JP2000075851A - 車載用モニタ装置 - Google Patents

車載用モニタ装置

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JP2000075851A
JP2000075851A JP24227998A JP24227998A JP2000075851A JP 2000075851 A JP2000075851 A JP 2000075851A JP 24227998 A JP24227998 A JP 24227998A JP 24227998 A JP24227998 A JP 24227998A JP 2000075851 A JP2000075851 A JP 2000075851A
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air conditioner
display
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annular body
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Kazushi Akasaka
一志 赤坂
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Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リアルでインパクトのある新規なイメージ画像
を表示でき、しかも使い勝手の良い「車載用モニタ装
置」を提供する。 【解決手段】空気調和装置の制御状態に応じたキャラク
タCが書き込まれた複数の不連続輪状体Dを、運転席
(右)側から優先度の高い順に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
るモニタ装置、なかでも空気調和装置、テレビジョン装
置、ビデオ装置、ナビゲーション装置などの各種車載電
装品の操作状況を集約して表示できる車載用モニタ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用電装品の普及にともない、自動車
には空気調和装置やAM/FMチューナ以外にも、コン
パクトディスクプレーヤ、カセットデッキ、テレビジョ
ン装置、ビデオ装置、ナビゲーション装置等が搭載され
るようになった。これらの電装品は、通常運転手によっ
て操作されることから、各電装品の操作スイッチやモニ
タは、インストルメントパネルのセンタコンソールに配
置される。
【0003】しかしながら、これらの電装品は他の電装
品とは互いに分離されてそれぞれが独立に装着されるの
で、上述した多くの電装品を全てインストルメントパネ
ルのセンタコンソールに配置することは、スペース的に
不可能に近い。このため、本件出願人は、表示画面が必
要とされる空気調和装置、テレビジョン装置、ビデオ装
置、ナビゲーション装置等の表示画面を一つにして、設
置スペースの縮小化および操作性の向上を図った車載用
マルチメディアモニタ装置を先に提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした車
載用モニタ装置の表示画像においても、商品性の向上を
目的として三次元立体画像や動画を用いてリアルなイメ
ージを表現することが望まれている。
【0005】しかしながら、たとえばコンピュータグラ
フィックを用いて三次元の表示画像を生成するには、膨
大な量のデータを高速に処理しなければならないので、
大容量のRAMやROM、および高速処理が可能なCP
Uの搭載が必須となる。
【0006】これに加え、新規なイメージ画像を表示す
るに際しては、安全性に優れ、使い勝手の良い画像制御
が望まれる。
【0007】本発明は、メモリの大容量化およびCPU
の高速化をすることなく、リアルでインパクトのある新
規なイメージ画像を表示でき、しかも使い勝手の良い車
載用モニタ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】[1] 上記目的を達成
するために、本発明の車載用モニタ装置(1)は、図1
のクレーム対応図に示されるように、空気調和装置の制
御状態を検出する検出手段(11)と、 画像を表示す
る表示手段(12)と、 前記表示手段に空気調和装置
の制御状態の画像を表示させる画像制御手段(13)と
を有し、 前記画像制御手段(13)は、 連続輪状体
の三次元データおよび前記空気調和装置の制御状態を表
すキャラクタデータが記憶された第1の画像データ記憶
部(131)と、 前記第1の画像データ記憶部に記憶
された前記連続輪状体の三次元データから複数個の不連
続な輪状体を切り出す処理を実行する第1の処理部(1
32)と、 前記検出手段により検出された空気調和装
置の制御状態に応じたキャラクタを前記画像データ記憶
部から読み出し、前記切り出された輪状体の三次元デー
タに書き込む処理を実行する第2の処理部(133)と
を含む車載用モニタ装置において、前記画像制御手段
(13)は、前記空気調和装置の制御状態に応じたキャ
ラクタが書き込まれた複数の不連続輪状体を、運転席側
から優先度の高い順に表示することを特徴とする。
【0009】本発明の車載用モニタ装置では、連続輪状
体から複数個の不連続輪状体を切り出し、これに制御状
態に応じたキャラクタを貼り付けることとしているの
で、表示手段には、立体感があってしかも個々の不連続
体があたかも連続しているような画像が表示される。こ
の場合、不連続な複数個の輪状体は、第1の画像データ
記憶部に記憶された連続輪状体の三次元データから切り
出されるので、大容量の記憶装置を必要とせず、また複
雑な計算処理も伴わないので高速処理が可能となる。ま
た、空気調和装置の制御状態に応じたキャラクタが書き
込まれた複数の不連続輪状体を、運転席側から優先度の
高い順に表示するので、配置が分かり易くなり操作者の
使い勝手が向上する。
【0010】本発明の検出手段は、空気調和装置の設定
温度、風量(ファン回転速度)、吹出口モードなどの複
数の制御状態を検出するものであり、空気調和装置の制
御状態を変更する操作部の他、センサ類をも含む趣旨で
ある。
【0011】本発明の連続輪状体には、ドーナツ状体、
直管状体、円錐状体などの輪状体が含まれ、これらを種
々の角度から見た画像データを三次元データとして第1
の画像データ記憶部に格納する。また、不連続輪状体
は、こうした連続輪状体を任意の間隔で切り出して形成
される輪状体であり、その切り出し形状、切り出し角
度、切り出し個数、切り出し間隔等々は何ら限定される
ことなく全てが含まれる。
【0012】本発明の空気調和装置の制御状態には、自
動制御のON/OFF、設定温度、吹出風量(ファン回
転速度)、吹出口モード、省エネモードのON/OFF
などが含まれる。
【0013】[2] 上記発明において、キャラクタが
書き込まれた複数の不連続輪状体は、優先度の高い順に
表示されるが、この優先度は安全性の観点や使い勝手の
観点から適宜決定することができる。
【0014】たとえば、請求項2記載の車載用モニタ装
置では、優先度は使用頻度に応じて決定される。この場
合の使用頻度は予め経験的に決定しておいても良いし、
学習制御を用いて使用者固有の使用頻度により決定して
も良い。
【0015】[3] 上記発明において、一つの不連続
輪状体へのキャラクタの配列順序は特に限定されない
が、請求項4記載の車載用モニタ装置では、前記画像制
御手段は、前記設定温度および吹出風量のキャラクタ
を、前記不連続輪状体の上から下へ向かって、増加する
順序で表示することを特徴とする。
【0016】数量的な大小を有する空気調和装置の制御
状態を表示する際には、不連続輪状体の上から下へ向か
ってその数量が増加するように表示すれば、その輪状体
を上方向へ廻すと数量が増加するので、回転方向と表示
数量とのイメージが一致し、使用者にとってより分かり
易くなる。
【0017】[4] 上記発明において、前記画像制御
手段は、前記空気調和装置以外の車載電装品の制御状態
を前記表示手段へ選択的に表示するように構成すること
もできる。この場合の空気調和装置以外の車載電装品と
しては、テレビジョン装置、ビデオ装置、ナビゲーショ
ン装置、コンパクトディスク(CD)プレーヤ、ディジ
タルビデオディスク(DVD)プレーヤ、カセットテー
ププレーヤ、ミニディスク(MD)プレーヤ、電話、車
間距離センサ、車両用エンジンコントロールユニット
(ECU)、エアバックコントロール、アンチロックブ
レーキシステム(ABS)コントロールなどを例示する
ことができるが、これらに限定されるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図2は本発明の車載用モニタ装置の
実施形態を示すブロック図、図3は本発明の車載用モニ
タ装置の操作部を示す正面図で、図4は本発明の車載用
モニタ装置の搭載部位を示す図、図5は本発明の情報処
理手順を説明するための概念図、図6は本発明の情報処
理手順を説明するための概念図、図7は本発明の車載用
モニタ装置の表示画像の一例を示す図で、図8は本発明
の車載用モニタ装置の操作の一例を示す図である。
【0019】本実施形態の車載用モニタ装置1は、ディ
スプレイ21とモニタコントロールユニット22と操作
スイッチ23とで構成されている。
【0020】本実施形態のディスプレイ21は、横15
0〜200mm、縦80〜150mm程度のモニタケー
スに、5〜7インチ程度の液晶パネルが設けられた液晶
ディスプレイであり、例えば、図4に示されるように車
室内のインストルメントパネルIPのセンタコンソール
Cに装着される。このディスプレイ21には、空気調和
装置(以下、エアコンともいう。)の制御状態が表示さ
れる他、テレビジョン受像器25で受信されたテレビ画
像やナビゲーション装置26の地図画像も表示され、さ
らにビデオ再生装置を接続することでビデオ画像も表示
できるようになっている。
【0021】モニタ装置1の操作スイッチパネル23に
は、図3の上側に示すように、空気調和装置のコンプレ
ッサを作動させて冷房モードとするエアコンスイッチ
(A/C)231とそのOFFスイッチ232、ラジオ
受信器の入力スイッチ(AM/FM)233、オーディ
オ装置の入力スイッチ(CD/MD)234とこれらの
OFFスイッチ235、ビデオ装置などの補助装置の入
力スイッチ236とそのOFFスイッチ237、および
メニュー切替スイッチ238が配設されている。メニュ
ー切替スイッチ238は、ディスプレイ21に表示され
る制御対象機器、つまり空気調和装置、テレビジョン受
像器、ナビゲーション装置およびビデオ再生装置を切り
替えるためのスイッチである。
【0022】さらにモニタ装置1の操作スイッチパネル
23には、図3の下側に示すように、ディスプレイ21
上に表示されたエアコンの設定温度、風量、吹出口モー
ドなどを変更するためのローラプッシュスイッチ239
およびその両側に右スイッチ240、左スイッチ241
が配設されている。
【0023】ローラプッシュスイッチ239は、操作ス
イッチパネル23の筐体に回動自在に支持された円筒状
のローラと、このローラの回転角度を検出するためのエ
ンコーダとからなり、さらにこのローラは押圧(プッシ
ュ)することでそのエンコーダ位置に対応した設定値を
決定する信号を出力する。またローラを回転させると、
現在ディスプレイ21に表示されている画像の各ドラム
が、その回転方向に回転することになる。エンコーダお
よび設定値の決定信号は後述するモニタコントロールユ
ニット22のマイクロコンピュータ221に送出され
る。
【0024】右スイッチ240および左スイッチ241
は、現在ディスプレイ21に表示されている画像上のカ
ーソル位置を右または左へ移動させるためのスイッチで
ある。
【0025】こうした操作スイッチ23から出力された
指令信号は、図2に示すモニタコントロールユニット2
2のマイクロコンピュータ221に送出される。モニタ
コントロールユニット22には、画像データ用ROM2
22(図1の第1の画像データ記憶部131に相当す
る。)と、描画用IC223(図1の第1の処理部13
2,第2の処理部133およびデータ切り出し部135
に相当する。)と、描画用RAM224(図1の第2の
画像データ記憶部134に相当する。)とが接続されて
いる。
【0026】画像データ用ROM222には、図5に示
す如き連続輪状体Sの三次元データおよび空気調和装置
の制御状態を表すキャラクタC(図7参照)の画像デー
タが記憶されており、描画用IC223からこれらのデ
ータが逐次読み出される。
【0027】また、描画用IC223は、画像データ用
ROM222に記憶された連続輪状体Sの三次元データ
から、図5に示す如き複数個の不連続な輪状体Dを切り
出すとともに、空気調和装置の制御状態に応じたキャラ
クタCを画像データ用ROM222から読み出し、切り
出された輪状体Dの三次元データに書き込む処理を実行
する。
【0028】ここで、こうしてキャラクタCが書き込ま
れた輪状体Dの三次元データを、ディスプレイ21の表
示範囲よりも広い範囲のデータとして描画用RAM22
4に一旦書き込み、描画用IC223は、操作スイッチ
23からの指令に応じてこのデータの中からディスプレ
イ21の表示範囲に応じた三次元データを切り出してデ
ィスプレイ21に送出する。
【0029】またこのとき、自動制御、設定温度、風量
および吹出口モードの何れかを変更したい場合には、操
作スイッチ23のローラプッシュスイッチ239および
左右スイッチ240,241を用いて行われるが、変更
対象とされている輪状体Dを識別するために、図7に示
すように現在選択されている輪状体Dの色彩を変化させ
る。同図では、設定温度が表示される輪状体D3が現在
選択されている場合を示し、斜線の部分は、選択されて
いない場合がたとえばグレー色であるのに対し、これが
選択されることで緑色に変化する。これにより、ローラ
プッシュスイッチ239および左右スイッチ240,2
41で選択されている輪状体D3を他の輪状体D2,D
4から一目で識別することができる。
【0030】また、ディスプレイ21に表示する輪状体
D1〜D5は、運転席(本例では右ハンドル車とす
る。)側から、吹出口モードを示す輪状体D4、風量
(つまりファン回転速度)を示す輪状体D3、設定温度
を示す輪状体D2、自動制御かマニュアル制御かを示す
輪状体D1の順で配列されている。これは、吹出口モー
ド、風量、設定温度、自動制御の順序で操作される頻度
が高いからであり、こうした優先度にしたがって輪状体
D1〜D5の配列順序を決定することで、使い勝手が向
上することになる。なお、図6および図7に示す具体的
順序は、単なる一例であって、たとえば使用者によって
は使用頻度が相違することも考えられることから、学習
制御を用いて使用頻度をカウントしてこれを表示順序に
反映させても良い。
【0031】さらに本実施形態では、一つの輪状体Dへ
キャラクタCを貼り付ける場合に、そのキャラクタCが
数量的大小を有するとき、つまり図6に示す例では設定
温度と風量(ファン速度)の表示については、輪状体の
上から下に向かってその数値が増加するように貼り付け
られている。同図に示す例についていうと、設定温度を
表示する輪状体D2は、上から下に向かって23℃→2
7℃と表示され、また風量を表示する輪状体D3は、上
から下に向かって1速(低速)→4速(高速)と表示さ
れている。
【0032】なお、図2において制御用ROM225に
は、操作スイッチ23等からの指令に応じて描画処理以
外の情報処理を司るプログラムが格納され、マイクロコ
ンピュータ221および制御用RAM226のメモリ領
域を用いてかかる処理が実行される。
【0033】次に画像処理手順を説明する。本実施形態
のモニタ装置1は、一つの液晶ディスプレイ21に、図
7に示すような空気調和装置の制御状態画像と、図示し
ないテレビ画像またはナビゲーションとを選択的に表示
するものである。この選択は、図3に示す操作スイッチ
23のメニュースイッチ238を押すことで実行でき
る。
【0034】ちなみに、空気調和装置から他の電装機器
へディスプレイへの表示を切り替える場合、切り替える
直前の表示状態をメモリに記憶しておき、再び空気調和
装置の制御画面に切り替えた場合には、そのメモリに記
憶された表示状態を優先的に出力しても良い。あるい
は、空気調和装置の制御画面に切り替えられたときに
は、使用頻度の高い表示画面を優先的に表示させるよう
にプログラムすることもできる。
【0035】空気調和装置の制御状態を示す画面は、図
7に示されるように三次元画像として表示され、コンピ
ュータグラフィックと同等の表現効果を有している。こ
うした画像は以下の手順で処理され液晶ディスプレイ2
1に表示される。
【0036】まず、画像データ用ROM222には、図
5に示す仮想ドーナツ形状Sの三次元データが格納され
ており、描画用IC223によって、この仮想ドーナツ
形状Sの三次元データのうち手前に位置する領域のデー
タを対象とし、これから同図に示すドラム形状Dの三次
元データを5つ(図において左からD1〜D5とす
る。)切り出す。この切り出されたドラム形状データD
1〜D5は、三次元データをもとに生成されているの
で、同図に示されるように立体的に表示されることにな
る。
【0037】このとき、切り出されるドラム形状の三次
元データD1〜D5は、実際のディスプレイ21におけ
る表示範囲Aよりも広い範囲Bのデータとして描画用R
AM224に一旦書き込まれる。以上が描画用IC22
3による画像データ用ROM222からの読み出し処理
およびドラム形状データDの切り出し処理である。
【0038】次に、図6に示すように、切り出された5
つのドラム形状データD1〜D5のそれぞれに、空気調
和装置の制御状態を貼り付ける。ここでは、左から自動
制御かマニュアル制御かを示すドラムD1、現在の設定
温度を示すドラムD2、現在の風量(すなわちファン回
転速度)を示すドラムD3、現在の吹出口モードを示す
ドラムD4とされ、右端のドラムD5は未使用とされて
いる。つまり、運転席側から順に、使用頻度が高いと思
われる内容を表示することで、使用者の使い勝手が向上
することになる。
【0039】各ドラムD1〜D5に貼り付けられる制御
状態を表現するキャラクタCは、たとえば図7に示すよ
うな数字や図形とされており、立体的表現をするために
同じ数字、たとえばドラムD2の「30℃」であって
も、貼り付けられる位置に応じてそれぞれの形状をもっ
て記憶されている。つまり、現在の設定温度を示すドラ
ムD2には、キャラクタCを貼り付ける部位が5箇所存
在するので、5種類の形状をした「30℃」の数字が画
像データ用ROM222に格納されている。他のキャラ
クタCについても同様である。なお、図7において、各
ドラムD1〜D5の表面に位置する制御状態値を現在の
制御状態として示すべく、この正面に貼り付けられるキ
ャラクタCは他のキャラクタCに対して色彩又は濃淡が
相違している。
【0040】描画用IC223では、エアコンコントロ
ーラ24からの検出信号に基づいて、現在の制御状態を
表示すべく、こうしたキャラクタCを画像データ用RO
M222から選択して読み出し、描画用RAM224に
記憶された先ほどのドラム形状データD1〜D5のそれ
ぞれに貼り付ける。このデータもディスプレイ21の表
示範囲Aよりも広い範囲Bのデータとして描画用RAM
224に書き込まれている。
【0041】そして、カーソル位置に応じて、描画用R
AM224からディスプレイ21の表示範囲Aに応じた
データを切り出し、ディスプレイ21に送出する。こう
して貼り付けられた状態が図7に示す画像となる。また
このとき、ローラプッシュスイッチ239および左右ス
イッチ240,241で現在選択されている輪状体D1
〜D5を識別するために、その輪状体Dの色彩を変更す
る。同図に示される例では、斜線で示すように風量を表
示する輪状体D3が現在選択されている。
【0042】こうした状態から、たとえば設定温度を変
えたい場合には、図3に示す操作スイッチ23のローラ
プッシュスイッチ239および右または左スイッチ24
0,241を利用する。たとえば、今、ディスプレイ2
1が、図8(a)に示すようにドラムD1〜D3を表示
し、ローラプッシュスイッチ239および左右スイッチ
240,241で現在選択されているのが自動制御を表
示するドラムD1であるとする(同図で黒塗り部分)。
設定温度を表示するドラムD2は、現在の選択位置のド
ラムD1の右隣のドラムであるため、まず右スイッチ2
40を押して選択位置を一つ右側に進める。これによ
り、ディスプレイ21の表示範囲Aは、同図(b)に示
すようにドラムD2〜D4に移行するとともに、設定温
度を表示するドラムD2の色彩が変更され、ディスプレ
イ21上では、あたかもドラムD1〜D5が左右に移動
したように見えることになる。
【0043】この右スイッチ240による表示範囲Aの
変更処理は、描画用RAM224に書き込まれた広範囲
Bのデータからの切り出し範囲を変更するだけで行われ
るので、高速かつ余計なメモリ領域を使用することなく
行うことができる。なお、同図(b)に示す実施形態で
は、同図(a)から右に一つだけ移動させた場合であっ
ても表示範囲全体を右側に一つ移動させることとしてい
るが、これは中央に配列されたドラムD2〜D4の表示
内容が優先的な重要性のある制御状態値だからである。
したがって、同図(c)に示すように表示範囲Aは変え
ないで選択位置のみを右側に移動させても良い。
【0044】図8(b)に示すように、選択位置が設定
温度を示すドラムD2に位置すると、次に、ローラプッ
シュスイッチ239を指で廻して目的とする温度が正面
位置に来るように操作する。このローラプッシュスイッ
チ239を何れかの方向へ廻すと、そのエンコーダ信号
がマイクロコンピュータ221を介して描画用IC22
3へ送られ、描画用RAM224に書き込まれたドラム
形状データD1からD5のキャラクタCをエンコーダの
回転角度に応じて貼り替える。これにより、ディスプレ
イ21上では、あたかもドラムDが回転しているように
見えることになる。また、ドラムD2やD3に表示され
たキャラクタCのように、数量的大小を有する制御状態
については、たとえば設定温度の表示はドラムD2の上
から下へ向かってその数量が増加するように貼り付けら
れているので、ローラプッシュスイッチ239の回転方
向と表示数量とのイメージが一致し、使用者にとってよ
り分かり易くなる。また、風量の表示についても、ドラ
ムD3の上から下へ向かって風量が増加するように貼り
付けられているので、ローラプッシュスイッチ239を
上方向に回転させると、選択される風量も増加方向に回
転するので、これら二つのイメージが一致して使用しや
すくなる。
【0045】その目的の風量が正面位置に来たらローラ
プッシュスイッチ239を押す。これにより、モニタコ
ントローラ22のマイクロコンピュータ221からエア
コンコントローラ24へ風量を変更する旨の信号が送出
されることになる。
【0046】このように、本実施形態のモニタ装置1に
よれば、ディスプレイ21に立体感および連続感があっ
て使用しやすいモニタ表示を提供することができる。ま
た、こうした三次元データは、描画用RAM224を有
効に利用することでその処理を高速で行うことができ、
メモリを大容量にしたり高速のCPUを使用したりする
必要もない。これに加えて、ローラプッシュスイッチ2
39および左右スイッチ240,241でドラムを選択
する際に、運転席側から使用頻度の高い順に並んでいる
ので配置が分かり易くなり操作者の使い勝手が向上す
る。
【0047】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0048】たとえば、本発明の輪状体Sは、図5に示
すドーナツ形状以外にも、たとえば直管形状Sや円錐形
状Sなどを採用しても良く、連続する輪状体Sであれば
全ての形状が採用できる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車載用モニ
タ装置によれば、連続輪状体から複数個の不連続輪状体
を切り出し、これに制御状態に応じたキャラクタを貼り
付けることとしているので、表示手段には、立体感があ
ってしかも個々の不連続体があたかも連続しているよう
な画像が表示される。
【0050】またこの場合、不連続な複数個の輪状体
は、第1の画像データ記憶部に記憶された連続輪状体の
三次元データから切り出されるので、大容量の記憶装置
を必要とせず、また複雑な計算処理も伴わないので高速
処理が可能となる。
【0051】また、空気調和装置の制御状態に応じたキ
ャラクタが書き込まれた複数の不連続輪状体を、運転席
側から優先度の高い順に表示するので、配置が分かり易
くなり操作者の使い勝手が向上する。
【0052】さらに、不連続輪状体の上から下へ向かっ
てその数量が増加するように表示すれば、その輪状体を
上方向へ廻すと数量が増加するので、回転方向と表示数
量とのイメージが一致し、使用者にとってより分かり易
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載用モニタ装置を示すクレーム対応
図である。
【図2】本発明の車載用モニタ装置の実施形態を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の車載用モニタ装置の操作スイッチを示
す正面図である。
【図4】本発明の車載用モニタ装置の搭載部位を示す図
である。
【図5】本発明の情報処理手順を説明するための概念図
である。
【図6】本発明の情報処理手順を説明するための概念図
である。
【図7】本発明の車載用モニタ装置の表示画像の一実施
形態を示す図である。
【図8】本発明の車載用モニタ装置の操作の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1…車載用モニタ装置 11…検出手段 12…表示手段 13…画像制御手段 131…第1の画像データ記憶部 132…第1の処理部 133…第2の処理部 134…第2の画像データ記憶部 135…データ切り出し部 21…ディスプレイ(表示手段) 22…モニタコントロールユニット 221…マイクロコンピュータ 222…画像データ用ROM(第1の画像データ記憶
部) 223…描画用IC(第1の処理部、第2の処理部、切
り出し部) 224…描画用RAM(第2の画像データ記憶部) 225…制御用ROM 226…制御用RAM 23…操作スイッチ(検出手段) 24…エアコンコントローラ(検出手段) 25…テレビジョン受像器 26…ナビゲーション装置 S…連続輪状体 D…不連続輪状体 C…キャラクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和装置の制御状態を検出する検出手
    段と、 画像を表示する表示手段と、 前記表示手段に空気調和装置の制御状態の画像を表示さ
    せる画像制御手段とを有し、 前記画像制御手段は、 連続輪状体の三次元データおよび前記空気調和装置の制
    御状態を表すキャラクタデータが記憶された第1の画像
    データ記憶部と、 前記第1の画像データ記憶部に記憶された前記連続輪状
    体の三次元データから複数個の不連続な輪状体を切り出
    す処理を実行する第1の処理部と、 前記検出手段により検出された空気調和装置の制御状態
    に応じたキャラクタを前記画像データ記憶部から読み出
    し、前記切り出された輪状体の三次元データに書き込む
    処理を実行する第2の処理部とを含む車載用モニタ装置
    において、 前記画像制御手段は、前記空気調和装置の制御状態に応
    じたキャラクタが書き込まれた複数の不連続輪状体を、
    運転席側から優先度の高い順に表示することを特徴とす
    る車載用モニタ装置。
  2. 【請求項2】前記優先度は、使用頻度に応じて決定され
    ることを特徴とする請求項1記載の車載用モニタ装置。
  3. 【請求項3】前記空気調和装置の制御状態には、少なく
    とも設定温度、吹出風量および吹出口モードが含まれる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車載用モニタ
    装置。
  4. 【請求項4】前記画像制御手段は、前記設定温度および
    吹出風量のキャラクタを、前記不連続輪状体の上から下
    へ向かって、増加する順序で表示することを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載の車載用モニタ装置。
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