JP2000074360A - ダイオキシン類の生成抑制システム - Google Patents
ダイオキシン類の生成抑制システムInfo
- Publication number
- JP2000074360A JP2000074360A JP10262516A JP26251698A JP2000074360A JP 2000074360 A JP2000074360 A JP 2000074360A JP 10262516 A JP10262516 A JP 10262516A JP 26251698 A JP26251698 A JP 26251698A JP 2000074360 A JP2000074360 A JP 2000074360A
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- Japan
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- temperature
- flue gas
- dioxin
- smoke gas
- fly ash
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/30—Technologies for a more efficient combustion or heat usage
Landscapes
- Chimneys And Flues (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 燃焼炉より排出した排煙ガス温度は800℃
以上であり、200℃以下に減温する過程で排煙中のダ
イオキシンは集塵装置で捕集されるが、ガス状のダイオ
キシンは集塵装置を通過して大気放出される。そのた
め、灰中からダイオキシンを溶出させないための安定化
処理が必要となっている。 【解決手段】 排煙ガス中のダイオキシン類の前駆体は
飛灰を触媒として再合成するため、排煙ガス温度が再合
成する温度領域に至る前に800〜480℃において飛
灰を除去するものとした。一方、480〜600℃級の
集塵装置としては、粒体移動層方式のものとして構成さ
れている。
以上であり、200℃以下に減温する過程で排煙中のダ
イオキシンは集塵装置で捕集されるが、ガス状のダイオ
キシンは集塵装置を通過して大気放出される。そのた
め、灰中からダイオキシンを溶出させないための安定化
処理が必要となっている。 【解決手段】 排煙ガス中のダイオキシン類の前駆体は
飛灰を触媒として再合成するため、排煙ガス温度が再合
成する温度領域に至る前に800〜480℃において飛
灰を除去するものとした。一方、480〜600℃級の
集塵装置としては、粒体移動層方式のものとして構成さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】ゴミ焼却施設におけるダイオ
キシン類の発生が社会的問題となっているが、本発明
は、ゴミ焼却におけるダイオキシンの生成を抑制するた
めの焼却システムを提供するものである。
キシン類の発生が社会的問題となっているが、本発明
は、ゴミ焼却におけるダイオキシンの生成を抑制するた
めの焼却システムを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴミ焼却施設における排煙ガス中
の飛灰の除去については、排煙ガス温度200℃以下に
おいて集塵装置により集塵するものとしている。(厚生
省、ゴミ焼却施設基準、1997年12月) 200℃以下での使用を基準としているのは、集塵装置
を通過する排煙ガス中のダイオキシン類の前駆体物質が
集塵装置に滞積した飛灰の触媒作用によって、ダイオキ
シン類に再合成することを防止するためである。一方、
燃焼炉より排出した排煙ガス温度は800℃以上であ
り、集塵装置に至るまでに、熱回収部などを通過して、
200℃以下に減温する過程で排煙中のダイオキシン類
の前駆体は排煙中の飛灰が触媒となってダイオキシン類
に再合成する。再合成した粉状のダイオキシンは集塵装
置で捕集されるが、ガス状のダイオキシンは集塵装置を
通過して大気放出される。そのため、煙道内で活性炭の
吸着によるガス状のダイオキシンの除去技術も一部採用
されている。しかし、集塵装置で捕集した飛灰中に粉状
ダイオキシン、またはダイオキシンを吸着した活性炭が
混在するとき、これら焼却灰の処理は、ダイオキシンを
含有するため、灰の処分には、灰中からダイオキシンを
溶出させないための安定化処理が必要となっている。
の飛灰の除去については、排煙ガス温度200℃以下に
おいて集塵装置により集塵するものとしている。(厚生
省、ゴミ焼却施設基準、1997年12月) 200℃以下での使用を基準としているのは、集塵装置
を通過する排煙ガス中のダイオキシン類の前駆体物質が
集塵装置に滞積した飛灰の触媒作用によって、ダイオキ
シン類に再合成することを防止するためである。一方、
燃焼炉より排出した排煙ガス温度は800℃以上であ
り、集塵装置に至るまでに、熱回収部などを通過して、
200℃以下に減温する過程で排煙中のダイオキシン類
の前駆体は排煙中の飛灰が触媒となってダイオキシン類
に再合成する。再合成した粉状のダイオキシンは集塵装
置で捕集されるが、ガス状のダイオキシンは集塵装置を
通過して大気放出される。そのため、煙道内で活性炭の
吸着によるガス状のダイオキシンの除去技術も一部採用
されている。しかし、集塵装置で捕集した飛灰中に粉状
ダイオキシン、またはダイオキシンを吸着した活性炭が
混在するとき、これら焼却灰の処理は、ダイオキシンを
含有するため、灰の処分には、灰中からダイオキシンを
溶出させないための安定化処理が必要となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。焼却
炉において燃焼温度を800℃以上として、ダイオキシ
ン類を熱分解した後で、排煙ガスが排煙ガス熱回収部な
どの煙道を通過して、集塵装置に至るまでの減温過程に
おいて、排煙ガス中の飛灰を触媒として熱分解したダイ
オキシン類の前駆体は再合成するため、触媒効果を有す
る飛灰の除去は有効な手段である。しかし、その場合、
500℃以上の温度領域における集塵が必要となるが、
集塵装置において捕集した飛灰にはダイオキシン類を除
去する必要がなくなる。
のにあっては、下記のような問題点を有していた。焼却
炉において燃焼温度を800℃以上として、ダイオキシ
ン類を熱分解した後で、排煙ガスが排煙ガス熱回収部な
どの煙道を通過して、集塵装置に至るまでの減温過程に
おいて、排煙ガス中の飛灰を触媒として熱分解したダイ
オキシン類の前駆体は再合成するため、触媒効果を有す
る飛灰の除去は有効な手段である。しかし、その場合、
500℃以上の温度領域における集塵が必要となるが、
集塵装置において捕集した飛灰にはダイオキシン類を除
去する必要がなくなる。
【0004】この発明はダイオキシン類前駆体の再合成
を抑制することを課題としている。本発明は、従来の技
術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、下記のようにすることが
できるものを提供しようとするものである。ゴミの焼却
炉において高温燃焼(800℃以上)によるダイオキシ
ン類の熱分解後、焼却炉より排出した排煙ガス中にはダ
イオキシンの前駆体となる塩素類と多環芳香属類が含ま
れているため、450℃〜180℃の温度領域において
再合成する。なお、その再合成は、図1に示すように飛
灰の触媒活性により再合成することが報告されている。
(藤原・宮田「活性炭によるダイオキシン除去システ
ム」微粒子工学講演会1998) 図1は、飛灰の触媒活性によるダイオキシン生成と温度
の関係を示すが、450℃〜180℃領域でダイオキシ
ンが再合成し、特に400℃〜250℃において、その
反応が顕著である。以上において、前駆物質の再合成を
促す触媒となる飛灰の存在が問題となるため、焼却炉よ
り排出する800℃以上の排煙ガスが450℃以下に減
温する以前に飛灰を除去することにより、ダイオキシン
類への再合成を抑制することが可能になる。そのために
は、排煙ガス温度800℃〜500℃において排煙ガス
中の飛灰を除去するための耐高温性の集塵装置が必要と
なる。
を抑制することを課題としている。本発明は、従来の技
術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、下記のようにすることが
できるものを提供しようとするものである。ゴミの焼却
炉において高温燃焼(800℃以上)によるダイオキシ
ン類の熱分解後、焼却炉より排出した排煙ガス中にはダ
イオキシンの前駆体となる塩素類と多環芳香属類が含ま
れているため、450℃〜180℃の温度領域において
再合成する。なお、その再合成は、図1に示すように飛
灰の触媒活性により再合成することが報告されている。
(藤原・宮田「活性炭によるダイオキシン除去システ
ム」微粒子工学講演会1998) 図1は、飛灰の触媒活性によるダイオキシン生成と温度
の関係を示すが、450℃〜180℃領域でダイオキシ
ンが再合成し、特に400℃〜250℃において、その
反応が顕著である。以上において、前駆物質の再合成を
促す触媒となる飛灰の存在が問題となるため、焼却炉よ
り排出する800℃以上の排煙ガスが450℃以下に減
温する以前に飛灰を除去することにより、ダイオキシン
類への再合成を抑制することが可能になる。そのために
は、排煙ガス温度800℃〜500℃において排煙ガス
中の飛灰を除去するための耐高温性の集塵装置が必要と
なる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本発明のものは、ゴミ焼却において、ゴミに塩素類を含
有するとき燃焼時にダイオキシン類を生成するが、燃焼
条件によってはダイオキシン類を熱分解し得る。しか
し、排煙ガス中にダイオキシン類の前駆体を含有するた
め、排煙ガス中の飛灰が触媒となって、排煙ガス温度が
450℃〜180℃においてダイオキシン類を再合成す
るので、焼却炉より排出する排煙ガスは煙道を通過し、
減温する過程で排煙ガス温度が600℃〜480℃程度
の状態において、ダイオキシン類の前駆体の再合成を促
す触媒機能となる排煙ガス中の飛灰を除去し、ダイオキ
シン類の生成を抑制するため、焼却炉より排出した排煙
ガスに水または常温の空気を注入混合して急速冷却し、
排煙ガス温度を600℃〜480℃に減温して、高温集
塵部により飛灰を除去するものとし、高温集塵部は、移
動層粒子による集塵として、その構造体は金属材料の適
用を可能なものと構成され、高温集塵部は、ガス流入口
にはサイクロン集塵部を設け、同芯円上の内筒管にはガ
ス通路をルーバとし、外筒管は多孔円管とし、両者で構
成される円環部内に移動層粒子を充填し集塵フィルター
を形成したダイオキシン類の生成抑制システムである。
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本発明のものは、ゴミ焼却において、ゴミに塩素類を含
有するとき燃焼時にダイオキシン類を生成するが、燃焼
条件によってはダイオキシン類を熱分解し得る。しか
し、排煙ガス中にダイオキシン類の前駆体を含有するた
め、排煙ガス中の飛灰が触媒となって、排煙ガス温度が
450℃〜180℃においてダイオキシン類を再合成す
るので、焼却炉より排出する排煙ガスは煙道を通過し、
減温する過程で排煙ガス温度が600℃〜480℃程度
の状態において、ダイオキシン類の前駆体の再合成を促
す触媒機能となる排煙ガス中の飛灰を除去し、ダイオキ
シン類の生成を抑制するため、焼却炉より排出した排煙
ガスに水または常温の空気を注入混合して急速冷却し、
排煙ガス温度を600℃〜480℃に減温して、高温集
塵部により飛灰を除去するものとし、高温集塵部は、移
動層粒子による集塵として、その構造体は金属材料の適
用を可能なものと構成され、高温集塵部は、ガス流入口
にはサイクロン集塵部を設け、同芯円上の内筒管にはガ
ス通路をルーバとし、外筒管は多孔円管とし、両者で構
成される円環部内に移動層粒子を充填し集塵フィルター
を形成したダイオキシン類の生成抑制システムである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図2、図3を参照して説明する。ゴミ焼却
炉内でダイオキシン類を熱分解するため、800℃以上
の燃焼温度を要するため、ゴミ焼却炉より排出する排煙
ガス温度も通常800℃以上となっている。排煙ガス中
のダイオキシン類の前駆体は飛灰を触媒として再合成す
るため、排煙ガス温度が再合成する温度領域に至る前に
600℃〜480℃において飛灰を除去するものとし
た。一方、480℃〜600℃級の高温集塵部の構造体
としては、経済性を考慮してニッケル・クローム鋼(S
US材)を使用することが可能になる。集塵方式として
は粒体移動層集塵方式を採用し、移動層を形成する粒体
は粒径2m/m〜1m/mのセラミックスボールまたは
硅砂を使用し、ケーシング類はSUS材を使用する。
例にもとづき図2、図3を参照して説明する。ゴミ焼却
炉内でダイオキシン類を熱分解するため、800℃以上
の燃焼温度を要するため、ゴミ焼却炉より排出する排煙
ガス温度も通常800℃以上となっている。排煙ガス中
のダイオキシン類の前駆体は飛灰を触媒として再合成す
るため、排煙ガス温度が再合成する温度領域に至る前に
600℃〜480℃において飛灰を除去するものとし
た。一方、480℃〜600℃級の高温集塵部の構造体
としては、経済性を考慮してニッケル・クローム鋼(S
US材)を使用することが可能になる。集塵方式として
は粒体移動層集塵方式を採用し、移動層を形成する粒体
は粒径2m/m〜1m/mのセラミックスボールまたは
硅砂を使用し、ケーシング類はSUS材を使用する。
【0007】図2に、高温集塵によるダイオキシン類の
再合成抑制システムを示す。ゴミ焼却炉から排出された
排煙ガスは、排煙ガス急速冷却部2で冷空気または水を
注入混合し、ガス温度600℃〜480℃として、高温
集塵部3の使用温度まで減温して集塵する。高温集塵部
3を通過後は熱回収部4及び煙突6を経て大気に排出さ
れる。
再合成抑制システムを示す。ゴミ焼却炉から排出された
排煙ガスは、排煙ガス急速冷却部2で冷空気または水を
注入混合し、ガス温度600℃〜480℃として、高温
集塵部3の使用温度まで減温して集塵する。高温集塵部
3を通過後は熱回収部4及び煙突6を経て大気に排出さ
れる。
【0008】実施例 図2により実施例を説明する。ゴミ焼却炉1のゴミ供給
ホッパ11よりゴミ投入口12を経て、流動層燃焼部1
3にゴミが投入され、焼却される。流動層燃焼部のフリ
ーボード部14により燃焼温度800℃以上、燃焼時間
2秒以上を確保してダイオキシン類を熱分解し、排煙ガ
スは排煙排出口15より排出し、排煙ガスは排煙ガス急
速冷却部2において冷却水または冷空気を注入口21よ
り供給して、排煙ガスと混合し600℃〜500℃に急
冷し、高温集塵部3において排煙中のダイオキシン類の
再合成を促す触媒となる飛灰を除塵する。除塵された排
煙ガスは熱回収部4を経て誘引送風機5により誘引され
て煙突6より大気排出する。また、熱回収部4では燃焼
空気は押込送風機41より外気を吸入し、加熱されて燃
焼空気流出部42より燃焼空気供給部16を経て流動層
燃焼部13に供給される。流動層燃焼部13で生じた粗
粒灰または不燃性異物は流動層排出部17より排出し、
ふるい機18により流動層媒体と分離され、粗粒灰、異
物は灰サイロ7に貯留し、また、流動層媒体は流動層燃
焼部に搬送される。
ホッパ11よりゴミ投入口12を経て、流動層燃焼部1
3にゴミが投入され、焼却される。流動層燃焼部のフリ
ーボード部14により燃焼温度800℃以上、燃焼時間
2秒以上を確保してダイオキシン類を熱分解し、排煙ガ
スは排煙排出口15より排出し、排煙ガスは排煙ガス急
速冷却部2において冷却水または冷空気を注入口21よ
り供給して、排煙ガスと混合し600℃〜500℃に急
冷し、高温集塵部3において排煙中のダイオキシン類の
再合成を促す触媒となる飛灰を除塵する。除塵された排
煙ガスは熱回収部4を経て誘引送風機5により誘引され
て煙突6より大気排出する。また、熱回収部4では燃焼
空気は押込送風機41より外気を吸入し、加熱されて燃
焼空気流出部42より燃焼空気供給部16を経て流動層
燃焼部13に供給される。流動層燃焼部13で生じた粗
粒灰または不燃性異物は流動層排出部17より排出し、
ふるい機18により流動層媒体と分離され、粗粒灰、異
物は灰サイロ7に貯留し、また、流動層媒体は流動層燃
焼部に搬送される。
【0009】高温集塵部3は移動層粒状集塵方式であ
り、その構成を図3に示す。図3において、粒子供給口
31より粒子が供給され、粒子排出口32より排出され
ることにより移動層フィルター36を形成する。排煙ガ
スはガス流入口33よりサイクロン集塵効果を形成して
流入し、フィルター貫通孔34を経てルーバ付内筒管3
5より円環状の移動層フィルター36に流入し、除塵さ
れて多孔外筒管37から流出し、除塵されたガスはガス
流出口38より流出する。粒子排出口32より排出する
移動層粒子と飛灰の混合物は分級機30で分級され、細
粉状の飛灰は灰サイロ7に搬送され、また、移動粒子は
粒子供給口31に供給し、移動層フィルター36を循環
する。なお、排煙ガス温度が600℃〜480℃におい
て、高温集塵部3を設置するとき、その構成材は、汎用
のSUS材適用が可能であり、移動層粒子にはセラミッ
クスボールまたは硅砂を使用することで対処し得る。
り、その構成を図3に示す。図3において、粒子供給口
31より粒子が供給され、粒子排出口32より排出され
ることにより移動層フィルター36を形成する。排煙ガ
スはガス流入口33よりサイクロン集塵効果を形成して
流入し、フィルター貫通孔34を経てルーバ付内筒管3
5より円環状の移動層フィルター36に流入し、除塵さ
れて多孔外筒管37から流出し、除塵されたガスはガス
流出口38より流出する。粒子排出口32より排出する
移動層粒子と飛灰の混合物は分級機30で分級され、細
粉状の飛灰は灰サイロ7に搬送され、また、移動粒子は
粒子供給口31に供給し、移動層フィルター36を循環
する。なお、排煙ガス温度が600℃〜480℃におい
て、高温集塵部3を設置するとき、その構成材は、汎用
のSUS材適用が可能であり、移動層粒子にはセラミッ
クスボールまたは硅砂を使用することで対処し得る。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。本発明は、ゴミ焼却施設
のダイオキシン類の生成抑制と排煙ガス中の飛灰を除去
することができる。このほか、安価に製造できる、部品
点数が少ないので組立が容易である、経済的であるなど
の効果をも有するものである。
で次に記載する効果を奏する。本発明は、ゴミ焼却施設
のダイオキシン類の生成抑制と排煙ガス中の飛灰を除去
することができる。このほか、安価に製造できる、部品
点数が少ないので組立が容易である、経済的であるなど
の効果をも有するものである。
【図1】飛灰の触媒活性によるダイオキシン類の生成と
温度の関係を示すグラフである。
温度の関係を示すグラフである。
【図2】ゴミ焼却施設のダイオキシン類再合成抑制シス
テムを示す構成図である。
テムを示す構成図である。
【図3】同上における高温集塵部の拡大図である。
【図4】A−A線断面図である。
【図5】B−B線断面図である。
1 ゴミ焼却炉 11 ゴミ供給ホッパ 12 ゴミ投入口 13 流動層燃焼部 14 フリーボード部 15 排煙排出口 16 燃焼空気供給部 17 流動層排出部 18 ふるい機 2 排煙ガス急速冷却部 21 注入口 3 高温集塵部 30 分級機 31 粒子供給口 32 粒子排出口 33 ガス流入口 34 フィルター貫通孔 35 ルーバー付内筒管 36 移動層フィルター 37 多孔外筒管 38 ガス流出口 4 熱回収部 41 押込送風機 42 燃焼空気流出部 5 誘引通風機 6 煙突 7 灰サイロ
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴミ焼却において、800℃以上の高温
燃焼によるダイオキシン類の熱分解後、焼却炉より排出
する排煙ガスは煙道を通過し、減温する過程で排煙ガス
温度が600℃〜480℃程度の状態において、ダイオ
キシン類の前駆体の再合成を促す触媒機能となる排煙ガ
ス中の飛灰を除去し、ダイオキシン類の生成を抑制する
ため、焼却炉より排出した排煙ガスに水または常温の空
気を注入混合して急速冷却し、排煙ガス温度を600℃
〜480℃に減温して、高温集塵部により飛灰を除去す
るものとし、高温集塵部は、移動層粒子による集塵とし
て、その構造体は金属材料の適用を可能なものと構成さ
れ、高温集塵部は、ガス流入口にはサイクロン集塵部を
設け、同芯円上の内筒管にはガス通路をルーバとし、外
筒管は多孔円管とし、両者で構成される円環部内に移動
層粒子を充填し集塵フィルターを形成したことを特徴と
するダイオキシン類の生成抑制システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10262516A JP2000074360A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | ダイオキシン類の生成抑制システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10262516A JP2000074360A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | ダイオキシン類の生成抑制システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000074360A true JP2000074360A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17376899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10262516A Pending JP2000074360A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | ダイオキシン類の生成抑制システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000074360A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104676600A (zh) * | 2015-02-21 | 2015-06-03 | 泉州市永茂电子科技有限公司 | 一种带有瓦拱结构的垃圾燃烧炉 |
CN107965775A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-27 | 成都易态科技有限公司 | 减少垃圾焚烧排放的烟气中二恶英的方法和设备 |
CN111530216A (zh) * | 2020-06-12 | 2020-08-14 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种抑制二噁英再生的烟气急冷除尘装置及控制方法 |
CN117139346A (zh) * | 2023-10-31 | 2023-12-01 | 杭州灰弘环保科技有限公司 | 一种生活垃圾焚烧飞灰中低温热解脱附无害化系统及方法 |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP10262516A patent/JP2000074360A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104676600A (zh) * | 2015-02-21 | 2015-06-03 | 泉州市永茂电子科技有限公司 | 一种带有瓦拱结构的垃圾燃烧炉 |
CN104676600B (zh) * | 2015-02-21 | 2017-03-22 | 江苏中威重工机械有限公司 | 一种带有瓦拱结构的垃圾燃烧炉 |
CN107965775A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-27 | 成都易态科技有限公司 | 减少垃圾焚烧排放的烟气中二恶英的方法和设备 |
CN111530216A (zh) * | 2020-06-12 | 2020-08-14 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种抑制二噁英再生的烟气急冷除尘装置及控制方法 |
CN117139346A (zh) * | 2023-10-31 | 2023-12-01 | 杭州灰弘环保科技有限公司 | 一种生活垃圾焚烧飞灰中低温热解脱附无害化系统及方法 |
CN117139346B (zh) * | 2023-10-31 | 2024-02-23 | 杭州灰弘环保科技有限公司 | 一种生活垃圾焚烧飞灰中低温热解脱附无害化系统及方法 |
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