JP2000079360A - エアーブラシにおけるペンホルダー - Google Patents

エアーブラシにおけるペンホルダー

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JP2000079360A
JP2000079360A JP10268942A JP26894298A JP2000079360A JP 2000079360 A JP2000079360 A JP 2000079360A JP 10268942 A JP10268942 A JP 10268942A JP 26894298 A JP26894298 A JP 26894298A JP 2000079360 A JP2000079360 A JP 2000079360A
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holder
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color
cylindrical member
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JP10268942A
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Naoyuki Aoyama
直之 青山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーペンを収容したペンホルダーにエアー
ボンベを接続して、ホルダーに具えた噴射口からカラー
インキを噴射するようにしたエアーブラシにおいて、ペ
ンホルダーの軽量化とコストダウンを図り、多様なサイ
ズのペンを利用できるようにする。 【解決手段】 ペンホルダーBをそれぞれプラスチック
製の外側円筒部材3と、内側円筒部材4と、ノズル部材
5と、ペン先ホルダー部材6との4部材で構成して軽量
化とコストダウンを行い、適宜の径を具えた外側円筒部
材3と内側円筒部材4を伸縮と着脱を自在にして嵌合さ
せることにより、サイズの異なるペンを使用できるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペンホルダー内
にカラーペンを収容し、該ホルダーの基端部側に接続し
たエアーボンベから圧力空気を供給し、先端部に具えた
噴射口からカラーインキをミスト状に噴射させるように
したエアーブラシにおけるペンホルダーに関し、ペンホ
ルダー部分を複数個のプラスチック製部材で形成すると
ともに、使用するカラーペンの長さに合わせてホルダー
を伸縮できるようにしたことを特長とするものである。
【0002】
【従来の技術】彩色用のエアーブラシは、一般的には例
えば特開平9−75797号公報のように、カラーイン
キをボンベに詰め、ボンベのノズルに噴射器を取り付け
て直接的にインキを噴射させるようにしたものとか、あ
るいは、ニードル弁を備えたエアーブラシ本体にカラー
インキと圧力空気を詰めたボンベを接続するようにした
ものとがあるが、その他に、例えば特開昭61−423
50号公報のように、噴射口を備えたペンホルダー内
に、穂先をフェルトやファイバーで形成し、顔料を油性
または水性溶剤に溶かしたカラーインキを充填したカラ
ーペンを収容して、ホルダーの基部側面に備えた給気口
から圧力空気を供給するようにしたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように着色材と
してカラーペンを用い、ぺンホルダー内で穂先からカラ
ーインキを吸出するようにしたこの種のエアーブラシ
は、ホルダー内に収容するカラーペンの交換により、1
組の簡単な器具で多色のカラー選択ができるので、例え
ばプラモデルとかルアーの彩色に用いられたり、切り絵
等の画材用、賀状制作用その他ネールマニキュアとかの
ペインテンィグ用など、比較的に小規模で、多色の彩色
用にその用途がある。しかしながら、従来市販のペンホ
ルダーは金属製のため使用に際しては重く製作面では高
価になる欠点がある。また、ホルダーに収容できるカラ
ーペンのサイズが所定のものに限定されるという不便も
あった。
【0004】このようなことから、本発明が解決しよう
とする課題は、この種のエアーブラシにおけるペンホル
ダーの軽量化とコストダウンを図り、かつ、利用できる
カラーペンの選択幅を拡大するとともに、ペンの交換操
作をより容易し、所望のミスト状の形成を一定に保てる
ようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、ペンホルダー内に、カラーペンの穂先
を先端部に具えた噴気孔に接近させて収容し、該ホルダ
ーの基端部に具えた差込み口にエアーボンベのノズルを
嵌め込み、該ボンベから圧力空気をホルダー内に供給す
ることによって、上記噴射口からカラーインキをミスト
状に噴射させるようにしたエアーブラシにおいて、上記
ペンホルダーは、基端側に前記差込み口を具えて先端を
開口した適宜の太さの外側円筒部材と、前記カラーペン
を収容して外側円筒部材内に外周を密着させて、かつ、
伸縮自在に二重筒状に嵌装される内側円筒部材と、通気
孔を周縁に配設し中心に挿通孔を具えた内端面部に、上
記カラーペンの軸端部を挿通させて、上記内側円筒部材
の先端部内に嵌合し、上記内端面部と前記外側円筒部材
の内端面との間で、カラーペンの軸部を前後から挟持す
る短筒形のペン先ホルダー部材と、先端部に前記噴射口
を具えて上記内側円筒部材の先端部に螺合するノズル部
材との4部材で構成されており、かつ、それぞれがプラ
スチックの成形体で形成されていることを特徴とするエ
アーブラシにおけるペンホルダーを提供するものであ
る。
【0006】本発明は、上記のようにペンホルダーを外
側円筒部材、内側円筒部材、ペン先ホルダー部材および
ノズル部材の4部材で構成し、それぞれをプラスチック
製としたので、従前品に比べて大量生産に適してコスト
ダウンができ、軽量化するとともに、カラーペンの交換
操作も容易である。
【0007】また本発明は、適宜の径を具えて二重筒状
に伸縮を自在にして嵌合する外側円筒部材と内側円筒部
材との嵌合深さを変えると、ペン先ホルダー部材と外側
円筒部材の内端面との間に形成されるペンの挟持間隔が
変わるので、収容するカラーペンの長さと太さの変更に
収容部分の大きさを対応させることができる。したがっ
て、利用できるカラーペンのサイズの選択の幅が拡大す
るとともに、ペンのサイズが変更されても穂先と噴射口
との位置がほぼ一定してミスト状の形成をほぼ一定に保
つことができる。
【0008】なお、本発明は、上記ペン先ホルダー部材
として、長短に長さが異なる複数個のホルダー部材を用
意しておくことにより、ミストの形成が一定化し易くな
り、よりいっそう本発明に係るエアーブラシを使い勝手
の良いものにすることができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面について説明す
る。実施例とともにエアーブラシの使用状態を示す図1
において、Aはエアーボンベ、Bはペンホルダー、Cは
ペンホルダー内に収容されるカラーペンである。ペンホ
ルダーBは、図1に示すように、基端部に具えた差込み
口1にエアーボンベAのノズルA’を嵌め込み、該ボン
ベAから供給される圧力空気によって、カラーペンCの
インキを先端部に具えた噴射口2からミスト状に噴射さ
せる。
【0010】このペンホルダーBは、図2に示すよう
に、基端部に差込み口1を具えた外側円筒部材3と、外
側円筒部材3の先端側(図示右側)から二重筒状に嵌合
する内側円筒部材4と、噴射口2を具えて内側円筒部材
4の先端部4’に螺合するノズル部材5と、内側円筒部
材4とノズル部材5との嵌合部内でカラーペンCの軸端
部C’を保持するペン先ホルダー部材6との4部材から
なり、各部材はそれぞれプラスチック製である。
【0011】外側円筒部材3と内側円筒部材4とは、圧
力空気のもれを生じないように互いに内、外周面を密着
させ、かつ、カラーペンCの長さに応じて伸縮自在に嵌
合し、かつ、カラーペンCの太さの変更にも応じられる
ようにした適宜の太さの内径を具えている。
【0012】ペン先ホルダー部材6は、内端面部7の周
縁部に通気孔8を等間隔に配置し、中心に具えた挿通孔
9にカラーペンCの軸端部C’を挿通させ、内側円筒部
材4に設けた環状の段部10と、ノズル部材5側に環状
に設けた他方の段部11との間でその装着位置を固定さ
れるようになっている。
【0013】この実施例において、ペン先ホルダー部材
6は、図2に示すように、長さに差のある同径3個のペ
ン先ホルダーが用意されていて、内端面部7の挿通孔9
からノズル部材5の先端部の噴射口2までの長さを使用
するカラーペンCの軸端部C’と穂先13までの長さの
変化にも対応できるようにしている。なお、図1に示す
ペン先ホルダー部材6よりも短いホルダー部材6を用い
るときは、内端面部7に当接するカラーペンCの前部と
ノズル部材5側の段部11との間でその装着位置が固定
される。
【0014】上記のようにしてホルダー内に収容された
カラーペンCは、前部をペン先ホルダー部材6の内端面
部7に当接させ、後部を外側円筒部材3の内端面部12
に当接させて前後から挟持されている。また、カラーペ
ンCの穂先13は、適切な長さのペン先ホルダー部材6
の装着により、ノズル部材5の噴射口2にごく接近した
位置に固定される。
【0015】そして、エアーボンベAのノズルA’から
供給された圧力空気は、外側円筒部材3の内端面部12
とカラーペンCの後部との間をすり抜けて内側円筒部材
4の先端部に達し、ペン先ホルダー部材6の内端面部7
の通気孔8を通ってノズル部材5の噴射口2に集中し、
外部に噴出する。このとき、カラーペンCの穂先13か
らカラーインキが吸引され、圧力空気の放出とともに外
部に噴射される。
【0016】色変え等に際するカラーペンCの交換は、
内外の円筒部材3,4の嵌合を外し、所望のペンを装着
し直すことにより簡単にできる。このペンホルダーBに
は、前述のように、ペンの長さに応じた伸縮ができ、内
側円筒部材4の内径の範囲で太さの異なるカラーペンC
の収容も可能である。また、収容するカラーペンCの軸
端部C’から穂先13までの長さに応じてペン先ホルダ
ー部材6を選択して装着することにより、吹き付けるカ
ラーインキのミスト状態をほぼ一定に保つことができ
る。
【0017】なお、図示する実施例は本発明の最も好ま
しい態様であって、本発明の実施に際し、各部の形状は
図示の態様に限られないことなどは本発明の要旨にそっ
て任意である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ペンホ
ルダーの製作が大量生産に適してコストダウンできる。
また、軽量化して使いやすくなる。さらに、カラーペン
の装着と交換が容易であるとともに、1組のエアーブラ
シ器具で多様なサイズのカラーペンを用いることができ
る上に、サイズの変更によってもミストの形成がほぼ一
定するなどきわめて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例をその使用状態とともに
示す縦断側面図
【図2】図2はペンホルダーの分解斜視図である。
【符合の説明】
A エアーボンベ A’ ノズル B ペンホルダー C カラーペン C’ 軸端部 1 差込み口 2 噴射口 3 外側円筒部材 4 内側円筒部材 4’ 先端部 5 ノズル部材 6 ペン先ホルダー部材 7 内端面部 8 通気孔 9 挿通孔 10 段部 11 段部 12 内端面部 13 穂先

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンホルダー内に、カラーペンの穂先を
    先端部に具えた噴気孔に接近させて収容し、該ホルダー
    の基端部に具えた差込み口にエアーボンベのノズルを嵌
    め込み、該ボンベから圧力空気をホルダー内に供給する
    ことによって、上記噴射口からカラーインキをミスト状
    に噴射させるようにしたエアーブラシにおいて、上記ペ
    ンホルダーは、基端側に前記差込み口を具えて先端を開
    口した適宜の太さの外側円筒部材と、前記カラーペンを
    収容して外側円筒部材内に外周を密着させて、かつ、伸
    縮自在に二重筒状に嵌装される内側円筒部材と、通気孔
    を周縁に配設し中心に挿通孔を具えた内端面部に、上記
    カラーペンの軸端部を挿通させて、上記内側円筒部材の
    先端部内に嵌合し、上記内端面部と前記外側円筒部材の
    内端面との間で、カラーペンの軸部を前後から挟持する
    短筒形のペン先ホルダー部材と、先端部に前記噴射口を
    具えて上記内側円筒部材の先端部に螺合するノズル部材
    との4部材で構成されており、かつ、それぞれがプラス
    チックの成形体で形成されていることを特徴とするエア
    ーブラシにおけるペンホルダー。
  2. 【請求項2】 前記短筒形のペン先ホルダー部材は、前
    記内側円筒部材内に収容されるカラーペンの長さに応じ
    て、長短に長さの異なる複数個のホルダー部材からなる
    ことを特徴とする請求項1のエアーブラシにおけるペン
    ホルダー。
JP10268942A 1998-09-07 1998-09-07 エアーブラシにおけるペンホルダー Pending JP2000079360A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005263982A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Mitsubishi Pencil Co Ltd 模型用塗装液、模型用塗装液塗布具及び模型用塗装液描線調整液
JP2012077881A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Daishin Kako Kk 液垂れ防止機構およびそれを用いたエアゾール製品

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