JP2000078396A - 解像度変換方法、装置および記録媒体 - Google Patents

解像度変換方法、装置および記録媒体

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JP2000078396A
JP2000078396A JP10249248A JP24924898A JP2000078396A JP 2000078396 A JP2000078396 A JP 2000078396A JP 10249248 A JP10249248 A JP 10249248A JP 24924898 A JP24924898 A JP 24924898A JP 2000078396 A JP2000078396 A JP 2000078396A
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JP10249248A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sakuyama
宏幸 作山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformation in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof
    • G06T3/4007Interpolation-based scaling, e.g. bilinear interpolation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 倍率によって解像度変換法を選択することに
より、倍率の大小に関わらず、解像度変換後にほぼ一定
の画質を得ると共に、倍率の大小に関わらず、解像度変
換をほぼ一定の処理時間で行う。 【解決手段】 解像度変換の倍率を求め(5)、倍率が
所定値以上のとき(解像度変換法が画質に与える影響は
大)、3次補間部6で求めた点のC,M,Y,K値を、
変換後の点のC,M,Y,K値とする。倍率が所定値未
満のとき(解像度変換法が画質に与える影響は小)、線
形補間法7で求めた点のC,M,Y,Kの値を、それぞ
れ変換後のC,M,Y,Kの値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報を、プリ
ンタなどの出力装置用の画像情報に解像度変換する解像
度変換方法、装置および解像度変換処理プログラムを記
録した記録媒体に関し、アプリケーションプログラム、
ディスプレイドライバ、プリンタドライバなどのデバイ
スドライバに適用される技術である。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの普及により、ベクトルフ
ォントや自然画、グラフィックス等を含んだ複雑な文書
が容易に作成できるようになった。このような文書を高
品位でプリントできるように、プリンタの解像度も向上
しているが、解像度の向上は、プリントすべきデータ量
の増大を招くため、プリントスピードを向上させること
が必要となる。
【0003】上記した文書を所定の解像度および階調表
現能力を有するプリンタを用いて出力する場合には、一
般的にはプリンタドライバ内で、解像度変換や中間調処
理が施されるので、プリントスピードを上げるために
は、これらの処理を高速化する必要がある。
【0004】ところで、中間調処理の代表的な方式とし
ては、ディザ法および誤差拡散法が良く知られている。
これらの方法は処理速度と画質の点からみて次のような
特徴がある。すなわち、 処理速度: ディザ法(速い)>誤差拡散法(遅い) 画質: ディザ法(悪い)<誤差拡散法(良い)。
【0005】プリンタは、通常、紙の上にシアン
(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)、黒
(K)の4色のインクのドットを形成することによって
カラー画像をプリントし、上記中間調処理は、各インク
色毎(各インクのプレーン毎)に行われる。従来、この
中間調処理は各インク色に対して、同一の方式が適用さ
れていた。
【0006】処理速度と画質は上記したようにトレード
オフの関係にあるが、これを解決する方法として、例え
ば特開平8−307720号公報に記載されたカラー画
像の階調数変換方式がある。この方式では、カラー画像
をプリントする際に、イエロー成分を含む少なくとも1
色の成分に対しては、ディザ法により中間調処理を行
い、残りの色成分に対しては、誤差拡散法により中間調
処理を行う。つまり、イエロー成分は、見た目の画質に
はほとんど影響しないため、該成分に対して高速な中間
調処理法を適用すれば、全体として、画質を低下させる
ことなく処理速度を向上させることができる。
【0007】さて前述したように、最近では、自然画等
のイメージを含んだ文書が作成されることが多い。例え
ば、図12に示す文書イメージ51(このイメージは、
例えば図示しないスキャナなどから取り込まれる)は、
特定の解像度R1(例えば300dpi)と大きさS1
(例えば水平100dot×垂直200dot)を有し
ているが、アプリケーション中で文書に貼り付けられた
イメージ52は、ユーザが任意に拡大縮小することが可
能であることから、元の大きさS1とは異なる大きさS
2となる場合が多い。
【0008】このような文書を、解像度R2を有するプ
リンタ等で出力する場合は、(解像度、サイズ)=(R
1、S1)のイメージを、紙上で(解像度、サイズ)=
(R2,S2)のイメージ53として再現する必要があ
るため、通常、プリンタドライバ内で解像度変換(幾何
学的変換)を行う。
【0009】従来、解像度変換の方法としては、最近傍
法、線形補間法、3次補間法の3つの手法が良く知られ
ている(例えば、「コンピュータ画像処理入門」(田村
秀行監修、総研出版)pp113〜117を参照)。こ
れら3つの手法は、処理速度と画質の点から 処理速度: 最近傍法(速い)>線形補間法>3次補間法(遅い) 画質: 最近傍法(悪い)<線形補間法<3次補間法(良い) という特徴があるので、処理速度と画質が相反する関係
となっている。従来の解像度変換は、前述した中間調処
理と同様に、各色成分に対して共通の処理が適用されて
いたために、処理速度と画質の両者を満足させるもので
はなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は先
に、各色成分毎に解像度変換法を切り替えることによ
り、全体として画質を維持しつつ、高速に解像度変換処
理を行う方法と、処理速度への影響を抑えながら画質を
向上させる方法を提案した(特願平10−215305
号)。
【0011】すなわち、上記した先願では、視認性の低
い色(例えば黄色)に対しては、画質は劣るが処理が高
速な解像度変換法(例えば最近傍法)を適用して高速化
を図っている。これは、視認性の低い色が画質に与える
影響は無視し得ることに着目した手法であるが、かかる
視認性と同時に、解像度変換の「倍率」も画質に与える
影響に関係する。
【0012】つまり、原イメージが著しく縮小されてプ
リントされる場合には、解像度変換法の違いによる画質
の差は無視できるレベルになり、逆に原イメージが著し
く拡大されてプリントされる場合には、解像度変換法が
画質に与える影響は顕著となる。
【0013】他方、処理速度の点から見ると、原イメー
ジが著しく縮小されてプリントされる場合には自然に処
理すべきデータ量が減少するため、解像度変換に要する
時間は短縮され、逆に原イメージが著しく拡大されてプ
リントされる場合には、データ量が増大するため解像度
変換に要する時間が増大する。
【0014】本発明は上記した事情を考慮してなされた
もので、本発明の目的は、倍率によって解像度変換法を
選択することにより、倍率の大小に関わらず、解像度変
換後にほぼ一定の画質を得ると共に、倍率の大小に関わ
らず、解像度変換をほぼ一定の処理時間で行う解像度変
換方法、装置および記録媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、第1の解像度を持つ第1
の画像データを第2の解像度を持つ第2の画像データに
変換する解像度変換方法であって、前記第1の画像デー
タの画素数と、前記第2の画像データの画素数とを比較
し、該比較結果に応じて解像度変換方法を切り替えるこ
とを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明では、第1の解像度を
持つ第1の画像データを第2の解像度を持つ第2の画像
データに変換する解像度変換方法であって、前記第1の
画像データの1画素あたりの物理的な長さと、前記第2
の画像データの1画素あたりの物理的な長さとを比較
し、該比較結果に応じて解像度変換方法を切り替えるこ
とを特徴としている。
【0017】請求項3記載の発明では、前記第1、第2
の画像データのアスペクト比がほぼ保たれているとき、
前記第1、第2の画像データの画素数の倍率、または前
記第1、第2の画像データの1画素あたりの物理的な長
さの倍率に応じて解像度変換方法を切り替えることを特
徴としている。
【0018】請求項4記載の発明では、前記第1、第2
の画像データのアスペクト比が異なるとき、前記第1、
第2の画像データの水平方向の画素数の比率と垂直方向
の画素数の比率との積の値、または前記第1、第2の画
像データの水平方向の1画素あたりの物理的な長さの比
率と垂直方向の1画素あたりの物理的な長さの比率との
積の値に応じて解像度変換方法を切り替えることを特徴
としている。
【0019】請求項5記載の発明では、前記第1、第2
の画像データのアスペクト比が異なるとき、前記第1、
第2の画像データの水平方向の画素数の比率と垂直方向
の画素数の比率の何れか大きい方の値、または前記第
1、第2の画像データの水平方向の1画素あたりの物理
的な長さの比率と垂直方向の1画素あたりの物理的な長
さの比率の何れか大きい方の値に応じて解像度変換方法
を切り替えることを特徴としている。
【0020】請求項6記載の発明では、前記比較した結
果の値が所定値以上であるとき、画質を重視した解像度
変換方法を用いることを特徴としている。
【0021】請求項7記載の発明では、前記比較した結
果の値が所定値以上であるとき、処理速度を重視した解
像度変換方法を用いることを特徴としている。
【0022】請求項8記載の発明では、前記画質を重視
した解像度変換方法は、3次補間法であることを特徴と
している。
【0023】請求項9記載の発明では、前記処理速度を
重視した解像度変換方法は、最近傍法であることを特徴
としている。
【0024】請求項10記載の発明では、第1の表色系
の画像データについて、第1の解像度を持つ第1の座標
系の画像データを、第2の解像度を持つ第2の座標系の
画像データに変換する解像度変換装置であって、前記第
1の画像データの画素数と前記第2の画像データの画素
数とを比較する手段と、該比較した結果の値が所定値以
上であるとき、前記変換後の第2の座標系の画素位置に
対応する前記第1の座標系における非格子点の位置につ
いて、その周囲の画素値を参照した高品位な補間法を用
いて、前記第2の座標系の画素位置の値を算出する手段
を備えたことを特徴としている。
【0025】請求項11記載の発明では、第2の表色系
の画像データについて、第1の解像度を持つ第1の座標
系の画像データを、第2の解像度を持つ第2の座標系の
画像データに変換する解像度変換装置であって、前記第
1の画像データの画素数と前記第2の画像データの画素
数とを比較する手段と、該比較した結果の値が所定値以
上であるとき、前記変換後の第2の座標系の画素位置に
対応する前記第1の座標系における非格子点の位置につ
いて、その近傍の画素値を参照した高速な補間法を用い
て、前記第2の座標系の画素位置の値を算出する手段を
備えたことを特徴としている。
【0026】請求項12記載の発明では、第1の解像度
を持つ第1の座標系の画像データを、第2の解像度を持
つ第2の座標系の画像データに変換する解像度変換装置
であって、前記第1の画像データの1画素あたりの物理
的な長さと前記第2の画像データの1画素あたりの物理
的な長さとを比較する手段と、該比較した結果の値が所
定値以上であるとき、前記変換後の第2の座標系の画素
位置に対応する前記第1の座標系における非格子点の位
置について、その周囲の画素値を参照した高品位な補間
法を用いて、前記第2の座標系の画素位置の値を算出す
る手段を備えたことを特徴としている。
【0027】請求項13記載の発明では、第1の解像度
を持つ第1の座標系の画像データを、第2の解像度を持
つ第2の座標系の画像データに変換する解像度変換装置
であって、前記第1の画像データの1画素あたりの物理
的な長さと前記第2の画像データの1画素あたりの物理
的な長さとを比較する手段と、該比較した結果の値が第
1の値以上であるとき、前記変換後の第2の座標系の画
素位置に対応する前記第1の座標系における非格子点の
位置について、その周囲の画素値を参照した第1の補間
法を用いて前記第2の座標系の画素位置の値を算出する
手段と、前記比較した結果の値が前記第1の値未満でか
つ第2の値以上であるとき、前記変換後の第2の座標系
の画素位置に対応する前記第1の座標系における非格子
点の位置について、その周囲の画素値を参照した第2の
補間法を用いて前記第2の座標系の画素位置の値を算出
する手段と、前記比較した結果の値が前記第2の値未満
であるとき、前記変換後の第2の座標系の画素位置に対
応する前記第1の座標系における非格子点の位置につい
て、その周囲の画素値を参照した第3の補間法を用いて
前記第2の座標系の画素位置の値を算出する手段を備え
たことを特徴としている。
【0028】請求項14記載の発明では、第1の解像度
を持つ第1の座標系の画像データを、第2の解像度を持
つ第2の座標系の画像データに変換する機能と、前記第
1の画像データの画素数と前記第2の画像データの画素
数とを比較し、または第1の画像データの1画素あたり
の物理的な長さと前記第2の画像データの1画素あたり
の物理的な長さとを比較する機能と、該比較した結果の
値が所定値以上であるとき、前記変換後の第2の座標系
の画素位置に対応する前記第1の座標系における非格子
点の位置について、その周囲の画素値を参照した高品位
な補間法を用いて前記第2の座標系の画素位置の値を算
出する機能をコンピュータに実現させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
ることを特徴としている。
【0029】請求項15記載の発明では、第1の解像度
を持つ第1の座標系の画像データを、第2の解像度を持
つ第2の座標系の画像データに変換する機能と、前記第
1の画像データの画素数と前記第2の画像データの画素
数とを比較する機能と、該比較した結果の値が所定値以
上であるとき、前記変換後の第2の座標系の画素位置に
対応する前記第1の座標系における非格子点の位置につ
いて、その近傍の画素値を参照した高速な補間法を用い
て前記第2の座標系の画素位置の値を算出する機能をコ
ンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴と
している。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。本発明を説明する前に、前述
した3種類の解像度変換法について説明する。
【0031】図13に示すように、通常、原イメージは
矩形の画素の集合として与えられ、各画素は色情報とし
ての(R,G,B)値や(C,M,Y,K)値を有して
いる。ここでR,G,B,C,M,Y,Kは順に、赤、
緑、青、シアン、マゼンタ、イエロー、黒である。そし
て、解像度変換を行う際には、通常、原イメージの1点
Aの文書内における座標と、原イメージの水平方向の画
素数XE、垂直方向の画素数YE、および点Aに対応し
た変換後のイメージ上の点A′の座標と、水平方向の画
素数XE′、垂直方向の画素数YE′が与えられる。ま
た、原イメージは、通常、そのヘッダに自己の解像度R
に関する情報を有している。
【0032】原イメージがアプリケーション中の文書内
にあり、変換後のイメージがCRTモニタに出力される
場合には、上記情報はオペレーティングシステムからデ
ィスプレイドライバに対して与えられ、点A′の座標は
CRT上の座標に相当し、XE′、YE′はCRT上の
ドット数に相当する。そして、通常、ディスプレイドラ
イバはディスプレイの解像度R′を有している。
【0033】また、変換後のイメージが、プリンタに出
力される場合には、上記情報はオペレーティングシステ
ムからプリンタドライバに対して与えられ、点A′の座
標はプリント媒体(紙)上の座標に相当し、XE′、Y
E′はプリンタ上のドット数に相当する。同様にプリン
タドライバもプリンタの解像度(R′)を有している。
【0034】図13のように、原イメージの座標系をX
Y、変換後のイメージの座標系をX′Y′とし、両座標
系間が線形変換の関係にある(CRTやプリンタに出力
する場合は、ほとんど線形変換である)とすると、両者
の関係は以下のようになる。 x=ax′+by′+c y=dx′+ey′+f (式1)
【0035】従って、両座標間の関係は、対応する6点
の座標値を用いて、a〜fを計算すれば求められる。図
13に示すように、オペレーティングシステム等から与
えられた情報を基に、対応する6点の座標を得るのは容
易であり、例えば図における6点A,B,C,D,E,
Fと、これらに対応する6点A′,B′,C′,D′,
E′,F′の座標が使用される。なお、a〜fを計算す
る際に、これら6点は必ずしも格子点(整数座標点)で
ある必要はない。
【0036】式(1)により、変換後のイメージの全て
の点について、対応する原イメージ上の点を求め、原イ
メージ上の点の色情報を変換後のイメージの点の色情報
とすれば、解像度変換が終了する。ただし、図14に示
す点Z′のように、対応する原イメージ上の点Zがすべ
て格子点になるとは限らないので、周囲の格子点の色情
報を用いて、所望の色情報を補間する。
【0037】この補間の方法として、最近傍法は、最も
近傍にある格子点の色情報をそのまま採用する。すなわ
ち図14の例では、点Zの最近傍にある点Gの色情報を
採用する。最近傍の点を得るには、点Zの座標を四捨五
入すればよく、点Gの色情報をf(G)で表せば f(Z)=f(G) (式2) となる。なお、各格子点の色情報は、各色成分を例えば
8ビットで表したとき、0から255の値をとる。ま
た、線形補間法においては、点Zの周囲の4点G〜Jを
用い、以下の式によって色情報を補間する。 f(Z)=f(J)(1−α)(1−β)+f(I)α
(1−β)+f(G)(1−β)β+f(H)αβ
【数1】
【0038】ここで
【数2】 は点Iのx座標であり、他も同様である。一方、3次補
間法においては、点Zの周囲の16点T〜Nを用い、以
下の式(4)によって色情報を補間する。
【数3】
【0039】ここでC(t)は、サンプリング定理を構
成する関数sinπx/πxの近似式であるから、本補
間法は理論的に最も精度の良い補間結果が得られる。し
かし、計算速度は最も遅くなる。
【0040】なお、原イメージの色情報が(R,G,
B)によって与えられている場合には、R,G,Bの各
成分ごとに前記した式(2),(3),(4)が使用さ
れ、(C,M,Y,K)によって与えられている場合に
は、C,M,Y,Kの各成分ごとに式(2),(3),
(4)が使用される。
【0041】さて、前述したように、本発明では2つの
イメージの「倍率」に着目しているが、上記式(1)か
ら明らかなように、原イメージと変換後のイメージにお
いて、そのアスペクト比(YE/XE、YE′/X
E′)が必ずしも等しいとは限らない。
【0042】そこで、本発明においては、倍率γを以下
のように扱う。つまり、 Mx=XE′/XE,My=YE′/YEとしたとき (1)簡易に処理する場合(倍率=面積比と考える場
合、図9に処理の流れを示す) Mx≒Myの場合(両イメージのアスペクト比が略等し
い場合、M1≦My/Mx≦M2)、γ=XE′/XE
(ステップ504) Mx≠Myの場合、γ=(XE′×YE′)/(XE×
YE) (ステップ505)。 (2)X方向、Y方向の倍率の大きい方を優先する場合
(あくまで画質を犠牲にしない場合、図10に処理の流
れを示す) Mx≒Myの場合(両イメージのアスペクト比が略等し
い場合、M1≦My/Mx≦M2)、γ=XE′/XE
(ステップ604) Mx≠Myの場合、γはMx、Myの内の大きい方(ス
テップ605、606)。
【0043】上記した(1)(2)は、原イメージの解
像度を考慮せずにドット数のみで簡易に倍率を計算する
方法であるが、画質への影響をより正確に反映する場合
には、原イメージの1ドットあたりの物理長と、変換後
のイメージの1ドットあたりの物理長を比較する必要が
ある。この場合、原イメージの解像度をR、変換後の解
像度をR′とすると、上記(1)(2)において、 Mx=(XE′×R)/(XE×R′)、My=(YE′×R)/(YE×R′) (式5) と置き換えればよい。
【0044】以下、本発明の実施例について説明する
が、本発明は上記した補間法に限定されず、他の補間法
を適宜組み合わせて用いてもよい。
【0045】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
構成を示す。図において、1は処理システム、2は原画
像を格納したメモリ、3は座標計算、倍率計算、補間処
理からなる解像度変換部、4は原画像の座標系を出力画
像の座標系に変換する座標計算部、5原画像と出力画像
の倍率を計算する倍率計算部、6は3次補間法によって
補間処理する補間部、7は線形補間法によって補間処理
する補間部、8はプリンタなどの画像出力装置である。
【0046】図2は、本発明の実施例1の処理フローチ
ャートである。本実施例においては、原イメージは、メ
モリ2内のC,M,Y,Kの各プレーンによって与えら
れている。座標計算部4で計算されたXE、YE、X
E′、YE′の値から倍率γを倍率計算部5で計算する
(ステップ101)。ここで、倍率γは図9に示す方法
で求める。
【0047】すなわち、所定値M1≦My/Mx≦所定
値M2の場合(ステップ502、503)、アスペクト
比≒1とみなしてγ=XE′/XEとし(ステップ50
4)、それ以外の場合はγ=(XE′×YE′)/(X
E×YE)=Mx×Myとする(ステップ505)。
【0048】そして、倍率γが所定値γ1(例えば1)
以上であるとき(ステップ102)、解像度変換法が画
質に与える影響を大であると判断し、3次補間法6で求
めた点のC,M,Y,Kの値を、それぞれ変換後のC,
M,Y,Kの値とする。
【0049】すなわち、座標計算部4では、出力イメー
ジ上の点(Z′)に対応する原イメージ上の非格子点
(Z)を求め、次いで、非格子点(Z)の周囲16点を
求める(ステップ103)。そして、16点による3次
補間部6で求めた点(Z)のC,M,Y,K値を、変換
後の点(Z′)のC,M,Y,K値とする(ステップ1
04〜107)。上記した処理を原画像の全ての画素に
ついて処理し(ステップ108)、解像度変換されたイ
メージをプリンタなどの画像出力装置8に出力する。
【0050】一方、γが所定値γ1未満の場合には(ス
テップ102)、解像度変換法が画質に与える影響は小
であると判断し、非格子点(Z)の周囲4点を求め(ス
テップ109)、4点による線形補間法7で求めた点
(Z)のC,M,Y,Kの値を、それぞれ変換後のC,
M,Y,Kの値とする(ステップ110〜113)。上
記した処理を原画像の全ての画素について処理し(ステ
ップ114)、解像度変換されたイメージをプリンタな
どの画像出力装置8に出力する。
【0051】このように、本実施例によれば、全ての倍
率において一律に3次補間法を使用した場合よりも処理
速度が速く、かつ全ての倍率において線形補間法を使用
した場合よりも画質が良い解像度変換方法を得ることが
できる。つまり、画質への影響を抑えながら処理速度を
向上させると共に、処理速度への影響を最小限に抑えな
がら画質を向上させることが可能となる。
【0052】(実施例2)図3は、実施例2の構成を示
す。本実施例では、実施例1の構成にさらに最近傍法に
よる補間部28を追加して構成したものである。また、
図4は、実施例2の処理フローチャートである。本実施
例では、原イメージはC,M,Y,Kによって与えら
れ、倍率γは、図10におけるステップ601の式を、
式5で置き換えた方法で求められる。すなわち、所定値
M1≦My/Mx≦所定値M2のとき、アスペクト比≒
1とみなしてγ=(XE′×R)/(XE×R′)とし
(ステップ604)、それ以外の場合はγはMx,My
の内の大きい方とする(ステップ605、606)。
【0053】そして、倍率計算部25で倍率γを計算し
(ステップ201)、倍率γが所定値γ1(例えば3)
以上であるとき(ステップ202)、解像度変換法が画
質に与える影響を大であると判断し、周囲16点を求め
(ステップ203)、3次補間法26で求めた点のC,
M,Y,Kの値を,それぞれ変換後のC,M,Y,Kの
値とする(ステップ204〜208)。
【0054】一方、倍率γが所定値γ1未満でかつ所定
値γ2(例えば1)以上の場合には(ステップ20
9)、解像度変換法が画質に与える影響は中程度である
と判断し、周囲4点を求め(ステップ210)、線形補
間法27で求めた点のC,M,Y,Kの値を,それぞれ
変換後のC,M,Y,Kの値とする(ステップ210〜
215)。
【0055】また、倍率γが所定値γ2(例えば1)未
満の場合には(ステップ209)、解像度変換法が画質
に与える影響は小であると判断し、最近傍点を求め(ス
テップ216)、最近傍法28で求めた点のC,M,
Y,Kの値を、それぞれ変換後のC,M,Y,Kの値と
する(ステップ217〜221)。
【0056】以上の各実施例は、処理速度への影響を極
力抑えながら画質を向上させる実施例である。これに対
して、画質を犠牲にしても、処理速度を向上させたい場
合もある。以下の各実施例は、処理速度を重視した実施
例である。
【0057】(実施例3)図5は、実施例3の構成を示
す。本実施例は、原イメージがRGBで与えられ、変換
後の出力イメージがCRTモニタに出力される場合の実
施例である。図6は、実施例3の処理フローチャートで
ある。
【0058】倍率は、図9におけるステップ501の式
を、式5で置き換えた方法で求められ、所定値M1≦M
y/Mx≦所定値M2のとき、アスペクト比≒1とみな
してγ=(XE′×R)/(XE×R′)とし、それ以
外の場合はγ=Mx×Myとする。
【0059】図14から明らかなように、解像度変換に
おいて画素数の倍率が大きくなる場合には、より多くの
点Z′について補間をしなければならなくなるため、演
算量が著しく増加する。
【0060】そこで、本実施例では、倍率γを計算した
とき(ステップ301)、γが所定値γ1(例えば5)
以上であるとき(ステップ302)、解像度変換法の処
理時間を短縮するために、線形補間法よりも高速な最近
傍法36で求めた点のR,G,B値を、それぞれ変換後
のR,G,Bの値とする(ステップ303〜307)。
【0061】一方、γが所定値γ1未満の場合には、解
像度変換法が処理時間に与える影響は小であると判断
し、線形補間法37で求めた点のR,G,B値を,それ
ぞれ変換後のR,G,Bの値とする(ステップ308〜
312)。
【0062】本実施例による処理速度を優先した解像度
変換法をディスプレイドライバ内に実装することによ
り、画質の劣化を抑えながらシステム全体の処理を高速
化することができる。
【0063】(実施例4)図7は、実施例4の構成を示
す。また、図8は、実施例4の処理フローチャートであ
る。本実施例では、原イメージはR,G,Bによって与
えられ、変換後の出力イメージがCRTモニタに出力さ
れる場合の実施例である。倍率は、図10におけるステ
ップ601の式を、式5で置き換えた方法で求められ、
所定値M1≦My/Mx≦所定値M2の場合、アスペク
ト比≒1とみなしてγ=(XE′×R)/(XE×
R′)とし、それ以外の場合はγはMxとMyのうちの
大きい方とする。
【0064】そして、倍率γを計算し(ステップ40
1)、γが所定値γ1(例えば10)以上であるときは
(ステップ402)、解像度変換法が処理速度に与える
影響が大であると判断し、最近傍法46で求めた点の
R,G,Bの値を、それぞれ変換後のR,G,Bの値と
する(ステップ403〜407)。
【0065】一方、γが所定値γ1未満でかつ所定値γ
2(例えば5)以上の場合には(ステップ408)、解
像度変換法が処理速度に与える影響は中程度であると判
断し、線形補間法47で求めた点のR,G,Bの値を、
それぞれ変換後のR,G,Bの値とする(ステップ40
9〜413)。
【0066】そして、γが所定値γ2(例えば1)未満
の場合には(ステップ408)、解像度変換法が処理速
度に与える影響は小であると判断し、3次補間法48で
求めた点のR,G,Bの値を、それぞれ変換後のR,
G,Bの値とする(ステップ414〜418)。
【0067】なお、上記した各実施例における倍率の所
定値は、ユーザの求める画質と速度を考慮して適宜設定
するものであり、上記した値に限定されない。
【0068】(実施例5)本発明は上記した実施例に限
定されず、ソフトウェアによっても実現することができ
る。本発明をソフトウェアによって実現する場合には、
図11に示すように、CPU、メモリ、表示装置、ハー
ドディスク、キーボード、CD−ROMドライブ、スキ
ャナなどからなるコンピュータシステムを用意し、CD
−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
は、本発明の解像度変換機能を実現するプログラムなど
が記録されている。そして、本発明の解像度変換処理を
実行させるときは、上記した記録媒体に記録されたプロ
グラムを読み出し、これをプリンタドライバあるいはデ
ィスプレイドライバとしてOSの一部に組み込むことに
よって本発明の処理機能が実現される。また、処理対象
となる原画像データは例えばハードディスクに格納さ
れ、上記した解像度変換処理が施された後、プリンタ、
CRTなどに出力される。
【0069】また、デバイスドライバはソフトウェアで
あるから、新たな解像度変換法を採用するなどのバージ
ョンアップが容易であり、また、ユーザのニーズに応じ
て速度と画質の優先順位を選択するようなインターフェ
イスを容易に構築することができる。
【0070】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、1
0、11、14、15記載の発明によれば、原イメージ
の画素数と、解像度変換後の画素数とを比較し、該比較
結果によって解像度変換法を切り替えているので、処理
速度への影響を極力抑えながら画質を向上させることが
でき、また画質への影響を抑えながら処理速度を向上さ
せることが可能になる。
【0071】請求項2、12、13、14記載の発明に
よれば、原イメージの物理長と、解像度変換後の物理長
とを比較し、該比較結果によって解像度変換法を切り替
えているので、画素同士の倍率、ひいては画質への影響
をより精度よく求めることができ、処理速度への影響を
極力抑えながら、より精度よく画質を向上させることが
可能になる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、アスペクト
比が保たれる場合に、解像度変換法を切り替えるための
基準値として、原イメージと出力後のイメージの倍率、
または原イメージと出力後のイメージの画素の物理長の
倍率を用いているので、簡単な倍率計算によって処理速
度への影響を極力抑えながら画質を向上させることがで
き、また画質への影響を抑えながら処理速度を向上させ
ることが可能になる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、原イメージ
が異なるアスペクト比で出力される場合に、解像度変換
法を切り替えるための基準値として、水平方向の画素数
の拡大率と垂直方向の画素数の拡大率の積の値、または
水平方向の画素の物理長の拡大率と垂直方向の画素の物
理長の拡大率の積を用いているので、相似変換でない場
合において簡単な積の計算によって処理速度への影響を
極力抑えながら画質を向上させることができ、また画質
への影響を抑えながら処理速度を向上させることが可能
になる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、原イメージ
が異なるアスペクト比で出力される場合に、解像度変換
法を切り替えるための基準値として、水平方向の画素数
の拡大率と垂直方向の画素数の拡大率の大きい方、また
は水平方向の画素の物理長の拡大率と垂直方向の画素の
物理長の拡大率の大きい方(つまり、画像劣化の大きい
方)を規準としているので、アスペクト比が著しく異な
って変換される場合でも、画像劣化の大きい方に合わせ
た解像度変換方法を適用することができ、処理速度への
影響を極力抑えながら画質を適切に向上させることがで
き、また画質への影響を抑えながら処理速度を向上させ
ることが可能になる。
【0075】請求項6記載の発明によれば、前記規準値
(比較結果の値)が所定値以上の場合には、基準値が所
定値未満である場合よりも高品位な解像度変換処理を用
いているので、倍率の大小に起因する画質の差を抑える
ことが可能になる。
【0076】請求項7記載の発明によれば、前記規準値
(比較結果の値)が所定値以上の場合には、基準値が所
定値未満である場合よりも高速な解像度変換処理を用い
ているので、倍率の大小に起因する処理時間のばらつき
を抑えることが可能になる。
【0077】請求項8記載の発明によれば、画質を重視
した高品位な解像度変換方法として3次補間法を採用し
たので、倍率の大小に依存する画質の差を効果的に抑え
ることが可能になる。
【0078】請求項9記載の発明によれば、処理速度を
重視した高速な解像度変換方法として最近傍法を採用し
たので、倍率の大小に起因する処理時間の差を効果的に
抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す。
【図2】本発明の実施例1の処理フローチャートであ
る。
【図3】本発明の実施例2の構成を示す。
【図4】本発明の実施例2の処理フローチャートであ
る。
【図5】本発明の実施例3の構成を示す。
【図6】本発明の実施例3の処理フローチャートであ
る。
【図7】本発明の実施例4の構成を示す。
【図8】本発明の実施例4の処理フローチャートであ
る。
【図9】倍率を求める第1の処理フローチャートであ
る。
【図10】倍率を求める第2の処理フローチャートであ
る。
【図11】本発明の実施例5の構成を示す。
【図12】文書イメージの解像度変換例を説明する図で
ある。
【図13】文書イメージの座標系の変換を説明する図で
ある。
【図14】各種補間法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 処理システム 2 メモリ 3 解像度変換部 4 座標計算部 5 倍率計算部 6 3次補間部 7 線形補間部 8 画像出力装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の解像度を持つ第1の画像データを
    第2の解像度を持つ第2の画像データに変換する解像度
    変換方法であって、前記第1の画像データの画素数と、
    前記第2の画像データの画素数とを比較し、該比較結果
    に応じて解像度変換方法を切り替えることを特徴とする
    解像度変換方法。
  2. 【請求項2】 第1の解像度を持つ第1の画像データを
    第2の解像度を持つ第2の画像データに変換する解像度
    変換方法であって、前記第1の画像データの1画素あた
    りの物理的な長さと、前記第2の画像データの1画素あ
    たりの物理的な長さとを比較し、該比較結果に応じて解
    像度変換方法を切り替えることを特徴とする解像度変換
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2の画像データのアスペク
    ト比がほぼ保たれているとき、前記第1、第2の画像デ
    ータの画素数の倍率、または前記第1、第2の画像デー
    タの1画素あたりの物理的な長さの倍率に応じて解像度
    変換方法を切り替えることを特徴とする請求項1または
    2記載の解像度変換方法。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2の画像データのアスペク
    ト比が異なるとき、前記第1、第2の画像データの水平
    方向の画素数の比率と垂直方向の画素数の比率との積の
    値、または前記第1、第2の画像データの水平方向の1
    画素あたりの物理的な長さの比率と垂直方向の1画素あ
    たりの物理的な長さの比率との積の値に応じて解像度変
    換方法を切り替えることを特徴とする請求項1または2
    記載の解像度変換方法。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の画像データのアスペク
    ト比が異なるとき、前記第1、第2の画像データの水平
    方向の画素数の比率と垂直方向の画素数の比率の何れか
    大きい方の値、または前記第1、第2の画像データの水
    平方向の1画素あたりの物理的な長さの比率と垂直方向
    の1画素あたりの物理的な長さの比率の何れか大きい方
    の値に応じて解像度変換方法を切り替えることを特徴と
    する請求項1または2記載の解像度変換方法。
  6. 【請求項6】 前記比較した結果の値が所定値以上であ
    るとき、画質を重視した解像度変換方法を用いることを
    特徴とする請求項1または2記載の解像度変換方法。
  7. 【請求項7】 前記比較した結果の値が所定値以上であ
    るとき、処理速度を重視した解像度変換方法を用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載の解像度変換方法。
  8. 【請求項8】 前記画質を重視した解像度変換方法は、
    3次補間法であることを特徴とする請求項6記載の解像
    度変換方法。
  9. 【請求項9】 前記処理速度を重視した解像度変換方法
    は、最近傍法であることを特徴とする請求項7記載の解
    像度変換方法。
  10. 【請求項10】 第1の表色系の画像データについて、
    第1の解像度を持つ第1の座標系の画像データを、第2
    の解像度を持つ第2の座標系の画像データに変換する解
    像度変換装置であって、前記第1の画像データの画素数
    と前記第2の画像データの画素数とを比較する手段と、
    該比較した結果の値が所定値以上であるとき、前記変換
    後の第2の座標系の画素位置に対応する前記第1の座標
    系における非格子点の位置について、その周囲の画素値
    を参照した高品位な補間法を用いて、前記第2の座標系
    の画素位置の値を算出する手段を備えたことを特徴とす
    る解像度変換装置。
  11. 【請求項11】 第2の表色系の画像データについて、
    第1の解像度を持つ第1の座標系の画像データを、第2
    の解像度を持つ第2の座標系の画像データに変換する解
    像度変換装置であって、前記第1の画像データの画素数
    と前記第2の画像データの画素数とを比較する手段と、
    該比較した結果の値が所定値以上であるとき、前記変換
    後の第2の座標系の画素位置に対応する前記第1の座標
    系における非格子点の位置について、その近傍の画素値
    を参照した高速な補間法を用いて、前記第2の座標系の
    画素位置の値を算出する手段を備えたことを特徴とする
    解像度変換装置。
  12. 【請求項12】 第1の解像度を持つ第1の座標系の画
    像データを、第2の解像度を持つ第2の座標系の画像デ
    ータに変換する解像度変換装置であって、前記第1の画
    像データの1画素あたりの物理的な長さと前記第2の画
    像データの1画素あたりの物理的な長さとを比較する手
    段と、該比較した結果の値が所定値以上であるとき、前
    記変換後の第2の座標系の画素位置に対応する前記第1
    の座標系における非格子点の位置について、その周囲の
    画素値を参照した高品位な補間法を用いて、前記第2の
    座標系の画素位置の値を算出する手段を備えたことを特
    徴とする解像度変換装置。
  13. 【請求項13】 第1の解像度を持つ第1の座標系の画
    像データを、第2の解像度を持つ第2の座標系の画像デ
    ータに変換する解像度変換装置であって、前記第1の画
    像データの1画素あたりの物理的な長さと前記第2の画
    像データの1画素あたりの物理的な長さとを比較する手
    段と、該比較した結果の値が第1の値以上であるとき、
    前記変換後の第2の座標系の画素位置に対応する前記第
    1の座標系における非格子点の位置について、その周囲
    の画素値を参照した第1の補間法を用いて前記第2の座
    標系の画素位置の値を算出する手段と、前記比較した結
    果の値が前記第1の値未満でかつ第2の値以上であると
    き、前記変換後の第2の座標系の画素位置に対応する前
    記第1の座標系における非格子点の位置について、その
    周囲の画素値を参照した第2の補間法を用いて前記第2
    の座標系の画素位置の値を算出する手段と、前記比較し
    た結果の値が前記第2の値未満であるとき、前記変換後
    の第2の座標系の画素位置に対応する前記第1の座標系
    における非格子点の位置について、その周囲の画素値を
    参照した第3の補間法を用いて前記第2の座標系の画素
    位置の値を算出する手段を備えたことを特徴とする解像
    度変換装置。
  14. 【請求項14】 第1の解像度を持つ第1の座標系の画
    像データを、第2の解像度を持つ第2の座標系の画像デ
    ータに変換する機能と、前記第1の画像データの画素数
    と前記第2の画像データの画素数とを比較し、または第
    1の画像データの1画素あたりの物理的な長さと前記第
    2の画像データの1画素あたりの物理的な長さとを比較
    する機能と、該比較した結果の値が所定値以上であると
    き、前記変換後の第2の座標系の画素位置に対応する前
    記第1の座標系における非格子点の位置について、その
    周囲の画素値を参照した高品位な補間法を用いて前記第
    2の座標系の画素位置の値を算出する機能をコンピュー
    タに実現させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 第1の解像度を持つ第1の座標系の画
    像データを、第2の解像度を持つ第2の座標系の画像デ
    ータに変換する機能と、前記第1の画像データの画素数
    と前記第2の画像データの画素数とを比較する機能と、
    該比較した結果の値が所定値以上であるとき、前記変換
    後の第2の座標系の画素位置に対応する前記第1の座標
    系における非格子点の位置について、その近傍の画素値
    を参照した高速な補間法を用いて前記第2の座標系の画
    素位置の値を算出する機能をコンピュータに実現させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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