JP2000072499A - アスファルト混合物用骨材の製造方法 - Google Patents

アスファルト混合物用骨材の製造方法

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JP2000072499A
JP2000072499A JP27928098A JP27928098A JP2000072499A JP 2000072499 A JP2000072499 A JP 2000072499A JP 27928098 A JP27928098 A JP 27928098A JP 27928098 A JP27928098 A JP 27928098A JP 2000072499 A JP2000072499 A JP 2000072499A
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polyester fiber
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Toshio Wada
敏男 和田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膨大な量が発生するポリエステル繊維と木綿
または羊毛である天然繊維とよりなるポリエステル繊維
複合素材廃棄物を、ポリエステル樹脂と天然繊維分解物
の混合比率が所定割合の、アスファルト混合物用骨材と
してリサイクル利用する。 【構成】 計量供給装置により加熱混練押出機に供給す
るポリエステル繊維複合素材廃棄物、ポリエステル繊維
廃棄物、天然繊維廃棄物の供給量を個別に制御するアス
ファルト混合物用骨材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ポリエステル繊維と木綿繊維また
は羊毛繊維とを組み合わせたポリエステル繊維複合素材
はよく知られており、そのポリエステル繊維複合素材よ
りなる繊維構造物は優れた性質により、衣服等として大
量に使用され膨大な量の廃棄物が発生する。その廃棄物
を溶融さらに造粒してアスファルト混合物の骨材として
有効に再利用しようとする。
【0002】
【従来の技術】廃棄合成樹脂成型物を粉砕してアスファ
ルト混合物の骨材とすることは試みられている。廃棄合
成樹脂を溶融造粒してペレット化することも行われてい
る。溶融した廃棄合成樹脂にセルロース系物質を混合し
て成型物を造ることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリエステル繊維複合
素材は多種類あるが、通常はポリエステル繊維と天然繊
維とからなり、その天然繊維としては木綿繊維または羊
毛繊維が用いられることが多く、本発明でもこのポリエ
ステル繊維複合素材を対象とする。ポリエステル繊維複
合素材は2種類の繊維を混紡または交織等として組み合
わせて布とし、衣服などの繊維構造物として使用され
る。ポリエステル繊維複合素材よりなる繊維構造物の廃
棄物が、ポリエステル繊維複合素材廃棄物として大量に
発生することになり、その廃棄物の有効利用が求められ
ている。同様にポリエステル繊維のみよるなるポリエス
テル繊維廃棄物や、木綿繊維のみよりなる木綿繊維廃棄
物、羊毛繊維のみよるなる羊毛繊維廃棄物も大量に存在
する。
【0004】ポリエステル繊維複合素材の廃棄物を溶融
して再利用する場合に、組み合わせ素材の天然繊維を不
純物として分離し、ポリエステル繊維のポリエステル樹
脂のみを回収しようすれば分離に手間がかかる。
【0005】廃棄ポリエステル樹脂のみを溶融後粒状化
するとポリエステル樹脂ペレットとなり、粗面加工しな
いかぎり表面形状は平滑となるので、アスファルト混合
物用骨材とした場合にアスファルトとの物理的密着性に
問題が生じる。ポリエステル樹脂は軟化点、溶融点がア
スファルトの溶融温度や、骨材のドライミキシング温度
より高いので、骨材の溶融変形が期待できず表面形状は
重要である。
【0006】ポリエステル繊維複合素材は、その用途に
よりポリエステル繊維と天然繊維との組み合わせ比率が
変わるので、その廃棄物を大量に多種類を回収した場
合、廃棄物のポリエステル繊維と天然繊維との混合比は
一定にならない。そのまま溶融すれば、溶融物に含まれ
る天然繊維の比率も一定とならない。ポリエステル繊維
複合素材廃棄物を溶融造粒してアスファルト骨材とする
場合に、ポリエステル樹脂と天然繊維の比率が一定とな
ることが望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】ポリエステル繊維と天然
繊維よりなるポリエステル繊維複合素材廃棄物を、加熱
混練押出機で、ポリエステル樹脂の溶融点以上の温度に
加熱混練し、溶融したポリエステル樹脂中に天然繊維が
分解分散した状態で押出し、さらに骨材のサイズに切断
して造粒しアスファルト混合物の骨材とする。
【0008】回収したポリエステル繊維複合素材廃棄物
はポリエステル繊維と天然繊維との混合比率が一定しな
いので、加熱混練押出機にポリエステル繊維複合素材廃
棄物を計量供給するだけでなく、ポリエステル繊維ある
いは天然繊維のみよるなる繊維廃棄物を別に計量供給
し、加熱混練押出機に供給するポリエステル繊維と天然
繊維との比率が一定割合となるようする。
【0009】ポリエステル繊維のポリエステル樹脂の軟
化温度は238から240度(摂氏以下同様)で、溶融
温度は255から260度であり、ポリエステル樹脂の
溶融押出温度は当然溶融温度以上で270から280度
位が用いられる。木綿繊維や羊毛繊維は熱で溶融するこ
とはないが、木綿繊維が150度位で、羊毛繊維は13
0度位で分解する。木綿繊維や羊毛繊維を分解温度以上
に加熱した場合には熱劣化して、混練攪拌すると繊維布
を構成する糸が分解分離され、さらに力を加えると粉状
に細分化される。
【0010】ポリエステル樹脂の溶融点以上に加熱され
る加熱混練押出機により、ポリエステル繊維複合素材廃
棄物を加熱混練すれば、溶融した液状のポリエステル樹
脂中に木綿繊維や羊毛繊維が分解分散した状態となり、
さらに押出し切断して造粒すればペレット化したポリエ
ステル樹脂の内部に木綿繊維か羊毛繊維が分解した小さ
な粒子が含まれ、表面はポリエステル樹脂に木綿繊維か
羊毛繊維が分解した小さな粒子をまぶした状態で、ポリ
エステル樹脂部の表面形状は粗面となる。
【0011】ポリエステル繊維複合素材よりなる繊維構
造物の廃棄物を、そのままか、あるいは細片化するか帯
条化して、計量供給装置により加熱混練押出機に計量し
て供給する。さらに別に、ポリエステル繊維あるいは天
然繊維のみよるなる繊維廃棄物を同様に加熱混練押出機
に計量供給し、加熱混練押出機に供給されるポリエステ
ル繊維と天然繊維の混合比率を調整する。
【0012】大容量の加熱混練押出機を用い繊維構造物
の廃棄物を衣服等そのままの形で供給する場合には、繊
維構造物の廃棄物を計量供給装置である大型の計量ホッ
パで計量しながら、加熱混練押出機の供給口である供給
ホッパに供給すればよい。
【0013】繊維構造物の廃棄物を細片化する場合、事
前に細片化しておきその細片を収容した計量供給装置で
ある計量ホッパで計量して、加熱混練押出機の供給口で
ある供給ホッパに供給してもよいが、計量供給装置に破
砕機を設け繊維構造物の廃棄物を細片化しながら計量
し、加熱混練押出機の供給ホッパに供給するようにして
もよい。
【0014】加熱混練押出機に帯状にして供給する場合
は、ポリエステル繊維複合素材廃棄物、ポリエステル繊
維廃棄物、天然繊維廃棄物の木綿繊維廃棄物、羊毛繊維
廃棄物を各々事前に一定太さの長尺帯状に加工してお
き、計量供給装置の計量供給ローラーにより加熱混練押
出機の供給口に計量供給する。
【0015】さらに、ポリエステル繊維複合素材廃棄
物、ポリエステル繊維廃棄物、天然繊維廃棄物を加熱混
練押出機に計量供給する場合に、加熱混練押出機から押
出した天然繊維分解物を含んだポリエステル樹脂の、ポ
リエステル樹脂と天然繊維分解物の混合比率を測定し
て、加熱混練押出機に供給するポリエステル繊維複合素
材廃棄物、ポリエステル繊維廃棄物、天然繊維廃棄物の
供給量を個別に制御する。
【0016】
【作用】ポリエステル繊維複合素材廃棄物を計量供給装
置により加熱混練押出機に供給して、加熱溶融混練しさ
らに押出し切断して造粒するが、ポリエステル樹脂の溶
融点以上に加熱して混練するので、ポリエステル樹脂は
溶融し、木綿または羊毛の天然繊維は分解温度以上に加
熱されるので分解し、さらに混練による力で分解が促進
され、溶融したポリエステル樹脂の内部に木綿繊維か羊
毛繊維が分解した小さな粒子が分散して含まれた状態に
なる。
【0017】ポリエステル繊維複合素材廃棄物のみであ
れば、加熱混練押出機に供給するポリエステル繊維と天
然繊維の混合比率は、ポリエステル繊維複合素材廃棄物
の混合比率のままであるが、ポリエステル繊維廃棄物か
天然繊維廃棄物を別に計量して供給するので、ポリエス
テル繊維と天然繊維の混合比率は任意に調整可能であ
る。
【0018】ポリエステル繊維と天然繊維の混合比率を
調整して加熱混練押出機に供給するので、溶融造粒して
アスファルト混合物の骨材としたときのポリエステル樹
脂と天然繊維分解物の混合比率を、ポリエステル繊維複
合素材廃棄物の混合比率にかかわらず任意に設定でき
る。溶融造粒してアスファルト混合物の骨材とした時は
ポリエステル樹脂中に天然繊維分解物が分散した状態で
あるので、天然繊維があまり多くてはポリエステル樹脂
部の強度が不足し、天然繊維があまり少なくてはポリエ
ステル樹脂部の表面に絡み付く天然繊維の粒子が不足す
るので、ポリエステル樹脂中の天然繊維分解物の比率は
重量比で5から40パーセント位が適当である。
【0019】加熱混練押出機により溶融造粒してアスフ
ァルト混合物の骨材としたとき、ペレット化したポリエ
ステル樹脂の内部に天然繊維が分解分散した小さな粒子
が含まれ、ポリエステル樹脂部の表面は天然繊維が分解
分散した小さな粒子をまぶした状態で、ポリエステル樹
脂部の表面は平滑でなく粗面形状となる。この粗面形状
の表面によりアスファルト混合物の骨材としたときのア
スファルトとの物理的密着性が向上する。
【0020】さらに、加熱混練押出機から押出した天然
繊維分解物を含んだポリエステル樹脂の、ポリエステル
樹脂と天然繊維分解物の混合比率を測定して、加熱混練
押出機に供給するポリエステル繊維複合素材廃棄物、ポ
リエステル繊維廃棄物、天然繊維廃棄物の供給量を個別
に制御するので、ポリエステル繊維複合素材廃棄物のポ
リエステル繊維と天然繊維との混合比率が変化したり不
明確であっても、加熱混練押出機から押出されるポリエ
ステル樹脂と天然繊維分解物の混合物の混合比率を一定
の比率に制御することができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明によるアスファルト混合物用骨
材の製造方法を示す全体構成図であり、加熱混練押出機
1はスクリュ押出機で、押出物を切断する機構を有し押
出物を粒状化する。加熱混練押出機1は供給ホッパの供
給口2を有し、この供給口に、衣服等の繊維構造物であ
るポリエステル繊維複合素材廃棄物3を細片化して計量
供給し、別に供給する繊維廃棄物として木綿繊維廃棄物
4も同様に細片化して供給する。ポリエステル繊維複合
素材廃棄物の計量供給装置は、衣服等の形状である廃棄
物を細片化する切断刃を有する破砕機5、廃棄物の細片
を堆積集積する堆積ホッパ6、さらに計量コンベア7を
有し、計量コンベアを駆動モータ8で駆動し、加熱混練
押出機の供給口2にポリエステル繊維複合素材廃棄物の
細片を計量して送り込む。
【0022】木綿繊維廃棄物4の計量供給装置も同じ構
造であり、駆動モータ9により計量コンベアを駆動し、
加熱混練押出機の供給口2に木綿繊維廃棄物の細片を計
量して送り込む。ポリエステル繊維複合素材廃棄物と木
綿繊維廃棄物の供給量は、駆動制御部10により駆動モ
ータ8、駆動モータ9を個別に回転制御することにより
供給制御する。堆積ホッパ内に繊維廃棄物の細片が常時
一定量が堆積集積しているなら、計量コンベアの駆動モ
ータを回転制御するだけで計量供給できるが、計量コン
ベアに重量測定機能を持たせて計量供給制御するように
してもよい。
【0023】加熱混練押出機に供給されるポリエステル
繊維と木綿繊維の混合比率は制御部10により制御され
るが、ポリエステル繊維複合素材廃棄物のポリエステル
繊維の割合が高い場合は、木綿繊維廃棄物の供給量を増
やして所定の混合比率となるようにする。すなわちポリ
エステル繊維複合素材廃棄物のポリエステル繊維と木綿
繊維の混合比率に応じて、木綿繊維廃棄物の供給量を制
御する。この場合にはポリエステル繊維複合素材廃棄物
のポリエステル繊維と木綿繊維の混合比率が事前に分か
っているのが好ましく、その混合比率が分かれば木綿繊
維廃棄物の供給割合が設定できる。
【0024】加熱混練押出機としてスクリュ押出機とし
たが、ポリエステル樹脂の溶融温度以上で加熱混練して
造粒するものであれば、加熱混練機とピストン押出機を
組合せたもの等でもよく、加熱混練と押出しが連続して
出来るものであればよい。加熱混練押出機によりポリエ
ステル繊維と木綿繊維を所定温度で加熱混練し、さらに
連続して必要な直径に押出し切断することにより、ポリ
エステル樹脂と木綿繊維分解物とからなるアスファルト
混合物用骨材が得られ、そのアスファルト混合物用骨材
のポリエステル樹脂と木綿繊維分解物の混合比率は任意
に設定した一定のものとなる。
【0025】別に供給する繊維廃棄物を木綿繊維とした
が羊毛繊維であってもよく、羊毛繊維とした場合には造
粒したアスファルト混合物用骨材は、ポリエステル樹脂
と羊毛繊維分解物とからなる。さらに加熱混練押出機に
供給するポリエステル繊維の割合を増やす必要がある場
合には、別に供給する繊維廃棄物を木綿繊維廃棄物から
ポリエステル繊維廃棄物に換えればよい。木綿繊維の割
合が半分以上であるようなポリエステル繊維複合素材廃
棄物は、それだけを溶融造粒するとポリエステル樹脂の
割合が低くアスファルト混合物用骨材としての強度が不
足するが、ポリエステル繊維を別に供給することによ
り、造粒した骨材に含まれるポリエステル樹脂の割合を
必要な割合にまで高く出来る。
【0026】図2は本発明による別のアスファルト混合
物用骨材の製造方法を示す全体構成図であり、ポリエス
テル繊維複合素材廃棄物3の計量供給装置が計量破砕機
11とフィードコンベア12よりなり、木綿繊維廃棄物
4の計量供給装置もフィードコンベア13を有する同様
の構成であるが、さらに付加してポリエステル繊維廃棄
物14の計量破砕機を設置し、ポリエステル繊維複合素
材廃棄物、木綿繊維廃棄物、ポリエステル繊維廃棄物を
計量破砕機で計量しながら細片化し、フィードコンベア
により加熱混練押出機1の供給口2に各々任意の割合に
計量して送り込む。
【0027】計量供給装置は、切断刃を有する破砕機の
切断量を駆動モータで制御できる計量破砕機と、フィー
ドコンベアよりなるが、計量破砕機から直に破砕細片を
加熱混練押出機の供給口であるホッパに供給してもよ
い。各々の計量破砕機の駆動モータ15、駆動モータ1
6、駆動モータ17は駆動制御部18により個別に回転
制御されるので、ポリエステル繊維複合素材廃棄物、木
綿繊維廃棄物、ポリエステル繊維廃棄物を個別に細片化
しながら供給量を任意に制御でき、加熱混練押出機に供
給するポリエステル繊維と木綿繊維の混合比率を所定割
合に制御することができる。
【0028】加熱混練押出機1から押出した木綿繊維分
解物を含んだポリエステル樹脂のポリエステル樹脂と木
綿繊維分解物の混合比率を測定するセンサ19が押出し
口の直後に設けられる。このセンサ19からの信号が駆
動制御部18に送られ、ポリエステル繊維複合素材廃棄
物、木綿繊維廃棄物、ポリエステル繊維廃棄物の供給量
を必要な割合に個別に制御する。
【0029】ポリエステル繊維複合素材廃棄物のポリエ
ステル繊維の割合が高い場合は木綿繊維廃棄物を必要量
供給し、ポリエステル繊維複合素材廃棄物のポリエステ
ル繊維の割合が低い場合にはポリエステル繊維廃棄物を
必要量供給する。これにより加熱混練押出機に供給する
ポリエステル繊維と木綿繊維の混合比率を所定割合に制
御でき、ポリエステル繊維複合素材廃棄物のポリエステ
ル繊維の割合がどのように変化しても連続して迅速に対
応して制御できる。
【0030】センサ19は光反射率を測定するもので、
加熱混練押出機1から押出した木綿繊維分解物を含んだ
ポリエステル樹脂の、ポリエステル樹脂と木綿繊維分解
物の光反射率の違いにより混合比率を測定する。ポリエ
ステル樹脂と木綿繊維分解物は光透過率が異なるので光
透過率を測定するセンサでもよく、切断された木綿繊維
分解物を含んだポリエステル樹脂粒状物の比重を計る方
法で作動するセンサであってもよい。
【0031】図3は本発明による別のアスファルト混合
物用骨材の製造方法を示す全体構成図であり、繊維廃棄
物を帯状にして加熱混練押出機に供給する製造方法を示
すもので、ポリエステル繊維複合素材廃棄物は事前に一
定太さの長尺帯状に加工されポリエステル繊維複合素材
廃棄物帯状体20として加熱混練押出機に計量して供給
される。
【0032】ポリエステル繊維複合素材廃棄物帯状体2
0の計量供給装置は、計量供給ローラー21を有し、計
量供給ローラーは駆動モータ22により回転駆動され加
熱混練押出機1の供給口2に計量して供給される。木綿
繊維廃棄物も同様に、帯状の木綿繊維廃棄物帯状体23
として駆動モータ24により加熱混練押出機に供給され
る。計量供給装置の計量供給ローラーは、駆動制御部2
5により各々の駆動モータ22、駆動モータ24が個別
に回転制御され、加熱混練押出機の供給口に廃棄物帯状
体を計量して送り込む。
【0033】ポリエステル樹脂と木綿繊維分解物の混合
比率を測定するセンサ19からの信号が駆動制御部25
に送られ、それによりポリエステル繊維複合素材廃棄物
帯状体20と木綿繊維廃棄物帯状体23の供給量が個別
に制御され、加熱混練押出機に供給するポリエステル繊
維と木綿繊維との混合比率を所定割合に制御する。
【0034】
【発明の効果】ポリエステル繊維複合素材廃棄物のポリ
エステル繊維と、木綿または羊毛である天然繊維との混
合比率がどのようなものであっても、ポリエステル繊維
廃棄物か天然繊維廃棄物を別に計量して供給するので加
熱混練押出機に供給されるポリエステル繊維と天然繊維
との混合比率を所定割合とすることができ、製造される
アスファルト混合物用骨材のポリエステル樹脂と天然繊
維分解物との混合比率を任意に必要な所定割合にでき
る。
【0035】さらにポリエステル樹脂と天然繊維分解物
の混合比率を測定するセンサを用いることにより、製造
途中にポリエステル繊維複合素材廃棄物のポリエステル
繊維と天然繊維との比率が変化しても、製造されるアス
ファルト混合物用骨材のポリエステル樹脂と天然繊維分
解物の混合比率を必要な所定割合に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアスファルト混合物用骨材の製造
方法を示す全体構成図。
【図2】本発明による別のアスファルト混合物用骨材の
製造方法を示す全体構成図。
【図3】本発明による別のアスファルト混合物用骨材の
製造方法を示す全体構成図。
【符号の説明】
1加熱混練押出機,2供給口,3ポリエステル繊維複合
素材廃棄物,4木綿繊維廃棄物,5破砕機,6堆積ホッ
パ,7計量コンベア,8駆動モータ,10駆動制御部,
11計量破砕機,12フィードコンベア,14ポリエス
テル繊維廃棄物,19センサ,20ポリエステル繊維複
合素材廃棄物帯状体,21計量供給ローラー,23木綿
繊維廃棄物帯状体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル繊維と木綿または羊毛であ
    る天然繊維とよりなるポリエステル繊維複合素材廃棄物
    を、そのままか、細片化するか帯条化して、計量供給装
    置により加熱混練押出機に計量して供給し、さらに別
    に、ポリエステル繊維あるいは天然繊維のみよるなる繊
    維廃棄物を、同様に計量供給装置により加熱混練押出機
    に計量して供給し、加熱混練押出機に供給するポリエス
    テル繊維と天然繊維の混合比率を調整するアスファルト
    混合物用骨材の製造方法
  2. 【請求項2】 ポリエステル繊維複合素材廃棄物とポリ
    エステル繊維廃棄物と天然繊維廃棄物を、各々個別に計
    量供給装置により加熱混練押出機に計量して供給する請
    求項1記載のアスファルト混合物用骨材の製造方法
  3. 【請求項3】 加熱混練押出機から押出した天然繊維分
    解物を含んだポリエステル樹脂のポリエステル樹脂と天
    然繊維分解物の混合比率をセンサにより測定して、加熱
    混練押出機に供給するポリエステル繊維複合素材廃棄
    物、ポリエステル繊維廃棄物、天然繊維廃棄物の供給量
    を個別に制御する請求項1記載のアスファルト混合物用
    骨材の製造方法
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