JP2000064807A - 選択的断熱溶射皮膜を有する弓形ノズルベ―ン - Google Patents

選択的断熱溶射皮膜を有する弓形ノズルベ―ン

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズルの適当な有効寿命を維持しながら、断熱
溶射皮膜の早期破損をなくすガスタービンを提供する。 【解決手段】タービンノズルは、外側バンドと内側バン
ドとを備え、燃焼ガスを案内するための複数のベーンが
これら外側バンドおよび内側バンド間に延在する。各ベ
ーンは、前縁および後縁ならびに前縁および後縁間に延
在する加圧側面および吸引側面を含む。各ベーンには、
前記後縁に沿って、内側バンドに隣接する燃焼ガスの圧
力を上昇させる作用をなす弓形部が設けられている。各
ベーンにはさらに、断熱溶射皮膜(TBC)が前縁およ
び後縁間で吸引側面に沿ってだけ選択的に配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は、ガスタービンエンジンに関
し、特に高圧タービンノズルに関する。
【0002】
【発明の背景】典型的なターボファン航空機ガスタービ
ンエンジンでは、空気を多段軸流圧縮機で加圧し、燃焼
器で燃料と混合し、点火して、高熱の燃焼ガスを発生す
る。燃焼ガスは下流に高圧(HP)タービンノズルに流
れ、タービンノズルは燃焼ガスを旋回、加速し、下流の
高圧タービン・ローターブレードで燃焼ガスからエネル
ギーを抽出する。燃焼ガスはつぎに、低圧タービンに流
れ、低圧タービンはファンを駆動するための追加のエネ
ルギーを抽出し、こうしてファンは、飛行中の航空機に
動力を与える推進スラストを生成する。高熱の燃焼ガス
の流路に配置された多数の構成要素は、燃焼ガスにより
加熱されるので、適当な手段で熱から保護する必要があ
る。
【0003】たとえば、断熱溶射皮膜(TBC=therma
l barrier coating、遮熱皮膜ともいう)は、種々の公
知の組成を有するセラミック材料であり、種々の構成要
素の上に薄い層として設けて、その熱的保護を行うこと
ができる。TBCは従来、プラズマ溶射法や物理的蒸着
法を用いて、設層されている。TBCは、高熱の燃焼ガ
スと特定の構成要素の下地金属との間にバリヤ(障壁)
を形成し、断熱をはかり、構成要素が受ける最高温度を
下げ、エンジン内でのその構成要素の有効寿命を長くす
る。
【0004】TBCはセラミック材料であるので、下地
の金属基材と比較して脆く、したがって、その一体性お
よびそれに対応する耐久性は、ほとんど下側の構成要素
の強度と運転実績によって決まってしまう。たとえば、
HPタービン・ノズルベーンは燃焼器から最高温度の燃
焼ガスを受け取るので、それにふさわしい保護が必要で
ある。
【0005】種々の形状のタービンノズルベーンが、T
BCで保護することで、長年にわたって商業的に成功裡
に利用されている。代表的なノズルベーンは半径方向に
まっすぐで、その後縁に対してねじれて、両ベーン間に
収束チャンネルを画定する。これらのチャンネルは最小
流れ面積のスロートで終端し、これらのチャンネルを通
して燃焼ガスがタービンロータブレードに向かって旋回
され、加速される。
【0006】従来技術では、TBCは、ベーンのスロー
トを除いて、ベーンの吸引側および加圧側両方に設層す
ることができる。ノズルスロート面積は、タービンの、
したがってエンジン全体の運転効率を左右する重要な設
計パラメータである。エンジン効率を最適なものとする
には、個々のベーンスロート面積およびそれらを合わせ
た全スロート面積を適当な狭い許容範囲内に維持する必
要がある。通常、TBCはその厚さを±数ミルの公差で
設層するので、この公差のばらつきは、ノズルスロート
面積を一定に維持する上では許容できない。したがっ
て、TBCは、ベーンスロートの片方の境界を形成する
前縁近くではベーンの吸引側に設けない。なお、ベーン
スロートの他方の境界は、次隣のノズルベーンの後縁に
沿って加圧側で画定される。
【0007】近年米国で商業的な成功を収めている発展
形態では、3Dノズルベーンの後縁をまっすぐではな
く、反らせて(弓形にして)、ベーンを支持する内側バ
ンド近くのベーン根元での燃焼ガスの総合圧力および運
動量を増加させている。3Dベーンは内側バンドおよび
外側バンド間で前縁のまわりにねじれ、また後縁に沿っ
て曲がって、弓形部を画定する。タービンおよびエンジ
ンの総合効率を改善するために、内側バンド近くのガス
流れ運動量を増加するよう弓形部の特定の曲率と広がり
を規定するのに、三次元コンピュータ解析ソフトウェア
を使用することができる。
【0008】3D弓形ベーンを燃焼ガスの高温から保護
するために、ベーンには、ベーンスロートを除いて、そ
の加圧側面および吸引側面両側にTBCの全面被覆を設
けている。弓形ノズルベーンにTBCを設けることは、
直線的なベーンの場合より重要である。ベーンの表面に
通常起こる温度差がそれに応じた熱応力や変形をもたら
すからである。たとえば、弓形後縁は、その非直線的形
状のため曲げ荷重を受け、またしたがって、その曲面に
変形(ゆがみ)を受ける。後縁はベーンスロートの片方
の境界を画定しているので、その境界における変動はス
ロート面積を変化させ、これによりタービンおよびエン
ジンの効率を低下させるおそれがある。
【0009】スロート面積の変化は、また、タービンノ
ズルを経ての全圧力降下を変動させ、それに応じて、圧
縮機およびタービンロータ間の荷重差に反作用するスラ
スト軸受の荷重を増加する。TBCを全面被覆した3D
弓形タービンノズルの数年間の商業的な使用実績から、
ベーンの前縁に沿っての早期剥落などのTBCの破損が
確認された。
【0010】したがって、ノズルおよびエンジンの空気
力学的性能や効率を損なうことなく、またタービンノズ
ルの適当な有効寿命を維持しながら、3D弓形ノズルベ
ーンにおけるTBCの早期破損をなくすことが望まれて
いる。
【0011】
【発明の概要】本発明のタービンノズルは、外側バンド
と内側バンドとを備え、燃焼ガスを案内するための複数
のベーンがこれら外側バンドおよび内側バンド間に延在
する。各ベーンは、前縁および後縁を含み、また前縁お
よび後縁間に延在する加圧側面および吸引側面を含む。
各ベーンには、前記後縁に沿って、内側バンドに隣接す
る燃焼ガスの圧力を上昇させる作用をなす弓形部(bo
w)が設けられている。各ベーンにはさらに、断熱溶射
皮膜(TBC)が前縁および後縁間で吸引側面に沿って
だけ選択的に配置されている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の構成、目的、効果を明ら
かにするために、以下に図面を参照しながら、本発明の
具体的なかつ好適な実施態様を詳細に説明する。図1
は、航空機ターボファン・ガスタービンエンジン10の
一部の軸線方向断面図である。このエンジン10は、長
さ方向または軸線方向中心軸線12のまわりに軸対称で
ある。エンジンは、飛行中の航空機に動力を供給する推
進スラストを生成するファン(図示せず)を含む。
【0013】ファンの下流には、空気16を加圧するた
めの多段軸流圧縮機14が配置されている。圧縮空気を
環状燃焼器18(一部のみ図示)に送り、ここで燃料と
混合し、点火して、高熱の燃焼ガス20を発生する。燃
焼ガスはここから下流に流れる。燃焼器18は環状ケー
シング22の内側に装着されている。燃焼器からすぐ下
流には、本発明の実施例による高圧(HP)タービンノ
ズル24が配置されている。燃焼ガスはノズル24を通
って下流に、支持ロータディスクから半径方向外向きに
延在する1列のHPタービンロータブレード26に流れ
る。ロータディスクは圧縮機14に連結されている。運
転中、タービンブレード26は燃焼ガス20からエネル
ギーを抽出し、圧縮機を駆動する。
【0014】図1に示すタービンノズル24は、複数の
構成要素の環状アセンブリであり、エンジンの中心軸線
12のまわりに軸対称である。ノズルは、環状の半径方
向外側のバンド28を有し、外側バンド28は通常、円
周方向に隣接する複数の円弧状セグメントから形成され
ている。さらに、ノズルは、同様に複数の円弧状セグメ
ントから形成された、環状の半径方向内側のバンド30
も有する。複数の中空ベーン32が外側バンド28と内
側バンド30との間に半径(放射)方向に延在し、これ
らバンドに、通常は共通の鋳造品として固着されてい
る。
【0015】図2に示すように、各ノズルセグメント
は、2つの円周方向に離間したベーン32を含むことが
できる。隣接するノズルセグメントを順次適当に封止
し、完全な1列のノズルベーンを形成する。1列のノズ
ルベーンは、燃焼ガスを1列のロータブレード26に向
かって旋回させるとともに加速する形状となっており、
ロータブレード26は燃焼ガスからエネルギーを抽出す
る。
【0016】ここで図2および図3を参照すると、各ベ
ーン32は、軸線方向に離間した前縁34および後縁3
6、ならびに軸線方向にだいたい凹な加圧側面38およ
びこれとは円周方向に反対側の、だいたい凸な吸引側面
40を含み、加圧側面38および吸引側面40はともに
前縁34および後縁36間に軸線方向に延在する。各ベ
ーン32は、内側バンド30に固着された根元またはハ
ブ42と、そしてその半径方向反対側に外側バンド28
に固着された頂部44とを有する。
【0017】図3および図4に詳細に示すように、各ベ
ーン32は湾曲部(ベンド)または弓形部46も含む。
弓形部46は後縁36に沿ってもっともはっきりと現
れ、ベーンの根元42で、内側バンド30に隣接する燃
焼ガス20の全圧力を増加する作用をなす。代表的なノ
ズルベーンは、特に後縁に沿って、まっすぐであり、そ
の半径方向スパンセクションは、隣接するベーン間で燃
焼ガスを旋回、加速するための二次元(2D)曲面を有
する。こうして得られる燃焼ガス流れ場は、したがっ
て、各スパンセクションで二次元においてのみ制御され
る。
【0018】ベーン32に弓形部46を導入することに
より、ガス流れ場に第3の制御次元が加えられ、これに
よりタービンの空気力学的効率が大幅に向上し、したが
って、エンジン全体の効率が向上する。しかし、弓形ベ
ーンはまっすぐではないので、ベーンの熱的性能の複雑
さがいちじるしく増大する。燃焼ガスは高熱であるの
で、作動中のベーンの熱的動き(膨張、収縮を含む)
が、ベーンの幾何形状を変化させ、熱により発生する応
力やひずみの原因となる。各ベーンの加圧側および吸引
側での温度分布は、作動中に大きく変動し、熱勾配を導
入し、またそれから熱により発生する応力やひずみを生
じる。
【0019】このタイプの弓形タービンノズルベーン
は、米国において過去数年にわたって、民生利用におい
て、限られてはいるが、成功を収めている。このような
ベーンには、ベーンスロートの吸引側境界を除いて、そ
の加圧側および吸引側全域を覆う断熱溶射皮膜(TB
C)を設けている。しかし、実際の航空機エンジン環境
で使用してみたところ、ベーンの前縁領域でTBCの剥
落が起こった。このTBC剥離は、HPノズルの耐久性
を低下し、したがってその有効使用寿命を限定するの
で、問題である。
【0020】したがって、この発明は、前記前縁および
後縁間で前記吸引側面40に沿ってだけ選択的に配置さ
れた断熱溶射皮膜(TBC)48を設けることにより、
上記剥落問題を軽減または排除する改良策を提供する。
図4に示すように、ベーン32の隣接するものが円周方
向に離間されて最小流れ面積のスロート50を画定し、
かくして燃焼ガスが隣接するベーン間を通過する。各ス
ロート50は、後縁36で加圧側面38に沿って延在す
る第1または加圧境界52を有し、またそれとは円周方
向反対側に、つぎの隣接ベーンの前縁34に隣接して、
吸引側面48に沿って延在する第2または吸引境界54
を有する。
【0021】したがって、各1対の隣接するベーン32
間のスロート50は、一つのベーンの後縁36および隣
接するつぎのベーン上の、その前縁より後方の対応する
領域において、両ベーン間の最小距離として画定され
る。ベーンスロート50は、隣接するベーン間の収束チ
ャンネルの後端を画定し、ここを通して、通常通り、燃
焼ガス20を加速し、ロータブレード26に向けて円周
方向に旋回させる。
【0022】この発明によれば、スロートの第1境界5
2および第2境界54はともに、断熱溶射皮膜(TB
C)で被覆されていない。図4に示すように、ベーンの
加圧側38からTBCを取り除くことにより、スロート
50の両境界は、ベーンの母材金属外面により画定され
ることになり、そして所定の設計の場合、スロート50
の流れ面積にわずかな増加がもたらされ、このような流
れ面積の増加には、上流の圧縮機14の失速余裕を増加
するという追加の利点がある。
【0023】しかし、弓形ベーン32は三次元(3D)
的複雑さが増加するので、ベーンにおける受け入れがた
い熱的勾配、そしてそれに由来する対応する応力、ひず
みおよび変形を防止するために、有効な冷却が必要とな
る。具体的には、図4に示すベーン32は中空であり、
そしてその内部に、図1に線図的に示すように、圧縮機
14から抽出した加圧空気16の冷却空気部分を案内す
るための1個以上のインピンジメントバッフル56を含
む。インピンジメントバッフル56は、その形状および
作用が従来通りのもので、インピンジメント穴が所定の
パターンで配置され、これらの穴を通して冷却空気16
をバッフル56からベーンの内側に衝突するように案内
し、加圧側面および吸引側面両方を内側からインピンジ
メント冷却する。インピンジメントバッフル56はベー
ンの前縁領域および翼弦中間領域での有効な冷却を行
う。この後、使用済みのインピンジメント空気は、通常
通り、ベーンから、1列の通常の後縁排出穴58を通し
て、後方へ排出される。
【0024】使用済みのインピンジメント空気の一部
は、ベーンの加圧側面および吸引側面両方に配置された
複数列の通常のフィルム冷却穴(図示せず)を通しても
排出され、商用3D弓形ベーンにも見られるように、追
加のベーン冷却を行う。図4に示すTBC48は、少な
くともベーン弓形部46に隣接する位置で、加圧側面と
吸引側面との間の熱的な移動(すなわち膨張および収
縮)の差を軽減するか、最小限に抑えるように、吸引側
面40に沿って厚さが選択的に調整されている。
【0025】具体的には、選択的に配置されたTBC
は、ベーンの内部インピンジメント冷却と協同して、ベ
ーン吸引側面内部温度および温度分布を制御し、ベーン
弓形部46の熱的に誘引される応力、ひずみおよび変形
を低減するか最小限に抑える。吸引側TBC48はベー
ン吸引側面の加熱を限定し、したがって、その熱膨張を
抑制し、こうして吸引側面の熱膨張を未被覆加圧側面3
8の熱膨張とだいたい合致させ、後縁38に沿っての熱
的に誘引されるひずみおよび変形(そのままではスロー
ト50の流れ面積に悪影響を及ぼす)を最小限に抑え
る。正確なスロート面積を維持することにより、ノズル
の空気力学的性能を最高にし、これに応じて、過剰なス
ラスト軸受荷重を防止する。
【0026】吸引側TBCは下地の母材金属の温度をそ
の最高限度以下に維持し、母材金属の熱的勾配を小さく
し、長期使用中に吸引側面の早期割れを防止する。そし
て、ベーンの前縁領域におけるTBCを除くことによ
り、当然ながら、TBCの剥落もなくなる。図4に示す
ように、ベーン弓形部46は、外側バンドと内側バンド
との間で加圧側面38に沿って半径方向に凸であり、そ
してこれに応じて、TBC48の設けられた吸引側面4
0に沿って半径方向に凹である。したがって、加圧側面
38が軸線方向にだいたい凹であり、その側で弓形部4
6が半径方向に凸であり、吸引側面40が軸線方向にだ
いたい凸であり、そして弓形部46の対応する側が半径
方向に凹であるので、ベーンは複合曲率を有する。
【0027】ベーン弓形部46は、後縁36に最大半径
方向曲率を有し、曲率が前縁34に向かって減少し、そ
して翼弦中間領域近くでベーンの半径方向直線部分に滑
らかに融合するのが好ましい。TBC48の厚さが後縁
36から前縁34近くのスロート第2境界54に向かっ
て減少するのが好ましい。たとえば、TBC48は、公
称最大厚さが約7ミル(0.18mm)であり、この厚
さが、後縁から上流方向に後部インピンジメントバッフ
ルの位置までほぼ一定のままであり、ついでスロート第
2境界54に向かって厚さが減少する移行部を有し、第
2境界54で完全にゼロになる。この形状は、ベーン弓
形部46の大部分にわたってベーンの熱保護を最大限に
発揮する。このようにして、TBCは各ベーンの吸引側
面を主としてベーン弓形部46の全域にわたって保護す
る。
【0028】従来の3Dベーン上には、断熱溶射皮膜が
加圧側面には公称厚さ5ミル(0.125mm)に、そ
して吸引側面には公称厚さ10ミル(0.25mm)に
設けられていたので、好ましくは吸引側面の公称厚さを
10ミルから7ミルに減少させることにより、加圧側面
38のTBCの除去ができ、加圧側面と吸引側面の間の
熱バランスを維持する。このことは、変形が熱的に誘引
される傾向が強い弓形ベーンにとって、特に重要であ
る。
【0029】さらに具体的には、図3および図4は、ベ
ーン弓形部46が外側バンド28より内側バンド30の
近くに位置することを示している。図4に明示するよう
に、各ベーン32は前縁34のまわりに内側バンド30
から外側バンド28までねじれ(ツイストし)て、部分
的にベーン弓形部46を画定する。また、各ベーン32
は、後縁36に沿って接線方向または円周方向に曲が
り、やはり部分的にベーン弓形部46を画定するのが好
ましい。ベーン32の複合されたねじれと曲がりは、個
々の弓形部46を画定するのに十分である。
【0030】特に、各ベーン32は、通常通りに、根元
42から先端44まで複数の半径方向またはスパンセク
ションにより画定することができる。隣接するスパンセ
クションを前縁34のまわりにベーンの根元から先端ま
でねじり、また後縁36をセクション毎に曲げることに
より、ベーン弓形部46を画定することができる。所定
のエンジン用途にふさわしい個別ベーンの特定形状を設
計し、その空気力学的性能を三次元的に解析するのに、
通常の有限要素法解析ソフトウェアを使用することがで
きる。このようにして、ベーン弓形部46の細部形状を
定め、内側バンド30に隣接する燃焼ガス20の運動量
を増加し、かくして3D空気力学的ベーンを実現し、高
圧タービンおよびエンジンの空気力学的効率の大幅な増
加を達成する。
【0031】本発明の3D弓形ノズルベーン32を、ベ
ーン弓形部のない、後縁がほぼまっすぐな従来の2Dノ
ズルベーンと比較すると、両者間には空気力学的性能に
大きな差がある。代表的な2D直線ノズルベーンは、そ
の後縁に沿ってだいたいまっすぐであり、後縁のまわり
にねじられてベーン間に個別の収束チャンネルを画定す
る。所定のエンジン設計の場合、所定の流量の燃焼ガス
がタービンノズルを通過する。3D弓形ベーン32は、
通常の2Dベーンと比較して、ベーン根元42近くにい
ちじるしく高い総圧力を与え、その結果、この領域にお
けるガス流れ運動量の大幅な増加が得られる。これに応
じて、3Dベーンでは、その後縁に沿って排出される燃
焼ガス20の旋回(スワール)角度が、2Dベーンから
の大きな旋回角度と比較して、いちじるしく減少する。
【0032】さらに、2Dベーンの下流でのブレード根
元におけるガス流の流線は、非平面的で、互いにねじれ
合う。これに対して、3Dベーンは、ベーン弓形部46
の追加の半径方向効果(2D設計では得られない)によ
り、ブレード根元近くに平面的なガス流の流線を生成す
る。このような構造および性能の違いの結果として、3
Dベーンは、タービンノズルおよびエンジンの空気力学
的効率の大きな向上を実現する。3Dベーンの吸引側に
のみTBC48を選択的に設けることにより、3Dベー
ンの優れた空気力学的性能を維持し、圧縮機の失速余裕
を増大し、前縁での剥落問題をなくし、そしてノズルベ
ーンの耐久性を高め、またそれに応じて低サイクル疲労
寿命を長くする。
【0033】以上、本発明の具体的なかつ好適な実施態
様と考えられる態様を説明したが、当業者には、上記教
示内容から本発明の他の変更例が明らかであろう。この
ような変更例もすべて本発明の要旨の範囲内に包含され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による高圧タービンノズルが
燃焼器の下流かつ1列のタービンロータブレードの上流
に配置された、ターボファン航空機ガスタービンエンジ
ンの一部の軸線方向断面図である。
【図2】図1に示したHPノズルの2ベーンセグメント
の斜視図であり、ベーン上に選択的に設層したTBCを
示す。
【図3】図2の3−3線方向に見たノズルセグメントの
斜視図である。
【図4】図2の4−4線方向に上から見たノズルセグメ
ントの断面図である。
【符号の説明】 20 燃焼ガス 24 ノズル 28 外側バンド 30 内側バンド 32 ベーン 34 前縁 36 後縁 38 加圧側面 40 吸引側面 42 根元 46 弓形部 48 TBC 50 スロート 52 第1境界 54 第2境界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ピーター・ヘイウォード アメリカ合衆国、オハイオ州、ラブラン ド、ウッドレイク・コート、3373番 (72)発明者 ジョン・ハワード・スタークウェザー アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナテ ィ、サヴェリン・ドライブ、5945番 (72)発明者 スコット・エム・カーソン アメリカ合衆国、オハイオ州、シャロンヴ ィル、プレインフィールド・ロード、 10733番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼ガスをタービンロータブレードに案
    内するタービンノズルにおいて、 外側バンドと、内側バンドと、前記外側バンドおよび内
    側バンド間に延在する複数のベーンとを備え、 各ベーンは前縁および後縁ならびに前縁および後縁間に
    延在する加圧側面および吸引側面を含み、各ベーンに
    は、前記後縁に沿って、前記内側バンドに隣接する前記
    燃焼ガスの圧力を上昇させる作用をなす弓形部が設けら
    れ、 各ベーンにはさらに、断熱溶射皮膜が前記前縁および後
    縁間で前記吸引側面に沿ってだけ選択的に配置された、
    タービンノズル。
  2. 【請求項2】 隣接するベーンが円周方向に離間されて
    両者間に最小流れ面積のスロートを画定し、このスロー
    トは一つのベーンの後縁に加圧側面に沿って第1境界を
    有し、またその隣のベーンの前縁に隣接して吸引側面に
    沿って第2境界を有し、 前記スロートの第1境界および第2境界には前記断熱溶
    射皮膜が設けられていない、請求項1に記載のノズル。
  3. 【請求項3】 前記ベーンは中空であり、内部にインピ
    ンジメントバッフルを含み、前記インピンジメントバッ
    フルは、冷却空気を前記ベーン内側に衝突するように案
    内してベーンの加圧側面および吸引側面両方をインピン
    ジメント冷却し、 前記断熱溶射皮膜は、その厚さが前記吸引側面に沿っ
    て、前記ベーン弓形部近くでの前記加圧側面および吸引
    側面間の熱的動きの差を小さくするように、調節されて
    いる、請求項2に記載のノズル。
  4. 【請求項4】 前記ベーン弓形部は、前記外側バンドお
    よび内側バンド間で前記加圧側面に沿って半径方向に凸
    であり、かつ前記断熱溶射皮膜の設けられた前記吸引側
    面に沿って半径方向に凹である、請求項3に記載のノズ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記ベーン弓形部は前記後縁で最大曲率
    を有し、その曲率が前記前縁に向かって減少し、 前記断熱溶射皮膜の厚さが前記後縁から前記スロートの
    第2境界に向かって減少する、請求項4に記載のノズ
    ル。
  6. 【請求項6】 前記ベーン弓形部は前記外側バンドより
    前記内側バンドの近くに配置されている、請求項5に記
    載のノズル。
  7. 【請求項7】 前記ベーンそれぞれが、前記前縁のまわ
    りに前記内側バンドから前記外側バンドまでよじれて前
    記弓形部を画定する、請求項5に記載のノズル。
  8. 【請求項8】 前記ベーンそれぞれが、前記後縁に沿っ
    て曲がって前記弓形部を画定する、請求項5に記載のノ
    ズル。
  9. 【請求項9】 前記ベーンそれぞれが、前記前縁のまわ
    りに前記内側バンドから前記外側バンドまでよじれ、か
    つ前記後縁に沿って曲がって、前記弓形部を画定する、
    請求項5に記載のノズル。
  10. 【請求項10】 前記弓形部の形状が、前記内側バンド
    に隣接する燃焼ガスの運動量を増加する形状である、請
    求項9に記載のノズル。
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