JP2000079420A - バルジ成形用の筒形金属部材及びバルジ成形方法 - Google Patents
バルジ成形用の筒形金属部材及びバルジ成形方法Info
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Abstract
ことのできるバルジ成形用の筒形金属部材及びバルジ成
形方法を提供する。 【解決手段】 ほぼ円形とする外周2と連続して、外周
2内に内周5として凹部4を形成したバルジ成形用の筒
形金属部材。及び製品の外形に対応した形状の成形型内
にほぼ円形とする外周と連続して、外周内に内周として
凹部を形成した筒形金属部材を配置して成形するバルジ
成形方法である。
Description
の筒形金属部材及びバルジ成形方法に関するものであ
る。
成形部位全体を加熱しつつ、成形することによって、成
形性を高めることが特開昭49−58067号公報及び
特開昭62−259623号公報に開示されている。
形方法は、成形前の筒形金属部材の円周方向の周長と、
筒形金属部材の膨張率によって、成形性の優劣が決まる
ことになる。このようなバルジ成形においては、成形前
のほぼ円形の筒形金属部材を製品の外形に対応した形状
の成形型内に配置して、筒形金属部材内に油圧等によっ
て内圧を加える。また、必要に応じて筒形金属部材の両
端部から圧力を加える軸圧によって、筒形金属部材を膨
張して成形するものである。しかして、ほぼ円形とする
筒形金属部材を成形型の形状に成形するには、筒形金属
部材の周長がのびることによって、製品の外形に対応し
た形状に成形されることから成形形状によっては、筒形
金属部材の伸びが大きくなって割れ等が発生し易くな
り、商品価値を低下し、かつ製品の歩留りも低下させる
ことになる等の課題がある。本発明方法は、このような
課題を有利に解決するためなされたものであり、成形時
に割れ等を確実に防止することのできるバルジ成形用の
筒形金属部材とバルジ成形方法を提供することを目的と
するものである。
ろは、ほぼ円形とする外周と連続して、外周内に内周と
して凹部を形成したことを特徴とするバルジ成形用の筒
形金属部材。及び製品の外形に対応した形状の成形型内
にほぼ円形とする外周と連続して、外周内に内周として
凹部を形成した筒形金属部材を配置して成形することを
特徴とするバルジ成形方法である。
周と連続して、外周内に内周として凹部を形成したバル
ジ成形用の筒形金属部材を製品の外形に対応した形状の
成形型内に配置して、バルジ成形すると外周内に内周と
して凹部を形成したことによって、円形筒形金属部材に
比べて内周として凹部に形成した長さ分が長くなる。即
ち、筒形金属部材の周長が長くなることから、成形時の
筒形金属部材の周方向の伸び率が円形筒形金属部材の周
方向の伸び率に比べ小さい状態で成形を完了することが
できる。従って、成形時に割れ等の発生を確実に防止す
ることができるものである。
て、外周内に内周として凹部を形成した筒形金属部材の
一例を挙げると、図1のように筒形金属部材1として、
外周2をほぼ円形とし、外周2の一部に対向する内向き
の彎曲縁辺部3、3aを形成する。この外周2の彎曲縁
辺部3、3aと連続して外周2内に内周として凹部4を
形成する。しかして、凹部4を形成する内周5長さが従
来の円形筒形金属部材に比べ周長が長くなる。即ち、外
周2の長さと内周5の長さが全周長となる。
応した形状の成形型内で膨張させて成形すると、円形の
筒形金属部材に比べ内周5が長くなっており、成形完了
時の伸び率が小さくなるので、割れ等を確実に防止する
ことができる。
外周2長さと、内周5長さの合計長としては、成形完了
時に筒形金属部材の伸びによって、割れ等が発生しない
伸び率になる内周5長さに例えば、単一もしくは複数の
凹部4形成する。また、上限としては、成形型の周長を
越えると皺等が発生するので、成形型の周長以下の外周
2長さと、内周5長さの合計長にする。
筒形金属部材材質の一例を挙げる。C:0.05〜0.
2%、Si:0.2〜2.0%、Mn:0.2〜2.0
%、P:0.04%以下、S:0.04%以下、Al:
0.5%以下、残りFe及び不可避的不純物からなる鋼
材(板)で、引っ張り強度(TS)200〜800Mp
a、降伏強度(YS)150〜750Mpa、伸び20
〜50%の板厚(肉厚)0.5〜3.0mmの筒形金属
部材の加熱温度を前記のごとく調整しつつ、バルジ成形
することによって割れ、皺等の発生を確実に防止するこ
とができる。
材の一例を挙げる。図2において、一般的に製造されて
いる電縫鋼管を用いて、鋼管(イ)を成形ロールによっ
て(イ)から順次成形して(ヘ)のごとく成形する。
した筒形金属部材内に油圧等による内圧を加え、製品の
外形に対応した形状にバルジ成形する。または、このよ
うに筒形金属部材内に油圧等による内圧を加えるととも
に、筒形金属部材の長手方向両端部から圧力を付加す
る、軸圧を加えて成形するバルジ成形方法によって成形
することができる。
る。
1に示す異形鋼管。比較例は、丸型鋼管。 注2:材質Aは、C:0.002%、Si:0.02
%、Mn:0.15%、P:0.01%、S:0.01
%、Al:0.04%、残りFe及不可避的不純物。 Bは、C:0.08%、Si:0.1%、Mn:1.5
%、P:0.1%、S:0.01%、Al:0.04
%、残りFe及不可避的不純物。Cは、C:0.1%、
Si:1.0%、Mn:2.0%、P:0.01%、
S:tr、Al:0.04%、残りFe及不可避的不純
物。 注3:内圧は、成形時の筒形金属部材への常温水圧であ
る。 注4:周方向伸び率は、成形後の筒形金属部材の伸び
率。 注5:Rは、バルジ成形型の4ヵ所の各コーナー曲率半
径。 注6:成形評価は、各例とも10本成形し、何れも割れ
等が発生しなかったもの○。割れが1〜3本発生したも
の△。割れが4本以上発生したもの×とした。
成形品の割れ等の発生を確実に防止しつつ、成形するこ
とができるので、成形品の品質を向上するとともに歩留
りを高めることができる。また、深絞り性に優れた素材
を用いることなく、成形することができコストを低減す
ることができる等の優れた効果が得られる。
面図である。
示す横断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ほぼ円形とする外周と連続して、外周内
に内周として凹部を形成したことを特徴とするバルジ成
形用の筒形金属部材。 - 【請求項2】 鋼製筒形金属部材としたことを特徴とす
る請求項1に記載のバルジ成形用の筒形金属部材。 - 【請求項3】 製品の外形に対応した形状の成形型内に
ほぼ円形とする外周と連続して、外周内に内周として凹
部を形成した筒形金属部材を配置して成形することを特
徴とするバルジ成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250839A JP2000079420A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | バルジ成形用の筒形金属部材及びバルジ成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250839A JP2000079420A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | バルジ成形用の筒形金属部材及びバルジ成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079420A true JP2000079420A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17213790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10250839A Pending JP2000079420A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | バルジ成形用の筒形金属部材及びバルジ成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000079420A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002274426A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動車のセンタピラー構造 |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP10250839A patent/JP2000079420A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002274426A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動車のセンタピラー構造 |
JP4651838B2 (ja) * | 2001-03-15 | 2011-03-16 | 富士重工業株式会社 | 自動車のセンタピラー構造 |
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