JPH1032434A - 電力増幅回路 - Google Patents

電力増幅回路

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JPH1032434A
JPH1032434A JP8185900A JP18590096A JPH1032434A JP H1032434 A JPH1032434 A JP H1032434A JP 8185900 A JP8185900 A JP 8185900A JP 18590096 A JP18590096 A JP 18590096A JP H1032434 A JPH1032434 A JP H1032434A
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effect transistor
power
power amplifier
gate voltage
gate
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JP8185900A
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Kimimasa Maemura
公正 前村
Kazuya Yamamoto
和也 山本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/306Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters in junction-FET amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/02Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation
    • H03F1/0205Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers
    • H03F1/0261Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers with control of the polarisation voltage or current, e.g. gliding Class A

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力増幅器を構成するFETのしきい値電圧
に関係なく、低消費電力状態でも安定して動作すること
ができる電力増幅回路を得る。 【解決手段】 ゲート電圧制御回路13と電力増幅器1
との間に、ゲート電圧検出回路用のトランジスタとし
て、上記電力増幅器13を構成する電界効果トランジス
タJ20と同一のしきい値を有する電界効果トランジス
タJ1を使用し、該電界効果トランジスタJ1の出力を
用いて、電源VddとVggとの間に接続された電界効
果トランジスタJ2を制御することで、ゲート電圧制御
回路13の電力を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は高周波を無線に使
用する場合に用いる電力増幅回路に関し、特にその制御
回路,及びこれらを集積化した電力増幅器集積回路の高
性能化を図ったものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信機,特に携帯電話では、持ち運
び性の向上のために、電話機の小型化が進められてい
る。小型化のためには使用する部品点数の削減,すなわ
ち回路機能の集積化が進められている。一方で、電話機
の中で最も大きく、重たいものは電池である。この電池
の小型化のためには回路の消費電力を低減して、電池の
容量が小さくても電池の持ち時間を長くすることが重要
である。また、電話機を基地局の近傍で使用する場合に
は、電話機からの無線信号の出力電力が少なくても十分
に通信することができるために、基地局との距離に応じ
て最小限の出力を送信することが望ましい。これは電力
増幅器の消費電流がほぼ出力電力に比例するためであ
る。
【0003】このために、従来の携帯電話機では図9に
示すような構成で、電力増幅器を制御していた。すなわ
ち図9において、1は電力増幅器、Pin,Poutは
上記電力増幅器1の入力信号端子と出力信号端子、Vd
d,Vggは上記電力増幅器1のドレイン、及びゲート
電圧端子であり、Vdd−H,Vgg−Hはそれぞれの
信号配線の信号状態(Hレベル)を示している。さら
に、この電力増幅器1の前段には周波数変換路10と制
御回路11が設けられている。このように構成された回
路では、Poutに電力検出回路12を接続し、該電力
検出回路12で検出される電力に応じて上記制御回路1
1によりVddやVggを制御することで、基地局との
距離に応じた最小限の出力でもって送信を行っており、
もって消費電力の低減が図られていた。
【0004】また、携帯電話や簡易型携帯電話(PH
S)では、使用する周波数が携帯電話で0.9GHzや
1.5GHz、またPHSでは1.9GHzであるため
に、その電力増幅器に砒化ガリウム(GaAs)素子が
使用される。これは、砒化ガリウム(GaAs)素子が
Si素子に比較して、高周波での消費電力が少ないとい
う利点があるためである。しかしながら、GaAs素子
では一般にMES型電界効果型トランジスタ(FET)
を用いると、負電圧(例えば−2V)が必要になる。
【0005】ところで、図9に示した回路構成では、電
力検出回路12や、これに応じてVdd,Vggを制御
するための制御回路11が必要になる。このような構成
では回路素子が増加するために、携帯電話に比較して小
型,軽量化を目的としている簡易型携帯電話(PHS)
では、このような構成は適していない。このため実際に
はPHSシステムでは、電力増幅器の制御は、高出力モ
ードと低出力モードの2つの状態を切り換えて行う構成
となっている。
【0006】以下、このPHSシステムにおける電力増
幅器の制御について詳述する。図10は、PHSなどに
使用する電力増幅器とその周辺回路の構成を示したもの
である。図において、図9と同一の記号は同一もしくは
相当部分を示し、図10では電力増幅器1の内部の一部
を示している。図において、J20はGaAs素子を用
いたMES型電界効果型トランジスタ(FET)、C1
11,C112はゲート電圧制御回路13へ流入する高
周波成分をカットするための容量、D111,D112
はゲート電圧制御回路13と電力増幅器1との間に接続
されたダイオード、R111は上記FET J20のゲ
ートと容量C112との間に接続された抵抗、L111
は上記FET J20のドレインに接続されたインダク
タンスを示している。この構成では、電力増幅器1の電
力制御にはVgg端子への信号のみを用い、Vddは用
いていない。また、電力増幅器1の電力制御にはVgg
をステップ(2段階)で切り替えて使用するとともに、
電力増幅器1の出力信号を検出しない構成となっている
ために、Vggの設定にて所定の出力電力が得られるよ
うにしておくことが必要である。なお、図9の構成で
は、出力電力を検出し、これをフィードフォワードする
ことで出力の制御を行うようになっているために、上述
のように、Vggの設定によって所定の出力電圧が得ら
れるようにする調整は必要ない。
【0007】この図10の例では、制御回路11の電力
制御信号に基づきゲート電圧制御回路13によって、V
ggを”High”と”Low”の2つの状態の間で切
り替えて使用する。この場合に、VggはGaAs電界
効果型トランジスタを用いる場合には負電圧とする必要
がある。このため図10のゲート電圧制御回路13には
負電圧を発生する回路が含まれる。
【0008】図11は図10で示したゲート電圧制御回
路13の回路の例を示したものである。図において、J
121はFET、R121は抵抗、Vssは負電圧発生
回路からの負電圧信号、Vgcはゲート電圧制御用の内
部信号である。また、Vggは図10で示したものと同
一である。
【0009】次にこのゲート電圧制御回路13の動作に
ついて説明する。まず、FET J121のゲート電圧
を0Vとすると、FET J121のゲート・ソース間
電圧VgsJ121は、FET J121が消費する電
流により規定される。このためにVggの電位はVgc
の電位からVgsJ121の電圧降下分だけ降下した電
圧となる。その値は下記に示される。 Vgg=Vgc−VgsJ121 …(1) 従ってVgc=0V,VgsJ121=0.2Vであれ
ば、Vgg=−0.2Vとなる。このVgg(−0.2
V)により、電力増幅器1が高出力状態で動作するよう
に設定する。
【0010】次に低消費電力状態では、電圧Vgcの値
を−1Vに設定すると、Vggは−1.2Vとなる。こ
の状態で、電力増幅器1を構成するFETが低消費電力
状態になるようなピンチオフ電圧(Vp>1.2)を有
するFETを用いると、電力増幅器1としての消費電力
が減少する。
【0011】一方、もし上記ゲート電圧制御回路13の
Vgcが−1.5Vとなってしまった場合には、その出
力電圧としては、−1.7Vが得られることになる。こ
のような場合に、電力増幅器1に使用しているFETの
ピンチオフ電圧Vpが1.5Vであると、該FETには
電流が全く流れず、電力増幅器として動作しないことに
なる。
【0012】このため図10では、電圧Vggと接地端
子との間に逆方向ダイオードを2個挿入している。この
ダイオードの順方向電圧がそれぞれ0.6Vであるとす
ると、Vggが−1.2V以下の電圧に降下しようとし
た場合に、ダイオードD111,D112に電流が流
れ、結果として、電圧Vggは、−1.2Vに設定され
る。このような構成とすることで、ゲート電圧Vgg
が、電力増幅器を構成するFETのピンチオフ電圧より
も降下して、電力増幅器として動作しなくなることを防
いでいる。
【0013】ところで、このような構成において、電力
増幅器のFET(図10のJ20)のピンチオフ電圧V
pが、ウエハプロセスの変動等の影響によってばらつ
き、例えば1.8Vとなってしまった場合には、上記の
消費電力の低減を達成するためにVggを前記の−1.
2V以下に下げてVggとVpとの差があまり大きくな
らないようにする必要があるが、上述のようなダイオー
ドを用いて構成されたクランプ回路では、Vggを−
1.2V以下にすることはできず、従って、このような
場合には対応することができない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力増幅回路は
以上のように構成されており、電力増幅器を高出力モー
ドと低出力モードの2つの状態を切り換えて使用する構
成においては、ウエハプロセスの変動等によって電力増
幅器を構成する電界効果トランジスタのピンチオフ電圧
が変動した場合には、十分な省電力効果が得られなくな
るという問題点があった。
【0015】この発明は以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、電力増幅器を構成するFETのしきい値
電圧に関係なく、低消費電力状態で、かつ安定に動作す
る、即ち動作不能となるのを防止することのできる,電
力増幅回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電力増幅回路は、電界効果トランジスタを用いて構成
された電力増幅手段と、上記電力増幅手段を構成する電
界効果トランジスタのゲートにゲート電圧を供給するゲ
ート電圧供給手段と、上記電力増幅手段を構成する電界
効果トランジスタと同一のしきい値を有するモニタ用の
電界効果トランジスタを用いて構成され、上記ゲート電
圧供給手段から出力される上記ゲート電圧を入力とし、
該ゲート電圧が上記電力増幅手段を構成する電界効果ト
ランジスタのしきい値以下になった場合に、上記ゲート
電圧を昇圧し、上記電力増幅手段を構成する電界効果ト
ランジスタがピンチオフするのを抑制するゲート電圧制
御手段とを備えたものである。
【0017】また、この発明の請求項2に係る電力増幅
回路は、上記請求項1記載の電力増幅回路において、上
記ゲート電圧制御手段を、上記電力増幅手段を構成する
電界効果トランジスタと同一のしきい値を有するモニタ
用の電界効果トランジスタを用いて構成されたインバー
タ回路と、該インバータ回路の出力がそのゲートに入力
され、上記電力増幅手段を構成する電界効果トランジス
タのゲート電圧端子と電源との間に挿入された電力供給
用の電界効果トランジスタとを備えたものとし、上記イ
ンバータ回路の出力に応じて上記ゲート電圧供給手段に
電流を供給するものとしたものである。
【0018】また、この発明の請求項3に係る電力増幅
回路は、上記請求項1記載の電力増幅回路において、上
記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界効果ト
ランジスタのゲート長を、上記電力増幅手段を構成する
電界効果トランジスタのゲート長よりも短縮したもので
ある。
【0019】また、この発明の請求項4に係る電力増幅
回路は、上記請求項1記載の電力増幅回路において、上
記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界効果ト
ランジスタの接地側の電位を、接地電位よりも低い電位
に設定するようにしたものである。
【0020】また、この発明の請求項5に係る電力増幅
回路は、上記請求項4記載の電力増幅回路において、上
記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界効果ト
ランジスタの接地側電極を、ダイオードを介して負電圧
端子に接続することにより、接地電位よりも低い電位に
設定するようにしたものである。
【0021】また、この発明の請求項6に係る電力増幅
回路は、上記請求項4記載の電力増幅回路において、上
記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界効果ト
ランジスタの接地側電極を、そのゲートとドレイン電極
を接地端子に接続したノーマリオン型の電界効果トラン
ジスタのソース電極に接続し、かつ、少なくとも抵抗を
含む回路を介して負電圧端子に接続することにより、接
地電位よりも低い電位に設定したものである。
【0022】また、この発明の請求項7に係る電力増幅
回路は、上記請求項1記載の電力増幅回路において、上
記ゲート電圧制御手段を、上記電力増幅手段を構成する
電界効果トランジスタと同一のしきい値を有するモニタ
用の電界効果トランジスタを用いて構成されたインバー
タ回路と、ソースフォロア回路を構成する電界効果トラ
ンジスタと、上記インバータ回路の出力がそのゲートに
入力され、上記ソースフォロア回路を構成する電界効果
トランジスタに並列に接続され、上記電力供給手段を構
成する電力供給用の電界効果トランジスタとを備え、上
記ゲート電圧供給手段に電流を供給するものとしたもの
である。
【0023】また、この発明の請求項8に係る電力増幅
回路は、上記請求項7記載の電力増幅回路において、上
記電力供給用の電界効果トランジスタのゲート幅を、上
記ソースフォロア回路を構成する電界効果トランジスタ
のゲート幅よりも小さくしたものである。
【0024】また、この発明の請求項9に係る電力増幅
回路は、上記請求項7記載の電力増幅回路において、上
記電力供給用の電界効果トランジスタと直列に抵抗素子
を接続したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1.による電
力増幅回路を示す図であり、図1において、図8と同一
の記号は同一もしくは相当部分を示し、J1は電力増幅
器1を構成するFETと同一のチャネル濃度を有する電
界効果トランジスタ(FET)であり、そのゲートには
ゲート電圧制御回路13の出力が入力され、ソースは接
地され、ドレイン側に負荷抵抗R1を有し、インバータ
回路2を構成するものとなっている。また、このインバ
ータ回路2の出力はFET J2のゲートに入力され、
該FET J2のドレインはVddに接続され、そのソ
ースは抵抗R2を介して上記ゲート電圧制御回路(ゲー
ト電圧供給手段)13の出力に接続されている。そして
上記FET J1,J2、及び抵抗R1,R2によって
ゲート電圧制御手段を構成するものとなっている。
【0026】以下、動作について説明する。電力増幅器
1を高出力状態で動作させる場合には、Vggは従来と
同様に、約−0.2Vが出力される。このVggではイ
ンバータ回路2を構成するFETJ1はON状態である
ために、FET J1の抵抗は低くなり、抵抗R1によ
る電圧降下で、FET J2のゲート電圧n1は”Lo
w”となる。このためにFET J2の抵抗は高くな
り、FET J2と抵抗R2を通過する電流は非常に少
なくなり、FET J2と抵抗R2を通過する電流がゲ
ート電圧制御回路へ供給されることによる,Vggの変
化は殆ど無く、無視することができる。従って、後段の
電力増幅器1を構成するFET J20は、高出力状態
で動作するようになる。
【0027】次に電力増幅器1を低消費電力状態で動作
させる場合には、Vggを低下させて−1.2Vに設定
する。この場合にもFET J1が電力増幅器1を構成
するFET J20と同一のチャネル構造を有している
ために、電力増幅器1を構成するFET J20のピン
チオフ電圧(Vp)が、Vp=−1.5Vである場合に
は、FET J1のピンチオフ電圧Vpも−1.5Vと
なる。このため、Vggが−1.2Vまでしか低下しな
い場合は、FET J1はオンしており、FET J
1,J2、抵抗R1,R2で構成される回路は、高出力
状態の場合と同様の動作を行う。すなわちFET J2
と抵抗R2を通過する電流がゲート電圧制御回路へ供給
されることによる,Vggの変化は殆ど無く、無視する
ことができる。
【0028】次にゲート電圧制御回路13を構成するF
ETの製造ばらつき等の原因により、電圧Vggが−
1.7Vまで低下してしまうと、FET J1がピンチ
オフすることにより該FET J1を流れる電流がなく
なることとなる。この状態では、FET J1での電圧
降下が抵抗R1よりも大きくなり、FET J2のゲー
ト電圧n1が高くなる。このようにして、FET J2
のゲート電圧n1が高くなるので、FET J2,抵抗
R2を電流が流れるようになり、結果として、該FET
J2,抵抗R2を流れるようになった電流分に対応す
る電圧が発生し、該発生した電圧分、Vggの電位が上
昇することになる。
【0029】このように本実施の形態1.によれば、V
ggが、電力増幅器1を構成するFET J20がピン
チオフする電圧まで降下した場合に、FET J1,J
2、抵抗R1,R2で構成される回路が、FET J2
0のピンチオフ電圧以下の電圧にならないように、該電
圧Vggを上昇するように動作することにより、電力増
幅器1を構成するFET J20のピンチオフ電圧が変
動した場合、あるいはVggが変動した場合にも、低消
費電力状態において、電力増幅器1を構成するFET
J20が動作しなくなるという不具合を防止でき、装置
の安定化を図ることができる効果が得られる。
【0030】また、電力増幅器1を構成するFET J
20のピンチオフ電圧のバラツキを補償するためには、
電力増幅器1の低消費電力状態でのVggが、例えば、
−1.8V程度となるように、ゲート電圧制御回路から
のゲート電圧の供給が行われるように設定しておく。こ
のように設定すると、Vggとして、常に、FETJ
1,J2、抵抗R1,R2で構成される回路によって規
定される電圧が供給されるようになり、電力増幅器1を
構成するFET J20のピンチオフ電圧Vpが、設計
値に対して正負いずれの方向に変動した場合において
も、該変動幅に追従するようにVggを制御することが
できる。これにより、歩留りの良好な集積回路を得るこ
とができる。
【0031】実施の形態2.次に本発明の実施の形態
2.による電力増幅回路について説明する。図2は本実
施の形態2.の電力増幅回路の構成を示す図であり、図
1に示す回路において、FET J1のゲート長を電力
増幅器1を構成するFET J20のそれよりも短くし
たFET J1aを用いるようにした点が特徴である。
【0032】一般的にFETはそのゲート長が短縮する
とそのしきい値Vpが大きくなる。すなわち、ゲート長
の短いFETの電流を遮断するには、そのゲート電圧を
さらに降下させなければならない。FETと抵抗で構成
したインバータ回路2の入出力特性を図3に示す。ここ
ではVggがインバータ回路2の入力信号となり、n1
がその出力信号となる。図3の実線で示すように、図1
の構成では、インバータ回路2の入力信号であるVgg
が、−VpよりもVg′だけ高いVg1に降下した時点
でFET J1がオフし始めるために、該FET J1
が完全にオフする前にインバータ回路2の出力信号であ
るn1の電位が徐々に高くなり始める。このために、電
力増幅器1に供給されるVggを、ピンチオフ電圧−V
pに設定することができない。このため、実施の形態
1.の構成では、低消費電力動作時の電力が十分に抑え
られないことになる。
【0033】そこで本実施の形態2.のように、インバ
ータ回路2を構成するFET J1aのゲート長を、F
ET J20のそれと比較して短く設定することで、そ
のピンチオフ電圧Vpを、電力増幅器1を構成するFE
T J20のVpよりもVg′だけ低くし、これによ
り、図3の点線で示されるように、FET J2がオン
し始めるのを遅らせる(Vggがより低くないとオンし
にくい)ことで、電力増幅器1に入力されるVggを、
FET J20のピンチオフ電圧−Vpと同じ値となる
ようにすることができる。
【0034】このような構成を有する本実施の形態2.
によれば、実施の形態1.と同様に、電力増幅器1を構
成するFET J20のピンチオフ電圧が変動した場
合、あるいはVggが変動した場合にも、低消費電力状
態において、電力増幅器1を構成するFET J20が
動作しなくなるという不具合を防止でき、装置の安定化
を図ることができるのに加えて、Vggを、電力増幅器
1を構成するFET J20のピンチオフ電圧Vpまで
低下させることができ、これにより、最も電力消費の少
ない状態で電力増幅器を動作させることが可能となる効
果がある。
【0035】実施の形態3.次に本発明の実施の形態
3.による電力増幅回路について説明する。上記実施の
形態2.ではインバータ回路2を構成するFET J1
aのVpを、電力増幅器1を構成するFET J20の
Vpよりも大きくしてインバータ回路2の出力を切り替
えるVggを低くするようにしたが、本実施の形態3.
では、インバータ回路2のソース電位を接地電位よりも
降下させたものである。すなわち、図4において、D
1,D2,D3は、そのカソード電極側を負電圧発生回
路からの負電圧Vss側として、上記インバータ回路2
を構成するFET J1のソースと負電圧Vssとの間
に多段接続されたダイオードである。ここで、負電圧V
ssが−2Vであれば、ダイオードD1〜D3のそれぞ
れの順方向電圧Vfが0.6Vとすれば、インバータ回
路2を構成するFET J1のソース電位n2は、 n2=−2+0.6×3=−0.2V …(2) となる。従ってこの電圧が、図3におけるVg′と同一
となるように設定することにより、上記実施の形態2.
と同様に、Vggを、電力増幅器1を構成するFET
J20のVpと同じになるように設定することができ、
上記実施の形態2.と同様に、該電圧Vggを、電力増
幅器1を構成するFET J20のピンチオフ電圧Vp
まで低下させることができ、これにより、最も電力消費
の少ない状態で電力増幅器を動作させることが可能とな
る効果が得られる。また、実施の形態2.のようにプロ
セス技術を用いて電界効果トランジスタのゲートを制御
する方法に比べて、本実施の形態3では素子を付加する
方式であるので、ウエハプロセスのばらつき等の影響を
受けにくく、設計値通りのVggが得られやすいことか
ら、歩留まりの向上を図ることができる。
【0036】実施の形態4.次に本発明の実施の形態
4.による電力増幅回路について説明する。図5は本実
施の形態4.による電力増幅回路の構成を示す図であ
り、図に示すように、インバータ回路2を構成するFE
T J1のソース側端子n2に、そのゲートとドレイン
電極を接地端子に接続したFET J3のソース電極を
接続し、さらに抵抗R3を、上記FET J1のソース
側端子n2と負電圧端子Vssとの間に挿入している。
上記FET J3は、ゲート電圧制御回路13等を構成
するデジタル回路に使用するノーマリオフ型のFET
(以下、E−FETと略す)である。
【0037】次に作用効果について説明する。GaAs
集積回路でのE−FETのしきい値電圧Vthは、一般
に0.05V〜0.25Vである。ここで上記FET
J3のしきい値電圧Vthが0.1Vであれば、上記F
ET J1のソース側端子n2の電圧は、抵抗R3の値
を調整することによって、接地電位よりも0.2V程度
低くすることが可能である。
【0038】これにより、上記実施の形態3.と同様に
その入出力特性が変化し、インバータ回路2の出力を切
り換えるVggが低くなり、電力増幅器1を構成するF
ETJ20のピンチオフ電圧Vpまで低下させることが
でき、最も電力消費の少ない状態で電力増幅器を動作さ
せることが可能となり、しかも素子を付加する方式であ
るので、ウエハプロセスのばらつき等の影響を受けにく
く、設計値通りのVggが得られやすく、歩留まり向上
を図ることができる。さらに、実施の形態3.では、ダ
イオードを用いてFET J1のソース側端子n2を低
下させる構成となっているために、電圧降下量が温度に
より変化するという問題が生じるが、本実施の形態4.
による回路構成では、ダイオードを使用していないため
温度の変化に依存しない特性が得られる。
【0039】実施の形態5.次に本発明の実施の形態
5.による電力増幅回路について説明する。図6は本実
施の形態5.による電力増幅回路の構成図であり、この
回路構成では、インバータ回路2の出力を前段のゲート
電圧制御回路14に入力し、Vggの設定電圧自体を制
御する構成となっている。
【0040】すなわち、図6において、図9と同一の記
号は同一もしくは相当部分を示し、本実施の形態では、
ゲート電圧制御信号Vgcを正の電圧で制御する構成と
している。このため、FET J121のソース側に、
さらに電圧を降下させる目的でダイオードD121,D
122と抵抗R122を追加している。さらに、FET
J121と並列にFET J122を追加している。
そしてこのFET J122のゲート端子にインバータ
回路2の出力n1が接続されている。
【0041】次にこの回路の動作について説明する。ゲ
ート電圧制御信号VgcがHighであると、FET
J121のゲート・ソース間電圧VgsJ121と負電
圧Vssとの電圧差を、抵抗R121と抵抗R122と
で抵抗分割した出力が、電圧Vggとして得られる。こ
の時の電圧Vggは、ゲート電圧制御信号Vgcが2
V,FET J121のゲート・ソース間電圧VgsJ
121が0.2V,Vssが−2Vで、ダイオードD1
21,D122の順方向電圧Vfを0.6V,抵抗R1
21,抵抗R122のそれぞれの抵抗値を18KΩ,8
KΩとすると、 Vgg=(Vgc−VgsJ121−VF×2−Vss)×RJ121/ (R121+R122)+Vss …(3) なので、 Vgg=2.6×18/26−2 =−0.2 …(4) となる。この時の電圧VggではFET J1はオンし
ているために、抵抗R1の電圧降下により、FET J
122のゲート電位n1は、ほぼ0Vとなっており、ゲ
ート電圧制御信号Vgcの電圧よりも低く、FET J
122はオフ状態となる。従ってこの時には、FET
J122がない場合と同様な動作を行う。
【0042】次にゲート電圧制御信号Vgcが”Lo
w”であれば、すなわちVgc=0Vであれば、Vgg
は、 Vgg=0.6×18/26−2 =−1.81 … (5) となる。この場合、電圧Vggはインバータ回路2を構
成するFET J1に入力されるために、FET J1
がオフされ、FET J122のゲート電位n1が高く
なる。この電位n1は電源電圧Vddまで上昇するが、
この信号がゲート電圧制御回路14のFET J122
に入力される。これにより、FET J122がオン
し、該FET J122を電流が流れるようになる。結
果として、上記式(4) と同様に電圧Vggが高くなる
が、電圧Vggが高くなるとインバータ回路2を構成す
るFET J1がオンしてFET J122のゲート電
位n1が低下するという、フィードバック機能が働くこ
とにより、FET J1の電流が遮断されることにな
る。従って、電圧Vggを最も低い電圧に設定すること
ができる。
【0043】すなわち、電力増幅器1を構成するFET
J20の電圧Vpは、インバータ回路2を構成するF
ET J1の電圧Vpと同一であるために、この電圧を
Vggとして用いることで、電力増幅器1で流れる電流
も最も少なくなる。このようにして、電力増幅器1の電
流を最も少なくする電圧に、Vggを自動的に設定する
ことができる。
【0044】なお、本実施の形態5.でインバータ回路
2を構成するFET J1のソース電極n2は接地に接
続するか、上記実施の形態3,4で示したような回路に
接続するようにしてもよい。
【0045】また、この実施の形態5.では、上記実施
の形態1.の効果に加えて、実施の形態1.に比較し
て、電圧Vssの電流の消費を少なくすることができ
る。特に、負電圧を、電力増幅器1と同一チップに集積
化した回路で発生する場合には、負電圧の電流を極力抑
える必要がある。すなわち、上記実施の形態1.ないし
実施の形態4.では、電圧Vggと電源電圧端子Vdd
との間にFET J2、抵抗R2からなる回路を追加し
てこの電流の制御をしていたために、電圧Vggの消費
電流が大きくなる恐れがある。そしてこの電圧Vggは
上述してきたように負電圧であり、電圧Vssを基準と
して発生するものであり、Vssの許容電流は1mA程
度と少ないために、FET J2,抵抗R2の電流をで
きるだけ小さくすることが重要である。本実施の形態
5.では、Vggを発生するゲート電圧制御回路14の
ゲート電圧設定回路となるFET J121と並列に回
路(FET J122)を追加しているために、Vss
もしくはVggの電流を増加させることがない。
【0046】実施の形態6.次に本実施の形態6.によ
る電力増幅回路を図7について説明する。上記実施の形
態5.では、電圧Vggの制御を行うのに、ゲート電圧
制御回路14にFET J122を組み込むようにして
いるが、このFETJ122を組み込むことによりチッ
プサイズは大きくなってしまう。従ってチップサイズを
縮小化するためには、上記付加した回路のFETJ12
2のサイズはできるだけ小さくすることが好ましい。そ
こで、図7に示すように、本実施の形態6.では、FE
T J122aのサイズをFET J121に比較して
小さくするようにしているものである。そして、本実施
の形態6.においては、このようにFETJ122aの
サイズを小さくしていることにより、一般に、FETの
ゲート幅は狭いほどそのしきい値電圧Vthが高くなる
ものであるので、ゲート電圧制御回路14から出力され
るゲート電圧の値が、主にFET J121への入力信
号Vgcによって決定されるようになり、FET J1
22aの入力n1によってゲート電圧制御回路14の動
作特性が、大きく左右されるようなことにはならないも
のとなっている。
【0047】以上のような構成とすることにより、実施
の形態5.によるフィードバック動作の切り替わり点が
緩慢になり、フィードバック機能による、電圧Vggの
振動や不安定な動作を防ぐ効果が得られる。
【0048】実施の形態7.次に本実施の形態7.によ
る電力増幅回路を図8について説明する。図8は本実施
の形態7.による電力増幅回路の構成を示す図であり、
図7で示した実施の形態6.では、FET J121と
並列に接続されたFET J122aのゲート幅を制御
することでフィードバック動作による不具合を緩和する
ようにしたが、本実施の形態7.によるゲート電圧制御
回路15では、図6に示した実施の形態5.の回路にお
いて、FET J122のソースに抵抗R123を追加
することにより、上記実施の形態5.によるフィードバ
ック機能による電圧Vggの振動等の問題を解消するよ
うにしたものである。
【0049】また、このようにすることで、実施の形態
6.では、ウエハプロセスの変動によってFET J1
22aが初期の特性が得られないような不具合があるの
に対し、本実施の形態7.では、素子(抵抗R123)
を追加する方法を用いることにより、ウエハプロセスの
ばらつき等の影響を受けにくくなるため、設計値通りの
Vggを得られやすくなり、その結果、歩留まりの向上
を図ることができる。
【0050】なお、以上の各実施の形態では、可変電力
増幅器に適用した場合について説明したが、本発明は、
低消費電力状態でのみ使用するような回路にも適用する
ことができる。この場合には、電流を極力低下した状態
でも安定に動作する電力増幅器を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
電力増幅回路によれば、電界効果トランジスタを用いて
構成された電力増幅手段と、上記電力増幅手段を構成す
る電界効果トランジスタのゲートにゲート電圧を供給す
るゲート電圧供給手段と、上記電力増幅手段を構成する
電界効果トランジスタと同一のしきい値を有するモニタ
用の電界効果トランジスタを用いて構成され、上記ゲー
ト電圧供給手段から出力される上記ゲート電圧を入力と
し、該ゲート電圧が上記電力増幅手段を構成する電界効
果トランジスタのしきい値以下になった場合に、上記ゲ
ート電圧を昇圧し、上記電力増幅手段を構成する電界効
果トランジスタがピンチオフするのを抑制するゲート電
圧制御手段とを備えたものとしたので、電力増幅器を構
成する電界効果トランジスタのピンチオフ電圧が変動し
た場合、あるいはゲート電圧供給手段から供給される電
圧が変動した場合にも、低消費電力状態において、電力
増幅器を構成する電界効果トランジスタが動作しなくな
るという不具合を防止でき、装置の安定化を図ることが
できる効果が得られるという効果がある。
【0052】また、上記ゲート電圧制御手段を構成する
モニタ用の電界効果トランジスタのゲート長を、上記電
力増幅手段を構成する電界効果トランジスタのゲート長
よりも短縮したので、ゲート電圧供給手段から供給され
る電圧を電力増幅器を構成する電界効果トランジスタの
ピンチオフ電圧まで低下させることができ、これによ
り、最も電力消費の少ない状態で電力増幅器を動作させ
ることが可能となるという効果がある。
【0053】また、上記ゲート電圧制御手段を構成する
モニタ用の電界効果トランジスタの接地側電極を、ダイ
オードを介して負電圧端子に接続することにより、該ト
ランジスタの接地側電極を、接地電位よりも低い電位に
設定するようにしたので、ウエハプロセスのばらつき等
の影響を受けにくく、設計値通りのゲート電圧値が得ら
れやすいことから、歩留まりの向上を図ることができる
という効果がある。
【0054】また、上記ゲート電圧制御手段を構成する
モニタ用の電界効果トランジスタの接地側電極を、上記
ダイオードに代えて、そのゲートとドレイン電極を接地
端子に接続したノーマリオン型の電界効果トランジスタ
のソース電極に接続し、かつ、少なくとも抵抗を含む回
路を介して負電圧端子に接続する構成を用いることによ
り、上記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界
効果トランジスタの接地側電極の電位が温度の変化に依
存しなくなり、より確実に設計値通りのゲート電圧値が
得られるようになり、歩留まりの向上、及び動作の安定
性をさらに向上させることができるという効果がある。
【0055】また、上記ゲート電圧制御手段を、上記電
力増幅手段を構成する電界効果トランジスタと同一のし
きい値を有するモニタ用の電界効果トランジスタを用い
て構成されたインバータ回路と、ソースフォロア回路を
構成する電界効果トランジスタと、上記インバータ回路
の出力がそのゲートに入力され、上記ソースフォロア回
路を構成する電界効果トランジスタに並列に接続され、
上記電力供給手段を構成する電力供給用の電界効果トラ
ンジスタとを備え、上記ゲート電圧供給手段に電流を供
給するものとし、上記インバータ回路の出力を用いて上
記電力供給用の電界効果トランジスタをフィードバック
制御することにより、上記ゲート電圧供給手段に電流を
供給するようにしたので、負電圧電源で消費される電流
を低減することができる効果がある。
【0056】また、上記フィードバック制御方式により
ゲート電圧供給手段を制御するものにおいて、上記電力
供給用の電界効果トランジスタのゲート幅を、上記ソー
スフォロア回路を構成する電界効果トランジスタのゲー
ト幅よりも小さくしたので、フィードバック動作の切り
替わり点が緩慢になり、フィードバック機能による、ゲ
ート電圧の振動や不安定な動作を防ぐことができるとい
う効果が得られる。
【0057】また、上記フィードバック制御方式により
ゲート電圧供給手段を制御するものにおいて、上記電力
供給用の電界効果トランジスタと直列に抵抗素子を接続
したので、上記電力供給用の電界効果トランジスタのゲ
ート幅を小さくするのと同じ効果が得られるのに加え
て、上記ウエハプロセスのばらつき等の影響を受けるこ
となく、設計値通りのゲート電圧値が得られやすくな
り、歩留まりの向上を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1.による電力増幅回
路を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2.による電力増幅回
路を示すブロック図である。
【図3】 上記実施の形態2.による電力増幅回路に用
いられるインバータ回路の入出力特性を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3.による電力増幅回
路を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4.による電力増幅回
路を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態5.による電力増幅回
路を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態6.による電力増幅回
路を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態7.による電力増幅回
路を示すブロック図である。
【図9】 従来の携帯電話等で使用される電力増幅器と
その制御回路の接続例を示す図である。
【図10】 従来のPHS等で使用される電力増幅器と
その電力を制御する周辺回路を示す回路ブロック図であ
る。
【図11】 従来の電力増幅器のゲート電圧制御回路の
一例を示す図である。
【符号の説明】
1 電力増幅器、2 インバータ回路、Pin 電力増
幅器の入力端子、13〜15 ゲート電圧制御回路、P
out 電力増幅器の出力端子、Vss 負電圧発生回
路の発生電圧、Vgg 電力増幅器のゲート電圧。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタを用いて構成され
    た電力増幅手段と、 上記電力増幅手段を構成する電界効果トランジスタのゲ
    ートにゲート電圧を供給するゲート電圧供給手段と、 上記電力増幅手段を構成する電界効果トランジスタと同
    一のしきい値を有するモニタ用の電界効果トランジスタ
    を用いて構成され、上記ゲート電圧供給手段から出力さ
    れる上記ゲート電圧を入力とし、該ゲート電圧が上記電
    力増幅手段を構成する電界効果トランジスタのしきい値
    以下になった場合に、上記ゲート電圧を昇圧し、上記電
    力増幅手段を構成する電界効果トランジスタがピンチオ
    フするのを抑制するゲート電圧制御手段とを備えたこと
    を特徴とする電力増幅回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力増幅回路において、 上記ゲート電圧制御手段は、 上記電力増幅手段を構成する電界効果トランジスタと同
    一のしきい値を有するモニタ用の電界効果トランジスタ
    を用いて構成されたインバータ回路と、 該インバータ回路の出力がそのゲートに入力され、上記
    電力増幅手段を構成する電界効果トランジスタのゲート
    電圧端子と電源との間に挿入された電力供給用の電界効
    果トランジスタとを備え、 上記インバータ回路の出力に応じて上記ゲート電圧供給
    手段に電流を供給するものであることを特徴とする電力
    増幅回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電力増幅回路において、 上記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界効果
    トランジスタのゲート長は、上記電力増幅手段を構成す
    る電界効果トランジスタのゲート長よりも短いことを特
    徴とする電力増幅回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電力増幅回路において、 上記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界効果
    トランジスタの接地側の電位が、接地電位よりも低い電
    位に設定されていることを特徴とする電力増幅回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電力増幅回路において、 上記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界効果
    トランジスタの接地側電極を、ダイオードを介して負電
    圧端子に接続することにより、接地電位よりも低い電位
    に設定したことを特徴とする電力増幅回路。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の電力増幅回路において、 上記ゲート電圧制御手段を構成するモニタ用の電界効果
    トランジスタの接地側電極を、そのゲートとドレイン電
    極を接地端子に接続したノーマリオン型の電界効果トラ
    ンジスタのソース電極に接続し、かつ、少なくとも抵抗
    を含む回路を介して負電圧端子に接続することにより、
    接地電位よりも低い電位に設定したことを特徴とする電
    力増幅回路。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電力増幅回路において、 上記ゲート電圧制御手段は、 上記電力増幅手段を構成する電界効果トランジスタと同
    一のしきい値を有するモニタ用の電界効果トランジスタ
    を用いて構成されたインバータ回路と、 ソースフォロア回路を構成する電界効果トランジスタ
    と、 上記インバータ回路の出力がそのゲートに入力され、上
    記ソースフォロア回路を構成する電界効果トランジスタ
    に並列に接続され、上記電力供給手段を構成する電力供
    給用の電界効果トランジスタとを備え、 上記ゲート電圧供給手段に電流を供給するものであるこ
    とを特徴とする電力増幅回路。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電力増幅回路において、 上記電力供給用の電界効果トランジスタのゲート幅は、
    上記ソースフォロア回路を構成する電界効果トランジス
    タのゲート幅よりも小さいことを特徴とする電力増幅回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の電力増幅回路において、 上記電力供給用の電界効果トランジスタと直列に抵抗素
    子を接続したことを特徴とする電力増幅回路。
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