JP2000064377A - 給湯給水設備及び水栓 - Google Patents

給湯給水設備及び水栓

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JP2000064377A
JP2000064377A JP10234411A JP23441198A JP2000064377A JP 2000064377 A JP2000064377 A JP 2000064377A JP 10234411 A JP10234411 A JP 10234411A JP 23441198 A JP23441198 A JP 23441198A JP 2000064377 A JP2000064377 A JP 2000064377A
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water
hot
hot water
water supply
faucet
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JP10234411A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Ando
智明 安藤
Osamu Araki
修 荒木
Toshio Kawachi
敏男 河内
Fumiko Toda
史子 戸田
Hideaki Onomura
英明 小野村
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Inax Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Inax Corp
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手の良好な給湯給水設備及び水栓を提
供することを目的とする。 【解決手段】 所定温度範囲の湯を供給するための給湯
源と、水を供給するための給水源と、該給湯源及び給水
源が接続された湯水混合水栓とを備えた給湯給水設備。
この湯水混合水栓は、自動温度調節機構を具備せず、単
に水、湯及び混合水の吐出を切り替えるものである。吐
水・止水の切替ハンドル26と、湯吐出・水吐出の切替
ハンドル30とが別々に設けられている。吐出状態が給
湯源からの湯を直接に吐出する状態であることを示す表
示板84と表示ボタン86を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯給水設備及び水
栓に係り、特に給湯源が所定温度範囲の適温の湯を供給
する温調機能を有している場合に好適な給湯給水設備と
それに好適な水栓とに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の湯水混合水栓は、高温(例えば5
0〜65℃)の湯と常温の水(非加温水)とを受け入
れ、所望の温度となるように混合して吐出させるよう構
成されている。
【0003】サーモスタット式湯水混合水栓であれば、
湯水混合水栓内部の混合水と接するようにワックスサー
モあるいは形状記憶材料製の感温体が配置され、給湯温
度が温調ハンドルで設定された吐水温度となるように自
動的に弁体を移動させる。2ハンドル式湯水混合水栓で
あれば、水用ハンドルと湯用ハンドルを別々に回し、水
量と湯量とを手動で増減させ、水のみ、湯のみ又は混合
水を吐出させると共に、その吐出流量を各ハンドルの回
転量により調整する。
【0004】シングルレバー式湯水混合水栓であれば、
1本のレバー式ハンドルを水平左右方向に回して吐出温
度を調整し、上下方向に回して吐出流量を調整する。
【0005】このような通常の湯水混合水栓を用いた給
湯給水設備の他に、実用新案登録第2511473号公
報には、水供給設備と、適温の湯を供給する適温湯供給
設備とを水栓に接続したものであって、水栓が適温湯の
吐出、水の吐出及び止水の切替のみを行う切替水栓であ
る給湯給水設備が記載されている。
【0006】特開平7−190482号公報には、出湯
温度をリモートコントローラで調節可能な給湯源と、こ
の給湯源から給湯配管を介して湯が供給される単水栓と
を有した給湯装置が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】公共設備や大規模ビル
の集中給湯システムに限らず、近年、一般家庭用の給湯
機であっても、リモートコントローラで設定された設定
温度の湯を供給する温調機能を具備したものが主流とな
っている。
【0008】I 給湯源がこのように定温湯を供給する
温調機能を有している場合、サーモスタット式湯水混合
水栓を備えた給湯給水設備にあっては、次のような短所
がある。
【0009】(i) 給湯源の温調機能と湯水混合水栓
の温調機能が重複する分だけコスト高である。
【0010】(ii) 給湯源から例えば40℃の適温の
湯が供給されているときには、40℃超の吐出温度にま
で湯水混合水栓の温調ハンドルを回した場合の吐出温度
は40℃である。この結果、吐出温度は40℃であるに
も関らず湯水混合水栓の温調ハンドルは40℃超の高温
を表示することになり、実際の吐出温度と表示とにズレ
が生じる。
【0011】(iii) サーモスタット温調機能を内蔵す
るため水栓内部の通水抵抗が大きくなり、給湯圧が低い
ときには湯の出が細くなってしまう。
【0012】II 給湯源が定温湯を供給する温調機能を
有している場合、2ハンドル式湯水混合水栓を備えた給
湯給水設備にあっては、次のような短所がある。
【0013】(i) 混合水を吐出させる場合、吐出水
に手で触れて温度を感じ取りながら2個のハンドルを別
々に操作する必要があり、吐出流量調節及び温度調節が
面倒である。
【0014】(ii) 現に吐出しているのが水であるの
か湯であるのか、また吐出水の温度がどれ位のものであ
るのか、一見しただけでは分らず不便である。
【0015】III 給湯源が定温湯を供給する温調機能
を有している場合、シングルレバー式湯水混合水栓を備
えた給湯給水設備にあっては、レバーハンドルを最も高
温側まで回さないと適温の湯が吐出しないので、通常の
シングルレバー式湯水混合水栓の使用に慣れた使用者は
使用時にまごつく。
【0016】IV 上記の実用新案登録第2511473
号公報の給湯給水設備にあっては、適温湯、水の2者択
一的な吐水しか選択できず、湯温調節ができない。ま
た、湯吐出、水吐出、止水の切替を1個のハンドルで行
うため、使用方法が分りにくい。さらに、吐出水量の調
節もできない。
【0017】V 上記の特開平7−190482号公報
の給湯設備にあっては、水栓が単水栓であるため、湯し
か吐出させることができない。また、給湯源から複数の
箇所に給湯する場合にあっては、1箇所からの湯温調節
信号によって湯温を調節した場合、他の箇所での吐出温
度も変化してしまうという欠点がある。
【0018】本発明は、上記の従来技術の種々の短所を
克服した使い勝手の良好な給湯給水設備及び水栓を提供
することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)の給
湯給水設備は、設定温度の湯を供給するための温度設定
部を備えた給湯源と、水を供給するための給水源と、該
給湯源及び給水源が接続された湯水混合水栓とを備えた
給湯給水設備であって、該湯水混合水栓は、自動温度調
節機構を具備せず、単に水と湯水の吐出を切り替えるも
のであることを特徴とするものである。
【0020】かかる給湯給水設備にあっては、湯水混合
水栓から水、及び温水を吐出させることができる。
【0021】この場合、請求項2のように湯水混合水栓
が水と湯との混合割合を連続的に変化させうるものであ
れば、混合水の温度を所望温度に調節することができ
る。
【0022】本発明(請求項3)の給湯給水設備は、設
定温度の湯を供給するための温度設定部を備えた給湯源
と、水を供給するための給水源と、該給湯源及び給水源
が接続された水栓とを備えた給湯給水設備において、該
水栓は、吐水・止水の切替ハンドルと、湯吐出・水吐出
の切替ハンドルとを別々に備えていると共に、該水栓は
自動温度調節機構を具備せず該湯吐出・水吐出の切替ハ
ンドルによって給湯源からの湯の直接の吐出と給水源か
らの水の直接の吐出とを択一的に切り替えるものである
ことを特徴とするものである。
【0023】かかる給湯給水設備にあっては、吐水・止
水の切替と、湯と水との切替とを別々の切替ハンドルで
行うので、使用方法が簡明である。
【0024】本発明(請求項4)の給湯給水設備は、設
定温度の湯を供給するための温度設定部を備えた給湯源
と、水を供給するための給水源と、該給湯源及び給水源
が接続された水栓とを備えた給湯給水設備において、該
給湯源の給湯温度を調節するためのリモートコントロー
ラを備えたことを特徴とするものである。
【0025】かかる給湯給水設備にあっては、給湯源の
給湯温度を調節することにより湯水混合水栓に供給され
る湯温を調節できる。
【0026】本発明の水栓は、吐出状態が給湯源からの
湯を直接に吐出する状態であることを示す手段を備えた
ことを特徴とするものである。この手段としては、ハン
ドルに設けられた第1の表示部と水栓ボディーに設けら
れた第2の表示部とからなり、これらの表示部が近接す
ることにより前記状態が表示されるものが好ましい。
【0027】かかる水栓にあっては、現に吐出している
のは湯であることを一目で確認できる。この水栓は、上
記の本発明の給湯給水設備において採用するのに好適で
ある。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図1〜4を参照して第1の
実施の形態に係る給湯給水設備に用いられる水栓につい
て説明する。図1はこの水栓の平面図、図2は一部を縦
断面とした正面図、図3は図2の要部拡大図、図4は図
2のIV−IV線に沿う断面図である。
【0029】この水栓10は湯水混合水栓であり、水栓
ボディー12の後面に湯の流入口14と水の流入口16
とが設けられ、それぞれ脚管18(図4)が連結可能と
されている。また、この水栓ボディー12の後面中央に
はシャワーホース接続エルボ20が螺着されている。水
栓ボディー12の下部には吐水管22(図1では図示
略)が回動自在に設けられ、前面にはカラン、シャワー
の切替ハンドル24が設けられている。水栓ボディー1
2の上面には、吐水、止水及び流量調節のためのハンド
ル26が設けられ、右側面には混合水温度を調節するた
めの温調ハンドル30が設けられ、この温調ハンドル3
0によって混合弁32の弁体34が進退する。
【0030】混合弁32は、筒状のケーシング36と、
このケーシング36内に配置された弁体34と、この弁
体34に螺合した回転軸38等を備えている。この回転
軸38はセレーション38aを介して温調ハンドル30
に係合し、ボルト40によって固定されている。
【0031】この回転軸38はEリング42によってケ
ーシング36に対して軸心線方向移動不能に係止されて
いる。このケーシング36は雄ネジ36aによって水栓
ボディー12に螺着されている。ケーシング36の内周
面と弁体34の外周面とにはセレーション44が設けら
れ、これによって弁体34は周方向に回転不能であり且
つ軸心線方向にのみ進退可能となっている。この弁体3
4の内周面に刻設された雌ネジと回転軸38の雄ネジと
が螺合しており、回転軸38が回転することにより弁体
34が進退する。
【0032】ケーシング36の外周面と水栓ボディー1
2の内周面との間には、前記湯の流入口14に対し湯通
路46(図4参照)を介して連通した湯室48と、水の
流入口16に連通した水室50とが設けられている。水
栓ボディー12には、弁体34の先端側の段部34aが
着座する湯シート部52が設けられ、ケーシング36の
後部側には、弁体34の後部側の段部34bが着座する
水シート部54が設けられている。ケーシング36及び
弁体34には、この水室50と弁体34内とを連通する
ための窓孔状の開口56,58が設けられている。
【0033】湯シート部52は水栓ボディー12の隔壁
60の開口62の縁部に形成されている。この隔壁60
を挟んで混合弁32と反対側には混合水室64が形成さ
れている。
【0034】図4の通り、この混合水室64の天井面部
分に開口66が設けられ、この開口66の上面側の縁部
の止水シート部に対し止水弁体68が着座可能とされて
いる。止水弁体68はハンドル26に連結された回転軸
70に装着されている。この混合水室64は、この開口
66を介して出水室72に連通する。
【0035】出水室72は切替弁体74によって吐水管
22及びシャワー用エルボ20に対し択一的に連通され
る。即ち、水栓ボディー12の下部には切替弁ケーシン
グ76が螺着され、該ケーシング76の先端面とシャワ
ー用出水口78とが対峙している。これらの間に前記切
替弁体74が配置されている。この切替弁体74は、ケ
ーシング76に螺合した回転軸80に取り付けられてお
り、回転軸80に前記切替ハンドル24が固定されてい
る。この切替ハンドル24を回すことにより切替弁体7
4が進退し、ケーシング76と出水口78とのいずれか
一方を開、他方を閉とする。ケーシング76内は、該ケ
ーシング76に設けられた開口82を介して吐水管22
に連通している。
【0036】前記温調ハンドル30には湯室48のみを
混合水室64に連通させた給湯機直結状態を示す表示
(この実施の形態では、「リモコン温度」の文字が付さ
れた表示板84)が設けられている。この表示板84は
細長い略長方形状のものであり、温調ハンドル30の軸
心線と平行方向に延在している。水栓ボディー12の上
面には、温調ハンドル30がこの給湯機直結状態にある
ときに表示板30と合致する位置に表示ボタン86が設
けられている。
【0037】この水栓10は、湯流入口14が給湯機か
らの給湯配管に接続され、水流入口16が水道配管に接
続される。この給湯機には温調サーモ機構が設けられ、
設定された温度の湯が供給される。この設定温度はリモ
ートコントローラ(図示略)によって調節可能となって
いる。
【0038】このように構成された水栓10の使用方法
について次に説明する。
【0039】[吐水、止水、流量調節]吐水、止水及び
流量調節を行うには、ハンドル26を回す。これにより
弁体68が開口66の上縁の止水シート部に対し着座又
は離反し、止水又は吐水が行われると共に、ハンドル2
6の回転量に応じ弁体68とシート部との間隔が変化
し、流量が調節される。
【0040】このように、温調ハンドル30とは別にハ
ンドル26を設けているので吐水、止水及び流量調節の
操作方法が簡明である。
【0041】[カラン、シャワーの切替]カラン、シャ
ワーの切替はハンドル24を回すことにより行われる。
なお、図4の状態では弁体74が開口78を塞いでお
り、カラン吐水状態となっている。
【0042】[温度調節]温度調節は温調ハンドル30
を回すことによって行われる。図2,3の状態では、段
部34bが水シート部54に着座し、水室50からは水
が全く流れず湯室48内の湯のみが混合水室64に流入
しており、給湯機からの給湯がそのままカラン側へ流れ
ている。この状態にあっては、表示板84と表示ボタン
86とが合致(最も近接)するため、使用者は吐水温度
が「リモコン温度」即ち給湯機からの給湯温度になって
いることを一目で確認できる。
【0043】温調ハンドル30を回して弁体34を図3
の左方に前進させると、弁体34内へ開口56,58を
介して水が流入するようになり、混合水室64に湯と水
との混合水が流入する。温調ハンドル30を回すほど混
合水の水温が水に近くなり、弁体34の先端側の段部3
4aが湯シート部52に着座すると、水のみが流れるよ
うになる。
【0044】このように、この実施の形態にあっては、
水栓10は温調サーモ等の自動温調機構を具備せず、流
通抵抗が小さい。また、温調機構が給湯機のものだけで
あるため、設備コストが低廉となる。
【0045】また、吐出水の温度を常温から給湯機給湯
温度の範囲で自由に調節できる。
【0046】この水栓10にあっては、温調ハンドル3
0と吐水用のハンドル26とが別々に設けられており、
使用法が簡明である。
【0047】この水栓10にあっては、給湯機からの湯
を直に吐出する状態を表示板84によって一目で確認で
きる。
【0048】図5〜7を参照して第2の実施の形態に係
る水栓について説明する。
【0049】この水栓90は湯吐出と水吐出とを択一的
に切り替えるよう構成されたものである。この水栓90
の水栓ボディー92の後面に湯流入口94と水流入口9
6とが設けられ、これらの間にシャワー用エルボ98が
設けられている。水栓ボディー92内の左側には湯、水
の切替弁100が設けられ、水栓ボディー92内の右側
にはシャワー、カランの切替弁102が設けられてい
る。水栓ボディー92の下部には回動自在な吐水管10
4が接続されている。
【0050】これらの切替弁100,102は円筒状の
ケーシング110,112と、ケーシング110,11
2内に配置された回転式の弁体120,122と、各弁
体120,122に取り付けられたハンドル130,1
32とを備えている。該ケーシング110,112と弁
体120,122にはそれぞれ開口140,142,1
50,152,160,162,170,172が設け
られている。
【0051】湯流入口94は切替弁100の開口140
の外側の湯室180に連通し、水流入口96は開口15
0の外側の水室190に連通している。開口140,1
50は周方向に180°ずれて設けられており、開口1
60,170は周方向に90°ずれて設けられている。
図6,7の状態では開口160,170が対面して連通
し、開口150,170は対面せず不通状態となってい
る。
【0052】切替弁102にあっては、開口142,1
52は周方向に180°ずれて設けられており、開口1
62,172は周方向に全くずれずに設けられている。
図6,7の状態では開口152,172が対面せず不通
となっており、開口142,162も対面せず、不通状
態となっている。
【0053】この開口142は、その外側に配置された
カラン中継室182を介して吐水管104に連通してい
る。開口152は、シャワー中継室184を介してシャ
ワー用エルボ98に連通している。
【0054】なお、各開口140,150,142,1
52の内周縁にはシールリング186が配置されてお
り、弁体120,122の外周面に水密的且つ摺動可能
に接している。
【0055】また、前記弁体120,122には回動範
囲を規制するためのスプリングピン188が装着され、
該スプリングピン188の先端が弁体120,122の
側周面から突設している。このスプリングピン188の
先端が水栓ボディー92の内周面に周方向に延設された
溝状の段部内に配置されている。
【0056】また、各弁体120,122には、湯吐出
状態又は水吐出状態となったときにクリック感を発生さ
せるために、ボール190及びボールホルダ192を凹
穴194内に配置し、該ボールホルダ192をスプリン
グ196で付勢してボール190を弁体外周面から突出
させる方向に押圧している。
【0057】弁体120,122にはスリーブ198が
外嵌され、ビス200によって該スリーブ198が水栓
ボディー92に固定されている。このスリーブ198に
設けられた小孔202にボール190が係合することに
より、ハンドル130,132を掴んだ手にクリック感
が与えられる。
【0058】この実施の形態においても、ハンドル13
0に「リモコン温度」と記入された表示板210が設け
られ、水栓ボディー92に表示ボタン212が設けられ
ている。ハンドル130を湯吐出状態に回すと、表示板
210と表示ボタン212とが合致する。なお、このと
きに上記のクリック感が生じる。
【0059】この水栓90の湯流入口94には温調機能
付きの給湯機からの給湯管が接続され、水流入口96に
は水道管が接続される。
【0060】この図5〜7の水栓の使用方法について次
に説明する。
【0061】[吐水(カラン、シャワー)、止水の切り
替え]吐水、止水の切り替えはハンドル132によって
行われる。図6,7の状態は止水状態である。図6,7
からハンドル132を一方向に90°回すと、開口14
2と開口162とが対面し、切替弁100側からの水又
は湯が弁体122内から開口162,142を通ってカ
ラン中継室182に流入し、吐水管104から吐水す
る。図6,7からハンドル132を他方向に90°回す
と、開口172,152が対面し、水又は湯がシャワー
中継室102を経てシャワー吐水となる。
【0062】[湯、水の切り替え]湯、水の切り替えは
ハンドル130によって行われる。図6,7は開口14
0,160が対面した湯の吐出状態であり、給湯機から
の湯が湯室180から弁体120の内側に流入し水添加
されることなく吐出可能とされている。
【0063】図6,7の状態からハンドル130を90
°回すと、開口140,160は不通状態となり、代り
に開口150,170が対面状態となり、水室190か
らの水道水(常温水)が該開口150,170を経て弁
体120の内側に流入し、湯添加されることなく吐出可
能とされる。
【0064】なお、この実施の形態では湯と水とを混合
しない。吐出水は給湯機からの湯のみか、又は水道水
(常温水)のみとなる。
【0065】このように、この実施の形態にあっては、
水栓90は温調サーモ等の自動温調機構を具備せず、流
通抵抗が小さい。また、温調機構が給湯機のものだけで
あるため、設備コストが低廉となる。
【0066】この水栓90にあっては、湯、水切替用の
ハンドル130と吐水用のハンドル132とが別々に設
けられており、使用法が簡明である。また、給湯機から
の湯を直接に吐出する状態であることも表示板210に
よって一目で確認することができる。
【0067】
【発明の効果】以上の通り、本発明の水栓及びそれを用
いた給湯給水設備にあっては、温調サーモ等の温調機構
が給湯機にのみ設けられており、コストが低い。また、
湯水混合水栓の通水抵抗が小さい。本発明によると、水
栓の使用法が簡明になる。本発明によると、給湯機から
の湯のみを水栓から吐出させる吐出状態であることを表
示によって一目で確認することが可能であり、使用にき
わめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る水栓の平面図である。
【図2】図1の水栓の部分断面正面図である。
【図3】図2の要部の拡大図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】別の実施の形態に係る水栓の平面図である。
【図6】図5の水栓の部分断面正面図である。
【図7】図6の要部の拡大図である。
【符号の説明】
10 水栓 12 水栓ボディー 30 温調ハンドル 32 混合弁 34 弁体 38 回転軸 48 湯室 50 水室 84 表示板 86 表示ボタン 90 水栓 92 水栓ボディー 100,102 切替弁 110,112 ケーシング 120,122 弁体 130,132 ハンドル 190 ボール 192 ボールホルダ 194 凹穴 196 スプリング 210 表示板 212 表示ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 修 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 河内 敏男 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 戸田 史子 埼玉県浦和市原山3−8−10 (72)発明者 小野村 英明 千葉県松戸市六高台8−65 モア・ステー ジ松戸4−204 Fターム(参考) 2D060 BB01 CA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定温度の湯を供給するための温度設定
    部を備えた給湯源と、水を供給するための給水源と、該
    給湯源及び給水源が接続された湯水混合水栓とを備えた
    給湯給水設備であって、 該湯水混合水栓は、自動温度調節機構を具備せず、単に
    水と湯水の吐出を切り替えるものであることを特徴とす
    る給湯給水設備。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記湯水混合水栓
    は、水と湯との混合割合を連続的に変化させうるもので
    あることを特徴とする給湯給水設備。
  3. 【請求項3】 設定温度の湯を供給するための温度設定
    部を備えた給湯源と、水を供給するための給水源と、該
    給湯源及び給水源が接続された水栓とを備えた給湯給水
    設備において、 該水栓は、吐水・止水の切替ハンドルと、湯吐出・水吐
    出の切替ハンドルとを別々に備えていると共に、 該水栓は自動温度調節機構を具備せず該湯吐出・水吐出
    の切替ハンドルによって給湯源からの湯の直接の吐出と
    給水源からの水の直接の吐出とを択一的に切り替えるも
    のであることを特徴とする給湯給水設備。
  4. 【請求項4】 設定温度の湯を供給するための温度設定
    部を備えた給湯源と、水を供給するための給水源と、該
    給湯源及び給水源が接続された水栓とを備えた給湯給水
    設備において、該給湯源の給湯温度を調節するためのリ
    モートコントローラを備えたことを特徴とする給湯給水
    設備。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、前記水栓は、吐出状態が前記給湯源からの湯を直接
    に吐出する状態であることを示す手段を備えていること
    を特徴とする給湯給水設備。
  6. 【請求項6】 吐出状態が給湯源からの湯を直接に吐出
    する状態であることを示す手段を備えたことを特徴とす
    る水栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096296A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Kvk Corp 湯水混合水栓用の温度調節弁装置及び湯水混合水栓

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