JP2000075979A - 車載用モニタ装置 - Google Patents

車載用モニタ装置

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JP2000075979A
JP2000075979A JP24222998A JP24222998A JP2000075979A JP 2000075979 A JP2000075979 A JP 2000075979A JP 24222998 A JP24222998 A JP 24222998A JP 24222998 A JP24222998 A JP 24222998A JP 2000075979 A JP2000075979 A JP 2000075979A
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monitor device
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vehicle monitor
unit
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JP24222998A
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English (en)
Inventor
Kazushi Akasaka
一志 赤坂
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Nissan Motor Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設定変更対象を一目で識別できる「車載用モニ
タ装置」を提供する。 【解決手段】操作部23からの入力信号に応じて、複数
個の輪状体D1〜D5のうち空気調和装置の制御状態を
変更する対象となる輪状体Dを特定するための識別標識
を表示手段に出力する識別標識出力部136を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
るモニタ装置、なかでも空気調和装置、テレビジョン装
置、ビデオ装置、ナビゲーション装置などの各種車載電
装品の操作状況を集約して表示できる車載用モニタ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用電装品の普及にともない、自動車
には空気調和装置やAM/FMチューナ以外にも、コン
パクトディスクプレーヤ、カセットデッキ、テレビジョ
ン装置、ビデオ装置、ナビゲーション装置等が搭載され
るようになった。これらの電装品は、通常運転手によっ
て操作されることから、各電装品の操作スイッチやモニ
タは、インストルメントパネルのセンタコンソールに配
置される。
【0003】しかしながら、これらの電装品は他の電装
品とは互いに分離されてそれぞれが独立に装着されるの
で、上述した多くの電装品を全てインストルメントパネ
ルのセンタコンソールに配置することは、スペース的に
不可能に近い。このため、本件出願人は、表示画面が必
要とされる空気調和装置、テレビジョン装置、ビデオ装
置、ナビゲーション装置等の表示画面を一つにして、設
置スペースの縮小化および操作性の向上を図った車載用
マルチメディアモニタ装置を先に提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした車
載用モニタ装置の表示画像においても、商品性の向上を
目的として三次元立体画像や動画を用いてリアルなイメ
ージを表現することが望まれている。
【0005】しかしながら、たとえばコンピュータグラ
フィックを用いて三次元の表示画像を生成するには、膨
大な量のデータを高速に処理しなければならないので、
大容量のRAMやROM、および高速処理が可能なCP
Uの搭載が必須となる。
【0006】また、新規なイメージ画像を表示するに際
しては、安全上、制御対象を変更する際にどのキャラク
タが変更対象として選択されているかを一目で認識させ
る必要もある。
【0007】本発明は、メモリの大容量化およびCPU
の高速化をすることなく、リアルでインパクトのある新
規なイメージ画像を表示でき、しかも設定変更対象を一
目で識別できる車載用モニタ装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】[1] 上記目的を達成
するために、本発明の車載用モニタ装置(1)は、図1
のクレーム対応図に示されるように、空気調和装置の制
御状態を検出する検出手段(11)と、 画像を表示す
る表示手段(12)と、 前記表示手段に空気調和装置
の制御状態の画像を表示させる画像制御手段(13)と
を有し、 前記画像制御手段(13)は、 連続輪状体
の三次元データおよび前記空気調和装置の制御状態を表
すキャラクタデータが記憶された第1の画像データ記憶
部(131)と、 前記第1の画像データ記憶部に記憶
された前記連続輪状体の三次元データから複数個の不連
続な輪状体を切り出す処理を実行する第1の処理部(1
32)と、 前記検出手段により検出された空気調和装
置の制御状態に応じたキャラクタを前記画像データ記憶
部から読み出し、前記切り出された輪状体の三次元デー
タに書き込む処理を実行する第2の処理部(133)と
を含み、 前記検出手段(11)は、前記空気調和装置
の制御状態を変更する操作部を含む車載用モニタ装置に
おいて、前記操作部からの入力信号に応じて、前記複数
個の輪状体のうち前記空気調和装置の制御状態を変更す
る対象となる輪状体を特定するための識別標識を前記表
示手段に出力する識別標識出力部(136)をさらに備
えたことを特徴とする。
【0009】本発明の車載用モニタ装置では、連続輪状
体から複数個の不連続輪状体を切り出し、これに制御状
態に応じたキャラクタを貼り付けることとしているの
で、表示手段には、立体感があってしかも個々の不連続
体があたかも連続しているような画像が表示される。こ
の場合、不連続な複数個の輪状体は、第1の画像データ
記憶部に記憶された連続輪状体の三次元データから切り
出されるので、大容量の記憶装置を必要とせず、また複
雑な計算処理も伴わないので高速処理が可能となる。ま
た、操作部からの入力信号に応じて空気調和装置の制御
状態を変更する場合、表示手段に表示されている複数個
の輪状体のうち変更対象として選択されている輪状体を
特定するための識別標識を表示手段に出力するので、操
作者は一目でこれを認識することができる。
【0010】本発明の検出手段は、空気調和装置の設定
温度、風量(ファン回転速度)、吹出口モードなどの複
数の制御状態を検出するものであり、空気調和装置の制
御状態を変更する操作部の他、センサ類をも含む趣旨で
ある。
【0011】本発明の連続輪状体には、ドーナツ状体、
直管状体、円錐状体などの輪状体が含まれ、これらを種
々の角度から見た画像データを三次元データとして第1
の画像データ記憶部に格納する。また、不連続輪状体
は、こうした連続輪状体を任意の間隔で切り出して形成
される輪状体であり、その切り出し形状、切り出し角
度、切り出し個数、切り出し間隔等々は何ら限定される
ことなく全てが含まれる。
【0012】[2] 上記発明において、識別標識出力
部から出力される識別標識としては、種々の態様が考え
られる。たとえば、図7に示す実施形態は、選択された
輪状体にそれまでとは異なる色彩を付与することで変更
対象を特定する例、図8に示す実施形態は、選択された
輪状体のキャラクタにそれまでとは異なる色彩を付与す
ることで変更対象を特定する例である。
【0013】また、図9および図10に示す実施形態
は、複数の輪状体のそれぞれにインジケータを設けてお
き、制御状態の変更対象として選択された輪状体のイン
ジケータに異なる色彩を付与することで変更対象を特定
する例である。図9の実施形態では輪状体の上部にイン
ジケータが設けられているのに対し、図10の実施形態
では輪状体の周囲に枠状のインジケータが設けられてい
る。
【0014】図11および図12に示す実施形態は、制
御状態の変更対象として選択された輪状体及び/又はキ
ャラクタにカーソルを付与することで変更対象を特定す
る例であり、図11のカーソルは枠状カーソルとされ、
図12のカーソルは十字状カーソルとされている。
【0015】上述した各種の識別標識は、これを点滅さ
せることもでき、また上述した各種の識別標識を幾つか
組み合わせることもできる。
【0016】[3] 上記発明において、前記画像制御
手段は、前記空気調和装置以外の車載電装品の制御状態
を前記表示手段へ選択的に表示するように構成すること
もできる。この場合の空気調和装置以外の車載電装品と
しては、テレビジョン装置、ビデオ装置、ナビゲーショ
ン装置、コンパクトディスク(CD)プレーヤ、ディジ
タルビデオディスク(DVD)プレーヤ、カセットテー
ププレーヤ、ミニディスク(MD)プレーヤ、電話、車
間距離センサ、車両用エンジンコントロールユニット
(ECU)、エアバックコントロール、アンチロックブ
レーキシステム(ABS)コントロールなどを例示する
ことができるが、これらに限定されるものではない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図2は本発明の車載用モニタ装置の
実施形態を示すブロック図、図3は本発明の車載用モニ
タ装置の操作部を示す正面図で、図4は本発明の車載用
モニタ装置の搭載部位を示す図、図5は本発明の情報処
理手順を説明するための概念図、図6は本発明の情報処
理手順を説明するための概念図、図7は本発明の車載用
モニタ装置の表示画像の一例を示す図で、図13は本発
明の車載用モニタ装置の操作の一例を示す図である。
【0018】本実施形態の車載用モニタ装置1は、ディ
スプレイ21とモニタコントロールユニット22と操作
スイッチ23とで構成されている。
【0019】本実施形態のディスプレイ21は、横15
0〜200mm、縦80〜150mm程度のモニタケー
スに、5〜7インチ程度の液晶パネルが設けられた液晶
ディスプレイであり、例えば、図4に示されるように車
室内のインストルメントパネルIPのセンタコンソール
Cに装着される。このディスプレイ21には、空気調和
装置(以下、エアコンともいう。)の制御状態が表示さ
れる他、テレビジョン受像器25で受信されたテレビ画
像やナビゲーション装置26の地図画像も表示され、さ
らにビデオ再生装置を接続することでビデオ画像も表示
できるようになっている。
【0020】モニタ装置1の操作スイッチパネル23に
は、図3の上側に示すように、空気調和装置のコンプレ
ッサを作動させて冷房モードとするエアコンスイッチ
(A/C)231とそのOFFスイッチ232、ラジオ
受信器の入力スイッチ(AM/FM)233、オーディ
オ装置の入力スイッチ(CD/MD)234とこれらの
OFFスイッチ235、ビデオ装置などの補助装置の入
力スイッチ236とそのOFFスイッチ237、および
メニュー切替スイッチ238が配設されている。メニュ
ー切替スイッチ238は、ディスプレイ21に表示され
る制御対象機器、つまり空気調和装置、テレビジョン受
像器、ナビゲーション装置およびビデオ再生装置を切り
替えるためのスイッチである。
【0021】さらにモニタ装置1の操作スイッチパネル
23には、図3の下側に示すように、ディスプレイ21
上に表示されたエアコンの設定温度、風量、吹出口モー
ドなどを変更するためのローラプッシュスイッチ239
およびその両側に右スイッチ240、左スイッチ241
が配設されている。
【0022】ローラプッシュスイッチ239は、操作ス
イッチパネル23の筐体に回動自在に支持された円筒状
のローラと、このローラの回転角度を検出するためのエ
ンコーダとからなり、さらにこのローラは押圧(プッシ
ュ)することでそのエンコーダ位置に対応した設定値を
決定する信号を出力する。またローラを回転させると、
現在ディスプレイ21に表示されている画像の各ドラム
が、その回転方向に回転することになる。エンコーダお
よび設定値の決定信号は後述するモニタコントロールユ
ニット22のマイクロコンピュータ221に送出され
る。
【0023】右スイッチ240および左スイッチ241
は、現在ディスプレイ21に表示されている画像上のカ
ーソル位置を右または左へ移動させるためのスイッチで
ある。
【0024】こうした操作スイッチ23から出力された
指令信号は、図2に示すモニタコントロールユニット2
2のマイクロコンピュータ221に送出される。モニタ
コントロールユニット22には、画像データ用ROM2
22(図1の第1の画像データ記憶部131に相当す
る。)と、描画用IC223(図1の第1の処理部13
2,第2の処理部133、データ切り出し部135およ
び識別標識出力部136に相当する。)と、描画用RA
M224(図1の第2の画像データ記憶部134に相当
する。)とが接続されている。
【0025】画像データ用ROM222には、図5に示
す如き連続輪状体Sの三次元データおよび空気調和装置
の制御状態を表すキャラクタC(図7参照)の画像デー
タが記憶されており、描画用IC223からこれらのデ
ータが逐次読み出される。
【0026】また、描画用IC223は、画像データ用
ROM222に記憶された連続輪状体Sの三次元データ
から、図5に示す如き複数個の不連続な輪状体Dを切り
出すとともに、空気調和装置の制御状態に応じたキャラ
クタCを画像データ用ROM222から読み出し、切り
出された輪状体Dの三次元データに書き込む処理を実行
する。
【0027】ここで、こうしてキャラクタCが書き込ま
れた輪状体Dの三次元データを、ディスプレイ21の表
示範囲よりも広い範囲のデータとして描画用RAM22
4に一旦書き込み、描画用IC223は、操作スイッチ
23からの指令に応じてこのデータの中からディスプレ
イ21の表示範囲に応じた三次元データを切り出してデ
ィスプレイ21に送出する。
【0028】またこのとき、自動制御、設定温度、風量
および吹出口モードの何れかを変更したい場合には、操
作スイッチ23のローラプッシュスイッチ239および
左右スイッチ240,241を用いて行われるが、変更
対象とされている輪状体Dを識別するために、図7に示
すように現在選択されている輪状体Dの色彩を変化させ
る。同図では、設定温度が表示される輪状体D3が現在
選択されている場合を示し、斜線の部分は、選択されて
いない場合がたとえばグレー色であるのに対し、これが
選択されることで緑色に変化する。これにより、ローラ
プッシュスイッチ239および左右スイッチ240,2
41で選択されている輪状体D3を他の輪状体D2,D
4から一目で識別することができる。
【0029】なお、図2において制御用ROM225に
は、操作スイッチ23等からの指令に応じて描画処理以
外の情報処理を司るプログラムが格納され、マイクロコ
ンピュータ221および制御用RAM226のメモリ領
域を用いてかかる処理が実行される。
【0030】次に画像処理手順を説明する。本実施形態
のモニタ装置1は、一つの液晶ディスプレイ21に、図
7に示すような空気調和装置の制御状態画像と、図示し
ないテレビ画像またはナビゲーションとを選択的に表示
するものである。この選択は、図3に示す操作スイッチ
23のメニュースイッチ238を押すことで実行でき
る。
【0031】空気調和装置の制御状態を示す画面は、図
7に示されるように三次元画像として表示され、コンピ
ュータグラフィックと同等の表現効果を有している。こ
うした画像は以下の手順で処理され液晶ディスプレイ2
1に表示される。
【0032】まず、画像データ用ROM222には、図
5に示す仮想ドーナツ形状Sの三次元データが格納され
ており、描画用IC223によって、この仮想ドーナツ
形状Sの三次元データのうち手前に位置する領域のデー
タを対象とし、これから同図に示すドラム形状Dの三次
元データを5つ(図において左からD1〜D5とす
る。)切り出す。この切り出されたドラム形状データD
1〜D5は、三次元データをもとに生成されているの
で、同図に示されるように立体的に表示されることにな
る。
【0033】このとき、切り出されるドラム形状の三次
元データD1〜D5は、実際のディスプレイ21におけ
る表示範囲Aよりも広い範囲Bのデータとして描画用R
AM224に一旦書き込まれる。以上が描画用IC22
3による画像データ用ROM222からの読み出し処理
およびドラム形状データDの切り出し処理である。
【0034】次に、図6に示すように、切り出された5
つのドラム形状データD1〜D5のそれぞれに、空気調
和装置の制御状態を貼り付ける。ここでは、左から自動
制御かマニュアル制御かを示すドラムD1、現在の風量
(すなわちファン回転速度)を示すドラムD2、現在の
設定温度を示すドラムD3、現在の吹出口モードを示す
ドラムD4とされ、右端のドラムD5は未使用とされて
いる。
【0035】各ドラムD1〜D5に貼り付けられる制御
状態を表現するキャラクタCは、たとえば図7に示すよ
うな数字や図形とされており、立体的表現をするために
同じ数字、たとえばドラムD3の「24℃」であって
も、貼り付けられる位置に応じてそれぞれの形状をもっ
て記憶されている。つまり、現在の設定温度を示すドラ
ムD3には、キャラクタCを貼り付ける部位が3箇所存
在するので、3種類の形状をした「24℃」の数字が画
像データ用ROM222に格納されている。他のキャラ
クタCについても同様である。なお、図7において、各
ドラムD1〜D5の表面に位置する制御状態値を現在の
制御状態として示すべく、この正面に貼り付けられるキ
ャラクタCは他のキャラクタCに対して色彩又は濃淡が
相違している。
【0036】描画用IC223では、エアコンコントロ
ーラ24からの検出信号に基づいて、現在の制御状態を
表示すべく、こうしたキャラクタCを画像データ用RO
M222から選択して読み出し、描画用RAM224に
記憶された先ほどのドラム形状データD1〜D5のそれ
ぞれに貼り付ける。このデータもディスプレイ21の表
示範囲Aよりも広い範囲Bのデータとして描画用RAM
224に書き込まれている。
【0037】そして、カーソル位置に応じて、描画用R
AM224からディスプレイ21の表示範囲Aに応じた
データを切り出し、ディスプレイ21に送出する。こう
して貼り付けられた状態が図7に示す画像となる。また
このとき、ローラプッシュスイッチ239および左右ス
イッチ240,241で現在選択されている輪状体D1
〜D5を識別するために、その輪状体Dの色彩を変更す
る。同図に示される例では設定温度を表示する輪状体D
3が現在選択されている。
【0038】この状態からたとえば風量を変えたい場合
には、図3に示す操作スイッチ23のローラプッシュス
イッチ239および右または左スイッチ240,241
を利用する。たとえば、今、ディスプレイ21が、図1
3(a)に示すようにドラムD1〜D3を表示し、ロー
ラプッシュスイッチ239および左右スイッチ240,
241で現在選択されているのが自動制御を表示するド
ラムD1であるとする(同図で黒塗り部分)。風量を表
示するドラムD2は、現在の選択位置のドラムD1の右
隣のドラムであるため、まず右スイッチ240を押して
選択位置を一つ右側に進める。これにより、ディスプレ
イ21の表示範囲Aは、同図(b)に示すようにドラム
D2〜D4に移行するとともに、風量を表示するドラム
D2の色彩が変更され、ディスプレイ21上では、あた
かもドラムD1〜D5が左右に移動したように見えるこ
とになる。
【0039】この右スイッチ240による表示範囲Aの
変更処理は、描画用RAM224に書き込まれた広範囲
Bのデータからの切り出し範囲を変更するだけで行われ
るので、高速かつ余計なメモリ領域を使用することなく
行うことができる。なお、同図(b)に示す実施形態で
は、同図(a)から右に一つだけ移動させた場合であっ
ても表示範囲全体を右側に一つ移動させることとしてい
るが、これは中央に配列されたドラムD2〜D4の表示
内容が優先的な重要性のある制御状態値だからである。
したがって、同図(c)に示すように表示範囲Aは変え
ないで選択位置のみを右側に移動させても良い。
【0040】図13(b)に示すように、選択位置が風
量を示すドラムD2に位置すると、次に、ローラプッシ
ュスイッチ239を指で廻して目的とする風量が正面位
置に来るように操作する。このローラプッシュスイッチ
239を何れかの方向へ廻すと、そのエンコーダ信号が
マイクロコンピュータ221を介して描画用IC223
へ送られ、描画用RAM224に書き込まれたドラム形
状データD1からD5のキャラクタCをエンコーダの回
転角度に応じて貼り替える。これにより、ディスプレイ
21上では、あたかもドラムDが回転しているように見
えることになる。
【0041】そして、その目的の風量が正面位置に来た
らローラプッシュスイッチ239を押す。これにより、
モニタコントローラ22のマイクロコンピュータ221
からエアコンコントローラ24へ風量を変更する旨の信
号が送出されることになる。
【0042】このように、本実施形態のモニタ装置1に
よれば、ディスプレイ21に立体感および連続感があっ
て使用しやすいモニタ表示を提供することができる。ま
た、こうした三次元データは、描画用RAM224を有
効に利用することでその処理を高速で行うことができ、
メモリを大容量にしたり高速のCPUを使用したりする
必要もない。これに加えて、ローラプッシュスイッチ2
39および左右スイッチ240,241で選択されてい
るドラムがどのドラムであるかを色彩で区別するので、
乗員は走行中においても安全に操作することができる。
【0043】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0044】たとえば、本発明の輪状体Sは、図5に示
すドーナツ形状以外にも、たとえば直管形状Sや円錐形
状Sなどを採用しても良く、連続する輪状体Sであれば
全ての形状が採用できる。
【0045】また、ローラプッシュスイッチ239およ
び左右スイッチ240,241で選択されている輪状体
Dを識別する方法として、上述したドラムの色彩を変更
させる方法以外にも種々のものが考えられる。たとえ
ば、図8に示す実施形態は、選択された輪状体のキャラ
クタCにそれまでとは異なる色彩を付与することで変更
対象を特定する例である。ここでは、中央に表示されて
いる設定温度を示すドラムD3の「24℃」のキャラク
タの色彩を変更する。
【0046】また、図9および図10に示す実施形態
は、複数の輪状体D1〜D5のそれぞれにインジケータ
INを設けておき、制御状態の変更対象として選択され
た輪状体DのインジケータINに異なる色彩を付与する
ことで変更対象を特定する例である。図9の実施形態で
は表示されるそれぞれの輪状体D2〜D4の上部にイン
ジケータIN2〜IN4が設けられており、中央のイン
ジケータIN3の色彩が変更されている。これに対し図
10の実施形態では、表示されるそれぞれの輪状体D2
〜D4の周囲に枠状のインジケータIN2〜IN4が設
けられ、中央のインジケータIN3の色彩が変更されて
いる。
【0047】図11および図12に示す実施形態は、制
御状態の変更対象として選択された輪状体D及び/又は
キャラクタCにカーソルCSを付与することで変更対象
を特定する例であり、図11に示すカーソルCSは枠状
カーソルとされ、図12のカーソルCSは十字状カーソ
ルとされている。この他にも丸状のカーソルや他の形状
のカーソルも適用される。
【0048】さらに、上述した各種の識別標識は、これ
を点滅させることもでき、また上述した各種の識別標識
を幾つか組み合わせることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車載用モニ
タ装置によれば、連続輪状体から複数個の不連続輪状体
を切り出し、これに制御状態に応じたキャラクタを貼り
付けることとしているので、表示手段には、立体感があ
ってしかも個々の不連続体があたかも連続しているよう
な画像が表示される。
【0050】またこの場合、不連続な複数個の輪状体
は、第1の画像データ記憶部に記憶された連続輪状体の
三次元データから切り出されるので、大容量の記憶装置
を必要とせず、また複雑な計算処理も伴わないので高速
処理が可能となる。
【0051】また、操作部からの入力信号に応じて空気
調和装置の制御状態を変更する場合、表示手段に表示さ
れている複数個の輪状体のうち変更対象として選択され
ている輪状体を特定するための識別標識を表示手段に出
力するので、操作者は一目でこれを認識することができ
る。この結果、乗員は走行中であっても安全に操作する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載用モニタ装置を示すクレーム対応
図である。
【図2】本発明の車載用モニタ装置の実施形態を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の車載用モニタ装置の操作スイッチを示
す正面図である。
【図4】本発明の車載用モニタ装置の搭載部位を示す図
である。
【図5】本発明の情報処理手順を説明するための概念図
である。
【図6】本発明の情報処理手順を説明するための概念図
である。
【図7】本発明の車載用モニタ装置の表示画像の一実施
形態を示す図である。
【図8】本発明の車載用モニタ装置の他の実施形態を示
す図である。
【図9】本発明の車載用モニタ装置のさらに他の実施形
態を示す図である。
【図10】本発明の車載用モニタ装置のさらに他の実施
形態を示す図である。
【図11】本発明の車載用モニタ装置のさらに他の実施
形態を示す図である。
【図12】本発明の車載用モニタ装置のさらに他の実施
形態を示す図である。
【図13】本発明の車載用モニタ装置の操作の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1…車載用モニタ装置 11…検出手段 12…表示手段 13…画像制御手段 131…第1の画像データ記憶部 132…第1の処理部 133…第2の処理部 134…第2の画像データ記憶部 135…データ切り出し部 136…識別標識出力部 21…ディスプレイ(表示手段) 22…モニタコントロールユニット 221…マイクロコンピュータ 222…画像データ用ROM(第1の画像データ記憶
部) 223…描画用IC(第1の処理部、第2の処理部、切
り出し部、識別標識出力部) 224…描画用RAM(第2の画像データ記憶部) 225…制御用ROM 226…制御用RAM 23…操作スイッチ(検出手段) 24…エアコンコントローラ(検出手段) 25…テレビジョン受像器 26…ナビゲーション装置 S…連続輪状体 D…不連続輪状体 C…キャラクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D020 BA05 BA09 BC03 BD05 BE03 5C082 AA00 AA02 AA13 AA21 AA37 BA02 BA12 BA46 BB13 BB42 CA31 CA62 CA72 CA76 DA22 DA42 DA86 MM10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和装置の制御状態を検出する検出手
    段と、 画像を表示する表示手段と、 前記表示手段に空気調和装置の制御状態の画像を表示さ
    せる画像制御手段とを有し、 前記画像制御手段は、 連続輪状体の三次元データおよび前記空気調和装置の制
    御状態を表すキャラクタデータが記憶された第1の画像
    データ記憶部と、 前記第1の画像データ記憶部に記憶された前記連続輪状
    体の三次元データから複数個の不連続な輪状体を切り出
    す処理を実行する第1の処理部と、 前記検出手段により検出された空気調和装置の制御状態
    に応じたキャラクタを前記画像データ記憶部から読み出
    し、前記切り出された輪状体の三次元データに書き込む
    処理を実行する第2の処理部とを含み、 前記検出手段は、前記空気調和装置の制御状態を変更す
    る操作部を含む車載用モニタ装置において、 前記操作部からの入力信号に応じて、前記複数個の輪状
    体のうち前記空気調和装置の制御状態を変更する対象と
    なる輪状体を特定するための識別標識を前記表示手段に
    出力する識別標識出力部をさらに備えたことを特徴とす
    る車載用モニタ装置。
  2. 【請求項2】前記識別標識出力部は、制御状態の変更対
    象として選択された輪状体及び/又はキャラクタに異な
    る色彩を付与することを特徴とする請求項1記載の車載
    用モニタ装置。
  3. 【請求項3】前記識別標識出力部は、複数の輪状体のそ
    れぞれに設けられたインジケータであって、制御状態の
    変更対象として選択された輪状体のインジケータに異な
    る色彩を付与することを特徴とする請求項1記載の車載
    用モニタ装置。
  4. 【請求項4】前記識別標識出力部は、制御状態の変更対
    象として選択された輪状体及び/又はキャラクタにカー
    ソルを付与することを特徴とする請求項1記載の車載用
    モニタ装置。
  5. 【請求項5】前記識別標識が点滅することを特徴とする
    請求項1〜4の何れかに記載の車載用モニタ装置。
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