JP2000075034A - ポジトロン断層撮像装置 - Google Patents
ポジトロン断層撮像装置Info
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Abstract
トロン断層撮像装置を提供すること。 【解決手段】 被検体の周囲に補正用放射線源を回転
し、該被検体の周囲に配置した撮像手段で撮像したトラ
ンスミッション像と、前記被検体に放射性同位元素を注
入し体外に放射される放射線を撮像したエミッション像
とから前記被検体の断層像を再構成するポジトロン断層
撮像装置において、前記撮像手段内周面の近傍に補正用
放射線源を一時的に格納する格納手段を設けた。
Description
像装置に関し、特に、被検体の乗降時およびポジトロン
検出時に不必要となる補正用放射線源を一時的に退避さ
せる技術に関するものである。
ず、放射性同位元素を含む薬剤(以下、「放射性薬剤」
と記す)を注入する前に、たとえば、棒状もしくは平板
状の容器に放射性同期元素(ラジオアイソトープ,R
I)を封入した補正用放射線源を被検体の周囲に回転さ
せ、当該被検体を透過したX線量を計測するいわゆるト
ランスミッション撮影を行い、被検体のX線透過分布の
データ(トランスミッションスキャンデータ,トランス
ミッション像)の計測(撮像)を行っていた。
放射性薬剤から放射される放射線分布を被検体の周囲に
配置したリング状検出器で計測するいわゆるエミッショ
ン撮影を行い、被検体に投与した放射性薬剤の分布のデ
ータ(エミッションスキャンデータ,エミッション像)
の計測(撮像)を行う。この時の被検体の計測位置は、
前述のトランスミッション撮影時の計測位置と同じとす
る必要があるので、一般的には、トランスミッション撮
影の後に、直ちに被検体に放射性薬剤を投与してエミッ
ション撮影を行っていた。
タに基づいて、エミッションスキャンデータにおける被
検体のX線吸収分布の補正を行い、この補正後のエミッ
ションスキャンデータから被検体の断層像を再構成して
いた。このように、被検体の断層像を再構成する場合に
は、少なくとも1枚分のトランスミッションスキャンデ
ータと、このデータと同じ位置のエミッションスキャン
データとを計測する必要があった。
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。従来
のポジトロン断層撮像装置では、前述するように、一人
の被検体の断層像を得るために、トランスミッション撮
影とエミッション撮影との異なる2度の撮影動作を行わ
なければならなかった。
では、トランスミッション撮影に使用する補正用放射線
源を保管するための保管庫が設けられており、エミッシ
ョン撮影中および夜間等のように、補正用放射線源が不
必要となる場面においては、検者は補正用放射線源をポ
ジトロン断層撮像装置から取り外し、保管庫に保管して
いたので、検者は補正用放射線源の取り外しおよび取り
付けの都度、放射線を被曝してしまうという問題があっ
た。
影を連続して行う場合であっても、前述するように、ト
ランスミッション撮影時とエミッション撮影時とにおけ
る被検体の移動を防止する必要があるので、各被検体に
対して順番にトランスミッション撮影に続いてエミッシ
ョン撮影を行う必要があった。このために、検者はトラ
ンスミッション撮影の都度、開始時に保管庫に格納され
る補正用線源の取り付けを行うと共に、エミッション撮
影に際してはその都度補正用放射線源を取り外し保管庫
に保管する必要があり、断層像を得るための撮像効率が
低下してしまうという問題があった。
ることが可能なポジトロン断層撮像装置を提供すること
にある。
り付けおよび退避を自動的に行うことが可能なポジトロ
ン断層撮像装置を提供することにある。
させることが可能なポジトロン断層撮像装置を提供する
ことにある。
を向上させることが可能なポジトロン断層撮像装置を提
供することにある。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
転し、該被検体の周囲に配置した撮像手段で撮像したト
ランスミッション像と、前記被検体に放射性同位元素を
注入し体外に放射される放射線を撮像したエミッション
像とから前記被検体の断層像を再構成するポジトロン断
層撮像装置において、前記撮像手段内周面の近傍に補正
用放射線源を一時的に格納する格納手段を設けた。
断層撮像装置において、前記トランスミッション像の撮
像時に前記補正用放射線源を被検体の周囲に回転させる
回転保持手段を具備し、前記格納手段は該回転保持手段
への前記補正用放射線源の着脱を行う着脱手段と、前記
撮像手段と前記着脱位置との間に退避された補正用放射
線源から放射される放射線が被検体に照射されることを
防止する遮蔽手段とを設けた。
断層撮像装置において、前記着脱手段は検者の指示に基
づいて、当該着脱手段を駆動し前記補正用放射線源の所
定位置への着脱動作を行う駆動手段を具備する。
れかに記載のポジトロン断層撮像装置において、前記格
納手段を前記撮像手段を保持するガントリ内に配置し
た。
れかに記載のポジトロン断層撮像装置において、前記着
脱手段は、前記補正用放射線源を前記被検体の体軸方向
と平行に退避させる手段である。
撮像手段の近傍すなわち被検体の周囲360°に補正用
放射線源を回転させる回転機構の近傍に当該補正用放射
線源を格納する格納手段を配置したことによって、検者
はトランスミッション撮影終了後の補正用放射線源の退
避を容易に行うことができるので、エミッション撮影の
効率を向上することができる。したがって、ポジトロン
断層像を得るための撮像時間を短縮することが可能とな
り、撮像効率を向上することができる。その結果、検者
の診断効率を向上することが可能となる。
動手段が回転保持手段から着脱手段を駆動して補正用放
射線源を着脱させることによって、検者は操作卓等から
退避指示あるいは装着指示をするのみで補正用放射線源
の着脱を行うことができるので、検者の被曝を低減させ
ることができる。
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
のポジトロン断層撮像装置の概略構成を説明するための
図であり、101はガントリ,102は寝台,103は
天板,104は制御処理手段,105は表示手段,10
6は格納手段,107は操作卓,108は補正用放射線
源カバーを示す。
ントリであり、内部にリング状に配列した周知の放射線
検出器(撮像手段),棒状の容器に放射性同期元素を封
入した補正用放射線源を天板103に載置(設定)した
図示しない被検体の周囲に回転させる回転機構(回転保
持手段),補正用放射線源を回転機構から退避し一時的
に保管する退避機構(着脱手段),および、当該ガント
リを傾斜させる傾斜機構を有する。なお、退避機構の詳
細な構成については、後述する。
持方式の周知の寝台であり、天板103を載置するテー
ブルの前後送り機構および上下機構を有する。ただし、
これらの機構は、図示しない検者が操作卓107から入
力した移動指示および制御処理手段104からの移動指
示に基づいて、前後送り機構および上下機構に設けた周
知の電動機構が行う。
2のテーブル上に配置される。
7から入力した計測条件に基づいて、ガントリ101の
放射線検出器,回転機構,退避機構および傾斜機構等を
制御し、被検体に照射した放射線の透過量の分布(トラ
ンスミッションスキャンデータ)あるいは被検体に投与
した放射性薬剤から放出される放射線の線量分布(エミ
ッションスキャンデータ)を計測する手段であり、本実
施の形態においては、図1に示すように、周知の情報処
理装置上で動作するプログラムによって実現する。ま
た、制御処理手段104は、各スキャンデータの格納手
段106への格納および当該格納手段106からのスキ
ャンデータの読み出し制御、並びに、該各スキャンデー
タからエミッションスキャンデータにおける被検体によ
る吸収の影響の補正および補正後のスキャンデータから
の断層像の再構成する等の周知の画像処理を行う手段で
ある。
制御処理手段104が再構成した断層像等の表示を行
う。
ディスク装置,光ディスク装置,光磁気ディスク装置お
よび磁気テープ装置等からなる周知の格納手段であり、
制御処理手段104から出力されたトランスミッション
スキャンデータおよびエミッションスキャンデータ等を
格納する。
位置へのテーブルの移動および計測条件等の入力を行
う。
ば、夜間等の被検体の断層撮影を長時間行わない場合
に、ガントリ101から補正用放射線源を取り出すため
の取り出し口を塞ぐための周知のカバーである。
ジトロン断層撮像装置の撮像動作を説明すると、まず、
検者は少なくとも1日に1回以上、ガントリ101内に
補正用放射線源を設置する必要がある。これは、前述す
るように、夜間等の長時間撮影を行わない場合の処置に
よる。
た後に、操作卓107から移動指示を入力することによ
り前後送り機構および上下機構を動作させ、撮影部位を
ガントリ101に設けた開口部に設定する。次に、検者
が操作卓107からトランスミッション撮影を指示する
と、退避機構が補正用放射線源を回転機構に配置した後
に、回転機構が補正用放射線源を被検体の周囲に回転さ
せ、当該被検体を透過したX線量を計測し被検体のX線
透過分布のデータ(トランスミッションスキャンデー
タ)の計測を行う。
た後に、操作卓107からエミッション撮影を指示する
と、まず、退避機構が回転機構から補正用放射線源を取
り外し所定の格納位置に移動し退避させる。次に、放射
線検出器(リング検出器)が放射性薬剤から放射される
放射線分布を計測し被検体に投与した放射性薬剤の分布
のデータ(エミッションスキャンデータ)の計測を行
う。
制御処理手段104がトランスミッションスキャンデー
タに基づいて、エミッションスキャンデータにおける被
検体のX線吸収分布の補正を行い、この補正後のエミッ
ションスキャンデータから被検体の断層像を再構成し表
示手段105に表示させる。
構の概略構成を説明するための斜視図であり、図3は本
実施の形態の退避機構の概略構成を説明するための正面
図である。特に、図2(a)は回転機構とコリメータと
の位置関係を説明するための斜視図であり、図2(b)
は補正用放射線源を回転機構に装着させるときのコリメ
ータと退避機構との位置関係および退避機構の概略構成
を説明するための斜視図である。また、図3(a)は本
実施の形態の退避機構の退避時の正面図であり、図3
(b)は本実施の形態の退避機構の照射時の正面図であ
る。
ルダ,202は回転リング,203はコリメータ,20
4はステージ部材,205は補正用放射線源,206は
保持機構,207は回転支持部材,208は回転軸,2
09は送り出しベルト,210は回転機構用モータ,3
01はモーター側プーリー,302は伝動ベルト,30
3は受け側プーリー,304は遮蔽板,305はモータ
固定治具を示す。ただし、本実施の形態では、円環状に
形成されるコリメータ203の外周面に沿って、図示し
ないリング検出器が円環状に配置されている。なお、本
実施の形態では、送り出しベルト209の動作を制御す
る図示しないモータとモータ側プーリ301を駆動する
図示しないモータとによって、駆動手段を構成する。
の形態の退避機構は、ガントリの背面側すなわちコリメ
ータを介して寝台102と対向する側に配置されてお
り、補正用放射線源205の退避時における当該補正用
放射線源205と被検体および検者との距離が大きくな
るように配置されている。
タ203および図示しないリング検出器を、被検体の体
軸方向(すなわち、Y軸方向)に前後移動させる周知の
前後移動機構が設けられている。この前後移動機構がコ
リメータ203およびリング検出器並びに回転機構を体
軸方向に移動させることによって、断層像を再構成する
ためのデータであるトランスミッションデータおよびエ
ミッションデータの収集位置の調整を行う構成となって
いる。
ントリ101に取り付けられた回転軸208に回転支持
部材207の一端が回転可能に固定されており、この回
転支持部材207の他端には、退避部材204が固定さ
れている。退避部材204の長手方向の一端には第1の
プーリーが配置されており、他端には図示しない移動モ
ータに駆動される第2のプーリーが配置され、この第1
および第2のプーリーの間にはベルト209が架け渡さ
れている。このベルト209には補正用放射線源205
を保持する保持機構206が固定されており、図示しな
い移動モータの回転動作によって保持機構206をY軸
方向に移動させることによって、線源ホルダ201への
補正用放射線源205の挿入および線源ホルダ201か
らの取り出しを行う。
を説明するための正面図であり、特に、図3(a)は本
実施の形態の退避機構の保管位置における正面図であ
り、図3(b)は本実施の形態の退避機構の退避位置に
おける正面図である。
ー,302は伝道ベルト,303は受け側プーリー,3
04は遮蔽板,305はモーター固定治具である。
退避機構では、ガントリ101に固定されるモータ固定
治具305には、図示しない退避用モータが取り付けら
れており、該退避用モータの回転軸にモータ側プーリ3
01が配置される。一方、受け側プーリ303は、回転
軸208に回転可能に取り付けられると共に、該回転軸
208に回動可能に取り付けられる回転支持部材207
に固定される。モータ側プーリ301と受け側プーリ3
03には、該モータ側プーリ301の回転を受け側プー
リ303に伝達するための伝動ベルト302が架け渡さ
れている。したがって、本実施の形態の退避機構では、
図示しない退避用モータを駆動することによって、モー
タ側プーリ301の回転が伝動ベルト302を介して受
け側プーリ303に伝達され、回転支持部材207を回
転軸208の周囲(XZ平面内)に回動させる。したが
って、回転支持部材207の他端側に固定されるステー
ジ部材204と共に保持機構206に保持される補正用
放射線源205とを回転軸208の周囲に回動させるこ
とが可能となる。
(a)に示す退避位置Aから図3(b)に示す待機位置
A’に回動させる場合では、制御処理手段104が退避
用モータを制御しモータ側プーリ301を反時計周りに
回転させることによって、その回転力が伝動ベルト30
2を介して受け側プーリ303が反時計周りに回転され
るので、回転支持部材207が受け側プーリ303と共
に反時計周りに回転し他端側が待機位置A’に移動され
る。
実施の形態のポジトロン断層撮像装置では、回転支持部
材207が退避位置Aにある場合には、該退避位置Aに
おける補正用放射線源205とガントリ101の開口部
(Z軸方向)との間に、開口部の中心軸方向すなわちY
軸方向に延在する遮蔽板304が配置される構成となっ
ている。したがって、補正用放射線源205が退避位置
Aに回動されている状態では、ガントリ101の開口部
方向に放射された放射線は、遮蔽板304で遮蔽される
こととなり、エミッションデータの収集における被検体
の被曝を防止できる。
における側面図であり、401は揺動部材,402は第
1の支持プーリー,403は第2の支持プーリー,40
4はモータ支持部材を示す。
構は、退避部材204の長手方向の両端に設けられた第
1のプーリー402および第2のプーリー403に架け
渡された送り出しベルト209に揺動部材401の一端
が固定されている。また、第1のプーリー402には、
図示しない移動制御手段に制御される周知のモータが接
続されており、このモータの回転力によって第1のプー
リー402を正転あるいは逆転させる。該揺動部材40
1の他端には、保持機構206が固定されている。この
保持機構206は、前述するように、図示しない保持制
御手段からの制御信号に基づいて、補正用放射線源20
5の端部を挟持する周知の挟持機構からなる。
は、図示しない移動制御手段が図示しないモータを制御
することによって、保持機構206に挟持された補正用
放射線源205をガントリ101の中心軸方向すなわち
Y軸方向に前後動させることができる。
撮像装置では、図4に示すように、退避位置Aにおける
補正用放射線源205の中心軸方向(延在方向)と、線
源ホルダ201の中心軸方向とが一致する構成となって
いるので、保持機構206を前後動させることによっ
て、照射時における補正用放射線源205の線源ホルダ
201の装着、および、線源ホルダ201からの補正用
放射線源205の脱着を自動的に行うことができる。こ
のときの線源ホルダ201への補正用放射線源205の
脱着は、図示しない制御手段が第1のプーリー402を
回転させ、送り出しベルト209を移動させることによ
って、保持機構206をY軸方向に移動させ補正用放射
線源205を線源ホルダ201内へ収納させた後に、保
持制御手段が挟持機構を開放させることによって、線源
ホルダ201への補正用放射線源205の格納の終了と
なる。
線源205の取り出しは、まず、保持制御手段が線源ホ
ルダ201に収納される補正用放射線源205の一端部
を挟持機構に保持させる。次に、制御手段が図示しない
第1のプーリー402の駆動モータを制御し保持機構2
06をY軸と対向する方向に移動させることによって、
線源ホルダ201から補正用放射線源205を引き出
し、退避機構に保持させる。次に、図示しない制御手段
が移動モータを駆動しモータ側プーリー301を回転さ
せて、退避機構を図3(a)に示す、退避位置に移動さ
せる。このとき、補正用放射線源205から放射される
放射線の内で、被検体側となるガントリ101の開口部
側に放射される放射線は、遮蔽板304に遮蔽されるこ
ととなる。
本実施の形態の退避機構の詳細構造を説明するための図
であり、特に、図5(a)は本実施の形態の退避機構の
上面図であり、図5(b)は正面図であり、図6(a)
はY軸方向からの側面図(左側面図)であり、図6
(b)はY軸方向と対向する方向からの側面図(右側面
図)である。
構,502は第1の支持板,503は第2の支持板,5
04はバネを示す。
形態の退避機構では、退避時における補正用放射線源2
05の一端側を挟持機構501が挟持し保持すると共
に、他端側を第1および第2の支持機構502,503
がそれぞれ両側から挟持し保持する。このとき、本実施
の形態の支持機構502,503では、バネ504,5
05により常に一定方向に引っ張られており、それをス
トッパ506,507が定位置で支えている。補正用放
射線源を取り出す際、レール509をスライダ510が
スライドし回転機構部に渡す。その際、スライダが支持
板502,503を押すことにより補正用放射線源の保
持を解除する。補正用放射線源を受け渡した後、スライ
ダ510は図の位置まで後退するが、バネ504,50
5により引き戻され、定位置へと戻る機構である。
トロン断層撮像装置では、ガントリ101内に、遮蔽板
304と該遮蔽板304の裏側(ガントリ101の開口
部と対向する側)に線源ホルダ201から取り外した補
正用放射線源205を退避させる退避機構とを設け、ト
ランスミッションデータの計測時にのみ退避機構が遮蔽
板304の裏面側に退避させた補正用放射線源205を
線源ホルダ201に取り付ける構成とすることによっ
て、検者が補正用放射線源205の脱着を行う必要がな
くなるので、検者の被曝量を低減させることができる。
したがって、検者の診断効率およびポジトロン撮影にお
ける撮像効率を向上させることができる。
とえば、トランスミッションデータの計測を行う場合に
は、検者のトランスミッション撮影指示に基づいて、制
御処理手段104が図示しない退避用モータを制御し回
転支持部材207と共に保持機構206に保持される補
正用放射線源205を退避位置Aから待機位置A’に移
動させる。次に、制御処理手段104は、送り出し用モ
ータを制御し保持機構206を前進すなわち線源ホルダ
201の側に移動させることによって、補正用放射線源
205を線源ホルダ201に収納させる。次に、制御処
理手段104は、前述した手順とで逆の手順で本実施の
形態の退避機構を退避位置Aに移動させることによっ
て、補正用放射線源205の取り付けすなわちトランス
ミッション撮影の準備が終了する。
合には、検者のトランスミッション撮影指示に基づい
て、制御処理手段104が前述と同様の手順で、退避機
構を待機位置A’に移動させた後に保持機構206を線
源ホルダ201の側にまで移動させる。次に、制御処理
手段104は保持機構206を制御し補正用放射線源2
05の一端を保持させた後に、送り出し用モータを制御
し保持機構206を後進すなわち線源ホルダ201から
離れる方向に移動させることによって、補正用放射線源
205を線源ホルダ201から取り出す。次に、制御処
理手段104は図示しない退避用モータを制御し回転支
持部材207と共に保持機構206に保持される補正用
放射線源205を待機位置A’から退避位置Aに移動さ
せることによって、補正用放射線源205の退避が完了
する。
層撮像装置では、たとえば、操作卓107から入力され
た検者の撮像指示に基づいて、制御処理手段104が補
正用放射線源205の線源ホルダ201への脱着を制御
するので、検者の被曝量をさらに低減させることができ
る。
トリ101の開口部の中心軸に平行に格納する構成とし
たが、これに限定されることはなく、たとえば、開口部
の中心軸と垂直に保管する構成とすることによって、遮
蔽板304の大きさを小さくすることができるという効
果がある。
退避位置における補正用放射線源と開口部の中心軸との
間に配置する構成としたが、たとえば、退避位置におけ
る補正用放射線源の外周を覆う構成とすることによっ
て、退避時におけるガントリ101の近傍への放射線の
漏れを低減できるという効果がある。
ータの駆動力の伝達にベルトを用いる構成としたが、こ
れに限定されることはなく、周知の歯車機構等を用いて
もよいことはいうまでもない。
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
きる。 (2)補正用放射線源の取り付けおよび退避を自動的に
行うことができる。 (3)撮像効率を向上させることができる。 (4)検者の診断効率を向上させることができる。
置の概略構成を説明するための図である。
ための斜視図である。
ための正面図である。
面図である。
ための図である。
ための図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 被検体の周囲に補正用放射線源を回転
し、該被検体の周囲に配置した撮像手段で撮像したトラ
ンスミッション像と、前記被検体に放射性同位元素を注
入し体外に放射される放射線を撮像したエミッション像
とから前記被検体の断層像を再構成するポジトロン断層
撮像装置において、 前記撮像手段内周面の近傍に補正用放射線源を一時的に
格納する格納手段を設けたことを特徴とするポジトロン
断層撮像装置。
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---|---|---|---|
JP25610198A JP4231574B2 (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | ポジトロン断層撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP25610198A JP4231574B2 (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | ポジトロン断層撮像装置 |
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JP2007178364A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Hitachi Ltd | 核医学診断装置 |
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-
1998
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