JP2000063320A - 4―(4’―クロロビフェニル―4―イル)―4―ケト―2―メチレン酪酸の製造方法 - Google Patents

4―(4’―クロロビフェニル―4―イル)―4―ケト―2―メチレン酪酸の製造方法

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JP2000063320A
JP2000063320A JP11223025A JP22302599A JP2000063320A JP 2000063320 A JP2000063320 A JP 2000063320A JP 11223025 A JP11223025 A JP 11223025A JP 22302599 A JP22302599 A JP 22302599A JP 2000063320 A JP2000063320 A JP 2000063320A
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chlorobiphenyl
friedel
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aromatic solvent
acid
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アンドレアス、モイト
Wilfried Dr Pressler
ビルフリート、プレスラー
Antje Dr Noerenberg
アントイェ、ネーレンバーク
Steffen Dr Haber
シュテフェン、ハーバー
Michael Erbes
ミカエル、エルベス
Robert Dr Cosmo
ロバート、コスモ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/347Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
    • C07C51/353Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来問題であった、毒性の高い塩素化脂肪族
炭化水素を避けることができ、目的の生成物を高収率で
製造する、4−(4’−クロロビフェニル−4−イル)
−4−ケト−2−メチレン酪酸の製造法を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明は、イタコン酸無水物を用いた4
−クロロビフェニルのフリーデル−クラフツアシル化に
より、式(I)の4−(4’−クロロビフェニル−4−
イル)−4−ケト−2−メチレン酪酸を製造する方法で
あって、 【化4】 芳香族溶媒中で、−20から+80℃の温度で、フリー
デル−クラフツアシル化を行うことから成る方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、以下の式(I)の
4−(4’−クロロビフェニル−4−イル)−4−ケト
−2−メチレン酪酸を製造する新規な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】4−(4’−クロロビフェニル−4−イ
ル)−4−ケト−2−メチレン酪酸は、悪性腫瘍の転移
の予防に活性化合物として用いられる、マトリックスメ
タロエンドプロテイナーゼインヒビター(MMP)の合
成の重要な中間体である。しかし、この化合物は、異性
化を受けて共役異性体になりやすい。この反応は、微量
の塩基、強酸および熱応力により引き起こされる。
【0003】式(I)の4−(4’−クロロビフェニル
−4−イル)−4−ケト−2−メチレン酪酸の重要性の
ため、この化合物を製造する方法は多数存在する。この
化合物の既知の合成法はすべて、式(II)の4−クロ
ロビフェニルから出発し、これをAlCl3および式
(III)のイタコン酸無水物と反応させるものであ
る。
【0004】
【化2】
【0005】J.P.Rieuら(L.Pharm.Sci.1980,69,49)は、
ジクロロメタン溶媒でこの反応を行っている。水性反応
の後、蒸留により溶媒を除去し、11倍の体積の酢酸エ
チルから再結晶するが、生成物はわずか52%の収率で
得られるにすぎない。H.Cousseら(Eur.J.Med.Chem.198
7,22,45-57)は、溶媒として1,2−ジクロロエタンまた
はジクロロメタンを用いている。水性反応(aqueous wor
k-up)の後、有機層をエタノールおよびアセトンと混合
し、この時生成物が沈殿し、吸引濾過され、再結晶され
る。しかし、示された収率はわずか46%である。
【0006】DE−A−2513157でも、ルイス酸
触媒の存在下でフリーデル−クラフツ反応により、ビフ
ェニルおよびハロビフェニルが、イタコン酸無水物によ
りアシル化されている。ここで用いられる溶媒は毒性の
強い1,1,2,2−テトラクロロエタンである。4−ク
ロロビフェニルのアシル化の収率は示されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、工業的に実
施可能で、上述のような毒性の高い塩素化脂肪族炭化水
素を避けることができ、目的の生成物を高収率で製造す
る、4−(4’−クロロビフェニル−4−イル)−4−
ケト−2−メチレン酪酸の製造法を提供することを目的
とする。さらに、開発される方法は、再結晶やクロマト
グラフィーなどの、技術的に複雑な精製処置をできる限
り回避すべきである。
【0008】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、芳香族
溶媒中の、AlCl3触媒下でのイタコン酸無水物を用
いた4−クロロビフェニルのアシル化は、非常に高収率
で4−(4’−クロロビフェニル−4−イル)−4−ケ
ト−2−メチレン酪酸を与えることが分かった。上述の
ような高い不安定さにもかかわらず、目的生成物は驚く
べきことに非常に高純度で得られる。さらに驚くべきこ
とに、本発明による条件では溶媒のアシル化は見られな
い。
【0009】したがって、本発明は、芳香族溶媒中で、
−20から+80℃の温度で、フリーデル−クラフツア
シル化を行うことから成る、イタコン酸無水物で4−ク
ロロビフェニルをフリーデル−クラフツアシル化をする
ことにより、下記式(I)の4−(4’−クロロビフェ
ニル−4−イル)−4−ケト−2−メチレン酪酸を製造
する方法に関する。
【0010】
【化3】
【0011】
【発明の実施の形態】好適の芳香族溶媒は、本発明によ
る条件下で、4−クロロビフェニルよりも著しく遅くア
シル化されるものが好ましく、例えば、ベンゾニトリ
ル、ニトロベンゼン、ブロモおよびクロロ芳香族化合物
である。o−ジクロロベンゼン、クロロベンゼンおよび
p−クロロトルエンが特に好ましい。これらの溶媒の混
合物を用いてもよい。出発物質である4−クロロビフェ
ニルおよびイタコン酸無水物は、0.8:1から1.2:
1のモル比で反応させるのが都合よく、好ましくは0.
9:1から1.1:1である。
【0012】用いられるフリーデル−クラフツ触媒は、
例えば、AlCl3である。フリーデル−クラフツ触媒
の量は、イタコン酸無水物1モルあたり1.0から5モ
ルが都合よく、好ましくはイタコン酸無水物1モルあた
り2.01から2.7モルである。
【0013】好ましい実施様態において、4−クロロビ
フェニルおよびイタコン酸無水物は、前記溶媒に溶解さ
れ、この溶液が、好都合には−20から+80℃で、好
ましくは−10から+55℃で、特に好ましくは0から
45℃の温度で、溶媒中のフリーデル−クラフツ触媒の
懸濁液に加えられる。上記の反応物の固体混合物を、最
初に導入した溶媒に計量して供給することも可能であ
る。反応物を固体の状態で別々に加えることも可能であ
る。添加時間または滴下添加の時間は、1分から12時
間であり、好ましくは0.5から4時間である。
【0014】用いる溶媒の量(受け容器中の溶媒および
反応物を溶かすのに用いられる溶媒の合計)は、広い範
囲で変えることができるが、出発物質を溶かすのに用い
た溶媒量を与える、受け容器内の溶媒量の比も同様であ
る。溶媒の合計量は、4−クロロビフェニルの重量部あ
たり0.5から20重量部の間、好ましくは4−クロロ
ビフェニルの重量部あたり8から16の間、特に好まし
くは11から15重量部の間であるのが都合よい。
【0015】滴下添加または添加の終了後、反応混合物
は、好ましくは0から55℃の温度で、0.5から24
時間、好ましくは1から6時間撹拌するのが好ましい。
その後、前記反応混合物は、水、希塩酸または希硫酸水
溶液により加水分解される。
【0016】加水分解は、反応混合物を、好ましくは0
から80℃の温度で、水または、好ましくは0から35
%の重量強度の塩酸または硫酸中に導入することにより
行うことが都合よい。水層が分離され、有機層が、希塩
酸または希硫酸(0から35%重量強度)で1回以上洗
浄される。溶媒中に懸濁して存在している生成物は濾過
され、適した溶媒で1回以上洗浄され、乾燥される。好
適の溶媒は、反応生成物に比較して、不活性であるよう
に挙動し、生成物の溶解度が5%未満であるものであ
り、例えば、o−ジクロロベンゼン、クロロベンゼン、
エタノールまたはエタノール−水混合物がある。
【0017】一般に、所望の生成物を与える、ほぼ定量
的な反応が達成される。さらに、適した錯化剤の溶液で
母液を洗浄することが好都合であり、そのような錯化剤
にはエチレンジアミン四酢酸などの多座配位の錯化剤が
あるが、このような物質は生成物に含まれている可能性
のあるアルミニウムを錯体にし、共役異性体を与える生
成物の異性化を防ぐ。前記母液を濃縮してもよいが、そ
うすれば収率をさらに上げることができる。このように
して得られた4−(4’−クロロビフェニル−4−イ
ル)−4−ケト−2−メチレン酪酸は乾燥される。生成
物の乾燥は、常圧から1ミリバールの圧力下で、20℃
から110℃の温度で行うことができる。
【0018】以下の実施例は、本発明を制限することな
く本発明を説明するものである。
【0019】
【実施例】実施例1 212g(1.59モル)の無水塩化アルミニウムを、
1200gのo−ジクロロベンゼンに導入し、撹拌しな
がら45℃に加熱する。78.5g(0.7モル)のイタ
コン酸無水物および132g(0.7モル)の4−クロ
ロビフェニルを600gのo−ジクロロベンゼンに溶か
した溶液を、45℃で1時間にわたり滴下して加える。
反応混合物を45℃で1時間撹拌し、次いで、氷冷し
た、1000gの水および142gの塩酸(37%)の
混合物に加える。水層を分離する。有機層を、1000
gの水および50gの塩酸(37%)の混合物で3回洗
浄する。3回洗浄の後、約20℃まで冷却し、無色の生
成物を吸引濾過する。これを200gのo−ジクロロベ
ンゼンで2回洗浄する。この生成物を、溶媒と水がなく
なるまで、40℃および約100ミリバールで乾燥す
る。150g(0.50モル)の4−(4’−クロロビ
フェニル−4−イル)−4−ケト−2−メチレン酪酸
(71%)が、無色の微細な結晶性の粉末として得られ
る。母液を活性化することにより、さらに生成物を得る
ことができる。ジクロロベンゼン層を、0.1%重量強
度のEDTA水溶液で数回洗浄する。真空でジクロロベ
ンゼンを蒸留した後、残留物を0℃に冷却し、無色の沈
殿を吸引濾過し、残留物を再結晶することによりさらに
生成物が得られ、収率は85%を超えるまでに上昇する
(HPLC純度、99.3〜99.6%)。
【0020】実施例2 212g(1.59モル)の無水塩化アルミニウムを、
1800gのo−ジクロロベンゼンに導入し、その混合
物を撹拌しながら45℃に加熱する。78.5g(0.7
モル)のイタコン酸無水物および132g(0.7モ
ル)の4−クロロビフェニルの固体混合物を、1時間に
わたり加える。反応混合物を45℃で2時間撹拌し、次
いで、氷冷した、900gの水および100gの塩酸
(37%)の混合物に加える。水層を分離する。有機層
を、1000gの水および25gの塩酸(37%)の混
合物で3回洗浄する。3回洗浄の後、約20℃まで冷却
し、無色の生成物を吸引濾過する。次いで、これを15
0gの90:10のエタノール/水で2回洗浄する。こ
の生成物を、溶媒と水がなくなるまで、80℃および約
110ミリバールで乾燥する。148g(0.49モ
ル)の4−(4’−クロロビフェニル−4−イル)−4
−ケト−2−メチレン酪酸(70%)が、無色の微細な
結晶性の粉末として得られる。実施例1と同様に母液を
活性化することにより、収率は87%に上昇する(HP
LC純度、99.3〜99.5%)。
【0021】実施例3 193.3g(1.45モル)の無水塩化アルミニウム
を、1100gのo−ジクロロベンゼンに導入し、その
混合物を撹拌しながら45℃に加熱する。80.9g
(0.72モル)のイタコン酸無水物および132g
(0.7モル)の4−クロロビフェニルを700gのo
−ジクロロベンゼンに溶かした溶液を、50℃で3時間
にわたり滴下して加える。反応混合物を25℃で4時間
撹拌し、次いで、氷冷した、1000gの水および25
gの硫酸(96%)の混合物に加える。水層を分離す
る。有機層を、1000gの水および15gの硫酸(9
6%)の混合物で3回洗浄する。3回洗浄の後、約20
℃まで冷却し、無色の生成物を吸引濾過する。次いで、
これを150gのエタノール(96%)で3回洗浄す
る。この生成物を、溶媒と水がなくなるまで、60℃お
よび約100ミリバールで乾燥する。148g(0.4
9モル)の4−(4’−クロロビフェニル−4−イル)
−4−ケト−2−メチレン酪酸(70%)が、無色の微
細な結晶性の粉末として得られる。実施例1と同様に母
液を活性化することにより、収率は83%に上昇する
(HPLC純度、99.6〜99.8%)。
【0022】実施例4 21.2gの無水塩化アルミニウムを、130gのクロ
ロベンゼンに導入し、その混合物を0℃に冷却する。
8.3gのイタコン酸無水物および13.2gの4−クロ
ロビフェニルの固体混合物を、1時間にわたり少しずつ
加える。反応混合物を0℃で3時間撹拌し、次いで、そ
れを氷水に加える。固形の反応生成物を濾過し、水(5
0mL)で2回洗浄する。生成物を、溶媒と水がなくな
るまで、室温および約100ミリバールで乾燥する。4
−(4’−クロロビフェニル−4−イル)−4−ケト−
2−メチレン酪酸が、無色の微細な結晶性の粉末とし
て、75%の収率で得られる。
【0023】実施例5 21.2gの無水塩化アルミニウムを、50gのブロモ
ベンゼンに導入し、その混合物を0℃に冷却する。8.
3gのイタコン酸無水物および13.2gの4−クロロ
ビフェニルの固体混合物を、1時間にわたり少しずつ加
える。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで、それ
を100gの氷水に加える。固形の反応生成物を濾過
し、水(50mL)で2回洗浄する。酢酸エチルからの
再結晶の後、生成物を、溶媒と水がなくなるまで、室温
および約100ミリバールで乾燥する。4−(4’−ク
ロロビフェニル−4−イル)−4−ケト−2−メチレン
酪酸が、無色の微細な結晶性の粉末として、50%の収
率で得られる。
【0024】実施例6 21.2gの無水塩化アルミニウムを、50gのp−ク
ロロトルエンに導入し、その混合物を撹拌しながら40
℃に加熱する。8.3gのイタコン酸無水物および13.
2gの4−クロロビフェニルの固体混合物を、1時間に
わたり少しずつ加える。反応混合物を40℃で30分撹
拌し、次いで、それを100gの氷水に加える。固形の
反応生成物を濾過し、水(50mL)で2回洗浄する。
生成物を、溶媒と水がなくなるまで、室温および約10
0ミリバールで乾燥する。4−(4’−クロロビフェニ
ル−4−イル)−4−ケト−2−メチレン酪酸が、無色
の微細な結晶性の粉末として、70%の収率で得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビルフリート、プレスラー ドイツ連邦共和国ケルクハイム、ヘルダー リンシュトラーセ、14 (72)発明者 アントイェ、ネーレンバーク ドイツ連邦共和国ブエッテルボルン、マイ ンツァー、シュトラーセ、28 (72)発明者 シュテフェン、ハーバー ドイツ連邦共和国ケーニッヒシュタイン、 ゲーテシュトラーセ、53 (72)発明者 ミカエル、エルベス ドイツ連邦共和国フランクフルト、エルフ ルター、ベーク、38 (72)発明者 ロバート、コスモ ドイツ連邦共和国ダルムシュタット、ベー クシャイデ、9

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イタコン酸無水物を用いた4−クロロビフ
    ェニルのフリーデル−クラフツアシル化により、下記式
    (I)の4−(4’−クロロビフェニル−4−イル)−
    4−ケト−2−メチレン酪酸を製造する方法であって、 【化1】 芳香族溶媒中で、−20から+80℃の温度で、フリー
    デル−クラフツアシル化を行うことから成る方法。
  2. 【請求項2】前記芳香族溶媒が、前記方法条件下で4−
    クロロビフェニルよりも著しく遅くアシル化されるもの
    である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記芳香族溶媒が、ブロモ芳香族炭化水
    素、クロロ芳香族炭化水素、ベンゾニトリルまたはニト
    ロベンゼンである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記芳香族溶媒が、o−ジクロロベンゼ
    ン、クロロベンゼンまたはp−クロロトルエンである、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】AlCl3がフリーデル−クラフツ触媒と
    して用いられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】フリーデル−クラフツアシル化の後、水、
    塩酸または硫酸水溶液による加水分解が行われる、請求
    項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】4−クロロビフェニルおよびイタコン酸が
    芳香族溶媒に溶解され、この溶液が芳香族溶媒中のフリ
    ーデル−クラフツ触媒の懸濁液に加えられる、請求項1
    〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】4−クロロビフェニルおよびイタコン酸無
    水物が、固体状態で芳香族溶媒中のフリーデル−クラフ
    ツ触媒の懸濁液に加えられる、請求項1〜6のいずれか
    一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】添加時間が1分から12時間の間であり、
    好ましくは0.5から4時間の間である、請求項7また
    は8に記載の方法。
  10. 【請求項10】添加の終了後、撹拌が好ましくは0から
    55℃の間の温度で、0.5から24時間、好ましくは
    1から6時間行われる、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】加水分解後、溶媒中に懸濁して存在して
    いる生成物が濾過される、請求項1〜10のいずれか一
    項に記載の方法。
  12. 【請求項12】濾過後に残っている母液が、多座配位の
    錯化剤の溶液で洗浄される、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】多座配位の錯化剤の溶液で洗浄された前
    記母液が濃縮され、溶媒中に懸濁して存在する生成物が
    濾過される、請求項12に記載の方法。
JP11223025A 1998-08-05 1999-08-05 4―(4’―クロロビフェニル―4―イル)―4―ケト―2―メチレン酪酸の製造方法 Pending JP2000063320A (ja)

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DE19835359.6 1998-08-05

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EP (1) EP0978500B1 (ja)
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DE59905418D1 (de) 2003-06-12
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