0084】なお、この実施の形態では、抽出された特
徴データが、「変化なし」から「増加」に変化した時点
を判別開始点としたけれども、本発明の他の実施の形態
として、判別開始点は、前記変化した時点から多少ずれ
てもよく、要は、小用と思われる圧力変化のパターン
を、予め準備した圧力変化のパターンと照合できればよ
く、また、この実施の形態では、圧力変化のパターンと
して、圧力の増加継続時間およびその継続時間における
圧力の増加量を用いたけれども、本発明の他の実施の形
態として、圧力の増加率、減少継続時間、減少量、減少
率などを単独あるいは適宜組み合わせて用いてもよい上
述の実施の形態では、第2の抽出回路16,26によっ
て所定期間継続した特徴データを抽出したけれども、本
発明の他の実施の形態として、第2の抽出回路16,2
6を省略し、仮判別部13,23の判定基準を変更して
小用以外の急激で一時的な圧力変動を仮判別部13,2
3で除去するようにしてもよい。
【0085】上述の実施の形態では、第1のセンサ部1
0の圧力の基準点を、使用者側の雰囲気としたけれど
も、本発明の他の実施の形態として、排水管3側の雰囲
気としてもよい。
【0086】また、本発明は、図1に示される構造の小
便器に限らず、例えば、図5に示されるように、排水管
3が背面側へ延びて排水管3側雰囲気と使用者側雰囲気
とが、隔離壁4’および貯留された液体で隔離されたト
ラップ構造5の小便器にも適用できるのは勿論である。
【0087】排水管側は、台風などの特定の気象条件で
は、上述のように、小用波形に類似した出力波形が得ら
れるような気圧変動が生じるのであるが、使用者側の気
圧の変動は、小便器が設置されるトイレルームの環境に
よっては、無視できる場合もあり、かかる場合には、第
1のセンサ部10と第2のセンサ部19との差出力のみ
基づいて、小用を検出するように構成してもよい。この
場合には、差出力のみに基づく判別のみを行えばよいの
で、構成が簡単となって処理が容易となる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が奏される。
【0089】請求項1の本発明によれば、トラップ部に
連通する配管内の圧力を検出する第1の圧力センサを備
えているので、排尿によってトラップ部の水圧が上昇す
ると、配管内の圧力が上昇するので、第1の圧力センサ
の出力変化に基づいて、判別手段で排尿を判別でき、し
かも、排水管側の気圧を検出する第2の圧力センサを備
えているので、気象条件によって排水管側の気圧が変動
してトラップ部の水位変化が排尿時と類似したものとな
っても、かかる排水管側の気圧変動は、第2の圧力セン
サの出力を利用して除去できるので、誤って排尿と判別
することがく、精度の高い小用の検出が可能となる。
【0090】請求項2の本発明によれば、第1の圧力セ
ンサの出力で排尿と仮判別されるとともに、両圧力セン
サの差出力で排尿と仮判別されたときに、最終的に排尿
であると判別するので、より精度の高い小用検出が可能
となる。
【0091】請求項3の本発明によれば、第1の圧力セ
ンサは、使用者側の気圧が変動してトラップ部の水圧が
変化したときには、基準点の圧力もそれに応じて変動し
て相殺されるので、使用者側の気圧の変動で誤動作する
ことがなく、また、第2の圧力センサは、排水管側の気
圧が変動したときには、使用者側を圧力の基準点として
いるので、排水管側の気圧の変動を検出できる。
【0092】請求項4の本発明によれば、圧力センサの
検出出力に基づいて圧力の変化傾向を示す特徴データを
抽出し、抽出した特徴データから小用と思われる圧力変
化が認められる時点を判別開始点として特定し、さら
に、その判別開始点からの圧力変化のパターンと予め準
備された圧力変化のパターンとを照合して排尿か否かを
判別するので、高い精度で小用を検出することができ、
また、小用の圧力変化のパターンは、蒸発や気圧の変化
等による一日の穏やかな圧力変化とは明らかに相違する
ので、かかる穏やかな圧力変化を小用として誤検出する
ことがない。
【0093】請求項5の本発明によれば、本発明に係る
小用検出装置を備え、小用と判別されたときに、小便器
を洗浄するので、高い精度で小用を検出して小便器を自
動洗浄でき、例えば、特定の気象条件において、小用に
類似した出力波形が得られるような排水管側の気圧変動
が繰り返して生じても、小用と誤って検出して洗浄水を
繰り返して流してしまうといったことが有効に防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小便器の洗浄装置の概略構成図で
ある。
【図2】図1の圧力センサユニットの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】動作説明に供する波形図である。
【図4】小用の圧力変化のパターンを示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る小便器の洗浄装
置の概略構成図である。
【図6】従来例を説明するための小便器の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 小便器本体 5 トラップ部 8 圧力センサユニット 9,18 配管 10,19 第1,第2のセンサ部 11,21 第1,第2のノズル除去
回路 12,22 第1,第2の抽出部 13,23 第1,第2の仮判別部 17 判別手段 24 最終判別部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小便器のトラップ部に連通して該トラッ
    プ部に貯留される液体が導入される配管内の圧力を検出
    する第1の圧力センサと、 前記トラップ部の液体が排水される排水管側の気圧を検
    出する第2の圧力センサと、 前記両圧力センサの出力に基づいて、排尿か否かを判別
    する判別手段と、 を備えることを特徴とする小用検出装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、第1の圧力センサの出
    力に基づいて排尿か否かの仮判別を行うとともに、前記
    両圧力センサの差出力に基づいて排尿か否かの仮判別を
    行い、いずれの仮判別でも排尿であるとされたときに、
    最終的に排尿であると判別する請求項1記載の小用検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記トラップ部は、排水管側と使用者が
    位置する側である使用者側とが隔離され、前記両圧力セ
    ンサの圧力の基準点が、前記使用者側とされる請求項1
    または2記載の小用検出装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、圧力センサの出力に基
    づいて、圧力の変化傾向を示す特徴データを抽出する抽
    出部を備え、抽出された特徴データから排尿か否かの判
    別を開始する判別開始点を特定するとともに、該判別開
    始点からの前記圧力センサの出力に基づく圧力変化のパ
    ターンと、予め準備された圧力変化のパターンとを照合
    して排尿か否かを判別するものである請求項1ないし3
    のいずれかに記載の小用検出装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の小用検出装置を備えるとともに、 前記小便器内に洗浄水を供給する供給手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記供給手段によ
    る洗浄水の供給を制御する制御手段とを備え、 排尿であると判別されたときに、小便器内に洗浄水を供
    給することを特徴とする小便器洗浄装置。
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