JP2000078238A - データ伝送方法及び通信制御装置並びにデータ伝送プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ伝送方法及び通信制御装置並びにデータ伝送プログラムを記録した記録媒体

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JP2000078238A
JP2000078238A JP10256106A JP25610698A JP2000078238A JP 2000078238 A JP2000078238 A JP 2000078238A JP 10256106 A JP10256106 A JP 10256106A JP 25610698 A JP25610698 A JP 25610698A JP 2000078238 A JP2000078238 A JP 2000078238A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、データの高い秘匿性を維持し
つつプロトコルの異なるICカードとホスト装置との間
の通信制御を行うことのできるようにする。 【解決手段】 ホスト装置からデータの先頭バイトがI
Cカードリーダライタのものでないと判定された場合に
は、そのデータをICカードへそのまま伝送する(図9
のステップ502,504参照)一方、先頭バイトがICカー
ドリーダライタのものであると判定された場合は、仮バ
ッファリングを開始し(図9のステップ506参照)、受
信されたデータが所定のバイト数のリーダライタコマン
ドであると最終的に判定された場合には、リーダライタ
コマンド処理が施される(図9のステップ508,510,512,
514参照)一方、それ以外の場合には、データをそのま
まICカード3へ通過せしめるようになっている(図9
のステップ508,510,512,518参照)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの電子機器相
互のデータの授受を仲介、制御する通信制御装置に係
り、特に、外部からデータの読み出し/書き込みが可能
ないわゆるICカードと、このICカードとのデータの
授受を行うホスト装置との間に用いられるデータの伝送
方法及び通信制御装置並びにデータ伝送プログラムを記
録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば、
特開平8−315090号公報に示されたように、いわ
ゆるICカードとホスト装置間のデータの授受等を行う
ICカードリーダライタにおいて、ICカードのプロト
コルの種類を判別する判別手段と、プロトコル変換手段
とを設け、ICカードのプロトコルがホスト装置とIC
カードリーダライタとの間のプロトコルと異なるもので
あると判定された場合に、プロトコル変換手段によりプ
ロトコル変換を行ってICカードとホスト装置とのデー
タの授受を行えるようにしてなるものが公知・周知とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来装置においては、ICカードのプロトコルが所定の
形式以外であると判定された場合、ICカードからホス
ト装置へのデータ及びホスト装置からICカードへのデ
ータが、ICカードリーダライタ内において、プロトコ
ル変換手段によりプロトコルの変換、換言すればデータ
変換がなされるため、プロトコルが所定の場合に比して
データの秘匿性が低下するという問題がある。すなわ
ち、ICカードのプロトコルが所定の形式である場合、
ICカードからホスト装置へのデータ及びホスト装置か
らICカードへのデータは、ICカードリーダライタに
おいてデータ変換が施されることなくいわゆるスルー状
態で、ICカードとホスト装置間で直接授受されること
となるため、ICカードリーダライタにおけるデータの
秘匿性が十分高いものとすることができる。これに対し
て、上述のようにICカードリーダライタ内でプロトコ
ル変換を行う場合には、ホスト装置からICカードへの
データ及びICカードからホスト装置へのデータが、I
Cカードリーダライタにおいて一旦が展開されるため、
何らかの方策を施さない限り必然的にデータの秘匿性は
低下することとなる。
【0004】また、プロトコル変換を行うため、ホスト
装置からICカードへのデータ及びICカードからホス
ト装置へのデータを一時的に蓄積するためのいわゆるバ
ッファメモリが必要となり、しかもそのメモリ容量は、
少なくともICカードが有するデータバイト分程度は必
要となるため、ICカードリーダライトのハードウェア
の負担が増し、高価格化を招くという問題がある。さら
に、ICカードのプロトコルが所定の形式以外の場合に
は、プロトコル変換を行い、ホスト装置とICカード間
でのデータの授受がなされるので、ICカードとホスト
装置間のデータの授受に時間を要するという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、簡易な構成で、データの高い秘匿性を維持しつつプ
ロトコルの異なるICカードとホスト装置との間の通信
制御を行うことのできるデータ伝送方法及び通信制御装
置並びにデータ伝送プログラムを記録した記録媒体を提
供するものである。本発明の他の目的は、プロトコル変
換を行うことなくプロトコルの異なるICカードに対応
可能なデータ伝送方法及び通信制御装置並びにデータ伝
送プログラムを記録した記録媒体を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、メモリ容量が必要最小限で済
み、低価格化を図ることのできるデータ伝送方法及び通
信制御装置並びにデータ伝送プログラムを記録した記録
媒体を提供することにある。本発明の他の目的は、通信
時間が少なく、迅速なデータの授受を実現することので
きるデータ伝送方法及び通信制御装置並びにデータ伝送
プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るデータ伝送方法は、複数の通信プロトコルを有してな
る上位装置と、一つの通信プロトコルに基づいてデータ
の読み出し及び書き込みが可能に構成されてなる最下位
装置との間に設けられ、前記上位装置と前記最下位装置
の通信の仲介、制御を行う通信制御装置におけるデータ
伝送方法であって、前記上位装置から伝送されたデータ
に含まれる先頭バイトが通信制御装置に対するものか否
かを判定し、前記先頭バイトが通信制御装置に対するも
のではないと判定された場合、前記上位装置から伝送さ
れたデータを前記最下位装置へ通過せしめる一方、前記
最下位装置から伝送されたデータを前記上位装置へ通過
せしめ、前記先頭バイトが通信制御装置に対するもので
あると判定された場合、前記上位装置から伝送されたデ
ータを当該通信制御装置におけるコマンドとして処理す
るよう構成されてなるものである。
【0007】かかる構成においては、通信制御装置のコ
マンド以外、すなわち、上位装置と最下位装置との間に
おけるデータの授受については、通信制御装置内で何等
データの加工を行うことなく、単に通過せしめるように
したもので、これにより、通信制御装置におけるデータ
の高い秘匿性を維持しつつ、迅速なデータの授受を実現
することができることとなるものである。なお、上位装
置は、必ずしも複数の通信プロトコルを有してなるもの
である必要はないものである。
【0008】また、請求項5記載の通信制御装置は、複
数の通信プロトコルを有してなる上位装置と、一つの通
信プロトコルに基づいてデータの読み出し及び書き込み
が可能に構成されてなる最下位装置との間に設けられ、
前記上位装置と前記最下位装置の通信の仲介、制御を行
う通信制御装置であって、当該通信制御装置は、前記上
位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイトが通
信制御装置に対するものか否かを判定するアドレス判定
手段と、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイト
が通信制御装置に対するものではないと判定された場
合、前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装
置へ通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送された
データを前記上位装置へ通過せしめるデータ通過制御手
段と、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイトが
通信制御装置に対するものであると判定された場合、前
記上位装置から伝送されたデータを当該通信制御装置に
おけるコマンドとして処理するコマンド処理手段と、を
具備してなるものである。
【0009】かかる構成における通信制御装置は、特
に、請求項1記載のデータ伝送方法を実行するに適した
構成を有するものであり、アドレス判定手段、データ通
過制御手段、コマンド処理手段は、例えばコンピュータ
としての機能を果たすいわゆるCPUに所定のプログラ
ムを実行させることにより実現することができるもので
ある。
【0010】より具体的なものとしては、ブロック伝送
プロトコル及びキャラクタ伝送プロトコルを有してなる
上位装置と、ブロック伝送プロトコルまたはキャラクタ
伝送プロトコルのいずれか一つの通信プロトコルに基づ
いてデータの読み出し及び書き込みが可能に構成されて
なる最下位装置との間に設けられ、前記上位装置と前記
最下位装置の通信の仲介、制御を行う通信制御装置であ
って、当該通信制御装置は、接続された最下位装置の通
信プロトコルを判定するプロトコル判定手段と、前記上
位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイトが通
信制御装置に対するものか否かを判定するアドレス判定
手段と、外部入力されたデータを一時的に蓄積し、制御
信号の入力に応じて外部へ出力するデータ蓄積手段と、
前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
トコルがブロック伝送プロトコルと判定された場合にあ
って、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイトが
通信制御装置に対するものではないと判定された場合、
前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ
通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデー
タを前記上位装置へ通過せしめる第1のデータ通過制御
手段と、前記プロトコル判定手段により、最下位装置の
通信プロトコルがブロック伝送プロトコルと判定された
場合にあって、前記アドレス判定手段により、前記先頭
バイトが通信制御装置に対するものであると判定された
場合、前記上位装置から伝送されたデータを当該通信制
御装置におけるコマンドとして処理する第1のコマンド
処理手段と、前記プロトコル判定手段により、最下位装
置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロトコルと判定
された場合にあって、前記アドレス判定手段により、前
記先頭バイトが通信制御装置に対するものではないと判
定された場合、前記上位装置から伝送されたデータを前
記最下位装置へ通過せしめる一方、前記最下位装置から
伝送されたデータを前記上位装置へ通過せしめる第2の
データ通過制御手段と、前記プロトコル判定手段によ
り、最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
トコルと判定された場合にあって、前記アドレス判定手
段により、前記先頭バイトが通信制御装置に対するもの
であると判定された場合、上位装置からのデータを前記
データ蓄積手段に蓄積させるバファリング制御手段と、
前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
トコルがキャラクタ伝送プロトコルと判定された場合に
あって、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイト
が通信制御装置に対するものであると判定された場合、
上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降につい
て、通信制御装置のコマンドであるか否かを判定するコ
マンド判定手段と、前記コマンド判定手段により、上位
装置から伝送されたデータの何れかのバイトが通信制御
装置のコマンドではないと判定された場合、前記データ
蓄積手段のデータを前記最下位装置へ伝送すると共に、
それ以後、上位装置からのデータを最下位装置へ通過せ
しめると共に最下位装置からのデータを上位装置へ通過
せしめる第3のデータ通過制御手段と、前記コマンド判
定手段により、上位装置から伝送されたデータの何れの
バイトも通信制御装置のコマンドであると判定された場
合において、前記上位装置から伝送されたデータのバイ
ト数が所定以上か否かを判定するバイト数判定手段と、
前記バイト数判定手段により、前記上位装置から伝送さ
れたデータのバイト数が所定以上であると判定された場
合、前記データ蓄積手段のデータを前記最下位装置へ伝
送すると共に、それ以後、上位装置からのデータを最下
位装置へ通過せしめると共に最下位装置からのデータを
上位装置へ通過せしめる第4のデータ通過制御手段と前
記バイト数判定手段により、前記上位装置から伝送され
たデータのバイト数が所定内であると判定された場合、
前記データを当該通信制御装置におけるコマンドとして
処理する第2のコマンド処理手段と、を具備してなるも
のが好適である。
【0011】かかる構成は、特に、最下位装置がICカ
ードであり、通信制御装置がいわゆるICカードリーダ
ライタとした場合に好適なものである。かかる構成によ
り、ICカードの通信プロトコルに関わらず、ICカー
ドと上位装置間のデータの授受が、ICカードリーダラ
イタ内で何等データの加工を行うことなく可能となるの
で、ICカードリーダライタにおけるデータの高い秘匿
性を維持しつつ、迅速なデータの授受を実現することが
できることとなるものである。なお、上位装置は、必ず
しもブロック伝送プロトコル及びキャラクタ伝送プロト
コルの2種類の通信プロトコルを有してなるものである
必要はなく、いずれか一方のプロトコルを有してなるも
のであってもよいものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図13を参照しつつ説明する。なお、以下
に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。最初に、この発明の実施の形態における通
信制御装置としてのICカードリーダライタ1が用いら
れるシステム構成について図1を参照しつつ説明する。
ICカードリーダライタ(図1においては「R/W」と
表記)1は、最下位装置として、外部からデータの読み
出し/書き込みが可能ないわゆるICカード3と、上位
装置としてのホスト装置2とのデータの授受を仲介する
機能を果たすもので、ホスト装置2とは所定のインター
フェイス(例えばRS-232C等)により接続される一方、
ICカード3の挿入、取り出しが可能に構成されてなる
ものである(図1参照)。この発明の実施の形態におけ
るホスト装置2は、現在ICカード3のプロトコルとし
て使用されている2つのプロトコル、すなわち、国際標
準プロトコルT=1(半二重調歩同期ブロック伝送プロ
トコル)と、T=0(調歩式半二重キャラクタ伝送プロ
トコル)の双方に対応できるようになっているものであ
る。
【0013】一方、ICカードリーダライタ1は、図2
に示されたように、いわゆるCPU4を主としてなり、
この他に、ホスト装置2とのインターフェイスのための
通信インターフェイス回路5と、ICカード3とのイン
ターフェイスのためのカードインターフェイス回路6
と、RAM7と、ROM8とを具備して構成されたもの
となっている。ROM(Read Only Memory)8には、後述
するようなICカード3とホスト装置2との間のデータ
の授受のための処理を行うためのプログラムが記憶され
ており、CPU4は、そのプログラムを読み込んで実行
するようになっている。通信インターフェイス回路5
は、ホスト装置2とICカードリーダライタ1との間の
インターフェイスを図るもので、例えばRS-232C等の公
知・周知のインターフェイス規格に基づいて、ICカー
ド3とホスト装置2との通信ができるようになっている
ものである。カードインターフェイス回路6は、ICカ
ード3との接続部分を介してICカード3へ電源電圧を
供給し、また、ICカード3へ対するCPU4からの制
御信号やデータ等を所定の電圧レベルで出力する一方、
ICカード3から読み出されたデータを所定のレベルに
変換する等の処理を行いCPU4へ送る等のICカード
3とのインターフェイスを図るものである。RAM(Ran
dom Access Memory)7は、公知・周知のいわゆるICメ
モリであり、後述するバッファリング処理等において一
時的にデータを蓄積するなどに利用されるようになって
いるものである。
【0014】次に、かかる構成において、ホスト装置
2、ICカードリーダライタ1及びICカード3の三者
における相互の通信が如何なる形態であるかについて、
図3の説明図を参照しつつ説明する。まず、ホスト装置
2とICカードリーダライタ1間の通信について説明す
れば、最初に、ICカードリーダライタ1の動作に関す
るコマンドのホスト装置2と授受については、半二重調
歩同期ブロック伝送プロトコル(以下「ブロック伝送プ
ロトコル」と言う)に基づいて行われるようになってい
る(図3の「ホスト-R/W間プロトコル」と表記された列に
おいて左欄が「R/Wコマント゛通信」と表記された行の部分参
照)。また、ICカード3がブロック伝送プロトコル仕
様に準拠したものである場合、ICカードリーダライタ
1とホスト装置2との通信は、ブロック伝送プロトコル
により行われるようになっている(図3の「ホスト-R/W間フ
゜ロトコル」と表記された列において左欄が「フ゛ロック伝送プロ
トコル仕様ICカート゛通信」と表記された行の部分参照)。
さらに、ICカード3が調歩式半二重キャラクタ伝送プ
ロトコル(以下「キャラクタ伝送プロトコル」と言う)
仕様に準拠したものである場合、ICカードリーダライ
タ1とホスト装置2との通信は、キャラクタ伝送プロト
コルにより行われるようになっている(図3の「ホスト-R/
W間フ゜ロトコル」と表記された列において左欄が「キャラクタ伝送
フ゜ロトコル仕様ICカート゛通信」と表記された行の部分参照)。
【0015】次に、ICカードリーダライタ1とICカ
ード3間の通信について説明すれば、まず、ICカード
3がブロック伝送プロトコル仕様に準拠したものである
場合、ICカード3とICカードリーダライタ1間の通
信は、ブロック伝送プロトコルにしたがって行われるこ
ととなる(図3の「R/W-ICカート゛間フ゜ロトコル」と表記された
列において左欄が「フ゛ロック伝送フ゜ロトコル仕様ICカート゛通信」
と表記された行の部分参照)。また、ICカード3がキ
ャラクタ伝送プロトコル仕様に準拠したものである場合
には、ICカード3とICカードリーダライタ1間の通
信は、キャラクタ伝送プロトコルにしたがって行われる
こととなる(図3の「R/W-ICカート゛間フ゜ロトコル」と表記され
た列において左欄が「キャラクタ伝送フ゜ロトコル仕様ICカート゛通
信」と表記された行の部分参照)。
【0016】次に、ICカードリーダライタ1における
内部処理について言えば、ICカードリーダライタ1に
おける独自のコマンド等の処理については、所定のプロ
グラムによるICカードリーダライタコマンド処理がな
されるようになっている(図3の「R/W内部処理」と表
記された列において左欄が「R/Wコマンド通信」と表記
された行の部分参照)。また、ブロック伝送プロトコル
仕様に準拠したICカード3に関するICカードリーダ
ライタ1の内部処理については、直接データ転送が行わ
れ(図3の「R/W内部処理」と表記された列において左
欄が「フ゛ロック伝送フ゜ロトコル仕様ICカート゛通信」と表記された
行の部分参照)、さらに、キャラクタ伝送プロトコル仕
様に準拠したICカード3に関するICカードリーダラ
イタ1の内部処理については、ICカードリーダライタ
コマンドでないことが確定された後に直接データ転送が
行われるようになっている(図3の「R/W内部処理」と
表記された列において左欄が「キャラクタ伝送フ゜ロトコル仕様ICカ
ート゛通信」と表記された行の部分参照)。
【0017】次に、ICカードリーダライタ1による通
信制御処理のより具体的な手順について図4乃至図13
を参照しつつ説明することとする。最初に、図4を参照
しつつ全体的な通信制御処理の流れについて説明すれ
ば、まず、ICカード3がICカードリーダライタ1の
所定の箇所に挿入されると、ICカード3への電源電圧
の供給、初期設定等のいわゆるICカードの活性化がI
Cカードリーダライタ1により行われる(図4のステッ
プ100参照)。次いで、ICカードの活性化に応じて
ICカード3からICカードリーダライタ1へ対してア
ンサー・ツー・リセット(ATR)と称される初期応答デ
ータが伝送され、ICカードリーダライタ1において、
その解析が行われることとなる(図4のステップ200
参照)。そして、この初期応答データ中に含まれるIC
カード3のプロトコルタイプを示すデータにより、IC
カード3のプロトコル判定が行われる(図4のステップ
300参照)。
【0018】このプロトコル判定により、ICカード3
のプロトコルが、ブロック伝送プロトコルであると判定
された場合には、ブロック伝送プロトコル仕様のICカ
ード3との通信制御サブルーチンである第1の通信制御
サブルーチンが実行され、ICカードリーダライタ1及
びホスト装置2とICカード3との間の通信が行われる
こととなる(図4のステップ400参照)。一方、プロ
トコル判定により、ICカード3のプロトコルが、キャ
ラクタ伝送プロトコルであると判定された場合には、キ
ャラクタ伝送プロトコル仕様のICカード3との通信制
御サブルーチンである第2の通信制御サブルーチンが実
行され、ICカードリーダライタ1及びホスト装置2と
ICカード3との間の通信が行われることとなる(図4
のステップ500参照)。なお、ここで、図4に示され
たICカード活性化処理(図4のステップ100参照)
からプロトコル判定処理(図4のステップ300参照)
に至るまでの処理は、公知・周知の技術であり、実際に
標準化されているものであるので、ここでの詳細な説明
は省略することとする。
【0019】次に、ICカード3がブロック伝送プロト
コル仕様に準拠したものであると判定された場合に実行
される第1の通信制御処理の具体的な内容について図5
乃至図8を参照しつつ説明する。ICカードリーダライ
タ1によりICカード3がブロック伝送プロトコル仕様
に準拠したものであると判定されると、ホスト装置2か
らは、ブロック伝送プロトコルに基づいて、ICカード
3に対するデータまたはICカードリーダライタ1に対
するデータの伝送が開始される。それに伴いICカード
リーダライタ1においては、ホスト装置2からブロック
伝送された信号の先頭バイトについて判定が行われる
(図5のステップ410参照)。すなわち、いわゆるノ
ードアドレスがICカードリーダライタ1に対するもの
か、ICカード3に対するものであるかが判定されるこ
ととなる。ここで、ブロック伝送の際に用いられるデー
タ構成を示せば、例えば、図6に示されたように、ブロ
ック伝送におけるデータのブロックは、先頭から順に、
先頭フィールド(PROLOG)、情報フィールド(INFORMATIO
N)、最終フィールド(EPILOG)の3つに大別されてなり、
これらが一体のデータとして、すなわちブロックとして
伝送されるものである。このブロックの構成は、国際標
準規格として定められているものであり、国内において
は、「JISX6304」に規定されているものであ
る。そして、ノードアドレス(図6においては「NA
D」と表記)は、先頭フィールドの一構成要素であっ
て、ブロックの送信元及び受信元のアドレスが表される
部分となっているものである。なお、図6に示されたブ
ロックの個々のデータの詳細についての説明は省略する
こととする。
【0020】このノードアドレスがICカードリーダラ
イタ1に対するものか、ICカード3に対するものかの
判定は、例えば、この発明の実施の形態においては、そ
の値が所定の範囲にあるか否かで判定するようにしてあ
る。すなわち、例えば、ノードアドレスが、16進法で
「10」乃至「1F」の範囲の値にないと判定された場
合には、その受信ブロックについては、ICカード3の
コマンドであるとしてスルーモード状態となる(図5の
ステップ420参照)。すなわち、その受信ブロック
は、ブロック伝送プロトコルに基づいて、そのままIC
カード3へ伝送される一方、ICカード3からホスト装
置2へ対して伝送されるデータがある場合には、ICカ
ードリーダライタ1を介してそのままホスト装置2へ伝
送されることとなる(図5のステップ420参照)。
【0021】図7には、このスルーモードを概念的に表
した図が示されている。すなわち、スルーモードにおい
ては、ICカードリーダライタ1を介してのホスト装置
2とICカード3との相互のデータの授受は、ブロック
伝送により行われることとなり、ICカードリーダライ
タ1に入力されたホスト装置2からのICカード3への
データは、例えばカードインターフェイス回路6内に設
けられたいわゆるFIFO(先入先出レジスタ)6aを
介してICカード3へ伝送される一方、ICカード3か
らホスト装置2へのデータは、ICカードリーダライタ
1の通信インターフェイス回路5内に設けられたFIF
O5aを介してホスト装置2へ伝送されるようになって
いることが表されている(図7の実線矢印部分参照)。
なお、図7において、ICカード3の部分に表記された
「T=14」は、国際標準に基づかないブロック伝送プ
ロトコルを意味する。このプロトコルもブロック伝送と
いう点ではT=0のプロトコルと共通し、本発明による
通信制御を用いることができるため、ICカード3は、
T=0またはT=14のいずれの通信プロトコルを用い
るものであってもよいものである。
【0022】一方、ホスト装置2から送信された受信ブ
ロックのノードアドレスが、16進法で「10」乃至
「1F」の範囲の値であると判定された場合には、その
受信ブロックは、ICカードリーダライタ1のコマン
ド、すなわちリーダライタコマンドであるとして、リー
ダライタコマンド処理が実行されるリーダライタコマン
ドモードとなる(図5のステップ430参照)。すなわ
ち、受信されたブロックのインフォメーションのデータ
に応じて定まる所定の処理が行われるものである。具体
的に如何なる処理を行うかは、個々のICカードリーダ
ライタ1において設定されるコマンドの種類や内容によ
って定まるものであり、ここでの詳細な説明は省略する
こととする。そして、このリーダライタコマンド処理に
おいて、ホスト装置2へ対してICカードリーダライタ
1からデータを伝送する場合には、ブロック伝送プロト
コル仕様に基づいたデータの伝送が行われるようになっ
ている(図5のステップ440参照)。
【0023】上述のリーダライタコマンドモードを概念
的に表した図が図8に示されている。すなわち、図8に
おいては、ホスト装置2から伝送されたデータの先頭ア
ドレスがICカードリーダライタ1のノードアドレスと
判定された場合、バッファリングされたデータは、RA
M7に蓄積(バッファリング)されて、リーダライタコ
マンドとして必要な処理がなされ、この場合、ホスト装
置2とICカードリーダライタ1間のデータの授受は、
ブロック伝送により行われることが表されている(図8
の実線矢印部分参照)。
【0024】次に、先の図4に示されたステップ300
におけるプロトコル判定において、ICカード3がキャ
ラクタ伝送プロトコル仕様に準拠したものであると判定
された場合に実行される第2の通信制御処理の具体的な
内容について図9乃至図13を参照しつつ説明する。ま
ず、ICカードリーダライタ1によりICカード3がキ
ャラクタ伝送プロトコル仕様に準拠したものであると判
定されると、ホスト装置2からデータの伝送が開始され
る。それに伴いICカードリーダライタ1においては、
ホスト装置2から伝送されたデータの先頭バイトについ
て判定が行われる(図9のステップ502参照)。すな
わち、データの先頭バイトが、ICカードリーダライタ
1のノードアドレスか否かが判定され、ICカードリー
ダライタ1のノードアドレスではないと判定された場合
には、ホスト装置2からのデータは、ICカード3に対
するものであるとして、ホスト装置2からのデータをそ
のままICカード3へ伝送すると共に、ICカード3か
らホスト装置2へ対して出力されたデータは、ICカー
ドリーダライタ1を介してそのままホスト装置2へ伝送
する状態、すなわち、スルーモード状態となる(図9の
ステップ504参照)。この場合、ホスト装置2とIC
カード3間のデータの授受は、キャラクタ伝送プロトコ
ルに基づいて行われることとなる。
【0025】ここで、キャラクタ伝送におけるデータ構
成は、先のブロック伝送におけると同様に「JISX6
304」の規定に基づくものであり、図10を参照しつ
つ概略的に説明すれば、キャラクタ伝送にけるデータ
は、コマンド、手続バイト、データ、ステータス毎に別
個のデータブロックとして伝送されるようになってい
る。そして、これら伝送順序は、特に規定されておら
ず、先頭がいずれのものとなるかは不定である。
【0026】上述のスルーモードを概念的に表した図が
図11に示されている。すなわち、上述したように、ス
ルーモードにおいて、ICカードリーダライタ1を介し
てのホスト装置2とICカード3との相互のデータの授
受は、キャラクタ伝送により行われることが図11にお
いて表されている(同図の実線矢印部分参照)。そし
て、ICカードリーダライタ1に入力されたホスト装置
2からのICカード3へのデータは、例えばカードイン
ターフェイス回路6内に設けられたいわゆるFIFO
(先入先出レジスタ)6aを介してICカード3へ伝送
される一方、ICカード3からホスト装置2へのデータ
は、ICカードリーダライタ1の通信インターフェイス
回路5内に設けられたFIFO5aを介してホスト装置
2へ伝送されるようになっている。
【0027】一方、ホスト装置2から伝送されたデータ
の先頭バイトが、ICカードリーダライタ1のノードア
ドレスと一致すると判定された場合には、その受信デー
タに対して仮バッファリングが実行されるバッファリン
グモードとなる(図9のステップ506参照)。すなわ
ち、ホスト装置2からのデータは、一旦、RAM7の所
定の領域に蓄積されることとなる。次いで、受信された
データの2バイト目がリーダライタコマンドか否かが判
定され(図9のステップ508参照)、2バイト目がリ
ーダライタコマンドではないと判定された場合には、仮
バッファリングにより受信されたホスト装置2からのデ
ータは、そのままICカード3へキャラクタ伝送により
転送されることとなる(図9のステップ518参照)。
【0028】一方、ステップ508において、2バイト
目がリーダライタコマンドであると判定された場合に
は、3バイト目以降のバイトがリーダライタコマンド以
外のものがないか否かが判定されることとなる(図9の
ステップ510参照)。そして、3バイト目以降の何れ
かのバイトが、リーダライタコマンドではないと判定さ
れた場合には、その時点まで仮バッファリングにより受
信されたホスト装置2からのデータは、そのままICカ
ード3へキャラクタ伝送により転送されるいわばバッフ
ァリングモードとなる(図9のステップ518参照)。
また一方、ステップ510において、3バイト目以降の
何れのバイトにおいても、リーダライタコマンドではな
いと判定されることがなかった場合、受信されたバイト
数がリーダライタコマンドに予め規定された所定のバイ
ト数を越えたか否かが判定されることとなる(図9のス
テップ512参照)。
【0029】そして、受信されたバイト数がリーダライ
タコマンドに予め規定された所定のバイト数を越えたと
判定された場合(NGの場合)には、このホスト装置2
から伝送されたデータは、ICカード3向けのものであ
るとして、それまで仮バッファリングによりRAM7に
一時的に蓄積されたデータは、ICカード3へキャラク
タ伝送により転送されることとなる(図9のステップ5
18参照)。また、ステップ512において、受信され
たバイト数がリーダライタコマンドに予め規定された所
定のバイト数を越えていないと判定された場合(OKの
場合)には、受信されたデータは、最終的にリーダライ
タコマンドであるとして、リーダライタコマンド処理へ
進むこととなる(図9のステップ514参照)。
【0030】ここで、ステップ506,510,512
のいずれかからステップ518へ進みデータ転送がなさ
れる状態を、便宜上、バッファリングモードと称するこ
ととする。このバッファリングモードを概念的に表した
図が図12に示されている。すなわち、図12において
は、ホスト装置2から伝送されたデータが、リーダライ
タコマンドではないと判定された場合、仮バッファリン
グされたデータは、例えばカードインターフェイス回路
6内に設けられたいわゆるFIFO(先入先出レジス
タ)6aを介してICカード3へキャラクタ伝送により
伝送される一方、ICカード3からホスト装置2へのデ
ータは、ICカードリーダライタ1の通信インターフェ
イス回路5内に設けられたFIFO5aを介してホスト
装置2へキャラクタ伝送により伝送されるようになって
いることが表されている(図12の実線矢印部分参
照)。なお、このバッファリングモードにおいては、I
Cカードリーダライタ1に必要とされるRAM7の容量
としては、最大でICカードリーダライタ1のコマンド
の最大バイト数分であればよく、従来と異なり、ICカ
ード3のデータバイト数分を必要とすることはない。さ
らに、ホスト装置2とICカード3とのデータの授受が
開始されるまで、ICカードリーダライタ1で費やされ
る時間は、最大でもICカードリーダライタ1のコマン
ドの最大バイト数分の受信時間に略匹敵する時間で済
む。
【0031】リーダライタコマンド処理(図9のステッ
プ514参照)においては、受信したデータが最終的に
リーダライタコマンドであると確定されたことに伴い、
コマンドの内容に応じた必要な処理が行われるリーダラ
イタコマンドモードとなるものである。このリーダライ
タコマンドモードにおいては、ICカードリーダライタ
1からホスト装置2へデータの伝送が必要な場合には、
ブロック伝送により行われるようになっている(図9の
ステップ516参照)。このリーダライタコマンドモー
ド概念的に表した図が図13に示されている。すなわ
ち、図13においては、ホスト装置2から伝送されたデ
ータが、リーダライタコマンドであると確定された場
合、仮バッファリングされたデータは、リーダライタコ
マンドとして必要な処理がなされ、この場合、ホスト装
置2とICカードリーダライタ1間のデータの授受は、
ブロック伝送により行われることが表されている(図1
3の実線矢印部分参照)。
【0032】上述の例においては、ホスト装置2が、ブ
ロック伝送プロトコル及びキャラクタ伝送プロトコルの
を備えてなるものであるとの前提の下で説明を行った
が、ホスト装置2は、常時これら2種類のプロトコルに
対応可能なものでなければならないものではなく、いず
れか一方のプロトコルに対応できる構成のものであって
も、上述した構成のICカードリーダライタ1を介して
ICカード3とのデータの授受が同様に可能であること
は勿論のことである。
【0033】上述の説明においては、請求項5における
アドレス判定手段は、CPU4によるステップ410,
502の実行により、データ通過制御手段は、CPU4
によるステップ420,504,508,510,51
2,518の実行により、コマンド処理手段は、CPU
4によるステップ430,440,508,510,5
12,514,516の実行により、それぞれ実現され
たものとなっている。また、請求項6及び請求項7にお
けるアドレス判定手段は、CPU4によるステップ41
0,502の実行により、データ蓄積手段は、RAM7
により、第1のデータ通過制御手段は、CPU4による
ステップ420の実行により、第1のコマンド処理手段
は、CPU4によるステップ430,440の実行によ
り、それぞれ実現されたものとなっている。さらに、請
求項6及び請求項7における第2のデータ通過制御手段
は、ステップ504の実行により、バファリング制御手
段は、CPU4によるステップ506の実行により、コ
マンド判定手段は、CPU4によるステップ508,5
10の実行により、バイト数判定手段は、CPU4によ
るステップ512の実行により、第3のデータ通過制御
手段及び第4のデータ通過制御手段は、CPU4による
ステップ518の実行により、第2のコマンド処理手段
は、CPU4によるステップ514,516の実行によ
り、それぞれ実現されたものとなっている。
【0034】なお、上述の説明においては、CPU4に
より実行されるデータ伝送プログラムがROM8に予め
記憶されているとの前提の下で、上述のような通信制御
が行われるとして説明したが、このプログラムは必ずし
もROM8に予め記憶されている必要はないものであ
る。すなわち、公知・周知の外部の記憶媒体に記憶させ
ておき、起動制御の実行の際に、この記憶媒体からCP
U4へ読み込まれるようにしてもよいものである。すな
わち、例えば、このような記憶媒体としては、フロッピ
ィー・ディスク、ハード・ディスク、磁気テープ等に代
表されるいわゆる磁気記録媒体のようなものや、光ディ
スクのようなものを挙げることができる。勿論、このよ
うな記録媒体を用いる場合には、それぞれに適した読み
取り装置(フロッピィー・ディスクドライブやハード・
ディスクドライブ等)が必要となることは言うまでもな
いことである。
【0035】また、上述の発明の実施の形態において
は、好適な例として、通信制御装置が、ICカードリー
ダライタであり、最下位装置がICカードである場合に
ついて説明したが、通信制御装置、最下位装置は、勿論
このようなものに限定される必要はないものである。
【0036】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
通信制御装置のコマンド以外のデータが外部から入力さ
れた場合には、そのデータをこの通信制御装置に接続さ
れる上位装置または最下位装置へそのまま伝送するよう
な構成とすることにより、通信制御装置でのプロトコル
変換が不要となり、そのため、異なる通信プロトコルの
最下位装置と上位装置との間の通信を仲介、制御するこ
とができ、いわゆるコストパーフォーマンスの向上を図
ることができる。また、従来と異なりプロトコル変換を
要しないので、データの秘匿性を維持しつつ、通信時間
が少なく、迅速なデータの授受を実現することができ
る。特に、請求項5乃至請求項8記載の通信制御装置に
おいては、上述の効果に加えて、プロトコル変換を不要
としたことに伴い、プロトコル変換のために従来のよう
な大きなメモリ容量が不要となるので、回路の簡素化が
図れ、装置の低価格化を実現することができる。さら
に、請求項6乃び請求項7記載の通信制御装置において
は、上述の効果に加えて、通信制御装置へデータが入力
されつつある場合において、通信制御装置のコマンドで
あるか否かの判定をバイト単位で逐次行い、当該入力デ
ータが所定のバイト数の範囲であって、全て通信制御装
置のコマンドであると判定された以外は、上位装置と最
下位装置間で授受されるべきデータであるとして当該デ
ータに何等加工を加えることなく通過せしめるようにし
たので、従来に比してデータを一時的に蓄積するメモリ
容量が必要最小限で済み、より回路の簡素化が図れ、装
置の低価格化を実現することができるという効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるICカードリーダ
ライタシステムの構成例を示す構成図である。
【図2】ICカードリーダライタの構成例を示す構成図
である。
【図3】本発明の実施の形態のICカードリーダライタ
システムにおける通信プロトコルを説明する説明図であ
る。
【図4】ICカードリーダライタにおける動作制御の全
体的な流れを説明するメインフローチャートである。
【図5】第1の通信制御における制御手順を示すサブル
ーチンフローチャートである。
【図6】ブロック伝送プロトコルにおけるデータ構成を
示す説明図である。
【図7】第1の通信制御におけるスルーモードを概念的
に表した概念図である。
【図8】第1の通信制御におけるリーダライタコマンド
モードを概念的に表した概念図である。
【図9】第2の通信制御における制御手順を示すサブル
ーチンフローチャートである。
【図10】キャラクタ伝送プロトコルにおけるデータ構
成を説明する説明図である。
【図11】第2の通信制御におけるスルーモードを概念
的に表した概念図である。
【図12】第2の通信制御におけるバッファリングモー
ドを概念的に表した概念図である。
【図13】第2の通信制御におけるリーダライタコマン
ドモードを概念的に表した概念図である。
【符号の説明】
1…ICカードリーダライタ 2…ホスト装置 3…ICカード 4…CPU 5…通信インターフェイス回路 6…カードインターフェイス回路 7…RAM 8…ROM

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信プロトコルを有してなる上位
    装置と、一つの通信プロトコルに基づいてデータの読み
    出し及び書き込みが可能に構成されてなる最下位装置と
    の間に設けられ、前記上位装置と前記最下位装置の通信
    の仲介、制御を行う通信制御装置におけるデータ伝送方
    法であって、 前記上位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイ
    トが通信制御装置に対するものか否かを判定し、 前記先頭バイトが通信制御装置に対するものではないと
    判定された場合、前記上位装置から伝送されたデータを
    前記最下位装置へ通過せしめる一方、前記最下位装置か
    ら伝送されたデータを前記上位装置へ通過せしめ、 前記先頭バイトが通信制御装置に対するものであると判
    定された場合、前記上位装置から伝送されたデータを当
    該通信制御装置におけるコマンドとして処理することを
    特徴とするデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 ブロック伝送プロトコル及びキャラクタ
    伝送プロトコルを有してなる上位装置と、ブロック伝送
    プロトコルまたはキャラクタ伝送プロトコルのいずれか
    一つの通信プロトコルに基づいてデータの読み出し及び
    書き込みが可能に構成されてなる最下位装置との間に設
    けられ、前記上位装置と前記最下位装置の通信の仲介、
    制御を行う通信制御装置におけるデータ伝送方法であっ
    て、 接続された最下位装置の通信プロトコルを判定し、 前記上位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイ
    トが通信制御装置に対するものか否かを判定し、 前記最下位装置の通信プロトコルがブロック伝送プロト
    コルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが通信
    制御装置に対するものではないと判定された場合、前記
    上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ通過
    せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデータを
    前記上位装置へ通過せしめ、 前記最下位装置の通信プロトコルがブロック伝送プロト
    コルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが通信
    制御装置に対するものであると判定された場合、前記上
    位装置から伝送されたデータを当該通信制御装置におけ
    るコマンドとして処理し、 前記最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
    トコルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが通
    信制御装置に対するものではないと判定された場合、前
    記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ通
    過せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデータ
    を前記上位装置へ通過せしめ、 前記最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
    トコルと判定された場合にあって、先頭バイトが通信制
    御装置に対するものであると判定された場合、上位装置
    からのデータを一時的に通信制御装置内に蓄積し、上位
    装置から伝送されたデータの2バイト目以降について、
    通信制御装置のコマンドであるか否かを判定し、通信制
    御装置のコマンドではないと判定された時点において、
    前記一時的に蓄積されたデータの最下位装置への伝送を
    開始すると共に、それ以降、上位装置からのデータを最
    下位装置へ通過せしめると共に最下位装置からのデータ
    を上位装置へ通過せしめる一方、 前記上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降が
    通信制御装置のコマンドと判定され、しかも、受信され
    たデータのバイト数が所定以上であると判定された場
    合、前記一時的に蓄積されたデータの最下位装置への伝
    送を行い、それ以降、上位装置からのデータを最下位装
    置へ通過せしめると共に最下位装置からのデータを上位
    装置へ通過せしめ、 前記上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降が
    通信制御装置のコマンドと判定され、しかも、受信され
    たデータのバイト数が所定内であると判定された場合、
    通信制御装置のコマンドとして処理することを特徴とす
    るデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 ブロック伝送プロトコルまたはキャラク
    タ伝送プロトコルのいずれか一つを有してなる上位装置
    と、ブロック伝送プロトコルまたはキャラクタ伝送プロ
    トコルのいずれか一つの通信プロトコルに基づいてデー
    タの読み出し及び書き込みが可能に構成されてなる最下
    位装置との間に設けられ、前記上位装置と前記最下位装
    置の通信の仲介、制御を行う通信制御装置におけるデー
    タ伝送方法であって、 接続された最下位装置の通信プロトコルを判定し、 前記上位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイ
    トが通信制御装置に対するものか否かを判定し、 前記最下位装置の通信プロトコルがブロック伝送プロト
    コルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが通信
    制御装置に対するものではないと判定された場合、前記
    上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ通過
    せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデータを
    前記上位装置へ通過せしめ、 前記最下位装置の通信プロトコルがブロック伝送プロト
    コルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが通信
    制御装置に対するものであると判定された場合、前記上
    位装置から伝送されたデータを当該通信制御装置におけ
    るコマンドとして処理し、 前記最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
    トコルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが通
    信制御装置に対するものではないと判定された場合、前
    記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ通
    過せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデータ
    を前記上位装置へ通過せしめ、 前記最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
    トコルと判定された場合にあって、先頭バイトが通信制
    御装置に対するものであると判定された場合、上位装置
    からのデータを一時的に通信制御装置内に蓄積し、上位
    装置から伝送されたデータの2バイト目以降について、
    通信制御装置のコマンドであるか否かを判定し、通信制
    御装置のコマンドではないと判定された時点において、
    前記一時的に蓄積されたデータの最下位装置への伝送を
    開始すると共に、それ以降、上位装置からのデータを最
    下位装置へ通過せしめると共に最下位装置からのデータ
    を上位装置へ通過せしめる一方、 前記上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降が
    通信制御装置のコマンドと判定され、しかも、受信され
    たデータのバイト数が所定以上であると判定された場
    合、前記一時的に蓄積されたデータの最下位装置への伝
    送を行い、それ以降、上位装置からのデータを最下位装
    置へ通過せしめると共に最下位装置からのデータを上位
    装置へ通過せしめ、 前記上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降が
    通信制御装置のコマンドと判定され、しかも、受信され
    たデータのバイト数が所定内であると判定された場合、
    通信制御装置のコマンドとして処理することを特徴とす
    るデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 通信制御装置は、ICカードリーダライ
    タであり、最下位装置は、ICカードであることを特徴
    とする請求項1、請求項2または請求項3記載のデータ
    伝送方法。
  5. 【請求項5】 複数の通信プロトコルを有してなる上位
    装置と、一つの通信プロトコルに基づいてデータの読み
    出し及び書き込みが可能に構成されてなる最下位装置と
    の間に設けられ、前記上位装置と前記最下位装置の通信
    の仲介、制御を行う通信制御装置であって、 当該通信制御装置は、 前記上位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイ
    トが通信制御装置に対するものか否かを判定するアドレ
    ス判定手段と、 前記アドレス判定手段により、前記先頭バイトが通信制
    御装置に対するものではないと判定された場合、前記上
    位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ通過せ
    しめる一方、前記最下位装置から伝送されたデータを前
    記上位装置へ通過せしめるデータ通過制御手段と、 前記アドレス判定手段により、前記先頭バイトが通信制
    御装置に対するものであると判定された場合、前記上位
    装置から伝送されたデータを当該通信制御装置における
    コマンドとして処理するコマンド処理手段と、 を具備してなることを特徴とする通信制御装置。
  6. 【請求項6】 ブロック伝送プロトコル及びキャラクタ
    伝送プロトコルを有してなる上位装置と、ブロック伝送
    プロトコルまたはキャラクタ伝送プロトコルのいずれか
    一つの通信プロトコルに基づいてデータの読み出し及び
    書き込みが可能に構成されてなる最下位装置との間に設
    けられ、前記上位装置と前記最下位装置の通信の仲介、
    制御を行う通信制御装置であって、 当該通信制御装置は、 接続された最下位装置の通信プロトコルを判定するプロ
    トコル判定手段と、 前記上位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイ
    トが通信制御装置に対するものか否かを判定するアドレ
    ス判定手段と、 外部入力されたデータを一時的に蓄積し、制御信号の入
    力に応じて外部へ出力するデータ蓄積手段と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがブロック伝送プロトコルと判定された場合にあ
    って、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイトが
    通信制御装置に対するものではないと判定された場合、
    前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ
    通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデー
    タを前記上位装置へ通過せしめる第1のデータ通過制御
    手段と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがブロック伝送プロトコルと判定された場合にあ
    って、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイトが
    通信制御装置に対するものであると判定された場合、前
    記上位装置から伝送されたデータを当該通信制御装置に
    おけるコマンドとして処理する第1のコマンド処理手段
    と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがキャラクタ伝送プロトコルと判定された場合に
    あって、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイト
    が通信制御装置に対するものではないと判定された場
    合、前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装
    置へ通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送された
    データを前記上位装置へ通過せしめる第2のデータ通過
    制御手段と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがキャラクタ伝送プロトコルと判定された場合に
    あって、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイト
    が通信制御装置に対するものであると判定された場合、
    上位装置からのデータを前記データ蓄積手段に蓄積させ
    るバファリング制御手段と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがキャラクタ伝送プロトコルと判定された場合に
    あって、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイト
    が通信制御装置に対するものであると判定された場合、
    上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降につい
    て、通信制御装置のコマンドであるか否かを判定するコ
    マンド判定手段と、 前記コマンド判定手段により、上位装置から伝送された
    データの何れかのバイトが通信制御装置のコマンドでは
    ないと判定された場合、前記データ蓄積手段のデータを
    前記最下位装置へ伝送すると共に、それ以後、上位装置
    からのデータを最下位装置へ通過せしめると共に最下位
    装置からのデータを上位装置へ通過せしめる第3のデー
    タ通過制御手段と、 前記コマンド判定手段により、上位装置から伝送された
    データの何れのバイトも通信制御装置のコマンドである
    と判定された場合において、前記上位装置から伝送され
    たデータのバイト数が所定以上か否かを判定するバイト
    数判定手段と、 前記バイト数判定手段により、前記上位装置から伝送さ
    れたデータのバイト数が所定以上であると判定された場
    合、前記データ蓄積手段のデータを前記最下位装置へ伝
    送すると共に、それ以後、上位装置からのデータを最下
    位装置へ通過せしめると共に最下位装置からのデータを
    上位装置へ通過せしめる第4のデータ通過制御手段と前
    記バイト数判定手段により、前記上位装置から伝送され
    たデータのバイト数が所定内であると判定された場合、
    前記データを当該通信制御装置におけるコマンドとして
    処理する第2のコマンド処理手段と、 を具備してなることを特徴とする通信制御装置。
  7. 【請求項7】 ブロック伝送プロトコルまたはキャラク
    タ伝送プロトコルのいずれか一つを有してなる上位装置
    と、ブロック伝送プロトコルまたはキャラクタ伝送プロ
    トコルのいずれか一つの通信プロトコルに基づいてデー
    タの読み出し及び書き込みが可能に構成されてなる最下
    位装置との間に設けられ、前記上位装置と前記最下位装
    置の通信の仲介、制御を行う通信制御装置であって、 当該通信制御装置は、 接続された最下位装置の通信プロトコルを判定するプロ
    トコル判定手段と、 前記上位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイ
    トが通信制御装置に対するものか否かを判定するアドレ
    ス判定手段と、 外部入力されたデータを一時的に蓄積し、制御信号の入
    力に応じて外部へ出力するデータ蓄積手段と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがブロック伝送プロトコルと判定された場合にあ
    って、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイトが
    通信制御装置に対するものではないと判定された場合、
    前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ
    通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデー
    タを前記上位装置へ通過せしめる第1のデータ通過制御
    手段と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがブロック伝送プロトコルと判定された場合にあ
    って、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイトが
    通信制御装置に対するものであると判定された場合、前
    記上位装置から伝送されたデータを当該通信制御装置に
    おけるコマンドとして処理する第1のコマンド処理手段
    と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがキャラクタ伝送プロトコルと判定された場合に
    あって、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイト
    が通信制御装置に対するものではないと判定された場
    合、前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装
    置へ通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送された
    データを前記上位装置へ通過せしめる第2のデータ通過
    制御手段と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがキャラクタ伝送プロトコルと判定された場合に
    あって、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイト
    が通信制御装置に対するものであると判定された場合、
    上位装置からのデータを前記データ蓄積手段に蓄積させ
    るバファリング制御手段と、 前記プロトコル判定手段により、最下位装置の通信プロ
    トコルがキャラクタ伝送プロトコルと判定された場合に
    あって、前記アドレス判定手段により、前記先頭バイト
    が通信制御装置に対するものであると判定された場合、
    上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降につい
    て、通信制御装置のコマンドであるか否かを判定するコ
    マンド判定手段と、 前記コマンド判定手段により、上位装置から伝送された
    データの何れかのバイトが通信制御装置のコマンドでは
    ないと判定された場合、前記データ蓄積手段のデータを
    前記最下位装置へ伝送すると共に、それ以後、上位装置
    からのデータを最下位装置へ通過せしめると共に最下位
    装置からのデータを上位装置へ通過せしめる第3のデー
    タ通過制御手段と、 前記コマンド判定手段により、上位装置から伝送された
    データの何れのバイトも通信制御装置のコマンドである
    と判定された場合において、前記上位装置から伝送され
    たデータのバイト数が所定以上か否かを判定するバイト
    数判定手段と、 前記バイト数判定手段により、前記上位装置から伝送さ
    れたデータのバイト数が所定以上であると判定された場
    合、前記データ蓄積手段のデータを前記最下位装置へ伝
    送すると共に、それ以後、上位装置からのデータを最下
    位装置へ通過せしめると共に最下位装置からのデータを
    上位装置へ通過せしめる第4のデータ通過制御手段と前
    記バイト数判定手段により、前記上位装置から伝送され
    たデータのバイト数が所定内であると判定された場合、
    前記データを当該通信制御装置におけるコマンドとして
    処理する第2のコマンド処理手段と、 を具備してなることを特徴とする通信制御装置。
  8. 【請求項8】 通信制御装置は、ICカードリーダライ
    タであり、最下位装置は、ICカードであることを特徴
    とする請求項5、請求項6または請求項7記載の通信制
    御装置。
  9. 【請求項9】 ブロック伝送プロトコル及びキャラクタ
    伝送プロトコルを有してなる上位装置と、ブロック伝送
    プロトコルまたはキャラクタ伝送プロトコルのいずれか
    一つの通信プロトコルに基づいてデータの読み出し及び
    書き込みが可能に構成されてなる最下位装置との間に設
    けられ、コンピュータを用いてなり、前記上位装置と前
    記最下位装置の通信の仲介、制御を行う通信制御装置に
    おける前記コンピュータに実行させるデータ伝送処理プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 当該データ伝送処理プログラムはコンピュータに、接続
    された最下位装置の通信プロトコルを判定させ、 前記上位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイ
    トが当該コンピュータに対するものか否かを判定させ、 前記最下位装置の通信プロトコルがブロック伝送プロト
    コルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが当該
    コンピュータに対するものではないと判定された場合、
    前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ
    通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデー
    タを前記上位装置へ通過せしめ、 前記最下位装置の通信プロトコルがブロック伝送プロト
    コルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが当該
    コンピュータに対するものであると判定された場合、前
    記上位装置から伝送されたデータを当該コンピュータに
    おけるコマンドとして処理させ、 前記最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
    トコルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが当
    該コンピュータに対するものではないと判定された場
    合、前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装
    置へ通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送された
    データを前記上位装置へ通過せしめ、 前記最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
    トコルと判定された場合にあって、先頭バイトが当該コ
    ンピュータに対するものであると判定された場合、上位
    装置からのデータを一時的に蓄積させ、上位装置から伝
    送されたデータの2バイト目以降について、当該コンピ
    ュータにおけるコマンドであるか否かを判定させ、当該
    コンピュータにおけるコマンドではないと判定された時
    点において、前記一時的に蓄積されたデータの最下位装
    置への伝送を開始させると共に、それ以降、上位装置か
    らのデータを最下位装置へ通過せしめると共に最下位装
    置からのデータを上位装置へ通過せしめる一方、 前記上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降が
    当該コンピュータにおけるコマンドと判定され、しか
    も、受信されたデータのバイト数が所定以上であると判
    定された場合、前記一時的に蓄積されたデータの最下位
    装置への伝送を行わしめ、それ以降、上位装置からのデ
    ータを最下位装置へ通過せしめると共に最下位装置から
    のデータを上位装置へ通過せしめ、 前記上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降が
    当該コンピュータにおけるコマンドと判定され、しか
    も、受信されたデータのバイト数が所定内であると判定
    された場合、当該コンピュータにおけるコマンドとして
    処理させることを特徴とするデータ伝送プログラムを記
    録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 ブロック伝送プロトコルまたはキャラ
    クタ伝送プロトコルのいずれか一つを有してなる上位装
    置と、ブロック伝送プロトコルまたはキャラクタ伝送プ
    ロトコルのいずれか一つの通信プロトコルに基づいてデ
    ータの読み出し及び書き込みが可能に構成されてなる最
    下位装置との間に設けられ、コンピュータを用いてな
    り、前記上位装置と前記最下位装置の通信の仲介、制御
    を行う通信制御装置における前記コンピュータに実行さ
    せるデータ伝送処理プログラムを記録した記録媒体であ
    って、 当該データ伝送処理プログラムはコンピュータに、接続
    された最下位装置の通信プロトコルを判定させ、 前記上位装置から伝送されたデータに含まれる先頭バイ
    トが当該コンピュータに対するものか否かを判定させ、 前記最下位装置の通信プロトコルがブロック伝送プロト
    コルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが当該
    コンピュータに対するものではないと判定された場合、
    前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装置へ
    通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送されたデー
    タを前記上位装置へ通過せしめ、 前記最下位装置の通信プロトコルがブロック伝送プロト
    コルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが当該
    コンピュータに対するものであると判定された場合、前
    記上位装置から伝送されたデータを当該コンピュータに
    おけるコマンドとして処理させ、 前記最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
    トコルと判定された場合にあって、前記先頭バイトが当
    該コンピュータに対するものではないと判定された場
    合、前記上位装置から伝送されたデータを前記最下位装
    置へ通過せしめる一方、前記最下位装置から伝送された
    データを前記上位装置へ通過せしめ、 前記最下位装置の通信プロトコルがキャラクタ伝送プロ
    トコルと判定された場合にあって、先頭バイトが当該コ
    ンピュータに対するものであると判定された場合、上位
    装置からのデータを一時的に蓄積させ、上位装置から伝
    送されたデータの2バイト目以降について、当該コンピ
    ュータにおけるコマンドであるか否かを判定させ、当該
    コンピュータにおけるコマンドではないと判定された時
    点において、前記一時的に蓄積されたデータの最下位装
    置への伝送を開始させると共に、それ以降、上位装置か
    らのデータを最下位装置へ通過せしめると共に最下位装
    置からのデータを上位装置へ通過せしめる一方、 前記上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降が
    当該コンピュータにおけるコマンドと判定され、しか
    も、受信されたデータのバイト数が所定以上であると判
    定された場合、前記一時的に蓄積されたデータの最下位
    装置への伝送を行わしめ、それ以降、上位装置からのデ
    ータを最下位装置へ通過せしめると共に最下位装置から
    のデータを上位装置へ通過せしめ、 前記上位装置から伝送されたデータの2バイト目以降が
    当該コンピュータにおけるコマンドと判定され、しか
    も、受信されたデータのバイト数が所定内であると判定
    された場合、当該コンピュータにおけるコマンドとして
    処理させることを特徴とするデータ伝送プログラムを記
    録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008042485A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Fujitsu Ten Ltd 半導体集積回路、電子制御装置、および電子被制御機器の制御方法
JP2008524742A (ja) * 2004-12-20 2008-07-10 韓國電子通信研究院 マルチプロトコルに基づく異種リーダのサポートのためのrfidリーダインターフェースおよびイベント管理デバイスならびにその方法
JP2010527206A (ja) * 2007-05-09 2010-08-05 ソニー株式会社 サービスカードアダプタ
CN105955204A (zh) * 2016-05-13 2016-09-21 镇江同舟螺旋桨有限公司 一种高兼容性多功能的多种现场总线协议运动控制系统

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