JP2000079150A - 振動機能付マットレス - Google Patents

振動機能付マットレス

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JP2000079150A
JP2000079150A JP10251545A JP25154598A JP2000079150A JP 2000079150 A JP2000079150 A JP 2000079150A JP 10251545 A JP10251545 A JP 10251545A JP 25154598 A JP25154598 A JP 25154598A JP 2000079150 A JP2000079150 A JP 2000079150A
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vibration
mattress
blood flow
control unit
generators
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Tadahiro Okura
忠博 大倉
Yoichi Endo
陽一 遠藤
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】健康を害することなく無理なく痩せる。 【解決手段】マットレス本体2の広範囲に複数組込まれ
当該マットレス本体2の全体を振動周波数50〜120
Hzで振動させる振動発生器3と、振動発生器3の振動周
波数帯域のうち、50〜70Hzの振動周波数帯域から選
択される人体に適した第1の振動周波数、および100
〜120Hzの振動周波数帯域から選択される人体に適し
た第2の振動周波数が交互に出現するように複数の振動
発生器3を振動させる制御部4とを備える。これによ
り、血行を良好な状態にした上で骨格筋を収縮・弛緩さ
せることができるので、体脂肪を効率よく燃焼させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は振動機能付マット
レスに係り、特に、エステティックに適した振動機能付
マットレスに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、健康あるいは美容を目的とした痩身願望の人が増え
てきている。この痩身法の代表的なものとしてダイエッ
トやエステティックがある。ダイエットは食事の量や種
類を制限することにより摂取カロリーを減らして痩せる
方法で、エステティックは全身美容で特殊な器具、薬品
等を使用することにより体脂肪を減らして痩せる方法で
ある。
【0003】しかしながら、何れの痩身法も意志が強く
ないと、途中で挫折してしまうことが多い。また、ダイ
エットの場合、食事の量や種類を制限するので、健康を
害する虞があった。さらに、エステティックの場合、一
般にはエステティックサロン等で痩身メニューに従い長
期間続けなければならないので、根気が必要で而も費用
がかかる難点があった。
【0004】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、健康を害することなく無理な
く痩せることができる振動機能付マットレスを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の振動機能付マットレスは、マットレス本体の
広範囲に複数組込まれ当該マットレス本体の全体を振動
周波数50〜120Hzで振動させる振動発生器と、振動
発生器の振動周波数帯域のうち、50〜70Hzの振動周
波数帯域から選択される第1の振動周波数、および10
0〜120Hzの振動周波数帯域から選択される第2の振
動周波数が交互に出現するように複数の振動発生器を振
動させる制御部とを備えたものである。
【0006】このような振動機能付マットレスによれ
ば、例えば、マットレス本体に横になっている人体の血
行を良好な状態にした上で骨格筋を収縮・弛緩させるこ
とができるので、体脂肪を効率よく燃焼させることがで
きる。これは、本発明者らの研究によって、50〜70
Hzの振動周波数帯域が血行を良好にし、100〜120
Hzの振動周波数帯域が骨格筋を収縮させることが確認さ
れているからである。
【0007】また、本発明の振動機能付マットレスにお
いて制御部には、複数の振動発生器を駆動させる電源を
オフするまでの時間を設定するタイマが内蔵されている
ことが好ましい。これにより、被治療者の予め定められ
た量の体脂肪を燃焼させるのに最適な振動時間を設定す
ることができる。また、本発明の振動機能付マットレス
において制御部により制御される複数の振動発生器によ
る第1の振動周波数は、60Hzであることが好ましい。
これは、本発明者らの研究によって、不特定多数の人に
対して最も効果のある振動周波数だということが実証さ
れているからである。
【0008】また、本発明の振動機能付マットレスにお
いて制御部により制御される複数の振動発生器による第
2の振動周波数は、110Hzであることが好ましい。こ
れは、本発明者らの研究によって、不特定多数の人に対
して最も効果のある振動周波数だということが実証され
ているからである。また、本発明の振動機能付マットレ
スにおいて制御部は、複数の振動発生器を駆動させた
際、予め定められた1つの振動発生器から発生される振
動の波形と、他の各振動発生器から発生されるすべての
振動の波形とを同相にする制御アルゴリズムを有するも
のが好ましい。これにより、複数の振動発生器それぞれ
から発生される振動の周波数、波形および位相をすべて
同じにすることができるので、人体の全身に単一の振動
刺激を与えることができる。
【0009】また、本発明の振動機能付マットレスにお
いて振動発生器は、振動の振幅を0.001〜30mmの
範囲内で可変可能なことが好ましい。これにより、被治
療者の脂肪の厚さを考慮した最適な振動刺激を与えるこ
とができる。また、本発明の振動機能付マットレスにお
いて制御部は、マットレス本体上で振動刺激を受ける生
体の体脂肪率を測定する体脂肪計が接続され、当該体脂
肪計から出力される体脂肪率データに基づき生体に適し
た振幅を振動の振幅0.001〜30mmから選択後、当
該生体に適した振幅で複数の振動発生器を振動させる制
御アルゴリズムを有するものが好ましい。これにより、
被治療者の実際の脂肪の厚さを考慮した振幅で振動刺激
を与えることができる。
【0010】また、本発明の振動機能付マットレスにお
いて制御部は、マットレス本体上で振動刺激を受ける生
体の血流を検出して血流データを出力する血流センサが
接続され、当該血流センサから出力される血流データに
より血流が予め定められた状態になったことを確認する
と、予め電源をオフするまでの時間が設定されたタイマ
を駆動させる制御アルゴリズムを有するものが好まし
い。これにより、血流の状態から体脂肪の燃焼が始った
ことを確認することができるので、被治療者の体脂肪を
定量的に燃焼させることができる。このような血流セン
サとしては、生体の皮膚温度を測定する温度センサや、
生体の皮膚電位を測定する皮膚電位計が、測定精度が高
くなるので好適である。
【0011】また、本発明の振動機能付マットレスにお
いて振動発生器は、回転不平衡重錘を有する第1の回転
体および第2の回転体と、第1の回転体および第2の回
転体が所定長さ離間された状態で配置されて同軸上に設
けられる回転駆動手段とから構成され、第1の回転体は
回転駆動手段の駆動軸上に固定され、第2の回転体は当
該第2の回転体を駆動軸上で回転移動させて第1の回転
体および第2の回転体の回転運動による遠心力で発生す
る周期振動の振幅を変化させる回転移動手段によって当
該駆動軸上に固定されていることが好ましい。これによ
り、回転移動手段によって第2の回転体を駆動軸上で回
転移動させることができることから、回転不平衡重錘に
よる遠心力のベクトル和を変更することができるので、
第2の回転体および第1の回転体の回転不平衡重錘の位
相差を変更することができる。したがって、振動周波数
を一定にしたままで振動の振幅(振動強度)を変化させ
ることができるので、被治療者に最適な振動刺激を与え
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の振動機能付マット
レスの実施の一形態について、図面を参照して説明す
る。本発明の振動機能付マットレスは図1、図2に示す
ように、マットレス本体2に横になっている人体の全身
に振動刺激を与えるために、マットレス本体2の全体を
振動周波数50〜120Hzで振動させる振動発生器3
と、振動発生器3の振動周波数帯域のうち、50〜70
Hzの振動周波数帯域から選択される人体に適した第1の
振動周波数、および100〜120Hzの振動周波数帯域
から選択される人体に適した第2の振動周波数が交互に
出現するように複数の振動発生器3を振動させる制御部
4とを備えている。
【0013】ここで、第1の振動周波数を50〜70Hz
の振動周波数帯域、第2の振動周波数を100〜120
Hzの振動周波数帯域にそれぞれ限定しているのは、本発
明者らの研究によって振動誘発皮膚反射(VSR)およ
び緊張性振動反射(TVR)が生ずることが実証されて
いるからである。振動誘発皮膚反射は、人体の筋肉上の
皮膚に特定の周波数(50〜70Hz)の振動を与える
と、その振動刺激を受けた部位が屈曲するように筋肉の
収縮が起こる現象をいい、緊張性振動反射は、人の骨格
筋の筋腹あるいは腱上に皮膚から特定の周波数(100
〜120Hz)の振動刺激を与えるとその骨格筋は収縮
し、この振動刺激を続けると収縮は徐々に増強するとい
う現象をいう。これにより、振動誘発皮膚反射により血
行が良好な状態になり、緊張性振動反射により骨格筋は
体脂肪を燃焼させることになる。したがって、血行を良
好な状態にした上で骨格筋を収縮・弛緩させることがで
きるので、体脂肪を効率よく燃焼させることができる。
【0014】振動発生器3は、マットレス本体2の広範
囲に複数組込まれ、例えばマットレス本体2に横になっ
た人体の背部、腰部および足部の位置に、均等に配設さ
れる。これにより、マットレス本体2に横になっている
人体の全身に振動刺激を与えることができる。このよう
な振動発生器3としては、振動周波数と共に振幅を変え
られるものが好ましく、振幅範囲は0.001〜30mm
である。これは、人体の脂肪の厚さによって睡眠誘導効
果が異なるからである。例えば、図3に示すような振動
発生器3(特願平9−331394号の振動発生装置)
が好適で、回転不平衡重錘31を有する第1の回転体3
2および回転不平衡重錘33を有する第2の回転体34
と、第1の回転体32および第2の回転体34が所定長
さ離間された状態で配置されて同軸上に設けられる回転
駆動手段であるモータ35とから構成されている。な
お、モータ35のシャフトには、第1の回転体32およ
び第2の回転体34を設けるための回転駆動手段である
駆動軸36が同軸上に固定されている。
【0015】第1の回転体32はモータ35のシャフト
に固定された駆動軸36上に固定され、第2の回転体3
4は当該第2の回転体34を駆動軸36上で回転移動さ
せて第1の回転体32および第2の回転体34の回転運
動による遠心力で発生する周期振動の振幅を変化させる
回転移動手段37によって当該駆動軸36上に固定され
ている。
【0016】回転移動手段37は図4に示すように、例
えば雄螺旋38が螺刻された駆動軸36と、この駆動軸
36の当該雄螺旋38に螺合する雌螺旋39が螺刻され
た第2の回転体34と、この第2の回転体34が駆動軸
36に螺合された状態で当該第2の回転体34を把持し
て当該駆動軸36の軸方向に回転移動させる送り機構4
0とから成る。この送り機構40は、第2の回転体34
を回転可能に把持する把持テーブル41と、把持テーブ
ル41に設けられたナットに螺合される送り螺旋42
と、この送り螺旋42を回転させるための送りハンドル
43とから構成されている。なお、駆動軸36の雄螺旋
38および第2の回転体34の雌螺旋39のピッチは、
等ピッチで而も送り機構40で第2の回転体34をスム
ーズに駆動軸36の軸方向に回転移動させるために広く
なっている。
【0017】また、第1の回転体32および第2の回転
体34が設けられた駆動軸36と、この駆動軸36がシ
ャフトに固定されたモータ35とは図3に示すように、
それぞれ弾性金属板から成る振動板ケース44に固定さ
れている。具体的には、駆動軸36の端部が軸受となる
振動板ケース44の側板44aに、モータ35が振動板
ケース44の下部に形成された台座44bにそれぞれ固
定されている。これにより、第1の回転体32および第
2の回転体34による振動が振動板ケース44に伝達さ
れ、この振動板ケース44に接しているマットレス本体
を振動させることができる。なお、振動板ケース44内
には送り機構40の把持テーブル41および送り螺旋4
2が組込まれ、振動板ケース44外には送りハンドル4
3が配置されている。
【0018】このように構成された振動発生器3の送り
ハンドル43を所定方向に回転させると、把持テーブル
41が第2の回転体34を駆動軸36の軸方向に回転移
動させるので、第2の回転体34の回転不平衡重錘33
と第1の回転体32の回転不平衡重錘31との重心バラ
ンスを変えることができる。これにより、回転不平衡重
錘31、32による遠心力のベクトル和を変化させるこ
とができるので、両者間の位相差を変更することができ
る。したがって、振動周波数を一定にしたままで振動の
振幅(振動強度)を調節することができるので、各人に
適した皮膚反射が生じるような振動強度を得られ、被治
療者に最適な振動刺激を与えることができる。なお、送
りハンドル43は小型モータによって回転制御すること
ができるようにすると、振動強度の自動制御が可能にな
る。
【0019】制御部4は図1に示すように、マイクロコ
ンピュータ5、複数の振動発生器3の回転制御回路6、
およびタイマ7から構成されている。なお、タイマ7は
複数の振動発生器3を駆動させる電源10をオフするま
での時間を設定するもので、被治療者の予め定められた
量の体脂肪を燃焼させるのに最適な振動時間を設定する
ことができる。また、制御部4には、マットレス本体2
上で振動刺激を受ける人体の体脂肪率を測定する体脂肪
計8と、当該人体の血流を検出して血流データd1を出力
する血流センサ9とが接続されている。
【0020】このような制御部4は複数の振動発生器3
を統括して制御するための制御アルゴリズムを有してい
る。基準となる制御アルゴリズムは、上述したように、
振動発生器3の振動周波数帯域のうち、50〜70Hzの
振動周波数帯域から選択される人体に適した第1の振動
周波数、および100〜120Hzの振動周波数帯域から
選択される人体に適した第2の振動周波数が交互に出現
するように複数の振動発生器3を振動させる内容で、こ
の他に第1、第2および第3の制御アルゴリズムを有し
ている。
【0021】第1の制御アルゴリズムは、複数の振動発
生器3を駆動させた際、予め定められた1つの振動発生
器3から発生される振動の波形と、他の各振動発生器3
から発生されるすべての振動の波形とを同相にするもの
である。例えば、図5に示すように、2つの振動発生器
3、3を駆動させた際、予め定められた一方の振動発生
器3から発生される振動周波数の波形(図5(a))
と、他方の振動発生器3から発生される振動周波数の波
形(図5(b)、(c)、(d))との位相が異なる場
合には、予め定められた一方の振動発生器3から発生さ
れる振動周波数を基準にして、他方の振動発生器3から
発生される振動周波数の波長を変えることによりタイミ
ング調整する。これにより、すべての振動発生器3から
発生される振動の位相を同相にすることができる。
【0022】第2のアルゴリズムは、制御部4に接続さ
れている体脂肪計8から出力される体脂肪率データd2
基づき被治療者に適した振幅を振動発生器3の振幅許容
範囲0.001〜30mmから選択して、この被治療者に
適した振幅で複数の振動発生器3を振動させるものであ
る。具体的には図6に示すように、例えば体脂肪率が2
0%とすると、男性は振幅0.135mm、女性は振幅
0.235mmが最適で、平均振幅は0.155mmとな
る。このような体脂肪率−振幅強度の関係を第2のアル
ゴリズムの比較データとすれば、被治療者の実際の脂肪
の厚さを考慮した振幅で振動刺激を与えることができ
る。
【0023】このような体脂肪計8としては、人体の部
分インピーダンスを測定して当該人体の体脂肪率を演算
処理するものや、近赤外領域での生体脂肪組織の量的な
変化に対応する吸収スペクトル変化を測定して人体の体
脂肪率を演算処理するものが、測定精度が高くなるので
好適である。なお、体脂肪計8は、手、腕部、足部等に
取着される。
【0024】第3の制御アルゴリズムは、制御部4に接
続されている血流センサ9から出力される血流データd1
により血流が予め定められた状態、例えば、血行が良好
な状態になったことを確認すると、予め電源10をオフ
するまでの時間が設定されたタイマ7を作動させるもの
である。これにより、血流の状態から体脂肪の燃焼が始
まったことを確認することができるので、被治療者の体
脂肪を定量的に燃焼させることができる。このような血
流センサ9としては、人体の皮膚温度を測定することが
できる熱電対、サーミスタ、抵抗温度計、半導体センサ
等の温度センサや、人体の皮膚電位を測定することがで
きる皮膚電位計が、測定精度が高くなるので好適であ
る。温度センサの場合、皮膚温度が約34℃、皮膚電位
計の場合、皮膚電位が約20mVで、血行が良好な状態に
なったことを確認できる。このような血流センサ9は、
頭部、胸部、手首、腕部、足部等に取着される。
【0025】なお、振動機能付マットレス1の電源10
は、商用電源、乾電池あるいはバッテリの何れでもよ
い。このように構成された振動機能付マットレス1の振
動動作を制御する制御部4の制御動作について、図7の
フローチャートを用いて説明する。まず、被治療者は、
体脂肪計8および血流センサ9を生体の所定部位に取着
すると共に、自分が最適だと思う振動発生器3による第
1の振動周波数および第2の振動周波数を、振動周波数
帯域50〜70Hzおよび振動周波数帯域100〜120
Hzからそれぞれ選択して制御部4に入力する(ステップ
101)。そして、電源10をオンさせると(ステップ
102)、複数の振動発生器3が振動を開始する。
【0026】この際、制御部4は第1のアルゴリズムに
より、予め定められた1つの振動発生器3から発生され
る振動の波形と、他の各振動発生器3から発生されるす
べての振動の波形とを同相にする(ステップ103)。
さらに、制御部4は第2のアルゴリズムにより、体脂肪
計8から出力される体脂肪率データd2に基づき被治療者
に適した振幅を振動発生器3の振幅許容範囲0.001
〜30mmから選択して(ステップ104、105)、こ
の被治療者に適した振動周波数および振幅で複数の振動
発生器3を振動させる。これにより、基準となる制御ア
ルゴリズムで、被治療者に最適な第1の振動周波数・振
動強度と、被治療者に最適な第2の振動周波数・振動強
度とが、交互に出現するように振動刺激を与えることが
できる(ステップ106、107)。なお、1回の振動
刺激時間は約15分前後で、第1の振動周波数が約5
分、第2の振動周波数が約1分の割合で行われる。これ
は、体脂肪を燃焼させるための第2の振動周波数の振動
を長時間与えると、人体の脳に悪影響を与えるからであ
る。
【0027】このような振動刺激を与えられている被治
療者の生体の所定部位には血流センサ9が取着されてい
るので、制御部4には常時、血流センサ9からの血流デ
ータd1が入力される(ステップ108)。制御部4は第
3のアルゴリズムにより、この血流データd1に基づき被
治療者の血流が予め定められた状態、例えば、血行が良
好な状態になったことを確認すると(ステップ10
9)、予め電源10をオフするまでの時間が設定された
タイマ7を作動させる(ステップ110)。これによ
り、体脂肪の燃焼がが始まった状態からタイマ7を作動
させることができるので、被治療者の体脂肪を定量的に
燃焼させることができる。タイマ7は、設定時間が経過
すると電源をオフするので、複数の振動発生器3は振動
停止する(ステップ111)。
【0028】なお、タイマ7のみで振動刺激時間を制御
する場合には、制御部4の第3のアルゴリズムに拘ら
ず、予め設定された時間が経過すると、複数の振動発生
器3を駆動させている電源10がオフされる。また、本
発明の実施の一形態によれば、振動周波数を被治療者に
選択させていたが、不特定多数の人に対して最も効果の
ある第1の振動周波数は60Hz、第2の振動周波数は1
10Hzであるので、制御部4でこれら振動周波数に限定
してもよい。
【0029】さらに、本発明の実施の一形態によれば、
タイマおよび血流センサを備えていたが、これに限ら
ず、タイマを単体で備えて振動制御を行ってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の振動機
能付マットレスによれば、被治療者の全身に50〜70
Hzの振動周波数帯域から選択される人体に適した第1の
振動周波数の振動刺激、および100〜120Hzの振動
周波数帯域から選択される人体に適した第2の振動周波
数の振動刺激を交互に与えることができることから、血
行を良好な状態にした上で骨格筋を収縮・弛緩させるこ
とができるので、体脂肪を効率よく燃焼させることがで
きる。これにより、健康を害することなく無理なく痩せ
ることができる。また、血行が促進されるので、床ずれ
を防止することができ、而も筋肉を収縮・弛緩させるこ
とができるので、リハビリテーションとして用いること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動機能付マットレスの制御系の実施
の一形態を示す回路図。
【図2】本発明の振動機能付マットレスの実施の一形態
を示す説明図。
【図3】本発明の振動機能付マットレスの構成要素であ
る振動発生器の実施の一形態を示す簡易斜視図。
【図4】図3の振動発生器の機構を示す詳細図。
【図5】本発明の振動機能付マットレスの構成要素であ
る複数の振動発生器の振動の波形を同相にするためのタ
イミング調整を示す図で、(a)は基礎とする振動の波
形の波形図、(b)、(c)、(d)は位相を修正する
ための方法を示す波形図。
【図6】体脂肪率と振幅強度との関係を示すグラフ。
【図7】本発明の振動機能付マットレスの構成要素であ
る制御部による制御動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1・・・・・振動機能付マットレス 2・・・・・マットレス本体 3・・・・・振動発生器 4・・・・・制御部 7・・・・・タイマ 8・・・・・体脂肪計 9・・・・・血流センサ 10・・・・・電源 31、33・・・・・回転不平衡重錘 32・・・・・第1の回転体 34・・・・・第2の回転体 35・・・・・モータ(回転駆動手段) 36・・・・・駆動軸 37・・・・・回転移動手段 d1・・・・・血流データ d2・・・・・体脂肪率データ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マットレス本体の広範囲に複数組込まれ当
    該マットレス本体の全体を振動周波数50〜120Hzで
    振動させる振動発生器と、前記振動発生器の前記振動周
    波数帯域のうち、50〜70Hzの振動周波数帯域から選
    択される第1の振動周波数、および100〜120Hzの
    振動周波数帯域から選択される第2の振動周波数が交互
    に出現するように前記複数の振動発生器を振動させる制
    御部とを備えたことを特徴とする振動機能付マットレ
    ス。
  2. 【請求項2】前記制御部には、前記複数の振動発生器を
    駆動させる電源をオフするまでの時間を設定するタイマ
    が内蔵されていることを特徴とする請求項1記載の振動
    機能付マットレス。
  3. 【請求項3】前記制御部により制御される前記複数の振
    動発生器による第1の振動周波数は60Hzであることを
    特徴とする請求項1または2記載の振動機能付マットレ
    ス。
  4. 【請求項4】前記制御部により制御される前記複数の振
    動発生器による第2の振動周波数は110Hzであること
    を特徴とする請求項1乃至3記載の振動機能付マットレ
    ス。
  5. 【請求項5】前記制御部は、前記複数の振動発生器を駆
    動させた際、予め定められた1つの前記振動発生器から
    発生される振動の波形と、他の前記各振動発生器から発
    生されるすべての振動の波形とを同相にする制御アルゴ
    リズムを有することを特徴とする請求項1乃至4記載の
    振動機能付マットレス。
  6. 【請求項6】前記振動発生器は振動の振幅を0.001
    〜30mmの範囲内で可変可能なことを特徴とする請求項
    1乃至5記載の振動機能付マットレス。
  7. 【請求項7】前記制御部は、前記マットレス本体上で振
    動刺激を受ける生体の体脂肪率を測定する体脂肪計が接
    続され、当該体脂肪計から出力される体脂肪率データに
    基づき前記生体に適した振幅を前記振動の振幅0.00
    1〜30mmから選択後、当該生体に適した振幅で前記複
    数の振動発生器を振動させる制御アルゴリズムを有する
    ことを特徴とする請求項6記載の振動機能付マットレ
    ス。
  8. 【請求項8】前記制御部は、前記マットレス本体上で振
    動刺激を受ける前記生体の血流を検出して血流データを
    出力する血流センサが接続され、当該血流センサから出
    力される前記血流データにより前記血流が予め定められ
    た状態になったことを確認すると、予め前記電源をオフ
    するまでの時間が設定された前記タイマを駆動させる制
    御アルゴリズムを有することを特徴とする請求項2乃至
    7記載の振動機能付マットレス。
  9. 【請求項9】前記血流センサは前記生体の皮膚温度を測
    定する温度センサであることを特徴とする請求項8記載
    の振動機能付マットレス。
  10. 【請求項10】前記血流センサは前記生体の皮膚電位を
    測定する皮膚電位計であることを特徴とする請求項8記
    載の振動機能付マットレス。
  11. 【請求項11】前記振動発生器は、回転不平衡重錘を有
    する第1の回転体および第2の回転体と、前記第1の回
    転体および前記第2の回転体が所定長さ離間された状態
    で配置されて同軸上に設けられる回転駆動手段とから構
    成され、前記第1の回転体は前記回転駆動手段の駆動軸
    上に固定され、前記第2の回転体は当該第2の回転体を
    前記駆動軸上で回転移動させて前記第1の回転体および
    前記第2の回転体の回転運動による遠心力で発生する周
    期振動の振幅を変化させる回転移動手段によって当該駆
    動軸上に固定されていることを特徴とする請求項1乃至
    10記載の振動機能付マットレス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008119268A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Yoichi Endo 振動誘発皮膚反射制御システム
WO2024014054A1 (ja) * 2022-07-13 2024-01-18 国立大学法人東海国立大学機構 筋力改善装置およびプログラム

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