JP2000072640A - 脱臭組成物 - Google Patents
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- A61K8/26—Aluminium; Compounds thereof
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた脱臭効果と耐性を有し、保管中でも安
定している脱臭組成物を提供する。 【解決手段】 油中水型エマルションの形態であって、
有効量の少なくとも１種のミョウバン塩を該エマルショ
ンの水相に含有せしめる。
定している脱臭組成物を提供する。 【解決手段】 油中水型エマルションの形態であって、
有効量の少なくとも１種のミョウバン塩を該エマルショ
ンの水相に含有せしめる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油中水型エマルシ
ョンの形態の脱臭組成物であって、該組成物の水相に少
なくとも１種のミョウバン塩が有効量溶解してなる組成
物に関する。また本発明は、前記組成物を使用する脱臭
方法、特に脇の下に前記組成物を有効量適用することか
らなる、ヒトの腋臭を処理する方法に関する。
ョンの形態の脱臭組成物であって、該組成物の水相に少
なくとも１種のミョウバン塩が有効量溶解してなる組成
物に関する。また本発明は、前記組成物を使用する脱臭
方法、特に脇の下に前記組成物を有効量適用することか
らなる、ヒトの腋臭を処理する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧品
の分野において、一般的に好ましくない脇の下の臭いを
減少させたり、除去しさえするために、制汗剤又は殺菌
剤のような活性物質を含有する脱臭用品を局所適用で使
用することはよく行われている。
の分野において、一般的に好ましくない脇の下の臭いを
減少させたり、除去しさえするために、制汗剤又は殺菌
剤のような活性物質を含有する脱臭用品を局所適用で使
用することはよく行われている。
【０００３】制汗剤は汗の流出を制限する効果を有す
る。制汗剤は一般的に、一方で皮膚を刺激し、他方で皮
膚の生理機能を変化させて汗の流出を減少させるアルミ
ニウム塩からなるが、満足のいくものではなかった。
る。制汗剤は一般的に、一方で皮膚を刺激し、他方で皮
膚の生理機能を変化させて汗の流出を減少させるアルミ
ニウム塩からなるが、満足のいくものではなかった。
【０００４】殺菌剤は脇の下の臭いの原因となる皮膚微
生物叢の成長を抑制する。殺菌製品として最も一般的に
使用されているものは、トリクロサン(５-クロロ-２-
(２,４-ジクロロフェノキシ)フェノール)であり、これ
は、ある種の化合物、例えば化粧品用組成物の処方にお
いて一般的に使用されている非イオン性界面活性剤によ
り抑制され、また皮膚叢の生態環境をかなり変化させて
しまうという欠点を有する。また、トリクロサンは水に
不溶であるため、本質的に水性の調製物には導入するこ
とができない。
生物叢の成長を抑制する。殺菌製品として最も一般的に
使用されているものは、トリクロサン(５-クロロ-２-
(２,４-ジクロロフェノキシ)フェノール)であり、これ
は、ある種の化合物、例えば化粧品用組成物の処方にお
いて一般的に使用されている非イオン性界面活性剤によ
り抑制され、また皮膚叢の生態環境をかなり変化させて
しまうという欠点を有する。また、トリクロサンは水に
不溶であるため、本質的に水性の調製物には導入するこ
とができない。
【０００５】長時間にわたる効果を得る目的で、脱臭活
性剤の作用をなす生成物、すなわち体臭の発生を変化、
減少及び／又は除去又は防止することのできる生成物
［この定義は、書籍「化粧品科学と技術シリーズ(Cosme
tic Science and Technology Series)」−1988年／第７
巻１０−IIIc章に示されている］が探求されている。さ
らに、従来から使用されている活性物質の欠点を有さな
い生成物が探求されている。
性剤の作用をなす生成物、すなわち体臭の発生を変化、
減少及び／又は除去又は防止することのできる生成物
［この定義は、書籍「化粧品科学と技術シリーズ(Cosme
tic Science and Technology Series)」−1988年／第７
巻１０−IIIc章に示されている］が探求されている。さ
らに、従来から使用されている活性物質の欠点を有さな
い生成物が探求されている。
【０００６】ある種のアルミニウム塩が良好な脱臭特性
を有し上述した活性剤よりも良好な耐性を有しているこ
とが知られている。これは、長い間、殺菌活性剤及び収
斂剤として知られている、例えばミョウバンカリウム又
はミョウバンアンモニウムのようなミョウバンの場合で
ある。これらの活性剤をベースにした種々の調製物が、
長年にわたって使用されている。
を有し上述した活性剤よりも良好な耐性を有しているこ
とが知られている。これは、長い間、殺菌活性剤及び収
斂剤として知られている、例えばミョウバンカリウム又
はミョウバンアンモニウムのようなミョウバンの場合で
ある。これらの活性剤をベースにした種々の調製物が、
長年にわたって使用されている。
【０００７】粗ミョウバン塊より成形される脱臭組成物
は、欧州特許第１５７７３６号及び米国特許第５３９９
３６４号において知られている。これらの調製物は不快
な適用感のものであり、皮膚上での展伸が困難で、適用
前に頻繁に水で湿らせる必要があり、低い効果しか得る
ことができない。さらにこれらの製品には、他の化粧品
用の添加剤を入れることができない。
は、欧州特許第１５７７３６号及び米国特許第５３９９
３６４号において知られている。これらの調製物は不快
な適用感のものであり、皮膚上での展伸が困難で、適用
前に頻繁に水で湿らせる必要があり、低い効果しか得る
ことができない。さらにこれらの製品には、他の化粧品
用の添加剤を入れることができない。
【０００８】乾燥又は非溶解形態でミョウバン塩を含有
する無水パウダー又はディスパージョン形態の無水脱臭
組成物は従来から知られ、例えば日本国特許出願第０４
１０３５１９号、日本国特許出願第６０２３９４１１
号、欧州特許公開第０５９３６５７号、日本国特許出願
第５８０５７３１３号及び欧州特許公開第００９１３６
８号において知られている。粉砕した純粋なミョウバン
と例えばグリセロール又はソルビトールのような可塑剤
から成形したスティックも国際特許出願公開第９６／０
０５６６号において知られている。この種の組成物はフ
レッシュ感に欠けており、使用感が好ましくないという
欠点を有する。さらにパウダー形態のミョウバンをベー
スにしたこれらの調製物は、均質性をコントロールする
ことが困難であるため、製造が容易ではない。
する無水パウダー又はディスパージョン形態の無水脱臭
組成物は従来から知られ、例えば日本国特許出願第０４
１０３５１９号、日本国特許出願第６０２３９４１１
号、欧州特許公開第０５９３６５７号、日本国特許出願
第５８０５７３１３号及び欧州特許公開第００９１３６
８号において知られている。粉砕した純粋なミョウバン
と例えばグリセロール又はソルビトールのような可塑剤
から成形したスティックも国際特許出願公開第９６／０
０５６６号において知られている。この種の組成物はフ
レッシュ感に欠けており、使用感が好ましくないという
欠点を有する。さらにパウダー形態のミョウバンをベー
スにしたこれらの調製物は、均質性をコントロールする
ことが困難であるため、製造が容易ではない。
【０００９】これらの欠点を克服するため、ミョウバン
が水相に溶解した水性の脱臭調製物が製造されている。
特に、ミョウバンカリウムをベースとした水溶液又は水
性アルコール溶液が仏国特許公開第２５５１６５８号、
ＣＮ特許第１０８７２６１号、仏国特許公開第２５７５
９２２号及び仏国特許公開第２２０１８８０号において
知られている。また、水相に溶解したミョウバンアルミ
ニウム又はカリウムを含有する水中油型エマルションも
平成２年特許願第１１１７１４号、昭和５９年特許願第
３６６０７号、昭和５８年特許願第８３６１２号及び平
成３年特許願第１１００１３号において知られている。
さらに、水相に溶解したミョウバンを含有し得る３つの
非混和性相を有する調製物も平成２年特許願第３１６８
８号及び昭和６１年特許願第１００２号において知られ
ている。
が水相に溶解した水性の脱臭調製物が製造されている。
特に、ミョウバンカリウムをベースとした水溶液又は水
性アルコール溶液が仏国特許公開第２５５１６５８号、
ＣＮ特許第１０８７２６１号、仏国特許公開第２５７５
９２２号及び仏国特許公開第２２０１８８０号において
知られている。また、水相に溶解したミョウバンアルミ
ニウム又はカリウムを含有する水中油型エマルションも
平成２年特許願第１１１７１４号、昭和５９年特許願第
３６６０７号、昭和５８年特許願第８３６１２号及び平
成３年特許願第１１００１３号において知られている。
さらに、水相に溶解したミョウバンを含有し得る３つの
非混和性相を有する調製物も平成２年特許願第３１６８
８号及び昭和６１年特許願第１００２号において知られ
ている。
【００１０】ミョウバンが溶解したこれら全ての水性脱
臭調製物は、この種の活性剤を最適な脱臭効果を得るた
めには水に対する溶解度以上の濃度で使用することがで
きないという欠点を有している。化粧品において最も通
常に使用されているミョウバン、例えばミョウバンカリ
ウム又はミョウバンアルミニウムは、水に対し低い溶解
度［すなわち、化学技術事典(Encyclopedia of Chemica
l Technology)(第４版、第２巻、330-337頁)に依れば、
それぞれ２０℃において１１．４重量％及び１２重量
％］しか有しておらず、この量を超えると化粧品の保管
の標準的なテスト(すなわち、４℃、室温及び４５℃に
おける保管２ヶ月後のもの)において保管中に望ましく
ない再結晶化現象が観察されるため、この量を越えてこ
れら水性脱臭調製物に使用することはできない。この再
結晶の結果、非均質な外観の化粧品が生産されていた。
臭調製物は、この種の活性剤を最適な脱臭効果を得るた
めには水に対する溶解度以上の濃度で使用することがで
きないという欠点を有している。化粧品において最も通
常に使用されているミョウバン、例えばミョウバンカリ
ウム又はミョウバンアルミニウムは、水に対し低い溶解
度［すなわち、化学技術事典(Encyclopedia of Chemica
l Technology)(第４版、第２巻、330-337頁)に依れば、
それぞれ２０℃において１１．４重量％及び１２重量
％］しか有しておらず、この量を超えると化粧品の保管
の標準的なテスト(すなわち、４℃、室温及び４５℃に
おける保管２ヶ月後のもの)において保管中に望ましく
ない再結晶化現象が観察されるため、この量を越えてこ
れら水性脱臭調製物に使用することはできない。この再
結晶の結果、非均質な外観の化粧品が生産されていた。
【００１１】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
出願人は、驚くべきことに、油中水型エマルションタイ
プの支持体が、全てのミョウバン、特に水に対する溶解
度の低いものを、化粧品の保管のための標準的なテスト
による保管中にミョウバンの再結晶を生じないで、それ
らの溶解度を超える濃度で水相に溶解せしめて含有可能
であることを見出した。この発見が本発明の基礎を形成
するものである。
出願人は、驚くべきことに、油中水型エマルションタイ
プの支持体が、全てのミョウバン、特に水に対する溶解
度の低いものを、化粧品の保管のための標準的なテスト
による保管中にミョウバンの再結晶を生じないで、それ
らの溶解度を超える濃度で水相に溶解せしめて含有可能
であることを見出した。この発見が本発明の基礎を形成
するものである。
【００１２】よって、本発明の主題の一つは、油中水型
エマルションの形態であって、該エマルションの水相に
溶解した有効量の少なくとも１種のミョウバンを含有す
ることを本質的に特徴とする新規な脱臭組成物を提案す
ることにある。「有効量のミョウバン」という表現は、
適用後に満足のいく脱臭効果を生じるのに充分な、使用
製薬形態でのミョウバン量を意味する。「脱臭効果」と
いう表現は、不快な臭い、特に体臭を大幅に低減する
か、除去しさえする活性を意味する。
エマルションの形態であって、該エマルションの水相に
溶解した有効量の少なくとも１種のミョウバンを含有す
ることを本質的に特徴とする新規な脱臭組成物を提案す
ることにある。「有効量のミョウバン」という表現は、
適用後に満足のいく脱臭効果を生じるのに充分な、使用
製薬形態でのミョウバン量を意味する。「脱臭効果」と
いう表現は、不快な臭い、特に体臭を大幅に低減する
か、除去しさえする活性を意味する。
【００１３】本発明の他の主題は、ヒトの腋臭処理のた
めの脱臭化粧品の製造においての上記組成物の使用、す
なわち、上記組成物からなるヒトの腋臭処理剤に関す
る。
めの脱臭化粧品の製造においての上記組成物の使用、す
なわち、上記組成物からなるヒトの腋臭処理剤に関す
る。
【００１４】本発明の他の主題は、上述した組成物から
なることを本質的に特徴とする、新規な化粧品用及び／
又は皮膚科学的脱臭調製物にある。
なることを本質的に特徴とする、新規な化粧品用及び／
又は皮膚科学的脱臭調製物にある。
【００１５】本発明の他の主題は、有効量の前記組成物
を腋窩に適用することからなる、該組成物を使用した脱
臭方法、特にヒトの腋臭を処理する方法にある。
を腋窩に適用することからなる、該組成物を使用した脱
臭方法、特にヒトの腋臭を処理する方法にある。
【００１６】また、本発明の主題は、ミョウバンの水に
対する溶解度を超えた、水に対する量で溶解した少なく
とも１種のミョウバンを含有する化粧品用及び／又は皮
膚科学的水性脱臭用品の製造における油中水型エマルシ
ョンタイプの支持体の使用にある。他の主題は、以下の
記載及び実施例から明らかになるであろう。
対する溶解度を超えた、水に対する量で溶解した少なく
とも１種のミョウバンを含有する化粧品用及び／又は皮
膚科学的水性脱臭用品の製造における油中水型エマルシ
ョンタイプの支持体の使用にある。他の主題は、以下の
記載及び実施例から明らかになるであろう。
【００１７】本発明において使用可能なミョウバンは、
特に： −構造：ＫＡｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバンカ
リウム、 −構造：ＮＨ４Ａｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバ
ンアンモニウム、 −構造：ＮａＡｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバン
ナトリウム、 −構造：Ａｌ２(ＳＯ４)３・ｎＨ２Ｏ(ｎは０〜２７)の
硫酸アルミニウム塩、から選択される。
特に： −構造：ＫＡｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバンカ
リウム、 −構造：ＮＨ４Ａｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバ
ンアンモニウム、 −構造：ＮａＡｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバン
ナトリウム、 −構造：Ａｌ２(ＳＯ４)３・ｎＨ２Ｏ(ｎは０〜２７)の
硫酸アルミニウム塩、から選択される。
【００１８】本発明の組成物は、水に対する溶解度の低
いミョウバン、特に２０℃で溶解度が３０ｇ／１００ｍ
ｌ水未満のもの、さらに２０℃の溶解度が１３ｇ／１０
０ｍｌ水未満のもの、例えば： −ミョウバンカリウム(２０℃で１１．４ｇ／１００ｍ
ｌ水)、 −ミョウバンアンモニウム(２０℃で１２ｇ／１００ｍ
ｌ水)、に適切である。ミョウバンカリウム、特にジウ
リニ・シミー社(Giulini Chemie)から販売されている市
販品［ワーウィック・シミルックス(Warwick Chimilux)
ＳＡ]が使用される。
いミョウバン、特に２０℃で溶解度が３０ｇ／１００ｍ
ｌ水未満のもの、さらに２０℃の溶解度が１３ｇ／１０
０ｍｌ水未満のもの、例えば： −ミョウバンカリウム(２０℃で１１．４ｇ／１００ｍ
ｌ水)、 −ミョウバンアンモニウム(２０℃で１２ｇ／１００ｍ
ｌ水)、に適切である。ミョウバンカリウム、特にジウ
リニ・シミー社(Giulini Chemie)から販売されている市
販品［ワーウィック・シミルックス(Warwick Chimilux)
ＳＡ]が使用される。
【００１９】ミョウバンは本発明の組成物の水相に、組
成物の全重量に対して、好ましくは０．５〜３０重量％
の範囲の濃度で溶解している。言うまでもなく、ミョウ
バン活性剤の濃度は選択される製薬的形態に依存して変
わる。スティック、クリーム、ゲル又はロールオンの形
態の処方物においては１〜２０重量％の範囲とされ得
る。また、エアゾール容器に包装された組成物において
は１〜１５重量％の範囲とされ得る。本発明の特に好ま
しいものにおいては、ミョウバン塩は１０重量％を越え
て、好ましくは１５重量％以上の濃度で水相中に存在す
る。
成物の全重量に対して、好ましくは０．５〜３０重量％
の範囲の濃度で溶解している。言うまでもなく、ミョウ
バン活性剤の濃度は選択される製薬的形態に依存して変
わる。スティック、クリーム、ゲル又はロールオンの形
態の処方物においては１〜２０重量％の範囲とされ得
る。また、エアゾール容器に包装された組成物において
は１〜１５重量％の範囲とされ得る。本発明の特に好ま
しいものにおいては、ミョウバン塩は１０重量％を越え
て、好ましくは１５重量％以上の濃度で水相中に存在す
る。
【００２０】本発明の組成物は、一又は複数の油及び／
又は一又は複数のロウからなる一又は複数の脂肪物質を
含み得る脂肪相を含有する。「油」という用語は室温で
液状の化合物を意味する。「ロウ」という用語は、室温
で固体又は実質的に固体で、その融点が一般に３５℃を
越える化合物を意味する。油としては、鉱物性油(ワセ
リン)、植物性油［スイートアルモンド油、マカダミア
油、クロフサスグリ種子油、ホホバ油］、合成油、例え
ばペルヒドロスクワレン、脂肪アルコール、脂肪酸又は
脂肪エステル［例えば、ファインテックス社(Finetex)
から「フィンソルブ(Finsolv)ＴＮ」の商品名で販売さ
れている安息香酸Ｃ１２-Ｃ１５アルキル］、パルミチ
ン酸オクチル、ラノリン酸イソプロピル、カプリン及び
／又はカプリル酸トリグリセリドを含むトリグリセリド
類、オキシエチレン化又はオキシプロピレン化された脂
肪エステル及びエーテル、フッ化油、過フッ化油又はポ
リアルキレン類、例えばポリデセン類を挙げることがで
きる。ロウ状化合物としては、動物性、化石、植物性、
鉱物性又は合成ロウ及び硬化ヒマシ油を挙げることがで
きる。特に、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラ
ロウ、サトウキビロウ、モクロウ、オゾケライト、モン
タンロウ、マイクロクリスタリンワックス、パラフィ
ン、ポリエチレンワックス及びシリコーンロウ及び樹脂
を挙げることができる。
又は一又は複数のロウからなる一又は複数の脂肪物質を
含み得る脂肪相を含有する。「油」という用語は室温で
液状の化合物を意味する。「ロウ」という用語は、室温
で固体又は実質的に固体で、その融点が一般に３５℃を
越える化合物を意味する。油としては、鉱物性油(ワセ
リン)、植物性油［スイートアルモンド油、マカダミア
油、クロフサスグリ種子油、ホホバ油］、合成油、例え
ばペルヒドロスクワレン、脂肪アルコール、脂肪酸又は
脂肪エステル［例えば、ファインテックス社(Finetex)
から「フィンソルブ(Finsolv)ＴＮ」の商品名で販売さ
れている安息香酸Ｃ１２-Ｃ１５アルキル］、パルミチ
ン酸オクチル、ラノリン酸イソプロピル、カプリン及び
／又はカプリル酸トリグリセリドを含むトリグリセリド
類、オキシエチレン化又はオキシプロピレン化された脂
肪エステル及びエーテル、フッ化油、過フッ化油又はポ
リアルキレン類、例えばポリデセン類を挙げることがで
きる。ロウ状化合物としては、動物性、化石、植物性、
鉱物性又は合成ロウ及び硬化ヒマシ油を挙げることがで
きる。特に、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラ
ロウ、サトウキビロウ、モクロウ、オゾケライト、モン
タンロウ、マイクロクリスタリンワックス、パラフィ
ン、ポリエチレンワックス及びシリコーンロウ及び樹脂
を挙げることができる。
【００２１】また、脂肪相は揮発性又は非揮発性のシリ
コーン油、例えばシクロメチコーン又はジメチコーンを
さらに含有してもよい。例えば、ダウ・コーニング社
（DowCorning）から「ＤＣ２４５フルイド(Fluid)」又
は「ＤＣ２４６フルイド」の商品名で販売されているシ
クロメチコーンのような揮発性のシリコーン油を、本発
明の組成物に使用することができる。脂肪相は、組成物
の全重量に対して、好ましくは５〜８０％、さらに好ま
しくは１０〜５０％の範囲の重量濃度で組成物中に存在
する。
コーン油、例えばシクロメチコーン又はジメチコーンを
さらに含有してもよい。例えば、ダウ・コーニング社
（DowCorning）から「ＤＣ２４５フルイド(Fluid)」又
は「ＤＣ２４６フルイド」の商品名で販売されているシ
クロメチコーンのような揮発性のシリコーン油を、本発
明の組成物に使用することができる。脂肪相は、組成物
の全重量に対して、好ましくは５〜８０％、さらに好ま
しくは１０〜５０％の範囲の重量濃度で組成物中に存在
する。
【００２２】これらエマルションの水相は、水以外の他
の成分、例えば湿潤剤、例えばポリオール、安定剤、例
えばクエン酸又は乳酸、及び金属イオン封鎖剤(エチレ
ンジアミン四酢酸)を含有し得る。
の成分、例えば湿潤剤、例えばポリオール、安定剤、例
えばクエン酸又は乳酸、及び金属イオン封鎖剤(エチレ
ンジアミン四酢酸)を含有し得る。
【００２３】公知の方法によって、本発明のエマルショ
ンは、一又は複数の油中水型エマルション乳化界面活性
剤(以下、Ｗ／Ｏ乳化剤と称する)を含有し得る。本発明
で有用なＷ／Ｏ乳化剤として、一般的に６以下のＨＬＢ
(親水性と親油性のバランス)を有する任意の化粧品用乳
化剤が使用される。例えば、グルコースの脂肪酸エステ
ル、例えばメチルグルコースジオレアート、グリセロー
ルの脂肪酸エステル、例えばイソステアリン酸グリセリ
ル、オレイン酸グリセリル及びリシノレイン酸グリセリ
ル、ソルビトールの脂肪酸エステル、例えばトリステア
リン酸ソルビタン及びソルビタン-ジ-又はトリオレアー
ト；シリコーン主鎖にグラフトしたポリオキシアルキレ
ン化基を担持するポリアルキルポリエーテルシロキサン
類を挙げることができる。シリコーン主鎖にグラフトし
たポリオキシアルキレン化基を担持するポリアルキルポ
リエーテルシロキサン類が好ましく使用される。
ンは、一又は複数の油中水型エマルション乳化界面活性
剤(以下、Ｗ／Ｏ乳化剤と称する)を含有し得る。本発明
で有用なＷ／Ｏ乳化剤として、一般的に６以下のＨＬＢ
(親水性と親油性のバランス)を有する任意の化粧品用乳
化剤が使用される。例えば、グルコースの脂肪酸エステ
ル、例えばメチルグルコースジオレアート、グリセロー
ルの脂肪酸エステル、例えばイソステアリン酸グリセリ
ル、オレイン酸グリセリル及びリシノレイン酸グリセリ
ル、ソルビトールの脂肪酸エステル、例えばトリステア
リン酸ソルビタン及びソルビタン-ジ-又はトリオレアー
ト；シリコーン主鎖にグラフトしたポリオキシアルキレ
ン化基を担持するポリアルキルポリエーテルシロキサン
類を挙げることができる。シリコーン主鎖にグラフトし
たポリオキシアルキレン化基を担持するポリアルキルポ
リエーテルシロキサン類が好ましく使用される。
【００２４】特に使用されるシリコーンのＷ／Ｏ乳化剤
は、次の式(Ｉ)及び(ＩＩ)：
は、次の式(Ｉ)及び(ＩＩ)：
【化３】
【化４】 ｛上式中、Ｒ１は直鎖状又は分枝状Ｃ１２-Ｃ２０、好
ましくはＣ１２-Ｃ１８アルキル基を示し；Ｒ２は、 −ＣｎＨ２ｎ-(-ＯＣ２Ｈ４-)ｘ-(-ＯＣ３Ｈ６-)ｙ-Ｏ-
Ｒ３ の基を示し、Ｒ３は、水素原子、又は１〜約１２の炭素
原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、ａ
は０〜約５００の範囲の整数を示し、ｂは０〜約５００
の範囲の整数であり、ｃは１〜約５００の範囲の整数を
示し、ｎは２〜１２の範囲の整数であり、ｘ及びｙは、
各々０〜約５０の範囲の整数を示し、ｘ＋ｙの合計が１
以上である｝のポリジオルガノシロキサンよりなる群か
ら選択されるものであり、これらの化合物は揮発性のジ
メチコーンに分散可能である。
ましくはＣ１２-Ｃ１８アルキル基を示し；Ｒ２は、 −ＣｎＨ２ｎ-(-ＯＣ２Ｈ４-)ｘ-(-ＯＣ３Ｈ６-)ｙ-Ｏ-
Ｒ３ の基を示し、Ｒ３は、水素原子、又は１〜約１２の炭素
原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、ａ
は０〜約５００の範囲の整数を示し、ｂは０〜約５００
の範囲の整数であり、ｃは１〜約５００の範囲の整数を
示し、ｎは２〜１２の範囲の整数であり、ｘ及びｙは、
各々０〜約５０の範囲の整数を示し、ｘ＋ｙの合計が１
以上である｝のポリジオルガノシロキサンよりなる群か
ら選択されるものであり、これらの化合物は揮発性のジ
メチコーンに分散可能である。
【００２５】挙げることができる好ましい乳化ポリオル
ガノシロキサンは、ａが２〜４５０の範囲の整数であ
り、ｂが０であり、ｃが２〜４０の範囲の整数であり、
ｎが２〜５の範囲の整数であり、ｘが１〜３０の範囲の
整数であり、ｙが０〜３０の範囲の整数であり、ｘ≧ｙ
である、式(Ｉ)のものである。これらシリコーン乳化剤
の中で特に使用されるものは、例えば、シクロメチコー
ンとジメチコーンコポリオール(ＣＴＦＡ名)の混合物、
例えばダウ・コーニング社からシリコーンＤＣ３２２５
Ｃの商品名で販売されている製品、又はゴールドシュミ
ット社(Goldschmidt)からアビル(Abil)ＥＭ９７の名称
で販売されている製品である。
ガノシロキサンは、ａが２〜４５０の範囲の整数であ
り、ｂが０であり、ｃが２〜４０の範囲の整数であり、
ｎが２〜５の範囲の整数であり、ｘが１〜３０の範囲の
整数であり、ｙが０〜３０の範囲の整数であり、ｘ≧ｙ
である、式(Ｉ)のものである。これらシリコーン乳化剤
の中で特に使用されるものは、例えば、シクロメチコー
ンとジメチコーンコポリオール(ＣＴＦＡ名)の混合物、
例えばダウ・コーニング社からシリコーンＤＣ３２２５
Ｃの商品名で販売されている製品、又はゴールドシュミ
ット社(Goldschmidt)からアビル(Abil)ＥＭ９７の名称
で販売されている製品である。
【００２６】挙げることができる好ましい乳化ポリオル
ガノシロキサンは、ａが０であり、ｂが０以外である式
(Ｉ)のもの、例えばダウ・コーニング社からＱＴ-５２
００フォーミュレーション・エイド(Formulation Aid)
の商品名で販売されているラウリルメチコーンコポリオ
ール(ＣＴＦＡ命名法−第７版-、1997年)又はセチルジ
メチコーンコポリオール、例えばゴールドシュミット社
から「アビルＷＥ０９(登録商標)」及び「アビルＥＭ９
０(登録商標)」の名称で販売されているものである。
ガノシロキサンは、ａが０であり、ｂが０以外である式
(Ｉ)のもの、例えばダウ・コーニング社からＱＴ-５２
００フォーミュレーション・エイド(Formulation Aid)
の商品名で販売されているラウリルメチコーンコポリオ
ール(ＣＴＦＡ命名法−第７版-、1997年)又はセチルジ
メチコーンコポリオール、例えばゴールドシュミット社
から「アビルＷＥ０９(登録商標)」及び「アビルＥＭ９
０(登録商標)」の名称で販売されているものである。
【００２７】本発明の組成物において、Ｗ／Ｏ乳化界面
活性剤は、組成物の全重量に対して、好ましくは約０．
１〜約１０％、さらに好ましくは約１〜約８％の範囲の
重量割合で存在する。
活性剤は、組成物の全重量に対して、好ましくは約０．
１〜約１０％、さらに好ましくは約１〜約８％の範囲の
重量割合で存在する。
【００２８】本発明の脱臭組成物は、ミョウバンに加え
て、他の標準的な脱臭活性剤をさらに含有し得る。これ
らの脱臭活性剤は、例えば；水溶性の亜鉛塩、例えばピ
ロリドンカルボン酸亜鉛［より一般的にはピドール酸亜
鉛(zinc pidolate)として知られている］、硫酸亜鉛、
塩化亜鉛、乳酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、及びフェノール
スルホン酸亜鉛；アルミニウム塩、例えば、塩化アルミ
ニウム及びアルミニウム−ヒドロキシハライド；ジルコ
ニウム塩、例えば、酸化ジルコニウム塩及びヒドロキシ
ジルコニル塩；金属錯体、例えば、米国特許第３７９２
０６８号に記載されているグリシンのようなアミノ酸と
アルミニウム又はジルコニウムとのもの；殺菌剤から選
択することができる。
て、他の標準的な脱臭活性剤をさらに含有し得る。これ
らの脱臭活性剤は、例えば；水溶性の亜鉛塩、例えばピ
ロリドンカルボン酸亜鉛［より一般的にはピドール酸亜
鉛(zinc pidolate)として知られている］、硫酸亜鉛、
塩化亜鉛、乳酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、及びフェノール
スルホン酸亜鉛；アルミニウム塩、例えば、塩化アルミ
ニウム及びアルミニウム−ヒドロキシハライド；ジルコ
ニウム塩、例えば、酸化ジルコニウム塩及びヒドロキシ
ジルコニル塩；金属錯体、例えば、米国特許第３７９２
０６８号に記載されているグリシンのようなアミノ酸と
アルミニウム又はジルコニウムとのもの；殺菌剤から選
択することができる。
【００２９】また本発明の組成物は、脂肪物質、有機溶
媒、ゲル化剤、エモリエント、柔軟剤、酸化防止剤、不
透明化剤、安定剤、シリコーン類、消泡剤、水和剤、ビ
タミン類、香料、防腐剤、界面活性剤、フィラー、金属
イオン封鎖剤、ポリマー類、噴霧剤、塩基性又は酸性化
剤、染料、顔料、増粘剤又は化粧品に通常使用されてい
る任意の他の成分から選択される化粧品用アジュバント
をさらに含有してもよい。
媒、ゲル化剤、エモリエント、柔軟剤、酸化防止剤、不
透明化剤、安定剤、シリコーン類、消泡剤、水和剤、ビ
タミン類、香料、防腐剤、界面活性剤、フィラー、金属
イオン封鎖剤、ポリマー類、噴霧剤、塩基性又は酸性化
剤、染料、顔料、増粘剤又は化粧品に通常使用されてい
る任意の他の成分から選択される化粧品用アジュバント
をさらに含有してもよい。
【００３０】界面活性剤は、好ましくは、非イオン性界
面活性剤、例えばポリアルキレングリコール鎖と脂肪酸
又は脂肪アルコールの縮合物から選択される。
面活性剤、例えばポリアルキレングリコール鎖と脂肪酸
又は脂肪アルコールの縮合物から選択される。
【００３１】増粘剤は、好ましくは非イオン性であり、
変性又は未変性グアガム及びセルロース、例えばヒドロ
キシプロピルグアガム又はセチルヒドロキシエチルセル
ロース及びヘクトライト、例えばＮＬインダストリー社
(NL Industries)から販売されているベントーン・ゲル
(Bentone Gel)ＭｉＯ、又はデガッサ社(Degussa)から販
売されているシリカ・エアロシル(Aerosil)Ｒ９７２か
ら選択することができる。
変性又は未変性グアガム及びセルロース、例えばヒドロ
キシプロピルグアガム又はセチルヒドロキシエチルセル
ロース及びヘクトライト、例えばＮＬインダストリー社
(NL Industries)から販売されているベントーン・ゲル
(Bentone Gel)ＭｉＯ、又はデガッサ社(Degussa)から販
売されているシリカ・エアロシル(Aerosil)Ｒ９７２か
ら選択することができる。
【００３２】組成物は、組成物が皮膚に適用される場合
に、柔軟性、乾燥感、非粘着感に寄与するエモリエント
を含有してもよい。これらのエモリエントは、揮発性シ
リコーン、非揮発性シリコーン、及び他の非揮発性エモ
リエントのような生成物から選択することができる。
に、柔軟性、乾燥感、非粘着感に寄与するエモリエント
を含有してもよい。これらのエモリエントは、揮発性シ
リコーン、非揮発性シリコーン、及び他の非揮発性エモ
リエントのような生成物から選択することができる。
【００３３】揮発性シリコーンは、公知のように、室温
で揮発する化合物であると定義されている。このような
化合物としては、その鎖が３〜９のシリコーン残基を含
有する、ジメチルシロキサン型の直鎖状及び環式の揮発
性シリコーンを挙げることができる。好ましくはシクロ
メチコーンＤ４又はＤ５が選択される。
で揮発する化合物であると定義されている。このような
化合物としては、その鎖が３〜９のシリコーン残基を含
有する、ジメチルシロキサン型の直鎖状及び環式の揮発
性シリコーンを挙げることができる。好ましくはシクロ
メチコーンＤ４又はＤ５が選択される。
【００３４】非揮発性のシリコーンは、公知のように、
室温で低蒸気圧を有する化合物であると定義されてい
る。これらの化合物には、次のもの：ポリアルキルシロ
キサン、特に直鎖状のポリアルキルシロキサン類、例え
ばポリジメチルシロキサン類、又はダウ・コーニング社
から「ダウ・コーニング２００フルイド」の名称で販売
されている直鎖状のジメチコーン類；ポリアルキルアリ
ールシロキサン類、例えばダウ・コーニング社から「ダ
ウ・コーニング５５６フルイド」の名称で販売されてい
るポリメチルフェニルシロキサン類；ポリエーテル及び
シロキサンのコポリマー類、例えばジメチコーンコポリ
オール類が含まれる。
室温で低蒸気圧を有する化合物であると定義されてい
る。これらの化合物には、次のもの：ポリアルキルシロ
キサン、特に直鎖状のポリアルキルシロキサン類、例え
ばポリジメチルシロキサン類、又はダウ・コーニング社
から「ダウ・コーニング２００フルイド」の名称で販売
されている直鎖状のジメチコーン類；ポリアルキルアリ
ールシロキサン類、例えばダウ・コーニング社から「ダ
ウ・コーニング５５６フルイド」の名称で販売されてい
るポリメチルフェニルシロキサン類；ポリエーテル及び
シロキサンのコポリマー類、例えばジメチコーンコポリ
オール類が含まれる。
【００３５】本発明で使用可能な非揮発性のエモリエン
トとしては、例えば：炭化水素ベースの誘導体、鉱物性
油、脂肪アルコール、Ｃ３−Ｃ１８アルコールとＣ３−
Ｃ１ ８酸とのエステル、安息香酸とＣ１２−Ｃ１８アル
コールとのエステル及びそれらの混合物、好ましくはグ
リセロール、プロピレングリコール及びソルビトールか
ら選択されるＣ２−Ｃ６ポリオール、ポリアルキレング
リコールポリマーを挙げることができる。
トとしては、例えば：炭化水素ベースの誘導体、鉱物性
油、脂肪アルコール、Ｃ３−Ｃ１８アルコールとＣ３−
Ｃ１ ８酸とのエステル、安息香酸とＣ１２−Ｃ１８アル
コールとのエステル及びそれらの混合物、好ましくはグ
リセロール、プロピレングリコール及びソルビトールか
ら選択されるＣ２−Ｃ６ポリオール、ポリアルキレング
リコールポリマーを挙げることができる。
【００３６】本発明の脱臭組成物が化粧品として使用さ
れることを意図したものである場合、それらは、ロール
オンとして、又はポンプ式ディスペンサーボトルに入っ
たエアゾールスプレーとして施与される、流動ゲル、ク
リーム又はローションの形態、チューブにて施与される
粘性クリームの形態、及びスティックの形態とすること
ができ、この点に関し、それらは、本発明に記載されて
いるミョウバンと干渉しない条件で、当業者によく知ら
れている、この種の製品に一般的に使用される噴霧剤及
び成分をまた含有することができる。
れることを意図したものである場合、それらは、ロール
オンとして、又はポンプ式ディスペンサーボトルに入っ
たエアゾールスプレーとして施与される、流動ゲル、ク
リーム又はローションの形態、チューブにて施与される
粘性クリームの形態、及びスティックの形態とすること
ができ、この点に関し、それらは、本発明に記載されて
いるミョウバンと干渉しない条件で、当業者によく知ら
れている、この種の製品に一般的に使用される噴霧剤及
び成分をまた含有することができる。
【００３７】また本発明は、種々の脱臭剤及びメンテナ
ンス製品の分野(大気、繊維製品、冷蔵庫、廃棄物用ワ
ゴン、ゴミ入れ、ペットのゴミ及び檻、又は建物中の通
風ダクトのクラッディング)に応用できるという利点が
見出されている。
ンス製品の分野(大気、繊維製品、冷蔵庫、廃棄物用ワ
ゴン、ゴミ入れ、ペットのゴミ及び檻、又は建物中の通
風ダクトのクラッディング)に応用できるという利点が
見出されている。
【００３８】
【実施例】次に実施例を記載するが、本発明を例証する
ものであって、限定するものではない。実施例１： 本発明の脱臭用スティック 成分 重量％ Ｑ２-５２００フォーミュレーション・エイド の名称でダウ・コーニング社から販売されてい るラウリルメチコーンコポリオール ５．００ 酸化防止剤 ０．０５ ダウ・コーニング２４６フルイドの名称でダウ ・コーニング社から販売されているシクロヘキ サジメチルシロキサン ２２．５０ ポリワックス(polywax)５００ポリエチレンの 名称でペトロライト社(Petrolite)から販売さ れているポリエチレンワックス １２．５ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) １５．００ (すなわち水分量に対して３３．３重量％) 脱塩水 ４４．９５ 組成物は良好な脱臭効果を有し、４℃、室温及び４５℃
で２ヶ月保管していても安定したままであり、ミョウバ
ンの結晶は形成されなかった。
ものであって、限定するものではない。実施例１： 本発明の脱臭用スティック 成分 重量％ Ｑ２-５２００フォーミュレーション・エイド の名称でダウ・コーニング社から販売されてい るラウリルメチコーンコポリオール ５．００ 酸化防止剤 ０．０５ ダウ・コーニング２４６フルイドの名称でダウ ・コーニング社から販売されているシクロヘキ サジメチルシロキサン ２２．５０ ポリワックス(polywax)５００ポリエチレンの 名称でペトロライト社(Petrolite)から販売さ れているポリエチレンワックス １２．５ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) １５．００ (すなわち水分量に対して３３．３重量％) 脱塩水 ４４．９５ 組成物は良好な脱臭効果を有し、４℃、室温及び４５℃
で２ヶ月保管していても安定したままであり、ミョウバ
ンの結晶は形成されなかった。
【００３９】実施例２： 本発明の脱臭用クリーム 成分 重量％ Ｑ２-５２００フォーミュレーション・エイド の名称でダウ・コーニング社から販売されてい るラウリルメチコーンコポリオール ２．００ ミリスチン酸イソプロピル １５．００ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) １０．００ (すなわち水分量に対して１３．６重量％) 脱塩水 ７３．００ 組成物は良好な脱臭効果を有し、４℃、室温及び４５℃
で２ヶ月保管していても安定したままであり、ミョウバ
ン結晶の存在も観察されなかった。
で２ヶ月保管していても安定したままであり、ミョウバ
ン結晶の存在も観察されなかった。
【００４０】実施例３(比較例)： １３．６重量％のミョウバン水溶液 成分 重量％ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) １３．６０ 脱塩水 全体を１００にする量 この組成物は実施例２の組成物で使用されたものと、水
分量に対し同一の濃度(すなわち１３．６重量％)に溶解
されたミョウバンを含有する。室温での保管３日後にミ
ョウバン結晶の存在が観察され始めた。
分量に対し同一の濃度(すなわち１３．６重量％)に溶解
されたミョウバンを含有する。室温での保管３日後にミ
ョウバン結晶の存在が観察され始めた。
【００４１】実施例４(比較例)： １０％のミョウバンカリウムを含有するロールオン式の脱臭 用Ｏ／Ｗエマルション 成分 重量％ ナフォール(Nafol)１６１８Ｆの商品名でコン ディア社(Condea)から販売されているセチルス テアリルアルコール ２．５ エマルダック(Emuldac)ＡＳ２５の商品名でコ ンディア社から販売されているオキシエチレン 化(３３ＥＯ)セチルステアリルアルコール １．２５ トゥイーン(Tween)６０の商品名でＩＣＩ社か ら販売されているモノステアリン酸ソルビタン ２．２ アシロール(Acilol)１８の商品名でアイギス・ ケミカル社(Aegis Chemical)から販売されてい るステアリルアルコール ０．３ バイエル社(Bayer)から販売されているイソヘ キサデカン ６ ＢＡＳＦ社から販売されているプロピレングリ コール ３ ユニペックス社(Unipex)から販売されているメ チルパラベン ０．１ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) １０．１５ (すなわち水分量に対して１３．６重量％) 脱塩水 ７４．５０ この水性連続相を有するエマルションは、実施例２の組
成物と、水分量に対し同一の濃度(すなわち１３．６重
量％)に溶解されたミョウバンを含有する。不安定であ
った。４℃及び室温での保管２ヶ月後に、ミョウバン結
晶の存在及び相分離の形成が観察された。
成物と、水分量に対し同一の濃度(すなわち１３．６重
量％)に溶解されたミョウバンを含有する。不安定であ
った。４℃及び室温での保管２ヶ月後に、ミョウバン結
晶の存在及び相分離の形成が観察された。
【００４２】実施例５： 本発明の脱臭用クリーム 成分 重量％ Ｑ２-５２００フォーミュレーション・エイド の名称でダウ・コーニング社から販売されてい るラウリルメチコーンコポリオール ２．００ ミリスチン酸イソプロピル １５．００ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) １５．００ (すなわち水分量に対して２２重量％) 脱塩水 ６８．００ 組成物は良好な脱臭効果を有し、４℃、室温及び４５℃
で２ヶ月保管していても安定したままであり、ミョウバ
ン結晶も形成されなかった。
で２ヶ月保管していても安定したままであり、ミョウバ
ン結晶も形成されなかった。
【００４３】実施例６(比較例)： ２２重量％のミョウバン水溶液 成分 重量％ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) ２２．００ 脱塩水 全体を１００にする量 この組成物は実施例４の組成物と、水分量に対し同一の
濃度(すなわち２２重量％)に溶解されたミョウバンを含
有する。不安定であった。４℃及び室温での保管２ヶ月
後に、ミョウバン結晶の存在が観察された。
濃度(すなわち２２重量％)に溶解されたミョウバンを含
有する。不安定であった。４℃及び室温での保管２ヶ月
後に、ミョウバン結晶の存在が観察された。
【００４４】実施例７(比較例)： １５％のミョウバンカリウムを含有するロールオン式の脱臭 用Ｏ／Ｗエマルション 成分 重量％ ナフォール１６１８Ｆの商品名でコンディア社 から販売されているセチルステアリルアルコー ル ２．５ エマルダックＡＳ２５の商品名でコンディア社 から販売されているオキシエチレン化(３３Ｅ Ｏ)セチルステアリルアルコール １．２５ トゥイーン６０の商品名でＩＣＩ社から販売さ れているモノステアリン酸ソルビタン ２．２ アシロール１８の商品名でアイギス・ケミカル 社から販売されているステアリルアルコール ０．３ バイエル社から販売されているイソヘキサデカ ン ６ ＢＡＳＦ社から販売されているプロピレングリ コール ３ ユニペックス社から販売されているメチルパラ ベン ０．１ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) １５．５５ (すなわち水分量に対して２２重量％) 脱塩水 ６９．１ この水性連続相を有するエマルションは、実施例５の組
成物と、水分量に対し同一の濃度(すなわち２２重量％)
に溶解されたミョウバンを含有する。不安定であった。
４℃及び室温での保管２ヶ月後に、ミョウバン結晶の存
在及び相分離の形成が観察された。
成物と、水分量に対し同一の濃度(すなわち２２重量％)
に溶解されたミョウバンを含有する。不安定であった。
４℃及び室温での保管２ヶ月後に、ミョウバン結晶の存
在及び相分離の形成が観察された。
【００４５】実施例８： 本発明のエアゾール組成物 エアゾールを形成する液体の組成成分 重量％ Ｑ２-３２２５Ｃの名称でダウ・コーニング社 から販売されているジメチコーンコポリオール の混合物 ９．１ ダウ・コーニング２４５フルイドの名称でダウ ・コーニング社から販売されているシクロペン タジメチルシロキサン ９．１ ジウリニ・シミー社から販売されているミョウ バンカリウム(ワーウィック・シミルックスＳＡ) １５．００ (すなわち水分量に対して２２．４重量％) 脱塩水 ６６．８ エアゾール組成物の組成 重量％ フルイド ４５ イソブタン(噴霧剤) ５５ 組成物は良好な脱臭効果を有し、４℃、室温及び４５℃
で２ヶ月保管していても安定したままであり、ミョウバ
ン結晶も形成されなかった。
で２ヶ月保管していても安定したままであり、ミョウバ
ン結晶も形成されなかった。
【００４６】以上の実施例の結果を次表にまとめる。
【表１】
Claims (32)
- 【請求項１】 油中水型エマルションの形態であって、
該エマルションの水相に有効量の少なくとも１つのミョ
ウバン塩が溶解してなることを特徴とする脱臭組成物。 - 【請求項２】 ミョウバン塩が： −構造：ＫＡｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバンカ
リウム、 −構造：ＮＨ４Ａｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバ
ンアンモニウム、 −構造：ＮａＡｌ(ＳＯ４)２・１２Ｈ２Ｏのミョウバン
ナトリウム、 −構造：Ａｌ２(ＳＯ４)３・ｎＨ２Ｏ(ｎは０〜２７)の
硫酸アルミニウム塩、からなる群から選択される請求項
１に記載の組成物。 - 【請求項３】 ミョウバン塩が、２０℃で３０ｇ／１０
０ｍｌ水未満の溶解度を有するミョウバン塩から選択さ
れる請求項１に記載の組成物。 - 【請求項４】 ミョウバン塩が、２０℃で１３ｇ／１０
０ｍｌ水未満の溶解度を有するミョウバン塩から選択さ
れる請求項３に記載の組成物。 - 【請求項５】 ミョウバン塩がミョウバンカリウムであ
る請求項１ないし４のいずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項６】 ミョウバンが、組成物の全重量に対して
０．５〜３０重量％の範囲の濃度で水相に溶解している
請求項１ないし５のいずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項７】 ミョウバンが、組成物の全重量に対して
１０重量％を越えた濃度で水相に溶解している請求項１
ないし６のいずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項８】 ミョウバンが、組成物の全重量に対して
１５重量％以上の濃度で水相に溶解している請求項１な
いし７のいずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項９】 脂肪相が一又は複数の油及び／又は一又
は複数のロウからなる請求項１ないし８のいずれか１項
に記載の組成物。 - 【請求項１０】 油が、鉱物性油、植物性油、合成油、
フッ化油、過フッ化油、ポリアルキレン、及び揮発性又
は非揮発性のシリコーン油から選択される請求項９に記
載の組成物。 - 【請求項１１】 ロウが、動物性、化石、植物性、鉱物
性又は合成ロウ、硬化ヒマシ油、パラフィン及びシリコ
ーンロウ及び樹脂から選択される請求項９に記載の組成
物。 - 【請求項１２】 脂肪相が、組成物の全重量に対して５
〜８０％、好ましくは１０〜５０％の範囲の重量濃度で
組成物中に存在している請求項１ないし１１のいずれか
１項に記載の組成物。 - 【請求項１３】 水相が、湿潤剤、安定剤及び金属イオ
ン封鎖剤をさらに含有している請求項１ないし１２のい
ずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項１４】 ６以下のＨＬＢを有する一又は複数の
Ｗ／Ｏ乳化界面活性剤をさらに含有していることを特徴
とする請求項１ないし１３のいずれか１項に記載の組成
物。 - 【請求項１５】 Ｗ／Ｏ乳化界面活性剤が、グルコース
の脂肪酸エステル；グリセロールの脂肪酸エステル；ソ
ルビトールの脂肪酸エステル；シリコーン主鎖にグラフ
トしたポリオキシアルキレン化基を担持するポリアルキ
ルポリエーテルシロキサン類から選択される請求項１４
に記載の組成物。 - 【請求項１６】 Ｗ／Ｏ乳化界面活性剤が、次の式(Ｉ)
及び(ＩＩ)： 【化１】 【化２】 ｛上式中、 Ｒ１は直鎖状又は分枝状のＣ１２-Ｃ２０、好ましくは
Ｃ１２-Ｃ１８アルキル基を示し；Ｒ２は、 −ＣｎＨ２ｎ-(-ＯＣ２Ｈ４-)ｘ-(-ＯＣ３Ｈ６-)ｙ-Ｏ-
Ｒ３ の基を示し、 Ｒ３は、水素原子、又は１〜約１２の炭素原子を有する
直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、 ａは０〜約５００の範囲の整数を示し、 ｂは０〜約５００の範囲の整数であり、 ｃは１〜約５００の範囲の整数を示し、 ｎは２〜１２の範囲の整数であり、 ｘ及びｙは、各々０〜約５０の範囲の整数を示し、 ｘ＋ｙの合計が１以上である｝のポリジオルガノシロキ
サンからなる群から選択され、揮発性のジメチコーンに
分散することができるものである請求項１５に記載の組
成物。 - 【請求項１７】 Ｗ／Ｏ乳化界面活性剤が、ａが２〜４
５０の範囲の整数であり、ｂが０であり、ｃが２〜４０
の範囲の整数であり、ｎが２〜５の範囲の整数であり、
ｘが１〜３０の範囲の整数であり、ｙが０〜３０の範囲
の整数であり、ｘ≧ｙである、式(Ｉ)のポリマーである
請求項１６に記載の組成物。 - 【請求項１８】 Ｗ／Ｏ乳化界面活性剤がシクロメチコ
ーンとジメチコーンコポリオール(ＣＴＦＡ命名法)の混
合物である請求項１７に記載の組成物。 - 【請求項１９】 Ｗ／Ｏ乳化界面活性剤が、ａが０であ
り、ｂが０以外である式(Ｉ)のポリマーである請求項１
６に記載の組成物。 - 【請求項２０】 Ｗ／Ｏ乳化界面活性剤がラウリルメチ
コーンコポリオール又はセチルジメチコーンコポリオー
ル(ＣＴＦＡ命名法)であることを特徴とする請求項１９
に記載の組成物。 - 【請求項２１】 Ｗ／Ｏ乳化界面活性剤が、組成物の全
重量に対して約０．１〜約１０％、好ましくは約１〜約
８％の範囲の重量割合で存在する請求項１４ないし１８
のいずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項２２】 ミョウバンに加えて付加的な脱臭活性
剤をさらに含有していることを特徴とする請求項１ない
し１９のいずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項２３】 付加的な脱臭活性剤が、アルミニウム
塩及び／又はジルコニウム塩、重炭酸ナトリウム、静菌
剤、殺菌剤、臭気吸収物質及び酸化防止剤から選択され
ることを特徴とする請求項２２に記載の組成物。 - 【請求項２４】 有機溶媒、ゲル化剤、エモリエント、
柔軟剤、酸化防止剤、不透明化剤、安定剤、シリコー
ン、消泡剤、水和剤、ビタミン類、香料、防腐剤、界面
活性剤、フィラー、ポリマー、噴霧剤、塩基性又は酸性
化剤、染料、顔料、増粘剤又は化粧品に通常使用されて
いる任意の他の成分から選択される化粧品用アジュバン
トをさらに含有していることを特徴とする請求項１ない
し２３のいずれか１項に記載の組成物。 - 【請求項２５】 ロールオン又はポンプ式ディスペンサ
ーボトルのエアゾールスプレーとして施与される流動ゲ
ル、クリーム又はローションの形態；チューブで施与さ
れる粘性クリームの形態；又はスティックの形態である
ことを特徴とする請求項１ないし２４のいずれか１項に
記載の組成物。 - 【請求項２６】 請求項１ないし２５のいずれか１項に
記載の組成物からなる、化粧品用又は皮膚用の脱臭調製
物。 - 【請求項２７】 請求項１ないし２５のいずれか１項に
記載の組成物を含有し、ヒトの腋臭を処理するための化
粧品用及び／又は皮膚病用品。 - 【請求項２８】 請求項１ないし２４のいずれか１項に
記載の組成物を有効量、腋窩に適用することからなるヒ
トの腋臭処理方法。 - 【請求項２９】 メンテナンス製品及び脱臭剤の調製の
ための、請求項１ないし２５のいずれか１項に記載の組
成物の使用。 - 【請求項３０】 溶解した形態でミョウバン塩を含有す
る化粧品用又は皮膚病用水性脱臭用品の調製のための、
油中水型エマルション型の支持体の使用。 - 【請求項３１】 ミョウバン塩が、これを含有する組成
物の全重量に対して１０重量％を越えた濃度で、水相に
溶解される請求項３０に記載の使用。 - 【請求項３２】 ミョウバン塩が、これを含有する組成
物の全重量に対して１５重量％を越えた濃度で、水相に
溶解される請求項３０に記載の使用。
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