JP2000075816A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一対の放物面鏡によって結像されて表示され
る対象物の像の表示内容を変化させることができる表示
装置を提供する。 【解決手段】 この表示装置では、第1および第2の一
対の放物面鏡21,23が、互いの光軸が一致するよう
に両鏡面を対向させた状態で配置されており、第1の放
物面鏡21の焦点位置に配置された対象物25からの光
33を両放物面鏡21,23間で反射させて第2の放物
面鏡23の焦点位置近傍の結像位置に集光させることに
より、対象物25の像35を結像位置に結像させて表示
するようになっている。そして、所定の視認方向から像
35が視認されたとき、像35として視認される対象物
25の部分が順次変化するように、対象物25を回転テ
ーブル27とともにモータ29によって所定の軸回りに
回転駆動するようになっている。
る対象物の像の表示内容を変化させることができる表示
装置を提供する。 【解決手段】 この表示装置では、第1および第2の一
対の放物面鏡21,23が、互いの光軸が一致するよう
に両鏡面を対向させた状態で配置されており、第1の放
物面鏡21の焦点位置に配置された対象物25からの光
33を両放物面鏡21,23間で反射させて第2の放物
面鏡23の焦点位置近傍の結像位置に集光させることに
より、対象物25の像35を結像位置に結像させて表示
するようになっている。そして、所定の視認方向から像
35が視認されたとき、像35として視認される対象物
25の部分が順次変化するように、対象物25を回転テ
ーブル27とともにモータ29によって所定の軸回りに
回転駆動するようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向配置させた一
対の放物面鏡を用い、一方の放物面鏡の焦点位置近傍に
配置された対象物の像を他方の放物面鏡の焦点位置近傍
に結像させて表示する表示装置に関するものである。
対の放物面鏡を用い、一方の放物面鏡の焦点位置近傍に
配置された対象物の像を他方の放物面鏡の焦点位置近傍
に結像させて表示する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の表示装置の構成を示す断
面図である。この表示装置は、図17に示されるよう
に、互いに光軸が一致するように互いの鏡面を上下に対
向させた状態で対向配置された前後一対のお椀型の第1
および第2の放物面鏡1,3を備えて構成されている。
第1および第2の放物面鏡1,3には互いに焦点距離が
等しいものが使用されており、両放物面鏡1,3は、各
放物面鏡1,3の焦点位置が対向する相手側の各放物面
鏡1,3が光軸と交わる位置と一致するようにして配置
されている。
面図である。この表示装置は、図17に示されるよう
に、互いに光軸が一致するように互いの鏡面を上下に対
向させた状態で対向配置された前後一対のお椀型の第1
および第2の放物面鏡1,3を備えて構成されている。
第1および第2の放物面鏡1,3には互いに焦点距離が
等しいものが使用されており、両放物面鏡1,3は、各
放物面鏡1,3の焦点位置が対向する相手側の各放物面
鏡1,3が光軸と交わる位置と一致するようにして配置
されている。
【0003】また、前面側の第1の放物面鏡1が光軸と
交わる部分には、透光部1aが設けられるとともに、両
放物面鏡1,3によって囲まれた内部空間5内における
第2の放物面鏡3の鏡面上の中央部には、所定の対象物
7が配置されている。
交わる部分には、透光部1aが設けられるとともに、両
放物面鏡1,3によって囲まれた内部空間5内における
第2の放物面鏡3の鏡面上の中央部には、所定の対象物
7が配置されている。
【0004】これによって、対象物7からの光9aが、
両放物面鏡1,3間で反射されて透光部1aを介して第
1の放物面鏡1の前面側近傍の結像位置に集光されるこ
とにより、対象物7の像11が、内部空間5内から浮き
上がって見えるように結像位置に浮上表示されるように
なっている。
両放物面鏡1,3間で反射されて透光部1aを介して第
1の放物面鏡1の前面側近傍の結像位置に集光されるこ
とにより、対象物7の像11が、内部空間5内から浮き
上がって見えるように結像位置に浮上表示されるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の表示装置では、対象物7の像11が単に浮上表示
されるのみで、表示される像11を変化させることがで
きないという問題がある。
従来の表示装置では、対象物7の像11が単に浮上表示
されるのみで、表示される像11を変化させることがで
きないという問題がある。
【0006】例えば、対象物7の全周を視認しようとす
ると、図18の矢印AないしDで示されるように、少な
くとも四方から像11を視認する必要があり、視認者は
わざわざ視点を移動させる必要があるという問題があ
る。
ると、図18の矢印AないしDで示されるように、少な
くとも四方から像11を視認する必要があり、視認者は
わざわざ視点を移動させる必要があるという問題があ
る。
【0007】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、一対
の放物面鏡によって結像されて表示される対象物の像の
表示内容を変化させることができる表示装置を提供する
ことを目的とする。
の放物面鏡によって結像されて表示される対象物の像の
表示内容を変化させることができる表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、第1および第2の一対の放物面鏡が、
互いの光軸が一致するように両鏡面を対向させた状態で
配置されており、前記第1の放物面鏡の焦点位置に配置
された対象物からの光を前記両放物面鏡間で反射させて
前記第2の放物面鏡の焦点位置近傍の結像位置に集光さ
せることにより、前記対象物の像を前記結像位置に結像
させて表示する表示装置であって、所定の視認方向から
前記像が視認されたとき、前記像として視認される前記
対象物の部分が順次変化するように、前記対象物を所定
の軸回りに回転駆動する回転駆動手段を備えることを特
徴とする。
の技術的手段は、第1および第2の一対の放物面鏡が、
互いの光軸が一致するように両鏡面を対向させた状態で
配置されており、前記第1の放物面鏡の焦点位置に配置
された対象物からの光を前記両放物面鏡間で反射させて
前記第2の放物面鏡の焦点位置近傍の結像位置に集光さ
せることにより、前記対象物の像を前記結像位置に結像
させて表示する表示装置であって、所定の視認方向から
前記像が視認されたとき、前記像として視認される前記
対象物の部分が順次変化するように、前記対象物を所定
の軸回りに回転駆動する回転駆動手段を備えることを特
徴とする。
【0009】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、第1および第2の一対の放物面鏡が、互いの光軸
が一致するように両鏡面を対向させた状態で配置されて
おり、前記第1の放物面鏡の焦点位置に配置された対象
物からの光を前記両放物面鏡間で反射させて前記第2の
放物面鏡の焦点位置近傍の結像位置に集光させることに
より、前記対象物の像を前記結像位置に結像させて表示
する表示装置であって、表示内容を変化させることが可
能な表示手段を前記対象物として備えることを特徴とす
る。
段は、第1および第2の一対の放物面鏡が、互いの光軸
が一致するように両鏡面を対向させた状態で配置されて
おり、前記第1の放物面鏡の焦点位置に配置された対象
物からの光を前記両放物面鏡間で反射させて前記第2の
放物面鏡の焦点位置近傍の結像位置に集光させることに
より、前記対象物の像を前記結像位置に結像させて表示
する表示装置であって、表示内容を変化させることが可
能な表示手段を前記対象物として備えることを特徴とす
る。
【0010】さらに、好ましくは、前記表示手段は、複
数種類の前記表示内容を表示可能な表示器と、前記表示
器に表示させるべき前記複数種類の表示内容にそれぞれ
対応した複数種類の信号が入力可能となっているととも
に、前記複数種類の信号の優先順位が予め設定可能とな
っており、前記複数種類の信号のうちのいずれか一つの
信号が入力されている状態では、その入力されている前
記信号に対応する種類の前記表示内容を前記表示器に表
示させる一方、同時に複数種類の信号が入力された場合
には、前記優先順位に基づき、入力される前記複数種類
の信号のうちの優先順位が最も高い信号に対応する種類
の表示内容を前記表示器に表示させる制御部と、を備え
るのがよい。
数種類の前記表示内容を表示可能な表示器と、前記表示
器に表示させるべき前記複数種類の表示内容にそれぞれ
対応した複数種類の信号が入力可能となっているととも
に、前記複数種類の信号の優先順位が予め設定可能とな
っており、前記複数種類の信号のうちのいずれか一つの
信号が入力されている状態では、その入力されている前
記信号に対応する種類の前記表示内容を前記表示器に表
示させる一方、同時に複数種類の信号が入力された場合
には、前記優先順位に基づき、入力される前記複数種類
の信号のうちの優先順位が最も高い信号に対応する種類
の表示内容を前記表示器に表示させる制御部と、を備え
るのがよい。
【0011】また、好ましくは、前記表示器は表示内容
を変化させることが可能なものであり、前記制御部は前
記複数種類の信号に基づいて前記表示器の表示内容を制
御するのがよい。
を変化させることが可能なものであり、前記制御部は前
記複数種類の信号に基づいて前記表示器の表示内容を制
御するのがよい。
【0012】さらに、好ましくは、前記表示器は、光源
と、前記光源からの光を部分的に透過させることにより
前記表示内容をそれぞれ構成する複数の表示領域が長手
方向に沿って形成された帯状のフィルムと、前記制御部
の制御により、前記フィルムを長手方向に移動させ、前
記光源の前方に位置する前記フィルムの前記表示領域を
選択するフィルム駆動機構と、を備えるのがよい。
と、前記光源からの光を部分的に透過させることにより
前記表示内容をそれぞれ構成する複数の表示領域が長手
方向に沿って形成された帯状のフィルムと、前記制御部
の制御により、前記フィルムを長手方向に移動させ、前
記光源の前方に位置する前記フィルムの前記表示領域を
選択するフィルム駆動機構と、を備えるのがよい。
【0013】また、好ましくは、前記表示器は、光源
と、前記光源からの光を部分的に透過させることにより
前記表示内容をそれぞれ構成する複数の表示板と、前記
制御部に制御により、前記複数の表示板を移動させ、前
記光源の前方側に位置させる一つの表示板を前記複数の
表示板のうちから選択する表示板駆動機構と、を備える
のがよい。
と、前記光源からの光を部分的に透過させることにより
前記表示内容をそれぞれ構成する複数の表示板と、前記
制御部に制御により、前記複数の表示板を移動させ、前
記光源の前方側に位置させる一つの表示板を前記複数の
表示板のうちから選択する表示板駆動機構と、を備える
のがよい。
【0014】なお、本発明における放物面鏡とは、光線
を反射し焦点に集光させることが目的であり、実質的に
同様の効果をもたらす種々の曲線を含むものである。
を反射し焦点に集光させることが目的であり、実質的に
同様の効果をもたらす種々の曲線を含むものである。
【0015】例えば、視野を限定し光軸の中心付近のみ
を使用した装置では、放物面の代わりに、近似的に球面
を適用することが可能であり、また収差を補正するため
放物面形状を変化させた形状でも実質的に放物面鏡と同
様な効果を得ることが可能である。
を使用した装置では、放物面の代わりに、近似的に球面
を適用することが可能であり、また収差を補正するため
放物面形状を変化させた形状でも実質的に放物面鏡と同
様な効果を得ることが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 図1は本発明の第1実施形態に係る表示装置の断面図で
あり、図2はその表示装置の平面図である。この表示装
置は、互いの光軸が一致するように互いの鏡面を上下に
(あるいは前後に)対向させた状態で配置された前後一
対の第1および第2の放物面鏡21,23と、対象物2
5が設置される回転テーブル27と、その回転テーブル
27を回転駆動するモータ(回転駆動手段)29とを備
えて構成されている。
あり、図2はその表示装置の平面図である。この表示装
置は、互いの光軸が一致するように互いの鏡面を上下に
(あるいは前後に)対向させた状態で配置された前後一
対の第1および第2の放物面鏡21,23と、対象物2
5が設置される回転テーブル27と、その回転テーブル
27を回転駆動するモータ(回転駆動手段)29とを備
えて構成されている。
【0017】前面側の第1の放物面鏡21の光軸と交わ
る中央部には、光を透過させる透光部21aが設けられ
ている。また、背面側の第2の放物面鏡23の光軸と交
わる中央部には、回転テーブル27を配設するための孔
部23aが設けられている。
る中央部には、光を透過させる透光部21aが設けられ
ている。また、背面側の第2の放物面鏡23の光軸と交
わる中央部には、回転テーブル27を配設するための孔
部23aが設けられている。
【0018】回転テーブル27は、モータ29により両
放物面鏡21,23の光軸回りに回転可能な状態で、第
1の放物面鏡21の焦点位置近傍(ここでは、第2の放
物面鏡23の鏡面の延長面と光軸との交点付近)に配設
されており、モータ29を正逆転駆動して回転テーブル
27を回転駆動することにより、回転テーブル27上に
設置された対象物25が、矢印31で示すように光軸回
りに正逆転するようになっている。
放物面鏡21,23の光軸回りに回転可能な状態で、第
1の放物面鏡21の焦点位置近傍(ここでは、第2の放
物面鏡23の鏡面の延長面と光軸との交点付近)に配設
されており、モータ29を正逆転駆動して回転テーブル
27を回転駆動することにより、回転テーブル27上に
設置された対象物25が、矢印31で示すように光軸回
りに正逆転するようになっている。
【0019】このような構成により、回転テーブル25
上に設置された対象物25からの光33が、第1の放物
面鏡21によって背面側に反射された後、第2の放物面
鏡23によって前面側に反射されて透光部21aを介し
て第2の放物面鏡23の焦点位置近傍の結像位置(ここ
では、透光部21aのやや上方位置)に集光されること
により、対象物25の像35が両放物面鏡21,23に
囲まれた内部空間内から浮き上がるようにして結像位置
に結像されて表示されるようになっている。そして、モ
ータ29により対象物25を正逆転させると、これに伴
って、像35が矢印37で示すように光軸回りに正逆転
するようになっている。
上に設置された対象物25からの光33が、第1の放物
面鏡21によって背面側に反射された後、第2の放物面
鏡23によって前面側に反射されて透光部21aを介し
て第2の放物面鏡23の焦点位置近傍の結像位置(ここ
では、透光部21aのやや上方位置)に集光されること
により、対象物25の像35が両放物面鏡21,23に
囲まれた内部空間内から浮き上がるようにして結像位置
に結像されて表示されるようになっている。そして、モ
ータ29により対象物25を正逆転させると、これに伴
って、像35が矢印37で示すように光軸回りに正逆転
するようになっている。
【0020】以上のように、本実施形態によれば、対象
物35が光軸回りに回転可能となっているので、所定の
視認方向Aから像35が視認されたとき、像35として
視認される対象物25の部分を順次変化させることがで
き、視認者は視点移動を行わなくても対象物25の全周
の像35を視認できる。
物35が光軸回りに回転可能となっているので、所定の
視認方向Aから像35が視認されたとき、像35として
視認される対象物25の部分を順次変化させることがで
き、視認者は視点移動を行わなくても対象物25の全周
の像35を視認できる。
【0021】このような効果により、本実施形態に係る
表示装置は、所定の展示物を対象物25として設置する
ことにより、博物館等における各種の展示物の展示に好
適に実施可能である。また、この場合、展示物は視認者
等が触れることができない両放物面鏡21,23の内部
空間内の安全な場所に設置されているので、貴重な展示
物を確実に保護しつつ展示を行うことができる。
表示装置は、所定の展示物を対象物25として設置する
ことにより、博物館等における各種の展示物の展示に好
適に実施可能である。また、この場合、展示物は視認者
等が触れることができない両放物面鏡21,23の内部
空間内の安全な場所に設置されているので、貴重な展示
物を確実に保護しつつ展示を行うことができる。
【0022】2.第2実施形態 図3は本発明の第2実施形態に係る表示装置の断面図で
あり、図4はその表示装置に備えられる表示部の構成を
概略的に示す図である。この表示装置において、第1実
施形態の表示装置に対応する部分には同様の参照符号を
付して説明を省略する。なお、本実施形態では、第2の
放物面鏡23には孔部23aは設けられていない。
あり、図4はその表示装置に備えられる表示部の構成を
概略的に示す図である。この表示装置において、第1実
施形態の表示装置に対応する部分には同様の参照符号を
付して説明を省略する。なお、本実施形態では、第2の
放物面鏡23には孔部23aは設けられていない。
【0023】この表示装置では、図3に示すように、対
象物として表示内容を変化させることが可能な表示部
(表示手段)41が第2の放物面鏡23の中央部に設置
されている。この表示装置は、例えば車両のインストゥ
ルメントパネル部等に設置され、運転者等への各種の視
認情報を表示するようになっている。
象物として表示内容を変化させることが可能な表示部
(表示手段)41が第2の放物面鏡23の中央部に設置
されている。この表示装置は、例えば車両のインストゥ
ルメントパネル部等に設置され、運転者等への各種の視
認情報を表示するようになっている。
【0024】表示部41は、図4に示すように、表示器
(液晶表示器)43と、表示器43の表示内容を制御す
る制御部45とを備えて構成されている。表示器43
は、TN型、STN型、あるいは高分子分散型等の液晶
を使用した液晶表示素子47と、その液晶表示素子47
の後方に配置されるバックライト49とを備えて構成さ
れており、液晶表示素子47は、制御部45の制御によ
り、背面から入射するバックライト49からの光の透過
率を、その複数の画素、あるいは複数の表示セグメント
ごとに変化させることにより表示内容を変化させるよう
になっている。液晶表示素子47の表示内容は、表示部
41の所定の表示面41aに表示される。表示面41a
に表示された表示内容は、表示像51として結像位置に
結像されて表示される。
(液晶表示器)43と、表示器43の表示内容を制御す
る制御部45とを備えて構成されている。表示器43
は、TN型、STN型、あるいは高分子分散型等の液晶
を使用した液晶表示素子47と、その液晶表示素子47
の後方に配置されるバックライト49とを備えて構成さ
れており、液晶表示素子47は、制御部45の制御によ
り、背面から入射するバックライト49からの光の透過
率を、その複数の画素、あるいは複数の表示セグメント
ごとに変化させることにより表示内容を変化させるよう
になっている。液晶表示素子47の表示内容は、表示部
41の所定の表示面41aに表示される。表示面41a
に表示された表示内容は、表示像51として結像位置に
結像されて表示される。
【0025】制御部45は、それぞれ互いに異なる種類
の表示内容に対応する複数種類の信号S1ないしSnが
入力可能となっている。入力される信号S1ないしSn
としては、ここでは、パルス信号、警告信号および映像
信号の3種類が入力されるようになっている。パルス信
号としては、車速センサから与えられる車両速度を示す
車速パルス、エンジン回転速度センサから与えられるエ
ンジン回転速度を示すタコメータパルス等がある。警告
信号としては、シートベルトが装着されていないことを
知らせるシートベルト信号、冷却水の温度上昇を知らせ
る水温信号、オイル不足を知らせるオイル信号、サイド
ブレーキの作動を知らせるサイドブレーキ信号等の各種
のセンサから与えられる信号がある。映像信号として
は、進むべき進行方向を示す方向指示信号、および交通
情報等を文字や図形等で示すFM多重信号等がある。方
向指示信号は、ナビゲーションシステムから与えられる
ものであり、FM多重信号は、ナビゲーションシステム
によって受信されたものである。
の表示内容に対応する複数種類の信号S1ないしSnが
入力可能となっている。入力される信号S1ないしSn
としては、ここでは、パルス信号、警告信号および映像
信号の3種類が入力されるようになっている。パルス信
号としては、車速センサから与えられる車両速度を示す
車速パルス、エンジン回転速度センサから与えられるエ
ンジン回転速度を示すタコメータパルス等がある。警告
信号としては、シートベルトが装着されていないことを
知らせるシートベルト信号、冷却水の温度上昇を知らせ
る水温信号、オイル不足を知らせるオイル信号、サイド
ブレーキの作動を知らせるサイドブレーキ信号等の各種
のセンサから与えられる信号がある。映像信号として
は、進むべき進行方向を示す方向指示信号、および交通
情報等を文字や図形等で示すFM多重信号等がある。方
向指示信号は、ナビゲーションシステムから与えられる
ものであり、FM多重信号は、ナビゲーションシステム
によって受信されたものである。
【0026】制御部45は、このような信号が外部から
入力されると、その信号S1ないしSnに基づいて、そ
の信号S1ないしSnが示す視認情報を表す表示内容を
液晶表示素子47に表示させるための表示信号を作成し
て液晶表示素子47に出力し、入力された信号S1ない
しSnに対応する種類の表示内容を液晶表示素子47に
表示させる。
入力されると、その信号S1ないしSnに基づいて、そ
の信号S1ないしSnが示す視認情報を表す表示内容を
液晶表示素子47に表示させるための表示信号を作成し
て液晶表示素子47に出力し、入力された信号S1ない
しSnに対応する種類の表示内容を液晶表示素子47に
表示させる。
【0027】また、制御部45は、入力される信号S1
ないしSnの優先順位を予め設定可能となっており、複
数種類の信号S1ないしSnのうちのいずれか一つの信
号S1ないしSnが入力されている状態では、その入力
されている信号S1ないしSnに対応する種類の表示内
容を液晶表示素子47に表示させる一方、同時に複数種
類の信号S1ないしSnが入力された場合には、前記優
先順位に基づき、入力された複数種類の信号S1ないし
Snのうちの優先順位が最も高い信号S1ないしSnに
対応する表示内容を液晶表示素子47に表示させるよう
になっている。
ないしSnの優先順位を予め設定可能となっており、複
数種類の信号S1ないしSnのうちのいずれか一つの信
号S1ないしSnが入力されている状態では、その入力
されている信号S1ないしSnに対応する種類の表示内
容を液晶表示素子47に表示させる一方、同時に複数種
類の信号S1ないしSnが入力された場合には、前記優
先順位に基づき、入力された複数種類の信号S1ないし
Snのうちの優先順位が最も高い信号S1ないしSnに
対応する表示内容を液晶表示素子47に表示させるよう
になっている。
【0028】これによって、例えば、優先順位が高い方
から警告信号、映像信号、パルス信号の順に設定されて
おり、制御部45に映像信号が入力されて進むべき進行
方向を矢印等で示す矢印表示が行われている状態におい
て、水温信号等の警告信号が制御部45に入力された場
合には、液晶表示素子47の表示内容が、映像信号に対
応した表示内容から警告信号に対応した表示内容に自動
的に切替えられる。
から警告信号、映像信号、パルス信号の順に設定されて
おり、制御部45に映像信号が入力されて進むべき進行
方向を矢印等で示す矢印表示が行われている状態におい
て、水温信号等の警告信号が制御部45に入力された場
合には、液晶表示素子47の表示内容が、映像信号に対
応した表示内容から警告信号に対応した表示内容に自動
的に切替えられる。
【0029】以上のように、本実施形態によれば、表示
部41に液晶表示素子47が備えられているので、像5
1の表示内容を変化させることができ、バリエーション
に富んだ表示を行うことができる。
部41に液晶表示素子47が備えられているので、像5
1の表示内容を変化させることができ、バリエーション
に富んだ表示を行うことができる。
【0030】また、表示器43の制御を行う制御部45
に、複数種類の信号S1ないしSnに予め優先順位を設
定しておくことにより、一つの信号S1ないしSnに基
づいて所定の表示内容の表示が行われている状態で、よ
り優先順位の高い信号S1ないしSnが制御部45に入
力された場合には、これに伴って表示内容をその優先順
位の高い信号S1ないしSnに対応する表示内容に自動
的に切替えることができるなど、優先順位に応じた自動
的な表示内容の切替えが可能となるという利点がある。
に、複数種類の信号S1ないしSnに予め優先順位を設
定しておくことにより、一つの信号S1ないしSnに基
づいて所定の表示内容の表示が行われている状態で、よ
り優先順位の高い信号S1ないしSnが制御部45に入
力された場合には、これに伴って表示内容をその優先順
位の高い信号S1ないしSnに対応する表示内容に自動
的に切替えることができるなど、優先順位に応じた自動
的な表示内容の切替えが可能となるという利点がある。
【0031】なお、本実施形態では、表示器43に液晶
表示器を用いたが、これに限らず、VFD、EL表示
器、CET等の他の表示器を用いてもよい。
表示器を用いたが、これに限らず、VFD、EL表示
器、CET等の他の表示器を用いてもよい。
【0032】3.第3実施形態 図5は、本発明の第3実施形態に係る表示装置に備えら
れる表示部の構成を概略的に示す図である。本実施形態
に係る表示装置は、表示部41の構成以外は第2実施形
態に係る表示装置と同様であり、対応する部分には同一
の参照符号を付す。
れる表示部の構成を概略的に示す図である。本実施形態
に係る表示装置は、表示部41の構成以外は第2実施形
態に係る表示装置と同様であり、対応する部分には同一
の参照符号を付す。
【0033】本実施形態に係る表示部41は、表示器6
1と、その表示器61の表示内容を制御する制御部63
とを備えて構成されている。表示器61は、光源65
と、表示像形成部67と、2つのモータ(パルスモー
タ)69,70とを備えている。
1と、その表示器61の表示内容を制御する制御部63
とを備えて構成されている。表示器61は、光源65
と、表示像形成部67と、2つのモータ(パルスモー
タ)69,70とを備えている。
【0034】画像形成部67は、両端側が左右一対の巻
芯71,73に巻回された帯状のフィルム75を有して
いる。ここで、モータ69,70と巻芯71,73とが
本発明に係るフィルム駆動機構に相当している。フィル
ム75には、光源65からの光を部分的に透過させるこ
とにより複数種類の信号S1ないしSnに個別に対応し
た複数種類の表示内容をそれぞれ構成する複数の表示領
域が長手方向に沿って形成されている。両巻芯71,7
3は、光源65の前方側における左右両側に所定間隔を
あけて設置されており、これによって、フィルム73が
光源65の前方を横切るようにして両巻芯71,73間
に張り渡されている。
芯71,73に巻回された帯状のフィルム75を有して
いる。ここで、モータ69,70と巻芯71,73とが
本発明に係るフィルム駆動機構に相当している。フィル
ム75には、光源65からの光を部分的に透過させるこ
とにより複数種類の信号S1ないしSnに個別に対応し
た複数種類の表示内容をそれぞれ構成する複数の表示領
域が長手方向に沿って形成されている。両巻芯71,7
3は、光源65の前方側における左右両側に所定間隔を
あけて設置されており、これによって、フィルム73が
光源65の前方を横切るようにして両巻芯71,73間
に張り渡されている。
【0035】モータ69,70は、制御部63の制御に
より、それぞれ巻芯71,73をフィルム75の巻取り
方向に回転駆動するようになっている。これによって、
両モータ69,70のうちの一方を、巻取り方向に駆動
することにより、フィルム75が一方側の巻芯71,7
3により他方側の巻芯71,73から巻き取られ、光源
65の前方に位置するフィルム75の表示領域が入れ替
わり、表示面41aに表示される表示内容が変化するよ
うになっている。
より、それぞれ巻芯71,73をフィルム75の巻取り
方向に回転駆動するようになっている。これによって、
両モータ69,70のうちの一方を、巻取り方向に駆動
することにより、フィルム75が一方側の巻芯71,7
3により他方側の巻芯71,73から巻き取られ、光源
65の前方に位置するフィルム75の表示領域が入れ替
わり、表示面41aに表示される表示内容が変化するよ
うになっている。
【0036】制御部63は、モータ69,71を駆動制
御して光源65の前方に位置するフィルム75の表示領
域を選択することにより、表示内容の制御を行ってい
る。また、制御部63には、前述の第2実施形態の場合
と同様に、複数種類の信号S1ないしSnが入力可能と
なっているとともに、複数種類の信号S1ないしSnに
対する優先順位が予め設定可能となっている。なお、こ
の優先順位に基づく表示内容の切替制御については、前
述の第2実施形態に場合と同様であるので説明を省略す
る。
御して光源65の前方に位置するフィルム75の表示領
域を選択することにより、表示内容の制御を行ってい
る。また、制御部63には、前述の第2実施形態の場合
と同様に、複数種類の信号S1ないしSnが入力可能と
なっているとともに、複数種類の信号S1ないしSnに
対する優先順位が予め設定可能となっている。なお、こ
の優先順位に基づく表示内容の切替制御については、前
述の第2実施形態に場合と同様であるので説明を省略す
る。
【0037】以上のように、本実施形態においても、像
51の表示内容を変化させることができ、また優先順位
に応じた表示内容の切替が可能であるという第2実施形
態と同様な効果が得られる。
51の表示内容を変化させることができ、また優先順位
に応じた表示内容の切替が可能であるという第2実施形
態と同様な効果が得られる。
【0038】4.第4実施形態 図6は、本発明の第4実施形態に係る表示装置に備えら
れる表示部の構成を概略的に示す図である。本実施形態
に係る表示装置は、表示部41の構成以外は第2実施形
態に係る表示装置と同様であり、対応する部分には同一
の参照符号を付す。
れる表示部の構成を概略的に示す図である。本実施形態
に係る表示装置は、表示部41の構成以外は第2実施形
態に係る表示装置と同様であり、対応する部分には同一
の参照符号を付す。
【0039】本実施形態に係る表示部41は、表示器8
1と、その表示器81の表示内容を制御する制御部83
とを備えて構成されている。表示器81は、光源85
と、表示像形成部87と、モータ89とを備えている。
1と、その表示器81の表示内容を制御する制御部83
とを備えて構成されている。表示器81は、光源85
と、表示像形成部87と、モータ89とを備えている。
【0040】表示像形成部81では、光源85からの光
を部分的に透過させることにより信号S1ないしSnに
対応した複数種類の表示内容をそれぞれ構成する複数の
表示板91が回転軸93の周囲に周方向に所定間隔で固
定されており、回転軸93を回転させることにより複数
の表示板91のうちのいずれか一つの表示板91を選択
的に光源85の前方に位置させて、その一つの表示板9
1によって形成される表示内容を表示するようになって
いる。ここで、回転軸93およびモータ89が本発明に
係る表示板駆動機構に相当している。
を部分的に透過させることにより信号S1ないしSnに
対応した複数種類の表示内容をそれぞれ構成する複数の
表示板91が回転軸93の周囲に周方向に所定間隔で固
定されており、回転軸93を回転させることにより複数
の表示板91のうちのいずれか一つの表示板91を選択
的に光源85の前方に位置させて、その一つの表示板9
1によって形成される表示内容を表示するようになって
いる。ここで、回転軸93およびモータ89が本発明に
係る表示板駆動機構に相当している。
【0041】モータ89は、制御部83の制御により、
回転軸93を回転駆動して回転軸93の回転角度位置を
変化させることによって複数の表示板91のうちのいず
れか一つの表示板91を光源85の前方に選択的に位置
させるようになっている。
回転軸93を回転駆動して回転軸93の回転角度位置を
変化させることによって複数の表示板91のうちのいず
れか一つの表示板91を光源85の前方に選択的に位置
させるようになっている。
【0042】回転軸93のモータ89と結合させなた側
と反対側の端部には、周方向に間隔をあけて複数の透光
部(スリット等)が設けられた円盤状の位置検出板95
が、回転軸93と一体に回転するように取付けられてい
る。
と反対側の端部には、周方向に間隔をあけて複数の透光
部(スリット等)が設けられた円盤状の位置検出板95
が、回転軸93と一体に回転するように取付けられてい
る。
【0043】そして、この位置検出板95に伴って、位
置検出素子97が設けられている。この位置検出素子9
7は、位置検出板95を挟んで対向配置された透光部と
受光部をと有しており、透光部によって投光され、位置
検出板95の透光部を透過した光を受光部で受光するこ
とにより、位置検出板95および回転軸93の回転角度
位置を検出するようになっている。位置検出素子95の
検出結果は、制御部83に与えられる。
置検出素子97が設けられている。この位置検出素子9
7は、位置検出板95を挟んで対向配置された透光部と
受光部をと有しており、透光部によって投光され、位置
検出板95の透光部を透過した光を受光部で受光するこ
とにより、位置検出板95および回転軸93の回転角度
位置を検出するようになっている。位置検出素子95の
検出結果は、制御部83に与えられる。
【0044】制御部83は、位置検出素子95の検出結
果を参照しつつ、モータ89を駆動制御して光源65の
前方に位置させる表示板91を選択することにより、表
示内容の制御を行っている。また、制御部83には、前
述の第2実施形態の場合と同様に、複数種類の信号S1
ないしSnが入力可能となっているとともに、複数種類
の信号S1ないしSnに対する優先順位が予め設定可能
となっている。なお、この優先順位に基づく表示内容の
切替制御については、前述の第2実施形態の場合と同様
であるので説明を省略する。
果を参照しつつ、モータ89を駆動制御して光源65の
前方に位置させる表示板91を選択することにより、表
示内容の制御を行っている。また、制御部83には、前
述の第2実施形態の場合と同様に、複数種類の信号S1
ないしSnが入力可能となっているとともに、複数種類
の信号S1ないしSnに対する優先順位が予め設定可能
となっている。なお、この優先順位に基づく表示内容の
切替制御については、前述の第2実施形態の場合と同様
であるので説明を省略する。
【0045】以上のように、本実施形態においても、像
51の表示内容を変化させることができ、また優先順位
に応じた表示内容の切替が可能であるという第2実施形
態と同様な効果が得られる。
51の表示内容を変化させることができ、また優先順位
に応じた表示内容の切替が可能であるという第2実施形
態と同様な効果が得られる。
【0046】なお、上述の各実施形態では、両放物面鏡
21,23に鏡面が略お椀型の鏡面体を使用している
が、両放物面鏡21,23の少なくとも一方に、フレネ
ル放物面鏡を使用してもよい。
21,23に鏡面が略お椀型の鏡面体を使用している
が、両放物面鏡21,23の少なくとも一方に、フレネ
ル放物面鏡を使用してもよい。
【0047】また、鏡面が略お椀型の放物面鏡または鏡
面が略円盤型のフレネル放物面鏡の一部を部分的に切り
取って得られるような例えば略扇形の放物面鏡またはフ
レネル放物面鏡を両放物面鏡21,23の代わりに使用
してもよい。
面が略円盤型のフレネル放物面鏡の一部を部分的に切り
取って得られるような例えば略扇形の放物面鏡またはフ
レネル放物面鏡を両放物面鏡21,23の代わりに使用
してもよい。
【0048】5.実施例 以下に、上述の第1ないし第4実施形態に係る表示装置
の具体的な実施例を記載する。
の具体的な実施例を記載する。
【0049】図7は第1実施例に係る表示装置の表示部
101の電気的構成を示すブロック図である。この表示
装置は、第2ないし第4実施形態に係る表示装置の具体
的な実施例である。この表示装置では、表示器102の
表示内容の制御を行う制御部103に、エンジン制御部
103および警告制御部105から与えられる警告信号
が入力されるようになっており、これらの警告信号に基
づいて表示器102の表示内容の制御が行われるように
なっている。ここで、制御部103は、前述の制御部4
5,63,83に対応しており、表示器102は、表示
器43,61,81に対応している。また、ここでは、
表示器102に液晶表示器43が使用されており、制御
部103には、表示器102に表示させるべき画像の画
像データが記録されたメモリ109が付設されている。
101の電気的構成を示すブロック図である。この表示
装置は、第2ないし第4実施形態に係る表示装置の具体
的な実施例である。この表示装置では、表示器102の
表示内容の制御を行う制御部103に、エンジン制御部
103および警告制御部105から与えられる警告信号
が入力されるようになっており、これらの警告信号に基
づいて表示器102の表示内容の制御が行われるように
なっている。ここで、制御部103は、前述の制御部4
5,63,83に対応しており、表示器102は、表示
器43,61,81に対応している。また、ここでは、
表示器102に液晶表示器43が使用されており、制御
部103には、表示器102に表示させるべき画像の画
像データが記録されたメモリ109が付設されている。
【0050】エンジン制御部105は、各種センサ11
1から与えられる信号に基づいてエンジン等の制御およ
び管理を行うもので、エンジン等に異常が発生すると各
種センサ111を通じて異常を検出し、異常の内容や異
常の緊急度を示す第1の警告信号を制御部103に出力
するようになっている。ここで、各種センサ111とし
ては、燃料噴射状態を検出するセンサや、車速センサ等
がある。また、第1の警告信号を示す緊急の度合いは、
複数段階(ここでは3段階)に段階分けされている。
1から与えられる信号に基づいてエンジン等の制御およ
び管理を行うもので、エンジン等に異常が発生すると各
種センサ111を通じて異常を検出し、異常の内容や異
常の緊急度を示す第1の警告信号を制御部103に出力
するようになっている。ここで、各種センサ111とし
ては、燃料噴射状態を検出するセンサや、車速センサ等
がある。また、第1の警告信号を示す緊急の度合いは、
複数段階(ここでは3段階)に段階分けされている。
【0051】警告制御部107は、前方車両との車間距
離を計測する車間センサ113を通じて前記車間距離を
計測し、車間距離が予め設定された危険距離以下となる
と、第2の警告信号を制御部103に出力するようにな
っている。なお、ここで、危険距離は、危険度に応じて
複数段間(ここでは3段階)に段階分けされており、第
2の警告信号は、車間距離が危険距離以下になったこと
とともに車間距離がいずれの段階にあるのかを示すよう
になっている。
離を計測する車間センサ113を通じて前記車間距離を
計測し、車間距離が予め設定された危険距離以下となる
と、第2の警告信号を制御部103に出力するようにな
っている。なお、ここで、危険距離は、危険度に応じて
複数段間(ここでは3段階)に段階分けされており、第
2の警告信号は、車間距離が危険距離以下になったこと
とともに車間距離がいずれの段階にあるのかを示すよう
になっている。
【0052】制御部103は、第1または第2の警告信
号が入力されると、図8(a)ないし(c)に示すよう
に、第1または第2の警告信号が示す異常の内容または
車間距離が危険距離以下になっていることを示す表示内
容115を、緊急度または危険度に応じた表示サイズで
表示器102に表示させるようになっている。ここで
は、表示内容115は、緊急度または危険度が大きくな
るほど大きなサイズで表示されるようになっており、緊
急度または危険度が一目で認識できるようになってい
る。また、図8に示される表示内容115は、車間距離
が危険距離以下になったことを警告するためのものであ
る。
号が入力されると、図8(a)ないし(c)に示すよう
に、第1または第2の警告信号が示す異常の内容または
車間距離が危険距離以下になっていることを示す表示内
容115を、緊急度または危険度に応じた表示サイズで
表示器102に表示させるようになっている。ここで
は、表示内容115は、緊急度または危険度が大きくな
るほど大きなサイズで表示されるようになっており、緊
急度または危険度が一目で認識できるようになってい
る。また、図8に示される表示内容115は、車間距離
が危険距離以下になったことを警告するためのものであ
る。
【0053】図9(a)および(b)は、車間距離が危
険距離以下になったことを警告するための他の表示形態
を示すものであり、この表示形態の場合には、警告制御
部107が車間センサ113を通じて車間距離が所定の
危険距離以下になったことを検出し、所定の第2の警告
信号を出力すると、これに応答し制御部103が、図9
(a)および(b)に示す警告のための表示内容117
および119を表示器102に交互に表示させるように
なっている。
険距離以下になったことを警告するための他の表示形態
を示すものであり、この表示形態の場合には、警告制御
部107が車間センサ113を通じて車間距離が所定の
危険距離以下になったことを検出し、所定の第2の警告
信号を出力すると、これに応答し制御部103が、図9
(a)および(b)に示す警告のための表示内容117
および119を表示器102に交互に表示させるように
なっている。
【0054】ここで、図9(a)に示す表示内容117
は、後方から見たときの車両の表示絵柄からなってお
り、図(b)に示す表示内容119は、同じく後方から
見たときの車両の外観を示し、表示内容117の車両の
表示絵柄とよりも大きなサイズの同様な表示絵柄119
aと、その表示絵柄119aの外側の所定領域に設けら
れ、赤色に点滅する点滅絵柄119bとからなってい
る。そして、このような2つの表示内容117,119
が交互に表示されることにより、表示に擬似的に遠近感
が与えられ、表示が目立ちやすくなり、視認性の向上が
図れる。
は、後方から見たときの車両の表示絵柄からなってお
り、図(b)に示す表示内容119は、同じく後方から
見たときの車両の外観を示し、表示内容117の車両の
表示絵柄とよりも大きなサイズの同様な表示絵柄119
aと、その表示絵柄119aの外側の所定領域に設けら
れ、赤色に点滅する点滅絵柄119bとからなってい
る。そして、このような2つの表示内容117,119
が交互に表示されることにより、表示に擬似的に遠近感
が与えられ、表示が目立ちやすくなり、視認性の向上が
図れる。
【0055】また、表示内容117,119を表示して
警告を行う際に、制御部103にスピーカを付設し、音
声による警告も合わせて行うのが好ましい。出力される
警告のための音声としては、例えば「ポーン、追突注
意」などが考えられる。
警告を行う際に、制御部103にスピーカを付設し、音
声による警告も合わせて行うのが好ましい。出力される
警告のための音声としては、例えば「ポーン、追突注
意」などが考えられる。
【0056】このような本実施例に係る表示装置は、車
両のインストゥルメントパネル部において、従来のバル
ブ式警告ランプに代えて設置可能である。
両のインストゥルメントパネル部において、従来のバル
ブ式警告ランプに代えて設置可能である。
【0057】図10は第2実施例に係る表示装置の表示
部121の電気的構成を示すブロック図であり、図11
はその表示部121の構成を示す側面図である。この表
示装置は、第1ないし第4実施形態に係る表示装置の具
体的な実施例である。そして、表示部121は、第1実
施形態の表示装置に係る前述の対象物回転機構と、第2
ないし第4実施形態の表示装置に係る前述の表示器4
3、61または81(ここでは液晶表示器43)とを組
み合わせて構成されている。
部121の電気的構成を示すブロック図であり、図11
はその表示部121の構成を示す側面図である。この表
示装置は、第1ないし第4実施形態に係る表示装置の具
体的な実施例である。そして、表示部121は、第1実
施形態の表示装置に係る前述の対象物回転機構と、第2
ないし第4実施形態の表示装置に係る前述の表示器4
3、61または81(ここでは液晶表示器43)とを組
み合わせて構成されている。
【0058】表示部121は、実物の表示対象物である
所定サイズの車両模型123が設置される回転テーブル
27を回転駆動するモータ29と、車両模型123を照
明するための照明装置125と、表示器43と、ハーフ
ミラー127と、ナビゲーションシステム129から与
えられる信号に基づいて照明装置125、モータ29お
よび表示器43を制御する制御部131とを備えて構成
されている。そして、制御部131には、表示器43に
表示させるべき画像の画像データが記憶されたメモリ1
33が付設されている。
所定サイズの車両模型123が設置される回転テーブル
27を回転駆動するモータ29と、車両模型123を照
明するための照明装置125と、表示器43と、ハーフ
ミラー127と、ナビゲーションシステム129から与
えられる信号に基づいて照明装置125、モータ29お
よび表示器43を制御する制御部131とを備えて構成
されている。そして、制御部131には、表示器43に
表示させるべき画像の画像データが記憶されたメモリ1
33が付設されている。
【0059】ハーフミラー127は、表示部121の図
示しない表示面に対して所定の傾斜姿勢で配置されてお
り、表示器43はハーフミラー127の前面側に配置さ
れ、車両模型123はハーフミラー127の裏面側に配
置され、ハーフミラー127を透過した車両模型123
からの光と、ハーフミラー127によって反射された表
示器43からの光とが互いに重なり合うようにして表示
面に向かうようになっている。これによって、車両模型
123の像129と、表示器43の表示像131とが重
ね合わされるようにして表示される(図12(b)参
照)。
示しない表示面に対して所定の傾斜姿勢で配置されてお
り、表示器43はハーフミラー127の前面側に配置さ
れ、車両模型123はハーフミラー127の裏面側に配
置され、ハーフミラー127を透過した車両模型123
からの光と、ハーフミラー127によって反射された表
示器43からの光とが互いに重なり合うようにして表示
面に向かうようになっている。これによって、車両模型
123の像129と、表示器43の表示像131とが重
ね合わされるようにして表示される(図12(b)参
照)。
【0060】ナビゲーションシステム129から制御部
131には、方向転換地点が近づくと、その方向転換地
点までの距離と、方向転換の方向とを示す信号が与えら
れる。制御部131は、ナビゲーションシステム129
から前記信号が入力されてないとき、すなわち直進状態
を保持するべきときには、図12(a)に示すように、
モータ29を駆動制御し、横向き状態の車両模型123
の像129が形成されるように車両模型123の回転角
度位置を制御する。このとき、表示器43の表示は休止
されており、照明装置125は点灯されている。
131には、方向転換地点が近づくと、その方向転換地
点までの距離と、方向転換の方向とを示す信号が与えら
れる。制御部131は、ナビゲーションシステム129
から前記信号が入力されてないとき、すなわち直進状態
を保持するべきときには、図12(a)に示すように、
モータ29を駆動制御し、横向き状態の車両模型123
の像129が形成されるように車両模型123の回転角
度位置を制御する。このとき、表示器43の表示は休止
されており、照明装置125は点灯されている。
【0061】そして、制御部131は、ナビゲーション
システム129から前記信号が入力されると、図12
(b)に示すように、モータ29を駆動制御し、前向き
状態の車両模型123の像129が形成されるように車
両模型123の回転角度位置を制御するとともに、方向
転換を行うべきことを知らせるための表示像131を表
示器43に表示させるようになっている。このとき、照
明装置125は点灯されている。
システム129から前記信号が入力されると、図12
(b)に示すように、モータ29を駆動制御し、前向き
状態の車両模型123の像129が形成されるように車
両模型123の回転角度位置を制御するとともに、方向
転換を行うべきことを知らせるための表示像131を表
示器43に表示させるようになっている。このとき、照
明装置125は点灯されている。
【0062】表示器43によって表示される表示像13
1は、方向転換地点までの距離を示す距離表示131a
と、車両模型123の像129の上側に表示され、方向
転換地点での方向転換の方向を矢印で示す矢印表示13
1bと、前向きで表示された車両模型123の像129
の左右のリアウインカー部分のうち、方向転換方向のウ
インカー部分に重ね合わされて点滅状態で表示されるリ
アウインカー表示131cとからなっている。このよう
に車両模型123の像129と表示器43の表示像13
1とを合成して経路案内表示を行うことにより、見やす
い経路案内表示を行うことができる。
1は、方向転換地点までの距離を示す距離表示131a
と、車両模型123の像129の上側に表示され、方向
転換地点での方向転換の方向を矢印で示す矢印表示13
1bと、前向きで表示された車両模型123の像129
の左右のリアウインカー部分のうち、方向転換方向のウ
インカー部分に重ね合わされて点滅状態で表示されるリ
アウインカー表示131cとからなっている。このよう
に車両模型123の像129と表示器43の表示像13
1とを合成して経路案内表示を行うことにより、見やす
い経路案内表示を行うことができる。
【0063】方向転換が完了すると、図12(b)に示
す表示状態は、図12(a)に示す通常の表示状態に戻
される。
す表示状態は、図12(a)に示す通常の表示状態に戻
される。
【0064】図13は、第2実施形態に係る表示部12
1の変形例の構成を示す側面図である。この変形例に係
る表示部121では、ハーフミラー127は用いられて
おらず、表示器43が、回転テーブル27上に設置され
た車両模型123の後方に配設されている。
1の変形例の構成を示す側面図である。この変形例に係
る表示部121では、ハーフミラー127は用いられて
おらず、表示器43が、回転テーブル27上に設置され
た車両模型123の後方に配設されている。
【0065】第3実施例に係る表示装置は、第2ないし
第4実施形態に係る表示装置の具体的な実施例であり、
図7に示す第1実施例に係る表示装置と基本的に同様な
構成を有する。この表示装置は、RV系車に搭載される
場合には、車両の傾きを表示する傾斜計表示や、高度を
表示する高度計表示を行うようになっており、スポーツ
系車に搭載される場合には、時間計測のためのストップ
ウォッチ表示や、ターボメータ表示を行うようになって
いる。なお、本実施例では、車間距離に関する警告を行
うための車間センサ113および警告制御部107は不
要である。
第4実施形態に係る表示装置の具体的な実施例であり、
図7に示す第1実施例に係る表示装置と基本的に同様な
構成を有する。この表示装置は、RV系車に搭載される
場合には、車両の傾きを表示する傾斜計表示や、高度を
表示する高度計表示を行うようになっており、スポーツ
系車に搭載される場合には、時間計測のためのストップ
ウォッチ表示や、ターボメータ表示を行うようになって
いる。なお、本実施例では、車間距離に関する警告を行
うための車間センサ113および警告制御部107は不
要である。
【0066】図14は、第4実施例に係る表示装置の表
示部141の電気的構成を示すブロック図であり、図7
の構成と対応する部分については同一の参照符号を付
す。本実施例に係る表示装置は、第2ないし第4実施形
態に係る表示装置の具体的な実施例である。そして、本
実施例では、オーディオシステム143からの所定の操
作信号が制御部103に入力されるようになっており、
制御部103の制御により、表示器103が、音量レベ
ルや、ラジオの受信周波数を、音量レベルや受信周波数
の値に応じて色彩や形を変化させてカラー表示するよう
になっている。
示部141の電気的構成を示すブロック図であり、図7
の構成と対応する部分については同一の参照符号を付
す。本実施例に係る表示装置は、第2ないし第4実施形
態に係る表示装置の具体的な実施例である。そして、本
実施例では、オーディオシステム143からの所定の操
作信号が制御部103に入力されるようになっており、
制御部103の制御により、表示器103が、音量レベ
ルや、ラジオの受信周波数を、音量レベルや受信周波数
の値に応じて色彩や形を変化させてカラー表示するよう
になっている。
【0067】第5実施例に係る表示装置は、第2ないし
第4実施形態に係る表示装置の具体的な実施例であり、
図7に示す第1実施例に係る表示装置と基本的に同様な
構成を有する。本実施例では、エンジン制御部105が
各種センサ111に含まれる燃料噴射状態を検出するセ
ンサ、および車速センサの検出結果に基づき、各時間に
おける瞬間燃費を逐次算出して制御部103に出力する
ようになっている。そして、制御部103は、エンジン
制御部105から入力される各時間の瞬間燃費を表示器
102にカラーグラフィック表示させるようになってい
る。なお、本実施例では、車間距離に関する警告を行う
ための車間センサ113および警告制御部107は不要
である。
第4実施形態に係る表示装置の具体的な実施例であり、
図7に示す第1実施例に係る表示装置と基本的に同様な
構成を有する。本実施例では、エンジン制御部105が
各種センサ111に含まれる燃料噴射状態を検出するセ
ンサ、および車速センサの検出結果に基づき、各時間に
おける瞬間燃費を逐次算出して制御部103に出力する
ようになっている。そして、制御部103は、エンジン
制御部105から入力される各時間の瞬間燃費を表示器
102にカラーグラフィック表示させるようになってい
る。なお、本実施例では、車間距離に関する警告を行う
ための車間センサ113および警告制御部107は不要
である。
【0068】第6実施例に係る表示装置は、第2ないし
第4実施形態に係る表示装置の具体的な実施例であり、
図7に示す第1実施例に係る表示装置と基本的に同様な
構成を有する。本実施例では、例えば図15(a)およ
び(b)に示されるような所望の表示画像151,15
3を、図示しない入力装置を通じて入力可能となってお
り、入力された表示画像151,153は制御部103
によって画像データとしてメモリ109に記録されるよ
うになっている。そして、所望するときに、その入力し
てある好みの表示画像151,153をマスコットとし
て表示器102に表示させることができるようになって
いる。
第4実施形態に係る表示装置の具体的な実施例であり、
図7に示す第1実施例に係る表示装置と基本的に同様な
構成を有する。本実施例では、例えば図15(a)およ
び(b)に示されるような所望の表示画像151,15
3を、図示しない入力装置を通じて入力可能となってお
り、入力された表示画像151,153は制御部103
によって画像データとしてメモリ109に記録されるよ
うになっている。そして、所望するときに、その入力し
てある好みの表示画像151,153をマスコットとし
て表示器102に表示させることができるようになって
いる。
【0069】なお、ここでは、各実施例に係る表示装置
をそれぞれ個別の機能を有する表示装置として説明した
が、図16に示すように、各実施例に係る表示装置の機
能を組み合わせて一つの表示装置を構成してもよい。
をそれぞれ個別の機能を有する表示装置として説明した
が、図16に示すように、各実施例に係る表示装置の機
能を組み合わせて一つの表示装置を構成してもよい。
【0070】すなわち、図16に示す表示装置は、第2
実施例に係る表示装置に、第1、および第3ないし第6
実施例に係る表示装置の機能を盛り込んだものであり、
制御部131およびメモリ133は、他の実施例に係る
制御部103およびメモリ109の機能も有している。
そして、制御部131は、エンジン制御部105、警告
制御部107、ナビゲーション制御部129およびオー
ディオ制御部143から与えられる信号に基づき、前述
の優先順位に従って表示切替えおよび表示内容の制御を
行うようになっている。ここで、カーナビゲーションシ
ステム143からの信号に基づく経路案内表示が行われ
ないときには、照明装置125が消灯され、車両模型1
23の像129が他の表示の邪魔にならないように実質
的に消されるようになっている。
実施例に係る表示装置に、第1、および第3ないし第6
実施例に係る表示装置の機能を盛り込んだものであり、
制御部131およびメモリ133は、他の実施例に係る
制御部103およびメモリ109の機能も有している。
そして、制御部131は、エンジン制御部105、警告
制御部107、ナビゲーション制御部129およびオー
ディオ制御部143から与えられる信号に基づき、前述
の優先順位に従って表示切替えおよび表示内容の制御を
行うようになっている。ここで、カーナビゲーションシ
ステム143からの信号に基づく経路案内表示が行われ
ないときには、照明装置125が消灯され、車両模型1
23の像129が他の表示の邪魔にならないように実質
的に消されるようになっている。
【0071】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、所定の
視認方向から像が視認されたとき、像として視認される
対象物の部分が順次変化するように、駆動手段により対
象物が所定の軸回りに回転駆動されるので、表示される
像の表示内容を変化させることができるとともに、視認
者が視点移動を行わなくても対象物の周囲の像を視認で
きる。
視認方向から像が視認されたとき、像として視認される
対象物の部分が順次変化するように、駆動手段により対
象物が所定の軸回りに回転駆動されるので、表示される
像の表示内容を変化させることができるとともに、視認
者が視点移動を行わなくても対象物の周囲の像を視認で
きる。
【0072】請求項2ないし6に記載の発明によれば、
表示手段の表示内容を変化させることによって表示され
る像の表示内容を変化させることができ、バリエーショ
ンに富んだ表示を行うことができる。
表示手段の表示内容を変化させることによって表示され
る像の表示内容を変化させることができ、バリエーショ
ンに富んだ表示を行うことができる。
【0073】請求項3に記載の発明によれば、表示器の
制御を行う制御部には、複数種類の表示内容にそれぞれ
対応する複数種類の信号に予め優先順位が設定可能とな
っているので、予め優先順位を設定しておくことによ
り、一つの信号に基づいて所定の種類の表示内容の表示
が行われている状態で、より優先順位の高い信号が制御
部に入力された場合には、これに伴って表示内容をその
優先順位の高い信号に対応する種類の表示内容に自動的
に切替えることができるなど、優先順位に応じた自動的
な表示内容の切替えが可能となるという利点がある。
制御を行う制御部には、複数種類の表示内容にそれぞれ
対応する複数種類の信号に予め優先順位が設定可能とな
っているので、予め優先順位を設定しておくことによ
り、一つの信号に基づいて所定の種類の表示内容の表示
が行われている状態で、より優先順位の高い信号が制御
部に入力された場合には、これに伴って表示内容をその
優先順位の高い信号に対応する種類の表示内容に自動的
に切替えることができるなど、優先順位に応じた自動的
な表示内容の切替えが可能となるという利点がある。
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示装置の断面図
である。
である。
【図2】図1の表示装置の平面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る表示装置の断面図
である。
である。
【図4】図3の表示装置に備えられる表示部の構成を概
略的に示す図である。
略的に示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る表示装置に備えら
れる表示部の構成を概略的に示す図である。
れる表示部の構成を概略的に示す図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る表示装置に備えら
れる表示部の構成を概略的に示す図である。
れる表示部の構成を概略的に示す図である。
【図7】第1実施例に係る表示装置の表示部の電気的構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図8】図8(a)ないし(c)は図7の表示装置の表
示例を示す図である。
示例を示す図である。
【図9】図9(a)および(b)は図7の表示装置の表
示例を示す図である。
示例を示す図である。
【図10】第2実施例に係る表示装置の表示部の電気的
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図11】図10の表示部の構成を示す側面図である。
【図12】図12(a)および(b)は図10の表示装
置の表示例を示す図である。
置の表示例を示す図である。
【図13】図10の表示部の変形例を示す図である。
【図14】第4実施例に係る表示装置の表示部の電気的
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図15】図15(a)および(b)は第6実施例に係
る表示装置の表示例を示す図である。
る表示装置の表示例を示す図である。
【図16】第1ないし第6実施例に係る表示装置の変形
例の電気的構成を示す図である。
例の電気的構成を示す図である。
【図17】従来の表示装置の断面図である。
【図18】図17の表示装置の平面図である。
21 第1の放物面鏡 23 第2の放物面鏡 25 対象物 27 回転テーブル 29 モータ 37 像 41 表示部 47 液晶表示素子 49 光源 51 像 65 光源 69,70 モータ 71,73 巻芯 75 フィルム 85 光源 89 モータ 91 表示板 93 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 弘 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 井本 政善 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 2H059 BA01 BA18 5C095 BA35 BB12 CC06 DA02 EE25 EE27
Claims (6)
- 【請求項1】 第1および第2の一対の放物面鏡が、互
いの光軸が一致するように両鏡面を対向させた状態で配
置されており、前記第1の放物面鏡の焦点位置に配置さ
れた対象物からの光を前記両放物面鏡間で反射させて前
記第2の放物面鏡の焦点位置近傍の結像位置に集光させ
ることにより、前記対象物の像を前記結像位置に結像さ
せて表示する表示装置であって、 所定の視認方向から前記像が視認されたとき、前記像と
して視認される前記対象物の部分が順次変化するよう
に、前記対象物を所定の軸回りに回転駆動する回転駆動
手段を備えることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 第1および第2の一対の放物面鏡が、互
いの光軸が一致するように両鏡面を対向させた状態で配
置されており、前記第1の放物面鏡の焦点位置に配置さ
れた対象物からの光を前記両放物面鏡間で反射させて前
記第2の放物面鏡の焦点位置近傍の結像位置に集光させ
ることにより、前記対象物の像を前記結像位置に結像さ
せて表示する表示装置であって、 表示内容を変化させることが可能な表示手段を前記対象
物として備えることを特徴とする表示装置。 - 【請求項3】 前記表示手段は、 複数種類の前記表示内容を表示可能な表示器と、 前記表示器に表示させるべき前記複数種類の表示内容に
それぞれ対応した複数種類の信号が入力可能となってい
るとともに、前記複数種類の信号の優先順位が予め設定
可能となっており、前記複数種類の信号のうちのいずれ
か一つの信号が入力されている状態では、その入力され
ている前記信号に対応する種類の前記表示内容を前記表
示器に表示させる一方、同時に複数種類の信号が入力さ
れた場合には、前記優先順位に基づき、入力される前記
複数種類の信号のうちの優先順位が最も高い信号に対応
する種類の表示内容を前記表示器に表示させる制御部
と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の表示装
置。 - 【請求項4】 前記表示器は表示内容を変化させること
が可能なものであり、前記制御部は前記複数種類の信号
に基づいて前記表示器の表示内容を制御することを特徴
とする請求項3に記載の表示装置。 - 【請求項5】 前記表示器は、 光源と、 前記光源からの光を部分的に透過させることにより前記
表示内容をそれぞれ構成する複数の表示領域が長手方向
に沿って形成された帯状のフィルムと、 前記制御部の制御により、前記フィルムを長手方向に移
動させ、前記光源の前方に位置する前記フィルムの前記
表示領域を選択するフィルム駆動機構と、を備えること
を特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 【請求項6】 前記表示器は、 光源と、 前記光源からの光を部分的に透過させることにより前記
表示内容をそれぞれ構成する複数の表示板と、 前記制御部に制御により、前記複数の表示板を移動さ
せ、前記光源の前方側に位置させる一つの表示板を前記
複数の表示板のうちから選択する表示板駆動機構と、を
備えることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247086A JP2000075816A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247086A JP2000075816A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000075816A true JP2000075816A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17158227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10247086A Pending JP2000075816A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000075816A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7233441B2 (en) | 2001-10-11 | 2007-06-19 | Seiko Epson Corporation | Stereoscopic display |
US7675541B2 (en) | 2001-12-28 | 2010-03-09 | Sony Corporation | Display apparatus and control method |
WO2019225516A1 (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 株式会社村上開明堂 | 虚像表示装置 |
-
1998
- 1998-09-01 JP JP10247086A patent/JP2000075816A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7233441B2 (en) | 2001-10-11 | 2007-06-19 | Seiko Epson Corporation | Stereoscopic display |
US7675541B2 (en) | 2001-12-28 | 2010-03-09 | Sony Corporation | Display apparatus and control method |
WO2019225516A1 (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 株式会社村上開明堂 | 虚像表示装置 |
CN112118985A (zh) * | 2018-05-22 | 2020-12-22 | 株式会社村上开明堂 | 虚像显示装置 |
JPWO2019225516A1 (ja) * | 2018-05-22 | 2021-07-01 | 株式会社村上開明堂 | 虚像表示装置 |
US11537240B2 (en) | 2018-05-22 | 2022-12-27 | Murakami Corporation | Virtual image display device |
JP7254072B2 (ja) | 2018-05-22 | 2023-04-07 | 株式会社村上開明堂 | 虚像表示装置 |
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