JP2000075132A - 散乱型楕円偏光板及び液晶表示装置 - Google Patents

散乱型楕円偏光板及び液晶表示装置

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JP2000075132A
JP2000075132A JP10259274A JP25927498A JP2000075132A JP 2000075132 A JP2000075132 A JP 2000075132A JP 10259274 A JP10259274 A JP 10259274A JP 25927498 A JP25927498 A JP 25927498A JP 2000075132 A JP2000075132 A JP 2000075132A
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JP
Japan
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polarizing plate
scattering
layer
liquid crystal
plate
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JP10259274A
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English (en)
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Hisafumi Mihara
尚史 三原
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Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏面への偏光板の配置の省略による明るさの
向上を実現しつつ、白さや解像度等の視認特性に優れる
反射型液晶表示装置を形成できるその上部構造の開発。 【解決手段】 偏光板(1)と、1層又は2層以上の位
相差板(3)と、ヘイズが20〜80%の散乱層(2)
を有する散乱型楕円偏光板(5)、及びそれを液晶セル
の視認側に有する反射型の液晶表示装置。 【効果】 視認側の偏光板1枚を介し良好に偏光制御で
きて、正面や斜視での明るさや表示のにじみ抑制による
解像度、白さやコントラスト等の視認特性に優れる、裏
面への偏光板の配置を省略した反射型液晶表示装置が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、視認特性に優れる反射型
の液晶表示装置を形成しうる散乱型楕円偏光板に関す
る。
【0002】
【発明の背景】反射型液晶表示装置のカラー表示化など
に伴い、図3に例示した如く液晶セル7の内部に電極を
兼ねる反射層74を設けて裏面への偏光板の配置を省略
し、表示の明るさを向上させる試みがなされている。光
の吸収ロスが大きい偏光板を光路より省略して入射光の
有効利用効率を高めることで明るさの向上を図る試みで
ある。
【0003】しかしながら、従来の液晶表示装置におけ
る視認背面側のセル基板73の外側に付設した偏光板を
単に除去した構造、すなわち視認側のセル基板71の外
側の構造を従来のままとしたのでは、明るさの向上度に
乏しく、表示の着色化や表示像のにじみなどによる表示
品位の低下が大きくて、満足できる視認特性が得られな
い問題点のあることが判明した。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、裏面への偏光板の配置
の省略による明るさの向上を実現しつつ、白さや解像度
等の視認特性に優れる反射型液晶表示装置を形成できる
その上部構造の開発を目的とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、偏光板と、1層又は2層
以上の位相差板と、ヘイズが20〜80%の散乱層を有
することを特徴とする散乱型楕円偏光板、及び液晶セル
の視認側に、1層又は2層以上の位相差板と、ヘイズが
20〜80%の散乱層を介して偏光板を有することを特
徴とする反射型の液晶表示装置を提供するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、上記ヘイズの散乱層を
用いたことにより、視認側の偏光板1枚を介し良好に偏
光制御できて、正面や斜視での明るさの向上を実現しつ
つ、表示のにじみ抑制による解像度や白さ、コントラス
ト等の視認特性に優れる、裏面への偏光板の配置を省略
した反射型液晶表示装置を得ることができる。
【0007】特に位相差板として広い波長域にわたり1
/4波長の位相差を示すものを用いた場合には、正面や
斜視での視認特性や視角特性がより優れて、視角変化に
よる表示の着色化を抑制して白さに優れる高コントラス
トの白黒表示や色純度に優れるカラー表示を達成するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明による散乱型楕円偏光板は、
偏光板と、1層又は2層以上の位相差板と、ヘイズが2
0〜80%の散乱層を有するものからなる。その例を図
1(a),(b)、図2(a),(b)に示した。1が
偏光板、2が接着層を兼ねる散乱層、3,31,32が
位相差板であり、21,22は透明な接着層、4は反射
防止層である。また5が散乱型楕円偏光板である。
【0009】偏光板としては、適宜なものを用いること
ができ、特に限定はない。一般には、ポリビニルアルコ
ール系や部分ホルマール化ポリビニルアルコール系、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化物の如き親水
性高分子のフィルムにヨウ素及び/又は二色性染料を吸
着させて延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処
理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物の如きポリエン配
向フィルムなどからなる偏光フィルムが用いられる。
【0010】偏光フィルムの厚さは通例5〜80μmで
あるが、これに限定されない。偏光板は、偏光フィルム
の片面又は両面を透明保護層等で被覆したものなどであ
ってもよい。かかる透明保護層等は、偏光フィルムの補
強や耐熱性の向上、偏光フィルムを湿度等より保護する
ことなどの種々の目的を有するものであってよい。透明
保護層は、適宜な樹脂の塗布層や樹脂フィルムのラミネ
ート層などとして形成することができる。従って従来の
液晶表示装置に使用のいずれの偏光板も用いうる。
【0011】位相差板としても、例えば単色光に対して
1/2波長又は1/4波長等の任意な位相差を与える延
伸フィルムや液晶フィルムなどの適宜なものを用いう
る。一般には、例えば高分子フィルムを一軸や二軸等の
適宜な方式で延伸処理してなる延伸フィルムが用いられ
る。
【0012】延伸フィルムを形成する高分子の種類につ
いては特に限定はないが、透明性に優れるものが好まし
い。ちなみにその例としては、ポリカーボネート系やポ
リエステル系、ポリスルホン系やポリエーテルスルホン
系、ポリスチレン系やポリオレフィン系、ポリビニルア
ルコール系や酢酸セルロース系、ポリ塩化ビニル系やポ
リメチルメタクリレート等のポリアクリル系、ポリアリ
レート系やポリアミド系などの高分子があげられる。
【0013】液晶セルによる位相差を補償する点などよ
りは、1/4波長板が好ましく用いられる。その1/4
波長板は、単色光に対して1/4波長の位相差を与える
ものであってもよいが、前記したセル位相差の高度な補
償による高コントラストの白黒表示や色純度の高いカラ
ー表示の達成などの点よりは、可視光域等の広い波長域
で1/4波長板として機能して広い波長域で補償効果を
示すものが好ましい。
【0014】すなわち一般に、延伸フィルム等からなる
単層の位相差板では、波長毎に位相差が異なって波長分
散を示し、1/4波長板として機能しうる波長範囲が狭
くて液晶セルによる位相差を必要な波長範囲にわたり充
分に補償できない場合があり、そのような場合に広い波
長域で1/4波長板として機能するものが好ましく用い
られる。
【0015】前記の広い波長域で1/4波長板として機
能するもの、すなわち広域型1/4波長板は、例えば単
色光に対して1/2波長の位相差を与える延伸フィルム
と1/4波長の位相差を与える延伸フィルムの複数枚を
それらの光軸を交差させた積層体などとして得ることが
できる。これによれば、その積層延伸フィルムを介して
複屈折率差(△n)と厚さ(d)の積(△nd)で定義
される位相差の波長分散を重畳ないし加減できて任意に
制御でき、全体としての位相差を所定の値に制御しつつ
波長分散を抑制して、全可視光域等の広い波長域にわた
り1/4波長の位相差を示す波長板を得ることができ
る。
【0016】前記の広域型1/4波長板において、延伸
フィルムの積層数は任意である。光の透過率などの点よ
り2〜5枚の積層が一般的である。また、1/2波長の
位相差を与える延伸フィルムと1/4波長の位相差を与
える延伸フィルムの配置位置も任意である。
【0017】ちなみに前記において、1/4波長の位相
差を与える延伸フィルムを1枚用いて、それを広域型1
/4波長板の出射側端に配置する場合を例として、各延
伸フィルムの光軸の交差角度と各延伸フィルムを出た偏
光の方向(θ)の関係は次式で表される。
【0018】すなわち、1/2波長の位相差を与える延
伸フィルムの使用数をnとしてそれらをλ/2(1,
2,・・・n)で表し、入射直線偏光方向を基準(0
°)にして各λ/2(1,2,・・・n)の積層角度を
θ1、θ2、・・・θnとすると、 積層角度=2(θ1+θ2+・・・+θn-1)+θn 各λ/2板を出た偏光の方向=2(θ1+θ2+・・・+
θn) で表され、それに1/4波長の位相差を与える延伸フィ
ルムを45度の角度で積層することにより円偏光が得ら
れる。
【0019】前記した関係を、1/2波長の位相差を与
える延伸フィルムを3枚(λ/2(1,2,3))用い
た場合を例に次表に示した。なお、λ/4は1/4波長
の位相差を与える延伸フィルムを表す。
【0020】上記において広域型1/4波長板の形成に
際しては、耐熱性に優れ、正面と斜視で位相差特性が相
違しにくいものを得る点などより、延伸フィルムの少な
くとも1枚に波長633nmの光に対する光弾性係数が5
0×1/1013cm2/dyn以下、複屈折率差△n1、△n2
の波長依存性が400nm(△n1)と550nm(△n2
の波長光に基づいて△n1/△n2<1.05であるもの
を用いることが好ましい。これにより、裏面の反射層を
介した透過反射光における正面(垂直)と斜め方向での
位相差特性の相違に基づいて生じる、正面方向での黒い
均一な反射色が視角を変えた斜視により例えばやや明る
い青色や淡黄色へと変化する現象などを防止ないし抑制
することができる。
【0021】前記の光弾性係数と複屈折率差の波長依存
性の容易な実現性などの点よりは、延伸フィルムを形成
する高分子として、ポリオレフィン系、就中、環状オレ
フィン系や酢酸セルロース系、ポリメチルメタクリレー
ト系のものなどが好ましく用いうる。またかかる高分子
は、1/4波長の位相差を与える延伸フィルムの形成に
特に好ましく用いることができる。さらに前記した光弾
性係数や複屈折率差の波長依存性を満足する延伸フィル
ムは、正面・斜視間の色変化の抑制などの点より単層系
の1/4波長板としても好ましく用いうる。
【0022】一方、1/2波長の位相差を与える延伸フ
ィルムの形成には、就中、その位相差付与の加工性や、
高い光弾性係数の付与及び400nm(△n1)と550n
m(△n2)の波長光に基づいて複屈折率差△n1、△n2
の波長依存性が△n1/△n2>1.05を満足する特性
の付与による正面と斜視での位相差の相違の抑制、ひい
ては視角特性の向上などの点より、例えばポリカーボネ
ート系やポリスルホン系、ポリエーテルスルホン系やポ
リアリレート系などの高分子が特に好ましく用いうる。
【0023】従って前記した如く、耐熱性や視角特性な
どに優れる広域型1/4波長板を得る点よりは、波長6
33nmの光に対する光弾性係数50×1/1013cm2/d
yn以下で、△n1/△n2<1.05を満足する単色光に
対して1/4波長の位相差を与える延伸フィルムと、△
1/△n2>1.05を満足する単色光に対して1/2
波長の位相差を与える延伸フィルムとの組合せとするこ
とが好ましい。
【0024】なお前記の光弾性係数や△n1/△n2を満
足する延伸フィルムは、形成材料の種類や延伸条件等を
制御することにより得ることができる。耐熱性の向上等
の点より、波長633nmの光に対する光弾性係数が50
×1/1013cm2/dyn以下である場合の好ましい光弾性
係数は、40×1/1013cm2/dyn以下、就中30×1
/1013cm2/dyn以下、特に20×1/1013cm2/dyn
以下である。
【0025】また特定の波長域、特に短波長側で異なる
位相差となって1/4波長板としての位相差特性を満足
しなくなることを抑制する点などより、前記の△n1
△n2<1.05を満足する場合の好ましい△n1/△n
2(以下同じ)は、0.95〜1.04、就中0.97
〜1.03、特に0.98〜1.02である。
【0026】一方、視角特性などの点より△n1/△n2
>1.05を満足する場合の好ましい△n1/△n2は、
1.06〜5、就中1.1〜4、特に1.15〜3であ
る。なお上記した1/2波長の位相差を与える延伸フィ
ルムの場合における高い光弾性係数としては、その位相
差付与の加工性などの点より60×1/1013cm2/dyn
以上、就中70×1/1013cm2/dyn以上、特に80×
1/1013cm2/dyn以上であることが好ましい。
【0027】さらに前記した複屈折率差の波長依存性の
満足性や特定の波長域での位相差の相違の抑制、視角変
化による着色化の防止などの点よりは、(nx−nz)/
(nx−ny)=Nz(以下同じ)として、式:0<Nz≦
1、就中0.3≦Nz≦0.7を満足する延伸フィルム
を少なくとも1枚用いることが好ましい。
【0028】なお前記した式中のnxは面内における最
大屈折率、nyはnxに直交する方向の屈折率、及びnz
は厚さ方向の屈折率である。従って前記の式は、ny
z<nxを意味する。延伸フィルムの厚さ方向における
屈折率を制御する必要のある場合には、例えば熱収縮性
フィルムの接着下に高分子フィルムを延伸処理する方式
などにより行いうる。
【0029】散乱層としては、明るさや白さ、解像度や
視野角等の視認特性の各要素を併立させつつ、それらを
バランスさせて全体的に調和した良視認性を得る点など
よりヘイズ{散乱光線/(散乱光線+平行光線)×10
0}が20〜80%のものが用いられる。そのヘイズが
20%未満では、明るさや白さに乏しくなり、80%を
超えると表示のにじみを生じて解像度に乏しくなり、透
過光と反射光に対する一層の偏光板を介したクロスニコ
ル関係の制御が困難となる。視認特性の全体的調和性な
どの点より散乱層の好ましいヘイズは、25〜75%、
就中30〜70%、特に35〜65%である。
【0030】散乱層は、前記のヘイズ条件を満足するも
のであればよい。従って散乱層は、適宜な方式で形成さ
れたものであってよい。鮮明な表示を得る点などより好
ましい散乱層は、透過による前方散乱が大きくて、反射
による後方散乱の小さいものである。
【0031】ちなみに前記散乱層の例としては、微粒子
をバインダ等を介して表面に散布固着させる方式や微粒
子含有の透明樹脂を塗布する方式、表面をエンボス加
工、サンドブラスト加工、エッチング加工する方式等に
て形成した表面凹凸型のもの、屈折率相違の微粒子を含
有させた透明樹脂をシート化する方式や塗布する方式等
による粒子分散の内部散乱型のもの、屈折率相違の2種
以上の物質の混合により光回折性を示す回折格子型のも
の、光の干渉を利用したホログラム型のもの、それらの
型が複合したものなどがあげられる。
【0032】なお前記の樹脂には、上記の位相差板で例
示した高分子などの適宜なものを用いうる。また微粒子
には、例えば平均粒径が0.5〜20μmのシリカや酸
化カルシウム、アルミナやチタニア、ジルコニアや酸化
錫、酸化インジウムや酸化カドミウム、酸化アンチモン
等の導電性のこともある無機系微粒子や、ポリメチルメ
タクリレートやポリウレタの如き適宜なポリマーからな
る架橋又は未架橋の有機系微粒子などの適宜なものを1
種又は2種以上用いうる。
【0033】前記より明らかなように散乱層は、フィル
ムやシート等の独立層として形成されていてもよいし、
フィルムやシートの表面等に対する従属層として形成さ
れていてもよく、その場合、併用の偏光板や位相差板に
対する従属層として形成されていてもよい。
【0034】さらに散乱層は、偏光板と位相差板等を接
着する接着層兼用のものとして形成されていてもよい。
かかる接着層兼用の散乱層は、前記の従属層型のものと
同様に散乱型楕円偏光板を薄型化しうる利点などがあ
る。接着層兼用の散乱層は、例えば接着剤ないし粘着剤
に屈折率相違の微粒子を含有させた上記の粒子分散の内
部散乱型のものなどとして形成することができる。
【0035】散乱層は、例えば偏光板と位相差板の間、
2層以上の位相差板の間、又は位相差板側の外側などの
適宜な位置に配置することができる。視差ズレの抑制に
よる解像度の向上等の点よりは、液晶セルに可及的に近
い位置に配置することが好ましい。配置する散乱層は、
2層以上であってもよい。その場合、同型又は異型の散
乱層を隣接(重畳)又は中間層を介在させて適宜に配置
でき、上記したヘイズは各散乱層によるヘイズの合計で
達成されていればよい。
【0036】本発明による散乱型楕円偏光板を形成する
偏光板や位相差板、散乱板等の独立系散乱層の各層は、
単に重ね置いた分離状態にあってもよいが、層間の屈折
率調節による反射の抑制や光学系のズレ防止、ゴミ等の
異物の侵入防止などの点より図例の如くその一部、就
中、全体が密着一体化状態に固着処理されていることが
好ましい。
【0037】前記の固着処理には、例えば透明な接着剤
などの適宜なものを用いることができ、接着剤等の種類
について特に限定はない。構成部材の光学特性の変化防
止などの点よりは、接着処理時の硬化や乾燥の際に高温
のプロセスを要しないものが好ましく、長時間の硬化処
理や乾燥時間を要しないものが望ましい。かかる点より
は、粘着層が好ましく用いうる。
【0038】粘着層の形成には、例えばアクリル系重合
体やシリコーン系ポリマー、ポリエステルやポリウレタ
ン、ポリエーテルや合成ゴムなどの適宜なポリマーを用
いてなる透明粘着剤を用いることができる。就中、光学
的透明性や粘着特性、耐候性などの点よりアクリル系粘
着剤が好ましく用いうる。
【0039】また積層界面での反射の抑制などの点より
好ましく用いうる粘着層は、偏光板や位相差板等の接着
対象との屈折率差が0.1以下、就中0.08以下、特
に0.06以下のものである。粘着層の屈折率の調節
は、ベースポリマーの種類や屈折率調節剤の配合などに
より行うことができる。その屈折率調節剤としては、例
えばベースポリマーよりも高屈折率又は低屈折率のポリ
マー類などの適宜なものを用いうる。
【0040】さらに粘着層は、散乱型楕円偏光板の内部
に熱により発生する内部応力をその粘弾性に基づいて緩
和し光学歪を防止する機能に優れる点などよりも好まし
く用いうる。光学歪の防止等の点より特に好ましく用い
うる粘着層は、応力緩和性に優れるものである。就中、
緩和弾性率が2×105〜1×107dyne/cm2、特に2
×106〜8×106dyne/cm2の粘着層が好ましい。
【0041】本発明による散乱型楕円偏光板には、図1
(b)や図2(b)に例示した如く、その片面又は両面
に液晶セル等の被着体に接着することを目的に必要に応
じて接着層を設けうるが、その接着層としても上記した
理由などより粘着層であることが好ましい。なお粘着層
が表面に露出する場合には、散乱型楕円偏光板を実用に
供するまでの間、その露出粘着面にセパレータなどを仮
着して汚染等より保護することが好ましい。
【0042】上記した広域型1/4波長板は、優れた反
射防止機能も具備するものであるが、本発明による散乱
型楕円偏光板にはその片側又は両側の外表面に必要に応
じて、図1(b)に例示した如く表面反射の防止を目的
とした反射防止層4や防眩処理層、あるいは表面保護を
目的としたハードコート層などを設けることもできる。
反射防止層や防眩処理層やハードコート層は、その2層
以上を重複して設けることもできる。
【0043】なお反射型液晶表示装置などでは通例、偏
光板が外表面側となるように散乱型楕円偏光板が適用さ
れる。従ってその場合、前記の反射防止層等は、偏光板
の外表面に設けられることとなるが、そのときには偏光
板に反射防止層や防眩処理層やハードコート層の1層又
は2層以上を予め設けて、その偏光板を位相差板等との
積層に供することもできる。
【0044】前記の反射防止層は、例えばフッ素系ポリ
マーのコート層や多層金属蒸着膜等の光干渉性の膜など
として適宜に形成することができる。また防眩処理層に
ついても、上記した散乱層などに準じて表面反射光が拡
散する適宜な方式にて形成することができる。さらにハ
ードコート層についても、例えばシリコーン系樹脂の硬
化膜などからなる適宜な硬質膜にて形成することができ
る。
【0045】本発明による散乱型楕円偏光板、特に1/
4波長板を用いたものは、偏光板から1/4波長板への
透過光路で自然光を円偏光に変換することより円偏光形
成板や反射防止フィルターなどとして有用であり、1/
4波長板側から入射させる逆光路では円偏光を直線偏光
化して偏光板に供給することより、コレステリック液晶
等の円偏光形成層を用いたバックライトシステムの直線
偏光形成板などとして有用である。
【0046】従って本発明による散乱型楕円偏光板は、
前記の機能等を利用した適宜な目的に用いうるが就中、
一層の偏光板を介した偏光子・検光子兼用の偏光制御性
に優れることより明るさの向上を目的に裏面への偏光板
の配置を省略した反射型液晶表示装置の形成などに好ま
しく用いうる。
【0047】かかる反射型液晶表示装置に本発明による
散乱型楕円偏光板を用いることにより、裏面への偏光板
の配置の省略による明るさの向上を実現しつつ、白さや
解像度等の視認特性に優れるものを得ることができる。
特に広域型1/4波長板を用いた場合には、明るくてコ
ントラストに優れ正面と斜視で色相違が生じにくくて視
認特性や視角特性に優れると共に、耐熱性等の耐久性に
も優れる反射型液晶表示装置を得ることができる。
【0048】図3に前記反射型液晶表示装置の例を示し
た。5が散乱型楕円偏光板であり、その偏光板1が外表
面側となるように配置されている。また7が液晶セルで
あり、液晶72を封止材75を介して封入するセル基板
71,73の視認背面側の基板73におけるセルの内部
側に、光反射性金属などからなる電極兼用の反射層74
が付設されている。
【0049】前記の図例では、セル内部に電極兼用の反
射層74を設けたものを示したが、本発明においては上
記した散乱型楕円偏光板を用いる点を除いて特に限定は
なく、例えば偏光板をセルの表裏に配置するものの如く
電極をITOなどからなる透明電極として、視認背面側
のセル基板73の外側に反射層を設けた形態のものなど
のように、従来に準じたものとして形成することができ
る。
【0050】なお前記の反射型又はそれ以外の液晶表示
装置の形成に際しては、例えば光拡散板やプリズムシー
トなどの従来に準じた適宜な光学素子を適宜に配置しう
るが、前記した反射型のものとする場合には、本発明に
よる散乱型楕円偏光板及びそれを液晶セルに接着するた
めの接着層以外の光学素子は、装置の薄型化や散乱型楕
円偏光板の機能阻害を防止する点などより配置しないこ
とが好ましい。
【0051】また本発明による散乱型楕円偏光板は、液
晶セル上への位相差板等の順次積層方式や予め積層一体
化したものの液晶セル上への配置方式などの適宜な方式
で形成することができる。作業効率や光学特性の精度な
どの点よりは、予め積層一体化した散乱型楕円偏光板を
用いる方式が好ましい。
【0052】散乱型楕円偏光板や液晶表示装置を形成す
る偏光板や位相差板、散乱層や接着層等の各部品は、例
えばサリチル酸エステル系化合物やベンゾフェノール系
化合物、ベンゾトリアゾール系化合物やシアノアクリレ
ート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の紫外線吸収剤
で処理されたものの如く紫外線吸収能をもたせたもので
あってもよい。
【0053】
【実施例】参考例1 屈折率1.59、厚さ50μmのポリカーボネートフィ
ルムを150℃で2.5%延伸処理し、複屈折光に基づ
いて波長550nmの光に対して1/4波長の位相差を与
えるNzが1の延伸フィルムを得た。
【0054】参考例2 参考例1に準じ、5%の延伸処理条件として、複屈折光
に基づいて波長550nmの光に対して1/2波長の位相
差を与える光弾性係数が90×1/1013cm2/dyn、△
1/△n2が1.16で、Nzが1の延伸フィルムを得
た。
【0055】実施例1 屈折率1.48のアクリル系粘着剤に屈折率1.57、
平均粒径1.2μmの透明無着色粒子を1.5重量%混
合した厚さ25μm、ヘイズ40%の散乱型粘着層を参
考例1で得た延伸フィルムの片面に付設し、その粘着層
を介し反射防止層付きの防眩偏光板(日東電工社製、N
PF−EG1425DUAG30ARS、以下同じ)と
圧着積層して散乱型楕円偏光板を得た。なお偏光板の吸
収軸と延伸フィルムの光軸(延伸軸)の交差角は、45
度とした。
【0056】実施例2 参考例1で得た延伸フィルムに代えて参考例2で得た延
伸フィルムを用いると共に、その延伸フィルムの露出側
に厚さ25μmの非散乱型アクリル系粘着剤を介し参考
例1で得た延伸フィルムを光軸を交差させて圧着積層し
て散乱型楕円偏光板を得た。なお偏光板の吸収軸に対す
る光軸の交差角は、参考例1の延伸フィルムが12度、
参考例2の延伸フィルムが69度である。
【0057】実施例3 参考例2の延伸フィルムと偏光板の間の粘着層を非散乱
型アクリル系粘着層とすると共に、参考例1の延伸フィ
ルムの露出側に散乱型粘着層を設けたほかは実施例2に
準じて散乱型楕円偏光板を得た。
【0058】比較例1 散乱型粘着層として透明無着色粒子の含有量が0.3重
量%でヘイズが15%のものを用いたほかは実施例1に
準じて散乱型楕円偏光板を得た。
【0059】比較例2 散乱型粘着層として透明無着色粒子の含有量が5重量%
でヘイズが85%のものを用いたほかは実施例1に準じ
て散乱型楕円偏光板を得た。
【0060】評価試験 偏光制御性(広帯域性) 実施例、比較例で得た散乱型楕円偏光板を鏡面反射板の
上に置き、その反射板を介した透過反射光の正面での反
射色を目視観察して、偏光子・検光子兼用の偏光の制御
性を調べ、次の基準で評価した。 A:反射色が黒い場合 B:反射色が青い場合 C:反射色が明るくて青い場合
【0061】視認(視角)特性 実施例、比較例で得た散乱型楕円偏光板において偏光板
を除去した構造のものを鏡面反射板の上に置き、その反
射板を介した透過反射光の正面と斜め45度での反射色
を目視観察し、次の基準で評価した。 A:正面、斜視共に明るい場合 B:正面は明るいが斜視の明るさが不足する場合 C:正面、斜視共に明るさが不足する場合
【0062】解像性 実施例、比較例で得た散乱型楕円偏光板において偏光板
を除去した構造のものを文字を印刷した鏡面反射板の上
に置き、その反射板を介した透過反射光の正面と斜め4
5度での反射色による文字を目視観察し、次の基準で評
価した。 A:正面、斜視共に文字ににじみがなく、良好に判読で
きる場合 B:正面は文字ににじみがないが斜視は文字のにじみで
判読不良の場合 C:正面、斜視共に文字のにじみで判読不良の場合
【0063】前記の結果を次表に示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】散乱型楕円偏光板例の断面図
【図2】他の散乱型楕円偏光板例の断面図
【図3】反射型液晶表示装置例の断面図
【符号の説明】
5:散乱型楕円偏光板 1:偏光板 2:接着層を兼ねる散乱層 3,31,32:位相差板 4:反射防止層 7:液晶セル 74:電極を兼ねる反射層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 AA04 AA26 BA09 2H049 BA04 BA06 BA25 BA44 BB51 BB65 BC22 2H091 FA08X FA11X FA31X FA37X FB02 FB12 FB13 FC07 FD01 FD06 FD07 FD15 GA17 LA16 LA17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光板と、1層又は2層以上の位相差板
    と、ヘイズが20〜80%の散乱層を有することを特徴
    とする散乱型楕円偏光板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、散乱層が偏光板と位
    相差板の間、2層以上の位相差板の間、又は位相差板側
    の外側に位置する散乱型楕円偏光板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、散乱層が接着
    層を兼ねるものである散乱型楕円偏光板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3において、位相差板が単色
    光に対して1/4波長の位相差を与える延伸フィルム、
    又はそれと単色光に対して1/2波長の位相差を与える
    延伸フィルムを光軸を交差させて積層した1/4波長板
    からなる散乱型楕円偏光板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4において、位相差板が面内
    の最大屈折率、それに直交する方向の屈折率及び厚さ方
    向の屈折率をそれぞれnx、ny及びnzとしたとき、
    式:0<(nx−nz)/(nx−ny)≦1を満足する延
    伸フィルムを少なくとも1枚用いてなるものである散乱
    型楕円偏光板。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5において、偏光板が外表面
    に反射防止層、防眩処理層若しくはハードコート層の少
    なくとも1層を有するものからなる散乱型楕円偏光板。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6において、表面に粘着層を
    有して、全体が密着一体化状態にある散乱型楕円偏光
    板。
  8. 【請求項8】 液晶セルの視認側に、1層又は2層以上
    の位相差板と、ヘイズが20〜80%の散乱層を介して
    偏光板を有することを特徴とする反射型の液晶表示装
    置。
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