JP2000066971A - インターネット上で送受信される電子メールアドレスのリストを自動的にクリーニングする方法とそのための装置 - Google Patents

インターネット上で送受信される電子メールアドレスのリストを自動的にクリーニングする方法とそのための装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の電子メールアドレスが含まれた電子メ
ールアドレスリストから適時に無効な電子メールアドレ
スを自動的に抽出し、それらを除去してリストをアップ
デートする。 【解決手段】 所定のデータ形式で記録されている電子
メールアドレスのリストを読込む。前記アドレスリスト
からメールアドレスを取得し、そのメールアドレスが有
するドメイン名に対応するメールサーバのIPアドレス
が所定のネームサーバに登録されているかを問い合わ
せ、登録されていれば、そのメールサーバのIPアドレ
スを取得する。メールサーバのIPアドレスを取得した
場合、前記メールアドレスに含まれているユーザ名がそ
のメールサーバが管理するドメインに存在するかどうか
を、SMTPプロトコルのコマンドを用いてそのメール
サーバに問い合わせる。問い合わせ結果に応じて前記リ
ストを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールアドレ
スリストをクリーニングする方法とそのための装置に係
わり、特に多数の電子メールアドレスを含む電子メール
アドレスリストについて、無効となった電子メールアド
レスを自動的に抽出して当該リストをクリーニングする
のに好適な電子メールアドレスリストのクリーニング方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】全世界規模のコンピュータネットワーク
であるインターネットは、遠隔地にあるコンピュータネ
ットワーク間のデータ伝送経路を構成し、今日では種々
の行政機関や大学等の教育機関、企業を始め、一般家庭
内のパソコンでも広く利用されるようになっている。そ
して、インターネット上で電子メールを用いることによ
り、企業間、個人間などで、いわば物理的な距離を超越
した迅速なコミュニケーションを図ることが可能となっ
ている。そのような背景から、個人が所有している電子
メールアドレスも顧客データベースの一つとして収集蓄
積されるようになっている。これは、種々のサービスで
の会員登録、顧客への情報提供、受注活動、種々のアン
ケートなどの業務を電子メールを介して行うことによっ
て、サービス提供の迅速化や省力化が図れるという利点
が広く認識されてきたためである。
【0003】特に、多数の宛先に同一内容の電子メール
を簡単に送ることができるという特徴を利用して、ネッ
トワーク上のダイレクトメールとして使われることが多
くなっている。これは、従来の郵便を用いる通常のダイ
レクトメールとまったく同様に、あらかじめ送付対象者
を定めて作成されている電子メールアドレスリストに基
づいて、広告や宣伝を本文として含む同一内容の電子メ
ールを、そのアドレスリストに載っている全員に送信す
るものである。このような送信作業は、市販の電子メー
ルソフトウェアなどを利用し、あらかじめアドレスブッ
クに登録してあるアドレスの全てに対して同一の電子メ
ールを送信するように設定すれば容易に実現することが
できる。もちろん、宛先アドレスの範囲を限定すること
によって、リストに記載されているアドレスの内の一部
のみに電子メールを送信することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、電子メ
ールを利用したダイレクトメールは、通常の郵便と異な
りあて名の印刷も不要で、非常に手軽に利用することが
できるが、送付先の基礎データである電子メールアドレ
スリストの内容が陳腐化してくると、送達できずに送信
側又は受信側メールサーバから多数の電子メールが返送
されて来たり、意図しない電子メールアドレスに間違い
メールとして届いてしまうなど、ダイレクトメールとし
ての効率が低下するだけでなく、無関係のユーザに電子
メールが送られて迷惑をかけるなどの不都合が起きる。
この点は、従来の郵便によるダイレクトメールや電話に
よる勧誘などと同様である。すなわち、電子メールアド
レスリストをタイムリーに更新して、無効となっている
電子メールアドレスを除去する作業、いわゆる電子メー
ルアドレスリストのクリーニングは欠かせないものであ
る。
【0005】ところが、従来このクリーニング作業は、
送達不能で戻ってきた電子メールの宛先アドレスとリス
トに収載されているメールアドレスとをいちいち対照し
ながら人が手作業で行うのが一般的であって、よりいっ
そうの省力化が求められているのが現状である。
【0006】本発明は以上の問題点に基づいてなされた
ものであり、その目的は、多数の電子メールアドレスが
含まれた電子メールアドレスリストから無効な電子メー
ルアドレスを自動的に抽出し、それらを除去してリスト
を適時にアップデートするクリーニング方法とそのため
の装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のインターネットに接続されたコンピュータ
を用いてインターネット上で送受信される電子メールア
ドレスのリストを自動的にクリーニングする方法及びそ
のための装置は、次の(1)ないし(4)の要件を備え
ている。
【0008】(1)所定の記憶媒体に所定のデータ形式
で記録されている電子メールアドレスのリストを読込
む。 (2)前記読込まれた電子メールアドレスのリストから
メールアドレスを取得するとともに、その取得されたメ
ールアドレスが有するドメイン名に対応するメールサー
バのIPアドレスが所定のネームサーバに登録されてい
るかを問い合わせ、登録されていれば、そのメールサー
バのIPアドレスを取得する。 (3)前記(2)のステップによって当該メールサーバ
のIPアドレスを取得した場合、前記メールアドレスに
含まれているユーザ名がそのメールサーバが管理するド
メインに存在するかどうかを、所定のプロトコルに準拠
したコマンドを用いてそのメールサーバに問い合わせ
る。 (4)前記(2)のステップで電子メールアドレスのド
メイン名に対応するメールサーバのIPアドレスが取得
できなかった場合、または前記(3)のステップで送出
したコマンドに対応して前記メールサーバから所定の応
答コードが返された場合には、当該メールアドレスが誤
っていると判定し、その判定結果に基づいて前記の電子
メールアドレスのリストを更新する。
【0009】ここで、前記ステップ(2)で、電子メー
ルアドレスに含まれるドメイン名が存在しないと判定さ
れたとき、前記電子メールアドレスリストに含まれる同
一ドメインを有するすべての電子メールアドレスが誤っ
ていると判定してそのリストを更新してもよい。
【0010】また、前記ステップ(2)で対応するドメ
イン名が存在しないと判定された電子メールアドレス
と、前記ステップ(3)でそのプロトコルの所定の応答
コードが返された電子メールアドレスとを、それぞれ分
類して格納するようにしてもよい。
【0011】さらに、前記(1)ないし(4)の機能を
実行する電子メールアドレスクリーニングソフトウェア
のコンピュータプログラムは、記録媒体に格納すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子メールア
ドレスリストのクリーニング方法及びそのための装置の
一実施形態につき、添付の図面を参照して説明する。
【0013】《インターネットメールの概要》図1は、
インターネット上を流通する電子メール(以下、インタ
ーネットメール、または単にメールと呼ぶ。)の概略伝
送経路を模式的に示している。メールサーバ1はインタ
ーネットNに接続されており、そのメールサーバ1には
クライアント2が接続されている。インターネットNに
は他のメールサーバ3やそのサーバに接続されているク
ライアント4などの、他のクライアント/サーバシステ
ムからなるネットワークが多数接続されており、相互間
でインターネットメールを送受信する。
【0014】メールサーバ1は、UNIXなどのシステ
ムによって動作しているサーバマシンである。また、ク
ライアント2は同じくUNIXシステム、あるいはMS-D
OS、MS-Windows、MacOS などのシステムで動作するコン
ピュータである。メールサーバ1とクライアント2との
間の接続形態は、TCP/IPプロトコルにより、企業
が専用のサーバを自己保有している場合などは、クライ
アント2はLAN上の一つのノードである。個人がパー
ソナルコンピュータでインターネット接続プロバイダの
サーバに接続している場合には、ダイアルアップIP接
続を利用する場合が多い。
【0015】インターネットメールは、基本的に、メー
ルサーバを構成するUNIXシステム間で送受信される
UNIXメールである。したがって、パーソナルコンピ
ュータのようなクライアント2との間でUNIXメール
を送受信するために、メールサーバ1,3にはそれぞ
れ、クライアント2,4からのメール送信を受け持つS
MTPサーバ1a,3aと、クライアント2,4のメー
ル受信を受け持つPOPサーバ1b,3bと、クライア
ント2,4宛のメールを格納するメールボックス1c,
3cとが備えられている。ドメインネームサーバ(DN
Sサーバ)1dは、送信しようとするメールの宛先アド
レスに含まれるドメイン名(例:user@abc.co.jpという
メールアドレスであれば、単価記号(@ )以降のabc.c
o.jp を指す。)を、対応するIPアドレスに変換して
返す機能を有する。これによって、メールサーバ1は、
送信すべきメールのアドレスに含まれるドメイン名に対
応するIPアドレスがDNSサーバに登録されていれ
ば、宛先のメールアドレスを管理するメールサーバのI
Pアドレスを取得することができる。
【0016】SMTP(Simple Mail Transfer Protoco
l )は、送信側メールクライアントと送信側SMTPサ
ーバとの間、送信側SMTPサーバと受信側SMTPサ
ーバとの間の通信規約であり、RFC821(Request
For Comments 821 )として規格化されている。クライ
アント2からインターネットN経由でメールを送信する
場合には、まずクライアント2がメールサーバ1に接続
され、通常sendmailと呼ばれるメール転送システムを介
してSMTPにしたがった送信先の指定、及びメール本
文の送信を行う。
【0017】送信側SMTPサーバは、送信しようとす
るメールの送信先サーバ、すなわち受信側SMTPサー
バのsendmailにメールを送信し、受信側SMTPサーバ
では、mailコマンドによってそのメールを該当メールボ
ックスに格納する。このため、SMTPサーバの受信処
理ルーチンは常にアクティブとなっている。受信された
メールはメールボックス3cに格納され、クライアント
4がPOPサーバ3bにログインすることによって、ク
ライアント4が受信することができる。クライアント4
とPOPサーバ3bとの間の通信は、POP(Post Off
ice Protocol)にしたがって行われる。
【0018】《メールアドレスクリーニングの全体フロ
ー》次に、本実施形態によるメールアドレスクリーニン
グ方法について、図2のフローチャートを参照して説明
する。この方法は例えば、適宜のプラットフォーム用に
制作されたメールアドレスクリーニングソフトウェア
を、前記図1のクライアント2にインストールして実行
させることにより実現される。なお、このような本発明
の方法を実行させるソフトウェアは、使用される環境に
応じてどのようなソフトウェア言語を用いて作成しても
構わない。
【0019】まず、クリーニングされるべきメールアド
レスのリストが、作業用のメモリなどの記憶領域に読み
込まれる(ステップ302)。メールアドレスリスト
は、一般的には、プレーンテキストファイルのカンマ区
切り形式、タブ区切り形式などの標準的なフォーマット
として供給されることが好ましいが、メールソフトウェ
アやWWWブラウザなどのアドレスブックファイルであ
っても、あらかじめその記述形式を知ることができるも
のであれば、その形式に対応して読込むことは可能であ
る。このようなメールアドレスリストファイルは、フロ
ッピーディスク、光磁気ディスクのようなリムーバブル
メディアから読込んでもよいし、ハードディスクのよう
な固定記憶媒体から読込むようにしてもよい。
【0020】次に、読込んだメールアドレスリストか
ら、順次メールアドレスを取得し(ステップ304)、
所属するドメインにあるDNSサーバにログインする
(ステップ306)。この際、DNSサーバとの接続に
はTELNETプロトコルを用いる。これは、DNSサ
ーバのプログラムと直接交信して操作を行うために、U
NIXベースの端末エミュレーション用プロトコルとし
てはもっとも一般的であり、各種のプラットフォームに
おいて、いわゆるフリーウェアやシェアウェアの形態の
ものを含め多くの優れた通信ソフトウェアが利用できる
(例えば、Windows95 システムには、標準で添付されて
いる。)からである。なお、DNSサーバのIPアドレ
スはTELNET接続の接続先として予め設定しておく
とともに、DNSサーバへのアクセス権(接続のための
アカウントとパスワード)も通常事前に取得しておくこ
とが必要である。
【0021】DNSサーバにログインしたら、前記チェ
ック対象であるメールアドレスが含むドメイン名につい
て、そのドメインで運用されているメールサーバのIP
アドレスを、「nslookup」コマンドを用いて問い合わせ
る。「nslookup」コマンドは、UNIXシステムで規定
されているコマンドであって、これを用いてDNSサー
バに登録されているドメイン情報を取得することができ
る。具体的には、 nslookup < ドメイン名> という形式で問い合わせを行うと、これに対して、その
ドメインのIPアドレス(より正確には、そのドメイン
名で指定されるサーバに割り当てられているIPアドレ
ス)が返される。このとき、「nslookup」コマンドのパ
ラメータとして set q=mx を指定すると、DNSサーバは前記ドメインで運用され
ているメールサーバのIPアドレスを返す。したがっ
て、このステップ308において、チェックすべきメー
ルアドレスが属するメールサーバのIPアドレスを知る
ことができるのである。なお、前記問い合わせに対応す
るドメインがDNSサーバに登録されていない場合に
は、“Non existent domain ”のメッセージが返される
ので、このときはドメイン名の記載誤り、あるいは当該
ドメイン自体がすでに存在しないなどの理由によって、
そのドメイン名が無効であると判定される。
【0022】このようなDNSサーバへの問い合わせ結
果については、ステップ310にて判定される。すなわ
ち、メールサーバのIPアドレスが返されてきた場合
(ステップ310,Yes)にはそのIPアドレスを取
得し(ステップ312)、該当するメールサーバのIP
アドレスが得られなかった場合(ステップ310,N
o)には、チェックしたメールアドレスが無効であると
判定し、ステップ304に戻って次のメールアドレスを
リストから取得する。なお、図2には図示していない
が、このときステップ308,310にてドメイン名が
無効であると判定されたメールアドレスについて、それ
らをまとめて一つのグループに分類して適当な記憶媒体
に格納しておいてもよい。そのとき、一つのファイルに
書き出しておくようにしてもよい。その場合、同じくド
メイン名がエラーと判定されたメールアドレスが発見さ
れれば、それらを順次そのファイルに追記して行くこと
ができる。
【0023】チェック対象であるメールアドレスのドメ
インに対応するメールサーバのIPアドレスが得られた
ら、そのIPアドレスを用いてTELNET接続にてメ
ールサーバのTCPポート25番(SMTPプロトコル
用ポート)にログインする(ステップ314)。次い
で、ステップ316にてメールサーバとの間でメールア
ドレスチェック処理が行われるが、その詳細については
後述する。
【0024】ステップ316のメールアドレスチェック
処理の結果、チェックしたメールアドレスに対して正常
に受け付けられたことを示すコード(コード「25
0」)が返された場合には(ステップ318,Ye
s)、そのメールアドレスが正しいと判定し、ステップ
304の処理に戻り、次にチェックすべきメールアドレ
スをアドレスリストから取得する。ステップ316のメ
ールアドレスチェック処理の結果、正常完了コード「2
50」以外のエラーコードが返された場合には、ステッ
プ320の処理に移る。
【0025】ステップ320以降では、ステップ316
にて返されたエラーコードに応じた処理が行われる。返
されたエラーコードが「500」であったときは(ステ
ップ320,Yes)、そのエラーコードの原因となっ
たメールアドレスを「アドレスエラーグループ」に分類
して適当な記憶領域に格納する(ステップ322)。例
えば、アドレスエラーグループファイルを生成して、同
一グループに分類されるメールアドレスが検出される毎
にそのファイルに追記していくようにすればよい。
【0026】エラーコードが「500」でなかった場合
には、処理はステップ324へ移り、さらにエラーコー
ドが調べられる。返されたエラーコードが「550」で
あれば(ステップ324,Yes)、そのエラーコード
の原因となったメールアドレスを「アドレス不通グルー
プ」に分類して適当な記憶領域に格納する(ステップ3
26)。エラーコードが「550」でなかった場合には
(ステップ324,No)、そのエラーコードの原因と
なったメールアドレスを「保留グループ」に分類して適
当な記憶領域に格納する(ステップ328)。いずれの
グループに分類された場合でも、該当するメールアドレ
スはそのまま利用することができないので、読込んだア
ドレスリストから削除しておく(ステップ330)。
【0027】リストに含まれるすべてのメールアドレス
のチェックが完了したら(ステップ332,Yes)、
一連のクリーニング処理を完了する。チェックすべきア
ドレスがリストに残っていれば(ステップ332,N
o)、ステップ304に移って次のメールアドレスをリ
ストから取得し、処理を続行する。
【0028】《メールサーバに対するアドレス問い合わ
せ処理》ここで、本実施形態に係るクリーニング方法に
おけるメールサーバに対するアドレス問い合わせ処理
(前記図2のステップ316)の手順について、図3を
参照して詳細に説明する。なお、説明の便宜上、クリー
ニングを実行するクライアントのユーザ名をuser-1、属
するドメイン名をhosta 、問い合わせの対象となるメー
ルサーバが属するドメイン名をhostb とする。
【0029】まず、クライアントuser-1は、TELNE
T接続により、メールサーバのTCPポート25番(S
MTPプロトコル用ポート)に対して接続要求を送出す
る(ステップ1)。メールサーバhostb は、クライアン
ト側のhosta にメール受信準備ができた旨のメッセージ
を送る(ステップ2)。
【0030】これを受けて、クライアントuser-1は、自
分のドメイン名を名乗る「HELO hosta」コマンドを送出
する。これに対して、メールサーバhostb はその相手ホ
スト名hosta を了解するコード「250 ok」を返す(ステ
ップ3,4)。
【0031】次いで、クライアントuser-1は、発信人ア
ドレス(自分のアドレス)を「MAILFrom:user-1@host
a」というコマンドで送出し、受信側はこれを了解して
コード「250 ok」を返す(ステップ5,6)。
【0032】ここで、クライアントuser-1は、チェック
すべきメールの宛先アドレスを「RCPT」コマンドに
より、例えば「RCPT To:user-a@hostb」という形式でメ
ールサーバhostb へ送出する。このとき、メールサーバ
hosta は受信した宛先アドレスを解析し、user-1に所定
の応答コードを返すが、その応答をケース毎に示すと次
のようになる。
【0033】《(i)応答コード「250」を返した
(ステップ7,8)》ドメインhostb にuser-aというI
Dで識別されるユーザのメールボックスが存在すれば、
メールサーバはその宛先を了解して正常コード「250 o
k」を返す。これにより、user-a@hostbというメールア
ドレスが正しいことが確認されたわけである。
【0034】《(ii)応答コード「500」を返した
(ステップ9,10)》メールサーバが、受け取ったメ
ールアドレスの文字を認識できない場合である。メール
アドレスを半角文字(1バイト系文字)ではなく全角文
字(2バイト系文字)で入力した場合(例えば「use
r−1@hostb」と全角文字でメールアドレスを表
記してしまった場合。)、<ユーザ名>@<ドメイン名
>という形式で記述されるべきインターネットメールア
ドレスのユーザ名とドメイン名とが逆に記載された場合
など、いわゆるメールアドレスの入力ミスがこれに当た
る。
【0035】《(iii )応答コード「550」を返した
(ステップ11,12)》メールサーバのクライアント
として、メールアドレスに指定されているユーザ名が存
在しない場合に返されるコードである。入力ミス等によ
り存在しないユーザ名がメールアドレスに含まれること
となった場合(例えば、ユーザ名user-aを、誤ってhost
b に存在しない「user-aa 」と表記してしまった場
合。)、あるいは該当するユーザ名を持つユーザが受信
側メールサーバに登録されていない状態となっている場
合である(例えば、インターネットへの接続プロバイダ
を変更した、あるいは所属していた組織を離れた(例え
ば企業を退職した)ようなケース。)。
【0036】上記のように、「RCPT」コマンドによ
ってメールアドレスに対応する応答コードを取得した
ら、クライアントuser-1は、コネクションの切断要求で
ある「QUIT」コマンドを送出する。これに対して、
受信側メールサーバは了解コード「221 ok」を返す(ス
テップ13,14)。送信側はTCPポート25の接続
を切って、メールアドレスチェックのルーチンを終了す
る(ステップ15)。この後、処理はメインルーチンの
応答コード判定およびその判定結果に基づく処理(図2
のステップ318以降)に返される。
【0037】なお、上記した相手のメールサーバから返
される応答コードはRFC821に規定されている基本
的なものであるから、本発明に係るクリーニング方法お
よび装置を実際に適用する場合には、上記実施形態に例
示した応答コード区分にとらわれることなく、具体的な
応答コードおよびその意味内容を勘案して柔軟に判定を
行うように構成することが好ましい。
【0038】以上のように、本発明に係る方法および装
置によれば、メールアドレスのリストに含まれる全ての
メールアドレスについて、自動的にその有効性をチェッ
クし、応答コードに基づいて自動的にリストのクリーニ
ングを実行することができる。特に、チェックの対象と
なるメールアドレスに実際にメールを送出することなく
メールアドレスの正誤を確認することができるので、ア
ドレスリストに収載されているユーザにはまったく迷惑
をかけることがない。
【0039】また、チェックの結果から、リストに所収
されているユーザの属性の変化(勤務先、通学先の変更
など)を推定することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上、本発明の一実施形態によって詳細
に説明したように、本発明に係わるインターネット上で
送受信される電子メールアドレスのリストを自動的にク
リーニングする方法及び装置によれば、以下の優れた効
果を奏することができる。
【0041】(1)従来手作業に頼らざるを得なかった
メールアドレスリストのアップデートを、メールアドレ
スリストを読み込んで自動的に実行できるので、人件費
などのコストを増やすことなくタイムリーなメールアド
レスリストの保守が可能である。
【0042】(2)メールアドレスのチェックに際して
は、そのアドレスの使用者に確認用のメールが届くなど
の接触が一切ないので、アドレス使用者に何らの迷惑を
かけることがない。
【0043】(3)アドレスチェック時に得られる応答
コードに応じて、アドレス使用者に生じた勤務先等の属
性の変化を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネットメールのシステム概要を示す概
略ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わるインターネット上
で送受信される電子メールアドレスのリストを自動的に
クリーニングする方法の処理を示すフローチャートであ
る。
【図3】図2のフローチャートにおけるメールサーバに
対するアドレス問い合わせ処理の手順を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1,3 メールサーバ 2,4 メールクライアント 1a,3a SMTPサーバ 1b,3b POPサーバ 1c,3c メールボックス 1d ドメインネームサーバ N インターネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットに接続されたコンピュー
    タを用いてインターネット上で送受信される電子メール
    アドレスのリストをクリーニングする方法であって、次
    の(1)ないし(4)の要件を備える。 (1)所定の記憶媒体に所定のデータ形式で記録されて
    いる電子メールアドレスのリストを読込む。 (2)前記読込まれた電子メールアドレスのリストから
    メールアドレスを取得するとともに、その取得されたメ
    ールアドレスが有するドメイン名に対応するメールサー
    バのIPアドレスが所定のネームサーバに登録されてい
    るかを問い合わせ、登録されていれば、そのメールサー
    バのIPアドレスを取得する。 (3)前記(2)のステップによって当該メールサーバ
    のIPアドレスを取得した場合、前記メールアドレスに
    含まれているユーザ名がそのメールサーバが管理するド
    メインに存在するかどうかを、所定のプロトコルに準拠
    したコマンドを用いてそのメールサーバに問い合わせ
    る。 (4)前記(2)のステップで電子メールアドレスのド
    メイン名に対応するメールサーバのIPアドレスが取得
    できなかった場合、または前記(3)のステップで送出
    したコマンドに対応して前記メールサーバから所定の応
    答コードが返された場合には、当該メールアドレスが誤
    っていると判定し、その判定結果に基づいて前記の電子
    メールアドレスのリストを更新する。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(2)で電子メールアドレ
    スに含まれるドメイン名が存在しないと判定されたと
    き、前記電子メールアドレスリストに含まれる同一ドメ
    インを有するすべての電子メールアドレスが誤っている
    と判定してそのリストを更新することを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(2)で対応するドメイン
    名が存在しないと判定された電子メールアドレスと、前
    記ステップ(3)でそのプロトコルの所定の応答コード
    が返された電子メールアドレスとを、それぞれ分類して
    格納することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の(1)ないし(4)の
    機能を備えてなる、電子メールアドレスリストの自動ク
    リーニング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の(1)ないし(4)の
    機能を実行するコンピュータプログラムを格納してなる
    記録媒体。
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