JP3029664B2 - バッテリー駆動パーソナルコンピュータ - Google Patents

バッテリー駆動パーソナルコンピュータ

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JP3029664B2
JP3029664B2 JP02298852A JP29885290A JP3029664B2 JP 3029664 B2 JP3029664 B2 JP 3029664B2 JP 02298852 A JP02298852 A JP 02298852A JP 29885290 A JP29885290 A JP 29885290A JP 3029664 B2 JP3029664 B2 JP 3029664B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、電源として二次電池(以下、バッテリー
と称す。)を使用するパーソナルコンピュータに係わ
り、特に、温度センサーをバッテリーに内蔵することに
よってバッテリーの充電状態を検出し制御するためのバ
ッテリー駆動パーソナルコンピュータに関する。
(従来の技術) 近年、携帯が容易で、かつ着脱可能なバッテリーによ
るパーソナルコンピュータが各種開発されて来た。この
種のパーソナルコンピュータには、電源コントローラに
よってバッテリーの残存容量を監視する機能を有する。
通常電源コントローラには、1チップマイクロコンピュ
ータが搭載される。着脱可能なバッテリーには、電気的
な化学変化を利用していた。その代表的なバッテリーと
してニッカド−カドニュウム電池(以下、Ni−Cd電池と
称す。)やニッケル−水素電池(以下、Ni−H電池と称
す。)が挙げられる。
以下、第8図、第9図、第10図と第11図を用いて従来
のバッテリーの充電制御の方法とローバッテリー検出方
法について説明する。
先ず、初めに、バッテリーの充電制御の方法として
は、±ΔVの検出によって従来行われていた。ここでの
−ΔVとは、第11図に示した通りにバッテリーを充電す
る時の電圧変化の特性で、バッテリー電圧がピークに達
した状態から単位時間当りの負電圧変化量(電池1セル
に付き10mVの電圧降下)である。+ΔVとは、−ΔVと
同様に単位時間当りの正電圧変化量である。電源コント
ローラが一定時間ごとに電圧検出回路から送られてくる
信号(サンプリングデータ)をリードし電池電圧がある
一定値変化するのに要する時間を測定する。変化に要し
た時間が2回連続して正の変化が生じた時、電源コント
ローラは+ΔVを検出する。また、変化に要した時間が
2回連続して負の変化が生じた時、電源コントローラは
−ΔVを検出する。この様にして従来は電池の満充電状
態を判別していた。しかし、現在バッテリーの主流に
は、パーソナルコンピュータ本体(以下、本体と称
す。)に着脱可能な装置構成になっている。この為、バ
ッテリーを本体から取外し、別の充電器で満充電にした
後、本体に再度装着する事が生じた。この場合、本体以
外の充電器で満充電されていても本体側で、バッテリー
の充電状態を知る手段がなかった。その結果、再度本体
側で充電を行い、再度±ΔVの電圧変化を検出するまで
充電を継続した。そして、バッテリーは過充電状態とな
りバッテリーが高温になったのをバッテリーの外部に設
置されたサーモスタット(以下、温度センサーと称
す。)が危険を探知し充電を止めていた。
次に、ローバッテリー検出方法について説明する。
先ず、第8図と第9図の電池特性について簡単に説明
する。
第8図の電池特性は、時間の経過と共にバッテリー電
圧がどのように変化するかを示したものである。縦軸は
バッテリー電圧、横軸は時間を示す。この図からバッテ
リーから放出される電流が大きいほど、バッテリー電圧
は下がる。縦軸のA点はバッテリー電圧がこれ以上下が
ればパーソナルコンピュータが正常に動作しなくなる電
圧を示す。横軸のC点は、バッテリーから放出される電
流が600mAのときバッテリー電圧がAとなる時間を示
す。横軸のB点は、ローバッテリーか否かを判断するた
めの基準点であり、バッテリーから放出される電流の最
大値を600mAとしたとき、ローバッテリー状態と判断し
ても少なくとも(C−B)の間はパーソナルコンピュー
タの動作を保障することができる。
第9図は、充電時間の異なるバッテリーの電圧の変化
を示したものである。縦軸のA点はこれ以上バッテリー
電圧が下がるとパーソナルコンピュータが正常に動作し
なくなる電圧である。横軸のB´点は、ローバッテリー
と判断するバッテリー電圧である。ローバッテリーと判
断してから、パーソナルコンピュータが動作しなくなる
までの時間(Cn−Bn:n=1,2,3,4)は、充電時間の長い
バッテリーほど長い。
上記第8図と第9図の電池特性を鑑み、第10図に示さ
れる従来のローバッテリー検出方法のフローチャートを
説明する。
バッテリーパックから放出される電流をリードする
(ステップ400)。リードされた電流値からローバッテ
リー基準電圧を求める(ステップ410)。次に、バッテ
リー電圧をリードする(ステップ420)。前回リードし
たバッテリー電圧と今回リードしたバッテリー電圧との
差を求める(ステップ430)。ここで得られたバッテリ
ー電圧変化量から誤差を補正し、ローバッテリー基準電
圧を変更する(ステップ440)。そして、補正されたロ
ーバッテリー基準電圧とバッテリー電圧とを比較する
(ステップ450)。バッテリー電圧が低くなったときに
ローバッテリー状態をメインCPUへ通知する(ステップ4
60)。メインCPUはレジューム機能を実行後、電源コン
トローラに対してシステムパワーオフ命令を通知する。
この様な方法又は構成にした場合、温度センサーをバ
ッテリーパックに内蔵していなかった。この為、温度に
よりバッテリー電圧が変化し、ローバッテリー基準電圧
の検出や満充電状態の検出が正しく出来なかった。
バッテリーの充電を低い温度で行うとバッテリーの性
能劣化が生じた。逆に、バッテリーの充電を高い温度で
行うとバッテリーが破裂する可能性があった。特に、Ni
−H電池を過充電状態におくと充電容量が減少する傾向
があった。
さらに、±ΔVで電池の満充電状態を判断する場合、
ノイズ等による誤動作や充電特性曲線のカーブが緩やか
な時に誤検出することがあった。満充電のバッテリーに
再充電を行う場合、充電電圧の変化が微妙であるため±
ΔVでの検出が困難になる。そのため、バッテリーは過
充電状態となった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記のような従来技術の欠点を除去し、温
度センサーをバッテリーパック内に内蔵し、バッテリー
の充電状態とローバッテリー状態とを適確に検出する事
により、より使い勝手を向上したバッテリー駆動パーソ
ナルコンピュータを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては、電源
としてバッテリーを内蔵し、前記バッテリーからパーソ
ナルコンピュータの各ユニットに電源電圧を供給するバ
ッテリー駆動パーソナルコンピュータにおいて、前記バ
ッテリーから前記ユニットへ供給される前記電源電圧の
放電電流状態を検出する第1の検出手段と、前記第1の
検出手段の検出結果に基づき、ローバッテリー基準電圧
を決定する第1の決定手段と、前記バッテリーの温度を
検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の検出
結果に基づき、前記ローバッテリー基準電圧の補正電圧
値を決定する第2の決定手段と、前記ローバッテリー基
準電圧と前記補正電圧値とを加算した電圧値と、前記バ
ッテリーの放電電圧値とを比較する手段とを具備し、前
記放電電圧値が補正された前記ローバッテリー基準電圧
よりも低い電圧状態である時、ローバッテリー状態を通
知することを特徴としたバッテリー駆動パーソナルコン
ピュータを提供する。
また、本発明においては、電源としてバッテリーを内
蔵し、前記バッテリーからパーソナルコンピュータの各
ユニットに電源電圧を供給するバッテリー駆動パーソナ
ルコンピュータにおいて、時間を計測する手段と、前記
計測手段がある特定の時間を計測した時、前記バッテリ
ーの温度を検出する手段と、前記検出された前記バッテ
リーの温度値を記憶する手段と、前記時系列毎に記憶し
た温度値を夫々比較する手段とを具備し、前記バッテリ
ーの満充電状態を前記バッテリーの温度状態で制御する
ことを特徴としたバッテリー駆動パーソナルコンピュー
タを提供する。
また、本発明においては、電源としてバッテリーを内
蔵し、前記バッテリーからパーソナルコンピュータの各
ユニットに電源電圧を供給するバッテリー駆動パーソナ
ルコンピュータにおいて、前記各ユニットの使用温度範
囲を記憶する手段と、前記各ユニットの周辺温度状態を
検出する手段と、前記検出された検出温度と前記記憶手
段に記憶された前記使用温度範囲を比較する手段とを具
備し、前記比較手段の比較結果に基づき、前記検出温度
が前記使用温度範囲から逸脱した場合、リジューム処理
を行うことを特徴としたバッテリー駆動パーソナルコン
ピュータを提供する。
(作用) このように構成されたものに於いては、温度センサー
をバッテリー内に内蔵する。バッテリー内の電池の温度
を検出する。検出した温度値に基づいて、バッテリーへ
の充電制御を行う。その結果、バッテリーの過充電によ
る異常なバッテリー温度上昇を未然に防止できる。
また、上記の様に構成した場合、バッテリー内の電池
温度検出に基づき、ローバッテリー基準電圧の電圧補正
を行う。その結果、ローバッテリー時期の適確な判断が
行われパーソナルコンピュータの使い勝手が向上する。
また、さらに、上記の様に構成した場合、コンピュー
タの各ユニットの使用温度範囲を記憶する。各ユニット
の周辺温度状態を検出する。検出された温度値と各ユニ
ットの使用温度範囲とを比較する。その結果、検出され
た温度値が使用温度範囲から逸脱した場合、リジューム
処理を行う。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例のシステム構成を示すブ
ロック図である。
図において、5はバッテリーパックであり、電源コン
トローラおよびDC/DCコンバータと接続され、DC/DCコン
バータへ直流電源を供給する。7は電源コントローラで
あり、システムバス37を介してメインCPUと接続され、
バッテリーパック5の電圧、電流と温度によりバッテリ
ー5の過充電状態とローバッテリー状態の検出を行い、
バッテリーパック5の電圧容量状態をメインCPUへ通知
する。電源コントローラ7は4ビットパワーコントロー
ルCPU21を内蔵する。9はDC/DCコンバータであり、バッ
テリーパック5から供給された直流電源から本体を動作
させるために必要な定電圧の直流電源を生成する。メイ
ンCPU35は電源コントローラ7から送られてきたバッテ
リーパックの電圧容量状態をユーザに知らせる機能を有
する。
第2図は、本発明実施例の第1図に示す電源コントロ
ーラの詳細ブロック図である。
図において、1は交流充電器(AC adapter)であり、
家庭用交流電源100Vに接続され、充電回路に定格直流電
圧を供給する。AC adapter1はパーソナルコンピュータ
本体の外部に配置される。3は充電回路であり、+18V
の電源電圧をDC/DCコンバータへ供給する。充電回路3
の+18V出力端子に直列に逆電流防止トランジスタ13aが
接続される。充電回路3の+18V出力端子に並列に電圧
検出回路が接続される。11aは電圧検出回路であり、一
定周期で充電回路3の出力電圧を検出する。電圧検出回
路11aにより検出された電圧値は電源コントローラ7のA
/Dコンバータに供給される。充電回路3は電源コントロ
ーラ7からの充電制御信号に基づき、バッテリーパック
5への充電電流を制御する。14はpチャネル電界効果ト
ランジスタ(FET)であり、バッテリーへの充電を強制
的に中止させる保護回路である。5はバッテリーパック
であり、パーソナルコンピュータをバッテリー駆動する
ための第1の温度センサーとNi−H電池を内蔵する。AC
adapter1が本体に未接続の時、直流電圧がバッテリー
パック5からDC/DCコンバータ9へ供給される。15はNi
−H電池であり、バッテリーパック5内に12個のセルを
内蔵する。バッテリーパック5の電池−端子と直列に電
流検出回路11cが接続されると共に、電池+端子と並列
に電圧検出回路11bが接続される。11bは電圧検出回路で
あり、一定周期でバッテリーパック5の充電/放電電圧
を検出する。11cは電流検出回路であり、一定周期でバ
ッテリーパック5の充電/放電電流を検出する。電流検
出回路11cと電圧検出回路11bで検出された電圧値と電流
値はそれぞれ電源コントローラ7のA/Dコンバータに供
給される。バッテリーパック5の+端子と直列に逆電流
防止トランジスタ13bが接続される。17aは第1の温度セ
ンサであり、電池15の温度を検出し、バッテリーパック
5の満充電状態とローバッテリー状態の判断材料とす
る。第1の温度センサー17aで検出された温度値は電源
コントローラ7のA/Dコンバータに供給される。第1の
温度センサー17aの−端子は、グランド(GND)にアース
される。17bは第2の温度センサーであり、周辺温度に
依存する第1の温度センサ17aの抵抗値を正確に決定す
るために用いられる。電源コントローラ7のバッテリー
温度認識方法は、第1の温度センサー17aより出力され
る電圧値で行われる。第1の温度センサー17aの抵抗値
はバッテリーパック外の周辺温度に依存する。例えば、
抵抗温度が0℃の時、電源コントローラ7のA/Dコンバ
ータに供給される電圧値は3.65Vである。また、抵抗温
度が40℃の時電源コントローラ7のA/Dコンバータに供
給される電圧値は0.78Vである。出力電圧値が温度によ
る変動を考慮した時、第2の温度センサー17bで検出さ
れた温度により第1の温度センサー17aの電圧降下値を
補正し、電源コントローラ7は正確なバッテリーパック
5内の温度を認識できる。補正値は、電源コントローラ
7のROMに記憶される。また、さらに、第2の温度セン
サー17bは、パーソナルコンピュータの各ユニットの周
辺温度を検出する。ここでの各ユニットとは、高密度実
装基板(PCB)、FDDやHDD等(図示省略)である。電源
コントローラ7は第2の温度センサー17bから検出され
た温度値をリードしROM25に格納された各ユニットの使
用温度範囲値(図示省略)と比較する。もし各ユニット
が使用温度範囲値を越えた時、電源コントローラ7は警
告音をユーザに知らせリジューム実行後、本体への電源
供給を自動的に停止する。27はA/Dコンバータであり、
アナログ値からデジタル値へ変換され、内部バス4を介
してCPU21に接続される。内部バス4はさらにRAM、RO
M、パラレルI/Oインタフェース(PIO)、プログラマブ
ルインターラプトタイマ(PIT)と接続される。23はRAM
であり、PITから割込み信号が発生する度に、1秒ずつ
時間を計測する。ソフトウェアカウンタ23のデフォルト
値は0である。25はROMであり、ローバッテリー基準電
圧を検出するためのテーブル25aと、ローバッテリーの
基準電圧を補正するためのテーブル25bを記憶する。さ
らに、ROM25は第1の温度センサー17aから出力される電
圧値を温度補正するためのテーブル(図示省略)も記憶
する。21はCPUであり、電流検出回路11cからのアナログ
値をA/Dコンバータ27によりデジタル値に変換して取込
み、ROM25の変換テーブル25aを参照して、検出した電流
値に対応するローバッテリー基準電圧を得る。CPU21は
着脱自在なバッテリーパック5の接続/未接続を認識す
る。バッテリーパック5が本体に未接続の時、プルアッ
プ抵抗19により+5Vにプルアップされた電圧値が電源コ
ントローラ7に入力される。この時CPU21はバッテリー
パック5が本体に未接続と判断する。バッテリーパック
5が本体に接続の時、+5Vにプルアップされ、+端子か
ら第1の温度センサー17aを介して電流が流れる。第1
の温度センサー17aが持つ抵抗分だけ電圧降下(アナロ
グ値)が発生する。このアナログ値がA/Dコンバータ27
に入力されデジタル値に変換される。変換されたデジタ
ル値に基づき、CPU21はROM25内のテーブルを参照しバッ
テリーパック5が本体に接続された事とバッテリーパッ
ク内の温度値を検出する。CPU21は1秒間隔置きに、割
込みが発生するようにPIT31をプログラムし、PIT31から
の割込み信号に応答して第7図に示すフローチャートを
実行する。この際、CPU21はRAM23内にソフトウェアカウ
ンタ23aを設け、割込み信号が発生する度にソフトウェ
アカウンタ23aに1秒ずつ加算する。CPU21は電圧検出回
路11a,b、電流検出回路11cと温度センサー17aから送ら
れてくる情報に基づき、充電回路3とDC/DCコンバータ
9とを制御する。CPU21は現在バッテリーパック5が充
電中であると判断した時、PIO33を介してDC/DCコンバー
タ9を制御し本体への電源供給を停止する。また、充電
回路3への充電制御信号線が断線等により充電電流をオ
フ出来ない時、CPU21は論理レベレ「1」をD/Aコンバー
タ29を介してFET14へ送出し充電電流を強制的に停止す
る。ローバッテリー補正テーブル25bは充電時間の相違
およびA/Dコンバータ27の分解能(1digit=98mV)を考
慮して予め計算された値を記憶する。本実施例では、CP
U21は電池温度をリードしROM25のローバッテリー補正値
テーブル25bを参照して、ローバッテリー基準電圧の補
正電圧を得る。
この様に構成した場合には、電子セル15のいくつかが
故障した時、バッテリーパック5内に内蔵される第1の
温度センサー17aが電池セル15の故障セルから発生する
熱を検出し電源コントローラが充電を中止する。その結
果、バッテリーパック5が過充電によって引起こされる
事故を未然に防止できる効果がある。また、第2の温度
センサー17bがパーソナルコンピュータの各ユニットの
周辺温度状態を検出し各ユニットの最適使用状態に温度
調節できる効果がある。
第3図は、本発明実施例に使用されるNi−H電池の充
電特性曲線図である。本充電特性曲線図は電池周辺温度
20℃の時、電池のセル電圧とその温度の変化を示したも
のである。充電時のセル温度が満充電付近から急激に温
度上昇する。満充電時には1分間につきセル温度が0.9
℃上昇する。
第4図は、本発明実施例に使用されるNi−H電池の放
電特性曲線図である。本放電特性曲線図は電池温度の異
なるバッテリー電圧の変化を示したものである。縦軸の
G点はこれ以上バッテリー電圧が下がるとパーソナルコ
ンピュータが正常に動作しなくなる電圧である。横軸の
D1とD2点は、ローバッテリーと判断するバッテリー電圧
である。ローバッテリーと判断してから、パーソナルコ
ンピュータが動作しなくなるまでの時間(En−Dn:n=1,
2)は、温度が高いバッテリーほど長い。
第5図にはローバッテリー補正値テーブル25bに記憶
された電池温度に対するローバッテリー電圧補正値を表
す。例えば、リードされた電池温度が70℃以上ならば、
+686mVをローバッテリー基準電圧に加算する。−3℃
以下ならば、+0Vが加算される。
第6図は本発明実施例のローバッテリー検出方法のフ
ローチャートである。
第7図a,bは本発明実施例の充電制御方法のフローチ
ャートである。
以下、本発明実施例の動作を詳細に説明する。
先ず、初めに、第6図に示すフローチャートを説明す
る。CPU21は電流検出回路11cから送られてくる電池の放
電電流値をA/Dコンバータ27を介してリードする(ステ
ップ300)。CPU21はテーブル21aを参照しステップ300で
リードした放電電流値からローバッテリー基準電圧を決
定する(ステップ310)。第1の温度センサー17aは電池
温度を検出する。CPU21は検出された電池温度をA/Dコン
バータ27を介してリードする(ステップ320)。CPU21は
テーブル25bを参照しステップ320でリードした電池温度
からローバッテリー補正値を決定する(ステップ33
0)。そして、CPU21はステップ330で決定したローバッ
テリー補正値を先のステップ310で決定したローバッテ
リー基準電圧値に加える(ステップ340)。CPU21は電圧
検出回路11bから送られてくる電池の出力電圧値をA/Dコ
ンバータ27を介してリードする(ステップ350)。ステ
ップ350終了後、CPU21は電池電圧値とローバッテリー基
準電圧値とを比較する(ステップ360)。先のステップ3
60で、電池電圧値がローバッテリー基準電圧値以上と判
断したならば、ローバッテリー検出プロセスは終了す
る。
この様な構成にした場合、バッテリーパック5の電池
温度に基づき、ローバッテリー基準電圧を決定する。そ
の結果、正確にバッテリーの状態を把握できると共に、
バッテリーによる駆動時間を長くできる効果がある。
次に、第7図に示すフローチャートを説明する。先
ず、CPU21はRAM23に格納されたフラッグ(以下、FLGと
称す)(図示省略)の状態を判断する(ステップ50
0)。このFLGの状態は、以下の条件によって「0」がセ
ットされる。
バッテリーパック5が本体に内蔵される。
AC adapter1が充電回路3に接続される。
AC adapter1から充電回路に入力される電圧値が正常
である。
充電回路3からDC/DCコンバータ9に入力される電圧
値が正常である。
バッテリーパック5内の電池温度が0℃〜55℃の範囲
に有る。
バッテリーパック5が満充電状態でない。
以上の条件を全て満たした時、FLG=「0」がCPU21に
よってセットされる。ステップ500でRAM23のFLGが
「0」であると判断されたならば、本充電制御プロセス
はステップ510へ進む。また、FLG=「1」ならば、ステ
ップ500へ再度戻る。ステップ510では、PIT31からの割
込み信号が発生したか判断される。ステップ510で割込
み信号が発生したと判断されたならば、本充電制御プロ
セスはステップ210へ進む。CPU21は割込み信号を認識す
るとRAM23のソフトウェアカウンタ23aを1インクリメン
トする(ステップ510)。また、先のステップ510で割込
み信号が発生していないと判断されたならば、本充電制
御プロセスはステップ530へ進む。ここでは、ソフトカ
ウンタ23aのカウント数が60回(1分間)以上であるか
判断される(ステップ530)。ステップ530でソフトカウ
ンタ23aのカウント数が1分未満であると判断されたな
らば、本充電制御プロセスはステップ510へ戻る。ま
た、ステップ530でソフトカウンタ23aのカウント数が1
分以上であると判断されたならば、本充電制御プロセス
はステップ540へ進む。ここでは、CPU21はバッテリーパ
ック5内の第1の温度センサー17aが検出した電池温度
をリードする。そして、前回(1分前)にリードした電
池温度からステップ540でリードされた電池温度の差値
が0.9℃以上であるか判断される(ステップ540〜55
0)。ステップ550で電池温度の差値は、CPU21のレジス
タ(図示省略)に格納される。ステップ550で電池温度
の差値が0.9℃未満であると判断されたならば、本充電
制御プロセスはステップ580へ進む。ここでは、CPU21は
ソフトウェアカウンタ23aをリセットする。ステップ580
のリセット処理後、本充電制御プロセスはステップ510
へ進む。また、先のステップ550で電池温度の差値が0.9
℃以上であると判断されたならば、本充電制御プロセス
はステップ560へ進む。このステップでは、CPU21のレジ
スタに格納された前回電池温度の差値を呼出し、再度0.
9℃以上であったか判断する(ステップ560)。このステ
ップ560で前回電池温度の差値が0.9℃でなかったと判断
したならば、本充電制御プロセスは、ステップ580へ進
む。また、このステップ560で前回電池温度の差値が0.9
℃でなあったと判断したならば、CPU21はD/Aコンバータ
29を介して充電回路3に充電ストップ命令を送る。充電
回路3は充電ストップ命令を受信後、バッテリーパック
5への充電を停止する(ステップ570)。
この様に構成した場合には、電池の満充電状態を温度
で判断する。その結果、電池の過充電を未然に防止でき
る。特に、過充電を行うと電池の充電容量が減少するNi
−H電池15に効果的である。
[発明の効果] 以上述べてきたように、本発明によれば、バッテリー
パック内に温度センサーを内蔵することにより、電池の
充電状態を正確に検出し、より使い勝手の向上したバッ
テリー駆動パーソナルコンピュータを提供できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わるバッテリー駆動型パーソナル
コンピュータのシステム構成を示すブロック図である。
第2図は、本発明実施例の第1図に示す電源コントロー
ラの詳細ブロック図である。第3図は、本発明実施例に
使用されるNi−H電池の充電特性曲線図である。第4図
は、本発明実施例に使用されるNi−H電池の放電特性曲
線図である。第5図は、電池温度変化量とローバッテリ
ー補正値との対応表である。第6図は、本発明実施例の
ローバッテリー検出方法のフローチャートである。第7
図は、本発明実施例の充電制御方法のフローチャートで
ある。第8図と第9図は、それぞれ本発明を説明するた
めに引用した電池特性図である。第10図は、従来のロー
バッテリー検出方法のフローチャートである。第11図
は、従来の充電制御方法に引用された充電電圧特性図で
ある。 1……AC adapter、3……充電回路、5……バッテリー
パック、7……電源コントローラ、9……DC/DCコンバ
ータ、15……Ni−H電池、17……温度センサー、21……
パワーコントロールCPU、23……RAM、25……ROM、27…
…A/Dコンバータ、29……D/Aコンバータ、31……PIT、3
3……PIO、35……メインCPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 秀明 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 笠島 雅彦 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (56)参考文献 特開 平2−193533(JP,A) 特開 昭64−59179(JP,A) 特開 平1−312481(JP,A) 特開 平2−155442(JP,A) 特開 平2−103483(JP,A) 特開 平1−143984(JP,A) 特開 昭61−209372(JP,A) 特開 昭60−133376(JP,A) 特開 昭58−225368(JP,A) 特開 昭51−70420(JP,A) 実開 平1−166441(JP,U) 実開 平2−133683(JP,U) 実開 平4−69784(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/36 H02J 7/00 G06F 1/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源としてバッテリーを内蔵し、前記バッ
    テリーからパーソナルコンピュータの各ユニットに電源
    電圧を供給するバッテリー駆動パーソナルコンピュータ
    において、前記バッテリーから前記ユニットへ供給され
    る前記電源電圧の放電電流状態を検出する第1の検出手
    段と、前記第1の検出手段の検出結果に基づき、ローバ
    ッテリー基準電圧を決定する第1の決定手段と、前記バ
    ッテリーの温度を検出する第2の検出手段と、前記第2
    の検出手段の検出結果に基づき、前記ローバッテリー基
    準電圧の補正電圧値を決定する第2の決定手段と、前記
    ローバッテリー基準電圧と前記補正電圧値とを加算した
    電圧値と、前記バッテリーの放電電圧値とを比較する手
    段とを具備し、前記放電電圧値が補正された前記ローバ
    ッテリー基準電圧値が補正された前記ローバッテリー基
    準電圧よりも低い電圧状態である時、ローバッテリー状
    態を通知することを特徴とするバッテリー駆動パーソナ
    ルコンピュータ。
  2. 【請求項2】電源としてバッテリーを内蔵し、前記バッ
    テリーからパーソナルコンピュータの各ユニットに電源
    電圧を供給するバッテリー駆動パーソナルコンピュータ
    において、時間を計測する手段と、前記計測手段がある
    特定の時間を計測した時、前記バッテリーの温度値を検
    出する手段と、前記検出された前記バッテリーの温度値
    を記憶する手段と、前記時系列毎に記憶した温度値を夫
    々比較する手段とを具備し、前記バッテリーの満充電状
    態を前記バッテリーの温度状態で制御することを特徴と
    するバッテリー駆動パーソナルコンピュータ。
  3. 【請求項3】電源としてバッテリーを内蔵し、前記バッ
    テリーからパーソナルコンピュータの各ユニットに電源
    電圧を供給するバッテリー駆動パーソナルコンピュータ
    において、前記各ユニットの使用温度範囲を記憶する手
    段と、前記各ユニットの周辺温度状態を検出する手段
    と、前記検出された検出温度と前記記憶手段に記憶され
    た前記使用温度範囲を比較する手段とを具備し、前記比
    較手段の比較結果に基づき、前記検出温度が前記使用温
    度範囲から逸脱した場合、リジューム処理を行うことを
    特徴としたバッテリー駆動パーソナルコンピュータ。
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