JP2000066993A - コンピュータシステム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

コンピュータシステム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000066993A
JP2000066993A JP10234069A JP23406998A JP2000066993A JP 2000066993 A JP2000066993 A JP 2000066993A JP 10234069 A JP10234069 A JP 10234069A JP 23406998 A JP23406998 A JP 23406998A JP 2000066993 A JP2000066993 A JP 2000066993A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リトライサイクルによりデータが転送できな
くなる時間を短縮して転送能力が低下することを防止す
る。 【解決手段】 リトライサイクルを行う場合、マスタデ
バイス1により起動された第1のリードサイクルのアド
レス、バイトイネーブル、コマンドは、PCIインタフ
ェース51を介してアドレス/バイトイネーブル/コマ
ンドレジスタ53に格納され、ローカルバスデバイス9
からのデータは、ローカルバスインタフェース58と、
データレジスタ52と、PCIバスインタフェース51
とを介してマスタデバイス1に転送される。次に、アド
レス、バイトイネーブル、コマンドの少なくとも1つが
変更された第2のリードサイクルが起動されると、所定
時間後にアドレス/バイトイネーブル/コマンドレジス
タ53の内容を廃棄して、変更されたアドレス、バイト
イネーブル、コマンドの少なくとも1つによって更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCI(Peri
pheral Component Intercon
nect)バスを用いると共に、ブリッジデバイスを有
するコンピュータシステム及びそのプログラムを記憶し
た記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PCIバス仕様Rev2.1(以
下、Rev2.1仕様と言う)以降では、遅延トランザ
クション(Delayed Transaction)
サイクルが追加定義されており、従って、Rev2.1
以降に対応するデバイスでは、遅延トランザクションへ
の対応が必要である。また、Rev2.1仕様では、タ
ーゲットデバイスによりリトライ(Retry)サイク
ルが起動された場合、マスタデバイスは、リトライサイ
クルが起動されたときと同じアドレス、コマンド、バイ
トイネーブルで再度同じサイクルを起動することになっ
ている。
【0003】一方、PCIバス仕様Rev2.0(以
下、Rev2.0仕様)までにおいては、リトライサイ
クル時のアドレス、コマンド、バイトイネーブルに関す
る仕様はなく、次のサイクルで変更することが可能であ
った。
【0004】図4は、PCIバス50とローカルバス5
9とを接続する従来のブリッジデバイス5を示すもので
ある。図4において、PCIマスタデバイス1は、PC
Iバス50に接続され、ローカルバスデバイス9は、ロ
ーカルバス59に接続されている。そしてブリッジデバ
イス5は、PCIバス50とローカルバス59とを接続
している。
【0005】このブリッジデバイス5は、PCIバスイ
ンタフェース51と、ローカルバスインタフェース58
と、データレジスタ52と、アドレス/バイトイネーブ
ル/コマンドレジスタ53と、遅延トランザクションイ
ネーブルレジスタ54と、クロックカウンタ56とから
構成されている。PCIバスインタフェース51は、上
述のマスタデバイス1からのサイクルを受けて動作する
回路である。また、マスタデバイス1は、PCIバスイ
ンタフェース51を介して遅延トランザクションイネー
ブルレジスタ54の内容を設定することができる。
【0006】次に、動作例について図5〜7のシーケン
スチャートを用いて説明する。図5〜7において、縦軸
は時間を表しており、図の上から下に時間が経過してい
る。
【0007】まず、遅延トランザクションイネーブルレ
ジスタ54の内容が、ディセーブル(Disable)
状態の場合の処理を図5に基づいて説明する。マスタデ
バイス1が起動した第1リードサイクル10は、PCI
バスインタフェース51で受け付けられる。このときア
ドレス/バイトイネーブル/コマンドレジスタ53にア
ドレス、バイトイネーブル及びコマンドが蓄積される。
【0008】次に、PCIバスインタフェース51は、
ローカルバスインタフェース58に対してローカルバス
59へサイクルを起動するように指示する。これを受け
てローカルバスインタフェース58は、ローカルバス5
9を介してローカルバスデバイス9のサイクルを起動す
る。これは図5において、第1リードサイクル30に相
当するものである。
【0009】次に、ローカルバスデバイス9内部でデー
タの準備が完了すると、そのデータはローカルバス59
を介してローカルバスインタフェース58に送られる。
これは図5において、第1リードサイクル終了31に相
当するものである。
【0010】ローカルバスインタフェース58は、リー
ドしたデータをデータレジスタ52に格納する。次に、
ローカルバスインタフェース58は、PCIバスインタ
フェース51にローカルバスサイクル終了を知らせる。
これを受けてPCIバスインタフェース51は、マスタ
デバイス1にデータを転送する。これは図5において、
第1データ転送21に相当するものである。
【0011】次に、遅延トランザクションイネーブルレ
ジスタ54の内容が、イネーブル(Enable)状態
の場合の処理を図6、図7に基づいて説明する。まず、
リードサイクルのアドレス、バイトイネーブル、コマン
ドが変化しない場合を図6と共に説明する。マスタデバ
イス1が起動した第1リードサイクル10は、PCIバ
スインタフェース51で受け付けられ、アドレス/バイ
トイネーブル/コマンドレジスタ53にアドレス、バイ
トイネーブル、コマンドが蓄積される。このときクロッ
クカウンタ56は、クリアされた後、1クロック毎に1
インクリメントされる。
【0012】次に、PCIバスインタフェース51は、
ローカルバスインタフェース58に介してローカルバス
59に第1リードサイクル開始30を行うと共に、マス
タデバイス1に対してリトライサイクル20を起動す
る。これ以降PCIバスインタフェース51は、マスタ
デバイス1が起動したリードサイクルに対しては、リト
ライサイクルを起動し続ける。
【0013】次に、ローカルバスデバイス9内部でデー
タの準備が完了すると、そのデータはローカルバス59
を介してローカルバスインタフェース58に送られる。
これは図6において、第1リードサイクル終了31に相
当するものである。これによりローカルバスインタフェ
ース58は、リードしたデータをデータレジスタ52に
格納する。次に、ローカルバスインタフェース58は、
PCIバスインタフェース51にローカルバスサイクル
終了を知らせる。
【0014】その後、再びマスタデバイス1が第1リー
ドサイクル10を起動すると、PCIバスインタフェー
ス51は、前に蓄積したアドレス/バイトイネーブル/
コマンドレジスタ53の内容と、今回起動されたリード
サイクルのアドレス、バイトイネーブル、コマンドとを
比較し、両者が一致すれば、データレジスタ52のデー
タをマスタデバイス1に転送する。これは図6におい
て、第1データ転送21に相当するものである。
【0015】次に、リードサイクルのアドレス、バイト
イネーブル、コマンドのうちの一つ以上が変化した場合
について図7と共に説明する。これはマスタデバイス1
がRev2.0仕様以前の仕様に準拠している場合であ
り、Rev2.1仕様以降の仕様に準拠したデバイスで
は発生しない。図7の第1リードサイクル10と第2リ
ードサイクル11とでは、アドレス、バイトイネーブ
ル、コマンドのうちの一つ以上が変化したことを示して
いる。
【0016】第1リードサイクル終了31までの動作は
図6と同様に行われるが、この第1リードサイクル31
終了後に、マスタデバイス1から起動されるサイクルは
第2リードサイクル11である。
【0017】アドレス/バイトイネーブル/コマンドレ
ジスタ53には、第1リードサイクル10のアドレス、
バイトイネーブル、コマンドが格納されている。従っ
て、このアドレス/バイトイネーブル/コマンドレジス
タ53の内容と、第2リードサイクル11のアドレス、
バイトイネーブル、コマンドとは一致しない。そのため
再度リトラサイクルを起動する。これは、次の第2リー
ドサイクル11が起動され、アドレス/バイトイネーブ
ル/コマンドレジスタ53の内容と一致するまで、また
はクロックカウンタ56の内容が2の15乗に達するま
で繰り返される。
【0018】クロックカウンタ56は、PCI仕様書R
ev.2.1の51ページにおける1.Discard
ing a Delayed Transaction
の節の14行目に記載されているDiscard Ti
merのことである。このクロックカウンタ56が2の
15乗に達したときには、PCIバス50のクロックが
33Mhzの場合は約1msの時間が経過している。
【0019】クロックカウンタ56が2の15乗に達し
た場合は、アドレス/バイトイネーブル/コマンドレジ
スタ53及びデータレジスタ52の内容を廃棄40す
る。その後、マスタデバイス1が起動した第2リードサ
イクル11のアドレス、バイトイネーブル、コマンドが
PCIバスインタフェース51によりアドレス/バイト
イネーブル/コマンドレジスタ53に格納される。
【0020】次に、PCIバスインタフェース51は、
ローカルバスインタフェース58を介してローカルバス
59に第2リードサイクル開始32を行うと共に、マス
タデバイス1に対してリトライサイクルを起動する。こ
の後、第1リードサイクル10のときと同様の動作が繰
り返される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に示されるコンピュータシステムは、Rev.2.
0仕様以前の仕様に準拠したマスタデバイスが、Re
v.2.1仕様以降の仕様に準拠したPCIターゲット
デバイスに対してPCIバスサイクルを起動した場合
に、ターゲットデバイスが遅延トランザクションサイク
ルによりリトライサイクルを起動したとき、マスタデバ
イス1が、次のサイクルでアドレス、バイトイネーブ
ル、コマンドのうちの一つ以上を変化した場合には、タ
ーゲットデバイスが正しいアドレスが出力されるのを待
つために、約1msの間データの転送が行われなくな
り、このためPCIバス上の転送能力が著しく低下し、
場合によってはデータを転送できず、データが消失して
しまう等の問題があった。
【0022】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、リトライサイクルによってデータの転送
が行われなくなる時間をなくし、PCIバスの転送能力
を向上させるコンピュータシステム及びそのプログラム
を記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、マスタデバイスにより起動
されるリードサイクルに応じてマスタデバイスに対して
リトライサイクルを起動すると共にローカルバスに対し
てリードサイクル開始を起動する起動手段と、リードサ
イクルによるアドレス、バイトイネーブル、コマンドを
格納する格納手段と、ローカルバスからのデータを入力
してマスタデバイスに転送する転送手段と、リードサイ
クルによるアドレス、バイトイネーブル、コマンドのう
ちの少なくとも1つが変更されたとき、所定時間経過後
に格納手段に格納された内容を廃棄させると共に変更さ
れたアドレス、バイトイネーブル、コマンドのうちの少
なくとも1つで更新する更新手段とを有することを特徴
とする。
【0024】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、起動手段は、更新手段により更新した後に
リトライサイクルを行わないことを特徴とする。
【0025】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、所定時間を設定する設定手段を有すること
を特徴とする。
【0026】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、更新手段は、変更があったときマスタデバ
イスがPCI仕様Rev.2.0以前の仕様に準拠する
ものであると判定することを特徴とする。
【0027】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、マスタデバイスと起動手段とは、PCIバ
スを介して接続されていることを特徴とする。
【0028】請求項6記載の発明は、マスタデバイスに
より起動されるリードサイクルに応じてマスタデバイス
に対してリトライサイクルを起動する処理と、ローカル
バスに対してリードサイクル開始を起動する処理と、リ
ードサイクルによるアドレス、バイトイネーブル、コマ
ンドを格納する処理と、ローカルバスからのデータを入
力してマスタデバイスに転送する処理と、リードサイク
ルによるアドレス、バイトイネーブル、コマンドのうち
の少なくとも1つが変更されたとき、所定時間経過後に
格納した内容を廃棄させると共に変更されたアドレス、
バイトイネーブル、コマンドのうちの少なくとも1つで
更新する処理とを実行するプログラムを記憶しているこ
とを特徴とする。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、更新する処理によって処理された後、リト
ライサイクルを停止させる処理を有することを特徴とす
る。
【0030】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明において、所定時間を設定する処理を有することを特
徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による
コンピュータシステムの第1の実施形態を示すブロック
図であり、従来の構成を示す図4と対応する部分には同
一番号を付してある。
【0032】図1において、本発明の第1の実施形態で
あるコンピュータシステムは、PCIバスマスタデバイ
スと1、ブリッジデバイス5と、ローカルバスデバイス
9と、PCIバス50と、PCIバスインタフェース5
1と、データレジスタ52と、アドレス/バイトイネー
ブル/コマンドレジスタ53と、遅延トランザクション
イネーブルレジスタ54と、検出値設定レジスタ55
と、クロックカウンタ56と、検出部57と、ローカル
バスインタフェース58と、ローカルバス59とにより
構成される。
【0033】次に、本発明の第1の実施形態における動
作例について説明する。遅延トランザクションイネーブ
ルレジスタ54の内容が、ディセーブル(Disabl
e)状態の場合の処理は図5に示される従来のコンピュ
ータシステムと同様に行われる。また、第1リードサイ
クル終了31の後に、マスタデバイス1から再び第1リ
ードサイクル10が起動された場合の動作も図6の従来
のものと同様に行われる。
【0034】次に、遅延トランザクションイネーブルレ
ジスタ54の内容が、イネーブル(Enable)状態
で、第1リードサイクル終了31の後に、マスタデバイ
ス1から第2リードサイクル11が起動された場合の動
作例を図2に基づいて説明する。
【0035】マスタデバイス1が起動した第1リードサ
イクル10は、PCIバスインタフェース51で受け付
けられ、アドレス/バイトイネーブル/コマンドレジス
タ53にアドレス、バイトイネーブル、コマンドが蓄積
される。このときクロックカウンタ56はクリアされた
後、1クロック毎に1インクリメントされる。
【0036】次に、PCIバスインタフェース51は、
ローカルバスインタフェース58を介してローカルバス
59に第1リードサイクル開始30を行うと共に、マス
タデバイス1に対してリトライサイクル20を起動す
る。これ以降PCIバスインタフェース51は、マスタ
デバイス1が起動したリードサイクルに対してはリトラ
イサイクルを起動し続ける。
【0037】ローカルバスデバイス9は、次にローカル
バスデバイス9内部でデータの準備が完了すると、第1
リードサイクル終了31を実施する。これによりリード
されたデータはデータレジスタ52に格納される。次
に、ローカルバスインタフェース58は、PCIバスイ
ンタフェース51にローカルバスサイクル終了を知らせ
る。
【0038】その後、マスタデバイス1が第2リードサ
イクル11を起動すると、PCIバスインタフェース5
1は、前に蓄積したアドレス/バイトイネーブル/コマ
ンドレジスタ53の内容と、今回起動されたリードサイ
クルのアドレス、バイトイネーブル、コマンドとを比較
する。しかし、このときアドレス/バイトイネーブル/
コマンドレジスタ53には、第1リードサイクル10の
アドレス、バイトイネーブル、コマンドが格納されてい
るので、両者は一致しない。このため再びリトライサイ
クルが起動される。
【0039】これはリードサイクルのアドレス、バイト
イネーブル、コマンドがアドレス/バイトイネーブル/
コマンドレジスタ53の内容と一致するまで、またはク
ロックカウンタ56の内容が2の15乗に達するまで、
またはクロックカウンタ56の内容と検出値設定レジス
タ55の内容とが一致するまで繰り返される。
【0040】ここで、クロックカウンタ56の内容が2
の15乗に達するまでは、クロックが33Mhzの場合
約1msの時間が必要であるが、検出値設定レジスタ5
5の内容を2の15乗より小さな値にすることにより、
上記時間を短縮することができる。
【0041】クロックカウンタ56の内容が2の15乗
に達したとき、またはクロックカウンタ56の内容と検
出値設定レジスタ55の内容とが一致したことを検出部
57が検出したときは、アドレス/バイトイネーブル/
コマンドレジスタ53およびデータレジスタ52の内容
を廃棄40する。このとき本実施形態では、検出部57
は、遅延トランザクションイネーブルレジスタ54をデ
ィセーブル状態に変更する。
【0042】マスタデバイス1が起動した次の第2リー
ドサイクル11では、遅延トランザクションイネーブル
レジスタ54がディセーブル状態のため、遅延トランザ
クションは起動されない。そして第2リードサイクル開
始32、第2リードサイクル終了33の後に、速やかに
第2データ転送22が行われる。また、第3リードサイ
クル12についても同様に行われる。
【0043】本実施形態によれば、アドレス、バイトイ
ネーブル、コマンドのうちの少なくとも1つが変更され
た場合、検出部57がクロックカウンタ56の内容と検
出値設定レジスタ55の内容とが一致したことを検出し
たときに、マスタデバイス1がRev.2.0仕様以前
に準拠したデバイスであると認識し、その後は遅延トラ
ンザクションを起動せずにターゲットデバイスもRe
v.2.0仕様以前の仕様で動作するため、リトライサ
イクルによって不用意にデータを転送できない時間が発
生することがない。
【0044】また、検出値設定レジスタ55の内容を変
更することにより、検出までの時間を任意に設定するこ
とができる。
【0045】次に、本発明の第2の実施形態を図3に基
づいて説明する。図3は、図1に示される本発明の第1
の実施形態に、さらに割り込み生成部60を追加したも
のである。
【0046】次に、遅延トランザクションイネーブルレ
ジスタ54がイネーブル状態で、第1リードサイクル終
了31の後に、マスタデバイス1から第2リードサイク
ル11が起動された場合の動作について図2を用いて説
明する。第1リードサイクル終了31までの動作は第1
の実施形態と同様に行われ、リードされたデータはデー
タレジスタ52に格納される。
【0047】次に、ローカルバスインタフェース58
は、PCIバスインタフェース51にローカルバスサイ
クル終了を知らせる。その後、マスタデバイス1が第2
リードサイクル11を起動すると、PCIバスインタフ
ェース51は、前に蓄積したアドレス/バイトイネーブ
ル/コマンドレジスタ53の内容と、今回起動されたリ
ードサイクルのアドレス、バイトイネーブル、コマンド
とを比較する。しかし、このときアドレス/バイトイネ
ーブル/コマンドレジスタ53には、第1リードサイク
ル10のアドレス、バイトイネーブル、コマンドが格納
されているので、両者は一致しない。このため再びリト
ライサイクルが起動される。
【0048】これはリードサイクルのアドレス、バイト
イネーブル、コマンドがアドレス/バイトイネーブル/
コマンドレジスタ53の内容と一致するまで、またはク
ロックカウンタ56の内容が2の15乗に達するまで、
またはクロックカウンタ56の内容と検出値設定レジス
タ55の内容とが一致するまで繰り返される。
【0049】前述したように、クロックカウンタ56の
内容が2の15乗に達するまでは、クロックが33Mh
zの場合約1msの時間が必要であるが、検出値設定レ
ジスタ55の内容を2の15乗より小さな値にすること
により、上記時間を短縮することができる。
【0050】クロックカウンタ56の内容が2の15乗
に達したとき、またはクロックカウンタ56の内容と検
出値設定レジスタ55の内容とが一致したことを検出部
57が検出したときは、検出されたことが割り込み生成
部60に伝えられる。これにより割り込み生成部60は
割り込み要求信号61を出力する。この割り込み処理に
より、PCIバスインタフェース51を介して遅延トラ
ンザクションイネーブルレジスタ54の内容をディセー
ブル状態に設定する。マスタデバイス1が起動した次の
第2リードサイクル11では、遅延トランザクションイ
ネーブルレジスタ54はディセーブル状態の動作を行
う。
【0051】尚、上記各実施形態によるコンピュータシ
ステムの動作のための処理は、このコンピュータシステ
ムのCPUにより行われるが、このCPUの上記処理を
実行させるためのプログラムを格納するためのメモリ
は、本発明による記憶媒体を構成する。従って、CPU
が上記プログラムを実行することにより本発明の目的を
達成することができる。
【0052】また、本発明の実施形態における記憶媒体
としては、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモ
リ、磁気記憶媒体等を用いてよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のコンピュータシステム及びそのプログラムを記憶した
記憶媒体によれば、リトライサイクルによりデータが転
送できなくなる時間を短縮することができる。このため
リトライサイクルを行っても転送能力が低下することが
なく、データが消失してしまうようなことも防ぐことが
でき、また、データの内容等に応じて上記時間を適切に
設定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるコンピュータシ
ステムのブロック図である。
【図2】本発明の実施形態による遅延トランザクション
処理を示すシーケンスチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態によるコンピュータシ
ステムのブロック図である。
【図4】従来のコンピュータシステムのブロック図であ
る。
【図5】従来の遅延トランザクションを行わない場合の
処理を示すシーケンスチャートである。
【図6】従来の遅延トランザクションを行う場合の一般
的処理を示すシーケンスチャートである。
【図7】従来の遅延トランザクション処理を示すシーケ
ンスチャートである。
【符号の説明】
1 PCIバスマスタデバイス 5 ブリッジデバイス 9 ローカルバスデバイス 50 PCIバス 51 PCIバスインタフェース 52 データレジスタ 53 アドレス/バイトイネーブル/コマンドレジスタ 54 遅延トランザクションイネーブルレジスタ 55 検出値設定レジスタ 56 クロックカウンタ 57 検出部 58 ローカルバスインタフェース 59 ローカルバス 60 割り込み生成部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタデバイスにより起動されるリード
    サイクルに応じて前記マスタデバイスに対してリトライ
    サイクルを起動すると共にローカルバスに対してリード
    サイクル開始を起動する起動手段と、 前記リードサイクルによるアドレス、バイトイネーブ
    ル、コマンドを格納する格納手段と、 前記ローカルバスからのデータを入力して前記マスタデ
    バイスに転送する転送手段と、 前記リードサイクルによるアドレス、バイトイネーブ
    ル、コマンドのうちの少なくとも1つが変更されたと
    き、所定時間経過後に前記格納手段に格納された内容を
    廃棄させると共に前記変更されたアドレス、バイトイネ
    ーブル、コマンドのうちの少なくとも1つで更新する更
    新手段とを有することを特徴とするコンピュータシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記起動手段は、前記更新手段により更
    新した後に前記リトライサイクルを行わないことを特徴
    とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記所定時間を設定する設定手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記更新手段は、前記変更があったとき
    前記マスタデバイスがPCI仕様Rev.2.0以前の
    仕様に準拠するものであると判定することを特徴とする
    請求項1記載のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記マスタデバイスと前記起動手段と
    は、PCIバスを介して接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 マスタデバイスにより起動されるリード
    サイクルに応じて前記マスタデバイスに対してリトライ
    サイクルを起動する処理と、 前記ローカルバスに対してリードサイクル開始を起動す
    る処理と、 前記リードサイクルによるアドレス、バイトイネーブ
    ル、コマンドを格納する処理と、 前記ローカルバスからのデータを入力して前記マスタデ
    バイスに転送する処理と、 前記リードサイクルによるアドレス、バイトイネーブ
    ル、コマンドのうちの少なくとも1つが変更されたと
    き、所定時間経過後に前記格納した内容を廃棄させると
    共に前記変更されたアドレス、バイトイネーブル、コマ
    ンドのうちの少なくとも1つで更新する処理とを実行す
    るプログラムを記憶していることを特徴とするプログラ
    ムを記憶した記憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記更新する処理によって処理された
    後、前記リトライサイクルを停止させる処理を有するこ
    とを特徴とする請求項6記載のプログラムを記憶した記
    憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記所定時間を設定する処理を有するこ
    とを特徴とする請求項6記載のプログラムを記憶した記
    憶媒体。
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