JP2000075211A - 顕微鏡用対物レンズおよび顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡用対物レンズおよび顕微鏡

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JP2000075211A
JP2000075211A JP10248437A JP24843798A JP2000075211A JP 2000075211 A JP2000075211 A JP 2000075211A JP 10248437 A JP10248437 A JP 10248437A JP 24843798 A JP24843798 A JP 24843798A JP 2000075211 A JP2000075211 A JP 2000075211A
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objective lens
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Hitoshi Kaizu
均 海津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顕微鏡用対物レンズにピント差や像ずれを補正
する調整機構を備える。 【解決手段】顕微鏡用対物レンズは、レンズ10および
レンズ保持枠20を収容した筐体40を、顕微鏡本体1
Aに対して光軸100方向に移動可能としてピント差を
調整し、光軸100と直交する方向に移動可能として像
ずれを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡及び対物レ
ンズに関し、特に、半導体検査用の高倍率、高開口数の
紫外線を利用する顕微鏡およびその対物レンズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】接眼レンズと、倍率が異なる複数の対物
レンズとを組み合わせて、高倍率で試料を観察する各種
光学顕微鏡が知られている。これらの顕微鏡では、倍率
が異なる対物レンズを選択して試料の観察倍率を変えて
いる。倍率が異なる複数の対物レンズは、レボルバと呼
ばれる回転機構を備えたものに回転中心に対して同一径
上に固定され、レボルバを回転させることによりレボル
バ上に設けられた対物レンズのうち1つを選択すること
が可能である。
【0003】倍率が異なる対物レンズに変えると対物レ
ンズの焦点距離が変わり、そのままでは試料にピントが
合わなくなる。対物レンズを変えても試料にピントが合
ったきれいな像を観測できるようにするためには、倍率
を変えても対物レンズの焦点距離が変わらず一定となる
対物レンズが望まれる。
【0004】ところが、異なる対物レンズ相互間の焦点
距離は、対物レンズの製造上の誤差や、レボルバの対物
レンズ取り付け面の光軸方向における位置ずれなどによ
り同一の長さにすることが困難であり微調整が必要であ
る。例えば、倍率が100倍、開口数0.95であるよ
うな高倍率、高開口数の対物レンズの場合では、焦点深
度が約0.3μmである。ピント差が焦点深度より大き
くなると観察される像がぼけ、通常、焦点深度の5倍以
上のピント差があるとぼけた像も得られなくなる。従
来、このような対物レンズ相互間に生じたピント差は、
対物レンズ取り付けねじとレボルバとの間に適当な厚さ
の調整用箔を挟み込むことにより補正をしていた。
【0005】また、倍率が異なる高倍率の対物レンズに
変えると対物レンズの光軸ずれなどにより、そのままで
は試料が視野の中心から周囲へ移動してしまう。この像
ずれを抑えるためには光軸ずれが生じない対物レンズが
望まれる。しかしながら、ピント差と同様に対物レンズ
の製造上の誤差や、レボルバの取り付け面の光軸に対す
る直角度、レボルバの取り付けねじの中心軸と光軸との
ずれなどにより像ずれが生じるため微調整が必要であ
る。通常、対物レンズの倍率を切り替えたときに生ずる
像ずれは、20〜30μmである。例えば、倍率を10
0倍、固体撮像素子のサイズを2/3インチ、中間リレ
ー倍率を2倍とすれば、実視野は33×44μmであ
り、倍率を切り替えると視野の中心にあった像が視野か
ら外れてしまう値である。上述の例で視野外へ外れない
ようにするには、像ずれを5μm以下に補正する必要が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ピン
ト差や像ずれは対物レンズの製造誤差、レボルバの対物
レンズ取り付け面の光軸方向のずれ、レボルバの取り付
け面の光軸に対する直角度、レボルバの取り付けねじの
中心軸と光軸のずれなどによるものであるが、これらの
加工、組立精度を向上して解決するには要求精度が厳し
く、コストに見合った加工が困難である。また、従来行
われていたピント差の補正は、対物レンズ取り付けねじ
とレボルバの間に挟む調整用箔の厚さの決定を数回の試
行錯誤のもとに行うので、手間と時間を要する上に調整
範囲が最大約5μmと制限があった。
【0007】本発明の目的は、ピント差あるいは像ずれ
を補正する調整機構を備えた対物レンズおよびその対物
レンズを備えた顕微鏡を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図3を参照して本発明を説明する。 (1)請求項1の発明による対物レンズは、顕微鏡本体
1Aへの取付部45を備える固定筒体40と、この固定
筒体40に対して光軸100方向に移動可能な移動筒体
30と、この移動筒体30に収容されたレンズ10と、
固定筒体40に対して移動筒体30を移動する移動機構
50とを備えることにより上述した目的を達成する。 (2)請求項2の発明による対物レンズは、顕微鏡本体
1Aへの取付部175を備える固定筒体170と、この
固定筒体170に対して光軸100と直交する方向に移
動可能な移動筒体30、140と、この移動筒体30、
140に収容されたレンズ10と、固定筒体170に対
して移動筒体30、140を光軸100と直交する方向
に移動する移動機構200とを備えることにより上述し
た目的を達成する。 (3)請求項3の発明による対物レンズは、顕微鏡本体
1Aへの取付部175を備える固定筒体170と、この
固定筒体170に対して光軸100方向および光軸10
0と直交する方向に移動可能な移動筒体30、140
と、この移動筒体30に収容されたレンズ10と、固定
筒体170に対して移動筒体30を光軸100方向に移
動する第1の移動機構50と、固定筒体170に対して
移動筒体30、140を光軸100と直交する方向に移
動する第2の移動機構200とを備えることにより上述
した目的を達成する。 (4)請求項4の発明は、接眼レンズ2と、回転可能な
レボルバ3に取り付けられた複数の対物レンズ4とを備
えた顕微鏡に適用される。そして、対物レンズ4は、レ
ボルバ3への取付部45を備える固定筒体40と、この
固定筒体40に対して光軸100方向に移動可能な移動
筒体30と、この移動筒体30に収容されたレンズ10
と、固定筒体40に対して移動筒体30を移動する移動
機構50とを備えることにより上述の目的を達成する。 (5)請求項5の発明は、接眼レンズ2と、回転可能な
レボルバ3に取り付けられた複数の対物レンズ4とを備
えた顕微鏡に適用される。そして、対物レンズ4は、レ
ボルバ3への取付部175を備える固定筒体170と、
この固定筒体170に対して光軸100と直交する方向
に移動可能な移動筒体30、140と、この移動筒体3
0、140に収容されたレンズ10と、固定筒体170
に対して移動筒体30、140を光軸100と直交する
方向に移動する移動機構200とを備えることにより上
述の目的を達成する。 (6)請求項6の発明は、接眼レンズ2と、回転可能な
レボルバ3に取り付けられた複数の対物レンズ4とを備
えた顕微鏡に適用される。そして対物レンズ4は、レボ
ルバ3への取付部175を備える固定筒体170と、こ
の固定筒体170に対して光軸100方向および光軸1
00と直交する方向に移動可能な移動筒体30、140
と、この移動筒体30に収容されたレンズ10と、固定
筒体170に対して移動筒体30を光軸100方向に移
動する第1の移動機構50と、固定筒体170に対して
移動筒体30、140を光軸100と直交する方向に移
動する第2の移動機構200とを備えることにより上述
の目的を達成する。
【0009】なお、上記課題を解決するための手段で
は、分かりやすく説明するため実施の形態の図と対応づ
けたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるも
のではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明による対物レンズを
搭載した顕微鏡1の全体を示す図である。顕微鏡1は、
顕微鏡本体1Aに取りつけられた接眼レンズ2と、顕微
鏡本体1Aに回転可能に設けられているレボルバ3に固
定された倍率が異なる対物レンズ4(4a、4b)と、
試料7を載置するステージ5と、ステージ5を顕微鏡本
体1Aに対して上下動させるハンドル6とを備えてい
る。観察者は、試料7をステージ5上の所定の観察場所
に載置し、レボルバ3を回転して観察に適した対物レン
ズ4aあるいは4bを選択し、接眼レンズ2から覗いて
ハンドル6によりピントを調節し、試料7を観察する。
【0011】ピント差を補正する機能を有する第一の実
施の形態による対物レンズの説明を行う。図2は、第一
の実施の形態による対物レンズ4の拡大図である。対物
レンズ4は、複数のレンズ10a〜10dを有するレン
ズ群10と、各レンズ10a〜10dをそれぞれ保持す
る複数のレンズ保持枠20a〜20dと、各レンズ保持
枠20a〜20dを積層して収容する中間筒30と、中
間筒30を収容し、第一のねじ40aが形成された筐体
40と、筐体40の先端細径部に摺動可能に嵌合され、
外周に第二のねじ60aが形成された制限環60と、筐
体40に形成された第一のねじ50aと制限環60に形
成された第二のねじ60aのそれぞれに螺合する差動ね
じナット50とを備える。例えば、差動ねじナット50
の第一のねじ50aのねじピッチは0.5mm、第二の
ねじ60aのねじピッチは0.45mmとされる。
【0012】中間筒30は筐体40の内側に摺動可能に
挿入され、中間筒30と筐体40との間には圧縮ばね8
0が設けられ、圧縮ばね80により中間筒30の胴突き
面31が制限環60のフランジ部に押しつけられてい
る。
【0013】制限環60には径方向にピン65が挿入さ
れ、ピン65の先端は、筐体40の一側面に光軸100
方向に開けられた溝41に臨んでいる。したがって、ピ
ン65、すなわち、制限環60は筐体40の溝41の範
囲でのみ直動可能であり、制限環60はピン65により
回転することが阻止され、直動するのみである。筐体4
0の上端外周部には、対物レンズ4をレボルバ3に固定
するための取り付けねじ45が形成されている。
【0014】図2に示すような対物レンズ4のピント差
の調整について説明する。ピント差の調整に先立ち、試
料7が載置されたステージ5を上下動させるハンドル6
を回し、接眼レンズ2から覗いて視野内に試料7の像が
はっきり観察できるようにピントを合わせておく。これ
から説明するピント差の調整とは、ハンドル6を回して
行う顕微鏡1全体としての調整ではなく、対物レンズ4
の製造誤差、あるいはレボルバ3の対物レンズ取り付け
面の光軸100方向のずれ等に起因したピント差を補正
するための微調整を意味している。
【0015】次に、対物レンズ4の差動ねじナット50
を回す。上述したように、筐体40に螺合する差動ねじ
ナット50の第一のねじ50aのねじピッチP1は0.
5mm、制限環60に螺合する差動ねじナット50の第
二のねじ50bのねじピッチP2を0.45mmとすれ
ば、差動ねじナット50を1回転したとき、制限環60
は、2つのねじピッチの差P1−P2=0.05mmだ
け光軸100に沿って移動する。このとき、制限環60
はピン65により筐体40に対して回転せず、筐体40
上を光軸100方向に摺動する。図2は制限環60が最
も上方に位置している状態である。制限環60を下方に
繰り出すように差動ねじナット50を回転すると、制限
環60には、圧縮ばね80によりレンズ群10を保持す
る中間筒30が押し当てられているので、制限環60が
筐体40に対して下方に移動してレンズ群10を保持す
る中間筒30も同時に下方に摺動し、ピント差の微調整
が行われる。制限環60を繰り込むように差動ねじナッ
ト50を回転すると、制限環60は圧縮ばね80のばね
力に抗し、胴突き面31を介して中間筒30を上方に移
動することができる。
【0016】このようにして、差動ねじナット50の操
作量に応じて筐体40に対して制限環60が光軸100
方向に沿って移動すると、制限環60に押しつけられて
いる対物レンズ群10を保持する中間筒30が移動す
る。以上の調整をレボルバ3に取りつけられた各々の対
物レンズ4について行う。
【0017】図3は、像ずれを補正する機能を有する本
発明の第二の実施の形態による対物レンズ4Aの拡大図
である。図2と同様の箇所には同一の符号を付して相違
点を主に説明する。対物レンズ4Aは、レンズ10a、
10b、10c、10dをそれぞれ保持するレンズ保持
枠20a、20b、20c、20dが図2の実施の形態
と同様に中間筒30に収容されている。また、筐体14
0に嵌合する制限環60を差動ねじナット50により繰
り出し、繰り込む構造も図2のものと同様である。
【0018】図2のものとの相違点は、筐体140の外
側に外筒170を設け、この外筒170をレボルバ3に
取り付けて筐体140、すなわち、レンズ10a〜10
dの光軸100のずれを調整可能としたものである。筐
体140には鍔142が設けられ、外筒170がこの鍔
142上に保持される。外筒170の先端内周には押さ
え環190が螺合されている。押さえ環190と筐体1
40の鍔142との間には、ウエーブワッシャ195が
介在され、鍔142は、このウエーブワッシャ195に
よる所定のばね圧で外筒の基準面171に押圧されてい
る。外筒170には周方向に等間隔に3つないし4つの
光軸調整ネジ200が設けられている。外筒170の内
周面と筐体140の外周面との間には隙間Gが設けら
れ、光軸調整ねじ200で筐体140を光軸100と直
交する方向に移動して光軸ずれによる像ずれの修正が可
能とされている。
【0019】図3に示すような対物レンズ4のピント差
の調整は、第一の実施の形態と同様にして差動ねじ50
を回して行われる。そして、第一のねじ50aと第二の
ねじ50bのねじピッチの差に応じた(移動量/一回
転)でレンズ群10が光軸100に沿って移動する。
【0020】対物レンズ4Aの像ずれの調整について説
明する。この説明における像ずれ調整とは、対物レンズ
4Aの製造誤差、レボルバ3の取り付け面の光軸100
に対する直角度、接眼レンズ2の光軸およびレボルバ3
の取り付けねじの中心軸と対物レンズ4Aの光軸100
とのずれなどに起因した像ずれを補正するための微調整
を意味している。
【0021】レボルバ3を回して倍率が一番低い対物レ
ンズ4Aを選択し、試料7が視野の中心にくるように光
軸調整ねじ200を回して調整する。光軸調整ねじ20
0は、外筒170の周方向に等間隔に設けられており、
外筒170の中心に対してレンズ群10の光軸100が
一致するように各々の光軸調整ネジ200の締め具合を
調整する。接眼レンズ2の光軸およびレボルバ3の取り
付けねじの中心軸に基づく外筒170の中心と、レンズ
群10の光軸100とが一致したとき、接眼レンズ2か
ら覗いた視野の中心に試料7が観測される。次に、倍率
が1段階上の対物レンズ4にレボルバ3を回して切替
え、上述した方法により試料7が視野の中心に観察され
るように各光軸調整ねじ200の締め具合を変えて調整
する。同様に、順次倍率の高い対物レンズ4に切替えて
調整を行う。
【0022】この実施の形態の作用効果について説明す
る。 (1)対物レンズ4のピント差の補正のための微調整
は、対物レンズ4を顕微鏡本体1Aに設けられたレボル
バ3に固定して行うので、対物レンズ4の製造上の誤差
だけでなく、レボルバ3の対物レンズ取り付け面の光軸
100方向のずれ等に起因した顕微鏡1としての総合的
なピント差の補正を行うことが可能となる。 (2)対物レンズ4の像ずれの補正のための微調整は、
対物レンズ4を顕微鏡本体1Aに設けられたレボルバ3
に固定して行うので、対物レンズ4の製造上の誤差だけ
でなく、レボルバ3の取り付け面の光軸100に対する
直角度、レボルバ3の取り付けねじの中心軸と光軸10
0とのずれなどに起因した顕微鏡1としての総合的な像
ずれの補正を行うことが可能となる。 (3)ピント差の補正作業は、差動ねじナット50を回
転するだけで行うことができ、厚さが異なる調整用箔を
つけ替えて行う従来の調整作業よりも大幅に調整時間の
短縮が可能となった。
【0023】なお、上述の説明においては、移動筒体を
固定筒体に対して光軸方向に移動させる移動機構として
差動ねじを使用した場合を説明したが、例えば、ピエゾ
素子などの圧電素子を使用して移動機構を構成してもよ
い。
【0024】また、上述の説明においては、観察手段と
して接眼レンズを使用して説明したが、撮像素子を使用
して観察手段を構成してもよく、この場合、撮像素子で
撮像した画像をモニタ上で観察することができる。
【0025】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明すると、筐体40と外筒170が固定筒体に、中間筒
30と筐体140が移動筒体に、差動ねじナット50
と、筐体40および筐体140に形成された第一のねじ
40aと、制限環60と制限環60に形成された第2の
ねじ60aと、圧縮ばね80とが光軸100方向への移
動機構に、光軸調整ねじ200が光軸100と直交する
方向への移動機構にそれぞれ対応する。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
顕微鏡本体に取りつけるための取り付け部を備えた固定
筒体に対して、レンズを収容した移動筒体を光軸方向に
移動可能にしたり、光軸と直交する方向にも移動可能に
したので、対物レンズの製造誤差によるピント差だけで
なく、レボルバの対物レンズ取りつけ面の光軸方向や光
軸に直交した寸法誤差も含めた顕微鏡全体としてのピン
ト差微調整および像ずれ微調整が可能となり、従来行わ
れてきた調整用箔を挟み替える微調整に比べて調整作業
が簡単で、調整に要する時間を短縮する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による対物レンズを搭載した顕微鏡の全
体を示す図
【図2】第一の実施の形態による対物レンズの拡大図
【図3】第二の実施の形態による対物レンズの拡大図
【符号の説明】
1…顕微鏡、1A…顕微鏡本体、2…接眼レンズ、3…
レボルバ、4…対物レンズ、4a…対物レンズ、4b…
対物レンズ、5…ステージ、6…ハンドル、7…試料、
10…レンズ、10a…レンズ、10b…レンズ、10
c…レンズ、10d…レンズ、20…レンズ保持枠、2
0a…レンズ保持枠、20b…レンズ保持枠、20c…
レンズ保持枠、20d…レンズ保持枠、30…中間筒、
31…胴突き面、40…筐体、40a…筐体40に形成
されたねじ、41…筐体40の一側面に開けられた溝、
45…筐体40に形成された対物レンズ取りつけねじ、
50…差動ねじナット、50a…差動ねじナット50に
形成された第一のねじ、50b…差動ねじナットに形成
された第二のねじ、60…制限環、60a…制限環に形
成されたねじ、65…ピン、80…圧縮ばね、100…
光軸、140…筐体、141…鍔、170…外筒、17
1…基準面、175…対物レンズ取りつけねじ、190
…押さえ環、195…ウエーブワッシャ、200…光軸
調整ねじ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顕微鏡本体への取付部を備える固定筒体
    と、この固定筒体に対して光軸方向に移動可能な移動筒
    体と、この移動筒体に収容されたレンズと、前記固定筒
    体に対して前記移動筒体を移動する移動機構とを備える
    ことを特徴とする顕微鏡用対物レンズ。
  2. 【請求項2】顕微鏡本体への取付部を備える固定筒体
    と、この固定筒体に対して光軸と直交する方向に移動可
    能な移動筒体と、この移動筒体に収容されたレンズと、
    前記固定筒体に対して前記移動筒体を光軸と直交する方
    向に移動する移動機構とを備えることを特徴とする顕微
    鏡用対物レンズ。
  3. 【請求項3】顕微鏡本体への取付部を備える固定筒体
    と、この固定筒体に対して光軸方向および光軸と直交す
    る方向に移動可能な移動筒体と、この移動筒体に収容さ
    れたレンズと、前記固定筒体に対して前記移動筒体を光
    軸方向に移動する第1の移動機構と、前記固定筒体に対
    して前記移動筒体を光軸と直交する方向に移動する第2
    の移動機構とを備えることを特徴とする顕微鏡用対物レ
    ンズ。
  4. 【請求項4】接眼レンズと、回転可能なレボルバに取り
    付けられた複数の対物レンズとを備えた顕微鏡におい
    て、 前記対物レンズは、前記レボルバへの取付部を備える固
    定筒体と、この固定筒体に対して光軸方向に移動可能な
    移動筒体と、この移動筒体に収容されたレンズと、前記
    固定筒体に対して前記移動筒体を移動する移動機構とを
    備えることを特徴とする顕微鏡。
  5. 【請求項5】接眼レンズと、回転可能なレボルバに取り
    付けられた複数の対物レンズとを備えた顕微鏡におい
    て、 前記対物レンズは、前記レボルバへの取付部を備える固
    定筒体と、この固定筒体に対して光軸と直交する方向に
    移動可能な移動筒体と、この移動筒体に収容されたレン
    ズと、前記固定筒体に対して前記移動筒体を光軸と直交
    する方向に移動する移動機構とを備えることを特徴とす
    る顕微鏡。
  6. 【請求項6】接眼レンズと、回転可能なレボルバに取り
    付けられた複数の対物レンズとを備えた顕微鏡におい
    て、 前記対物レンズは、前記レボルバへの取付部を備える固
    定筒体と、この固定筒体に対して光軸方向および光軸と
    直交する方向に移動可能な移動筒体と、この移動筒体に
    収容されたレンズと、前記固定筒体に対して前記移動筒
    体を光軸方向に移動する第1の移動機構と、前記固定筒
    体に対して前記移動筒体を光軸と直交する方向に移動す
    る第2の移動機構とを備えることを特徴とする顕微鏡。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001296479A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Olympus Optical Co Ltd 顕微鏡用レボルバの加工方法
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