JP2000074069A - 転がり軸受 - Google Patents

転がり軸受

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JP2000074069A JP10243946A JP24394698A JP2000074069A JP 2000074069 A JP2000074069 A JP 2000074069A JP 10243946 A JP10243946 A JP 10243946A JP 24394698 A JP24394698 A JP 24394698A JP 2000074069 A JP2000074069 A JP 2000074069A
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真路 阿部
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    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばハードディスク駆動用のスピンドルモー
タに使用される転がり軸受において、高温時に予圧が許
容値を下回ると、回転精度が低下し、読み取りエラー等
が発生する。 【解決手段】内輪9として高炭素クロム鋼、例えばSU
J2を用い、外輪10としてステンレス鋼、例えばSU
S440Cを用い、ボール11として線膨張係数が7×
10-6〜15×10-6/°Cの範囲にあるセラミック
ス、例えばジルコニアを用いる。内,外輪9,10とボ
ール11の線膨張係数が略等しいので、温度による予圧
変化が少ない。特に、内輪の線膨張係数を外輪のそれよ
りも高くすれば、高温時の予圧低下をより抑制すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スクやポリゴンミラーを駆動するスピンドルモータに用
いられる転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、記録媒体としての磁気ディスクを、固定軸体に対し
て回転自在に支持されたロータハブによって支持して回
転駆動するスピンドルモータがある。この種のスピンド
ルモータでは、ロータハブの内周部を直接に支持し、或
いは鉄系材料からなるスペーサを介して間接的に支持す
る鉄系材料からなる玉軸受が設けられている。
【0003】ところで、磁気ディスクとしてはアルミニ
ウム板が用いられているが、ガラス板を主体とするもの
も普及してきている。アルミニウム製の磁気ディスクに
対してアルミニウム製のロータハブを用いる場合、両者
の熱膨張率が同じであるので、温度変化によってロータ
ハブの形状に大きな変形が生ずることがない。
【0004】しかし、ガラス製の磁気ディスクに対して
アルミニウム製のロータハブを用いる場合、ロータハブ
の形状に比較的大きな変形が発生する。すると、ロータ
ハブに支持された磁気ディスクが所定位置から移動した
り、所定角度から変化したりして、磁気ディスクに読み
取りエラーや書き込みエラーが発生したり、磁気ディス
クや読み書きヘッドが損傷したりするおそれがある。し
たがって、ガラス製の磁気ディスクに対しては、アルミ
ニウムよりも線膨張係数が低いステンレス製のロータハ
ブを用いることが好ましい。
【0005】一方、ハードディスク駆動用のスピンドル
モータでは、近年、高速、高温下における潤滑寿命を向
上するために、窒化ケイ素製のボールを使用するケース
が増えつつある。また、上記のスピンドルモータでは、
高回転精度を得るために玉軸受に予圧をかけて使用され
る。小型化の要請のあるこの種のスピンドルモータで
は、ばね等を用いない、いわゆる定位置予圧が実施され
る。ところが、窒化ケイ素では、内輪や外輪に通常使用
される軸受鋼と比較して線膨張係数が1/3程度である
ので、温度変化によって予圧が大きく変動するという問
題がある。
【0006】例えば、低温時に予圧が許容値を超えて増
大すると、軸受トルクが増大してモータの消費電力が大
きくなり、省エネに反する。一方、高温時に、予圧が過
度に減少(いわゆる予圧抜け)すると回転精度が低下
し、読み取りエラーや書き込みエラーが発生する。本発
明は上記課題に鑑みてなされたものであり、定位置予圧
において温度変化にかかわらず安定した予圧を得ること
のできる転がり軸受を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様は、
線膨張係数が7×10-6/°C〜15×10-6/°Cで
あるセラミックス製の転動体を内輪と外輪との間に介在
することを特徴とするものである。
【0008】本態様では、転動体の線膨張係数をステン
レス鋼の線膨張係数に近いものとしたので、例えばロー
タハブがステンレス鋼からなるスピンドルモータに好適
に使用することができる。すなわち、ロータハブとして
ステンレス鋼を用いる場合、内輪や外輪もステンレス鋼
或いはステンレス鋼相当の線膨張係数を持つことが好ま
しく、そうすると、転動体としてステンレス鋼に近い線
膨張係数を持つものを用いることが、温度によって予圧
が変化し難くする点から好ましい。
【0009】請求項2記載の発明の態様は、請求項1に
おいて、上記セラミックスはジルコニアおよびアルミナ
から選択されることを特徴とするものである。ジルコニ
アは、例えば8.7×10-6〜11.4×10-6/°C
の線膨張係数を持ち、アルミナは、例えば8.6×10
-6〜9.6×10-6/°Cの線膨張係数を持ち、何れも
ステンレス鋼の線膨張係数に近い線膨張係数を持つの
で、上記したように、温度よって予圧が変化し難くする
ことができる。なお、ジルコニアやアルミナは、一般的
に軸受に使用される窒化ケイ素等と比較すると、強度が
低いが、O/A機器等で使用することを想定すれば、十
分な強度を達成することができる。というのは、一般に
O/A機器等に用いられるスピンドルモータでは、定格
荷重の1.5〜2%程度の軽予圧で用いられるからであ
る。ジルコニアとアルミナを比較した場合、強度的には
ジルコニアを用いることが好ましい。
【0010】請求項3記載の発明の態様は、請求項1又
は2において、上記外輪の線膨張係数よりも内輪の熱膨
張係数を大きくしてあることを特徴とするものである。
本態様では、温度上昇した場合に予圧が低下することを
抑制することができる。これは、回転輪が内輪である場
合も外輪である場合も同様である。請求項4記載の発明
の態様は、請求項3において、内輪が高炭素クロム軸受
鋼からなり、外輪がステンレス鋼からなることを特徴と
するものである。
【0011】高炭素クロム鋼、例えばSUJ2は12.
5×10-6/°Cの線膨張係数を持ち、ステンレス鋼、
例えばSUS440Cは10.5×10-6/°Cの線膨
張係数を持つので、内輪の温度膨張が外輪の温度膨張を
上回ることになる結果、温度上昇時の予圧低下を抑制す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態の転がり軸受を含む、ハードディスク等の情報記録
用のディスクを駆動するためのスピンドルモータの概略
断面図である。なお、本発明はスピンドルモータを、ハ
ードディスク以外の各種記録媒体の駆動に用いることは
いうまでもない。また、本転がり軸受は、あらゆるブラ
シレスのダイレクトドライブモータに組み込んで使用で
き、例えば本転がり軸受をポリゴンミラー駆動用のスピ
ンドルモータに組み込んで使用することもできる。
【0013】図1を参照して、本スピンドルモータ1で
は、固定軸体2の軸方向中央部にステータコア3が外嵌
されて固定されている。固定軸体2には、ステータコア
3を挟んだ上下にそれぞれ本転がり軸受としての玉軸受
4,5の内周部が取り付けられており、これら玉軸受
4,5によって、ハードディスク等の情報記録用のディ
スク12の内周部を保持するための例えばステンレス鋼
からなるロータハブ6を回転自在に支持している。ロー
タハブ6の内周面には、ステータコア3の周囲を取り囲
む状態でロータヨーク7が固定されている。
【0014】上側の玉軸受4は、略カップ形状のロータ
ハブ6の上部を直接回転自在に支持している。一方、下
側の玉軸受5は、ロータハブ6の下部を例えばステンレ
ス鋼からなる環状部材8を介して回転自在に支持してい
る。各玉軸受4,5は固定軸体2の外周面に固定される
内輪9と、ロータハブ6又は環状部材8の内周面に固定
される外輪10と、内輪9と外輪10との間に介在する
転動体としての複数のボール11とを備えている。
【0015】ロータハブ6の外周には、複数の情報記録
用のディスク12が嵌め合わされて固定されている。情
報記録用のディスク12としては、アルミニウム板から
なる場合と、ガラス板からなる場合と、ガラス板を主体
とする場合とがある。複数の情報記録用のディスク12
は、同じくロータハブ6に嵌め合わされた環状のスペー
サ13と交互に、ロータハブ6の軸方向に積層されてい
る。これらディスク12とスペーサ13の積層体は、ロ
ータハブ6の上部にねじ止めされた円盤状の固定板14
と、ロータハブ6の下部の受け部15との間に挟持され
ることにより、ロータハブ6と一体回転可能に保持され
ている。
【0016】ロータハブ7としてステンレス鋼を用いる
場合、ロータハブ7の内周側の部材である玉軸受4,5
および環状部材8としては、線膨張係数が略等しい鉄系
の材料を用いることが好ましい。例えば内輪9および外
輪10として、高炭素クロム軸受鋼やステンレス鋼を用
いることができる。高炭素クロム軸受鋼としては、例え
ばSUJ1、SUJ2、SUJ3等がある。また、ステ
ンレス鋼としては、例えばマルテンサイト系ステンレス
鋼であるSUS430、SUS440等を用いることが
できる。
【0017】内輪9および外輪10として、例えばSU
J2等の高炭素クロム軸受鋼を用いる等、互いに線膨張
係数の等しい材料で形成することもできるが、内輪9の
線膨張係数を外輪10の線膨張係数よりも大きくしてお
くことが好ましい。というのは、一般に軸受が温度上昇
したときには、予圧が低下する傾向にあるので、これを
抑制し、予圧が使用温度域内で許容下限を下回らないよ
うにするためである。例えば100°Cまで温度上昇し
たときに0.5kgf以上の予圧が確保できれば好まし
い。
【0018】また、ボール11としては、線膨張係数が
7×10-6/°C〜15×10-6/°Cであるセラミッ
クスを用いることが好ましい。というのは、ロータハブ
7としてステンレス鋼を用いる場合、外輪もステンレス
鋼或いはステンレス鋼相当の線膨張係数を持つ素材であ
ることが好ましく、そうすると、ステンレス鋼に近い線
膨張係数を持つセラミックス製のボールであれば、温度
によって予圧が変化し難い点で好ましいからである。
【0019】線膨張係数が7×10-6/°C〜15×1
-6 /°Cであるセラミックスとしては、ジルコニ
ア、アルミナを例示することができる。ジルコニアは、
例えば8.7×10-6〜11.4×10-6/°Cの線膨
張係数を持ち、アルミナは、例えば8.6×10-6
9.6×10-6/°Cの線膨張係数を持つ。ジルコニア
もアルミナもステンレス鋼の線膨張係数に近い線膨張係
数を持つので、温度によって予圧が変化し難くすること
ができる。
【0020】なお、ジルコニアやアルミナは、一般的に
軸受に使用される窒化ケイ素等と比較すると、強度が低
いが、ハードディスク駆動用のスピンドルモータ等のO
/A機器で使用することを想定すれば、十分な強度を達
成することができる。というのは、一般にO/A機器等
に用いられるスピンドルモータでは、定格荷重の1.5
〜2%程度の軽荷重の予圧で用いられるからである。
【0021】本実施の形態では、ボール11の線膨張係
数をステンレス鋼の線膨張係数に近いものとしたので、
ロータハブ6がステンレス鋼からなるスピンドルモータ
1に使用して、温度変化に伴う予圧変化を少なくするこ
とができる。その結果、高温時の回転精度を高く維持で
き、これにより、スピンドルモータがハードディスク駆
動用である場合に、読み込みエラーや書き込みエラーの
発生を防止することができる。また、低温時の予圧上昇
を抑えて回転抵抗を少なし、省エネに寄与することがで
きる。
【0022】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、上記の実施の形態は外輪回転
であったが、本発明を内輪回転のものに適用しても良
い。その他、本発明の範囲で種々の変更を施すことがで
きる。実施例1 転がり軸受として、内輪の内径が5mmであり、外輪の
外径が13mmであり、内輪および外輪の軸方向の幅が
4mmであり、また、直径2mmのボールを8個用いた
実施例1を準備した。この実施例1では、内輪および外
輪として、線膨張係数が12.5×10-6/°Cである
SUJ2を用い、ボールとして線膨張係数が10.1×
10-6/°Cであるジルコニアを用い、20°Cのとき
の予圧を1.2kgfに設定した。実施例2 実施例1と同様のサイズの実施例2を準備した。実施例
2の内輪として、線膨張係数が12.5×10-6/°C
であるSUJ2を用い、外輪として、線膨張係数が1
0.5×10-6/°CであるSUS440Cを用い、ボ
ールとして線膨張係数が10.1×10-6/°Cである
ジルコニアを用い、20°Cのときの予圧を1.2kg
fに設定した。比較例 実施例1と同様のサイズの比較例を準備した。比較例の
内輪および外輪として、線膨張係数が12.5×10-6
/°CであるSUJ2を用い、ボールとして線膨張係数
が3.2×10-6/°Cである窒化ケイ素を用い、20
°Cのときの予圧を1.2kgfに設定した。試験 上記の実施例1、実施例2および比較例を用い、−40
°Cから100°Cまでの温度域における予圧変化を測
定した結果を、図2に示す。
【0023】比較例は、温度変化に伴う予圧変化が激し
く、略40°Cまで温度が上昇すると予圧が許容下限で
ある0.5kgfまで低下し、略70°Cまで温度が上
昇すると、予圧がゼロになった。これでは、ハードディ
スク駆動用のスピンドルモータに用いた場合に、読み込
みエラーや書き込みエラーが発生するおそれがある。ま
た、低温側にいくにしたがっての予圧上昇も大きい。
【0024】これに対して、実施例1や実施例2では、
略一定の予圧を達成することができる。すなわち、双方
とも100°Cにおいて、許容下限である0.5kgf
よりも大きい予圧を得ることができる。また、低温側に
いくにしたがっての予圧上昇も非常にゆるやかである。
特に、実施例2では、内輪の線膨張係数を外輪の線膨張
係数よりも大きくしたので、温度上昇に伴う予圧低下を
非常に少なくすることができる。
【0025】実施例1,2では、ハードディスク駆動用
のスピンドルモータに用いた場合に、予圧が安定してい
るので、温度変化にかかわらず、回転精度を高く維持で
き、したがって、読み込みエラーや書き込みエラーが発
生することがない。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、転動体の線膨
張係数をステンレス鋼の線膨張係数に近いものとしたの
で、内輪および外輪が鉄系材料からなる組合せにおい
て、温度による予圧変動を少なくすることができる。し
たがって、本転がり軸受を例えばロータハブがステンレ
ス鋼からなるハードディスク駆動用のスピンドルモータ
に使用した場合に、読み取り/書き込みエラーの発生を
防止でき、また、回転抵抗を抑えて省エネにも寄与する
ことができる。
【0027】請求項2記載の発明では、ジルコニアは、
例えば8.7×10-6〜11.4×10-6/°Cの線膨
張係数を持ち、アルミナは、例えば8.6×10-6
9.6×10-6/°Cの線膨張係数を持ち、何れもステ
ンレス鋼の線膨張係数に近い線膨張係数を持つので、温
度による予圧変化を抑制することができる。請求項3記
載の発明では、温度上昇した場合の予圧の低下を確実に
抑制することができる。
【0028】請求項4記載の発明では、内輪の温度膨張
が外輪の温度膨張を上回ることになる結果、温度上昇時
の予圧低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の転がり軸受を適用した
スピンドルモータの概略断面図である。
【図2】転がり軸受の実施例と比較例について、温度変
化に伴う予圧変化を表すグラフ図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 2 固定軸体 3 ステータコア 4,5 玉軸受 6 ロータハブ 7 ローラヨーク 8 環状部材 9 内輪 10 外輪 11 ボール 12 ハードディスク 13 スペーサ 14 固定板 15 受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J101 AA02 AA42 AA54 AA62 BA53 BA54 BA70 EA03 EA06 EA41 EA42 FA41 FA60 GA53 5H605 CC04 EB10 FF10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線膨張係数が7×10-6〜15×10-6
    /°Cであるセラミックス製の転動体を内輪と外輪との
    間に介在する転がり軸受。
  2. 【請求項2】上記セラミックスはジルコニアおよびアル
    ミナから選択されることを特徴とする請求項1記載の転
    がり軸受。
  3. 【請求項3】上記外輪の線膨張係数よりも内輪の熱膨張
    係数を大きくしてあることを特徴とする請求項1又は2
    記載の転がり軸受。
  4. 【請求項4】上記内輪が高炭素クロム軸受鋼からなり、
    外輪がステンレス鋼からなることを特徴とする請求項3
    記載の転がり軸受。
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