JP2000068756A - 電力増幅器の保護回路 - Google Patents

電力増幅器の保護回路

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JP2000068756A
JP2000068756A JP10237264A JP23726498A JP2000068756A JP 2000068756 A JP2000068756 A JP 2000068756A JP 10237264 A JP10237264 A JP 10237264A JP 23726498 A JP23726498 A JP 23726498A JP 2000068756 A JP2000068756 A JP 2000068756A
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transistor
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Hiroaki Sasaki
弘明 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力増幅器に印加する負のバイアス電圧が、
それによって流れる電流では破壊しない電圧になってか
ら電力増幅器に電源電圧を印加するようにして、電力増
幅器の破壊防止を確実にする。 【解決手段】 所定の負のバイアス電圧のもとで所定の
動作電流が流れる電力増幅器3と、電源7の電圧の印加
によって整流動作を開始し、所定のバイアス電圧を生成
するための負の直流電圧を出力するする整流回路5と、
電源7と前記電力増幅器3との間に接続された開閉手段
9と、電源7の印加時に開閉手段9を開状態に制御する
制御手段10と、所定の時定数を有する充電回路12と
を備え、制御手段12は、負の直流電圧が第一の電圧に
なったときに充電回路12に充電を開始せしめ、充電回
路12は、充電回路12の充電電圧が所定の電圧になっ
たときに充電電圧によって開閉手段9を閉状態とするよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、送信機の
電力増幅器の保護回路に関し、特に、電源電圧の印加直
後における電力増幅器の破壊を防止した電力増幅器の保
護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の送信機における電力増幅器の保護
回路の構成と動作とを図3および図4によって説明す
る。先ず、図3において、変調器41には、図示しない
前段の回路から出力された変調信号MとPLL回路42
から出力される発振信号CWとが入力される。PLL回
路42は、内部に基準発振回路と電圧制御発振回路(い
ずれも図示せず)を有し基準発振回路は、接続されたク
リスタル発振素子42aによって所定の周波数で発振す
る。そして、外部から入力される制御信号Cによって電
圧制御発振回路の発振周波数が制御される。電圧制御発
振回路から出力される発振信号CWが搬送波信号として
変調器41に入力される。
【0003】変調器41では搬送波信号CWが変調信号
Mによって変調されて送信信号Sとして出力される。変
調器41から出力された送信信号Sは、変調器41の後
段に設けられた回路(図示せず)で所定の処理を受けた
後、電力増幅器43に入力されて所定のレベルまで増幅
され、出力端43aから図示しないアンテナに送出され
る。電力増幅器43の増幅素子にはGaAs(ガリウム
砒素)FETが使用されている。そのため、制御端43
bには所定の負のバイアス電圧が印加されて使用され
る。
【0004】電力増幅器43に印加する負のバイアス電
圧は、PLL回路42の基準発振器から出力される基準
発振信号を整流することによって生成される。即ち、先
ず、基準発振信号はクリスタル発振素子42aから取り
出し、これをインバータ44によって矩形波に変換した
後に整流する。整流回路45はコンデンサ45a、ダイ
オード45b、45c、平滑コンデンサ45d、抵抗4
5eによる倍電圧整流回路で構成される。ダイオード4
5a、45bによって負の電圧を作り、それを平滑コン
デンサ45dに充電することによて平滑する。平滑コン
デンサ45dに現れた電圧はレギュレータ(安定化回
路)46によって安定化される。この電圧は、バイアス
抵抗43c、43dによって分圧され、バイアス電圧と
して電力増幅器43の制御端43bに印加される。
【0005】電源電圧Eは開閉手段47を介して電力増
幅器43に印加される。開閉手段47は、エミッタが電
源側に接続され、コレクタが電力増幅器43に接続され
たPNP型のトランジスタ47aと、コレクタがPNP
型のトランジスタ47aのベースに接続され、エミッタ
がグランドに接続されたNPN型のトランジスタ47b
と、PNP型のトランジスタ47aのエミッタとNPN
型のトランジスタ47bのベースとの間に接続された抵
抗47cとを有している。
【0006】そして、NPN型のトランジスタ47bの
ベースはレギュレータ46の出力電圧によって制御され
る。この制御のために、ジャンクションFET48が用
いられる。ジャンクションFET48のドレインはNP
N型のトランジスタ47bのベースに接続され、ゲート
はバイアス抵抗49で接地され、そのソースは接地され
る。そして、レギュレータ46の出力電圧がゲートに印
加される。
【0007】以上の構成における電源電圧お印加後の動
作を図4によって説明する。先ず、時刻t1において電
源が印加されると、図4Aのように、電源電圧Eが立ち
上がり、PLL回路42およびPNP型のトランジスタ
47aのエミッタに印加される。なお、変調器41およ
びその他の回路にも電源電圧Eが印加される。すると、
ジャンクションFET48は、ゲートのバイアス電圧が
0ボルトであるので、図4Cに示すように、抵抗47c
から電流が流れて導通(ON)する。この結果、図4D
に示すように、NPNトランジスタ47b、PNPトラ
ンジスタ47aは共に非導通(OFF)状態となる。
【0008】一方、電源の印加と同時に、PLL回路4
2が動作し、基準発振信号を発生する。そして、整流回
路45によって整流された負の電圧が発生する。整流さ
れた電圧は平滑コンデンサ45dに充電され、その電圧
は、図4Bに示すように、平滑コンデンサ45dの容量
値、抵抗45eの抵抗値等によって決まる時定数によっ
て0ボルトから定常電圧−V(マイナスVボルト)まで
低下して行く。この電圧の変化に対応して、レギュレー
タ46の出力電圧も0ボルトから定常電圧−Vrまで低
下して行く。
【0009】そして、図4Bに示すように、整流回路4
5の電圧が所定の電圧−V1になった時刻t2における
レギュレータ46の出力電圧によってジャンクションF
ET48がOFFとなる(図4C参照)。すると、NP
N型のトランジスタ47bのベース電圧が上昇して、図
4Dに示すように、NPN型のトランジスタ47bおよ
びPNPトランジスタ47aがONとなって電力増幅器
43に電源電圧Eが印加される。この時刻t2では既
に、レギュレータ46の出力電圧はバイアス抵抗43c
を介して電力増幅器43の制御端にバイアス電圧が印加
されている。
【0010】以上のように、電源の印加時には電力増幅
器43には電源電圧Eは印加されず、負のバイアス電圧
が印加された後に電源電圧Eが印加されるようにして電
力増幅器43に過大電流が流れないようにして保護して
いる。そして、レギュレータ46の出力電圧はその後も
定常電圧−Vrに向かって時刻t3まで低下し、時刻t
3の時点で電力増幅器43には所定の負のバイアス電圧
が印加される。これによって、電力増幅器43にはチョ
ークインダクタ43eを介して規定の電流が流れるよう
になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電力増
幅器の保護回路においては、時刻t2においてジャンク
ションFET48がOFFとなって電力増幅器43に電
源電圧Eが印加された時点では、レギュレータ46の出
力電圧はまだ定常電圧−Vrまで低下しておらず、電力
増幅器43の制御端43bに与えられているバイアス電
圧は浅い。このため、電力増幅器43には、レギュレー
タ46の出力電圧が定常電圧−Vrまで低下する時刻t
3までの間では、規定の電流以上の電流が流れる。時刻
t2から時刻t3までの時間は短時間ではあるが、この
時間内に電力増幅器43が破壊されるおそれがあった。
【0012】そこで、本発明の電力増幅器の保護回路に
おいては、電力増幅器43に印加する負のバイアス電圧
が、それによって流れる電流では破壊しない電圧になっ
てから電力増幅器43に電源電圧を印加するようにし
て、電力増幅器43の破壊防止を確実にすることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明の電力増幅器の保護回路は、所定の負のバイ
アス電圧のもとで所定の動作電流が流れる電力増幅器
と、電源の電圧の印加によって整流動作を開始し、前記
所定の負のバイアス電圧を生成するための負の直流電圧
を出力する整流回路と、前記電源と前記電力増幅器との
間に接続された開閉手段と、前記電源の印加時に前記開
閉手段を開状態に制御する制御手段と、所定の時定数を
有する充電回路とを備え、前記制御手段は、前記負の直
流電圧が第一の電圧になったときに前記充電回路に充電
を開始せしめ、前記充電回路は、前記充電回路の充電電
圧が所定の電圧になったときに前記充所定の電電圧によ
って前記開閉手段を閉状態とするようにした。
【0014】また、本発明の電力増幅器の保護回路は、
エミッタが前記電源側に接続され、コレクタが前記電力
増幅器に接続されたPNP型の第一のトランジスタと前
記第一のトランジスタのベースにコレクタが接続され、
エミッタが接地されたNPN型の第二のトランジスタと
で前記第一の開閉手段を構成し、ドレインが前記第二の
トランジスタのベースに接続され、ソースが接地された
ジャンクションFETで前記制御手段を構成し、前記第
一のトランジスタのエミッタと前記第二のトランジスタ
のベースとの間に接続された抵抗と前記第二のトランジ
スタのベースとグランドとの間に接続されたコンデンサ
とによって前記充電回路を構成し、前記ジャンクション
FETのゲートに前記負の直流電圧を印加した。
【0015】また、本発明の電力増幅器の保護回路は、
前記負の直流電圧が定常電圧になった後に前記開閉手段
が閉状態となるように前記充電回路の前記時定数を設定
した。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の電力増幅器の保護回路の
構成と動作とを図1および図2によって説明する。先
ず、図1において、変調器1には、図示しない前段の回
路から出力された変調信号MとPLL回路2から出力さ
れる発振信号CWとが入力される。PLL回路2は、内
部に基準発振回路2aと電圧制御発振回路2bを有し基
準発振回路2aは、接続されたクリスタル発振素子2c
によって所定の周波数で発振する。そして、外部から入
力される制御信号Cによって電圧制御発振回路2bの発
振周波数が制御される。電圧制御発振回路2bから出力
される発振信号CWが搬送波信号として変調器1に入力
される。
【0017】変調器1では搬送波信号CWが変調信号M
によって変調されて送信信号Sとして出力される。変調
器1から出力された送信信号Sは、変調器1の後段に設
けられた回路(図示せず)で所定の処理を受けた後、電
力増幅器3に入力されて所定のレベルまで増幅される。
電力増幅器3の増幅素子にはGaAs(ガリウム砒素)
FET(図示せず)が使用されている。GaAsFET
のドレイン端子3aには電源7の電圧を供給するための
チョークインダクタ3bが接続され、ソース端子3cは
接地される。また、所定のドレイン電流を流すために制
御端であるゲート端子3dには所定の負のバイアス電圧
を印加するようにしている。そして、増幅された送信信
号が、ドレイン端子3aに接続された出力端3eから図
示しないアンテナに出力される。
【0018】電力増幅器3のゲート端子3dに印加する
負のバイアス電圧は、PLL回路2の基準発振器2aか
ら出力される基準発振信号を整流することによって生成
される。即ち、先ず、基準発振信号はクリスタル発振素
子2cから取り出し、これをインバータ4によって矩形
波に変換した後に整流する。整流回路5はコンデンサ5
a、整流ダイオード5b、5c、平滑コンデンサ5d、
負荷抵抗5eによる倍電圧整流回路で構成される。そし
て、整流ダイオード5a、5bによって負の電圧を作
り、それを平滑コンデンサ5dに充電することによて平
滑する。平滑コンデンサ5dに現れた電圧はレギュレー
タ(安定化回路)6によって安定化される。レギュレー
タ6から出力された電圧は、電力増幅器3のゲート端子
3dに接続されたバイアス抵抗3f、3gによって分圧
され、バイアス電圧として電力増幅器43のゲート端子
3dに印加される。
【0019】電源7の電圧Eはスイッチ8によって変調
器1、PLL回路2等に印加される。また、電力増幅器
3には、さらに、開閉手段9を介して電圧Eが印加され
る。開閉手段9は、エミッタが電源7側に接続され、コ
レクタが電力増幅器3に接続されたPNP型の第一のト
ランジスタ9aと、コレクタが第一のトランジスタ9a
のベースに接続され、エミッタがグランドに接続された
NPN型の第二のトランジスタ9bとを有している。
【0020】そして、第二のトランジスタ9bのベース
はレギュレータ6の出力電圧によって制御される。この
制御のために、制御手段であるジャンクションFET1
0が用いられる。ジャンクションFET10のドレイン
は第二のトランジスタ9bのベースに接続され、ゲート
は抵抗値の大きな抵抗11で接地され、そのソースは接
地される。そして、レギュレータ6の出力電圧が抵抗1
3を介してゲートに印加される。この抵抗13は、レギ
ュレータ6からジャンクションFET10に流れる電流
を制限するためのものである。また、第一のトランジス
タ9aのエミッタとグランドとの間に充電回路12が接
続される。充電回路12は、第一のトランジスタ9aの
エミッタと第二のトランジスタ9bのベースとの間に接
続された抵抗12aと第二のトランジスタ9bのベース
とグランドとの間に接続されたコンデンサ12bとから
なる。
【0021】以上の構成における電源電圧印加後の動作
を図2によって説明する。先ず、時刻t1においてスイ
ッチ8が閉じられると、図1Aに示すように、電源7の
電圧Eが立ち上がり、PLL回路2および第一のトラン
ジスタ9aのエミッタに印加される。なお、変調器1お
よびその他の回路にも電圧Eが印加される。すると、ジ
ャンクションFET10は、そのゲートの電圧が0ボル
トであるので、充電回路12の抵抗12aから電流が流
れて、図1Cに示すように、導通(ON)する。この結
果、開閉手段9における第二のトランジスタ9bのベー
スはほぼ0ボルトとなって、図1Eに示すように、第二
のトランジスタ9b、第一のトランジスタ9aは共に非
道通(OFF)状態となる。従って、この時点では、電
圧Eは電力増幅器3には印加されない。
【0022】一方、スイッチ8が閉じられると同時に、
PLL回路2が動作し、基準発振器2aは発振動作を開
始して、基準発振信号を発生する。そして、同時に、基
準発振信号は整流回路5によって整流され、負の直流電
圧が発生する。負の直流電圧は平滑コンデンサ45dに
充電され、その電圧は、平滑コンデンサ5dの容量値、
抵抗5eの抵抗値等によって決まる時定数によって、図
1Bに示すように、0ボルトから低下し、時刻t3で定
常電圧−V(マイナスVボルト)となる。この電圧の変
化に対応して、レギュレータ6の出力電圧も0ボルトか
ら定常電圧−Vrまで低下して行く。
【0023】そして、図1Cに示すように、整流回路5
から出力される負の直流電圧が第一の電圧−V1になっ
た時刻t2でのレギュレータ6の出力電圧によって、ジ
ャンクションFET10がOFFとなる。すると、充電
回路12の抵抗12aを介してコンデンサ12bに充電
電流が流れ、図1Dに示すように、第二のトランジスタ
9bのベース電圧は0ボルトから上昇して行く。そし
て、第二のトランジスタ9bのベース電圧が所定のVb
1になった時刻t4で、図1Eに示すように、第二のト
ランジスタ9bおよび第一のトランジスタ9aがONと
なって電力増幅器3に電圧Eが印加される。
【0024】なお、整流回路5における平滑コンデンサ
5dに現れる負の直流電圧は、図1Bに示すように、時
刻t3で定常電圧−Vとなるが、この時の電圧−Vに対
応してレギュレータから出力される電圧によって電力増
幅器3のゲート端子3dにはバイアス抵抗3f、3gに
よって分圧された所定の負のバイアス電圧が印加され
る。この結果、電力増幅器3の増幅素子には所定の動作
電流が流れるようになっている。また、第二のトランジ
スタ9bがONとなる時刻t4は、充電回路12の時定
数によって決定されるが、この時定数は、時刻t4が時
刻t3よりも遅くなるように設定される。このため、電
力増幅器3に流れる電流が所定の動作電流となる条件が
整ってから電力増幅器3に印加されるので、電力増幅器
3には動作電流以上の電流は流れず、電力増幅器の増幅
素子の破壊防止が確実となる。
【0025】以上のように、本発明の電力増幅器の保護
回路は、電源の印加時には、電力増幅器3に電源電圧E
が印加されず、整流された直流電圧が第一の電圧−V1
になるまでの時間(時刻t1から時刻t2までの時間)
と充電回路12のコンデンサ12bに充電される電圧が
第二のトランジスタ9bを導通させる所定の電圧になる
までの時間(時刻t2から時刻t4までの時間)を経た
後に、電源電圧Eが印加されるようにして電力増幅器4
3に過大電流が流れないようにして保護している。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の電力増幅器の保
護回路は、所定の負のバイアス電圧のもとで所定の動作
電流が流れる電力増幅器と、バイアス電圧を生成するた
めの負の直流電圧を出力する整流回路と、電源と電力増
幅器との間に接続された開閉手段と、電源の印加時に開
閉手段を開状態に制御する制御手段と、所定の時定数を
有する充電回路とを備え、制御手段は、負の直流電圧が
第一の電圧になったときに充電回路に充電を開始せし
め、充電回路の充電電圧が所定の電圧になったときに充
電電圧によって開閉手段を閉状態とするようにしたの
で、電源の印加時には、電力増幅器に電圧Eが印加され
ず、整流された負の直流電圧が第一の電圧−V1になる
までの時間と充電回路のコンデンサに充電される電圧が
開閉手段を開状態にするまでの時間を経た後に、電源電
圧Eが印加されるようにして電力増幅器に過大電流が流
れることを避け、電力増幅器の破壊を防止できる。
【0027】また、本発明の電力増幅器の保護回路は、
エミッタが電源側に接続され、コレクタが電力増幅器に
接続されたPNPトランジスタとPNPトランジスタの
ベースにコレクタが接続され、エミッタが接地されたN
PNトランジスタとで開閉手段を構成し、ドレインがN
PNトランジスタのベースに接続され、ソースが接地さ
てたジャンクションFETで制御手段を構成し、PNP
トランジスタのエミッタとNPNトランジスタのベース
との間に接続された抵抗とNPNトランジスタのベース
とグランドとの間に接続されたコンデンサとによって充
電回路を構成し、ジャンクションFETのゲートに負の
直流電圧を印加したので、ジャンクションFETは、電
源の印加時にPNPトランジスタとNPNトランジスタ
とをOFFとさせ、その後に充電回路に充電を開始させ
ることができる。
【0028】また、本発明の電力増幅器の保護回路は、
負の直流電圧が定常電圧になった後に開閉手段が閉状態
となるように充電回路の前記時定数を設定したので、電
力増幅器に流れる電流が所定の動作電流となる条件が整
ってから電力増幅器に電圧が印加されることになるの
で、電力増幅器には動作電流以上の電流は流れず、電力
増幅器の破壊防止が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力増幅器の保護回路の構成を示す回
路図である。
【図2】本発明の電力増幅器の保護回路の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図3】従来の電力増幅器の保護回路の構成を示す回路
図である。
【図4】従来の電力増幅器の保護回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1 変調器 2 PLL回路 2a 基準発振器 2b 電圧制御発振器 2c クリスタル発振素子 3 電力増幅器 3a ドレイン端子 3b チョークインダクタ 3c ソース端子 3d ゲート端子 3e 出力端子 3f、3g バイアス抵抗 4 インバータ 5 整流回路 5a コンデンサ 5b、5c 整流ダイオード 5d 平滑コンデンサ 5e 負荷抵抗 6 レギュレータ 7 電源 8 電源スイッチ 9 開閉手段 9a 第一のトランジスタ 9b 第二のトランジスタ 10 ジャンクションFET(制御手段) 11 抵抗 12 充電回路 12a 抵抗 12b コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の負のバイアス電圧のもとで所定の
    動作電流が流れる電力増幅器と、電源の電圧の印加によ
    って整流動作を開始し、前記所定の負のバイアス電圧を
    生成するための負の直流電圧を出力する整流回路と、前
    記電源と前記電力増幅器との間に接続された開閉手段
    と、前記電源の印加時に前記開閉手段を開状態に制御す
    る制御手段と、所定の時定数を有する充電回路とを備
    え、前記制御手段は、前記負の直流電圧が第一の電圧に
    なったときに前記充電回路に充電を開始せしめ、前記充
    電回路は、前記充電回路の充電電圧が所定の電圧になっ
    たときに前記所定の充電電圧によって前記開閉手段を閉
    状態とするようにしたことを特徴とする電力増幅器の保
    護回路。
  2. 【請求項2】 エミッタが前記電源側に接続され、コレ
    クタが前記電力増幅器に接続されたPNP型の第一のト
    ランジスタと前記第一のトランジスタのベースにコレク
    タが接続され、エミッタが接地されたNPN型の第二の
    トランジスタとで前記開閉手段を構成し、ドレインが前
    記第二のトランジスタのベースに接続され、ソースが接
    地されたジャンクションFETで前記制御手段を構成
    し、前記第一のトランジスタのエミッタと前記第二のト
    ランジスタのベースとの間に接続された抵抗と前記第二
    のトランジスタのベースとグランドとの間に接続された
    コンデンサとによって前記充電回路を構成し、前記ジャ
    ンクションFETのゲートに前記負の直流電圧を印加し
    たことを特徴とする請求項1記載の電力増幅器の保護回
    路。
  3. 【請求項3】 前記負の直流電圧が定常電圧になった後
    に前記開閉手段が閉状態となるように前記充電回路の前
    記時定数を設定したことを特徴とする請求項1または2
    記載の電力増幅器の保護回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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