JP2000068408A - 樹脂膜を用いた平面実装用回路基板の製造方法およびその回路基板 - Google Patents

樹脂膜を用いた平面実装用回路基板の製造方法およびその回路基板

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JP2000068408A
JP2000068408A JP10238431A JP23843198A JP2000068408A JP 2000068408 A JP2000068408 A JP 2000068408A JP 10238431 A JP10238431 A JP 10238431A JP 23843198 A JP23843198 A JP 23843198A JP 2000068408 A JP2000068408 A JP 2000068408A
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conductor
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Yasushi Umeda
泰 梅田
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Noge Electric Industries Co Ltd
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NOGE DENKI KOGYO KK
Noge Electric Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平面実装パッケージ用の回路基板であって、安
定した性能を有するものを、容易に、かつ、歩留まりよ
く製造することのできる製造方法を提供する。 【解決手段】樹脂膜11に貫通孔14をあける。その
後、樹脂膜11の導体回路パターン12を形成すべき部
分に、予め定めた元素を付着させる処理を行ってから、
導体回路パターン12をめっきにより形成する。そし
て、貫通孔14をめっきにより導体層13で充填する。
前記予め定めた元素は、前記めっきのめっき浴中で、導
体回路を構成する金属のイオンに電子を供給する元素で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面実装用チップ
に用いられる回路基板であって、樹脂膜を用いたものの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリイミド膜を用いた回路基板1
00(図1)を用いて、シリコンチップ200を平面実
装し、図2のようなICチップにすることが知られてい
る。回路基板100は、ポリイミド膜101の下面に、
所望の回路形状にパターニングされた銅箔102を備え
ている。また、ポリイミド膜101には、シリコンチッ
プ200のアルミパッド201に対応する位置に、貫通
孔104が設けられ、この貫通孔104には、導体層1
03が充填されている。導体層103は、図3のよう
に、銅箔102上に成長させた銅めっき層301と、そ
の表面に形成された金めっき層302とからなる。
【0003】シリコンチップ200を回路基板100上
に実装する場合には、回路基板100上にシリコンチッ
プ200を搭載し、図1の矢印方向に、導体層103を
針のようなもので突き上げ、導体層103とシリコンチ
ップ200のアルミパッド201とを接合させる。その
後、上面全体を樹脂203でパッケージするとともに、
回路基板101の下面にはんだバンプ204をつける。
【0004】このような回路基板100を製造する手順
を説明する。まず、銅箔102が貼られたポリイミド膜
101を用意し、銅箔102をフォトリソグラフィの手
法により所望の回路形状にパターニングする。つぎに、
ポリイミド膜101の上面側からエキシマレーザ加工等
により貫通孔104をあける。この貫通孔104は、上
部の径が60μm程度、底部の径が40μm程度であ
る。この加工では、貫通孔104の底部の銅箔102に
も加工時のエネルギーがおよぶため、貫通孔104の底
部の銅箔102に、酸化や結晶変化した変質層303が
生じる。そこで、この変質層303を取り除くため、エ
ッチング液に浸して、貫通孔104側から銅箔102を
エッチングし、変質層303を取り除く。その後、硫酸
銅めっき等で、銅めっき層301を成長させ、さらに金
めっきにより金めっき層302を成長させ、これにより
銅層301と金めっき層302からなる導体層103を
形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の回路基板
100の製造方法では、変質層303が完全に取り除か
れていない場合には、図3のように導体層103と回路
状銅箔102との間に変質層303が残り、導通不良を
生じるため、変質層303のエッチングを完全に行う必
要がある。しかしながら、貫通孔104は、上部の径が
60μm程度、底部の径が40μm程度と非常に小さい
ため、変質層303をエッチングするためのエッチング
液を、貫通孔104内に十分に回り込ませることは非常
に難しく、導通不良の発生率を低下させることは困難で
あった。
【0006】また、ポリイミド層101に貫通孔104
をあける加工の際には、銅箔102まで貫通孔があいて
しまうわないように、また、変質層303をなるべく生
じさせないように、加工条件を厳しく選択するする必要
があった。
【0007】本発明は、平面実装パッケージ用の回路基
板であって、安定した性能を有するものを、容易に、か
つ、歩留まりよく製造することのできる製造方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のような製造方法が提供され
る。
【0009】一方の面上に導体回路パターンを備えた樹
脂膜を有する回路基板の製造方法であって、前記樹脂膜
に貫通孔をあける第1の工程と、前記樹脂膜の前記一方
の面の少なくとも前記導体回路パターンを形成すべき部
分に、予め定めた元素を付着させる第2の工程と、前記
導体回路パターンをめっきにより形成する第3の工程
と、前記貫通孔をめっきにより導体層で充填する第4工
程とを有し、前記予め定めた元素は、前記第3の工程の
めっきのめっき浴中で、前記導体回路を構成する金属の
イオンに電子を供給する元素であることを特徴とする回
路基板の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を用いて説明する。
【0011】本実施の形態では、独自に開発した、ポリ
イミド膜に密着性のよい銅めっき層を形成する技術を用
いることにより、銅箔付きポリイミド膜を用いずに平面
実装パッケージ用の回路基板を製造する。以下、これに
ついて具体的に説明する。
【0012】まず、銅箔の貼り付けられていない通常の
ポリイミド膜11を用意し、このポリイミド膜11に貫
通孔14をあける(図7)。貫通孔14をあける位置
は、後に図5のように実装されるシリコンチップ200
のアルミパッド201の位置である。このポリイミド膜
11には、銅箔が貼り付けられていないため、貫通孔1
4をあける方法としては、エキシマレーザや炭酸ガスレ
ーザを用いるレーザ加工方法の他に、プレス法を用いる
ことができる。また、レーザ加工を行う場合にも、従来
のように銅箔への影響を考慮する必要がないため、所望
の大きさの貫通孔14があけられる条件のみを考えれば
よく、容易に貫通孔14をあけることができる。本実施
の形態では、厚さ0.1〜0.01mmのポリイミド膜
11を用い、貫通孔14の大きさは、上部の径が60μ
m程度、底部の径が40μm程度としている。
【0013】つぎに、ポリイミド膜11の下面側(後の
工程で回路状の銅めっきパターン12を形成する側)の
表面を粗化し、表面粗さRmax=0.0001〜0.
001mm程度にする(図8)。表面粗化方法として
は、プラズマ処理または化学薬品による処理方法を用い
る。
【0014】つぎに、レジスト膜21により、貫通孔1
4を埋め込むとともに、ポリイミド膜11の上面を被覆
する(図9)。これは、後の図11の工程で、貫通孔1
4の底部に銅めっきパターン12を形成しやすくするた
めであるのと同時に、ポリミド膜11の上面に銅めっき
膜を成長させないためである。
【0015】つぎに、ポリイミド膜11の粗化した下面
側にレジスト膜22を形成し、このレジスト膜22をパ
ターニングして、銅めっきパターン12を形成しない部
分がレジスト膜22で覆われるようにする(図10)。
図9、図10の工程で用いるレジスト膜21、22とし
ては、本実施の形態では一般的に市販されているアルカ
リ現像用のドライフィルムを用いている。
【0016】つぎに、銅めっきパターン12を形成する
前処理をおこなう。まず第1工程として、図10の状態
をポリイミド膜11を、塩化パラジウム水溶液に浸漬す
る。これにより、塩化パラジウム水溶液中のパラジウム
イオンが、ポリイミド膜11の表面に付着する(図
6)。このとき、本実施の形態では、図8の工程でポリ
イミド膜11の表面を粗化しているため、粗化していな
い場合と比較して、パラジウムイオンを一様に高い密度
で付着させることができる。つぎに、ポリイミド膜11
を塩酸等の酸に浸漬する。これにより、ポリイミド膜1
1に付着しているパラジウムイオンが電子を受け取り、
金属パラジウムに変化する。
【0017】つぎに、銅めっきにより、銅めっきパター
ン12を形成する(図11)。銅めっき方法は、無電解
銅めっきでも電解硫酸銅めっきでもよい。この銅めっき
の初期の段階では、銅めっき浴中の銅イオンが、ポリイ
ミド膜11に付着しているパラジウムから電子を受け取
り金属銅となってポリイミド膜11に付着するという反
応が生じる。この反応が生じるために、形成される銅め
っき膜を、ポリイミド膜11に強固に付着させることが
できる。一方、ポリイミド膜11上のパラジウムは、パ
ラジウムイオンとなって、一部はめっき浴中に溶解し、
一部は形成される銅めっき膜中に埋め込まれる。このよ
うな現象によって、ポリイミド膜11に薄い銅めっき層
が成長すると、電解硫酸銅めっきの場合は、この薄い銅
めっき膜に電流を流すことができるため、電解銅めっき
の反応により厚い銅めっき膜を形成できる。無電解銅め
っきで行う場合は、その後も続けて無電解銅めっきで厚
い銅めっき膜を形成することもできるが、薄い銅めっき
膜が形成された段階で電解硫酸銅めっきに切り換えても
よい。このようなめっき工程により、図11のようにレ
ジスト膜22に覆われていないポリイミド膜11に銅め
っき膜を成長させることにより、所望の回路形状の銅め
っきパターン12を形成することができる。
【0018】ここで本実施の形態で用いることのできる
銅めっき浴の組成の一例を以下に示す。
【0019】・無電解銅めっき浴 硫酸銅 9g/L EDTA(エチレンジアミン四酢酸) 30g/L ホルムアルデヒド(37%) 4mL/L NaOH 4g/L 安定剤 適宜 物性改質剤 適宜 界面活性剤 適宜 ・電解硫酸銅めっき浴 硫酸銅 50g/L 硫酸 150g/L 光沢剤 適宜 界面活性剤 適宜 Cl- 50ppm つぎに、図12のように、レジスト膜21、22を剥
離、洗浄し、貫通孔14の内部を清浄な状態とする。そ
の後、貫通孔14の内部に銅めっき層31を電解硫酸銅
めっきにより成長させる(図13)。貫通孔14底部の
銅めっきパターン12には、従来のような変質層が存在
しないため、銅めっきパターン12と連続した銅めっき
層31を良好に成長させることができる。さらに、シリ
コンチップのアルミパッド201と密着性のよい金めっ
き層32を、銅めっき層31の上に電解金めっきにより
成長させる。これにより、銅めっき層31と金めっき層
32からなる導体層14で貫通孔14を充填することが
できる。金めっき層32を成長させるためのめっき浴の
組成の一例を以下に示す。
【0020】・電解金めっき浴 シアン化金カリ 15g/L クエン酸カリ 50g/L EDTA(エチレンジアミン四酢酸) 30g/L タリウム 5ppm 以上の工程により、図4に示した構成の回路基板10を
製造できる。この回路基板10は、従来と異なり銅箔が
貼り付けられていないポリイミド膜11を用いるため、
先にポリイミド膜11に貫通孔14を容易にあけること
ができ、その後めっきの手法により所望の形状の銅めっ
きパターン12を形成することができる。また、従来の
ように、貫通孔14の底部の銅めっきパターン12に変
質層が形成されるおそれがないため、貫通孔14内の導
体層13と銅めっきパターン12との導通がよく、導通
不良の発生率を極めて低く押さえることができる。した
がって、安定した性能の回路基板10を歩留まりよく製
造することができる。
【0021】このような製造方法が可能になったのは、
本発明独自の技術により、ポリイミド膜11にめっきの
手法で回路状の銅めっきパターン12を高い密着力で形
成できるようになったためである。この独自の技術は、
銅めっきパターン12を形成すべき側のポリイミド膜1
1を粗化しておき、この粗化した面にパラジウムを付着
させ、このパラジウムから銅イオンに電子を受け渡す反
応を生じさせることにより、ポリイミド膜11に銅を付
着させる技術である。
【0022】なお、上述の製造工程において、導体層1
3の耐食性を向上させるために銅めっき層31と金めっ
き層との間に、ニッケルめっき層を配置する工程を加え
ることが可能である。ニッケルめっき層を成長させるた
めの電解ニッケルめっき浴の組成の一例を以下に示す。
【0023】・電解ニッケルめっき浴 硫酸ニッケル 300g/L 塩化ニッケル 50g/L ホウ酸 50g/L 界面活性剤 適宜 また、上述の製造工程では、図8の工程でポリイミド膜
11の下面全体を粗化した後で、図10のように所望の
形状のレジスト膜22を形成しているが、ポリイミド膜
11の下面全体を粗化するのではなく、図10のように
レジスト膜22を形成した後に、粗化する工程を行う手
順にすることも可能である。このような工程にした場
合、レジスト膜22から露出されているポリイミド膜1
1のみが粗化される。銅めっきパターン12を形成する
のは、レジスト膜22から露出されているポリイミド膜
11の部分であるから、このような工程にした場合で
も、銅めっきパターン12を高い密着力で形成できると
いう効果は同じである。なお、この場合、図10のレジ
スト膜21、22の表面も粗化処理を受けるため、粗化
処理工程によってレジストがダメージを受けて、剥離し
たり、変質したりすることがないように、レジスト膜2
1、22の厚さを厚く形成したり、レジスト膜21、2
2の材質を考慮して粗化処理を選ぶ必要がある。
【0024】また、上述の製造工程では、ポリイミド膜
11の下面に所望の回路パターン形状にレジスト膜22
を形成してから銅めっきパターン12を形成している
が、レジスト膜22を形成せず、ポリイミド膜11の下
面全体に銅めっき層を形成した後で銅めっき層をフォト
リソグラフィの手法により銅めっきパターン12の形状
にパターニングする手順にすることも可能である。
【0025】また、上述の製造工程において、銅めっき
パターン12の前処理工程として、金属パラジウムをポ
リイミド膜に付着させておき、銅めっきの際に金属パラ
ジウムが銅イオンに電子を供給して銅を引き寄せる反応
を利用して、ポリイミド膜11に銅を付着させている
が、パラジウム以外の元素であっても、めっき浴中で銅
イオンに電子を受け渡す元素であればその元素を付着さ
せておくことで同様の効果が得られる。例えば、Snを
パラジウムの代わりに用いることができる。
【0026】また、銅めっきパターン12を、銅に代え
てニッケルで形成することも可能である。パラジウム
は、ニッケルにも電子を供給する反応を生じる性質を有
するため、ニッケルを用いる場合にもめっきの前処理と
しては上記実施の形態と同様にパラジウムで処理すれば
よい。
【0027】また、パラジウムを付着させる方法も、本
実施の形態ではポリイミド膜11をパラジウムイオンを
含む溶液に浸す方法を用いているが、スパッタリング法
や真空蒸着法等の成膜法を利用することもできる。例え
ば、スパッタターゲットとしてパラジウムを用い、ポリ
イミド膜11にパラジウムのスパッタ粒子を衝突させ
て、極薄い(数オングストローム〜数百オングストロー
ム程度)パラジウム膜をポリイミド膜11に形成する方
法を用いることも可能である。この場合、同一のスパッ
タ装置で、逆スパッタによりポリイミド膜を粗化する工
程と、パラジウム膜を付着させる工程とを連続して行う
ことが可能である。また、スパッタリングでは、スパッ
タ粒子がポリイミド膜に衝突して付着するため、粗化の
工程を省略しても、同様の効果が得られると思われる。
【0028】最後に、本実施の形態で製造した回路基板
10を用いて、シリコンチップを実装し、パーケージン
グしたチップの構成を図5に示す。回路基板10上にシ
リコンチップ200を搭載し、回路基板10の導体層1
3を針のようなもので突き上げることにより、導体層1
3とシリコンチップ200のアルミパッド201とを接
合させている。また、回路基板10およびシリコンチッ
プ200の上面全体は、樹脂203でパッケージされて
いる。回路基板10の下面には、はんだバンプ204が
取り付けられている。図5のチップは、本実施の形態の
回路基板10を用いているため、導体層13の導通不良
がほとんどなく、安定した性能を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
平面実装パッケージ用の回路基板であって、安定した性
能を有するものを、容易に、かつ、歩留まりよく製造す
ることのできる製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のポリイミド膜を用いた平面実装用回路基
板の構成を示す断面図。
【図2】図1の回路基板を用いた平面実装用チップの構
成を示す断面図。
【図3】図1の回路基板の部分断面図。
【図4】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用いた
平面実装用回路基板の構成を示す断面図。
【図5】図4の回路基板を用いた平面実装用チップの構
成を示す断面図。
【図6】本発明の一実施の形態において、表面を粗化し
たポリイミド膜の表面に、めっきの前処理としてPdイ
オンを付着させた状態を説明する説明図。
【図7】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用いた
回路基板の製造方法の一工程を示す断面図。
【図8】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用いた
回路基板の製造方法の一工程を示す断面図。
【図9】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用いた
回路基板の製造方法の一工程を示す断面図。
【図10】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用い
た回路基板の製造方法の一工程を示す断面図。
【図11】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用い
た回路基板の製造方法の一工程を示す断面図。
【図12】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用い
た回路基板の製造方法の一工程を示す断面図。
【図13】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用い
た回路基板の製造方法の一工程を示す断面図。
【図14】本発明の一実施の形態のポリイミド膜を用い
た回路基板の製造方法の一工程を示す断面図。
【符号の説明】
10・・・回路基板、11・・・ポリイミド膜、12・
・・銅めっきパターン、13・・・導体層、14・・・
貫通孔、21、22・・・レジスト膜、31・・・銅め
っき層、32・・・金めっき層、100・・・回路基
板、101・・・ポリイミド膜、102・・・回路状銅
箔、103・・・導体層、104・・・貫通孔、200
・・・シリコンチップ、201・・・アルミパッド、2
03・・・樹脂、204・・・はんだバンプ、301・
・・銅めっき層、302・・・金めっき層、303・・
・変質層。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面上に導体回路パターンを備えた樹
    脂膜を有する回路基板の製造方法であって、 前記樹脂膜に貫通孔をあける第1の工程と、 前記樹脂膜の前記一方の面の少なくとも前記導体回路パ
    ターンを形成すべき部分に、予め定めた元素を付着させ
    る第2の工程と、 前記導体回路パターンをめっきにより形成する第3の工
    程と、 前記貫通孔をめっきにより導体層で充填する第4工程と
    を有し、 前記予め定めた元素は、前記第3の工程のめっきのめっ
    き浴中で、前記導体回路を構成する金属のイオンに電子
    を供給する元素であることを特徴とする回路基板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第2の工程は、 前記樹脂膜の前記一方の面の少なくとも前記導体回路パ
    ターンを形成すべき部分を粗化する工程と、 前記樹脂膜を前記元素のイオンを含む溶液中に浸漬して
    前記粗化した部分に前記元素のイオンを付着させる工程
    と、 前記元素のイオンを酸で処理して前記元素のイオンに電
    子を供給し、前記元素にする工程とを有することを特徴
    とする回路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記第2の工程は、前
    記樹脂膜の前記一方の面の少なくとも前記導体回路パタ
    ーンを形成すべき部分に前記元素の膜を成膜する成膜工
    程を有することを特徴とする回路基板の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記第2の工程は、前
    記成膜工程の前に、前記樹脂膜の前記一方の面の少なく
    とも前記導体回路パターンを形成すべき部分を粗化する
    工程を有することを特徴とする回路基板の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記元素は、パラジウ
    ムであり、前記導体回路を構成する金属は、銅またはニ
    ッケルであることを特徴とする回路基板の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記元素は、錫であ
    り、前記導体回路を構成する金属は、銅であることを特
    徴とする回路基板の製造方法。
  7. 【請求項7】貫通孔を有する樹脂膜と、前記樹脂膜の少
    なくとも一方の面上に形成された導体回路と、前記貫通
    孔を充填する導体層とを有し、 前記樹脂膜は、少なくとも前記導体回路と接する部分の
    面粗さが、前記樹脂膜の他方の面の面粗さよりも粗いこ
    とを特徴とする回路基板。
  8. 【請求項8】貫通孔を有する樹脂膜と、前記樹脂膜の少
    なくとも一方の面上に形成された導体回路と、前記貫通
    孔を充填する導体層とを有し、 前記樹脂膜は、少なくとも前記導体回路と接する部分の
    面粗さが、Rmaxで0.0001mm以上であること
    を特徴とする回路基板。
  9. 【請求項9】請求項7または8において、前記導体回路
    は、銅およびニッケルのうちの少なくとも一方を含み、
    前記樹脂膜と前記導体回路との間には、パラジウムが存
    在していることを特徴とする回路基板。
  10. 【請求項10】貫通孔を有する樹脂膜と、前記樹脂膜の
    少なくとも一方の面上に形成された導体回路と、前記貫
    通孔を充填する導体層とを有し、 前記導体回路は、銅およびニッケルのうちの少なくとも
    一方を含み、前記樹脂膜と前記導体回路との間には、パ
    ラジウムが存在していることを特徴とする回路基板。
  11. 【請求項11】回路基板と、前記回路基板上に搭載され
    た半導体チップとを有し、 前記回路基板は、貫通孔を有する樹脂膜と、前記樹脂膜
    の少なくとも一方の面上に形成された導体回路と、前記
    貫通孔を充填する導体層とを有し、 前記樹脂膜は、少なくとも前記導体回路と接する部分の
    面粗さが、Rmaxで0.0001mm以上であること
    を特徴とする平面実装用チップ。
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JP10238431A Pending JP2000068408A (ja) 1998-08-25 1998-08-25 樹脂膜を用いた平面実装用回路基板の製造方法およびその回路基板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7064015B2 (en) 2001-09-07 2006-06-20 Nec Electronics Corporation Semiconductor device and manufacturing method of the same

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