JP2000078437A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2000078437A JP10246640A JP24664098A JP2000078437A JP 2000078437 A JP2000078437 A JP 2000078437A JP 10246640 A JP10246640 A JP 10246640A JP 24664098 A JP24664098 A JP 24664098A JP 2000078437 A JP2000078437 A JP 2000078437A
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斉 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力映像信号のピーク値の変動が映像信号に
影響することなく、限られた出力ダイナミックレンジを
有効を利用することができ、優れた階調表現を示す輝度
圧縮用の映像信号処理装置の実現を課題とする。 【解決手段】 映像信号を入力し、この入力映像信号の
高輝度部分の輝度のダイナミックレンジを圧縮して出力
する演算処理部15と、入力映像信号の高輝度部分につ
いて信号輝度レベルに対する出現頻度の分布を検出する
ヒストグラム検出回路14と、ヒストグラム検出回路1
4の検出結果に基づいて演算処理部15の変換特性を制
御し、出現頻度の高い信号輝度レベルに多くの出力ダイ
ナミックレンジを割り当てる各部傾き算出回路13−d
と、入力映像信号の輝度レベルの最大値が変換される出
力輝度レベルの最大値と演算処理部15の変換特性の圧
縮率の平均値を指定する設定部13−aとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号処理装置
に関し、特に高輝度部分での階調表現を改善した映像信
号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型ビデオテープレコーダやス
チルビデオカメラなどのビデオカメラ部として、撮像装
置が広く用いられている。撮像装置としては撮像管や固
体撮像装置が一般的に用いられているが、これらの撮像
装置は従来の銀塩写真装置のダイナミックレンジに比べ
てダイナミックレンジが狭いという問題がある。さら
に、ビデオ信号のNTSCやPALといった映像信号規
格では、黒レベルと白レベルが決まっており、規格上の
最大白レベルより明るい部分を表示することはできな
い。したがってダイナミックレンジの広い映像信号を処
理するためには、高輝度部分を映像信号規格内に収める
ための通常ニー(knee)と呼ばれる輝度圧縮を行っ
ている。一般的には、白レベルを100%とすると、最
大白レベルは105〜110%と決まっているので、例
えばCCDなどの固体撮像装置から得られた200%の
信号を110%に収めるために、95%〜200%の信
号をレベル方向に圧縮して110%に収めるようにして
いた。
【0003】白黒の映像信号を扱う場合の撮像装置の内
部構成の例を図1に示す。図1で、1はレンズ、3は撮
像素子、5は輪郭強調回路、6は輝度圧縮回路、7はガ
ンマ補正回路、8はホワイトクリップおよびブラックク
リップ回路、10は加算器である。被写体からの反射光
は、レンズ1を通って撮像素子3に結像する。この撮像
画像は電気信号に変換され、変換された電気信号は輪郭
強調回路5、輝度圧縮回路6、ガンマ補正回路7、ホワ
イトクリップおよびブラッククリップ回路8でそれぞれ
処理され、加算器10で同期信号が付加されて、映像信
号規格に適った信号に変換される。
【0004】輝度圧縮回路6で、輝度圧縮前の信号を
Y、輝度圧縮後の信号をY´、圧縮率(傾き)をKs、
圧縮点(knee point)をKpとすると、輝度
圧縮回路6の動作は以下の式で表される。
【0005】 Y≦Kpの時、 Y´=Y …(1) Y>Kpの時、 Y´=Ks(Y−Kp)+Kp …(2)
【0006】この圧縮率Ksや圧縮点Kpの定数を絵柄
によって最適化する方法が従来から知られており、自動
ニー(auto knee)と呼ばれている。これは入
力映像信号のピークレベルがある一定値Y´pを越えた
とき、回路出力の映像信号のピーク値がY´pになるよ
うに、KsもしくはKpを制御するものである。例え
ば、Kpを変数、Ksを固定値として自動ニーを動作さ
せる方式では、自動ニー回路の入力映像信号のピーク値
をYpとすると、図8に示すように、KpはYpの値か
ら以下の式で表される。
【0007】 式(2)より、 Y´p=Ks(Yp−Kp)+Kp …(3) これから Kp=(Y´p−Yp・Ks)/(1−Ks) …(4)
【0008】このような一折れ線のニー(single
line knee)に対して、出現頻度の高い映像
レベルにより多くの出力ダイナミックレンジが割りあた
るように複数の折れ線で表現する適応型自動ニー(ad
aptive auto knee)という方式が特開
平8−181887号公報で提案されている。この方法
では、圧縮点Kp以上の傾きを適応的に制御して限られ
た出力ダイナミックレンジを有効利用できるようにす
る。
【0009】この方法での折れ線の設定方法を簡単に説
明する。ここでは、圧縮点Kp以上を入力映像信号のピ
ーク値Yp迄をk等分し、各等分のポイントをKp1、
Kp2、Kp3、……、Kp(k+1)とする。図9に
この設定方法による折れ線のk=8の場合の例を示す。
ここで、各折れ線の傾きをa1、a2、a3、……、a
kとする。このとき原点から圧縮点Kp迄の傾きa0=
1とすると、出力映像信号のダイナミックレンジすなわ
ち回路出力の映像信号ピーク値Y´pに対して、
【0010】
【数1】
…(5)
【0011】が得られる。そうしてこの式(5)を変形
すれば傾きの合計値をΣaiを式(6)のように既知の
値で表すことができる。
【0012】
【数2】
…(6)
【0013】圧縮点Kp以上の各部に割り当てられる傾
きを、各傾きに相当する部分のヒストグラム値に比例す
るように割り振る。すなわち、i番目の傾きaiに相当
する部分のヒストグラムの値をhiとすると、各傾きa
iは式(7)で表される。
【0014】
【数3】
…(7)
【0015】式(7)を式(6)に代入すれば式(8)
のように傾きaiを設定することができる。
【0016】
【数4】
…(8)
【0017】また、各折れ線のy切片biは式(9)に
よって再帰的に求まる。 b0=0 bi=Kpi・(a(i−1)−ai)+b(i−1) …(9)
【0018】しかし、このような方式では、入力映像信
号のピーク値Ypがホワイトクリップ以下かつ折れ線よ
りも大きい時が考慮されていないので、このような場合
には効果をオフにする必要があるが、YpがY´p付近
の値を前後すると効果のオン/オフの変わり目で映像信
号が急激に変化してしまうことがある。また、効果を十
分に得ようとすると、一番下のKp1は通常用いられる
圧縮点Kpより低く設定する必要が有るが逆にさほど入
力映像信号のピーク値Ypが高くないときにも動作して
しまうという欠点があって余り好ましくない。
【0019】図5にカラー信号を扱う撮像装置の内部構
成の一例を示す。図5において、1ははレンズ、2は分
光プリズム、3−1、3−2、3−3は分光プリズムで
RGBに分光された光をそれぞれ結像して電気信号に変
換する撮像素子、4はホワイトバランス回路、5−1、
5−2、5−3は輪郭強調回路、6は輝度圧縮回路、7
−1、7−2、7−3はガンマ補正回路、8−1、8−
2、8−3はホワイトクリップおよびブラッククリップ
回路、9はエンコーダ回路である。
【0020】本回路が先にあげた図1の白黒撮像装置と
の相違点は、像を光の3原色であるRGBに分けるため
の色分解プリズム2がレンズ1の後に置かれ、各色に対
応した撮像素子3−1、3−2、3−3とそれぞれの回
路が用意されている点および、被写体の色温度補整用の
ホワイトバランス回路4、及びカラー映像信号を得るた
めのエンコーダー回路9が用意されている点である。
【0021】図10に、図5の輝度圧縮回路6に相当す
る部分の詳細図を示す。図10において、RGBの各入
力から、NTSC等の規格に乗っ取りYマトリックス1
1を組むことにより、次の式(10)に基づいて輝度信
号Yを算出する。
【0022】 Y=0.3R+0.59G+0.11B …(10)
【0023】こうして求めたYのピーク値をピーク検出
回路12で検出して得られたYpとあらかじめ設定値1
3−2として決められた輝度圧縮後のピーク値Y´pと
圧縮率(傾き)Ksから、処理回路13の計算回路13
−1で、式(3)によりKpを求めることができる。こ
のKpとKsからRGBの各入力に演算処理部15−1
〜15−3にて式(1)および式(2)の処理を加える
ことにより入力映像信号を圧縮することができる。処理
回路13の演算は主にソフトウェアによる制御である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
輝度圧縮用の映像信号処理装置では、入力映像信号のピ
ーク値Ypが所定値Y´pの付近で変動した場合などに
映像信号が急激に変化してしまうという欠点があった。
【0025】本発明はこの点を解決して、比較的簡単な
方法で、入力映像信号のピーク値の変動が映像信号に影
響することなく、限られた出力ダイナミックレンジを有
効を利用することができ、優れた階調表現を示す輝度圧
縮用の映像信号処理装置の実現を課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、映像信号を入力して処理する映像信号処
理装置において、映像信号を入力し、この入力映像信号
の高輝度部分の輝度のダイナミックレンジを圧縮して出
力する階調変換手段と、前記入力映像信号の高輝度部分
について信号輝度レベルに対する出現頻度の分布を検出
する信号分布検出手段と、この信号分布検出手段の検出
結果に基づいて前記階調変換手段の変換特性を制御し、
出現頻度の高い信号輝度レベルに多くの出力ダイナミッ
クレンジを割り当てる変換特性制御手段と、前記階調変
換手段において前記入力映像信号の輝度レベルの最大値
が変換される出力輝度レベルの最大値を指定する最大出
力輝度レベル設定手段と、前記階調変換手段の変換特性
の圧縮率の平均値を指定する平均圧縮率設定手段によっ
て入力映像信号の輝度レベルの最大値から圧縮開始輝度
レベルを算出する手段とを具備することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる映像信号処
理装置を添付図面を参照にして詳細に説明する。本発明
が実施される白黒の撮像装置の内部構成を図1に示す。
図1で、1はレンズ、3は撮像素子、5は輪郭強調回
路、6は輝度圧縮回路、7はガンマ補正回路、8はホワ
イトクリップおよびブラッククリップ回路、10は加算
器である。被写体からの反射光は、レンズ1を通って撮
像素子3に結像する。この撮像画像は電気信号に変換さ
れ、変換された電気信号は輪郭強調回路5、輝度圧縮回
路6、ガンマ補正回路7、ホワイトクリップおよびブラ
ッククリップ回路8でそれぞれ処理され、加算器10で
同期信号が付加されて、映像信号規格に適った信号に変
換される。
【0028】本発明で述べる映像信号処理装置は、この
回路の輝度圧縮回路6にあたる。本発明の、輝度圧縮回
路6は入出力応答特性の改善を目的にしている。
【0029】図9の一番下のニーポイントKp1を決め
る際に、あらかじめ圧縮率(傾き)Ksをある1より小
さい傾きに設定し、式(4)を用いて求めたKpをKp
1にする。このようにすると、入力映像信号のピークレ
ベルYpがY´pを越えなければニーがかからないの
で、YpがY´p付近の値を前後しても輝度圧縮がスム
ーズに移り、映像信号が急激に変化してしまうというこ
とがない。
【0030】図2に、本発明の映像信号処理装置の一実
施の形態である白黒映像信号に対する輝度圧縮回路6の
詳細図を示す。入力映像信号からピーク検出回路12で
入力映像信号のピーク値Ypが検出される。このピーク
値Ypは処理回路13に入力され、処理回路13内のK
p算出回路13−bで設定値13−aの出力映像信号の
ピーク値Y´pおよび圧縮率Ksから式(4)によって
圧縮点Kpが算出される。このKpとYpの間を高輝度
部分の分割数nでn等分してKp2〜Kpk算出回路1
3−cでKp2、Kp3、……、Kpkが求められる。
【0031】一方、ヒストグラム検出回路14はKp2
〜Kpk算出回路13−cからKp1〜Kp(k+1)
の値と入力映像信号Yから輝度分布に対するヒストグラ
ムh1〜hkを求める。そうしてこのヒストグラムh1
〜hkをもとに各部傾き演算回路13−dで式(7)に
基づいて各部の傾きa1〜akを演算する。さらに、式
(9)に基づいて、y切片算出回路13−eでy切片b
1〜bkを演算する。このようにして、図9に示したよ
うな折れ線の変換グラフを構成し、演算処理分でこの折
れ線の変換グラフに基づいた変換を入力映像信号に働か
せて出力映像信号Y´を求める。
【0032】しかし、このようにニーポイントKp1を
決めると、入力映像信号のピークレベルYpや圧縮率
(傾き)KsによってはKp1が0やマイナスの値にな
るおそれがある。この輝度圧縮回路6の目的は高輝度部
分を圧縮することであり、Kp1が0やマイナスの値に
なるとこの目的を離れて単にレンズの絞りを絞ったと同
じ効果になってしまう。これを防ぐために、本発明の他
の実施の形態では、以上の方法で式(4)で決めたKp
があらかじめ決められたKpの最小値Kpminよりも
小さい時には、図3に示すように、式(4)でKpをそ
の決められた値KpminとおいてKpを固定値、Ks
を変数としてKsを求め、その値にKsの傾きを下げれ
ば(圧縮率を上げれば)、ニーポイントKp1が必要以
上に下がることはない。
【0033】式(4)を書き直した圧縮率(傾き)Ks
を固定値Kpminから求める式を式(11)に示す。 Ks´=(Y´p−Kpmin)/(Yp−Kpmin) …(11)
【0034】図4に、本実施の形態での白黒映像信号に
対する輝度圧縮回路6の詳細図を示す。この回路が図2
と異なる点は、Kp、Ks補正回路13−fが設けられ
たことである。Kp、Ks補正回路13−fはKp算出
回路13−bで算出されたKpとKpminを比較し、
Kp<Kpminの場合には、KpをKpminに置き
換え、また、Ksを式(11)で示されるKs´に置き
換えて以後の処理を行うようにする。これにより必要以
上に最初のニーポイントKp1が下がって高輝度部分だ
けを圧縮するという目的から外れるおそれがなくなる。
【0035】図5にカラー信号を扱う撮像装置の内部構
成の一例を示す。図5において、1ははレンズ、2は分
光プリズム、3−1、3−2、3−3は分光プリズムで
RGBに分光された光をそれぞれ結像して電気信号に変
換する撮像素子、4はホワイトバランス回路、5−1、
5−2、5−3は輪郭強調回路、6は輝度圧縮回路、7
−1、7−2、7−3はガンマ補正回路、8−1、8−
2、8−3はホワイトクリップおよびブラッククリップ
回路、9はエンコーダ回路である。本回路が先にあげた
図1の白黒撮像装置との相違点は、像を光の3原色であ
るRGBに分けるための色分解プリズム2がレンズ1の
後に置かれ、各色に対応した撮像素子3−1、3−2、
3−3とそれぞれの回路が用意されている点および、被
写体の色温度補整用のホワイトバランス回路4、及びカ
ラー映像信号を得るためのエンコーダー回路9が用意さ
れている点である。
【0036】図6に、本発明によるカラー信号の輝度圧
縮回路6の一実施の形態のブロック図を示す。RGBの
各入力からNTSC等の規格に乗っ取りYマトリックス
11を組むことにより、式(10)に基づいて輝度信号
Yを算出する。こうして求めたYのピーク値としてピー
ク検出回路12で検出して得られたYpとあらかじめ設
定値13−2として決められた輝度圧縮後のピーク値Y
´pと圧縮率(傾き)Ksから、処理回路13のKp算
出回路13−bで、式(3)によりKpを求めることが
できる。
【0037】一方、各Kp算出回路13−cでKpとY
pの間を高輝度部分の分割数nでn等分してKp2、K
p3、……、Kpnが求められ、ヒストグラム検出部1
4では信号が各Kpiの間の各部にどれだけ出現するか
を検出する。このヒストグラムの値をh1〜hnとす
る。傾き算出部13−dでは式(8)によりそれぞれの
ヒストグラムh1〜hnに応じてそれぞれの傾きa1〜
anを決める。ヒストグラムの大きな所は傾きが小さく
(圧縮率が大きく)、ヒストグラムの少ないところでは
傾きが大きく(圧縮率が大きく)なる。
【0038】このKp1〜Kpnとa1〜anから先に
図9の様なグラフを得ることができる。各折れ線はY´
=ai・Y+biの形で示すことができる。a1〜an
はすでに求められているのでY切片算出部13−eにて
b1〜bnを求める。このb1〜bnとa1〜anから
演算処理部15−1〜15−3にてRGBのそれぞれに
ついて図9に示したような折れ線変換を行い各信号が圧
縮される。
【0039】図7に、本発明によるカラー信号の輝度圧
縮回路6の他の実施の形態を示す。この回路は白黒の場
合の図4に対応するもので、図6と異なる点は、Kp、
Ks補正回路13−fが設けられたことである。Kp、
Ks補正回路13−fはKp算出回路13−bで算出さ
れたKpとKpminを比較し、Kp<Kpminの場
合には、KpをKpminに置き換え、また、Ksを式
(11)で示されるKs´に置き換えて以後の処理を行
うようにする。これにより、必要以上に最初のニーポイ
ントKp1が下がって高輝度部分だけを圧縮するという
目的から外れるおそれがなくなる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、映像信号を入力して処理する映像信号処理装置
において、映像信号を入力し、この入力映像信号の高輝
度部分の輝度のダイナミックレンジを圧縮して出力する
階調変換手段と、入力映像信号の高輝度部分について信
号輝度レベルに対する出現頻度の分布を検出する信号分
布検出手段と、この信号分布検出手段の検出結果に基づ
いて階調変換手段の変換特性を制御し、出現頻度の高い
信号輝度レベルに多くの出力ダイナミックレンジを割り
当てる変換特性制御手段と、階調変換手段において入力
映像信号の輝度レベルの最大値が変換される出力輝度レ
ベルの最大値を指定する最大出力輝度レベル設定手段
と、階調変換手段の変換特性の圧縮率の平均値を指定す
る平均圧縮率設定手段によって入力映像信号の輝度レベ
ルの最大値から圧縮開始輝度レベルを算出する手段とを
具備することを特徴とする。これにより、比較的簡単な
方法で、入力映像信号のピーク値の変動が映像信号に影
響することなく、限られた出力ダイナミックレンジを有
効を利用することができ、優れた階調表現を示す輝度圧
縮用の映像信号処理装置を実現することができ、かつ変
換設定の処理を自動的に行うことができる。
【0041】本発明の請求項2の発明は、入力映像信号
の高輝度部分の最低輝度レベルにあたる最低圧縮開始輝
度レベルを指定する最低圧縮開始レベル設定手段を具備
し、最大出力輝度レベル設定手段で指定された出力輝度
レベルの最大値と、平均圧縮率設定手段で指定された圧
縮率の平均値から求まる圧縮開始輝度レベルが最低圧縮
開始レベル設定手段で指定された最低圧縮開始輝度レベ
ルよりも低い場合は平均圧縮率設定手段で指定された圧
縮率の平均値にかかわらず圧縮開始輝度レベルが最低圧
縮開始輝度レベルとなるように平均圧縮率を高くするこ
とを特徴とする。これにより、必要以上に圧縮点が下が
って高輝度部分だけを圧縮するという目的から外れ、輝
度を全体に下げてしまうような虞を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】白黒の映像信号を扱う場合の撮像装置の内部構
成を示すブロック図。
【図2】本発明の映像信号処理装置の一実施の形態であ
る白黒映像信号に対する輝度圧縮回路の詳細ブロック
図。
【図3】本発明による圧縮点の設定方法を示す説明図。
【図4】本発明の映像信号処理装置の他の実施の形態で
ある白黒映像信号に対する輝度圧縮回路の詳細ブロック
図。
【図5】カラー信号を扱う撮像装置の内部構成を示すブ
ロック図。
【図6】本発明によるカラー信号の輝度圧縮回路の一実
施の形態のブロック図。
【図7】本発明によるカラー信号の輝度圧縮回路の他の
実施の形態のブロック図。
【図8】従来の圧縮点の設定方法を示す説明図。
【図9】複数の折れ線による入出力応答特性図。
【図10】従来のカラー信号の輝度圧縮回路のブロック
図。
【符号の説明】
1…レンズ、2…分光プリズム、3、3−1、3−2、
3−3…撮像素子、4…ホワイトバランス回路、5、5
−1、5−2、5−3…輪郭強調回路、6…輝度圧縮回
路、7、7−1、7−2、7−3…ガンマ補正回路、
8、8−1、8−2、8−3…ホワイトクリップおよび
ブラッククリップ回路、9…エンコーダ回路、10…加
算器、11…Yマトリックス、12…ピーク検出回路、
13…処理回路、13−a…設定値、13−b…Kp算
出回路、13−c…各Kp算出回路、13−d…各部傾
き算出回路、13−e…y切片算出回路、13−f…K
p、Ks補正回路、14…ヒストグラム検出回路、1
5、15−1、15−2、15−3…演算処理部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を入力して処理する映像信号処
    理装置において、 映像信号を入力し、この入力映像信号の高輝度部分の輝
    度のダイナミックレンジを圧縮して出力する階調変換手
    段と、 前記入力映像信号の高輝度部分について信号輝度レベル
    に対する出現頻度の分布を検出する信号分布検出手段
    と、 この信号分布検出手段の検出結果に基づいて前記階調変
    換手段の変換特性を制御し、出現頻度の高い信号輝度レ
    ベルに多くの出力ダイナミックレンジを割り当てる変換
    特性制御手段と、 前記階調変換手段において前記入力映像信号の輝度レベ
    ルの最大値が変換される出力輝度レベルの最大値を指定
    する最大出力輝度レベル設定手段と、 前記階調変換手段の変換特性の圧縮率の平均値を指定す
    る平均圧縮率設定手段によって入力映像信号の輝度レベ
    ルの最大値から圧縮開始輝度レベルを算出する手段とを
    具備することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力映像信号の高輝度部分の最低輝
    度レベルにあたる最低圧縮開始輝度レベルを指定する最
    低圧縮開始レベル設定手段を具備し、 前記最大出力輝度レベル設定手段で指定された前記出力
    輝度レベルの最大値と、前記平均圧縮率設定手段で指定
    された前記圧縮率の平均値から求まる圧縮開始輝度レベ
    ルが前記最低圧縮開始レベル設定手段で指定された前記
    最低圧縮開始輝度レベルよりも低い場合は前記平均圧縮
    率設定手段で指定された前記圧縮率の平均値にかかわら
    ず圧縮開始輝度レベルが前記最低圧縮開始輝度レベルと
    なるように平均圧縮率を高くすることを特徴とする請求
    項1に記載の映像信号処理装置。
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