JP2000070285A - マイクロエンジン用フットコントローラ - Google Patents

マイクロエンジン用フットコントローラ

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JP2000070285A
JP2000070285A JP10246736A JP24673698A JP2000070285A JP 2000070285 A JP2000070285 A JP 2000070285A JP 10246736 A JP10246736 A JP 10246736A JP 24673698 A JP24673698 A JP 24673698A JP 2000070285 A JP2000070285 A JP 2000070285A
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Takashi Iizuka
剛史 飯塚
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Osada Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フットコントローラを作業机の下に置いて使
用する場合、該フットコントローラを机の下の奥の方に
押し込んだ時に、該フットコントローラ用の電源コード
及びマイクロエンジン用ホースが該フットコントローラ
と障害物の間に挟まれて破損するのを防止する。 【解決手段】 フットコントローラ10の後面側には電
源コード20及びマイクロエンジン31用コンセントを
有する。このコンセントの取り付けられる位置は、フッ
トコントローラ10の後端面12bより引っ込んだ12
a面に設けられており、電源コード20やマイクロエン
ジン用ホース30は、該引っ込んだ凹部Bを通して導出
される。従って、フットコントローラ10を、後(背)
面12bが障害物に当るまで押しても、これらコードや
ホースがフットコントローラと障害物の間に挟まれて破
損するようなことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科技工におい
て、義歯の調整,修理等に使用されマイクロエンジン
(マイクロモータ)の回転数等を足操作によって制御す
るフットコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科技工においては、周知のように、義
歯の作成,調整,修理等に、マイクロエンジンハンドピ
ースを用いるが、このマイクロエンジンの駆動・停止,
正・逆回転の切り換え,回転数の調整等を、フットコン
トローラにて行っている。このフットコントローラは、
当然に、床の上に置かれて足操作にて使用されるもので
あるが、一般的には、作業机の下に置かれて使用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごときフットコ
ントローラは、電源用のコードやマイクロエンジン用の
ホース等が接続されて使用されるが、これら電源用のコ
ードやマイクロエンジン用のホースがフットコントロー
ラの後面側から導出されるように構成されているフット
コントローラにおいては、該フットコントローラを作業
机の下の奥の方に押し込んだ時に、これらコードやホー
スの導出部が作成机の前方にある壁面、或いは、作業机
の下の前方に置いてある物や、作業机の下の前方の構築
物等に当って、これらコードやホース或いはこれらの導
出部が破損する恐れがある。
【0004】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、特に、歯科技工に用いるマイクロエンジン
用フットコントローラにおける電源用コードやマイクロ
エンジン用ホースを保護することを目的としてなされた
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、作業
机の下に配設され、足操作される歯科用マイクロエンジ
ンのフットコントローラであって、後面側に電源用コン
セント及びマイクロエンジン用コンセントを有し、前面
側に前記マイクロエンジンの回転数を足操作にてボリウ
ムを調整するフットレバーを有するマイクロエンジン用
フットコントローラにおいて、前記後面側は、上半分が
下半分より前面側に引っこんだ凹部に形成され、該凹部
の垂直面に前記電源用のコンセント及びマイクロエンジ
ン用のコンセントが配設されていることを特徴としたも
のである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記前面側上部の一部に後面側に引っ込んだ凹部を
有し、該凹部の水平面に前記フットレバーが回動可能に
配設されていることを特徴としたものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、上面が前面側に向かって低くなるような傾斜
面に形成され、該傾斜面に足操作にてオン・オフ制御さ
れる電源スイッチ及びマイクロエンジンの正・逆転切り
換えスイッチが配設されていることを特徴としたもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による歯科技工用
フットコントローラの一実施例を説明するための全体斜
視図で、図中、10は本発明によるフットコントロー
ラ、20は電源用のコード、30はマイクロエンジンハ
ンドピース31用のホースで、これら電源用コード20
及びハンドピース用ホース30は、フットコントローラ
10に設けられているコンセントに着脱自在に接続され
るようになっている。
【0009】フットコントローラ10には、電源用のオ
ン・オフスイッチ1,回転速度選択用のオン・オフスイ
ッチ2,正・逆回転切り換え用のオン・オフスイッチ
3、及び、それぞれの動作状態を示す表示用LED4,
5,6等が設けられ、これらオン・オフスイッチを足操
作によってオン・オフすることにより、例えば、スイッ
チ1をオン・オフすることにより電源をオン・オフし、
電源オン時をLED4によって表示し、スイッチ2をオ
ン・オフすることによって、マイクロエンジンの最高速
度を、例えば、30,000rpmと40,000rpm
に切り換え、30,000rpmの時はLED5aを点
灯し、40,000rpmの時は5bを点灯する。ま
た、スイッチ3をオン・オフすることにより、マイクロ
モータの正・逆回転方向を切り換え、例えば、逆回転時
にLED6を点灯する。
【0010】7は足操作されるボリウム調整用のフット
レバーで、該フットレバー7は、P点を中心に回動可能
にフットコントローラ10に取り付けられており、該フ
ットコントローラ10内に配設されているボリウム(可
変抵抗)を調整し、マイクロエンジンの回転数を調整す
るようになっている。なお、本発明によるフットコント
ローラにおいては、マイクロエンジンの回転方向の選択
をオン・オフスイッチ3によって行うようにしているの
で、フットレバー7は、マイクロモータの回転数のみを
調整すればよいので、一方向にのみ調整可能、すなわ
ち、矢印A方向にのみ調整可能で、例えば、オン・オフ
スイッチ2によって、30,000rpmを選択し、オ
ン・オフスイッチ3によって正(逆)回転方向を選択し
た時は、正(逆)方向に2,000〜30,000rpm
の範囲で調整可能であり、オン・オフスイッチ2により
40,000rpmを選択した時は、正(逆)方向に2,
000〜40,000rpmの範囲で調整可能となって
いる。
【0011】本発明によるフットコントローラ10は上
述のごとくして使用されるものであり、一般的には、作
業机の下に置いて使用されるが、従来のフットコントロ
ーラにおいては、フットコントローラの後(背)面が、
図中に破線で示すように単一の垂直面11に形成され、
この垂直面11から電源コード及びマイクロエンジン用
ホースが引き出されるようになっており、該フットコン
トローラ10を作業机の下の奥の方に押し込むと、これ
ら電源コード20やマイクロエンジン用ホース30が該
作業机の奥の方に置かれている物、或いは、該作業机を
構成して裏板、或いは、部屋の壁等の障害物に当り、こ
れら電源コードやマイクロエンジン用ホースを破損する
恐れがある。
【0012】本発明は、上述のごとき電源コードやマイ
クロエンジン用ホースの破損を防止するためになされた
もので、図示のように、フットコントローラの後(背)
面を12aと12bの2段階に分け、上半分の12aを
下半分の12bに対して手前側に引っ込んだ凹部Bに形
成し、この引っ込んだ凹部Bの垂直面12aに、前記電
源コード及びマイクロエンジン用ホースのコンセント
(接続端子)を配設するようにしたものである。このよ
うにすると、フットコントローラ10を作業机の下の奥
の方に押し込んだ時、下部の垂直面12bが先に障害物
に当り、フットコントローラ10は、それ以上前方に押
し込むことができないので、これにより、電源用コード
20やマイクロモータ用のホース30が障害物に当るよ
うなことはなく、これらコードやホースが破損されるこ
とはない。なお、前記凹部Bを形成する水平面12cの
長さは、これらコード20やホース30の接続プラグ及
びこれらコードやホースの直径より長いものであり、こ
の凹部Bを通して横方向に延長して側面側或いは上面側
より、これらコードやホースを引き出すようにしてい
る。
【0013】更に、本発明においては、フットコントロ
ーラ10の上面13に、前述のごときオン・オフスイッ
チ1〜3及び表示灯(LED)4〜6が設けられている
が、これらオン・オフスイッチの操作をしやすくし、更
には、表示灯の表示を見やすくするために、上面13は
図示のように、前面側に傾斜して形成されている。
【0014】更に、本発明においては、フットレバー7
は、足の先をフットコントローラ10の上に乗せたまま
の状態で操作可能となっており、これによって、作業者
(技工士)の足の負担を軽くしている。すなわち、本発
明においては、フットコントローラ10の傾斜上面13
の手前側の一部が切り欠かれて低い水平面Cが形成され
ており、この水平面C上にフットレバー7が回動可能に
設けられている。このように、フットレバー7の配置高
さを低くすることにより、技工士は、該水平面Cの上に
作業足の先端部を常に乗せておき、その状態で、フット
レバー7を矢印A方向に押すことによって、マイクロエ
ンジンの回転数を調整することができ、長時間の作業の
場合でも、楽に作業をすることができる。なお、この場
合、フットレバー7の水平面Cからの高さを傾斜面13
の切り欠き高さをD程度とすると、フットレバー7の操
作時、該フットレバー7に足の親指側が当る作用高さが
高くなり、フットレバー7の足操作が楽になるばかりで
なく、フットレバー操作用の足で、電源オン・オフスイ
ッチ1,回転数切り換えオン・オフスイッチ2等を操作
する時、足を必要以上に上げる必要がなく、フット操作
を楽に行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、作業机の下に置いて、足操作にて使用する歯
科技工用のマイクロエンジン用フットコントローラにお
いて、該フットコントローラを作業机の下の奥の方へ押
し込んだ時に、該フットコントローラの後(背)面から
導出する電源コードやマイクロエンジンハンドピース用
のホースを破損することなく、しかも、フット操作のし
やすい歯科技工用マイクロエンジンのフットコントロー
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による歯科技工用マイクロエンジンフ
ットコントローラの一実施例を説明するための斜視図で
ある。
【符号の説明】
1〜3…オン・オフスイッチ、4〜6…LED、7…フ
ットレバー、10…フットコントローラ、20…電源コ
ード、30…マイクロエンジンハンドピース用ホース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業机の下に配設され、足操作される歯
    科用マイクロエンジンのフットコントローラであって、
    後面側に電源用コンセント及びマイクロエンジン用コン
    セントを有し、前面側に前記マイクロエンジンの回転数
    を足操作にてボリウムを調整するフットレバーを有する
    マイクロエンジン用フットコントローラにおいて、前記
    後面側は、上半分が下半分より前面側に引っこんだ凹部
    に形成され、該凹部の垂直面に前記電源用のコンセント
    及びマイクロエンジン用のコンセントが配設されている
    ことを特徴とするマイクロエンジン用フットコントロー
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記前面側上部の一部に後面側に引っ込
    んだ凹部を有し、該凹部の水平面に前記フットレバーが
    回動可能に配設されていることを特徴とする請求項1に
    記載のマイクロエンジン用フットコントローラ。
  3. 【請求項3】 上面が前面側に向かって低くなるような
    傾斜面に形成され、該傾斜面に足操作にてオン・オフ制
    御される電源スイッチ及びマイクロエンジンの正・逆転
    切り換えスイッチが配設されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のマイクロエンジン用フットコント
    ローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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