JP2000071387A - 金属箔付きフィルム及びそれを用いた配線基板の製造方法 - Google Patents

金属箔付きフィルム及びそれを用いた配線基板の製造方法

Info

Publication number
JP2000071387A
JP2000071387A JP24425098A JP24425098A JP2000071387A JP 2000071387 A JP2000071387 A JP 2000071387A JP 24425098 A JP24425098 A JP 24425098A JP 24425098 A JP24425098 A JP 24425098A JP 2000071387 A JP2000071387 A JP 2000071387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal foil
thickness
film
adhesive layer
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24425098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3071764B2 (ja
Inventor
Akihiko Nishimoto
昭彦 西本
Katsura Hayashi
桂 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP10244250A priority Critical patent/JP3071764B2/ja
Publication of JP2000071387A publication Critical patent/JP2000071387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3071764B2 publication Critical patent/JP3071764B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大面積の配線回路層を内層化した場合において
も積層不良がなく、またバイアホール導体に薬液等が浸
入することがなく、しかも転写後の寸法精度に優れた配
線回路層を形成可能な金属箔付きフィルムを提供する。 【解決手段】100℃で1時間保持した後の寸法変化率
が0.1%以内、樹脂フィルム1の表面に接着層2を介
して金属箔3が形成されてなり、樹脂フィルム1の厚み
が10〜100μm、接着層2の厚みが3μm以上、金
属箔3の厚みが1〜35μm、金属箔3の少なくとも接
着層3と接する側の十点平均粗さ(Rz)が1〜6μm
であり、且つ金属箔の粘着力が50〜500g/25m
mの金属箔付きフィルムを用いて、上記金属箔3をエッ
チングして回路パターンを形成し、それを絶縁基板5表
面に転写させて、配線基板を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素子
収納パッケージなどに用いられる配線基板における配線
回路層を形成するのに好適に用いられる金属箔付きフィ
ルム及びそれを用いた配線基板の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来から、配線基板、例えば、半導体素子
を収納するパッケージに使用される配線基板として、比
較的高密度の配線が可能な多層セラミック配線基板が多
く用いられてきた。この多層セラミック配線基板は、ア
ルミナなどの絶縁体と、その表面に形成されたWやMo
等の高融点金属からなる配線導体とから構成されるもの
で、この絶縁体の一部に凹部が形成され、この凹部内に
半導体素子が収納され、蓋体によって凹部を気密に封止
されるものである。
【0003】ところで、多層配線基板や半導体素子収納
用パッケージなどに使用される配線基板は、各種電子機
器の高性能化に伴って、今後益々高密度化が進み、配線
幅や配線ピッチを50μm以下にすることが要求されて
おり、バイアホールもインタースティシャルバイアホー
ル(IVH)にする必要やICチップの実装方法もワイ
ヤーボンディングからフリップチップと代わるため、基
板自体の平坦度を小さくする必要も生じている。しかし
ながら、多層セラミック配線基板では、焼結前のグリー
ンシートにメタライズインクを印刷して、印刷後のシー
トを積層して焼結させて製造するのであるが、その製造
工程において高温での焼成時に焼成収縮が生じるため
に、得られた基板に反り等の変形や寸法のばらつき等が
発生しやすく、そのため回路基板の超高密度化やフリッ
プチップ等のような基板の平坦度に関する厳しい要求に
対して、十分に対応できないなという問題があった。
【0004】また、多層セラミック配線基板の別の問題
としては、セラミックスが硬くて脆いという性質を有す
ることから、製造工程または搬送工程において、セラミ
ックスの欠けや割れ等が発生しやすく、その結果、半導
体素子の気密封止性が損なわれることがあるため歩留り
が低い等の問題があった。
【0005】これに対してセラミック配線基板以外の配
線基板として、有機樹脂を含む絶縁性基板の表面に銅等
の金属層から成る表面配線回路層を形成した樹脂製配線
基板が用いられている。このような樹脂製配線基板は、
セラミック配線基板のような欠けや割れ等の欠点がな
く、また多層化に際しても、焼成のような高温での熱処
理を必要としないという利点を有している。
【0006】樹脂製配線基板は、一般に、銅箔等の金属
箔を絶縁基板上に貼り付け、次いで金属箔の不要な部分
をエッチング法やメッキ法により除去して回路パターン
を形成する手段により配線回路層を形成するものである
が、以下の種々の問題があった。
【0007】例えば、回路パターン形成時に、エッチン
グ等の薬液により、絶縁基板が劣化したり、金属箔を用
いて形成した表面配線回路層は絶縁基板表面に載置され
ているのみであるため、この表面配線回路層の絶縁基板
への密着不良が生じ両者の界面に空隙が生じ易く、ひい
ては配線不良に至り使用不能となるなどの問題があっ
た。
【0008】また多層化にあたっては、IVHを形成す
るのに逐次積層によらねばならず、一括積層を行うこと
ができない等の問題がある。さらに、表面配線回路層の
形成により絶縁基板上に凸部が形成されるために平坦度
も低く、フリップチップ実装に要求される平坦度を満足
するに至っていない。
【0009】そこで、最近では、有機樹脂からなる絶縁
基板の表面に銅箔を接着した後、エッチング法、メッキ
法により配線回路層を形成し、しかるのちにこの基板を
積層して多層化することが提案されている。
【0010】また、樹脂フィルムに金属箔を接着し、そ
れをエッチング法、メッキ法で回路パターンを形成し、
その後絶縁基板に転写する方法も特開平10−5110
8号などにより知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記方法のうち、樹脂
フィルムに金属箔を接着させ、これにエッチング等によ
って回路パターンを形成した後、これを絶縁基板に転写
する方法は、絶縁基板が各種回路パターン形成用の薬品
と接触することがなく、絶縁基板の特性に影響を及ぼす
ことがない点で優れている。
【0012】しかしながら、多層配線基板を作製する場
合の内部配線層として、線幅が0.5mm以上の幅広い
配線部を有する回路パターンや、グランド層やノイズ対
策用のシールド層などの比較的面積の広い回路パターン
が形成された場合、この金属箔を絶縁層によって挟持し
た積層構造間で密着不良による積層不良が発生するとい
う問題があった。
【0013】このような積層不良を防止するためには、
絶縁基板表面に形成された配線回路層の表面を積層前に
エッチングして粗面化することが一般に行われている。
しかしながら、金属箔からなる配線回路層を絶縁基板に
転写した後、回路表面をエッチング等によって粗面化す
ると、絶縁基板内に形成されたバイアホール導体中に粗
化処理液が侵入し、処理液の染み出し、リフロー時の基
板割れなどの問題が発生じていた。
【0014】また、微細な配線回路層を加熱転写させる
場合、樹脂フィルムの熱的変化によって転写後の配線回
路層に寸法誤差が発生し、これによりバイアホールとの
接続不良が発生する等の問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記のよ
うな課題について鋭意検討した結果、金属箔付きフィル
ムにおいて、用いる樹脂フィルムとして高温における寸
法変化が小さい所定厚みの樹脂フィルムを用いること、
樹脂フィルムに接着層を介して金属箔を接着させる場
合、樹脂フィルムの厚み、接着層の厚み、金属箔の厚
み、金属箔の表面粗さ、および金属箔の粘着力を適正な
範囲に制御することによって、幅広いあるいは大面積の
配線回路層を多層配線基板の内層に形成する場合におい
ても積層不良がなく、しかも転写後の寸法精度に優れた
配線回路層を形成できることを見出し、本発明に至っ
た。
【0016】即ち、本発明の金属箔付きフィルムは、1
00℃で1時間保持した後の寸法変化率が0.1%以内
の樹脂フィルムの表面に接着層を介して金属箔が形成さ
れてなり、前記樹脂フィルムの厚みが10〜100μ
m、前記接着層の厚みが3μm以上、前記金属箔の厚み
が1〜35μm、前記金属箔の少なくとも前記接着層と
接する側の十点平均粗さ(Rz)が1〜6μmであり、
且つ前記金属箔の粘着力が50〜500g/25mmで
あることを特徴とするものである。
【0017】また、配線基板の製造方法としては、10
0℃で1時間保持した後の寸法変化率が0.1%以内の
樹脂フィルムの表面に接着層を介して金属箔が形成され
てなり、前記樹脂フィルムの厚みが10〜100μm、
前記接着層の厚みが3μm以上、前記金属箔の厚みが1
〜35μm、前記金属箔の少なくとも前記接着層と接す
る側の十点平均粗さ(Rz)が1〜6μmであり、且つ
前記金属箔の粘着力が50〜500g/25mmの金属
箔付きフィルムに対して、該フィルム表面の前記金属箔
を配線回路パターン状に加工した後、このフィルムを絶
縁基板と積層し、前記樹脂フィルムおよび接着層を剥離
して前記配線回路層を前記絶縁基板に転写させる工程を
具備することを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の金属箔付きフィルムは、
樹脂フィルムと金属箔を具備し、金属箔は接着層を介し
て樹脂フィルム上に形成されている。樹脂フィルムは、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、塩化ビ
ニル、ポリプロピレン等公知のものが使用できる。
【0019】樹脂フィルムの厚みは10〜100μmが
適当であり、望ましくは20〜500μmが良い。これ
は、樹脂フィルムの厚みが10μmより小さいとフィル
ムの変形や折れ曲がりにより形成した配線回路が断線を
引き起こし易くなり、厚みが100μmより大きいとフ
ィルムの柔軟性がなくなるためシートの剥離が難しくな
るためである。
【0020】本発明によれば、用いる樹脂フィルムの寸
法変化が小さいことが重要であり、具体的には、100
℃で1時間保持した時の寸法変化率が0.1%以下、特
に±0.05%以下であることが望ましい。この寸法変
化率は、樹脂フィルム上に形成された配線回路層として
の金属箔を絶縁基板に転写するにあたり、微細配線の配
線ピッチ間のバラツキを低減し、高い寸法精度で転写を
可能とするために重要な要因であって、上記の寸法変化
率が0.1%よりも大きいと、寸法精度の高い配線層の
転写ができなくなる。
【0021】このような収縮の小さい樹脂フィルムは、
所定の熱処理を施すことによって作製することができ
る。具体的には、熱処理の温度はフィルムの材質にもよ
るが、70〜170℃の範囲が良く、望ましくは100
〜170℃が良い。処理温度が70℃より低いと樹脂フ
ィルムの工程中での寸法変化率が大きく、配線ピッチ間
のバラツキが大きくなりやすく、また、処理温度が17
0℃より大きくなると樹脂フィルムの変形が発生し、配
線ピッチ間のバラツキが大きくなる。また、金属箔と樹
脂フイルムとの貼り合わせ張力を低くすることによって
も樹脂フィルムの寸法変化率を小さくすることができ
る。
【0022】この樹脂フィルムの接着層としては、アク
リル系、ゴム系、シリコン系、エポキシ系等公知の接着
剤が使用できる。また、接着層の厚みは3μm以上、望
ましくは5μm以上が良い。接着層の厚みが3μmより
薄いと、金属箔の表面に追従できず、パターンの変色、
パターンの剥れが発生する。
【0023】また、金属箔としては、配線基板として配
線回路層を形成するに好適な金属より形成され、例え
ば、金、銀、銅、アルミニウムの少なくとも1種を含む
低抵抗金属、特に銅の金属箔が好適に使用される。前記
金属箔の厚みは1〜35μmが良く、望ましくは5〜1
8μmが良い。金属箔の厚みが1μmより小さいと回路
の抵抗率が高くなり、また、35μmより大きいと、積
層時に絶縁基板の変形が大きくなったり、絶縁基板への
金属の埋め込み量が多くなり、絶縁基板の歪みが大きく
なり樹脂硬化後に基板が変形を起こしやすいなどの問題
がある。また、金属箔自体をエッチングしにくくなるた
め精度の良い微細な回路が得られないという問題もあ
る。
【0024】上記樹脂フィルムの表面に接着層を介して
接着された金属箔の粘着力は、50〜500g/25m
mが良く、望ましくは70〜350g/25mmが良
い。上記粘着力が50g/25mmより弱いと、回路形
成するためのエッチング処理の際、金属箔が樹脂フィル
ムより剥離し回路の断線を引き起こす。また、500g
/25mmより大きいと、回路形成後、絶縁基板に転写
し、樹脂フィルムを剥離する際、絶縁基板の変形、回路
の断線を引き起こすためである。
【0025】なお、上記粘着力は、図2に示すように、
接着層7を介して金属箔8が接着された樹脂フィルム9
から樹脂フィルム9を金属箔8から180°の方向に引
き剥がす時の応力を表したものである。
【0026】また、上記金属箔の少なくとも接着層と接
する側の十点平均粗さ(Rz)が1〜6μm、特に2〜
5μmであることが重要である。これは、上記少なくと
も接着層と接する側は、絶縁基板への転写後、配線回路
層の露出面側を形成する面であり、多層化の際にこの配
線回路層の上に積層される絶縁基板との密着性を決定す
るものであり、この十点平均粗さが1μmよりも小さい
と多層配線基板の内層に線幅が0.5mm以上、特に1
mm以上の幅を有する回路パターンや、グランド層、シ
ールド層などの大面積のパターンを形成した場合に、積
層不良が発生し、6μmよりも大きいと、配線回路層の
絶縁基板への転写の際、樹脂フィルムを剥離する時に、
接着層が配線回路層の表面に残存したり転写不良を生じ
やすくなるためである。
【0027】次に、本発明の配線基板の製造方法につい
て図1をもとに説明する。図1は、本発明の多層配線基
板の製造方法の工程を説明するための図である。まず、
厚みが10〜100μm、100℃で1時間保持した後
の寸法変化率が0.1%以内の樹脂フィルム1に厚さ3
μm以上の接着層2を塗工する。接着層2の塗工は、コ
ンマコータ法、ドクターブレード法、カレンダー法など
の方法によって行うことができる。
【0028】次に、上記樹脂フィルム1の接着層2の表
面に、接着層2と接する側の十点平均粗さ(Rz)がエ
ッチング等により1〜6μm、特に2〜5μmに予め表
面粗化された厚さ1〜35μmの金属箔3を接着する。
この時の金属箔3の樹脂フィルムへの粘着力は、前述し
た理由から50〜500g/25mmとなるように接着
層2の材質や厚さなどを調整する。
【0029】次に、図1(c)に示すように、樹脂フィ
ルム1に接着された金属箔3をエッチング法により不要
部分を除去して配線回路層4を形成する。例えば、図1
(b)の金属箔3上にフォトレジスト、スクリーン印刷
等の方法で配線回路パターン状にレジストを形成した
後、不要な部分をエッチング除去することで所望のパタ
ーンの配線回路層4を得ることができる。
【0030】この時、上記レジストは、一般には、金属
箔の不要部分をエッチング除去した後に水酸化ナトリウ
ム等のレジスト剥離液により取り除き、洗浄する工程が
必要であるが、上記レジストを後述する絶縁層を同一材
料で、有機樹脂を含む、例えば有機樹脂と無機フィラー
からなる絶縁性材料から構成すれば、レジスト除去等を
行う必要がないため、工程の簡略化を図ることができる
上で有利であり、また、配線回路と絶縁基板との接着力
も高めることができる。
【0031】なお、上記の配線回路層4の接着層2とは
反対側の表面も、十点平均粗さ(Rz)が1μm以上、
特に2μm以上に粗化処理されていることが望ましい。
特にこの表面は、転写時に絶縁基板に対して直接接触さ
れる面であり、その粗さは大きいほど絶縁基板への密着
性を高めることができ、しかも転写性も良好となること
から前記配線回路層4の接着層2と接する側よりも大き
いことが望ましい。
【0032】このような上記配線回路層4の接着層2と
は反対側の表面の粗化処理は、前記配線回路パターン形
成前、あるいはパターン形成後に所定のエッチング処理
を施すことにより容易に形成することができる。
【0033】粗化処理は、蟻酸、NaClO2 、NaO
H、Na2 PO4 、あるいはこれらの混合液等の酸性溶
液で行うのが良く、特に蟻酸で行うのが表面粗さを細か
く制御できる点で望ましい。
【0034】次に、樹脂フィルム1表面に形成された配
線回路層4が形成されてなる金属箔付きフィルムから配
線回路層4を絶縁基板5に転写させる。転写させる方法
としては、図1(d)に示されるように、金属箔付きフ
ィルムと絶縁基板5とを積層して圧力10〜500kg
/cm2 程度の圧力を印加する。そして、図1(e)に
示すように、樹脂フィルム1を接着層2とともに剥がし
て絶縁基板5に配線回路層4を転写させることにより配
線回路層4を絶縁基板5の表面に転写させることができ
る。
【0035】なお、この時、絶縁基板5として、半硬化
状のシートを用いると、図1(d)に示すように機械的
圧力によって配線回路層4を絶縁基板5内に埋め込むこ
とができるために配線回路層4による凸部のない平坦性
を付与することができる。
【0036】この後、上記配線回路層4が転写された絶
縁基板5を、絶縁基板中の有機樹脂が完全に硬化するに
十分な温度で加熱することにより、図1(f)の単層の
配線基板を作製することができる。
【0037】なお、多層配線基板を作製する場合には、
上記配線回路層4が転写された未硬化の単層の配線基板
を複数層積層圧着した後、絶縁基板中の有機樹脂が完全
に硬化するに十分な温度で加熱し一括して完全硬化する
ことにより、多層配線基板を作製することができる。
【0038】上記の製造方法において、絶縁基板5は、
少なくとも有機樹脂を含有するものであり、望ましくは
有機樹脂とともに無機フィラー、無機繊維、有機繊維か
ら選ばれる少なくと1種類以上含む複合材料等からな
る。なお、無機フィラー、無機繊維、有機繊維は、有機
樹脂中に合計20〜80体積%の割合で均一に分散され
たものを用いると良い。
【0039】このような複合材料を構成する有機樹脂と
しては、熱硬化型PPE(ポリフェニレンエーテル樹
脂)、BTレジン(ビスマレイドトリアジン)、エポキ
シ樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹
脂、ポリアミノビスマレイミド等の樹脂からなり、とり
わけ原料として室温で液体の熱硬化性樹脂であることが
望ましい。
【0040】他方、前記無機フィラーとしては、SiO
2 、Al2 3 、ZrO2 、TiO2 、AlN、Si
C、BaTiO3 、SrTiO3 、MgTiO3 、ゼオ
ライト、CaTiO3 、ほう酸アルミニウム等の公知の
材料が使用できる。また、その形状としては球状、針状
など任意のものとすることができる。
【0041】さらに、無機又は有機の繊維としては、ガ
ラス繊維、アラミド繊維、セルロース繊維等があり、織
布、不織布など任意の性状のものを用いれば良い。いず
れにしても、多層配線基板の強度を高めて高信頼性の基
板とするためには、繊維を含む絶縁基板5を少なくとも
1層以上含むことが望ましい。
【0042】まず、絶縁基板5を作製するには、例え
ば、無機質フィラーに液状の有機樹脂加えた絶縁性組成
物を混練機(ニーダ)や3本ロール等の手段によって十
分に混合して絶縁性スラリーを調製し、このスラリーを
圧延法、押し出し法、射出法、ドクターブレード法によ
ってシート状に成形した後、有機樹脂を半硬化させる。
半硬化には、有機樹脂は熱可塑性樹脂の場合には、加熱
下で混合したものを冷却し、熱硬化性樹脂の場合には、
完全固化するに十分な温度よりもやや低い温度に加熱す
る。
【0043】上記絶縁性スラリーは、好適には、絶縁体
を構成する前述したような有機樹脂と無機フィラーの複
合材料に、トルエン、酢酸ブチル、メチルエチルケト
ン、メタノール、メチルセロソルブアセテート、イソプ
ロピルアルコール、メチルイソブチルケトン、ジメチル
ホルムアミド等の溶媒を添加して所定の粘度を有する流
動体からなる。スラリーの粘度は、シート形成方法にも
よるが100〜3000ポイズが適当である。
【0044】また、織布、不織布を用いる場合には、織
布、不織布等の繊維にワニス状の樹脂を含浸、乾燥させ
半硬化のプリプレグの絶縁基板を作製する。
【0045】次に、上記のようにして作製した半硬化状
態の絶縁基板5に対して適宜、打ち抜き法やレーザー加
工により所望のバイアホールを形成して導体ペーストを
充填する。導体ペースト中に配合される金属粉末として
は、銅、アルミニウム、銀、金のうち少なくとも1種の
低抵抗金属からなることが望ましく、有機溶剤とバイン
ダーを添加しペーストを得ることができる。
【0046】
【実施例】実施例1(樹脂フィルム厚み) (金属箔付きフィルムの作製)120℃で熱処理して1
00℃で1時間保持した後の寸法変化率が−0.01%
で、厚みが5〜200μmの種々のポリエチレンテレフ
タレートフィルムに対して、厚み5μmのアクリル系樹
脂からなる接着層を形成した後、厚み12μm、接着層
側の十点平均粗さが3.2μm、接着層側と反対表面の
十点平均粗さが0.5μm(鏡面)の銅箔を100g/
25mmの接着力で形成した、配線回路層形成用の金属
箔付きフィルムを作製した。
【0047】(回路パターンの形成)そして、上記金属
箔付きフィルムの銅箔の表面に感光性のレジストを塗布
し、ガラスマスクを通して回路パターンを露光した後、
これを塩化第二鉄溶液中に浸漬して非パターン部をエッ
チング除去し、レジスト剥離して銅箔の回路パターンを
形成した。なお、作製した金属箔による配線は、最大線
幅が2mm、最小線幅が50μm、配線ピッチが50μ
mのパターンと、絶縁基板の面積の60%相当の面積を
有するグランド電極パターンとを形成した。
【0048】その後、この銅箔の回路パターンを10%
の蟻酸で処理して、銅箔のフリー面(接着層側と反対表
面)の十点平均粗さ3.5μmに粗化処理を施した。
【0049】(配線基板の作製)熱硬化性ポリフェニレ
ンエーテル樹脂に平均粒径が5μmの球状溶融SiO2
を50体積%加え、これに溶媒として酢酸ブチル、トル
エンおよびメチルエチルケトンを加え、さらに有機樹脂
の硬化を促進させるための触媒を添加し、1時間混合し
て絶縁性スラリーを調製した。そして、この絶縁性スラ
リーをドクターブレード法により厚さ200μmの絶縁
基板シートに成形した。
【0050】この絶縁基板用シートを150mm□にカ
ットし、CO2 レーザーにより直径100μmのバイア
ホールを形成し、このバイアホールに銅−銀合金粉末を
主成分とする銅ペーストをスクリーン印刷により埋め込
んだ。
【0051】そして、形成した配線回路層が形成された
金属箔付きフィルムとバイアホール導体が形成された絶
縁基板用シートを位置合わせして真空積層機により30
kg/cm2 の圧力で30秒加圧した後、樹脂フィルム
と接着層のみを剥離して配線回路層を転写させて、配線
回路層を絶縁基板シート表面に埋設した。最後に、この
配線回路層が形成された絶縁基板シートを6枚重ね合わ
せ、30kg/cm2の圧力下で200℃で5時間加熱
処理して完全硬化させて多層配線基板を得た。なお、絶
縁基板の全体面積の60%の面積を有するグランド層を
内部配線回路層として1層形成した。
【0052】(特性評価)得られた多層配線基板に対し
て、回路の断線発生率、配線ピッチのばらつき、配線基
板の平坦度を測定するとともに、配線基板を切断して、
特に線幅2mmの配線層付近およびグランド層形成箇所
を観察して積層不良の発生率を求めた。結果は、表1に
示す。
【0053】
【表1】
【0054】表1の結果から明らかなように、金属箔付
きフィルムにおける樹脂フィルムの厚みが10μmより
も薄い試料No.1−1では、フィルムの折れ曲がりが発
生し回路の断線が多数発生した。また、厚みが100μ
mよりも厚い試料No.1−7においてもフィルムの柔軟
性がなく、フィルムの剥離に伴い回路の断線が多数発生
した。樹脂フィルム厚みが10〜100μmの本発明で
は、回路断線の発生率が2/40以下であり、特に厚み
25〜50μmの場合には、回路の断線の発生は皆無で
あった。
【0055】実施例2(樹脂フィルム寸法変化率) 厚みが38μmで、熱処理温度を50〜200℃の範囲
で変え寸法変化率が0.01〜0.20%の種々のポリ
エチレンテレフタレートフィルムに対して、厚み5μm
のアクリル系樹脂からなる接着層を形成した後、厚み1
2μm、接着層側の十点平均粗さが3.2μm、接着層
側と反対表面の十点平均粗さが0.5μmの銅箔を10
0g/25mmの接着力で形成した、配線回路層形成用
の金属箔付きフィルムを作製した。
【0056】その後、実施例1と全く同様にして、各金
属箔付きフィルムを用いて配線基板を作製し、実施例1
と同様な評価を行い結果を表2に示した。
【0057】
【表2】
【0058】表2の結果から明らかなように、金属箔付
きフィルムにおける樹脂フィルムの寸法変化率が0.1
%よりも大きい試料No.2−1、2−2ではいずれも配
線ピッチのバラツキが10μm以上となったのに対し
て、寸法変化率が0.1%以内の本発明では、配線ピッ
チ間のバラツキを7μm以下、特に寸法変化率が0.0
4%以内の場合には、5μm以下に抑制することができ
た。
【0059】実施例3(接着力) 厚みが38μmで、120℃で熱処理して100℃で1
時間保持した後の寸法変化率が−0.01%のポリエチ
レンテレフタレートフィルムに対して、厚み5μmの接
着力の異なる種々のアクリル系樹脂からなる接着層を形
成した後、接着層側の十点平均粗さが3.2μm、接着
層側と反対表面の十点平均粗さが0.5μmの厚みが1
2μmの銅箔を10〜700g/25mmの種々の接着
力で形成した、種々の配線回路層形成用の金属箔付きフ
ィルムを作製した。
【0060】その後、実施例1と全く同様にして、各金
属箔付きフィルムを用いて配線基板を作製し、実施例1
と同様な評価を行い結果を表3に示した。
【0061】
【表3】
【0062】表3の結果から明らかなように、金属箔付
きフィルムにおける接着力が50g/25mmよりも小
さい試料No.3−1、3−2では、エッチング時にフィ
ルムからパターンが剥がれ基板が作製できず、接着力が
500g/25mmよりも大きい試料No.3−7では、
回路の断線が多数生じたのに対して、接着力が50〜5
00g/25mmの本発明品では、回路の断線の発生は
1/40以下に抑制され、特に50〜300g/25m
mでは回路の断線発生は皆無であった。
【0063】実施例4(接着層厚み) 厚みが38μmで、120℃で熱処理して100℃で1
時間保持した後の寸法変化率が−0.01%のポリエチ
レンテレフタレートフィルムに対して、アクリル系樹脂
からなる厚み1〜30μmの種々の接着層を形成した
後、接着層側の十点平均粗さが3.2μm、接着層側と
反対表面の十点平均粗さが0.5μmの厚み12μmの
銅箔を100g/25mmの接着力で形成した、種々の
配線回路層形成用の金属箔付きフィルムを作製した。
【0064】その後、実施例1と全く同様にして、各金
属箔付きフィルムを用いて配線基板を作製し、実施例1
と同様な評価を行い結果を表4に示した。
【0065】
【表4】
【0066】表4の結果から明らかなように、接着層の
厚みが3μmよりも小さい試料No.4−1では、回路の
断線が多数発生したのに対して、接着層厚みが3μm以
上の本発明品では、回路の断線の発生は1/40以下に
抑制され、7μm以上では皆無となった。
【0067】実施例5(金属箔厚み) 厚みが38μmで、120℃で熱処理して100℃で1
時間保持した後の寸法変化率が−0.01%のポリエチ
レンテレフタレートフィルムに対して、アクリル系樹脂
からなる厚み5μmの接着層を形成した後、接着層側の
十点平均粗さが3.2μm、接着層側と反対表面の十点
平均粗さが0.5μmであり、厚みが0.5〜75μm
の種々の厚みの銅箔を100g/25mmの接着力で形
成した、種々の配線回路層形成用の金属箔付きフィルム
を作製した。
【0068】その後、実施例1と全く同様にして、各金
属箔付きフィルムを用いて配線基板を作製し、実施例1
と同様な評価を行い結果を表5に示した。
【0069】
【表5】
【0070】表5の結果から明らかなように、金属箔の
厚みが35μmよりも厚い試料No.5−7、5−8で
は、絶縁基板表面に金属箔からなる配線回路層が凸状化
し基板の平坦度が低下した。また金属箔の厚みが1μm
よりも薄い試料No.5−1では、転写時に金属箔が断線
が発生したり、配線の抵抗率が大きくなったのに対し
て、金属箔の厚みが1〜35μmの本発明では、基板の
平坦度が7μm以下のフリップチップ実装にも適した基
板であった。
【0071】実施例6(金属箔の接着層側の表面粗さ) 厚みが38μmで、120℃で熱処理して100℃で1
時間保持した後の寸法変化率が−0.01%のポリエチ
レンテレフタレートフィルムに対して、アクリル系樹脂
からなる厚み5μmの接着層を形成した後、接着層側の
十点平均粗さが0.5〜7.0μm、接着層側と反対表
面の十点平均粗さが0.5μmであり、厚みが12μm
の厚みの銅箔を100g/25mmの接着力で形成し
た、種々の配線回路層形成用の金属箔付きフィルムを作
製した。
【0072】その後、実施例1と全く同様にして、各金
属箔付きフィルムを用いて配線基板を作製し、実施例1
と同様な評価を行い結果を表6に示した。
【0073】
【表6】
【0074】表6の結果から明らかなように、金属箔の
接着層側の十点平均粗さが1μmよりも小さい試料No.
6−1では、グランド層形成部において絶縁基板との間
に隙間が発生する積層不良が多数発生した。また、十点
平均粗さが6μmよりも大きい試料No.6−7では、接
着層が銅箔表面に残存したのに対して、金属箔の接着層
側の十点平均粗さが1〜6μmの本発明では、接着層が
銅箔上に残存せず、積層不良の発生もなかった。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の金属箔付
きフィルムは、用いる樹脂フィルムとして高温における
寸法変化、樹脂フィルムの厚み、接着層の厚み、金属箔
の厚み、金属箔の表面粗さ、および金属箔の粘着力を適
正な範囲に制御することによって、大面積の配線回路層
を内層化した場合においても積層不良がなく、またバイ
アホール導体に薬液等が浸入することがなく、しかも転
写後の寸法精度に優れた配線回路層を形成できることか
ら、高信頼性の配線基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の工程を説明するための図で
ある。
【図2】本発明における金属箔の接着力を測定する方法
を説明するための図である。
【符号の説明】
A 金属箔付きフィルム 1 樹脂フィルム 2 接着層 3 金属箔 4 配線回路層 5 絶縁基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月12日(1999.10.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、配線基板の製造方法としては、10
0℃で1時間保持した後の寸法変化率が0.1%以内の
樹脂フィルムの表面に接着層を介して金属箔が形成され
てなり、前記樹脂フィルムの厚みが10〜100μm、
前記接着層の厚みが3μm以上、前記金属箔の厚みが1
〜35μm、前記金属箔の少なくとも前記接着層と接す
る側の十点平均粗さ(Rz)が1〜6μmであり、且つ
前記金属箔の粘着力が50〜500g/25mmの金属
箔付きフィルムに対して、該フィルム表面の前記金属箔
を配線回路パターン状に加工した後、配線回路層が形成
された前記金属箔付きフィルムと熱硬化性樹脂を含有す
る半硬化の絶縁基板とを積層し、前記樹脂フィルムおよ
び前記接着層を剥離して前記配線回路層を前記絶縁基板
に転写させる工程と、前記配線回路層が転写された前記
単層の配線基板を複数層積層圧着する工程と、前記絶縁
基板中の熱硬化性樹脂が完全に硬化するに十分な温度で
加熱し一括して完全硬化する工程とを具備することを特
徴とするものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA20 AB01B AB17 AB33B AK01A AK01C AK25G AK42 AK54 AT00C BA02 BA03 CB00 EC042 EH012 GB43 JA20A JA20B JG04C JK14B JL04 JL04A JL11B YY00A YY00B 5E343 AA15 AA16 AA18 BB14 BB23 BB24 BB25 BB28 BB67 CC33 CC43 CC46 DD56 GG01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】100℃で1時間保持した後の寸法変化率
    が0.1%以内の樹脂フィルムの表面に接着層を介して
    金属箔が形成されてなり、前記樹脂フィルムの厚みが1
    0〜100μm、前記接着層の厚みが3μm以上、前記
    金属箔の厚みが1〜35μm、前記金属箔の少なくとも
    前記接着層と接する側の十点平均粗さ(Rz)が1〜6
    μmであり、且つ前記金属箔の粘着力が50〜500g
    /25mmであることを特徴とする金属箔付きフィル
    ム。
  2. 【請求項2】100℃で1時間保持した後の寸法変化率
    が0.1%以内の樹脂フィルムの表面に接着層を介して
    金属箔が形成されてなり、前記樹脂フィルムの厚みが1
    0〜100μm、前記接着層の厚みが3μm以上、前記
    金属箔の厚みが1〜35μm、前記金属箔の少なくとも
    前記接着層と接する側の十点平均粗さ(Rz)が1〜6
    μmであり、且つ前記金属箔の粘着力が50〜500g
    /25mmの金属箔付きフィルムに対して、該フィルム
    表面の前記金属箔を配線回路パターン状に加工した後、
    配線回路層が形成された前記金属箔付きフィルムと絶縁
    基板とを積層し、前記樹脂フィルムおよび前記接着層を
    剥離して前記配線回路層を前記絶縁基板に転写させる工
    程を具備することを特徴とする配線基板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記絶縁基板が有機樹脂を含むことを特徴
    とする請求項2記載の配線基板の製造方法。
JP10244250A 1998-08-31 1998-08-31 金属箔付きフィルム及びそれを用いた配線基板の製造方法 Expired - Fee Related JP3071764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244250A JP3071764B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 金属箔付きフィルム及びそれを用いた配線基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244250A JP3071764B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 金属箔付きフィルム及びそれを用いた配線基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000071387A true JP2000071387A (ja) 2000-03-07
JP3071764B2 JP3071764B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=17115970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10244250A Expired - Fee Related JP3071764B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 金属箔付きフィルム及びそれを用いた配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3071764B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284774A (ja) * 2000-03-28 2001-10-12 Kyocera Corp 金属箔付きフィルムおよびセラミック配線基板の製造方法
JP2002232152A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Kyocera Corp 多層配線基板
WO2002064364A1 (fr) * 2001-02-16 2002-08-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Corps stratifie pouvant subir une gravure humide, film isolant et element de circuit electronique utilisant ce corps stratifie et ce film
JP2003046224A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Kyocera Corp 金属層転写用フィルムおよびその製法
EP1347475A1 (en) * 2000-12-28 2003-09-24 TDK Corporation Laminated circuit board and production method for electronic part, and laminated electronic part
JP2009246391A (ja) * 2009-07-27 2009-10-22 Kyocera Corp セラミック配線基板の製造方法
WO2017110202A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 古河電気工業株式会社 半導体加工用テープ

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284774A (ja) * 2000-03-28 2001-10-12 Kyocera Corp 金属箔付きフィルムおよびセラミック配線基板の製造方法
JP4548895B2 (ja) * 2000-03-28 2010-09-22 京セラ株式会社 セラミック配線基板の製造方法
EP1347475A1 (en) * 2000-12-28 2003-09-24 TDK Corporation Laminated circuit board and production method for electronic part, and laminated electronic part
EP1347475A4 (en) * 2000-12-28 2009-07-15 Tdk Corp LAMINATED PCB AND METHOD FOR PRODUCING AN ELECTRONIC PART AND LAMINATED ELECTRONIC PART
JP4587576B2 (ja) * 2001-01-30 2010-11-24 京セラ株式会社 多層配線基板
JP2002232152A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Kyocera Corp 多層配線基板
WO2002064364A1 (fr) * 2001-02-16 2002-08-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Corps stratifie pouvant subir une gravure humide, film isolant et element de circuit electronique utilisant ce corps stratifie et ce film
US8066891B2 (en) 2001-02-16 2011-11-29 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Wet etchable laminated body, insulation film, and electronic circuit part using the laminated body and the film
JP2003046224A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Kyocera Corp 金属層転写用フィルムおよびその製法
JP2009246391A (ja) * 2009-07-27 2009-10-22 Kyocera Corp セラミック配線基板の製造方法
WO2017110202A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 古河電気工業株式会社 半導体加工用テープ
CN107614641A (zh) * 2015-12-25 2018-01-19 古河电气工业株式会社 半导体加工用带
TWI636886B (zh) * 2015-12-25 2018-10-01 日商古河電氣工業股份有限公司 Semiconductor processing tape
JPWO2017110202A1 (ja) * 2015-12-25 2018-10-11 古河電気工業株式会社 半導体加工用テープ
CN107614641B (zh) * 2015-12-25 2021-07-09 古河电气工业株式会社 半导体加工用带

Also Published As

Publication number Publication date
JP3071764B2 (ja) 2000-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7351915B2 (en) Printed circuit board including embedded capacitor having high dielectric constant and method of fabricating same
US6451710B1 (en) Method of manufacturing multi-layer printed wiring board
JP3051700B2 (ja) 素子内蔵多層配線基板の製造方法
US7198996B2 (en) Component built-in module and method for producing the same
JP3236818B2 (ja) 素子内蔵多層配線基板の製造方法
JPH11126978A (ja) 多層配線基板
JPH10173316A (ja) 配線基板形成用転写シート及びそれを用いた配線基板の製造方法
JP3441368B2 (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP4129166B2 (ja) 電解銅箔、電解銅箔付きフィルム及び多層配線基板と、その製造方法
JP3037662B2 (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP2004007006A (ja) 多層配線基板
JP3670487B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP3071764B2 (ja) 金属箔付きフィルム及びそれを用いた配線基板の製造方法
JP4895448B2 (ja) 多層配線基板
JP3085658B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
JP3199637B2 (ja) 多層配線基板の製造方法
JPH11163525A (ja) 多層配線基板の製造方法
JP3085649B2 (ja) 転写シート及びそれを用いた配線基板の製造方法
JPH10107445A (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JPH11103165A (ja) 多層配線基板及びその製造方法
JPH10335834A (ja) 多層配線基板
JP3758811B2 (ja) 転写シート及びそれを用いた配線基板の製造方法
JP2000277922A (ja) 多層プリント配線板及びその製造方法
JP3238901B2 (ja) 多層プリント配線基板およびその製造方法
JP2000022330A (ja) 多層配線基板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees