JP2000070223A - 他覚式測定装置 - Google Patents

他覚式測定装置

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JP2000070223A
JP2000070223A JP10260917A JP26091798A JP2000070223A JP 2000070223 A JP2000070223 A JP 2000070223A JP 10260917 A JP10260917 A JP 10260917A JP 26091798 A JP26091798 A JP 26091798A JP 2000070223 A JP2000070223 A JP 2000070223A
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operation pattern
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eye
fixation target
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Nobuyuki Miyake
信行 三宅
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の雲霧動作パターンから測定状況に応じ
て最適なパターンを選択することにより、測定時間の短
縮、被検者の苦痛軽減及び調節の軽減を図ることのでき
る他覚式測定装置を提供する。 【解決手段】 被検眼に固視標11を投影する固視標光
学系と、固視標光学系の保持部材13を駆動する駆動モ
ータ24とを有する他覚式測定装置において、所定の複
数の雲霧動作パターンから、手動的に又は所定条件に基
づき自動的に、1の雲霧動作パターンを選択するパター
ン選択部30を備え、駆動モータ24は、パターン選択
部30にて選択された雲霧動作パターンに従った固視標
11の投影を行わせるように、固視標光学系の保持部材
13を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼の屈折力を
他覚的に測定する他覚式測定装置に関し、特に被検眼に
投影する固視標の雲霧動作パターンに特徴を有する他覚
式測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より被検眼の屈折力を検影法の原理
に基づいて他覚的に測定する他覚式測定装置が広く用い
られている(他覚式測定装置にて測定した屈折力、すな
わち球面値及び乱視度数を必要に応じて「測定値」と称
する)。この他覚式測定装置においては、被検眼の視線
を所定方向に固定すると共に被検眼の調節が働かない状
態で測定を行う必要があるため、固視標を被検眼の最遠
点位置よりも遠くに配置することによって、被検眼に固
視標がはっきり見えずに調節が働かない状態(以下、雲
霧状態)を作り出すことが行われる。このような雲霧状
態の生成において、単に固視標を遠点位置よりも遠くに
配置した場合には、被検者が固視標をはっきり見えない
ために近くに固視標があると勘違いし、近くを見ようと
して却って調節を生じさせてしまう場合がある。また固
視標がぼやけると、被検者にはどの方向を見て良いのか
が分からないため、固視標を見なくなって被検眼の光軸
が所定方向に固定されなくなるという不具合が生じる場
合がある。
【0003】このような雲霧状態の生成における不具合
を解消するための雲霧動作パターンが本件出願人による
特開平6−233740にて開示されている。この特開
平6−233740において固視標は、被検眼の最遠点
位置よりも遠方位置から、被検眼に見える位置でかつ被
検眼に調節の働かない位置に近づけて複数の予備測定を
行い、その後に本測定が行われる(予備測定及び本測定
については後述する)。このような雲霧動作パターンに
よれば、固視標の位置を被検者に認識させつつ雲霧状態
を生成することができるので、確実に、被検眼を所定方
向に固定しかつ弛緩させた状態とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のような他覚式測定装置においては、単に1通りの雲霧
動作パターンでしか雲霧状態の生成を行うことができな
かったので、下記のような種々の問題を生じていた。す
なわち、他覚式測定装置では測定値の安定性を考慮し
て、1つの被検眼に対して5回程度の測定が連続して行
われるのが一般的である。ここで、測定毎に同じパター
ンで雲霧動作行うと、特定の被検者にとっては調節解除
が一層進む場合がありこの場合には上記雲霧動作パター
ンは効果的であるが、他の特定の被検者にとっては最初
の1回の雲霧動作だけで調節が完全に解除される場合が
あり、2回目以降の繰り返しの雲霧動作が不要な場合が
ある。この場合には毎回同じ雲霧動作パターンによる雲
霧動作を行って固視標を見せることで無用な時間を費や
すことになり、また被検者に無用な苦痛を生じさせるこ
ととなっていた。
【0005】また時に眼科医は、被検眼の調節解除のた
めに調節麻痺剤を点眼してから測定を行う場合がある
が、上記従来の他覚式測定装置ではこのように被検眼に
調節が全く働かない場合にも測定毎に同じ雲霧動作パタ
ーンによる雲霧動作を繰り返しており、全く無駄な時間
を費やすこととなっていた。また被検者が幼児等の場
合、じっとしていないことが多いので固視標を見せるこ
とが無駄であり、雲霧動作を行うよりは少しでも早く測
定を行う方が好ましい。
【0006】本発明は、従来のこのような他覚式測定装
置における問題点に鑑みてなされたもので、複数の雲霧
動作パターンから測定状況に応じて最適なパターンを選
択することにより、測定時間の短縮、被検者の苦痛軽減
及び調節の軽減を図ることのできる他覚式測定装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような従来の他覚式
測定装置における問題点を解決するために請求項1に記
載の本発明は、被検眼に固視標を投影する固視標光学系
と、前記固視標光学系を駆動する駆動手段とを有する他
覚式測定装置において、所定の複数の雲霧動作パターン
から、手動的に又は所定条件に基づき自動的に、1の雲
霧動作パターンを選択するパターン選択手段を備え、前
記駆動手段は、前記パターン選択手段にて選択された雲
霧動作パターンに従った固視標の投影を行わせるよう
に、前記固視標光学系を駆動することを特徴として構成
されている。
【0008】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
に記載の本発明において、前記パターン選択手段は、前
記他覚式測定装置にて測定された測定値と、該測定値が
測定される以前に前記他覚式測定装置にて測定された測
定値を比較する差分判断手段、前記他覚式測定装置にて
測定された測定値と、該測定値が測定される以前に前記
他覚式測定装置にて測定された測定値とに基づいて算出
されたばらつき値を、所定のばらつき値と比較するばら
つき判断手段、前記他覚式測定装置にて測定された測定
値に基づいて算出された信頼度数を、所定の信頼度数と
比較する信頼度数判断手段、前記他覚式測定装置にて測
定が行われた回数を、所定の測定回数と比較する測定回
数判断手段、前記他覚式測定装置にて測定が行われてい
る時間を、所定の測定時間と比較する測定時間判断手
段、のうちの全部又は任意の一部の手段を備え、これら
各手段の比較結果に基づいて前記所定条件の判断を行う
ことを特徴として構成されている。
【0009】また請求項3に記載の本発明は、請求項1
又は2に記載の本発明において、前記所定の複数の雲霧
動作パターンは、前記固視標を被検眼の調節が働かない
方向に移動させるもので、前記固視標を、被検眼の最遠
点位置よりも遠方位置から、被検眼に見える位置でかつ
被検眼に調節の働かない位置に、少なくとも1度配置す
る第1の雲霧動作パターン、前記固視標を被検眼の調節
が働かない方向に移動させるもので、前記固視標を、被
検眼の最遠点位置よりも遠方位置から、被検眼に見える
位置には配置しない第2の雲霧動作パターン、前記固視
標を所定位置に固定した第3の雲霧動作パターン、のう
ちの全部又は任意の一部の雲霧動作パターンであること
を特徴として構成されている。
【0010】また請求項4に記載の本発明は、請求項3
に記載の本発明において、前記パターン選択手段は、雲
霧動作パターンを自動的に選択する際、前記差分判断手
段にて測定値が以前に測定された測定値に対し同じか又
はプラスであると判断された場合、前記ばらつき判断手
段にてばらつき値が所定のばらつき値以下であると判断
された場合、又は、前記信頼度数判断手段にて信頼度数
が所定の信頼度数以上であると判断された場合には前記
第2の雲霧動作パターンを選択し、それ以外の場合には
前記第1の雲霧動作パターンを選択することを特徴とし
て構成されている。
【0011】また請求項5に記載の本発明は、請求項3
又は4に記載の本発明において、前記パターン選択手段
は、雲霧動作パターンを自動的に選択する際、前記測定
回数判断手段にて測定が行われた回数が所定の測定回数
に達したと判断された場合、又は前記測定時間判断手段
にて測定が行われている時間が所定の測定時間に達した
と判断された場合には前記第1の雲霧動作パターンを選
択し、それ以外の場合には第2の雲霧動作パターンを選
択することを特徴として構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の他覚式測定装置の
一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図
1は本実施形態における他覚式測定装置の光学系の構成
を示す図、図2は本実施形態における他覚式測定装置の
電気処理系の構成を示す図、図3〜図5はそれぞれ第1
〜第3の雲霧動作パターンを示すタイミングチャート、
図6は本装置による被検眼測定のフローチャートであ
る。
【0013】図1に示すように他覚式測定装置の光学系
は、検影法によって屈折力を測定するための測定光学系
1と、固視標を投影するための固視標光学系10とを備
えて構成されている。測定光学系1は、赤外ダイオード
2、コンデンサレンズ3、チョッパ4、ハーフミラー
5、測定経線回転系6、対物レンズ7、絞り8、及び受
光部9を備えて構成されている。赤外ダイオード2から
発せられた赤外光はコンデンサレンズ3によって被検眼
Eの瞳孔上に結像するように構成されている。コンデン
サレンズ3を透過した赤外光はチョッパ4の図示しない
スリットを透過して走査され、測定経線回転系6のプリ
ズム6aとミラー6bによって経線方向を所定方向に変
えられる。そしてハーフミラー5を経て被検眼Eに入射
され、その反射光が再びハーフミラー5に至り、さらに
対物レンズ7及び絞り8を経て受光部9に入射する。こ
の受光部9には、図2に示すように、屈折力測定用の光
電変換素子9a、9bと、位置ずれ検出用の4分割光電
変換素子9cとが設けられている。
【0014】一方、固視標光学系10は、図1に示すよ
うに、固視標11、可視光源12、投影レンズ14、絞
り15、ミラー16、レンズ17、及びハーフミラー1
8を備えて構成されている。可視光源12の可視光にて
照射された固視標11は、投影レンズ14、絞り15、
ミラー16、レンズ17、及びハーフミラー18を介し
て被検眼Eに導かれ、被検眼Eのレンズを介してその網
膜上に投影される。ここで固視標11及び可視光源12
は保持部材13にて相互一体に保持され、この保持部材
13は後述する駆動モータ23にてその光軸方向(図
1、2の矢印方向)に往復移動自在とされている。
【0015】このような光学系において、被検眼Eのレ
ンズの屈折状態がある一定の状態であれば、被検眼Eの
網膜上に結像する固視標11の位置は光軸上のある特定
の1点だけである。すなわち網膜上に像が結像する固視
標11の光軸上の位置と被検眼Eのレンズの屈折力とは
一対一の対応関係にある。
【0016】次に他覚式測定装置の電気処理系について
説明する。図2に示すように他覚式測定装置の電気処理
系は、予備測定開始スイッチ20、本測定開始スイッチ
21、雲霧動作パターンの選択モード設定スイッチ2
2、表示部23、駆動モータ24、及びこれらを制御す
るものであって位置ずれ検出及び屈折力測定の演算を行
う演算制御部25を備えて構成されている。
【0017】このうち予備測定開始スイッチ20は後述
する予備測定の開始を指示するためのスイッチであり、
本測定開始スイッチ21は後述する本測定の開始を指示
するためのスイッチである。また雲霧動作パターンの選
択モード設定スイッチ22は雲霧動作パターンの選択を
自動で行うか(以下、自動モード)手動で行うか(以
下、手動モード)を選択するためのスイッチである。ま
た表示部23には測定値等が検者に目視可能に表示され
る。駆動モータ24は、後述するパターン選択部30に
て選択された雲霧動作パターンに従った固視標11の投
影を行わせるように上述の固視標光学系10の保持部材
13を往復移動させる駆動手段である。
【0018】演算制御部25には、受光部9の光電変換
素子9a、9bからの2つの出力信号が入力され、該2
つの出力信号の位相差から被検眼Eの屈折力が算出され
る。また演算制御部25には、受光部9の4分割光電変
換素子9cから4つの出力信号が入力され、該4つの出
力信号の出力差から他覚式測定装置に対する被検眼Eの
位置ずれが算出される。これら屈折力及び位置ずれの算
出は本件出願人による特開平6−233740において
も開示されており公知であるため、詳細な説明は省略す
る。
【0019】ここで図2に示すように、演算制御部25
にはパターン選択手段たるパターン選択部30が設けら
れている。このパターン選択部30は、選択モード設定
スイッチ21にて自動モードが選択されている場合、第
1と第2の2つの雲霧動作パターンからいずれか1つの
雲霧動作パターンを選択する。ここで第1と第2の2つ
の雲霧動作パターンのうちいずれを選択するかは所定の
条件に従って行われる。この所定の条件を判断するた
め、パターン選択部30には、差分判断手段たる差分判
断部31、ばらつき判断手段たるばらつき判断部32及
び信頼度数判断手段たる信頼度数判断部33が設けられ
ており、パターン選択部30はこれら各部31〜33の
判断結果に基づいて雲霧動作パターンを選択する。これ
ら各部31〜33の判断内容の詳細については後述す
る。またパターン選択部30は、選択モード設定スイッ
チ21にて手動モードが選択されている場合、第3の雲
霧動作パターンを選択する。
【0020】これら第1〜第3の雲霧動作パターンにつ
いての詳細は後述するが、概略的には、第1の雲霧動作
パターンは特開平6−233740にて開示されている
のと同じ公知の雲霧動作パターンで、固視標11を被検
者に見せるパターンであり、時間を要する一方、より確
実な被検眼Eの調節解除が可能である。また第2の雲霧
動作パターンは固視標11を被検者に見せないパターン
であり、第1の雲霧動作パターンに比べて雲霧動作の時
間短縮が可能である。また第3の雲霧動作パターンは固
視標11を固定したパターンであり、最も短時間で測定
を行うことができる。
【0021】以下、測定動作について図6を参照して説
明し、また同時に、上述の第1〜第3の雲霧動作パター
ン及び上記各部31〜33の判断内容について詳細に説
明する。まず測定動作全体を概説すると、一つの被検眼
Eに対する測定は所定の複数回(例えば5回)の測定サ
イクルにて構成されている。そして各回の測定サイクル
は、第1又は第2の雲霧動作パターンが選択されている
場合には複数の予備測定と1度の本測定にて構成され、
第3の雲霧動作パターンが選択されている場合には1度
の本測定にて構成される。ここで予備測定とは、本装置
に固有な一経線方向の被検眼Eの屈折力の測定をいう。
また本測定とは、被検眼Eの全経線方向についての被検
眼Eの屈折力の測定をいう。
【0022】具体的な測定動作について説明すると、ま
ず検者が本装置の図示しない電源を入れ(ステップS
1)、選択モード設定スイッチ21を介して自動モード
か手動モードのいずれかの雲霧動作パターンを選択する
(ステップS2)。その後、検者は、被検眼Eと本装置
との位置ずれがないこと及び被検者のまつ毛等が測定光
路中にないことを目視等で確認した後、図2の予備測定
開始スイッチ20を押すことによって予備測定の開始を
指示する(ステップS3)。この後に測定サイクル数N
は1に初期化される。予備測定の開始が指示されると、
いずれの雲霧動作パターン選択モードが選択されている
かがパターン選択部30にて判断される(ステップS
4)。
【0023】以下、自動モードが選択されている場合に
ついて説明する。この場合、第1回目の測定サイクル
が、第1の雲霧動作パターンにしたがった雲霧動作を伴
って行われる(ステップS5)。ここで第1の雲霧動作
パターンとは固視標11を被検眼Eの調節が働かない方
向に移動させるもので、この固視標11を、被検眼Eの
最遠点位置よりも遠方位置から、被検眼Eに見える位置
でかつ被検眼Eに調節の働かない位置に少なくとも1度
配置するパターンである。
【0024】具体的には、まず大多数の被検眼Eにとっ
て十分遠方になり得る位置(例えば+5ディオプタの位
置)に固視標11が移動され、被検眼Eと本装置のアラ
イメント状態が瞬時でも適正状態となった際に、第1回
目の予備測定が自動的に行われる。そして、この第1回
目の予備測定にて得られた屈折力に対してある程度遠方
となるような値PF(例えば0.75ディオプタ)が加
えられることにより、被検眼Eの網膜より僅かに前方の
位置(被検眼Eに見える位置でかつ被検眼Eに調節の働
かない位置)に位置するように第2回目の予備測定にお
ける固視標11の位置が決定され、固視標11が移動さ
れる。その後同様に、アライメント状態が適正状態であ
ることを条件として、測定された屈折力の変動が小さく
なるまで予備測定が順次繰り返される(図3においてb
〜g)。
【0025】そして検者は、予備測定にて測定された屈
折力の変動が小さくなったことを確認した瞬間(図3に
おいてh)、本測定開始スイッチ21を押し、本測定の
開始を指示する。すると、最後の予備測定にて得られた
屈折力に対してPF値を加えた値に、さらにある程度遠
方となるような値(図3においてMF、例えば1.50
ディオプタ)が加えられることにより、本測定における
固視標11の位置が決定され、固視標11が移動され
る。このように固視標11を移動させた後、本測定が行
われる。こうして、予備測定開始から本測定開始指示ま
での期間P1、本測定における雲霧動作を行う期間P
2、本測定を行う期間P3を経て、第1回目の測定サイ
クルが終了する。
【0026】このような第1の雲霧動作パターンは、期
間P1においては被検者に固視標11をほぼ見せている
ことから、被検者が固視標11を認識することができ、
雲霧状態になった時にもその自覚が生じやすいので、雲
霧動作を繰り返すことによって調節解除が一層進む被検
者に対しては有利である。ただし、期間P2において固
視標11をMFだけ遠方に移動させる時間を要し、最初
の1回の雲霧動作パターンだけで調節が完全に解除され
る被検者にとってはいたずらに時間を要するだけとなる
ため不利である。
【0027】このような第1の雲霧動作パターンにした
がった雲霧動作にて第1回目の測定サイクルが終了する
と、測定サイクル数Nが1増分された後、パターン選択
部30によって第2回目の測定サイクルにおける雲霧動
作パターンが自動的に選択される。この自動選択はパタ
ーン選択部30の各部31〜33の判断に基づいて行わ
れる(ステップS6〜S8)。まず最初に差分判断部3
1にて、その時点で最後の測定サイクル(第N回目の測
定サイクル)の本測定にて測定された測定値と、その1
回前の測定サイクル(第N−1回目の測定サイクル)の
本測定にて測定された測定値とが比較される(ただし、
第1回の測定サイクル終了時点ではその前の本測定の測
定値が存在しないので、第1回の測定サイクルの本測定
にて測定された測定値と、第1回の測定サイクルの最後
の予備測定にて測定された測定値とが比較される)。こ
こで、例えば本実施形態においては、測定値としては
「球面値S+乱視度数C/2」が代表値として用いられ
る。
【0028】そして測定値が1回前の測定値に対してマ
イナス側に動いた場合(小さくなっている場合)には、
被検眼Eに何らかの調節が生じたと考えられるため、次
回の測定サイクルを調節解除を重視した第1の雲霧動作
パターンにて行うべきである可能性が高く、さらなる判
断を行うため、次のステップS7の判断に進む。一方、
測定値が1回前の測定値に対して同じか、又はプラス側
に動いた場合(大きくなっている場合)には、被検眼E
に調節が働いていない又は調節が解除されていると考え
られるため、次回の測定サイクルを調節解除よりも測定
時間短縮を重視した第2の雲霧動作パターンにて行うべ
く、ステップS10に進む。
【0029】ステップS7の判断に進んだ場合、ばらつ
き判断部32によって、その時点で最後の測定サイクル
(第N回目の測定サイクル)の本測定にて測定された測
定値と、その1回前の測定サイクル(第N−1回目の測
定サイクル)の本測定にて測定された測定値との差分値
の絶対値がばらつき値として算出される(ただし、第1
回の測定サイクル終了時点ではその前の本測定の測定値
が存在しないので、第1回の測定サイクルの本測定にて
測定された測定値と、第1回の測定サイクルの最後の予
備測定にて測定された測定値との差分値の絶対値が算出
される)。そしてこのばらつき値と所定のばらつき値と
が比較される。例えば本実施形態においては、所定のば
らつき値としては「0.5ディオプタ」が設定される。
なお、ばらつき値としては差分値の絶対値でなく、偏
差、分散等の任意の統計値を算出してもよい。また第N
回目の測定サイクルの本測定にて測定された測定値と第
N−1回目の測定サイクルの本測定にて測定された測定
値だけでなく、それ以前の任意の測定サイクル(第1回
目〜N−2回目の測定サイクル)の本測定にて測定され
た測定値を含めてばらつき値の算出を行ってもよい。
【0030】そしてばらつき値が所定のばらつき値より
大きい場合には、測定値が安定していないことから被検
眼Eに何らかの調節が生じた又は視線が定まっていない
と考えられ、次回の測定サイクルを調節解除を重視した
第1の雲霧動作パターンにて行うべきである可能性が高
く、さらなる判断を行うため、次のステップS8の判断
に進む。一方、ばらつき値が所定のばらつき値「3ディ
オプタ」以下である場合には、測定値が安定しており被
検眼Eに調節が働いておらずまた視線も固定されている
と考えられるため、次回の測定サイクルを調節解除より
も測定時間短縮を重視した第2の雲霧動作パターンにて
行うべく、ステップS10に進む。
【0031】ステップS8の判断に進んだ場合、信頼度
数判断部33によって、その時点で最後の測定サイクル
(第N回目の測定サイクル)の本測定にて測定された測
定値の信頼度数が算出され、この信頼度数と所定の信頼
度数とが比較される。ここで信頼度数とは、検者による
測定値の信頼性の判断を容易にするため近年提案されて
いる数値であり、その測定値が信頼できるかどうかの目
安に用いられる値であって、例えば複数の測定値に基づ
いて決定される理想的な測定値の変化に対して各測定値
がどの合致しているかを数値にて示す値である。なおこ
のような信頼度数を自動的に算出及び表示する他覚測定
装置の一例として本件出願人による特開平2−1241
33がある。
【0032】そして信頼度数が所定の信頼度数より小さ
い場合には、測定値の信頼性が低く測定にエラーがあっ
たことが考えられ、次回の測定サイクルを調節解除を重
視した第1の雲霧動作パターンにて行うべきである可能
性が高いため、次のステップS9に進む。一方、信頼度
数が所定の信頼度数以上である場合には、測定値の信頼
性が高いため、次回の測定サイクルを調節解除よりも測
定時間短縮を重視した第2の雲霧動作パターンにて行う
べく、ステップS10に進む。
【0033】ステップS9に進んだ場合、第2回目の測
定サイクルが先程と同じ第1の雲霧動作パターンを伴っ
て行われる。ただしこの場合には第1回目の測定サイク
ル開始時点と異なり、既に本測定にて測定された測定値
が存在しているので、この測定値を反映して固視標11
の初期位置が定められる。この点は本件出願人による特
開平6−233740と同じである。すなわち前回の本
測定値に対してある程度遠方となるような値PFを加え
た位置を初期位置とし、この初期位置に固視標11を移
動させて(図3においてi)、第2回目の測定サイクル
の予備測定(図3において期間P4)が開始される。
【0034】一方、ステップS10に進んだ場合、すな
わち第1回目の測定サイクルの本測定にて得られた測定
値が差分値、ばらつき値、あるいは信頼度数に基づくい
ずれかの判断条件を満足しており、その結果として被検
眼Eに調節が働いていない又は測定に異常がないと考え
られる場合には、第2回目の測定サイクルが第2の雲霧
動作パターンにしたがった雲霧動作を伴って行われる。
ここで第2の雲霧動作パターンとは、固視標11を被検
眼Eの調節が働かない方向に移動させるもので、固視標
11を、被検眼Eの最遠点位置よりも遠方位置から、被
検眼Eに見える位置には配置しないパターンである。具
体的には、図4に示すように、上述の第1の雲霧動作パ
ターンにおいては予備測定においてPF値を加え本測定
に移行する際にMF値を加えていたのと異なり、始めか
らMF値を加える雲霧動作パターンである。
【0035】すなわち、第1回目の測定サイクルの本測
定にて得られた屈折力に対してPF値及びMF値の両方
が加えられることにより、第2回目の測定サイクルにお
ける第1回目の予備測定の固視標11の位置(被検眼E
にはぼやけてあまり見えない位置)が決定され、固視標
11が移動される(図4においてa )。その後同様に、
アライメント状態が適正状態であることを条件として、
測定された屈折力の変動が小さくなるまで予備測定が繰
り返される(図4においてb)。そして検者は、予備測
定にて測定された屈折力の変動が小さくなったことを確
認した瞬間(図4においてc)、本測定開始スイッチ2
1を押し、本測定の開始を指示する。すると、最後の予
備測定にて得られた屈折力に対して再びPF値及びMF
値の両方が加えられることにより、被検眼Eの網膜より
僅かに前方に位置するように固視標11が移動され、直
ちに本測定が行われる(図3においてd)。こうして、
第2回目の測定サイクルが終了する。この場合、予備測
定開始から本測定開始指示までの期間P1、本測定を行
う期間P3だけで第2回目の測定サイクルが終了する。
したがって第2の雲霧動作パターンにおいては、本測定
に移行する際にMF値だけを加える動作がないのでその
分だけ短時間で雲霧動作を行うことができ、最初の1回
の雲霧動作パターンだけで調節が完全に解除される被検
者にとって有用である。
【0036】上述のようにステップS9又はステップS
10による第2回目の測定サイクルを終えた後、これま
での測定サイクル数Nが所定の終了測定サイクル数と比
較される(ステップS11)。そして所定の終了測定サ
イクル数に満たない場合には、測定サイクル数Nが1増
分された後、第2回目の測定サイクルの本測定にて得ら
れた測定値に基づいて、再びパターン選択部30による
雲霧動作の選択が行われ、以後同様のステップが繰り返
される。一方、所定の終了測定サイクル数に達したと判
断された場合には、全測定が終了し(ステップS1
2)、測定結果が図2の表示部23に表示される。
【0037】最後に、ステップS2において手動モード
が選択され、ステップS4を経てステップS13に移行
した場合について説明する。このステップS13におい
ては、第1回目の測定サイクルが第3の雲霧動作パター
ンにしたがった雲霧動作にて行われる。ここで第3の雲
霧動作パターンとは、図5に示すように、固視標11を
所定位置に固定したパターンである。ここで所定位置と
は、大多数の被検者にとって調節の働かない位置、例え
ば+5ディオプタの位置である。この位置に固視標11
を配置した後、予備測定を行うことなく直ちに本測定が
行われて、ステップS13の測定が終了する。この場
合、本測定を行う期間P3だけで測定サイクルが終了す
る。このような第3の雲霧動作パターンにおいては、固
視標11を移動させることがないので、最も短時間で測
定を行うことができ、固視の必要のない被投薬者や、固
視が無駄となる幼児等の測定を行う際に望ましい。この
ステップS13の測定が終了すると、測定サイクル数が
所定の数になるまでさらにステップS13の測定が繰り
返され(ステップS13,S14)、所定の数になった
時点で全測定が終了する(ステップS12)。
【0038】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定され
ず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態に
て実施されてよいものであり、以下、これら異なる形態
について説明する。まず上記実施形態においては第1〜
第3の雲霧動作パターンから1つの雲霧動作パターンを
選択するものとして説明したが、雲霧動作パターンの内
容及び数は上記に示したものに限られない。すなわち任
意の複数の雲霧動作パターンから状況に適した1の雲霧
動作パターンを選択できるものであればよい。また上記
実施形態においては自動モード時における第1回目の測
定サイクルにおいて、被検者に固視標11を見せること
によって確実な雲霧動作を行うため、始めに第1の雲霧
動作パターンに従った測定を行うものとしたが(図6ス
テップS5)。しかし第1回目の測定サイクルにおいて
も第1の雲霧動作パターン又は第2の雲霧動作パターン
を選択できるようにしてもよい。また自動モードによる
選択を省略し、全ての選択を手動モードにて行ってもよ
い。
【0039】またパターン選択部30の各部31〜33
はその一部を省略されてもよく、また各部31〜33の
判断の順番は任意に変更可能である。また差分判断部3
1の判断において(図6ステップS6)、第N回目の測
定サイクルの本測定にて測定された測定値と、第N−1
回目の測定サイクルの本測定にて測定された測定値とを
比較するものとしたが、後者の測定値に代えて、第N−
1回目よりさらに前の任意の時点の本測定における測定
値を用いてもよい。
【0040】またパターン選択部30による選択におい
て、通常は第2の雲霧動作パターンにて短時間での雲霧
動作を行い、数回毎あるいは数時間毎に、第1の雲霧動
作パターンに切り替えて調節解除を重視した雲霧動作を
行うようにしてもよい。この場合には、パターン選択部
30に、本装置にて測定が行われた回数を所定の測定回
数と比較する測定回数判断手段たる測定回数判断部や、
本装置にて測定が行われている時間を所定の測定時間と
比較する測定時間判断手段たる測定時間判断部をさらに
設ける。そして雲霧動作パターンの選択が自動モードに
設定されている場合において、測定サイクルが終了する
毎に、これまで行われた本測定の回数と所定の測定回数
(例えば3と5)とを測定回数判断部にて比較させ、あ
るいはこれまで測定が行われた時間と所定の時間(例え
ば1分と2分)とを測定時間判断部にて比較させる。そ
して、両者が一致する場合にのみ第1の雲霧動作パター
ンにて雲霧動作を行い、それ以外の場合には第2の雲霧
動作パターンにて雲霧動作を行うことにすればよい。
【0041】
【発明の効果】上記したように請求項1、3に記載の本
発明は、所定の複数の雲霧動作パターンから、手動的に
又は所定条件に基づき自動的に、1の雲霧動作パターン
を選択するパターン選択手段を備え、駆動手段は、パタ
ーン選択手段にて選択された雲霧動作パターンに従った
固視標の投影を行わせるように、固視標光学系を駆動す
ること等により、被検眼に調節が生じたり測定に異常が
ある場合には第1の雲霧動作パターン、被検眼に調節が
生じておらず測定にも異常がない場合には第2の雲霧動
作パターン、固視の必要がない場合には第3の雲霧動作
パターンというように、測定の状況に応じて最適な雲霧
動作を行うことができる。具体的には、調節や異常があ
る場合には調節解除を重視した雲霧動作を行うことによ
って確実な測定を行うことができ、調節や異常がない場
合には短時間の雲霧動作を行うことによって被検者に無
用な苦痛を与えることを防止でき、さらに固視の必要が
ない場合には最も短時間で測定を行って測定値を得るこ
とができる。
【0042】さらに請求項2に記載の本発明は、パター
ン選択手段は、差分判断手段、ばらつき判断手段、信頼
度数判断手段、測定回数判断手段、測定時間判断手段の
うちの全部又は任意の一部の手段を備え、これら各手段
の比較結果に基づいて前記所定条件の判断を行うことに
より、差分値、ばらつき値、信頼度数、測定値数及び測
定時間の大小や程度を判断して雲霧動作パターンを自動
的に選択することができ、雲霧動作パターンの切替が一
層容易となる。
【0043】さらにまた請求項4に記載の本発明は、パ
ターン選択手段は、前記差分判断手段にて測定値が以前
に測定された測定値に対し同じか又はプラスであると判
断された場合、ばらつき判断手段にてばらつき値が所定
のばらつき値以下であると判断された場合、又は、信頼
度数判断手段にて信頼度数が所定の信頼度数以上である
と判断された場合には第2の雲霧動作パターンを選択
し、それ以外の場合には第1の雲霧動作パターンを選択
することにより、調節や異常がある場合には調節解除を
重視した雲霧動作、調節や異常がない場合には短時間の
雲霧動作を自動的に行うことができる。
【0044】さらに請求項5に記載の本発明は、パター
ン選択手段は、測定回数判断手段にて測定が行われた回
数が所定の測定回数に達したと判断された場合、又は測
定時間判断手段にて測定が行われている時間が所定の測
定時間に達したと判断された場合には第1の雲霧動作パ
ターンを選択し、それ以外の場合には第2の雲霧動作パ
ターンを選択することにより、通常は第2のパターンに
て迅速な雲霧動作を行い、所定のタイミングで第1のパ
ターンで調節解除を重視した雲霧動作を行うことがで
き、雲霧動作の切替が一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における他覚式測定装置の
光学系構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における他覚式測定装置の
電気処理系の構成を示す図である。
【図3】第1の雲霧動作パターンを示すタイミングチャ
ートである。
【図4】第2の雲霧動作パターンを示すタイミングチャ
ートである。
【図5】第3の雲霧動作パターンを示すタイミングチャ
ートである。
【図6】本発明の一実施形態による被検眼測定のフロー
チャートである。
【符号の説明】
E 被検眼 1 測定光学系 2 赤外ダイオード 3 コンデンサレンズ 4 チョッパ 5 ハーフミラー 6 測定経線回転系 7 対物レンズ 8 絞り 9 受光部 10 固視標光学系 11 固視標 12 可視光源 13 保持部材 14 投影レンズ 15 絞り 16 ミラー 17 レンズ 18 ハーフミラー 20 予備測定開始スイッチ 21 本測定開始スイッチ 22 選択モード設定スイッチ 23 表示部 24 駆動モータ 25 演算制御部 30 パターン選択部 31 差分判断部 32 ばらつき判断部 33 信頼度数判断部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検眼に固視標を投影する固視標光学系
    と、 前記固視標光学系を駆動する駆動手段とを有する他覚式
    測定装置において、 所定の複数の雲霧動作パターンから、手動的に又は所定
    条件に基づき自動的に、1の雲霧動作パターンを選択す
    るパターン選択手段を備え、 前記駆動手段は、前記パターン選択手段にて選択された
    雲霧動作パターンに従った固視標の投影を行わせるよう
    に、前記固視標光学系を駆動することを特徴とする他覚
    式測定装置。
  2. 【請求項2】前記パターン選択手段は、 前記他覚式測定装置にて測定された測定値と、該測定値
    が測定される以前に前記他覚式測定装置にて測定された
    測定値とを比較する差分判断手段、 前記他覚式測定装置にて測定された測定値と、該測定値
    が測定される以前に前記他覚式測定装置にて測定された
    測定値とに基づいて算出されたばらつき値を、所定のば
    らつき値と比較するばらつき判断手段、 前記他覚式測定装置にて測定された測定値に基づいて算
    出された信頼度数を、所定の信頼度数と比較する信頼度
    数判断手段、 前記他覚式測定装置にて測定が行われた回数を、所定の
    測定回数と比較する測定回数判断手段、 前記他覚式測定装置にて測定が行われている時間を、所
    定の測定時間と比較する測定時間判断手段、のうちの全
    部又は任意の一部の手段を備え、これら各手段の比較結
    果に基づいて前記所定条件の判断を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の他覚式測定装置。
  3. 【請求項3】前記所定の複数の雲霧動作パターンは、 前記固視標を被検眼の調節が働かない方向に移動させる
    もので、前記固視標を、被検眼の最遠点位置よりも遠方
    位置から、被検眼に見える位置でかつ被検眼に調節の働
    かない位置に、少なくとも1度配置する第1の雲霧動作
    パターン、 前記固視標を被検眼の調節が働かない方向に移動させる
    もので、前記固視標を、被検眼の最遠点位置よりも遠方
    位置から、被検眼に見える位置には配置しない第2の雲
    霧動作パターン、 前記固視標を所定位置に固定した第3の雲霧動作パター
    ン、のうちの全部又は任意の一部の雲霧動作パターンで
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の他覚式測
    定装置。
  4. 【請求項4】前記パターン選択手段は、雲霧動作パター
    ンを自動的に選択する際、 前記差分判断手段にて測定値が以前に測定された測定値
    に対し同じか又はプラスであると判断された場合、前記
    ばらつき判断手段にてばらつき値が所定のばらつき値以
    下であると判断された場合、又は、前記信頼度数判断手
    段にて信頼度数が所定の信頼度数以上であると判断され
    た場合には前記第2の雲霧動作パターンを選択し、それ
    以外の場合には前記第1の雲霧動作パターンを選択する
    ことを特徴とする請求項3に記載の他覚式測定装置。
  5. 【請求項5】前記パターン選択手段は、雲霧動作パター
    ンを自動的に選択する際、 前記測定回数判断手段にて測定が行われた回数が所定の
    測定回数に達したと判断された場合、又は前記測定時間
    判断手段にて測定が行われている時間が所定の測定時間
    に達したと判断された場合には前記第1の雲霧動作パタ
    ーンを選択し、それ以外の場合には前記第2の雲霧動作
    パターンを選択することを特徴とする請求項3又は4に
    記載の他覚式測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527183A (ja) * 2000-03-23 2003-09-16 ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド 複数の眼トポグラフィー試験の取得
CN110547757A (zh) * 2018-05-31 2019-12-10 株式会社多美 眼屈光力测量设备以及方法

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JP2019208590A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社トーメーコーポレーション 眼屈折力測定装置
JP7182771B2 (ja) 2018-05-31 2022-12-05 株式会社トーメーコーポレーション 眼屈折力測定装置

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