JP2000068788A - 容量結合多入力mosfetを用いた非線形抵抗回路 - Google Patents
容量結合多入力mosfetを用いた非線形抵抗回路Info
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Abstract
より、標準的なCMOSプロセスで集積回路化が可能
で、かつ、Λ字型およびV字型の2種類の非線形抵抗特
性が実現可能な容量結合多入力MOSFETを用いた非
線形抵抗回路を提供する。 【解決手段】 容量結合多入力MOSFETを用いた非
線形抵抗回路において、容量結合多入力ゲート端子を有
するNチャネルエンハンスメント型MOSFETと、容
量結合多入力ゲート端子を有するPチャネルエンハンス
メント型MOSFETと、前記各MOSFETのソース
端子どうしを接続したコア回路とを具備する。
Description
SFETを用いた非線形抵抗回路に係り、特に、容量結
合多入力MOSFETを用いた非線形負性抵抗回路に関
するものである。
つデバイスや回路、特に負性抵抗特性を持ったものは、
論理回路やメモリ回路、発振回路やインピーダンス変換
回路、また色々な非線形信号処理回路、さらにはカオス
発生回路等の構成要素として重要な位置を占めている。
あるが、Λ字型のI−V特性を持つデバイスとして、接
合型トランジスタ(BJT)や電界効果トランジスタ
(FET)を組み合わせた回路が提案されている(第
1文献:L.O.Hill,D.O.Pederso
n,and R.S.Pepper,‘Synthes
is of Electronic Bistable
Circuits,’IEEE Transacti
ons on Circuit Theory,vo
l.CT−10,pp.25−35,1963.)。
タ(J−FET)を一体として集積回路化する技術によ
り、この回路を効率的に実現する方法が提案された(
第2文献:G.Kano and H.Iwasa,
‘A new Λ−TypeNegative Res
istance Device of Integra
ted Complementary FET Str
ucture,’IEEE Transaction
s.Electron Devices,vol.2
1,no.7,pp.448−449,1974.)。
字型負性抵抗特性を実現する、ラムダ型トランジスタ回
路が提案され、インピーダンス変換器やニューロン回路
に応用されている(第3文献:杉崎堅之助,関根寿
広,関根好文,中村康平,須山正敏,‘2個のMOS−
FETによるΛ形トランジスタ,’昭和53年度電気関
係学会東北支部連合大会、2G9,p.270,197
8. 第4文献:関根寿広,杉崎堅之助,佐藤均,関
根好文,須山正敏,‘Λ形トランジスタを用いた等価イ
ンダクタンス,’電子通信学会論文誌,vol.J63
−C,no.5,pp.325−327,1980.
第5文献:関根好文,中村雅彦,落合利幸,須山正
敏,‘Λ形トランジスタのハードウェアニューロンモデ
ルへの応用’電子通信学会論文誌,vol.J68−
A,no.7.pp.672−679,1985)。
た従来の回路中の少なくとも1つのMOSFETはデプ
レション型でなくてはならないため、この回路をエンハ
ンスメント型MOSFETのみで構成される標準的なC
MOSプロセスで集積回路化することはできない。
容量結合多入力MOSFETを用いることにより、標準
的なCMOSプロセスで集積回路化が可能で、かつ、Λ
字型およびV字型の2種類の非線形抵抗特性が実現可能
な容量結合多入力MOSFETを用いた非線形抵抗回路
を提供することを目的とする。ここで、容量結合多入力
MOSFETとは、MOSFETのゲート端子に複数の
コンデンサを並列結合させて多数の入力端子を持たせた
MOSFETである。この容量結合多入力MOSFET
の動作は、1つもしくは幾つかの容量結合入力端子の電
圧によって制御することができる。この回路の構造は、
νMOSFET(第6文献: T.Shibata
and T.Ohmi,‘A Functional
MOS Transistor Featuring
Gate−Level Weighted Sum a
nd Threshold Operations,’
IEEE Transactions.Electro
nDevices.vol.39,no.6,pp.1
444−1455,1992 参照)やMFMOSFE
T(第7文献:H.R.Mehrvarz and
C.Y.Kwok,‘A Novel Multi−I
nput Floating−Gate MOS Fo
ur−Quadrant AnalogMultipl
ier’IEEE J.of Solid State
Circuits,vol.31,no.8,pp.
1123−1131,1996参照)のような、入力の
線形な重み付き総和演算を行う多入力フローティングゲ
ートMOSFETと同じである。
は、そのような線形演算は本質的ではないため、入力結
合コンデンサの特性は線形である必要はない。従って、
ここで言う容量結合多入力MOSFETは、νMOSF
ET等を含む、より一般的な回路構成を指す。従って、
本発明の非線形抵抗回路は、線形なキャパシタが利用で
きない、より安価なCMOSプロセスで集積回路化が可
能である。
ゲートデバイスが利用できるのであば、本発明の非線形
抵抗回路の小型化も可能である。
成するために、 〔1〕容量結合多入力MOSFETを用いた非線形抵抗
回路であって、容量結合多入力ゲート端子を有するエン
ハンスメント型の第1のチャネルMOSFETと、容量
結合多入力ゲート端子を有するエンハンスメント型の第
2のチャネルMOSFETと、前記各MOSFETのソ
ース端子どうしを接続した非線形抵抗特性を有するコア
回路を具備するようにしたものである。
OSFETを用いた非線形抵抗回路において、前記コア
回路の第1のチャネルはNチャネルであり、前記第2の
チャネルはPチャネルであり、Λ型電流−電圧特性を得
るようにしたものである。 〔3〕上記〔2〕記載の容量結合多入力MOSFETを
用いた非線形抵抗回路において、外部からの制御電圧に
より、前記Λ型電流−電圧特性を多様に変化させるよう
にしたものである。
OSFETを用いた非線形抵抗回路において、図6
(a)〜図6(p)に示すように、前記NチャネルMO
SFETのドレイン端子(A)と第1の入出力端子
(X)間に与えられる第5の電位(v x )と、前記Pチ
ャネルMOSFETのドレイン端子(B)と第2の入出
力端子(Y)間に与えられる第6の電位(vY )とを有
し、前記Pチャネルのゲートに接続される第1の容量
(CP1)と前記NチャネルMOSFETのドレイン端子
(A)又は第1の入出力端子(X)間に与えられる第1
の電位(vP1A ,vP1X )と、前記Pチャネルのゲート
に接続される第2の容量(CP2)と前記PチャネルMO
SFETのドレイン端子(B)又は第2の入出力端子
(Y)間に与えられる第2の電位(vP2B ,vP2Y )
と、前記Nチャネルのゲートに接続される第3の容量
(CN1)と前記PチャネルMOSFETのドレイン端子
(B)又は第2の入出力端子(Y)間に与えられる第3
の電位(vN1B ,vN1Y )と、前記Nチャネルのゲート
に接続される第4の容量(CN2)と前記PチャネルMO
SFETのドレイン端子(B)又は第2の入出力端子
(Y)間に与えられる第4の電位(vN2 B ,vN2Y )と
を有するようにしたものである。
OSFETを用いた非線形抵抗回路において、前記コア
回路の第1のチャネルはPチャネルであり、前記第2の
チャネルはNチャネルであり、V型電流−電圧特性を得
るようにしたものである。 〔6〕上記〔5〕記載の容量結合多入力MOSFETを
用いた非線形抵抗回路において、外部からの制御電圧に
より、前記V型電流−電圧特性を多様に変化させるよう
にしたものである。
OSFETを用いた非線形抵抗回路において、図8
(a)〜図8(p)に示すように、前記PチャネルMO
SFETのドレイン端子(B)と第1の入出力端子
(X)間に与えられる第11の電位(vX )と、前記N
チャネルMOSFETのドレイン端子(A)と第2の入
出力端子(Y)間に与えられる第12の電位(vY )と
を有し、前記Nチャネルのゲートに接続される第5の容
量(CN2)と前記PチャネルMOSFETのドレイン端
子(B)又は第1の入出力端子(X)間に与えられる第
7の電位(vN2B ,vN2 X )と、前記Nチャネルのゲー
トに接続される第6の容量(CN1)と前記NチャネルM
OSFETのドレイン端子(A)又は第2の入出力端子
(Y)間に与えられる第8の電位(vN1A ,vN1Y )
と、前記Pチャネルのゲートに接続される第7の容量
(CP2)と前記NチャネルMOSFETのドレイン端子
(A)又は第2の入出力端子(Y)間に与えられる第9
の電位(vP2A ,vP2Y )と、前記Pチャネルのゲート
に接続される第8の容量(CP1)と前記NチャネルMO
SFETのドレイン端子(A)又は第2の入出力端子
(Y)間に与えられる第10の電位(vP1A ,vP1Y )
とを有するようにしたものである。
て詳細に説明する。 〔1〕容量結合多入力MOSFET 〔1−1〕容量結合多入力NチャネルMOSFET 図1は本発明に係る容量結合多入力NチャネルMOSF
ETの回路図である。
ャネルMOSFET(以下、NMOSFETという)
は、通常のNMOSFETのゲート端子Gに、複数のキ
ャパシタC1 〜Cm を結合し、それらを入力端子とす
る。このようにキャパシタC1 〜Cm を介して入力を加
えることにより、NMOSFET・MNのゲート端子G
は等価的にフローティングとなる。
Sn、ドレイン端子DのそれをvDn、さらにゲート端子G
の電位をvGn、基板端子Bの電位をvBnとする。ここ
で、図1に示したように、vIN1 、vIN2 、vIN3 、
…,vINm 、を接地を基準とした各入力端子の電圧、C
0 をゲート・基盤間、ゲート・ドレイン間、ゲート・ソ
ース間の寄生容量さらにはゲートの酸化膜容量の全合
計、C1 、C2 、C3 、…,Cm を、各入力端子とゲー
ト端子間の結合容量とする。
ート端子Gの初期電荷は0とする。また、分かりやすく
するため、ソース端子Sと基盤端子Bは互いに接続され
ているものとする。また、以下に示す回路においては、
寄生容量C0 の影響は回路の定性的な特性に影響を与え
ない。従って、解析を簡単にするため、
の電位は
たMNの閾値電圧をVtn、ゲート・ソース間電圧をv
GSn =vGn−vSn、ドレイン・ソース間電圧をvDSn =
vDn−vSnとすると、各端子間の電位の相対関係により
MNの動作状態およびドレイン電流iDnは以下のように
与えられる。
/Ln )、μn は電子の移動度、C oxは、MNの酸化膜
容量、Wn 、Ln はそれぞれMNのゲート幅およびチャ
ネル長である(以下同様)。
は、各外部入力vINi の相対的な関係によりドレイン電
流を決定することが可能なデバイスであることがわか
る。 〔1−2〕容量結合多入力PチャネルMOSFET 図2は本発明に係るm個の容量結合入力端子を持つPM
OSFETの回路図である。ここでも前記と同様に、ソ
ース端子と基盤端子は接続されているとする。また、分
かりやすくするため、前記(1)式を仮定する。
子Gの電位vGpは(2)式と同様にして以下のように示
すことができる。
の接地を基準とした電位をそれぞれ、vSp、vDpとす
る。さらに、MPのソース端子を基準とした閾値電圧を
Vtpとし、ゲート・ソース間電圧をvGSp =vGp−
vSp、ドレイン・ソース間電圧をv DSp =vDp−vSp、
とする。また、分かりやすくするためチャネル長変調は
無視すると、ドレイン電流iDpは以下のように与えられ
る。
/Lp )、μp はホールの移動度、CoxはMPの酸化膜
容量、Wp 、Lp はそれぞれMPのゲート幅およびチャ
ネル長である(以下同様)。
た非線形抵抗特性回路 ここでは、上記した容量結合多入力MOSFETを2つ
用いて多種類の非線形抵抗特性を実現する回路の構成を
示す。また、基本的な回路の構成は、従来例で示した第
1文献乃至第3文献を参考にした。 〔2−1〕コアとなる回路 図3は本発明の実施例を示す非線形抵抗回路のコアとな
る回路図である。
SFET(MN)とPMOSFET(MP)のソース端
子を結合させた回路である。ここでは各FETは2個の
入力端子を持っているが、一般にn個として良い。ま
た、図3では基盤端子は省略してある。図3に示すよう
に、MNのドレイン端子をA、MPのドレイン端子をB
とする。また、MNの2つの入力容量をCN1とCN2、M
Pの2つの入力容量をC p1とCp2とし、それぞれの入力
端子をN1、N2、P1、P2とする。以下、この回路
をコア回路と呼ぶ。 〔2−2〕Λ型I−V特性を実現する基本回路 図4は本発明の実施例を示すΛ字型のI−V特性を実現
する基本回路図であり、破線内はコア回路である。
電圧を加えることにより、端子A−B間にΛ型のI−V
特性が得られる。ここで、図のように端子Bを基準とし
た各節点の電圧を取ると、上記(2)および上記(9)
式より、MNとMPのゲート端子の電位vGnB 、vGpB
は次式で与えられる。
vGSn 、ドレイン・ソース間電圧vDSn 、およびMPの
ゲート・ソース間電圧vGSp 、ドレイン・ソース間電圧
vDSp は、次式で表すことができる。 vGSn =vGnB −vMB …(17) vDSn =vAB−vMB …(18) vGSp =vGpB −vMB …(19) vDSp =−vMB …(20) ここで、vMBは図中の節点Mの端子Bを基準とした電位
である。
入力MOSFETの特性式を用いて、MNのドレイン電
流iDnと、MPのドレイン電流iDpを遮断、三極管、飽
和領域の3つの動作領域に分けて与える。・トランジス
タMNについて; 1.vGSn <Vtnの時、MNは遮断領域である。
DSn <vGSn −Vtnの時、MNは三極管領域である。
り、 vAB<vGnB −Vtn …(24) の時、 iDn=Kn {2(vGSn −Vtn)vDSn −v2 DSn } …(25) =Kn {2(vGnB −vMB−Vtn)(vAB−vMB)−(vAB−vMB)2 } …(26) (b)vDSn ≧vGSn −Vtnの時、MNは飽和領域であ
る。
ある。
さらに、(a)vDSp >vGSp −Vtpの時、トランジス
タMPは三極管領域である。すなわち、上記(19)、
(20)式より、 vGpB <Vtp …(32) の時、 iDp=Kp {2(vMB−vGpB +Vtp)vMB−v2 MB} …(33) (b)vDSp ≦vGSp −Vtpの時、MPは飽和領域であ
る。すなわち、 vGpB ≧Vtp …(34) の時、 iDp=Kp (vGpB −vMB−Vtp)2 …(35) 次に、上記の結果を用いて、iΛ=iDn=iDpとおくこ
とにより、vMBを求める。以下では、分かりやすくする
ためKn =Kp =Kとして計算する。
ている時、上記(26)式および(33)式より、 vMB={2(Vtn−vGnB )vAB+v2 AB}/P …(36) ここで、 P=2(vGpB −vGnB +Vtn−Vtp) …(37) である(以下同様)。
和領域で動作している時、上記(26)式および(3
5)式より、 vMB={v2 AB+2(Vtn−vGnB )vAB+(vGpB −Vtp)2 }/P …(38) 3.MNが飽和領域で動作し、MPが三極管領域で動作
している時;上記(29)式および(33)式より、 vMB=−(vGnB −Vtn)2 /P …(39) 4.MN、MPが共に飽和領域で動作している時上記
(29)式および(35)式より、 vMB={(vGpB −Vtp)2 −(vGnB −Vtn)2 }/P …(40) 以上をまとめると、図4の電流iΛは、以下のように与
えられる。ただし、分かりやすくするため、以下ではK
n =Kp =Kの時のみ示す。
vMB>Vtpの時、 iΛ=0 …(41) 2.vGnB −vMB≧VtnあるいはvGpB −vMB≦Vtpの
時、 iΛ≠0 …(42) であり、さらに (a)vAB<vGnB −VtnかつvGpB <Vtpの時、 iΛ=K{2(vGnB −vMB−Vtn)(vAB−vMB)−(vAB−vMB)2 } …(43) vMB={2(Vtn−vGnB )vAB+v2 AB}/P …(44) (b)vAB<vGnB −VtnかつvGpB ≧Vtpの時、 iΛ=K{2(vGnB −vMB−Vtn)(vAB−vMB)−(vAB−vMB)2 } …(45) vMB={v2 AB+2(Vtn−vGnB )vAB+(vGpB −Vtp)2 }/P …(46) (c)vAB≧vGnB −VtnかつvGpB <Vtpの時、 iΛ=K(vGnB −vMB−Vtn)2 …(47) vMB=−{(vGnB −Vtn)2 }/P …(48) (d)vAB≧vGnB −VtnかつvGpB ≧Vtpの時、 iΛ=K(vGnB −vMB−Vtn)2 …(49) vMB={(vGpB −Vtp)2 −(vGnB −Vtn)2 }/P …(50) 〔2−3〕V型I−V特性を実現する基本回路 次に、〔2−1〕で述べたコア回路の各端子に図5のよ
うに電圧を加える。この回路は、図4の回路中のコア回
路を上下反転した回路となっている。この回路の端子B
−A間にV型のI−V特性が得られる。ここで、図5に
示すように端子Aを基準とした各節点の電圧を取ると、
上記(2)および(9)式より、MNとMPのゲート端
子の電位vGnA 、vGpA は次式で与えられる。
ソース間電圧vDSn およびMPのゲート・ソース間電圧
vGSp 、ドレイン・ソース間電圧vDSp は、次式で表す
ことができる。
=−iDn=−iDpを求めると以下のようになる。ただ
し、分かりやすくするため、Kn =Kp =Kとした。
域)あるいはvGpA −vMA>Vtp(MPが遮断領域)の
時、 iv =0 …(57) 2.vGnA −vMA≧VtnかつvGpA −vMA≦Vtp(M
N、MP共に反転状態)の時、 iv ≠0 …(58) であり、さらに(a)vGnA >VtnかつvBA>vGpA −
Vtp(MN、MP共に三極管領域)の時、 iv =−K{2(vMA−vGnA +Vtn)vMA−v2 MA} …(59) vMA={2(vGpA −Vtp)vBA−v2 BA}/P …(60) (b)vGnA >Vtn(MNが三極管領域)かつvBA≦v
GpA −Vtp(MPが飽和領域)の時、 iv =−K{2(vMA−vGnA +Vtn)vMA−v2 MA} …(61) vMA={(vGpA −Vtp)2 }/P …(62) (c)vGnA ≦Vtn(MNが飽和領域)かつvBA>v
GpA −Vtp(MPが三極管領域)の時、 iv =−K(vGnA −vMA−Vtn)2 …(63) vMA={2(vGpA −Vtp)vBA−v2 BA−(vGnA −Vtn)2 }/P …(64) (d)vGnA ≦VtnかつvBA≦vGpA −Vtp(MN、M
P共に飽和領域)の時、 iv =−K(vGnA −vMA−Vtn)2 …(65) vMA={(vGpA −Vtp)2 −(vGnA −Vtn)2 }/P …(66) 〔2−4〕Λ型I−V非線形抵抗回路の改良 ここでは、〔2−2〕章で述べたΛ型I−V非線形抵抗
基本回路に改良を加え、さらに幅広いI−V特性が得ら
れる回路を説明する。
ぞれ電圧源vX とvY を付加する。これらの電圧源を加
える方法には,図6に示すような16通りの接続が考え
られる。図中で網掛けを施した正方形は、この部分に図
3に示したコア回路が入ることを示している。図6に挙
げた回路は、どれも同様な特性を示すので、以下では、
図6中の図6(f)の回路に付いて詳しく述べる。この
回路を図7に示す。
を図7に示すように取ると、まず、 vGnY =(CN1vN1Y +CN2vN2Y )/(CN1+CN2) …(67) vGpY ={CP1(vXY−vX +vP1A )+CP2vP2Y }/(CP1+CP2) …(68) vDSn =vXY−vX −vMY …(69) vDSp =vY −vMY …(70) vGSn =vGnY −vMY …(71) vGSp =vGpY −vMY …(72) である。
各電圧間に以下の関係がある。 vAB=vXY−vX −vY …(73) vMB=vMY−vY …(74) vN1B =vN1Y −vY …(75) vN2B =vN2Y −vY …(76) vP2B =vP2Y −vY …(77) vGnB =vGnY −vY …(78) vGpB =vGpY −vY …(79) 以上の関係を〔2−2〕章の各式に代入することによ
り、図7の回路の動作式が以下のように得られる。ここ
でも、分かりやすくするため、Kn =Kp =Kとした。
域)あるいはvGpY −vMY>Vtp(MPが遮断領域)の
時、 iΛ=0 …(80) 2.vGnY −vMY≧VtpかつvGpY −vMY≦Vtp(M
N、MP共に反転状態)の時、 iΛ≠0 …(81) であり、さらに、(a)vXY<vX +vGnY −Vtnかつ
vGpY <vY +Vtp(MN、MP共に三極管領域)の
時、 iΛ=K{2(vGnY −vMY−Vtn)(vXY−vX −vMY)− (vXY−vX −vMY)2 } …(82) vMY=〔v2 XY+2(Vtn−vGnY )vXY+{2(vGnY −vXY−Vtn) +vX }vX +{2(vGpY −Vtp)−vY }vY 〕/Q …(83) ここで、 Q=2(vGpY −vGnY +Vtn−Vtp) …(84) である(以下同様)。
三極管領域)かつvGpY ≧vY +V tp(MPが飽和領
域)の時、 iΛ=K{2(vGnY −vMY−Vtn)(vXY−vX −vMY) −(vXY−vX −vMY)2 } …(85) vMY=〔v2 XY+2(Vtn−vGnY )vXY+{2(vGnY −vXY−Vtn) +vX }vX +(vGpY −Vtp)2 〕/Q …(86) (c)vXY≧vX +vGnY −Vtn(MNが飽和領域)か
つvGpY <vY +Vtp(MPが三極管領域)の時、 iΛ=K(vGnY −vMY−Vtn)2 …(87) vMY=〔{2(vGpY −Vtp)−vY }vY −(vGnY −Vtn)2 〕/Q …(88) (d)vXY≧vX +vGnY −VtnかつvGpY ≧vY +V
tp(MN、MP共に飽和領域)の時、 iΛ=K(vGnY −vMY−Vtn)2 …(89) vMA={(vGpY −Vtp)2 −(vGnY −Vtn)2 }/Q …(90) 〔2−5〕V型I−V非線形抵抗回路の改良 前章と同様に、〔2−3〕で示したV型I−V非線形抵
抗基本回路に改良を加える。
ぞれ電圧源vX とvY を付加する。これらの電圧源を加
える方法には図8に示すような16通りの接続が考えら
れる。図中で網掛けを施した正方形は、この部分に図3
に示したコア回路が入ることを示している。ここで、コ
ア回路の上下が反転していることに注意されたい。図に
挙げた回路は、どれも同様な特性を示すので、以下で
は、図8中の図8(f)の回路について詳しく述べる。
この回路を図9に示す。
図9のように記すと、 vGnY ={CN1vN1Y +CN2(vXY−vX +vN2B )}/(CN1+CN2) …(91) vGpY =(CP1vP1Y +CP2Y vP2Y )/(CP1+CP2) …(92) vDSn =vY −vMY …(93) vDSp =vXY−vX −vMY …(94) vGSn =vGnY −vMY …(95) vGSp =vGpY −vMY …(96) を得る。さらに、図5と図9を比較すると、両図中の各
電圧間に以下の関係がある。
により、図9の回路の動作式が以下のように得られる。
ただし、分かりやすくするため、Kn =Kp =Kとし
た。
域)あるいはvGpY −vMY>Vtp(MPが遮断領域)の
時、 iv =0 …(104) 2.vGnY −vMY≧VtnかつvGpY −vMY≦Vtp(M
N、MP共に反転状態)の時、 iv ≠0 …(105) であり、さらに(a)vY <vGnY −VtnかつvXY>v
X +vGpY −Vtp(MN、MP共に三極管領域)の時、 iv =K{2(vGnY −vMY−Vtn)(vY −vMY)−(vY −vMY)2 } …(106) vMY=〔−v2 XY+2(vGpY −Vtp)vXY+{2(vXY−vGpY +Vtp) −vX }vX +{2(Vtn−vGnY )+vY }vY 〕/Q…(107) (b)vY <vGnY −Vtn(MNが三極管領域)かつv
XY≦vX +vGpY −V tp(MPが飽和領域)の時、 iv =K{2(vGnY −vMY−Vtn)(vY −vMY)−(vY −vMY)2 } …(108) vMY=〔{2(Vtn−vGnY )+vY }vY +(vGpY −Vtp)2 〕/Q …(109) (c)vY ≧vGnY −Vtn(MNが飽和領域)かつvXY
>vX +vGpY −Vtp(MPが三極管領域)の時、 iv =K(vGnY −vMY−Vtn)2 …(110) vMY=〔−v2 XY+2(vGpY −Vtp)vXY+{2(vXY−vGpY +Vtp) −vX }vX −(vGnY −Vtn)2 〕/Q …(111) (d)vY ≧vGnY −VtnかつvXY≦vX +vGpY −V
tp(MN、MP共に飽和領域)の時、 iv =K(vGnY −vMY−Vtn)2 …(112) vMY={(vGpY −Vtp)2 −(vGnY −Vtn)2 }/Q …(113) 〔3〕数値シミュレーション 上記〔2〕章で求めた動作式を用いたコンピュータシミ
ュレーションにより、図7の回路のI−V特性を計算し
た。この時用いたデバイスパラメータは以下の通りであ
る。 ・Kn =Kp =300μA/V2 ・Vtn=0.7V ・Vtp=−0.7V ・CN1=CN2=CP1=CP2=0.1μF 図10に、vP2Y =−4V、vN2Y =2.5V、vP1A
=vY =0Vとし、v N1Y とvX をパラメータとした時
の、vXYに対するiΛの特性を示す。
vP1A =vX =0Vとし、vN2Y =vY の条件の下で、
vY をパラメータとした時の、vXYに対するiΛの特性
を図11に示す。次に、図9の回路の特性のシミュレー
ション結果を示す。デバイスパラメータは、上に挙げた
ものと同じである。
メータとした時のvXYに対するiΛの特性を示す。図1
2に、vP2Y =−4V、vP1Y =vN2B =vY =0Vと
し、vN1Y およびvX をパラメータとした時の、vXYに
対するiV の特性を示す。さらに、図13に、図9の回
路において、vP2Y =−4V、vN1Y =2.5V、v
N2B =vX =0Vとし、vN2Y =vY の条件の下で、v
Y をパラメータとした時の、vXYに対するiv の特性を
示す。
発明の回路がΛ型およびV型の非線形抵抗特性を示すこ
とが確認された。また、外部電圧によりそのI−V特性
を変化させることが可能であり、図14に示したような
多様な非線形抵抗特性が得られることも確認された。 〔4〕個別部品による実験 本発明の回路を個別電子部品により試作した。回路中の
MOSFETMNおよびMPは、CMOS−IC HD
14007UBP中のFETを用いた。また、結合容量
は、CN1=CN2=CP1=CP2=0.1μFとした。
vN2Y =3.2V、vP1A =vY =0Vとし、vN1Y と
vX をパラメータとした時の、vXYに対するiΛの測定
結果を示す。この結果は、図10に示した数値シミュレ
ーションの結果に対応する。さらに、図16に図7にお
いて、vN1Y =3.5V、vP2A =−4V、vP1A=v
X =0Vとし、vN2Y =vY の条件の下で、vY をパラ
メータとした時の、vXYに対するiΛの測定結果を示
す。この結果は、図11に示した数値シミュレーション
の結果に対応する。
V、vN2B =vP1Y =vY =0Vとし、vN1Y とvX を
パラメータとした時の、vXYに対するiv の特性を図1
7に示す。この結果は、図12に示した数値シミュレー
ションの結果に対応する。さらに、図9の回路におい
て、vP2Y =−4V、vN1Y =3.2V、vN2B =vX
=0Vとし、vN2Y =vY の条件の下で、vY をパラメ
ータとした時の、v XYに対するiv の特性を図18に示
す。この結果は、図13に示した数値シミュレーション
の結果に対応する。
ーション結果と定性的に良く一致する。従って、実験に
よっても本発明の回路の非線形抵抗特性が確認された。
上記したように、標準的な、CMOSプロセスで集積回
路化可能な非線形抵抗回路を得ることができた。本発明
の回路によれば、外部からの制御電圧を調整することに
より、多様なΛ字あるいはV字型のI−V特性を実現す
ることが可能である。
や発振器、インダクタンスシミュレーション回路、メモ
リ回路や論理回路、さらにはカオスを発生させる回路等
への応用が期待できる。さらに、パルス型ハードウエア
カオスニューロン回路〔上記第5文献参照〕の集積回
路化にも有効であると考えられる。また、フローティン
グゲート技術を用いて集積回路化〔前記第6及び第
7文献参照〕することにより、これらの応用回路の小型
化が可能である。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)同一回路構成でΛ型とV型の非線形抵抗特性が得
られる。 (2)外部からの制御電圧により、多様な非線形抵抗特
性を実現することができる。 (3)エンハンスメント型MOSFETのみを用いてい
るため、標準的なCMOSプロセスで集積回路化が可能
である。 (4)入力結合容量に非線形キャパシタも使用可能であ
るので、線形キャパシタが利用できない安価なCMOS
プロセスでも集積回路化が可能である。 (5)使用するMOSFETのサイズを小さくすれば、
相対的に入力結合容量も小さくすることができる。ま
た、この際、寄生容量C0 『〔1−1〕章参照』は回路
の特性に本質的な影響を与えない。従って、回路の小型
化を容易にすることができる。 (6)νMOSFET等を用いれば、非常に小型にで
き、効率的な集積回路化が可能である。
FETの回路図である。
MOSFETの回路図である。
なる回路図である。
現する基本回路図である。
現する基本回路図である。
現する非線形抵抗回路である。
現する非線形抵抗回路の一つを示す図である。
現する非線形抵抗回路図である。
現する非線形抵抗回路の一つを示す図である。
メータとした時のvXYに対するiΛのシミュレーション
結果を示す図である。
時のvXYに対するiΛの特性を示す図である。
メータとした時のvXYに対するi V のシミュレーション
結果を示す図である。
時のvXYに対するiV の特性を示す図である。
図である。
3.2V、vP1A =vY =0Vとし、vN1Y とvX をパ
ラメータとした時の、vXYに対するiΛの測定結果を示
す図である。
−4V、vP1A =vX =0Vとし、vN2Y =vY の条件
の下で、vY をパラメータとした時の、vXYに対するi
Λの測定結果を示す図である。
N2B =vP1Y =vY =0Vとし、v N1Y とvX をパラメ
ータとして時の、vXYに対するiv の特性を示す図であ
る。
N1Y =3.2V、vN2B =vX =0Vとし、vN2Y =v
Y の条件の下で、vY をパラメータとした時の、vXYに
対するiv の特性を示す図である。
1)
成するために、
た非線形抵抗回路において、容量結合多入力ゲート端子
を有するエンハンスメント型のNチャネルMOSFET
と、容量結合多入力ゲート端子を有するエンハンスメン
ト型のPチャネルMOSFETと、前記各MOSFET
のソース端子どうしを接続した非線形抵抗特性を有する
コア回路とを備え、前記NチャネルMOSFETのドレ
イン端子と第1の入出力端子間に与えられる第5の電位
と、前記PチャネルMOSFETのドレイン端子と第2
の入出力端子間に与えられる第6の電位とを有し、前記
PチャネルMOSFETのゲートに接続される第1の容
量と前記NチャネルMOSFETのドレイン端子又は第
1の入出力端子間に与えられる第1の電位と、前記Pチ
ャネルMOSFETのゲートに接続される第2の容量と
前記PチャネルMOSFETのドレイン端子又は第2の
入出力端子間に与えられる第2の電位と、前記Nチャネ
ルMOSFETのゲートに接続される第3の容量と前記
PチャネルMOSFETのドレイン端子又は第2の入出
力端子間に与えられる第3の電位と、前記NチャネルM
OSFETのゲートに接続される第4の容量と前記Pチ
ャネルMOSFETのドレイン端子又は第2の入出力端
子間に与えられる第4の電位とを有し、Λ型電流−電圧
特性を得るとともに、外部からの制御電圧により、前記
Λ型電流−電圧特性を多様に変化させることを特徴とす
る。
7に示すように、前記NチャネルMOSFETのドレイ
ン端子(A)と第1の入出力端子(X)間に与えられる
第5の電位(vx )と、前記PチャネルMOSFETの
ドレイン端子(B)と第2の入出力端子(Y)間に与え
られる第6の電位(vY )とを有し、前記PチャネルM
OSFETのゲートに接続される第1の容量(CP1)と
前記NチャネルMOSFETのドレイン端子(A)又は
第1の入出力端子(X)間に与えられる第1の電位(v
P1A ,vP1X )と、前記PチャネルMOSFETのゲー
トに接続される第2の容量(CP2)と前記PチャネルM
OSFETのドレイン端子(B)又は第2の入出力端子
(Y)間に与えられる第2の電位(vP2B ,vP2Y )
と、前記NチャネルMOSFETのゲートに接続される
第3の容量(CN1)と前記PチャネルMOSFETのド
レイン端子(B)又は第2の入出力端子(Y)間に与え
られる第3の電位(vN1B ,vN1Y )と、前記Nチャネ
ルMOSFETのゲートに接続される第4の容量
(CN2)と前記PチャネルMOSFETのドレイン端子
(B)又は第2の入出力端子(Y)間に与えられる第4
の電位(vN2B ,vN2Y )とを有するようにしたもので
ある。
た非線形抵抗回路において、容量結合多入力ゲート端子
を有するエンハンスメント型のPチャネルMOSFET
と、容量結合多入力ゲート端子を有するエンハンスメン
ト型のNチャネルMOSFETと、前記各MOSFET
のソース端子どうしを接続した非線形抵抗特性を有する
コア回路とを備え、前記PチャネルMOSFETのドレ
イン端子と第1の入出力端子間に与えられる第11の電
位と、前記NチャネルMOSFETのドレイン端子と第
2の入出力端子間に与えられる第12の電位とを有し、
前記NチャネルMOSFETのゲートに接続される第5
の容量と前記PチャネルMOSFETのドレイン端子又
は第1の入出力端子間に与えられる第7の電位と、前記
NチャネルMOSFETのゲートに接続される第6の容
量と前記NチャネルMOSFETのドレイン端子又は第
2の入出力端子間に与えられる第8の電位と、前記Pチ
ャネルMOSFETのゲートに接続される第7の容量と
前記NチャネルMOSFETのドレイン端子又は第2の
入出力端子間に与えられる第9の電位と、前記Pチャネ
ルMOSFETのゲートに接続される第8の容量と前記
NチャネルMOSFETのドレイン端子又は第2の入出
力端子間に与えられる第10の電位とを有し、V型電流
−電圧特性を得るとともに、外部からの制御電圧によ
り、前記V型電流−電圧特性を多様に変化させることを
特徴とする。
9に示すように、前記PチャネルMOSFETのドレイ
ン端子(B)と第1の入出力端子(X)間に与えられる
第11の電位(vX )と、前記NチャネルMOSFET
のドレイン端子(A)と第2の入出力端子(Y)間に与
えられる第12の電位(vY )とを有し、前記Nチャネ
ルMOSFETのゲートに接続される第5の容量
(CN2)と前記PチャネルMOSFETのドレイン端子
(B)又は第1の入出力端子(X)間に与えられる第7
の電位(vN2B ,vN2X )と、前記NチャネルMOSF
ETのゲートに接続される第6の容量(CN1)と前記N
チャネルMOSFETのドレイン端子(A)又は第2の
入出力端子(Y)間に与えられる第8の電位(vN1A ,
vN1Y )と、前記PチャネルMOSFETのゲートに接
続される第7の容量(CP2)と前記NチャネルMOSF
ETのドレイン端子(A)又は第2の入出力端子(Y)
間に与えられる第9の電位(vP2A ,vP2Y )と、前記
PチャネルMOSFETのゲートに接続される第8の容
量(CP1)と前記NチャネルMOSFETのドレイン端
子(A)又は第2の入出力端子(Y)間に与えられる第
10の電位(vP1A ,vP1 Y )とを有するようにしたも
のである。
Claims (7)
- 【請求項1】(a)容量結合多入力ゲート端子を有する
エンハンスメント型の第1のチャネルMOSFETと、
(b)容量結合多入力ゲート端子を有するエンハンスメ
ント型の第2のチャネルMOSFETと、(c)前記各
MOSFETのソース端子どうしを接続した非線形抵抗
特性を有するコア回路を具備する容量結合多入力MOS
FETを用いた非線形抵抗回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の容量結合多入力MOSF
ETを用いた非線形抵抗回路において、前記コア回路の
第1のチャネルはNチャネルであり、前記第2のチャネ
ルはPチャネルであり、Λ型電流−電圧特性を得ること
を特徴とする容量結合多入力MOSFETを用いた非線
形抵抗回路。 - 【請求項3】 請求項2記載の容量結合多入力MOSF
ETを用いた非線形抵抗回路において、外部からの制御
電圧により、前記Λ型電流−電圧特性を多様に変化させ
ることを特徴とする容量結合多入力MOSFETを用い
た非線形抵抗回路。 - 【請求項4】 請求項3記載の容量結合多入力MOSF
ETを用いた非線形抵抗回路において、前記Nチャネル
MOSFETのドレイン端子と第1の入出力端子間に与
えられる第5の電位と、前記PチャネルMOSFETの
ドレイン端子と第2の入出力端子間に与えられる第6の
電位とを有し、前記Pチャネルのゲートに接続される第
1の容量と前記NチャネルMOSFETのドレイン端子
又は第1の入出力端子間に与えられる第1の電位と、前
記Pチャネルのゲートに接続される第2の容量と前記P
チャネルMOSFETのドレイン端子又は第2の入出力
端子間に与えられる第2の電位と、前記Nチャネルのゲ
ートに接続される第3の容量と前記PチャネルMOSF
ETのドレイン端子又は第2の入出力端子間に与えられ
る第3の電位と、前記Nチャネルのゲートに接続される
第4の容量と前記PチャネルMOSFETのドレイン端
子又は第2の入出力端子間に与えられる第4の電位とを
有することを特徴とする容量結合多入力MOSFETを
用いた非線形抵抗回路。 - 【請求項5】 請求項1記載の容量結合多入力MOSF
ETを用いた非線形抵抗回路において、前記コア回路の
第1のチャネルはPチャネルであり、前記第2のチャネ
ルはNチャネルであり、V型電流−電圧特性を得ること
を特徴とする容量結合多入力MOSFETを用いた非線
形抵抗回路。 - 【請求項6】 請求項5記載の容量結合多入力MOSF
ETを用いた非線形抵抗回路において、外部からの制御
電圧により、前記V型電流−電圧特性を多様に変化させ
ることを特徴とする容量結合多入力MOSFETを用い
た非線形抵抗回路。 - 【請求項7】 請求項6記載の容量結合多入力MOSF
ETを用いた非線形抵抗回路において、前記Pチャネル
MOSFETのドレイン端子と第1の入出力端子間に与
えられる第11の電位と、前記NチャネルMOSFET
のドレイン端子と第2の入出力端子間に与えられる第1
2の電位とを有し、前記Nチャネルのゲートに接続され
る第5の容量と前記PチャネルMOSFETのドレイン
端子又は第1の入出力端子間に与えられる第7の電位
と、前記Nチャネルのゲートに接続される第6の容量と
前記NチャネルMOSFETのドレイン端子又は第2の
入出力端子間に与えられる第8の電位と、前記Pチャネ
ルのゲートに接続される第7の容量と前記NチャネルM
OSFETのドレイン端子又は第2の入出力端子間に与
えられる第9の電位と、前記Pチャネルのゲートに接続
される第8の容量と前記NチャネルMOSFETのドレ
イン端子又は第2の入出力端子間に与えられる第10の
電位とを有することを特徴とする容量結合多入力MOS
FETを用いた非線形抵抗回路。
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1999
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