JP2000071331A - 無端ベルトを有するラミネ―タ―組立体 - Google Patents

無端ベルトを有するラミネ―タ―組立体

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JP2000071331A JP11228021A JP22802199A JP2000071331A JP 2000071331 A JP2000071331 A JP 2000071331A JP 11228021 A JP11228021 A JP 11228021A JP 22802199 A JP22802199 A JP 22802199A JP 2000071331 A JP2000071331 A JP 2000071331A
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medium
media
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pressure
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Roger Stanley Kerr
スタンリー カー ロジャー
John D Gentzke
ディー ジェンツク ジョン
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体を圧力と熱を用いて印刷前のカラープル
ーフに対する改善されたラミネーションをなす組立体を
提供する。 【解決手段】 媒体通路の第一の側に配置されたベルト
組立体と；該第一の側と反対の該媒体通路の第二の側に
配置されたローラーとからなり、該ベルト配置はアイド
ラーローラーと、第一の加熱ローラーと、該アイドラー
ローラーと該第一の加熱ローラーとを取り巻く無端ベル
トとからなり、該媒体通路の該第二の側に配置された該
ローラーは第二の加熱ローラーを画成しその間にニップ
部分を画成するために該第一の加熱ローラーの反対側に
位置し、該第一と第二の加熱ローラーは該媒体が該ニッ
プ部分を通るときに該媒体通路の媒体に圧力を加えるラ
ミネーター組立体。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はカラープルーフィン
グに関し、より詳細には媒体を共にラミネートするため
に圧力と熱を用いることにより印刷前のカラープルーフ
に対する改善されたラミネーション組立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】印刷前（プリプレス）のカラープルーフ
ィングは意図する画像の例を製造するために実際にプリ
ント板を製造しプリントプレスを設定するために必要な
高いコストと時間なしに、カラーバランス及び他の重要
な画質制御パラメータをチェックするためにプリントさ
れた材料の代表の画像を形成するためのプリント産業で
用いられる処理である。これらの意図する画像は顧客に
対して利益の大きな損失及び究極的により高いコストを
生ずる顧客の要求を満たし、又はそれに一致するために
数回補正され、数回再生される必要がある。
【０００３】一般的に、”オフプレス”プルーフ又は印
刷前プルーフと称されるカラープルーフは３つの型の一
つであり：それぞれ（１）各カラーに対して別のベース
上の画像を用いるカラーオーバーレイ；（２）別のカラ
ー画像が単一のベース上にラミネーションにより転写さ
れる単一統合シートプロセス；（３）画像がデジタルデ
ータから単一のベース上に直接製造され、又は転写され
るデジタル方法である。プリント産業で用いられている
印刷前のカラープルーフィングシステム用の典型的な処
理の一つでは、マルチカラー原版（オリジナル）はカラ
ー分離と称される３つの減法混色の原色及び黒である、
それぞれの透明画（トランスパレンシー）に分離され
る。典型的にはカラースキャナはカラー分離に用いら
れ、ある場合には四以上のカラー分離が用いられる。カ
ラー分離は上記の”オフプレス”プルーフ又は印刷前の
プルーフと称されるカラープルーフを製造するよう用い
られる。
【０００４】コダックカラープルーフィングラミネータ
ーはカラープルーフィングシステムの一部分として受容
体（レシーバ）スタックにラミネーションシートを結合
するために用いられる。ラミネーションシートは担体及
び受容体ストックに適用される材料の層を含み、コダッ
クカラープルーフィングラミネーターの場合にはこれは
カラードナーである。ラミネーションシートはラミネー
ションサンドイッチを形成するために担体と受容体スト
ックとの間に挟まれたカラードナー側受容体ストック上
におかれる。
【０００５】図１はＧＢ特許第２２９５５７７号に記載
されるラミネーター１２を示す。図１に示されるよう
に、ラミネーションサンドイッチ１０はエントランステ
ーブル２０上におかれる。ラミネーションサンドイッチ
１０の先端は上部加熱押圧ローラーと下部加熱押圧ロー
ラーとを含むラミネーター１２に送り込まれる。ラミネ
ーションサンドイッチ１０は上部加熱押圧ローラーと下
部加熱押圧ローラーとを通して完全に送られる。その後
でラミネーションサンドイッチ１０は上部加熱押圧ロー
ラーと下部加熱押圧ローラーから出て、後端が冷えて触
れるようになるまで出口テーブル１４上に静置され、そ
の上で、一番上の担体は受容体ストック及び転写された
カラードナーから剥離される。上記の上部加熱押圧ロー
ラーと下部加熱押圧ローラーの構成で、ラミネーターは
ストレートスルーラミネーターと称される。この型のラ
ミネーション／デラミネーションシステム更なる詳細は
上記に述べられている。付加的な参考文献は米国特許第
５２０３９４２号であり、これはドラムラミネーターに
適用されたラミネーション／デラミネーションシステム
が記載されている。
【０００６】上記のラミネーターは少数の材料及び限定
された条件でうまく作動する一方で、上記のラミネータ
ーを用いてうまくラミネートされない多くの条件及び材
料が存在する。一つの問題は一のカラーから他への意図
された画像シフトであり、それは一のカラーから次への
ドット／画像が意図された画像が許容できないようなレ
ジストレーション誤差を引き起こすように正確にオーバ
ーレイされないことである。ある媒体に対する損傷はス
ペックル／斑点（フレックル）又は川又は谷として一般
に知られているひだ（クリーズ）の形で生じる。
【０００７】上記の問題はほとんどが熱押圧ローラー及
びその適用によるものである。上部加熱押圧ローラーと
下部加熱押圧ローラーは典型的には金属で作られた中空
の芯を有する。芯の中空部分は加熱用ロッド又はランプ
を受容するためのものであり、一方で典型的にはシリコ
ンゴムのゴムの層又はシェルが芯の外側を囲んで形成さ
れる。しかしながら、ある場合にはゴムの層又はシェル
が存在しないこともある。典型的には加熱押圧ローラー
の一つが異なるデュロメーター（ｄｕｒｏｍｅｔｅｒ）
を有する。典型的には一の熱押圧ローラーは５０−６０
ＳＨＯＲＥＡデュロメーターを有し、他は６５−８０
ＳＨＯＲＥ Ａデュロメーターを有し、ある場合には
それらは同一のデュロメーターである。上部加熱押圧ロ
ーラーと下部加熱押圧ローラーが相互に圧迫するとき
に、それらは典型的には７−１０ｍｍ幅であり、４０−
８０ＰＳＩの圧力で熱押圧ローラーの長さに沿って顕著
に変化するニップ又はへこみ（インデンテーション）を
形成する。上部加熱押圧ローラーと下部加熱押圧ローラ
ーにより形成されたニップでは側方剪断応力及びオーバ
ードライブ条件が形成される。これらの側方剪断応力及
びオーバードライブ条件は共にラミネートされる媒体が
意図された画像が一のカラーから他のカラーへとシフト
するように作用する。これらの側方剪断応力及びオーバ
ードライブ条件はまた上記の川又は谷として一般に知ら
れているひだの形成で最終的なラミネーションに欠陥を
引き起こす。これらの側方剪断応力及びオーバードライ
ブ条件は意図された画像が一のカラーから次のカラーへ
レジスター誤差を引き起こし、又は元の画像又はプリン
トされた画像より大きくするような各カラーでの異なる
画像の成長を引き起こす。
【０００８】上記の従来のラミネーション配置の更なる
欠点は紙のスペックル／斑点、フルート、リップルの発
生であり（特に紙の次の送りでの湿度による）、それと
同様に、押圧ローラー間のニップ部分に入来する前に紙
の制御の欠如である。また従来の配置は紙がニップ部分
を離れ、冷却された後にそれを保持して下ろすための適
切な機構を提供してこなかった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
欠点を克服するラミネーター組立体及び方法を提供する
ことにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明のラミネーター組
立体及び方法はラミネーションサンドイッチ（以下にラ
ミネートされる媒体と称する）にテーパ状の圧力を加
え、ラミネートされる媒体を熱押圧ローラー間のニップ
部分に運ぶベルトローラー配置を提供する。本発明の更
なる特徴は制御ニップはフルート及びリップルを最小化
し又は減少しまた媒体の利得を制御するために熱押圧ロ
ーラーのいずれの側又は両側に設けられる。
【００１１】本発明は、媒体通路の第一の側に配置され
た第一のローラー配置と；該第一のローラー配置の周り
に配置された第一の無端ベルトと；該第一の側の反対の
該媒体通路の第二の側に配置された第二のローラー配置
と；該第二のローラー配置の周りに配置された第二の無
端ベルトとからなり、該媒体通路は該媒体が該媒体通路
を通過するときに第一の圧力を該媒体に加える該第一と
第二の無端ベルトの対向部分の間に画成され、該第一の
ローラー配置は第一の加熱ローラーからなり、該第二の
ローラー配置は第一の加熱ローラーの反対に配置された
第二の加熱ローラーからなり、該第一と第二の加熱ロー
ラーは該媒体が該第一と第二の熱ローラーの間を通ると
きに該媒体に通路該媒体で第二の圧力を加え、該第二の
圧力は該第一の圧力より大きいラミネーター組立体を提
供する。
【００１２】本発明は更に、媒体通路の第一の側に配置
されたベルト組立体と；該第一の側と反対の該媒体通路
の第二の側に配置されたローラーとからなり、該ベルト
配置はアイドラーローラーと、第一の加熱ローラーと、
該アイドラーローラーと該第一の加熱ローラーとを取り
巻く無端ベルトとからなり、該媒体通路の該第二の側に
配置された該ローラーは第二の加熱ローラーを画成しそ
の間にニップ部分を画成するために該第一の加熱ローラ
ーの反対側に位置し、該第一と第二の加熱ローラーは該
媒体が該ニップ部分を通るときに該媒体通路の媒体に圧
力を加えるラミネーター組立体を提供する。
【００１３】本発明はまた、媒体通路の第一の側に配置
された第一の圧力印加配置と、第一の側の反対の媒体通
路の第二の側に配置された第二の圧力印加配置とからな
るラミネーター組立体を提供する。第一と第二の圧力印
加組立体の少なくとも一つは押圧ローラーと、アイドル
ローラーと、押圧ローラー及びアイドルローラーを取り
巻く無端ベルトからなる。
【００１４】本発明は更に、媒体に第一の圧力を加える
第一と第二の無端ベルト間でラミネートされた媒体を送
り、該第一と第二の無端ベルトのそれぞれに配置された
対向する第一と第二の押圧ローラーにより該第一と第二
の無端ベルト間を通過する該媒体に第二の圧力を加える
各段階を含む媒体をラミネートする方法を提供する。本
発明は更に、第一の圧力を媒体に印加する第一と第二の
押圧ローラー配置間でラミネートされる媒体を通過さ
せ、プレート組立体により第一と第二の押圧配置間を通
過する媒体に第二の圧力を印加する各段階を含み、第一
と第二の押圧ローラー配置の少なくと一つはアイドラー
ローラーと、押圧ローラーと、アイドラーローラー及び
押圧ローラーを取り巻く無端ベルトからなる媒体をラミ
ネートする方法を提供する。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例の詳細な
説明は図面を参照して以下に説明する。以下の説明は本
発明による装置とより直接協働し、その一部分をなす要
素を特に記載する。特に記載されず、示されていない要
素は当業者により種々の形態をとりうるものである。検
討のためであって、限定ではないが、本発明の好ましい
実施例は紙の受容体のストック上に画像プルーフを作る
ラミネート装置に関して説明される。何故ならば通常の
プルーフィングの実施は紙の上に画像プルーフのハード
コピーを作るからである。しかしながら本発明は紙の上
にプルーフ画像のハードコピーを作ることに限定されな
い。何故ならば、本発明は広範な種類及び厚さの媒体上
に画像のハードコピーを形成可能であり、これはラミネ
ートするためにプリンティング処理又は他の熱及び／又
は圧力を必要とする用途に用いられ得るからである。
【００１６】図面を参照するに、類似の符号は同一又は
対応する部品を示し、図２の（ａ）、（ｂ）及び図３は
本発明のベルトラミネーター７の第一の実施例を示す。
図２の（ａ）はベルトラミネーター７の斜視図であり、
一方図３は側面図である。図３に明確に示されるよう
に、ベルトラミネーター７は第一のローラー配置９ａと
第二のローラー配置９ｂを含む。第一のローラー配置９
ａは加熱押圧ローラー１１ａ、加熱押圧ローラー１１ａ
のそれぞれの側方に配置されるアイドラーローラー１４
ａ、１５ａを含む。加熱押圧ローラー１１ａは加熱芯を
有する知られている加熱押圧ローラーである。図３に示
されるように、無端ベルト１７ａはアイドラーローラー
１４ａ、１５ａおよび加熱押圧ローラー１１ａを取り巻
く。
【００１７】また図３に示されるように、第二のローラ
ー配置９ｂは第一のローラー配置９ａと反対側の媒体通
路２０の第二の側に配置される。故にラミネーションサ
ンドイッチ（以下にラミネートされる媒体１００と称す
る）用の媒体通路２０は第一と第二のローラー配置９
ａ、９ｂとの間に配置される。第二のローラー配置９ｂ
は駆動ローラーでありうる加熱押圧ローラー１１ｂと反
対の加熱押圧ローラー１１ａを含む。加熱押圧ローラー
１１ｂは良く知られている歯合配置のいずれによっても
駆動されうる。第二のローラー配置９ｂは更に、アイド
ラーローラー１４ｂ，１５ｂを含む。無端ベルト１７ｂ
は加熱押圧ローラー１１ｂ及びアイドラーローラー１４
ｂ，１５ｂを取り巻く。斯くして、媒体通路２０は無端
（エンドレス）ベルト１７ａ、１７ｂの向かい合う部分
間で画成される。設計に依存して、アイドラーローラー
１４ｂ，１５ｂは媒体１００の入出を容易にするために
図２に示されるようにアイドラーローラー１４ａ、１５
ａに関して好ましくはオフセットされ、又は図３に示さ
れるようにアイドラーローラー１４ａ、１５ａに対向す
る。
【００１８】図２ａ、２ｂ及び図３の実施例の使用中
に、ラミネートされる媒体１００は図２ｂに示されるト
レイ７５に配置される。媒体１００は媒体通路２０（図
３）に沿って運ばれ、第一と第二のローラー配置９ａ、
９ｂにより印加される増加された圧力に曝される。第一
と第二のローラー配置９ａ、９ｂの無端ベルト１７ａ、
１７ｂは媒体１００が押圧ローラー１１ａ、１１ｂに来
ると媒体１００に対する増加された圧力を印加する。媒
体１００が押圧ローラー１１ａ、１１ｂに到達したとき
に、無端ベルト１７ａ、１７ｂにより印加された圧力よ
り大きな第二の圧力がラミネーションを提供するために
押圧ローラー１１ａ、１１ｂの間のニップ部分２５で印
加される。
【００１９】図３に示されるように、本発明は加熱押圧
ローラー１１ａ、１１ｂの上流又は下流又は上流と下流
の両方に制御ニップを含む。制御ニップは図３に示され
るようにプレート組立体２９、３０により設けられる。
図３は加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂの両側にプレー
ト組立体２９、３０を示すが、本発明は加熱押圧ローラ
ー１１ａ、１１ｂのいずれの側のひとつのみのプレート
組立体２９、３０をも用いうる。
【００２０】ベルト１７ａ、１７ｂは順及び逆の両方の
方向に動作し、故にラミネートされる媒体はベルト１７
ａ、１７ｂの回転の方向に依存してラミネーター７のい
ずれの側にも導入される。図３ではラミネートされる媒
体１００は矢印１００ａの方向に挿入され、矢印３１の
方向以下移転するベルト１７ａ、１７ｂは媒体１００へ
のテーパ状の第一の圧力を印加し、媒体１００をプレー
ト組立体２９へ運搬する。媒体の運搬方向に関して加熱
押圧ローラー１１ａ、１１ｂの上流にあるプレート組立
体２９は無端ベルト１７ａの第一のプレート２９ａと、
無端ベルト１７ｂに配置された第一のプレート２９ａの
反対の第二のプレート２９ｂを含む。プレート２９ａ、
２９ｂは加熱押圧ローラー１７ａ、１７ｂの幅に沿って
延在し、上流制御ニップ部分３５を形成し、ここで上流
圧力は媒体１００が加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂに
到達する前に媒体１００に印加される。これは媒体１０
０のフルート（縦溝）を平坦化するために（特にラミネ
ーター７を通り媒体１００を次に送るときに）及び媒体
１００がニップ部分２５に到達する前に媒体１００の利
得制御するためにもまた効果的である。プレート２９
ａ、２９ｂは重みづけられたプレート又はそれらの少な
くとも一つは常磁性又は磁石材料である。
【００２１】ラミネートされる媒体１００はニップ部分
３５を出た後にそれは第二の圧力がラミネーションのた
めに加わる加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂの間のニッ
プ部分２５に運ばれる。媒体１００がニップ部分２５を
出た後に、それはプレート組立体３０に運ばれ、図３の
例では、それは下流プレート組立体である。図３に示さ
れるように、プレート組立体３０は無端ベルト１７ａに
配置される第一のプレート３０ａと無端ベルト１７ｂに
配置され第一のプレート３０ａの反対に配置された第二
のプレート３０ｂからなる。第一と第二のプレート３０
ａ、３０ｂは図３の例では加熱押圧ローラー１１ａ、１
１ｂの下流の第二の制御ニップ部分３７を形成し、媒体
１００がニップ部分２５を出た後に媒体１００に下流の
圧力を加える。これは媒体１００のリップルを除去する
ため及び冷却するまで媒体１００を保持するために効果
的である。媒体１００がラミネーター７から出た後にそ
れはトレイ７７（図２ｂ）に運ばれ、例えば米国特許第
５２０３９４２号に開示されるような知られた方法で処
理される。
【００２２】図４の実施例では一のプレート組立体３０
のみが加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂの下流に示され
る。これはまた媒体１００からリップルを除去するため
に効果的である。上記のように、本発明のラミネーター
７は上流及び下流プレート組立体２９、３０を有する；
加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂの上流又は下流のいず
れかのプレート組立体２９、３０の一つのみを用いるこ
とも可能である；またはプレート組立体２９、３０なし
でも用いられる。
【００２３】図５を参照するに、本発明の更なる特徴で
は一又は両方のローラー配置９ａ、９ｂが熱シールド４
０ａ、４０ｂにより囲われる。各熱シールド４０ａ、４
０ｂは熱を媒体通路２０に集中させ、それによりラミネ
ーション処理を促進するオーブンとして作動するよう閉
じた端を有する。図６を参照するに、本発明の更なる特
徴である例えば空気ブロアの形の冷却装置８０がニップ
部分３５、３７のいずれか又は両方に冷却空気を供給す
るために設けられる。好ましい実施例では、媒体１００
の搬送方向に依存して、冷却空気はラミネーションの後
の熱形成を最小化又は停止するために下流ニップ３７に
供給される。冷却空気の印加はそれをいずれのニップ部
分３５、３７に適用するかを媒体１００の搬送方向に依
存して選択的に制御可能である。また、本発明はプレー
ト８０１に設けられた加熱要素８００により、例えば上
流ニップ３５の予熱を提供可能である。この予熱は熱い
媒体をラミネートするときに効果的である。
【００２４】図７を参照するに、本発明の更なる特徴で
は、レバー及びローラー配置６０が第一と第二の加熱押
圧ローラー１１ａ、１１ｂにより供給される圧力の制御
のために用いられる。レバー及びローラー配置６０は異
なる圧力設定６２を有するレバー６０ａ及びローラー６
０ｂを含む。レバー６０ａの回転は加熱押圧ローラー１
１ａ、１１ｂの一つに向かう他の加熱押圧ローラー１１
ａ、１１ｂ動きを引き起こす。図７の場合にはローラー
６０ｂは加熱押圧ローラー１１ａに対する加熱押圧ロー
ラー１１ｂの動きを引き起こすために加熱押圧ローラー
１１ｂの軸に対して衝合する。ローラー６０ｂの偏心度
は例えば移動止めである圧力設定６２の動作により変更
される。これは加熱押圧ローラー１１ｂに印加された圧
力を変更し、加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂ間のニッ
プ部分２５の幅を変える。本発明はレバー及び示された
ローラー配置６０により限定されず、電子制御はレバー
及びローラー配置６０により達成された同じ方法で加熱
押圧ローラー１１ａ、１１ｂを動かすために用いられ
る。例えば、電子的に制御された歯合、液圧、ソレノイ
ド作動バルブ、等々が加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂ
相互に対して動かすために用いられ得る。更にまたセン
サ２００はラミネートされる媒体の厚さを検知するため
に媒体通路２０に設けられる。センサ２００からの信号
は操作者に手動で提供され、又はラミネートされる媒体
の厚さの測定により加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂに
より印加される圧力を設定するための制御装置に自動的
に供給される。
【００２５】また、図２の（ａ）を参照するに、制御機
構はレバー６０ａと偏心ローラー６０ｂ’を含むクラン
プ組立体６０’の形を取りうる。レバー６０ａ’の回転
はローラー６０ｂ’が加熱押圧ローラー１１ｂに対して
衝合させ、それにより加熱押圧ローラー１１ｂを加熱押
圧ローラー１１ａに押しやる。図７に示されるように、
ローラー６０ｂ’の偏心度は圧力の印加及びニップ幅を
調節するよう変更される。
【００２６】図２の（ａ）に更に示されるように、ラミ
ネーター７は加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂの加熱芯
でサーミスターにより動作的に関連づけられた制御機構
７００を含む。制御機構７００はラミネートされる媒体
の型に基づいて各加熱押圧ローラー１１ａ、１１ｂの温
度を個別に及び／又は選択的に検知及び／又は制御する
よう動作する。
【００２７】図８は本発明のラミネーターの更なる実施
例を示す。図８のラミネーター７’は一の無端ベルトの
みが用いられる。図８に示されるように、ラミネーター
７’は上部ローラー配置３００を含み、これは加熱押圧
ローラー３０１、アイドラーローラー３０３、加熱押圧
ローラー３０１とアイドラーローラー３０３を取り巻く
無端ベルト３０５を含む。加熱押圧ローラー３０１は図
８に示されるように外部ラバーローラーカバー３０９を
含む。ラミネーター７はさらに、図８に示されるような
加熱押圧ローラー３０１の反対の第二の加熱押圧ローラ
ー３０７を含む。加熱押圧ローラー３０７はまた図８に
示されるように外部ラバーローラーカバー３２０を含
む。
【００２８】ラミネーター７’は更に案内部材３１１を
含み、これは媒体１００を加熱押圧ローラー３０１と３
０７の間に形成されたニップ部分３３０に案内する。加
熱押圧ローラー３０１と３０７は加熱要素又は加熱芯を
有する知られている加熱押圧ローラーである。ラミネー
ター７’ではプレート組立体３１５は加熱押圧ローラー
３０１、３０７の上流に配置される。図８に示されるよ
うに、プレート組立体３１５は無端ベルト３０５に配置
される第一のプレート３１５ａと、第一のプレート３１
５ａと反対の第二のプレート３１５ｂを含む。プレート
３１５ａ、３１５ｂはニップ部分３５０を画成し、これ
は媒体１００が加熱押圧ローラー３０１、３０７の間の
ニップ部分３３０に到達する前に媒体１００に印加され
る。図３の実施例ではプレート組立体３１５は媒体が加
熱押圧ローラー３０１、３０７の間のニップ部分３３０
に到達する前に媒体のいかなるフルートも平坦化するよ
う供され、また媒体が加熱押圧ローラー３０１、３０７
の間のニップ部分３３０に到達する前に媒体の利得制御
のために供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来技術の知られているラミネーターを示す斜
視図である。
【図２】本発明によるラミネーターの斜視図を示す。
【図３】本発明によるラミネーターの側面図を示す。
【図４】図３の更なる実施例を示す。
【図５】本発明によるラミネーターの更なる特徴を示
す。
【図６】本発明によるラミネーターの更なる特徴を示
す。
【図７】本発明によるラミネーターの更なる特徴を示
す。
【図８】本発明によるラミネーターの第二の実施例の側
面図を示す。
【符号の説明】
７ ベルトラミネーター ９ａ、９ｂ ローラー配置 １２ ラミネーター １０ ラミネーションサンドイッチ １１ａ、１１ｂ、１７ａ、１７ｂ、３０１、３０７ 加
熱押圧ローラー １４ａ、１５ａ アイドラーローラー １７ａ、１７ｂ 無端ベルト ２０ 媒体通路 ２５、３５、３７、３３０、３５０ ニップ部分 ２９、３０ プレート組立体 ２９ａ、２９ｂ プレート ４０ａ、４０ｂ 熱シールド ６０ ローラー配置 ６０ａ レバー ６０ｂ ローラー ６２ 圧力設定 ７５ トレイ ８０ 冷却装置 １００ 媒体 ２００ センサ ３００ ローラー配置 ３０３ アイドラーローラー ３０５ 無端ベルト ３０９、３２０ 外部ラバーローラーカバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】媒体通路の第一の側に配置された第一のロ
    ーラー配置と；該第一のローラー配置の周りに配置され
    た第一の無端ベルトと；該第一の側の反対の該媒体通路
    の第二の側に配置された第二のローラー配置と；該第二
    のローラー配置の周りに配置された第二の無端ベルトと
    からなり、 該媒体通路は該媒体が該媒体通路を通過するときに第一
    の圧力を該媒体に加える該第一と第二の無端ベルトの対
    向部分の間に画成され、 該第一のローラー配置は第一の加熱ローラーからなり、
    該第二のローラー配置は第一の加熱ローラーの反対に配
    置された第二の加熱ローラーからなり、該第一と第二の
    加熱ローラーは該媒体が該第一と第二の熱ローラーの間
    を通るときに該媒体通路の媒体に第二の圧力を加え、該
    第二の圧力は該第一の圧力より大きいラミネーター組立
    体。
  2. 【請求項２】媒体通路の第一の側に配置されたベルト組
    立体と；該第一の側と反対の該媒体通路の第二の側に配
    置されたローラーとからなり、 該ベルト配置はアイドラーローラーと、第一の加熱ロー
    ラーと、該アイドラーローラーと該第一の加熱ローラー
    とを取り巻く無端ベルトとからなり、 該媒体通路の該第二の側に配置された該ローラーは第二
    の加熱ローラーを画成しその間にニップ部分を画成する
    ために該第一の加熱ローラーの反対側に位置し、該第一
    と第二の加熱ローラーは該媒体が該ニップ部分を通ると
    きに該媒体通路の媒体に圧力を加えるラミネーター組立
    体。
  3. 【請求項３】媒体に第一の圧力を加える第一と第二の無
    端ベルト間でラミネートされた媒体を送り、 該第一と第二の無端ベルトのそれぞれに配置された対向
    する第一と第二の押圧ローラーにより該第一と第二の無
    端ベルト間を通過する該媒体に第二の圧力を加える各段
    階を含む媒体をラミネートする方法。
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