JP2000080673A - 浚渫船向け経路計画法 - Google Patents

浚渫船向け経路計画法

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JP2000080673A
JP2000080673A JP10253602A JP25360298A JP2000080673A JP 2000080673 A JP2000080673 A JP 2000080673A JP 10253602 A JP10253602 A JP 10253602A JP 25360298 A JP25360298 A JP 25360298A JP 2000080673 A JP2000080673 A JP 2000080673A
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route
map
dredging
dredger
local
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JP10253602A
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Hiroshi Sudo
拓 須藤
Hajime Sakano
肇 坂野
Yukihiro Kono
幸弘 河野
Hideki Kidori
秀樹 木通
Yoshiaki Takahashi
義明 高橋
Sadao Degawa
定男 出川
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船の動特性モデル、風や潮流等の外乱モデル
の影響を考慮しながら複数の評価項目を準最適化するよ
うな経路計画が自動的に行える浚渫船向け経路計画法を
提供する。 【解決手段】 浚渫領域内で浚渫船10を航行させなが
ら浚渫を行うに際して、浚渫領域内の深度マップ30等
を作業マップ50とし、その作業マップ50と船体運動
シミュレータ55とから強化学習を用いて準最適化した
経路を計画するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラグサクション
型で浚渫する浚渫船向け経路計画法に係り、特に、浚
渫、捨土のサイクルを複数回行う経路を複数の評価項目
を考慮しながら強化学習を用いて自動的に準最適化する
浚渫船向け経路計画法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浚渫対象の海域をメッシュ状に分割し指
定深度よりも浅い部分のあるメッシュについては、浚渫
作業を行い、そのエリア中の全体が指定深度よりも深く
なるようにする。
【0003】浚渫船は、船体側部にドラグアームを俯仰
自在に設け、そのドラグアームをワイヤを介してスエル
コンペンセータ(Swell Compensator )で保持してドラ
グヘッドの接地圧を調整し、船体内に設けたドレージポ
ンプよりドラグアームを介し先端のドラグヘッドから海
底泥を吸い込んで船体内の泥槽に揚土するようになって
いる。
【0004】この浚渫船による浚渫作業の計画は、浚渫
すべき区域の地図に基づき、経験を積んだ乗船員が風や
潮流などを勘案して実現可能で能率的な作業船の経路を
計画する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
浚渫は浅い海で遅い速度で行われるため船の安定性が低
く、運動特性の時間遅れ、非線形性などにより実現可能
な経路を表現するのは難しく、風、潮流等の外乱の影響
により操船に対する船の動きが変化し、また浚渫作業自
体の最適化のために、主推進器の推力やドラグヘッド部
での抵抗が変化するために、最適な経路の決定が困難で
ある。
【0006】また特に、複数回の浚渫を行う場合、どの
ような経路をとれば評価値が最適化されるのかは容易に
わからないと共に評価量が複数ある場合、どのような経
路をとれば複数の評価量が同時に最適化されるのかは容
易にわからない。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、船の動特性モデル、風や潮流等の外乱モデルの影響
を考慮しながら複数の評価項目を準最適化するような経
路計画が自動的に行える浚渫船向け経路計画法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、浚渫エリア内で浚渫船を航行させ
ながら浚渫を行うに際して、浚渫領域内の深度マップ等
を作業マップとし、その作業マップと船体運動のシミュ
レータとから強化学習を用いて準最適化した経路を計画
する浚渫船向け経路計画法である。
【0009】請求項2の発明は、浚渫・捨土のサイクル
を1回の浚渫と呼ぶときに、複数回の浚渫を準最適化す
るように大局的経路を計画すると共に、局所的な領域に
ついて任意の深度マップに対して準最適化した局所的経
路を求めておき、計画した大局的経路がトレースできな
かったとき、局所的経路を用いて経路を設定する請求項
1記載の浚渫船向け経路計画法である。
【0010】請求項3の発明は、船体運動のシミュレー
タを用いてある時点の浚渫船の「状態」に対して実現可
能な1つ以上の針路を求め、これらを「行動」としてそ
の中から1つを選びながら浚渫・捨土サイクルを繰り返
し行わせ、そのときの状態と選択した行動に対して「報
酬」を与え、強化学習により経路計画を行う請求項1又
は2記載の浚渫船向け経路計画法である。
【0011】請求項4の発明は、浚渫領域をメッシュに
区切り、各メッシュにおける水深等のデータを取り込ん
だ後に、浚渫船の位置・向きと各メッシュの「状態」に
対して最適な行動を行ったときの期待値−有用性−を浚
渫船が適当に「行動」したときの「報酬」から繰り返し
計算により推定し、これらから最も有用性の高い「行
動」を選択していくことにより、行動マップを作成し、
この行動マップから航路プランを作成して経路を計画す
る請求項1〜3いずれかに記載の浚渫船向け経路計画法
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】先ず、図12により浚渫船10の概要を説
明する。
【0014】船体11の側部には、先端下部にドラグヘ
ッド12を有するドラグアーム13が俯仰自在に設けら
れ、そのドラグアーム13がワイヤ14を介してスエル
コンペンセータ15に支持され、そのスエルコンペンセ
ータ15により、ワイヤ14の張力を調整し、ドラグヘ
ッド12の接地圧を調整できるようになっている。
【0015】船体11内には、ドラグヘッド12からド
ラグアーム13を介して海底16の泥や砂を吸い込むド
レージポンプ17が設けられると共に、そのドレージポ
ンプ17で揚土された泥等を貯留する泥槽(図示せず)
が設けられる。
【0016】また、船体11の後方には、スラスタ18
とラダー19が設けられ、また船体11の前後に横向き
の推進力を作り出して船を高速に回頭させるバウスラス
タ20が設けられる。
【0017】この浚渫船10での浚渫作業は、GPS2
1から浚渫船10の位置を検出しながらスラスタ18で
航行し、スエルコンペンセータ15で、ドラグヘッド1
2が所定の接地圧となるようにワイヤ14の張力を調整
し、さらにドレージポンプ17が所定の回転となるよう
にし、そのドレージポンプ17で、海底16の泥等を吸
い込み、その吸い込んだ泥を船体11内の泥槽に貯留し
て海底16を浚渫するようになっている。
【0018】この浚渫船10には、後述するシステムに
スエルコンペンセータ15の操作量と圧力、ドラグヘッ
ド11の接地圧、ドレージポンプ17の回転数とポンプ
吸入圧力、そのドレージポンプ17で揚土した泥の含泥
率、スラスタ18、バウスラスタ19の操作量、GPS
21からの浚渫船の位置(x,y)や風等の外乱、等が
入力されるようになっている。
【0019】さて、図1は本発明のシステムブロック図
を示したものである。
【0020】先ず、図中の太線の矢印はオンライン入力
を示している。
【0021】本システムは、基本的には、制御対象(浚
渫船)25を、風,潮流等の外乱26下でアクチュエー
タ操作部27で操作したときに船の状態がどう変化する
かという浚渫船動特性ニューロモデル28を求め、これ
をシステム予測状態29とし、そのシステム予測状態2
9を、強化学習による大局的経路計画部30と強化学習
による局所的経路計画部31に入力し、大局的経路計画
部30が、初期水深マップ32aから伝送された深度マ
ップより大局的針路マップ33を作成し、局所的経路計
画部31が、最新水深マップ32bから伝送された最新
水深マップを基に局所的経路マップ34を作成し、これ
ら針路マップ33,34がナビゲーション(大局的/局
所的)手動切替部35に入力され、コンソール36にて
自動針路モードが表示されるようになっている。
【0022】この場合、大局的経路計画部30と局所的
経路計画部31には、外乱モデル48が入力され、外乱
26を考慮した経路計画が行えるようになっている。
【0023】また、ナビゲーション(大局的/局所的)
手動切替部35では、ユーザ入力部37より、自動/手
動・大局/局所のモード切替、手動モード時の針路設定
などができるようになっている。
【0024】ナビゲーション(大局的/局所的)手動切
替部35は、大局的/局所的の設定モードに応じて大局
的針路マップ33又は局所的針路マップ34より、計画
した経路上の1次元深度水深マップを作成し、これを深
度一定制御,ニューロ制御部38に入力する。
【0025】深度一定制御,ニューロ制御部38には、
システム予想状態29から含泥量,ポンプ圧,接地圧,
深度が入力され、これにより、スラスタ量,針路,船速
を制御して深度一定制御を行うように含泥量一定ファジ
ィ制御部39を介してパイロットPID制御部40に目
標船速・目標針路を出力する。
【0026】含泥量一定ファジィ制御部39では、ドレ
ージポンプで吸引する土砂の含泥率が一定となるよう,
ポンプ回転数,スエルコンペンセータの操作量を決定
し、アクチュエータ操作部27に出力する。
【0027】アクチュエータ操作部27で、制御対象と
しての浚渫船25を操作したときの、各種操作量(スラ
スタ操作量、ポンプ回転数、スエルコンペンセータ操作
量、バウスラスタ操作量、操舵操作量)は、状態推定の
ためにカルマンフィルタ41に入力され、また浚渫船2
5が操作されたときの水深,ポンプ圧,含泥率,接地
圧,位置,速度などのセンサ生データがカルマンフィル
タ41に入力され、さらにセンサモデル43がカルマン
フィルタ41で使用される。
【0028】カルマンフィルタ41には、浚渫船動特性
ニューロモデル28からの動特性、浚渫船動特性モデル
45からの動特性が入力され、これらを基にシステム状
態46を生成し、そのシステム状態46を浚渫船動特性
ニューロモデル28と浚渫船動特性モデル45に入力す
る。
【0029】この図1のシステムにおける経路計画法
は、基本的には、経路の計画と計画された経路のトレー
スとからなっている。
【0030】経路の計画段階では、作業マップを基に強
化学習を用いて大局的経路計画と任意の局所地形に対し
て局所的経路計画の二つの経路計画を行う。
【0031】大局的経路計画では与えられた浚渫領域の
水深マップにおける複数回の浚渫を準最適化するように
経路計画を行う。
【0032】局所的経路計画では、より局所的な領域に
ついて経路計画を行うが任意の水深マップについての経
路計画を行い、どのような海底地形における経路に対し
ても準最適な経路を求めておく。局所的経路計画で求め
られた経路は大局的経路計画の経路がトレースできなか
った場合に使用される。
【0033】経路のトレース段階では、経路計画で作成
した経路に従う自動モードと針路もしくは推進器、舵角
の指示値を手動で設定する手動モードの選択が随時行え
る。
【0034】自動モードは基本的には対局的経路計画を
トレースするモードだが、衝突回避等で計画された経路
から大きく離れた場合には、局所的経路計画により計画
された経路に切り替えることができる。
【0035】作業マップは、浚渫領域の水深マップ、港
の位置、土砂処分場の領域、浚渫領域の潮流分布モデ
ル、風向風速分布モデルからなる。
【0036】水深マップは経路計画時でもトレース時で
も浚渫作業を行うことで新たな水深に更新される。
【0037】また計画経路をトレース時に計画から外れ
た場合は、元の経路計画に従って水深の更新は行わず、
トレースした通りに水深マップの更新を行う。船を中心
とする局所水深マップも浚渫が行われた通りに更新を行
う。
【0038】浚渫船の運動特性モデルは、計画される経
路を実現可能なものとするために使用する。この運動特
性モデルは、運動特性の写像を精度よく近似できる何ら
かの方法で作成する、例えば微分方程式モデル、ニュー
ラルネットワークモデル、ファジィモデル等を使用す
る。
【0039】次に、図2により、大局的経路計画を説明
する。
【0040】図2において、大局的経路計画部30に
は、作業マップ50である浚渫領域水深マップ32,外
乱としての潮流分布モデル,風向風速分布モデル51,
港の位置52、土砂処分場の領域53等が入力され、ま
たユーザ入力37から報酬設定部54より適宜定めた報
酬が入力され、さらに船体運動シミュレータ55より入
力される可能針路範囲から、状態、位置、方位56を定
めて大局的経路計画部30が強化学習によって最も報酬
の高い大局的針路マップ33を作成する。
【0041】船体運動のシミュレータ55は、浚渫最適
化モジュール57からメインスラスタ翼角,浚渫部抵抗
が、実現可能制御量生成部58からバウスラスタ翼角,
舵角が浚渫船運動特性モデル59に入力されて、位置と
方位と速度と角速度が決定され、これを基に実現可能針
路推定部60が可能針路範囲を決定し、これを大局的経
路計画部30に入力する。
【0042】大局的経路計画部30は、この船体運動の
シミュレータ55を使用して浚渫領域に対して浚渫の状
態を得ることを繰り返し行わせ、状態値の更新を行い、
最終的に浚渫領域全体で準最適な行動をとった場合の報
酬の期待値を得、これから順次針路を決定して大局的針
路マップ33を得る。また大局的針路マップ33で計画
した経路で浚渫作業を行った場合の総作業時間等をコン
ソール36に表示する。
【0043】なお、針路を決定し、浚渫したときに、深
度更新を行い浚渫後の新たな深度を浚渫領域水深マップ
32に入力する。
【0044】強化学習の具体的な方法は、ある状態Sに
おいて行為aを実行し、その後、最適な政策の基に動作
したときに得られるであろう価値の期待値を有用性−:
(Utility)と呼び、これをU( S,a) とし、状態Sの
時、行為aを行った後に最適(と思われる)政策に則っ
て行動したt番目の状態と行動をSt ,at とする。
【0045】このとき有用性U( S, a) は、
【0046】
【数1】
【0047】と表すことができる。
【0048】この数1において、状態St での行為at
についての報酬をr( St , at )とする。
【0049】しかし、U( S,a) は、予め与えられてい
るわけではなく、強化学習では、U( S,a) の値は、学
習アルゴリズム内で経験に基づいて推測する。
【0050】今、すでに学習されたデータを基に推測し
たUtiltyの推定値をUold,今回の行為や試行の結果から
新たに推測したUの推定値をU* とする。
【0051】Uの推定値を報酬rt 、行為at の結果の
状態St+1 及び関数Uold(S,a) からQ学習と呼ばれる
強化学習のアルゴリズムを用いて求めると、
【0052】
【数2】
【0053】となる。
【0054】この数2を図式で、図10に示した。
【0055】この推定されたU* とすでに学習されたU
old から数3に示されている計算法にてUを更新する。
ここでUnew は更新後のUの値、αは学習率である。
【0056】
【数3】
【0057】次に、浚渫における状態Sと行為としての
行動と報酬をより具体的に説明する。
【0058】状態;先ず、各種アクチュエータの操作量
も状態として扱う。この場合、操作量であっても浚渫自
体の最適化のために任意の値がとれない場合もあるが、
その場合は経路計画と浚渫の最適化の間で重み付けを行
い操作量の値を決定する。
【0059】以下の項目が本システムで使用する強化学
習における状態である。
【0060】○浚渫領域全体のマップ ○浚渫領域全体の潮流、風の分布モデル ○港の位置 ○浚渫部抵抗とその履歴 ○船の位置、向き ○メインスラスタ操作量 ○バウスラスタ操作量 ○ラダー操作量 行動; ○針路 船体運動のシミュレータによりある状態におい
て実現可能な針路を求め、ある状態においてその範囲の
針路だけが行動として選択できる。船体運動のシミュレ
ータの浚渫最適化モジュールに対しては、これからとる
行動から計算される経路上の海底の凹凸を与え、それに
対して浚渫の最適化を行わせて、その経路上のメインス
ラスタ翼角、浚渫部抵抗を求める。
【0061】報酬;行動を行った結果目的とする浚渫作
業が進められるほど高い数値を与える。評価項目が複数
ある場合は、目的に応じて重み付けを行い数値を与え
る。
【0062】どのような値を報酬として与えるかはユー
ザが目的に応じて設定する。
【0063】報酬例 ○短時間に設定深度よりも浅い部分がなくなった場合に
報酬を与える。
【0064】次に図3により局所的経路計画を説明す
る。
【0065】この局所的経路計画は、大局的経路計画と
基本的には同じであり、強化学習によって行うもので、
図において局所経路計画部31には、作業マップ50で
ある任意海底形状生成部62、外乱としての潮流分布モ
デル,風向風速分布モデル51,港の位置52、土砂処
分場の領域53が入力され、またユーザ入力37から報
酬設定部54より適宜定めた報酬が入力され、さらに船
体運動シミュレータ55より入力される可能針路範囲か
ら、状態、位置、方位56を定めて局所的経路計画部3
1にて任意海底面形状に対する最も報酬の高い局所的針
路マップ34を作成する。
【0066】船体運動のシミュレータ55は、浚渫最適
化モジュール57からメインスラスタ翼角,浚渫部抵抗
が、実現可能制御量生成部58からバウスラスタ翼角,
舵角が浚渫船運動特性モデル59に入力されて、位置と
方位と速度と角速度が決定され、これを基に実現可能針
路推定部60が可能針路範囲を決定し、これを局所的経
路計画部31に入力する。
【0067】局所的経路計画部31は、この船体運動の
シミュレータ55を使用して浚渫領域に対して浚渫の状
態を得ることを繰り返し行わせ、状態値の更新を行い、
最終的に浚渫領域全体で準最適な行動をとった場合の報
酬の期待値を得、これから局所的針路を決定し、任意海
底形状に対する局所的針路マップ34を作成する。
【0068】強化学習における、その他の行動、報酬に
ついては大局的経路計画モジュールのものに準ずる。
【0069】次に、強化学習による大局的経路計画と局
所的経路計画を、さらに具体的に説明する。
【0070】図12は、浚渫船10が浚渫作業しながら
航行をする状態を海底面形状と共に概略斜視図で示した
ものである。
【0071】先ず、経路計画を行うにおいて、図13に
示すように浚渫領域Rを測船等で計測して深度を計測す
ると共に、浚渫領域Rをメッシュ状に区切り、各メッシ
ュ内の最も浅い所の深度を、そのメッシュの深度として
格納して水深マップ30とし、これを適宜オンライン等
で取り込む。
【0072】この水深マップ32から、水深の浅い位置
P1 ,P2 ,…Pn を探し出し、大局的経路計画部30
での経路の計画を行うと共に、局所的経路計画では、そ
の水深マップ32の局所的な深度データに対する経路を
生成し、大局的な経路計画から大きくずれた場合には、
局所的経路計画部31で、計画された経路に沿うように
航行する。
【0073】図5は、強化学習による経路計画の基本的
フローを示したものである。
【0074】先ず計画が開始70され、浚渫領域データ
取り込み71がなされ、有用性マップの各点の有用性を
推定72することがなされ、有用性マップ再評価73が
なされGreed Policy Map作成74がなされ、step1
で推定が十分に行えたかどうかの判断がなされ、十分行
われていない(no)ときは、再度有用性マップの各点
の有用性を推定72がなされ、十分行われた(yes)
ときは、現在位置からのプラン生成(経路計画)75を
行って計画を終了76する。
【0075】図6は、図5の有用性マップの各点の有用
性(Utility )推定72の具体的フローを示したもので
ある。
【0076】有用性推定開始80がなされると、初期状
態設定81がなされる。この設定81は、探索行動確率
設定,結果の評価方法設定,浚渫船シミュレータ初期化
82からなる。
【0077】初期状態設定81がなされた後は、乱数発
生83がなされ、その乱数に基づいて行動がなされ、s
tep2で探索行動確率以下かどうかの判断がなされ、
以下でなければ(no)、最も有用性が高い行動を選択
84し、以下であれば(yes)、現状でとれる行動の
中からランダムに選択85し、シミュレータ上で行動を
実施し行動完了後の状態および行動を完了するまでの時
間を得る86ようになる。この際、行動,状態の履歴を
記録87しておく。
【0078】次に行動が完了したときの時間の変更,状
態変更,浚渫地図更新88を行い、step3で、浚渫
終了か、すなわち浚渫領域内の浚渫を終えたかどうか判
断を行い、終了でなければ(no)、乱数発生83に戻
して有用性の推定を行い、終了したなら(yes)、合
計浚渫量、浚渫時間の集計89を行い、この集計値を外
部から与えられた評価式に基づき評価を決定90し、評
価を行動終了状態から順次伝搬させ有用性を再推定91
する。この場合、行動と状態の履歴を順次読み出し92
して再推定91を行う、再推定91を終えた後は、有用
性推定終了93として、図5のフローに戻る。
【0079】次に、図7により、図5のフローにおける
有用性マップについて簡略化したモデルで説明する。
【0080】図7は、メッシュに区分けした海底面10
0を現在時間から将来にわたって示したものであり、海
底面100上の点線で囲った部分は、水深の浅い箇所P
1 ,P2 ,Pn を示している。
【0081】海底面100の海面上の任意のメッシュ1
01の位置に浚渫船が位置し、そのときの浚渫船の向き
を、東西南北(E,W,S,N)に8方向で規定したと
き、例えば図で東E方向に向いているときの船の向きの
状態102とし、その向き状態102における回頭針路
マップ103中、位置、針路、時刻を状態とし、移動方
向を行動として、行動×状態毎に有用性を持つとし、こ
れに基づいて8方向での有用性マップ104の値を計算
する。
【0082】この有用性マップ104の各要素E,W,
S,Nは、メッシュ101の位置における船の状態10
2にあって、そのときに行える行動に対する行動の有用
性(最適な行動の結果どのくらい報酬を得ることが予想
されるかを示す値)を格納している。
【0083】このマップに割り振られた有用性はシミュ
レーション上の繰り返し計算により更新され、徐々に実
際の有用性に近づく。
【0084】有用性のマップの更新は、シミュレーショ
ン上での行動の結果をもとにマップ上の各メッシュ10
1毎の点について推定した推定値U* ( S,a) (数2に
基づき計算)と既存の有用性Uold(S,a) を用いて新た
な有用性マップ値Unew(S,a) を数3に基づいて計算す
る。
【0085】図7においては、浚渫船は、海底面100
の海面上の深度の浅い箇所P2 近くのメッシュ101に
位置し、かつ船の向きが東Eを向いており、この状態
で、浅い箇所P2 に向かう方向(例では南東方向)が有
用性が最も高く、次に南Sの方向が次に有用性が高いこ
とを表しており、また北西の方向の針路は行動として取
ることができないことを示している。
【0086】図7により有用性マップの推定と再評価を
終えたならば、次に図5のフローチャートで説明したよ
うにGreedly Policy Map作成を図8のように行う。
【0087】Greedly Policy Mapは、浚渫船の状態に対
応した要素から成り立ち、各要素には、その状態で最も
有用性の高い行動が格納される。
【0088】すなわち、図7と同様に海底面100の海
面上の深度の浅い箇所P2 近くのメッシュ101に位置
にしているとき、そのメッシュ101で船が東方向を向
いているときの回頭針路マップ103に対して、有用性
マップ104が定められており、有用性マップ104に
格納された有用性のうち最適と推定された行動(針路南
東方向)が、その位置で東方向を向いているときにとる
べき行動105として格納される。
【0089】このGreedly Policy Mapは、有用性マップ
評価によって各行動の有用性が変化するので、再評価後
にGreedly Policy Mapの更新を行う。
【0090】図9は、航路プランの作成を説明するもの
で、図8でのGreedly Policy Mapに格納された最も有用
な行動105を選択し続けて船の状態を遷移させた結果
が航路プランSPとなることを示したものである。
【0091】このように強化学習によって大局的経路或
いは局所的経路を設定した後は、その計画された経路を
トレースするように浚渫船を制御する。
【0092】この計画された経路のトレース時のシステ
ムを図4により説明する。
【0093】図4において、ナビゲーション大局的/局
所的/手動の切替部35には、大局的針路マップ33と
任意海底形状に対する局所的針路マップ34が入力され
ると共に、図1に示したシステム状態46から位置、方
位、速度、角速度等のセンサ入力65が入力される。
【0094】また、手動切替部35は、ユーザ入力37
にて、大局的と局所的モードを切替えるモード切替,手
動設定針路設定が行えるようになっている。また大局的
経路と局所的経路の切替は、予め定められた許容値を元
に自動で切り替えることができるようになっている。
【0095】このユーザ入力37では、ユーザが随時自
動モード、手動モードの選択を行える。手動モードでは
ユーザが手動で、速度・方位の指定もしくは、各スラス
タ,ラダーの操作量の指定を行い、衝突回避等に使用す
る。
【0096】自動モードでは計画された大局的針路マッ
プ33からの大局的計画経路に従って、経路と浚渫船の
位置における針路が示され36a、経路は浚渫船最適化
モジュール66(図1の深度一定制御38と含泥量一定
ファジィ制御39)に渡され、針路はパイロット部40
に渡され、パイロット部40で、浚渫船最適化モジュー
ル66からの主スラスタ翼角が考慮された上で、その針
路へ向くようにラダー,バウスラスタが操作される。セ
ンサ入力65から得られる位置と方位が、計画された経
路から設定された許容値よりも大きくずれた場合は、ナ
ビゲーション大局的/局所的/手動の切替部35は、そ
のずれた位置から局所的針路マップ34で設定された局
所的経路に従って針路をパイロット部40に渡す。
【0097】また針路により、経路が定まり、経路上の
浚渫が行われることにより、深度の更新がなされて浚渫
領域水深マップ32に入力されてナビゲーション大局的
/局所的/手動の切替部35と浚渫船最適化モジュール
66に入力される。
【0098】次に、計画された経路に追従できなかった
場合、もしくは回避衝突等のために手動で異なった経路
を航行した場合は、経路計画モードに応じて経路の再選
択を行う。大局的経路計画モードで経路の再選択を行う
場合は、事前の計画経路において状態空間中でもっとも
近い点から始めるが、その点が状態空間中で予め決めら
れた距離よりも遠い場合は局所的経路計画モードで経路
の再選択を行うこともできる。
【0099】このように、浚渫船により移動しながら浚
渫を行うときに、浚渫、捨土のサイクルを複数回行う時
の経路を、複数の評価項目を考慮しながら強化学習を用
いて自動的に準最適化することで、掘り残し、浅くなっ
た箇所をねらって効率よく浚渫が行える。
【0100】浚渫の最適化のために主推進器の推力、浚
渫部の抵抗等が変化するが、そのことを考慮して準最適
化が行える。
【0101】風、潮流等の外乱モデルを与えた場合で
も、実現可能な経路計画が行える。
【0102】浚渫時に予め作成した大局的な経路から大
きくずれてしまった場合は、予め作成してある局所的な
任意の海底形状に対する経路を用いて作業を続行するこ
ともできる。
【0103】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、浚渫領域
内を浚渫船が移動しながら浚渫を行うとき、強化学習に
より自動的に準最適化した経路を自動的に計画できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における浚渫船向け経路計画法のシステ
ム構成を示す図である。
【図2】本発明において、大局的経路計画の学習時のシ
ステム構成を示す図である。
【図3】本発明において、局所的経路計画の学習時のシ
ステム構成を示す図である。
【図4】本発明において、計画経路トレース時のシステ
ム構成を示す図である。
【図5】本発明において、経路計画のフローチャートを
示す図である。
【図6】図5の有用性マップの各点の有用性の推定を説
明するフローチャートを示す図である。
【図7】本発明において、有用性マップを説明する図で
ある。
【図8】本発明において、Greedly Policy Mapの作成を
説明する図である。
【図9】本発明において、航路プラン作成を説明する図
である。
【図10】本発明において、強化学習を説明する図であ
る。
【図11】本発明における浚渫船の概略を示す図であ
る。
【図12】本発明において、浚渫領域での浚渫船の浚渫
状況を示す概略斜視図である。
【図13】本発明において、浚渫領域の深度マップを示
す図である。
【符号の説明】
30 大局的経路計画部 32 浚渫領域深度マップ 33 大局的針路マップ 55 船体運動のシミュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 幸弘 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 木通 秀樹 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 高橋 義明 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 出川 定男 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 Fターム(参考) 5H004 GB14 GB20 HA07 HB07 HB08 JA03 JA22 JB07 JB08 JB23 KB02 KB04 KB06 KC02 KC08 KC27 KC28 KD03 KD18 KD23 KD33 KD36 KD43 LA15 LA18 LB01 MA60 5H301 AA05 AA10 BB20 CC03 CC06 CC08 GG16 HH01 HH02 HH04 QQ06 9A001 FF07 GG08 HH06 HH08 HH09 HH32 KK27 KK33 KK53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浚渫エリア内で浚渫船を航行させながら
    浚渫を行うに際して、浚渫領域内の深度マップ等を作業
    マップとし、その作業マップと船体運動のシミュレータ
    とから強化学習を用いて準最適化した経路を計画するこ
    とを特徴とする浚渫船向け経路計画法。
  2. 【請求項2】 浚渫・捨土のサイクルを1回の浚渫と呼
    ぶときに、複数回の浚渫を準最適化するように大局的経
    路を計画すると共に、局所的な領域について任意の深度
    マップに対して準最適化した局所的経路を求めておき、
    計画した大局的経路がトレースできなかったとき、局所
    的経路を用いて経路を設定する請求項1記載の浚渫船向
    け経路計画法。
  3. 【請求項3】 船体運動のシミュレータを用いてある時
    点の浚渫船の「状態」に対して実現可能な1つ以上の針
    路を求め、これらを「行動」としてその中から1つを選
    びながら浚渫・捨土サイクルを繰り返し行わせ、そのと
    きの状態と選択した行動に対して「報酬」を与え、強化
    学習により経路計画を行う請求項1又は2記載の浚渫船
    向け経路計画法。
  4. 【請求項4】 浚渫領域をメッシュに区切り、各メッシ
    ュにおける水深等のデータを取り込んだ後に、浚渫船の
    位置・向きと各メッシュの「状態」に対して最適な行動
    を行ったときの期待値−有用性−を浚渫船が適当に「行
    動」したときの「報酬」から繰り返し計算により推定
    し、これらから最も有用性の高い「行動」を選択してい
    くことにより、行動マップを作成し、この行動マップか
    ら航路プランを作成して経路を計画する請求項1〜3い
    ずれかに記載の浚渫船向け経路計画法。
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