JP2000074761A - 人力補助動力装置の人力検知方法 - Google Patents

人力補助動力装置の人力検知方法

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JP2000074761A
JP2000074761A JP10247446A JP24744698A JP2000074761A JP 2000074761 A JP2000074761 A JP 2000074761A JP 10247446 A JP10247446 A JP 10247446A JP 24744698 A JP24744698 A JP 24744698A JP 2000074761 A JP2000074761 A JP 2000074761A
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power
human power
motor
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Takeshi Tanimichi
毅 谷道
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KYOEI GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人力の補助用に電動モータを用いた電動自転
車や電動車椅子に於て、チェーンやベルトの張力を検知
する方式の人力検知方法を改良して、高信頼性化や低コ
スト化が可能で乗車感覚の良い人力検知装置を得るこ
と。 【解決手段】 人力出力軸1と、モータ出力軸2と、そ
れらにより従動する従動部入力軸8と、これら各入出力
軸に巻回される索体10と、索体10の人力出力軸1と
モータ出力軸2間の張力を検知し人力を検知する人力検
知手段3と、モータの動力を検知するモータ動力検知手
段4を有し、モータ動力検知手段で検知した力を人力検
知手段で検知した力に打ち消す方向に作用させることに
より常に正確な補助動力の比率を得ることを特徴とする
人力検知装置Aと、微小な変位で電気信号に変換するこ
とが可能で、不感帯を持つ変換器及び張力検知体がチェ
ーンローラより受ける振動を消すに最適な曲面を持つチ
ェーン接触子3及び接触子4である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電動自転車や
電動車椅子に搭載される人力検知装置、とりわけチエー
ンの張力を検知する人力検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人力の補助用に電動モータを用い
た電動自転車、電動車椅子等が普及しつつある。これら
の車両はモータに電力を供給する電池と人力に応じて補
助動力を発するモータにより、人力の負担を小さくする
ようにしたものであり、実開平2−6695号、特開平
8−104283、特開平10−181674、特開平
10−165451等が公知である。前記のほか人力の
駆動力を検知する方法としては、人力の伝達経路に専用
の検知部材を配設し、この検知部材の入力トルクに応じ
た捻じれ角度や、長手軸方向の伸縮を検知する方法や、
踏力が伝達される入力側回転体と出力側回転体との間の
人力駆動力の大小を遊星歯車の歯車に加わる反力から検
知する方法が知られている(例えば特開平4−3589
87号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の電動自転車や
電動車椅子における人力検知装置は、前述したトーショ
ンバー方式や遊星歯車方式に比べて、チェーンの張力を
検知する方式の方が、単純形状部品が多く安価に構成で
きる利点を有している。
【0004】ところが、チェーンの張力を検知する方式
の場合は前記ブロックの回転変位を大きく設計すると接
触子がチェーンに慴接して形成するチェーンの角度がブ
ロックの回転変位により大きく変動して、そのために接
触子がチェーンより受ける分力の比率も大きく変動する
ため、これを補正する補正手段が必要で、その分コスト
が増大するものであった。
【0005】一方、ブロックの回転変位を小さく設計す
るとチェーンや接触子の僅かな製作上の誤差も人力の変
化として誤って検知し易くなり、人の意図に反するモー
タ動力の発生原因となるものであった。
【0006】また従来の人力検知装置では、検知される
人力(即ちチェーンの張力)と接触子の変位量の関係は
検知される人力に逆らって付勢された弾性体の弾性係数
の調整により決められるだけであるため、人力検知装置
より電子回路を経由してモータが発する動力が人力に対
し適当かどうかまでは判断する手段を持っていない、そ
のために、前記弾性体の製造上の誤差や、調整の誤差等
によりモータの補助比率が不均一であったり、最悪の場
合は人の意図に反し暴走する危険もあった。
【0007】一方、先述の人力による変位量を小さく設
計することは、余分な補正装置を省けるが、例えば特開
平10−181674では角度の変位を検知する手段に
ポテンショメ−タを用いているが、このまま人力による
変位量を小さくして設計しようとすると、ポテンショメ
−タの常用範囲が極めて狭くなり、ポテンショメ−タの
抵抗体の極一部分が常用されるのみで、残り大部分の抵
抗体は人力検知には関与しないため、不合理であると共
に、ポテンショメ−タ自身も安価ではない。従って安価
で、微小な変位に対応できる変位検知手段が必要であっ
た。
【0008】また、実開平2−6695号にある様に、
接触子として小型のギャをチェーンのような不連続な索
体に慴接すれば、チェーンの各ローラがギヤに、かみ合
うごとに、ギヤはチェーンの各ローラより微小な変位の
変動を受け振動する欠点があり特にチェーンとギヤの接
触角が大きい場合に顕著であった。この様な微小な変位
の変動は当然ながらモータの動力変動となり、乗者に不
快感を与えるものであった。
【0009】そこで、本発明は以上の様な問題点を解決
し、安価で、信頼性の高い、乗車感覚の良い人力検知装
置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、人力出力軸と、モータ出力
軸と、それらにより従動する従動部入力軸と、これら各
入出力軸に巻回される索体と、前記索体の人力出力軸と
モータ出力軸間の張力を検知し人力を検知する人力検知
手段と、モータの動力を検知するモータ動力検知手段を
有し、モータ動力検知手段で検知した力を人力検知手段
で検知した力に打ち消す方向に作用させることを特徴と
する人力検知装置である。
【0011】請求項2は上記モータの動力を検知する手
段として、モータ出力軸と従動部入力軸の間の前記索体
の張力を検知する手段を用いる様にしたもので、この場
合はモータ出力軸と従動部入力軸の間の索体の張力は人
力によるものと、モータの動力によるものが合算されて
いる。
【0012】請求項3は前記に於いて索体の張力を検知
する手段として索体にたるみを持たせて入出力軸に巻回
し、モータ出力軸をほぼ中心として回転可能なブロック
を有し、このブロック上にモータ出力軸を略中心とし、
両側に一個ずつ索体に張力を与え慴接する接触子を設置
すると共に、前記ブロックを回転方向片側より極弱い力
で、人力を打ち消す方向に付勢された弾性体で支持した
ものである。但しこの弾性体はブロックを不感帯位置で
安定させるためのもので、人力を検知する為のものでは
ない。
【0013】請求項4は前記に於いてモータ出力軸中心
と人力出力軸中心を結ぶ線に略対称に人力検知用接触子
を、またモータ出力軸中心と従動部入力軸中心とを結ぶ
線に略対称にモータの動力を検知する接触子を各一個索
体に慴接するように増設し前記ブロックを回転方向両側
より極弱い力で付勢された弾性体で支持したもので、人
力出力軸が逆方向に回転する場合にも補助動力を与える
ようにしたものである。また逆に、従動部よりモータ出
力軸に動力を伝達する所謂、回生制動状態も検知するも
のである。但しこの弾性体もブロックを不感帯位置で安
定させるためのもので、人力を検知する為のものではな
い。
【0014】請求項5は、前記索体を、人力出力軸と従
動部入力軸とに巻回される索体と、モータ出力軸と従動
部入力軸とに巻回される索体に分離したもので、この場
合はモータ出力軸と従動部入力軸の間の索体の張力はモ
ータの動力によるものだけであり、人力によるものは含
まれない。
【0015】請求項6は、前記ブロックの回転変位検知
手段として、微小な変位でも対応可能で、しかも安価に
製造可能な変位センサである。前記ブロック回転面に平
行に取つけられた磁石板と、その面に対向するように、
非回転部に取り付けられた二個の磁気検知素子を有し、
その二個の磁気検知素子は前記磁石板の各々対辺部で磁
石板に対向すると共に、互いにその出力電圧が差動増幅
するように回路結合され、磁気検知素子の温度ドリフト
や磁石板と磁気検知素子間の隙間の変動により、その出
力電圧が変動しにくくされている。
【0016】上記索体にチエーンを用いる場合に於て、
チェーンに慴接する接触子に円板を使用する場合その径
が大い程チエーンローラよりの振動を軽減できることは
容易に推察できる、しかしスペースの制約上その径には
限度があり必要以下の寸法しか取れない場合が多い、そ
こで、十分に大きな円板の一部を利用し、そのチェーン
長さ方向の接触面を円弧状とするもので接触子はチェー
ンに非回転で慴接する。但し接触子にはチェーン長さ方
向に、なじませて慴接する為の回転部を持つ、また円弧
よりその半径以下の距離にその回転中心を設けることに
より、チェーンにより連れ回りしない様にしている。ま
たその円弧の中央点と両端の各点を結ぶ二本の線が成す
角が、チェーンと接触子が成す角と一致するか、それ以
下の円弧曲率を持たせることにより、その円弧の両端部
で移動するチェーンローラが急接や急離するのを防ぐも
のである。
【0017】尚、本明細書における前記の索体とはチェ
ーン、ベルト等の可とう性のある動力伝達部材一般で、
弾性体とは例えば、バネ、ゴム等である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る具体例を図
1乃至図13に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明を自転車の補助動力装置に
利用した例である、ここでは人力出力軸1と、モータ出
力軸2と、それらにより従動する従動部入力軸8と、こ
れら各入出力軸に巻回される索体10と、前記索体の人
力出力軸1とモータ出力軸2間の張力を検知し人力を検
知する人力検知手段2と、モータDの動力を検知するモ
ータ動力検知手段4のみについて示し、それ以外は一般
公知の自転車と同様のものを使用する。また上記人力出
力軸1と従動部入力軸8も一般公知の自転車と同様のも
のを使用する。
【0020】減速機Cを含むモータ動力部Bはバックホ
ーク11とサドルチューブ12に所定の傾射角を持たせ
て溶接された板a13上に、その出力軸2であるギヤが
チェーン10に係合するように固定されている。またチ
ェーン10は右端の人力出力軸1及び左端の従動部入力
軸8に巻回され、人力出力軸1より受ける動力にモータ
出力軸2より受ける動力も加えて従動部入力軸8に伝え
るようになっている。
【0021】図2及び図3で、前記ブロックAは軸9を
中心に回転可能で、またブロックAはその面に垂直な接
触子軸5と6を持ち、接触子3および4が規制された範
囲で回転可能に取りつけられており、また、ブロックA
と一体で変位する磁石7が取りつけてある。またブロッ
クAを支える軸9の外側には人力による接触子3の変位
を妨げるように、極弱い力で付勢されたねじりバネ14
が取りつけてある。しかし以下ではこの付勢力が極弱い
ため、これを無視して説明を進める。人力及びをモータ
の動力がなく、静止状態のとき、接触子3および接触子
4は図4に示す様にチェーン10にそれぞれ角度θ1、
θ2 を成して慴接している。人力によりチェーンに張力
が加わると接触子3はチェーン10より角度θ1によっ
て決まるチェーン張力の分力を受ける。一方接触子4は
人力とモータの動力の合算したものがチェーン張力とな
り角度θ2によってその分力を受けるため、ブロックA
に変位が生じ、角度θ1、θ2 がそれぞれθ12 、θ22に
変化した所でブロックAは静止する。この時次式が成立
する。 人力×cos{(1/2)θ12}=(人力+モータ動力)×co
s{(1/2)θ22} ここで人力=モータの動力ならば cos{(1/2)θ12 } =2cos{(1/2)θ22}
となる 逆に、上記角度を保持するブロックAの位置では、人力
とモータの動力の比率は、常に一定であることになる。
この状態における角度θ12 、θ22及びそのブロ ックA
の位置を以下、バランス状態と呼び、この状態における
制御方法につい て次に述べる。
【0022】尚、以上では、人力とモータの動力が一方
向の場合について述べたが、逆転も可能にするには、図
5乃至図7に示す四個の接触子を持つ構造が有効であ
る。また前記の人力出力軸1とモータ出力軸2の径が極
端に異なる場合は、図5に示す様に人力出力軸1用とモ
ータ出力軸2用に索体を分けると有効である。但しこの
場合には上記バランス式は cos{(1/2)θ12 }
=cos{(1/2)θ22} となる。尚、図5乃至図7
は索体にベルトを、接触子にはその中心に軸を持ち、そ
の回りに回転自由なローラ33を使用した例であり、ブ
ロックの回転中心はモータ出力軸2の中心と略一致して
をり、磁石7及びホール素子M1、M2が装着されたプ
リント板16は図8と同一のものである。
【0023】図8は、ブロックの変位検知手段の側面図
である。図示の磁石7は板状のもので表裏がそれそれN
極、S極に着磁されている。磁石の対角近辺には磁気検
知素子の一種であるホール素子M1,M2が検知中心を
磁石に対向させて減速機Cの外壁に設置された板15に
ピン17で固定されたプリント基盤16上に取りつけら
れている。(ここで、磁石の形状は図2のように四角形
とは限らず円形でも良い。)
【0024】図9は、磁石7の表面磁束密度の分布を、
ホール素子M1、M2の出力電圧レベルV1,V2で表
す。もし磁石7を右に移動させればホール素子M1の出
力電圧V1は増加し,一方、ホール素子M2の出力電圧
V2は減少し両者共に点線で示す様になる。また2個の
ホール素子M1、M2は図10に示すように、互いにそ
の出力電圧が差動増幅するように回路結合され、ホール
素子M1、M2の温度ドリフトや磁石板7とホール素子
M1、M2間の隙間の変動に対して、その出力電圧が変
動しにくくされている。一方、差動増幅することによ
り、非直線であったホール素子M1、M2の差動出力電圧
はV3に示す、直線に近い特性が得られる。
【0025】図11は、ブロックの回動変位Sと図10
の終段増幅器OP0の出力電圧V0(以下単にV0と記
す)の関係を示す.図10において増幅器の増幅度を可
変抵抗器VR0を調節してΔ Sを 任意に変えることが
出来る。また、不感帯幅Nも可変抵抗器VR1及びV
R2により変更可能である。ブロックAの回動変位Sが
不感帯N内にあるときはV0はゼロでモータ動力もゼロ
である。人力が加わりブロックAがΔS内に入ると、急
にV0は立ち上がる。このΔS内に前述ブロックAのバ
ランス状態を合わせておくことにより目標の補助比率を
得ることができる。
【0026】前述のように、目標の補助比率を得るため
に、上記バランス状態を得る角度θ12 、θ22及びブロ
ックAの位置を前記ΔS内になるように予め設定されて
い る。人力 が加えられるとブロックAはN中央部より
ΔS内に移動する。ここで ΔSはNに比較し極めて小
さい幅に設定されている。ここで目標の補助比率よりモ
ータDの動力が小さい場合を想定すると、図4の角度θ
1がバランス状態θ12 よりも大きく(従ってθ2が θ2
2より小さく)なるためブロックは初期の動作 点S1よ
り右に移動する、それに従ってV0が増加し,それに連
動するモータDの動力が増加し、新しいS2点で静止す
る。また、目標の補助比率よりモータDの動力が大きい
場合はSが左に移動し例えば新しいS3点で静止する。
【0027】以上の様にして極めて小さい幅ΔS内でバ
ランス状態が保たれるので、ブロックAの回動変位は小
さく、またモータDの動力が人力と無関係に発生しても
ブロックはすぐに不感帯N内に戻るため暴走は起きな
い。
【0028】尚、マイナスΔSは人力が逆方向に加わっ
た場合の制御の為のものであり、図10 では、この範
囲にブロックAが変位すると差動アンプ出力電圧V0は
マイナスとなりモータDの動力が逆転方向に発生する様
に構成されている、動作原理は上記と同様のため説明を
省く。また自転車等人力が一方向のみの場合は不要なも
のである
【0029】前述ブロックAを支持する弾性体は前述の
図2及び図5乃至7の何れにおいても人力に比べ付勢力
は極弱いものであり不要であることも多いが、人力が加
わらない時、ブロック位置を不感帯Nの中央部に保持す
ることが特に重要な場合は設けることもある。
【0030】以上要約すると、ブロックのバランス状態
ではモータDの動力が常に人力を打ち消すように作用す
るため人力とモー タDの動力の比率が一定に保たれる
と共に、 モータの動力が単独には発生しない、また変
位検知手段は広範囲の直線性は不要であり、安価なもの
から自由に選択できることである。
【0031】チェーンに、その張力を検知する目的で押
し当てる接触子3、4は、図12に示すように、両脇
に、チェーン10のプレート19を逃がすための溝21
と、チェーン10が脱線するのを防ぐためのガイド22
を持つ構造である。また、図13に示すように、そのチ
ェーン10の長さ方向の接触面を円弧状とするもので接
触子はチェーンに非連続回転で慴接する。但し接触子4
にはチェーン10の長さ方向に、なじませて慴接する為
に接触子軸6に緩く嵌合された回転部を持つ、また円弧
よりその半径r以下の距離qにその接触子軸6の中心を
設けることにより、チェーン10により連れ共回りしな
い様にしている、更に接触子4の触子軸6に対する回転
角の範囲は接触子4の一部に必要な隙間を持って嵌合さ
れたストッパピンb24により規制される。また接触子
4の円弧の中央点と両端の各点を結ぶ二本の線が成す角
αが、図4のチェーン10と接触子4がバランス状態で
成す角θ22と一致するか、それ以下の円弧曲率を持たせ
る円弧半径rを設定することにより、その円弧の両端部
で移動するチェーンローラ18が接触子4に急接や急離
するのを防ぐものである。以上により図4の接触子軸6
が上下に揺れることは極めて少なくなることが実証済み
である。
【0032】尚、図13は接触子b付いての例である
が、接触子aについてはストッパピンa23の位置が接
触子軸5の左側になり、接触子がバランス状態で成す角
θ22がθ12になる。それ以外は上記と同様である。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は人力補助動
力装置において、人力検知装置を単純、安価な構成にで
きる特長をもつ。
【0034】また索体に慴接する接触子またはローラを
取りつけたブロックの変位を充分に小さくして人力検知
が可能なため、特別な補正または演算装置が不要であ
る。
【0035】しかも人力とモー タの動力の比率が一定
に保たれる構成により、常時正確な補助動力の比率が得
られ、また人の意図に反するモー タ動力の発生を極力
少なくするものである。
【0036】また人力検知には原則的には弾性体は不要
の為、製造工程の調質工程が省けることである。
【0037】ブロックの変位を電気信号に変換する素子
も、本例の素子とは限らず、例えば光電素子と遮光板の
組み合わせでもよく、より多くの範囲よりその用途に叶
った素子を選択できる。
【0038】また本例の索体にチェーンを用いる場合で
も、接触子の形状を実施例のようにすればチェーン張力
検知以外の方法に比べ、遜色ないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の電動自転車の部分側面図である。
【図2】実施の形態の人力検知装置の正面図である。
【図3】実施の形態の人力検知装置の側面図である。
【図4】実施の形態の人力検知装置の接触子とチェーン
の接触状態を示す正面図である。
【図5】人力出力軸が正転、逆転の両方向に作用する場
合の人力検知装置の正面図である。
【図6】図5で各入出力軸が一直線上にない場合の人力
検知装置の正面図である。
【図7】図5で索体を人力出力軸用とモータ出力軸用に
分離した場合の人力検知装置の正面図である。
【図8】実施の形態の人力検知装置の部分側面図であ
る。
【図9】磁石位置とホール素子の差動出力電圧の関係を
表す図である。
【図10】上記ホール素子を差動増幅するIC回路と、
差動出力電圧をモータトルクに変換するブロック図であ
る。
【図11】磁石の位置と不感帯発生回路の出力電圧の関
係を表す図である。
【図12】実施の形態の人力検知装置の接触子とチェー
ンの接触状態を示す断面図である。
【図13】実施の形態の人力検知装置の接触子bとチェ
ーンの接触状態を示すガイドを除いた正面図である。
【符号の説明】
1 人力出力軸 2 モータ出力軸 3 接触子a 4 接触子b 5 接触子軸a 6 接触子軸b 7 磁石 8 従動部入力軸 9 軸 10 チェーン 10a 索体 11 バックホーク 12 サドルチューブ 13 板a 14 ねじりバネ 15 板b 16 プリント板 17 ピン 18 チェーンローラ 19 チェーンプレート 21 溝 22 ガイド 23 ストッパピンa 24 ストッパピンb 33 ローラ A 接触子軸 B モータ動力部 C 減速機 D モータ M1 ホール素子a M2 ホール素子b VR1 可変抵抗器a VR2 可変抵抗器b VR0 可変抵抗器c OP0 終段増幅器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力出力軸と、モータ出力軸と、それら
    により従動する従動部入力軸と、これら各入出力軸に巻
    回される索体と、前記索体の人力出力軸とモータ出力軸
    間の張力を検知し人力を検知する人力検知手段と、モー
    タの動力を検知するモータ動力検知手段を有し、モータ
    動力検知手段で検知した力を人力検知手段で検知した力
    に打ち消す方向に作用させることを特徴とする人力検知
    装置
  2. 【請求項2】 モータの動力を検知する手段として、モ
    ータ出力軸と従動部入力軸の間の前記索体の張力を検知
    する手段を用いる請求項1記載の人力検知装置。
  3. 【請求項3】 前記索体はたるみを持たされ入出力軸に
    巻回されると共に、モータ出力軸近辺を中心として回転
    可能なブロックを有し、このブロック上にモータ出力軸
    の両側に一個ずつ前記索体に張力を与え慴接する接触子
    を設置し前記ブロックを回転方向片側より人力を打ち消
    す方向に付勢された弾性体で支持された請求項1乃至2
    記載の人力検知装置。
  4. 【請求項4】 前記モータ出力軸中心と人力出力軸中心
    を結ぶ線に略対称に人力検知用接触子を一個、またモー
    タ出力軸中心と従動部入力軸中心とを結ぶ線に略対称に
    モータの動力を検知する接触子を一個索体に慴接するよ
    うに増設し前記ブロックの弾性体を回転方向両側より支
    持された弾性体とした請求項1乃至3記載の人力検知装
    置。
  5. 【請求項5】 前記索体を、人力出力軸と従動部入力軸
    とに巻回される索体と、モータ出力軸と従動部入力軸と
    に巻回される索体に分離した請求項1乃至4記載の人力
    検知装置。
  6. 【請求項6】 前記ブロックの回転変位検知手段として
    ブロック回転面に平行に取つけられた磁石板と、その面
    に対向するように、非回転部に取り付けられた二個の磁
    気検知素子を有し、その二個の磁気検知素子は前記磁石
    板の各々対辺部で磁石板に対向すると共に、互いにその
    出力電圧が差動増幅するように回路結合され、必要な不
    感帯を持つた、請求項1乃至5記載の人力検知装置。
  7. 【請求項7】 前記索体にチエーンを用いる場合の接触
    子について、チェーンに慴接する接触子の、チェーン長
    さ方向の接触面を円弧状とし、その円弧の中央点と両端
    の各点を結ぶ二本の線が成す角を、チェーンと接触子が
    成す角と一致するか、それ以下の円弧曲率とし、また円
    弧よりその半径以下の距離にその回転中心を持つ接触子
    を有する請求項1乃至6記載の人力検知装置。
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