JP2000069688A - 電池の充電装置 - Google Patents

電池の充電装置

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JP2000069688A JP10237569A JP23756998A JP2000069688A JP 2000069688 A JP2000069688 A JP 2000069688A JP 10237569 A JP10237569 A JP 10237569A JP 23756998 A JP23756998 A JP 23756998A JP 2000069688 A JP2000069688 A JP 2000069688A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】充電条件の変動や装置の特性ばらつきにもかか
わらず高精度の満充電判定が可能な電池の充電装置を提
供すること。 【解決手段】端子電圧の単位充電量当たりの変化量(S
10)に基づいて電池の満充電を判定する(S13)。
すなわち、本構成では、従来のように端子電圧や電池温
度の単なる単位時間当たりの変化率ではなく、単位充電
量当たりのそれらの変化量により満充電を判定するの
で、たとえ充電電流がばらついても正確に満充電を判定
することができ、更に、端子電圧や温度の絶対値ではな
くその変化量により満充電を判定するので、センサ誤差
や電池特性のばらつきによる検出精度の低下を回避する
ことができる。特に、単位充電量当たりの端子電圧の変
化量に基づいて電池の満充電を判定する場合には、更
に、外部環境温度変化の満充電検出精度への影響を一層
低減することができ、かつ、電池の熱容量による温度検
出遅れの影響を回避して満充電判定の一層の高精度化を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の充電装置に
関し、特にその満充電判定に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、電気自動車に使われる電
池には、高性能で長寿命なNiーMH電池電池が使われ
るようになってきた。NiーMH電池の満充電判定法と
しては、以下の二つの方法が知られている。まず、第1
の方法として、充電末期に充電効率が低下して電池が発
熱する性質を利用して、単位時間当たりの温度変化量d
T/dtが所定値に達した場合に満充電と判断する時間
当たり温度変化率検出式満充電判定法が知られており、
例えば特開平6ー290816には、電池温度及び外気
温度を判定し、充電開始時の電池温度と外気温度の差を
補正するなどの工夫が提案されている。
【0003】また、第2の方法として、単位時間当たり
の電圧変化量dV/dtに基づいて満充電を検出する時
間当たり端子電圧変化率検出式満充電判定法が知られて
いる。更に、第3の方法として、特開平8ー14028
3号公報は、端子電圧の絶対値が所定値に達したことで
満充電を検出する端子電圧絶対値検出式満充電判定法を
提案している。
【0004】また更に、第4の方法として、特開平6ー
290816号公報は、電池温度と外気温度との温度差
が所定値に達したことで満充電を検出する温度差検出式
満充電判定法を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の4つの満充電判定法には次に説明する欠点があ
った。まず、時間当たりの端子電圧又は電池温度の変化
率で満充電判定する上記第1、第2の方法では、充電電
流などが異なる種々の充電設備を用いる場合、満充電時
の時間当たりの端子電圧又は電池温度の変化率の値が変
動してしまい、正確な満充電判定が困難となる。
【0006】次に、上記第1、第2の方法では、時間当
たりの端子電圧又は電池温度の変化率と満充電との関係
が電池温度が高温となると大きく変化するので、正確な
満充電判定が困難となる。次に、端子電圧の絶対値又は
電池温度の上昇量で満充電判定する上記第3の方法で
は、端子電圧又は電池温度と満充電との関係が電池温度
が高温となると大きく変化するので、正確な満充電判定
が困難となる。
【0007】また、上記第3の方法では、端子電圧絶対
値の測定は、測定すべき電池の特性ばらつきや検出回路
系の誤差の影響を大きく受けるので検出精度が低下して
しまう。更に、第4の方法では、室温が変化すると、正
確な満充電判定が困難となる。本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、充電条件の変動や装置の特性
ばらつきにもかかわらず高精度の満充電判定が可能な電
池の充電装置を提供することをその目的としている。
【0008】また、本発明は、上記問題点に鑑みなされ
たものであり、電池が高温となっても高精度の満充電判
定が可能な電池の充電装置を提供することをその目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明の電池の充電装置によれば、端子電圧又は電池温度の
単位充電量当たりの変化量に基づいて電池の満充電を判
定する。すなわち、本構成では、従来のように端子電圧
や電池温度の単なる単位時間当たりの変化率ではなく、
単位充電量当たりのそれらの変化量により満充電を判定
するので、たとえ充電電流がばらついても正確に満充電
を判定することができ、更に、端子電圧や温度の絶対値
ではなくその変化量により満充電を判定するので、セン
サ誤差や電池特性のばらつきによる検出精度の低下を回
避することができる。
【0010】特に、単位充電量当たりの端子電圧の変化
量に基づいて電池の満充電を判定する場合には、更に、
外部環境温度変化の満充電検出精度への影響を一層低減
することができ、かつ、電池の熱容量による温度検出遅
れの影響を回避して満充電判定の一層の高精度化を図る
ことができる。更に、電池温度が40℃以上の高温にな
っても、充電量当たりの端子電圧又は電池温度の変化は
たとえば単に端子電圧の絶対値や電池温度に比較してや
優れた検出感度をもつので、満充電判定精度を向上する
ことができる。
【0011】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の電池の充電装置において更に、端子電圧又は電池温度
の単位充電量当たりの変化量が、正のピーク値(又は、
その後の減少状態)となる場合に満充電と判定するの
で、請求項記載の作用効果の一層の向上を図ることがで
きる。請求項3記載の構成によれば請求項2記載の電池
の充電装置において更に、充電量が今回の充電動作直前
の累計放電量以上となり、かつ、前記端子電圧の単位充
電量当たりの変化量が正のピーク値となる場合に満充電
と判定するので、一層の判定精度の向上を図ることがで
きる。
【0012】更に説明すれば、電池がなんらかの障害を
発生しない限り、通常では、充電ロスの分だけ、前回の
放電量より今回の満充電までの充電量は大きいはずであ
る。したがって、今回の充電量が前回の放電量(たとえ
ば前回の満充電判定時から今回の充電動作開始までの累
計充放電量として定義される)よりも少なければ、満充
電と判定しないので、判定精度を向上することができ
る。
【0013】なお、今回の充電量が前回の放電量(たと
えば前回の満充電判定時から今回の充電動作開始までの
累計充放電量として定義される)よりも少ないにもかか
わらず満充電と判定した場合には、警報を出力したり、
再度、満充電判定を行ってもよい。請求項4記載の構成
によれば請求項1乃至3のいずれか記載の電池の充電装
置において更に、充電量が今回の充電動作直前の累計放
電量未満又は電池温度が所定値以上であり、かつ、前記
端子電圧の単位充電量当たりの変化量が負の値となる場
合に満充電と判定する。
【0014】このようにすれば、電池が高温となっても
一層正確に満充電を判定することができる。請求項5記
載の構成によれば請求項1乃至4のいずれかに記載の電
池の充電装置において更に、電池温度の単位充電量当た
りの変化量が急増し始める場合に満充電と判定するの
で、従来の電池温度に基づく満充電判定よりも充電電流
変化による満充電判定精度の低下を抑止することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電池の充電装置の
好適な態様を以下の実施例により具体的に説明する。
【0016】
【実施例】この実施例の電気自動車用の電池の充電装置
を図1に示すブロック図を参照して説明する。1は、組
み電池、2は1の組み電池中の1モジュール単位の電池
を示し、さらにモジュール内に複数の単電池セルが存在
する。3は温度センサ、4は電流センサ、5は電池モジ
ュール2の両端の電圧を検出する電圧検出回路、6は温
度検出回路、7は電流検出回路、8は各検出回路5,
6,7からの信号に基づいて充電制御装置9を制御する
コントローラである。
【0017】電圧検出回路5はモジュール電圧をデジタ
ルデータに変換した後、それを時間的多重化によりシリ
アル電圧信号としてマイコン内蔵のコントローラ8に入
力する。温度センサ3は、各モジュールそれぞれの所定
の一つの単電池セルの外周面に接着されて各温度センサ
は温度検出回路6から給電されている。各温度センサ3
の抵抗変化により検出される単電池2の温度は温度検出
回路6でデジタルデータに変換され、各デジタルデータ
は時間的に多重化によりシリアル温度信号とされて、コ
ントローラ8に入力される。
【0018】組み電池1は、充電制御装置9により略一
定の充電電流を給電されて充電され、組み電池1の充電
電流は電流センサ4で検出され、電流検出回路7でデジ
タルデータに変換されてコントローラ8に送られる。こ
のコントローラ8により制御される組み電池1の充電制
御の実際を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0019】この充電制御ルーチンは、外部からコンロ
トローラ8に入力される充電指令により開始され、所定
の短いインタバルで繰り返し実施されるものとする。ま
ず、S1にてコントローラ8の各部を初期化する。これ
により後述する充電開始のタイマーがリセットされ、充
電完了フラグFlagはOFFとされる。次に、組み電
池1の端子電圧V、充電電流I、各温度センサ3からの
温度信号の最高値からなる電池温度Tが読み込まれ(S
2)、充電開始後の経過時間をタイマーでカウントし
(S3)、この充電開始後の累計の充電量Qgを充電電
流Iの積分により算出し(S4)、所定の充電異常判定
動作を実行し(S5)、充電異常であれば所定の充電異
常処理を行い(S6)、そうでなければ満充電を示すF
lagをオン(満充電)かどうかを調べ(S7)、満充
電であれば微小電流で行う均等充電処理を行い(S1
4)、その後、ルーチンを終了する。なお、上記充電異
常判定動作及び充電異常処理は本実施例の要旨ではない
のでその詳細な説明は省略する。
【0020】一方、S7にて満充電ではない(OFF)
と判定された場合には、直前の所定の単位充電量当たり
の端子電圧Vの変化(増加)量dV/dAhを算出する
(S8)。ここでは、単位充電量を定格容量に対して
0.01〜3%好ましくは1%とする。また、所定の単
位充電量当たりの端子電圧Vの変化(増加)量dVは今
回平均端子電圧V1と前回平均端子電圧V2との差とす
る。
【0021】なお、今回平均端子電圧V1は、現時点の
直前の単位充電量が充電される期間において所定タイミ
ングでS2にて読み込まれた端子電圧Vのデータの平均
値とされ、同じく、前回平均端子電圧V2は、現時点よ
り単位充電量が充電される時間前の前回時点の直前の単
位充電量が充電される期間において所定タイミングでS
2にて読み込まれた端子電圧Vのデータの平均値とされ
る。これにより、dV/dAhの無用の変動の影響を排
除することができる。もちろん、端子電圧Vの変化(増
加)量dVは他の方式で算出してもよい。
【0022】次に、S9にて、S4で算出している今回
の充電開始時点からの充電量Qgが、消費した容量(放
電量)Qsを超えたかどうかチェックする。なお、この
実施例では、消費した容量(放電量)Qsは、ここでは
前回の満充電時点から今回の充電開始までの間の充放電
電流の積算を図2に図示しない放電ルーチンで行って記
憶しておくことにより得るものとするが他の方法で求め
てもよい。
【0023】S9にてQgがQsを超過したと判定した
場合には、S8にて求めたdV/dAhの正のピーク又
はそれを超えたかどうかをすなわち正のピークか又はそ
の後の減少状態かどうかを検出する(S10)。この実
施例では、過去3回のdV/dAhの算出値を記憶して
おき、dV/dAhの算出値が単調減少状態である場合
に正のピークまたはその後の減少状態と判定するが、他
の判定手順の採用も可能である。
【0024】S10にてdV/dAhが正のピークまた
はその後の減少状態と判断されれば、満充電と判定して
S13にてFlagをONとし、次回のループ時にS1
4の均等充電に移れるようにする。一方、S10にて、
未だdV/dAhのピーク又はその後の減少状態が検出
されない場合には、S11にてdV/dAhの値が負に
なっていないかどうかチェックする。この判定は、例え
ば過去3回分のdV/dAh算出値を記憶しておき、い
ずれも負値になっているかどうか判断することによって
確実に行うことができる。同様に、S9にて、QgがQ
s以上であると判定した場合には、S11にてdV/d
Ahの値が負になっていないかどうかチェックする。
【0025】S11にて、dV/dAhが負値になって
いれば満充電と判定してS13に進み、dV/dAhが
負値になっていなければ満充電はまだであると判定して
S12に進んで、FlagをOFFとしてS2にリター
ンする。このようにすれば、高精度の満充電判定を実現
することができる。 更に説明すれば、この実施例で
は、S9において今回の充電開始時点からの累計の充電
量Qgが前回の満充電時点から今回の充電開始までの間
の充放電電流の積算値以下である場合には、後述するよ
うに通常の場合(電池温度が高温である場合以外)には
満充電にはなる筈がないので、満充電と判定をしないよ
うにしてなんらかの原因による誤判定を回避する。
【0026】更に、S9において今回の充電開始時点か
らの累計の充電量Qgが前回の満充電時点から今回の充
電開始までの間の充放電電流の積算値以下である場合で
も、後述するように電池温度が高温である場合には満充
電となる場合があり、かつ、この場合には通常のピーク
値判定(S10)が困難であるものの、満充電時にはd
V/dAhが負値になるという現象が生じるので、これ
を利用して満充電判定を行う。
【0027】このようにすれば、高温時にdV/dAh
が満充電時に明確なピーク値をもたないニッケル水素電
池などのアルカリ二次電池でも正確に満充電判定を行う
ことができ、更に回路誤動作などによる満充電誤判定も
回避することができる。以下、ミッシュメタルを負極活
物質とし、水酸化ニッケルを正極活物質とし、KOH水
溶液を電解液とするニッケル水素電池の各種電池特性に
ついて、図3〜図8の電池特性図を参照して説明する。
【0028】図3は、定電流(0.1C)で充電した時
のモジュール2の充電量Qg(図では充電容量Ahと表
記)と電圧との関係を示す特性図である。なお、1モジ
ュールは、10セルの単電池からなっており、図中の温
度は外部環境温度を示している。図3から充電末期には
端子電圧の上昇ピークが生じるが、この上昇ピークは高
温度ほど小さくなり、50℃ではピークが生じないこと
がわかる。
【0029】図4は、単位充電量当たりのモジュール電
圧変化dV/dAhと充電量Qgとの関係を示す特性図
である。充電末期にはdV/dAhが正のピークP20
〜P40を持っており、外部環境温度が高温になるほど
正のピークの大きさが減少し、50℃では正のピークが
全く現れないことがわかる。また、正のピークが現れた
時点から更に充電容量を大きくすると、いずれの外部環
境温度でもdV/dAhは負の値(たとえばP30’)
となり、一方、50℃ではdV/dAhは早期に負の値
(P50’)となることがわかる。
【0030】図5は、電池温度と充電量Qgとの関係を
示す特性図である。充電末期には充電効率の低下に伴い
電池温度が上昇すること、単位充電量当たりの電池温度
の増加率dT/dAhが急増する点Xを満充電判定点と
することができ、これを用いれば高温時でも満充電判定
を行うことができることがわかる。図6は、環境温度3
0℃において充電電流を変更した場合の単位充電量当た
りのモジュール電圧変化dV/dAhと充電量Qgとの
関係を示す特性図である。充電電流を変更しても(充電
時間を変更しても)、正確に満充電判定できることがわ
かる。
【0031】図7は、充電電流を変更した場合における
単位時間当たりの端子電圧の変化量dV/dminと、
単位充電量当たりの端子電圧の変化量dV/dAhとを
図示する特性図である。特に小電流充電時におけるピー
ク値のシャープネス性において後者が格段に優れている
ことがわかる。結局、この実施例によれば、外部環境温
度の変化に影響を受けない電圧パラメータを用いること
が可能とであり、かつ充電電流の違い、40℃以上の高
温度でも誤作動無く確実な満充電の判定が可能となる。
さらに、dV/dAhは、電圧の絶対値ではなく相対的
な電圧変化をパラメータとしているので、電圧センサ誤
差や電池特性のばらつき・変動に関係なく、確実な動作
が可能となる。
【0032】
【実施例2】他の実施例を図8を参照して説明する。上
記実施例では、電圧変化dV/dAhによる満充電判定
について説明したが、温度変化dT/dAhを用いて満
充電判定を行っても、従来の温度変化dT/dtによる
満充電判定よりも判定精度を向上することができる。
【0033】たとえば、充電器の充電能力によって充電
電流が変わる場合、満充電時の温度上昇は、充電時のエ
ネルギーWh(ほぼAh・V)に応じて上昇する。従来
から用いらていた単位時間当たりの電池温度変化dT/
dtを算出して満充電を判定すると、単位時間内に充電
するエネルギーが充電電流によって変化するため、dT
/dtの算出値が電流依存性をもつようになり、正確な
判定が困難となる。一方、単位充電量あたりの電池温度
変化dT/dtでは、単位充電量を充電する際の充電エ
ネルギーが電流によってほぼ等しいので、満充電付近の
温度上昇が等しくなり、正確に満充電を判定することが
できる。
【0034】なお、この実施例の満充電判定を実行する
には、図2に示すフローチャートにおいて、S8にて単
位充電量当たりの電池温度の増加率dT/dAhを算出
し、S9、S11を省略し、S10にて単位充電量当た
りの電池温度の増加率dT/dAhが急増し始めたかど
うかを判定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の電池の充電装置のブロック図であ
る。
【図2】 図1に示す電池の充電装置の充電制御動作の
一例を示すフローチャートである。
【図3】 実施例に用いたニッケル水素の充電特性を示
す特性図である。
【図4】 実施例に用いたニッケル水素の充電特性を示
す特性図である。
【図5】 実施例に用いたニッケル水素の充電特性を示
す特性図である。
【図6】 実施例に用いたニッケル水素の充電特性を示
す特性図である。
【図7】 実施例に用いたニッケル水素の充電特性を示
す特性図である。
【符号の説明】
1は電池、2は単電池(電池モジュール)、3は温度セ
ンサ、4は8はコントローラ(充電状態判定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 徹也 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 山下 貴史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA03 CA01 CA11 CB01 CC02 FA08 5H030 AA03 AS08 AS18 BB01 FF22 FF43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電時に検出した電池の端子電圧及び充電
    量に関するパラメータに基づいて得た前記端子電圧の単
    位充電量当たりの変化量又は電池温度の単位充電量当た
    りの変化量に基づいて前記電池の満充電を判定する充電
    状態判定手段を有することを特徴とする電池の充電装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電池の充電装置において、 前記充電状態判定手段は、前記端子電圧の単位充電量当
    たりの変化量が正のピーク値となる場合に満充電と判定
    することを特徴とする電池の充電装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電池の充電装置において、 前記充電状態判定手段は、前記充電量が今回の充電動作
    直前の累計放電量以上となり、かつ、前記端子電圧の単
    位充電量当たりの変化量が正のピーク値となる場合に満
    充電と判定することを特徴とする電池の充電装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか記載の電池の充
    電装置において、 前記充電状態判定手段は、前記充電量が今回の充電動作
    直前の累計放電量未満又は電池温度が所定値以上であ
    り、かつ、前記端子電圧の単位充電量当たりの変化量が
    負の値となる場合に満充電と判定することを特徴とする
    電池の充電装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の電池の
    充電装置において、 前記充電状態判定手段は、前記電池温度の単位充電量当
    たりの変化量が急増し始める場合に満充電と判定するこ
    とを特徴とする電池の充電装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001339868A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Sanyo Electric Co Ltd 電池の充放電制御方法
CN109466376A (zh) * 2019-01-03 2019-03-15 淮海工学院 一种矿用机车锂电池启动电源电池管理系统
CN113459839A (zh) * 2021-07-23 2021-10-01 吉林省中赢高科技有限公司 基于直流充电座温度补偿的方法及装置

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