JP2000064375A - 給水栓 - Google Patents

給水栓

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JP2000064375A
JP2000064375A JP10247818A JP24781898A JP2000064375A JP 2000064375 A JP2000064375 A JP 2000064375A JP 10247818 A JP10247818 A JP 10247818A JP 24781898 A JP24781898 A JP 24781898A JP 2000064375 A JP2000064375 A JP 2000064375A
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discharge
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JP10247818A
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Ryuichi Ishii
隆一 石井
Mitsuo Tsubota
充夫 坪田
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KVK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の簡略化や分岐流路内の残留水の低減を
図ったり、施工上の手間やコストを低減できる給水栓を
提供する。 【解決手段】 湯水の供給流路Rと、供給流路Rから分
岐部Gを経て分岐された第一の分岐流路3A及び第二の
分岐流路3Bの少なくとも二つの分岐流路と、第一の分
岐流路3Aの下流側に配置され、第一の分岐流路3Aか
らの湯水の吐出方向を第一の吐出流路35及び第二の吐
出流路36の少なくとも二つの吐出流路の何れかに択一
的に切り換える切換機構33と、を備えた給水栓であ
る。そして、切換機構33を収容する本体Dの内部に分
岐部Gを設けたことを特徴とする。また、供給された湯
及び水の混合を行う混合機構23を供給流路Rの上流側
に配置すると共に混合機構23を本体Dに収容してもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は配管の簡略化等を
図ることができる給水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図7に示すように、湯及び水の
混合を行う混合機構23を内蔵する温調弁20の下流側
に、湯水の供給流路を構成する配管90を接続し、この
配管90を分岐継手(T型ソケット等)91によって複
数の分岐配管92、93に分岐し、一方の分岐配管92
に、湯水の吐出方向を切り換える切換機構33が内蔵さ
れた切換弁30を接続し、他方の分岐配管93に、他の
切換弁等の水栓機器Xを接続可能とした給水栓が用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の給水
栓には以下のような問題がある。即ち、この従来例のよ
うに、温調弁20と、切換弁30との間で配管90を分
岐しようとすれば、分岐継手91の配置スペースや、各
分岐配管92、93を互いに干渉し合わない状態で配置
するための配管スペースを確保することが必要となり、
給水栓全体が大型化することになる。また、図7に示す
ように、少なくとも一方の分岐配管93の流路長が長く
なるのが一般的なため、この分岐配管93中に大量の残
留水が滞留することになる。更に、分岐継手91を中心
にして、源流となる配管90の部分と複数の分岐配管9
2、93とが煩雑に入り組んだ状態となり、給水栓全体
の配管構造を複雑化することになる。
【0004】また、この従来例では、源流となる配管9
0の部分と分岐継手91との間、及び、各分岐配管9
2、93と分岐継手91との間に、袋ナット、パッキン
グ等を用いた接続箇所を設けることが必要となる。従っ
て、この従来例によると、この配管90を分岐させる分
だけ、接続箇所が増加し(図7では3カ所増加す
る。)、給水栓の施工、メンテナンス等の手間と、コス
トを増大させることになる。更に、この接続箇所は、パ
ッキング等の劣化に伴い、水漏れを生じさせる「要注意
箇所」であるが、この従来例によると、給水栓に設けら
れる「要注意箇所」の数を増加させることにもなる。
【0005】本各発明はこのような実状に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、先ず、請求項
1の発明については、配管の簡略化や分岐流路内の残留
水の低減を図ったり、施工上の手間やコストを低減でき
る給水栓を提供することである。
【0006】次に、請求項2の発明については、供給流
路の上流側に混合機構を配置した給水栓において、配管
のより一層の簡略化や給水栓全体のコンパクト化を図る
と共に、施工上の手間やコストのより一層の低減等を図
ることである。更に、請求項3の発明については、給水
栓のシャワー装置への適用例を示すものであり、コンパ
クトでありながら、多機能なシャワー装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本各発明が採った手段は、先ず、請求項1の発明
については、「湯水の供給流路と、該供給流路から分岐
部を経て分岐された第一の分岐流路及び第二の分岐流路
の少なくとも二つの分岐流路と、前記第一の分岐流路の
下流側に配置され、第一の分岐流路からの湯水の吐出方
向を第一の吐出流路及び第二の吐出流路の少なくとも二
つの吐出流路の何れかに択一的に切り換える切換機構
と、を備えた給水栓において、前記切換機構を収容する
本体の内部に前記分岐部を設けたこと」をその要旨とす
る。
【0008】請求項1の発明では、配管の分岐によら
ず、切換機構を収容する本体(以下、「本体」とい
う。)の内部構造によって供給流路を分岐するため、給
水栓の配管を簡略化できると共に給水栓をコンパクトに
できる。また、各分岐流路を本体の内部構造の一部とし
てコンパクトに形成でき、その流路長を短くすることが
容易なため、各分岐流路に大量の残留水を滞留させな
い。更に、供給流路を現場施工等によって分岐する必要
がないため、給水栓の施工、メンテナンス等の手間やコ
ストを低減できる。また、給水栓全体を通じて、袋ナッ
ト、パッキング等を用いた接続箇所を減らすことができ
る点からも、施工、メンテナンス等の手間やコストを低
減できると共に、水漏れの「要注意箇所」を少なくでき
る。
【0009】ここで、本発明の給水栓の具体的態様は特
に問わず、例えば、シャワー装置への適用例の他に、壁
付きタイプ・デッキタイプ・埋込タイプ等の単水栓若し
くは湯水混合栓、浄水器水栓等の種々の給水栓への適用
例を例示できる。尚、埋込タイプの給水栓に適用する
と、この種の給水栓の設置面(例えば、流し台若しくは
浴室のデッキ面や、浴室の壁面等)への埋設スペースを
小さくしたり、埋設状となる配管を簡略化できる。特
に、埋込タイプの給水栓では、一端、埋設した配管にメ
ンテナンスを施すことが困難なため、この配管の簡略化
を通じて、メンテナンスの可能性を低くできる点で大き
な意義を有している。
【0010】また、第一の分岐流路を除く分岐流路、即
ち、第二の分岐流路若しくは第二の分岐流路を含む複数
の分岐流路には、本発明の切換機構とは別の切換機構を
内蔵する切換弁や、切換機能を備えない止水弁の種々の
水栓機器を接続可能である。尚、これらの「切換機構」
は、湯水の吐出方向の択一的な選択のみを行うものでも
よいが、給水栓の使用勝手を向上させる上では、吐出方
向の択一的な選択と同時止水を行うものであることが望
ましい。同時止水をも行うものとすれば、切換機構にて
吐止水操作が可能となるからである。
【0011】この切換機構の方式は種々選択でき、例え
ば、「互いに平面摺動して流路の開閉を行う固定ディス
クと可動ディスクとを用いて構成される摺動ディスク方
式」、「対向する一対の弁口に対して弁体を進退させて
流路の切換及び流量の調節を行うリフト方式」、「各々
円筒状に形成されると共に互いに挿嵌された可動弁体及
び固定弁体を有し、互いに周面摺動して流路の開閉を行
うロータリー方式」等を例示できる。尚、摺動ディスク
方式のものでは小型化が容易なため、給水栓をコンパク
ト化することがより一層、容易となる。また、リフト方
式のものでは一般に安価なため、給水栓がより低廉とな
る。更に、3つ以上の吐出流路を切り換える場合には、
ロータリー方式、摺動ディスク方式のものを用いること
が有効である。
【0012】また、第一の分岐流路を除く分岐流路は、
本体の側面、前面、上面、背面、底面等の種々の面よ
り、この本体外へと取り出すことが可能である。例え
ば、本給水栓が流し台に設置され、その下流側に、浄水
器、食器洗い器、食器洗い乾燥器、アルカリイオン水の
製造器等の水栓機器を接続する場合には、分岐流路を本
体底面より取り出せば、水栓機器を流し台のシンク下等
に収容することが容易となり、流し台の上面がすっきり
とすることになる。
【0013】次に、請求項2の発明については、「請求
項1の給水栓において、供給された湯及び水の混合を行
う混合機構を前記供給流路の上流側に配置すると共に該
混合機構を前記本体に収容したこと」をその要旨とす
る。
【0014】請求項2の発明では、混合機構と切換機構
とを本体の内部流路で連絡するため、「混合機構を内蔵
する温調弁と切換機構を内蔵する切換弁を別体とし、両
者を配管接続する場合」に比べて、給水栓全体がよりコ
ンパクトとなると共に給水栓の施工上の手間やコストが
より一層、低減される。また、給水栓が、その本体(ボ
ディ)を外観として露呈させるタイプであっても、混合
機構と切換機構とを連絡する流路が本体に内蔵されるた
め、給水栓の外観がすっきりとする。
【0015】最後に、請求項3の発明については、「請
求項1又は請求項2の給水栓において、ハウジングと、
前記第一の吐出流路及び第二の吐出流路の各々に連絡さ
れると共に前記ハウジングに固設された複数のシャワー
吐水口と、を有するシャワー装置の前記ハウジング内に
収容されること」をその要旨とする。
【0016】請求項3の発明では、請求項1又は請求項
2の発明によって、配管の簡略化やコンパクト化等が図
られた給水栓を、ハウジング内の限られた空間内に無理
なく収容することを意図している。これにより、コンパ
クトでありながら、複数のシャワー吐水口を備えた多機
能なシャワー装置が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本各発明に係わる給水栓の
実施の形態を図面に従って説明する。先ず、請求項2の
発明に係わる給水栓を請求項3の発明に従ってシャワー
装置に適用した一適用例について述べる。このシャワー
装置は、図1に示すように、浴室のコーナーに配置され
るものであり、略五角柱形状の外観を備えたハウジング
Kを有している。また、ハウジングKの正面には、請求
項3の「シャワー吐水口」の具体例を各々示す「ミスト
シャワーノズルM」及び「ボディシャワーノズルB」
と、他の「シャワー吐水口」としての「トップシャワー
口T」及び「打たせ湯シャワーノズルU」と、が固設さ
れている。
【0018】このハウジングKの内部には、図2に示す
ように、請求項2の発明の「給水栓」の一具体例を示す
給水栓が収容され、この給水栓は、切換機構33及び混
合機構23を収容した本体Dと、これとは別体の第2切
換弁50とを備えている。このうち、本体Dは請求項2
の発明の「本体」の一例を示すものであり、一体成形さ
れた鋳物を用いて構成されている。この本体Dは上下に
長尺状とされており、前面で開口する収容部22、32
が下方部21及び上方部31に各々設けられている。ま
た、本体Dの背面側内部には、本各発明の構成要件であ
る供給流路Rが縦長に設けられ、両収容部22、32
は、この供給流路Rを介して連通している。
【0019】ここで、下方部21の収容部22には、例
えば、ワックスエレメントや形状記憶合金エレメント等
の温度変化に対応して変形する感温素子を用いて構成さ
れ、湯及び水の混合度合いを自動的に調節するサーモカ
ートリッジを用いた混合機構23が収容されている。但
し、この混合機構23は、摺動ディスクタイプ、2ハン
ドルタイプ等の他のタイプのものであってもよい。ま
た、下方部21の背面側には給湯管H及び給水管Cが各
々接続されている。
【0020】この混合機構23では、図3に概略的に示
すように、給湯管H及び給水管Cから流れ込んだ湯と水
が、温調ハンドル(図1参照)28の回動操作量に応じ
た混合比率で混合され、所望温度の混合湯水となる。そ
して、この混合湯水は、収容部22上面の湯水供給口
(図2参照)25より上方へと流出して供給流路Rに供
給される。また、供給流路Rは、図2に示すように、湯
水供給口25側を上流側として、本体D背面側の内部を
略上方の下流側へと直進した後、この本体D内部の分岐
部Gにおいて分岐している。即ち、図4に示すように、
供給流路Rは分岐部Gにおいて、収容部32を兼ねる第
一の分岐流路3Aと、本体Dの左側方へと突出する接続
口3a等で構成される第二の分岐流路3Bと、に分岐し
ている。
【0021】このように、本例では、この分岐状の供給
流路Rを、本体Dの一体鋳造に伴って、その内部構造と
して形成できるため、従来の配管を分岐する手法に比
べ、この形成の手間が大きく低減される。しかも、図4
に示すように、上方部31の周面に接続口3aを付加的
に突設させるだけで、本体Dの本来の内部空間をそのま
ま使用した第一の分岐流路3Aと、接続口3aの内部空
間等を利用した第二の分岐流路3Bと、が形成されるた
め、分岐部Gを中心とした流路構造が単純であるばかり
か、第一の分岐流路3A及び第二の分岐流路3Bの流路
長が短くなる。
【0022】尚、本例とは異なり、本体Dの上方部31
以外の部分(例えば、中間部等)の周面から接続口3a
を突設させて供給流路Rを分岐することもできる。ま
た、本例は、2分岐型の供給流路Rを例示するが、本体
Dの周面より複数の接続口を突設させ、この供給流路R
を3つ以上の分岐流路に分岐することもできる。更に、
本例のように、本体Dの周面に接続口3aを突設させる
のではなく、例えば、本体D内に内部隔壁を設けて供給
流路Rを分岐すること等もできる。
【0023】また、上方部31の収容部32には、図2
に示すように、切換機構33が収容されている。この切
換機構33としては、例えば、摺動ディスク方式の切換
弁カートリッジが用いられる。この切換弁カートリッジ
では、第一の分岐流路3A側に流入した混合湯水を、背
面の流入口3bより受け入れ、この混合湯水を側面に設
けられた2つ流出口3c、3dの何れかより所望量だけ
流出させたり、各流出口3c、3dの同時止水を行う。
尚、本例では、三方弁方式の切換機構33を例示する
が、これを「四方以上」の多方弁とし、本シャワー装置
の更なる多機能化を図ることもできる。
【0024】更に、本体Dには、図2に示すように、本
各発明の構成要件である第一の吐出流路35と第二の吐
出流路36とが、各々対応する各流出口3c、3dと連
通可能な状態に設けられている。尚、切換機構33が
「四方以上」の多方弁とされる場合には、3つ以上の吐
出流路が設けられることになる。ここで、第一の吐出流
路35は、先ず、本体Dの前面側において下方へと引き
回される。そして、図5に示すように、本体D中間側か
ら右側方に突出する接続口3eと配管41とを通過し
て、ボディシャワーノズルB(図1及び図3参照)へと
到達している。
【0025】尚、この接続口3eは袋ナットFと共に、
本体Dに配管41を接続するための接続手段の一具体例
を示すものである。具体的には、雄型突出状の接続口3
eの外周面の雄ネジ部に袋ナットFを螺合しながら、接
続口3eと、配管41の接続がなされている。尚、本例
においては、後述する他の各接続口及び各対応する配管
(3h及び44、3a及び46)の接続も同様の手法で
行われている。但し、本各発明の「本体」と、その下流
側の「配管」との接続手段の態様はこれに限定されな
い。
【0026】例えば、接続口(突設状、凹設状を問わな
い。)3e等の内周面に雌ネジ部を設け、これに螺合可
能な雄ネジ部を備えた配管接続継手(ジョイント)を用
いて、所望の配管(41等)を接続することができる。
また、接続口(3e等)及び配管(41等)の接続方法
は、一方の雌ネジ部と他方の雄ネジ部との螺合を用いた
ものに限定されず、例えば、一方に設けられたソケット
と、他方に設けられたプラグとで構成されるもの等であ
ってもよい。
【0027】また、本例においては、図5に示すよう
に、本体D中間側に接続口3eと対をなす状態で、左側
方に突出する接続口3fが設けられている。但し、本例
では、この接続口3fを利用しないため、キャップPが
水密状に被着されている。更に、本例の本体Dや、混合
機構23を収容しない本体(請求項2の発明を具備しな
い本体)では、その周面から、「各吐出流路(35、3
6等)と連通し、突出端面が蓋部となる略有蓋筒状の突
出部」を少なくとも2方向に複数突出させ、所望の位
置、数の突出部の蓋部を事後的な穿設加工によって開口
させると共に、その外周面に雌ネジ部を螺刻することに
よって、接続口3e等を事後的に形成することもでき
る。
【0028】例えば、図5に示す接続口3e、3fを、
この「突出部」と置き換えたと仮定すると、本例では、
右側方に突出する突出部のみに事後的な加工を施し、不
要とされる左側方に突出する突出部をそのままの状態と
すれば良い。即ち、使用者が使用を欲する位置、数の突
出部についてのみ、事後的な加工を施し、接続口として
利用できるため、このような突出部を備えた本体D等
は、種々の配管構造を備えた給水栓に対して汎用的に用
いることができる。
【0029】また、第二の吐出流路36は、図5に示す
ように、上方部31の上方へと向かい、上方部31の上
面より上方に突出する接続口3h及び配管44を通じて
ミストシャワーノズルMへと到達している(図1及び図
3参照)。本例では、切換ハンドル(図1参照)38を
正反何れかの方向に回転操作することにより、ボディシ
ャワー若しくはミストシャワーの選択、吐水量の選択、
ボディシャワー及びミストシャワーの同時止水が行われ
る。
【0030】一方、第二の分岐流路3Bは、図2に示す
ように、配管46を介して、本体Dとは別体の第2切換
弁50へと連絡されている。この第2切換弁50は、第
2本体51と、第2切換機構53とを備えている。この
第2本体51は、背面に配管46の終端が接続される接
続口5aを突出させ、第2切換機構53が収容される収
容部52を前面へと開口させている。また、図5に示す
ように、第2本体51には第2切換機構53の各流出口
(図示を省略)と連通可能な吐出流路55、56が各々
設けられている。
【0031】このうち、一方の吐出流路55は、図5に
示すように、第2本体51の右側方に突出する接続口5
e及び配管47を通じて、打たせ湯シャワーノズルUに
到達し、他方の吐出流路56は第2本体51の上面より
突出する接続口5f及び配管48を通じて、トップシャ
ワー口Tに到達している(図1及び図5参照)。本例で
は、切換ハンドル(図1参照)58を正反何れかの方向
に回転操作することによって、トップシャワー若しくは
打たせ湯シャワーの選択、吐水量の選択、同時止水が行
われる。尚、本例において、本体Dに第2切換弁50を
接続せずに給水栓を構成する場合には、例えば、本体D
の接続口3aにキャップ等を水密状に被着することにな
る。
【0032】次に、図6(a)を用いて請求項1の給水
栓の一例を述べる。本例は、混合機構23を、切換機構
33を収容する本体Dとは別体の本体Eに収容し、本体
Dと本体Eを配管接続したものである。また、この本体
D内にも分岐部Gが設けられ、この本体D内にて供給流
路Rが第一の分岐流路3Aと、第二の分岐流路3Bとに
分岐(3つ以上の流路に分岐してもよい。)している。
更に、本体Dより取り出される第二の分岐流路3Bに、
前述の第2切換弁50等の水栓機器Xを接続している。
但し、この水栓機器Xの接続を取り止め、第二の分岐流
路3Bの終端にキャップ等を水密状に被着してもよい。
【0033】本例は、本体E及び本体Dがある程度、離
間する場合にも好的に用いられる。例えば、混合機構2
3及び本体Eによって構成される温調弁20が室外に配
置され、本体D及び切換機構33によって構成される切
換弁30が室内に配置されることが原因で両者が離間し
ても、両者間の配管が簡略化されているため、この配管
の施工上の手間やコストを低減したり、配管設置を省ス
ペースにて行うことができる。また、図示を省略する
が、請求項1の発明の給水栓においては、給湯器(例え
ば、浴室外等)で予め調温された湯水を供給流路Rに供
給したり、給水源の水等を供給流路Rに供給することも
できる。
【0034】更に、図6(b)を用いて請求項1の給水
栓の他の例を述べる。本例では、請求項1の発明の構成
要件である切換機構33とこれを収容する本体Dとを備
えた切換弁30を複数用意し、これらを混合機構23と
これを収容する本体Eとを備えた温調弁20の下流側に
連設したものを示している。ここで、各切換弁30で
は、その本体D内に分岐状の供給流路Rが各々設けら
れ、この供給流路Rの上流端及び下流端が接続口とされ
ている。また、最下流端の切換弁30の接続口には、予
め、キャップPが水密状に被着されている。
【0035】本例では、使用者が欲する数の切換弁30
を、例えば、配管接続継手(ジョイント等)を介して、
温調弁20の下流側に次々に連設して、所望の態様の給
水栓を得ることになる。このように、請求項1の発明の
給水栓を単体の切換弁30とすると種々のタイプの給水
栓に対して汎用的に用いることができる。尚、この単体
の切換弁30は、本例に示す単体の温調弁20の下流側
のみならず、図2等に示す混合機構23をも収容する本
体Dの下流側にも、連設することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明による
と、給水栓の配管を簡略化できると共に、給水栓をコン
パクトなものとできる。また、給水栓のメンテナンス等
の手間やコストを低減できる。更に、請求項2の発明に
よると、給水栓全体がよりコンパクトとなると共に、給
水栓の施工上の手間やコストがより一層、低減される。
また、請求項3の発明によると、コンパクトでありなが
ら、多機能なシャワー装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項3のシャワー装置の一具体例の外観を示
す概略的な斜視図である。
【図2】図1の1−1縦断面図である。
【図3】図1のシャワー装置を構成する給水栓を説明す
るための概略的なブロック図である。
【図4】供給流路の分岐部の一例を示す斜視図である。
【図5】図2の2−2横断面図である。
【図6】(a)は請求項1の給水栓の一例を説明するた
めの概略的なブロック図、(b)は請求項1の発明の給
水栓の他の例を説明するための概略的なブロック図であ
る。
【図7】従来例の給水栓を説明するための概略的なブロ
ック図である。
【符号の説明】
K;ハウジング、B;ボディシャワーノズル、M;ミス
トシャワーノズル、U;打たせ湯シャワーノズル、T;
トップシャワー口、H;給湯管、C;給水管、X;水栓
機器、41、44、46、47、48;配管、F;袋ナ
ット、P;キャップ、20;温調弁、E;本体、21;
下方部、22;収容部、23;混合機構、25;湯水供
給口、28;温調ハンドル、30;切換弁、D;本体、
31;上方部、32;収容部、33;切換機構、R;供
給流路、G;分岐部、3A;第一の分岐流路、3B;第
二の分岐流路、3a、3e、3f、3h;接続口、3
b;流入口、35、36;吐出流路、50;第2切換
弁、51;第2本体、52;収容部、53;第2切換機
構、5a、5e、5f;接続口、55、56;吐出流
路、58;切換ハンドル、90;配管、91;分岐継
手、92、93;分岐配管。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水の供給流路と、該供給流路から分岐
    部を経て分岐された第一の分岐流路及び第二の分岐流路
    の少なくとも二つの分岐流路と、前記第一の分岐流路の
    下流側に配置され、第一の分岐流路からの湯水の吐出方
    向を第一の吐出流路及び第二の吐出流路の少なくとも二
    つの吐出流路の何れかに択一的に切り換える切換機構
    と、を備えた給水栓において、 前記切換機構を収容する本体の内部に前記分岐部を設け
    たことを特徴とする給水栓。
  2. 【請求項2】 供給された湯及び水の混合を行う混合機
    構を前記供給流路の上流側に配置すると共に該混合機構
    を前記本体に収容したことを特徴とする請求項1記載の
    給水栓。
  3. 【請求項3】 ハウジングと、前記第一の吐出流路及び
    第二の吐出流路の各々に連絡されると共に前記ハウジン
    グに固設された複数のシャワー吐水口と、を有するシャ
    ワー装置の前記ハウジング内に収容されることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の給水栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200487929Y1 (ko) * 2018-06-26 2018-11-22 다로스 주식회사 수전금구
CN113224444A (zh) * 2020-11-13 2021-08-06 江苏时代新能源科技有限公司 箱体、电池、用电设备及电池的制造方法

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