JP2000061938A - 熱可塑性樹脂複合材およびその製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂複合材およびその製造方法

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JP2000061938A
JP2000061938A JP23280798A JP23280798A JP2000061938A JP 2000061938 A JP2000061938 A JP 2000061938A JP 23280798 A JP23280798 A JP 23280798A JP 23280798 A JP23280798 A JP 23280798A JP 2000061938 A JP2000061938 A JP 2000061938A
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thermoplastic resin
composite material
resin composite
shape
uneven
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JP23280798A
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Masahiko Tominaga
真彦 富永
Kengo Ozaki
憲吾 尾崎
Toru Mizukami
徹 水上
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Asahi Fiber Glass Co Ltd
Original Assignee
Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟性に優れると共に、形状保持性にも優れ
た熱可塑性樹脂複合材を提供する。 【構成】 無機質繊維ストランドに熱可塑性樹脂を含浸
させて連続的に引き抜き、この引き抜かれた熱可塑性樹
脂複合材を長手方向に移動させながら、少なくとも片側
が凹凸を有する一対のローラーで挟んで加圧することに
より、長手方向に沿って連続的に繰り返される屈曲形状
または凹凸形状を有する熱可塑性樹脂複合材を得る。そ
の結果、屈曲部2、3又は凹凸部を基点として可動し易
くなるため、柔軟性に非常に優れると共に、従来にない
形状保持性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機質繊維ストラ
ンドに熱可塑性樹脂を含浸させてなり、自動車、電気電
子部材、建築土木用資材、産業用資材に用いるプリプレ
グ材およびフィラメントワインディング材に適した熱可
塑性樹脂複合材およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、連続強化繊維と熱可塑性樹脂
とからなる熱可塑性樹脂プリプレグ材は、熱硬化性樹脂
プリプレグ材に比べ、生産性が高いことや、リサイクル
性が優れる等の理由から、繊維強化熱可塑性樹脂(FR
TP)の成形材料として広く利用されている。
【0003】この熱可塑性樹脂プリプレグ材は、連続強
化繊維と熱可塑性樹脂の結合状態から、一方向に引き揃
えられた連続強化繊維に、熱可塑性樹脂を粉体、繊維、
フィルムとして付着させたノンコンソリディーテッド型
と、連続強化繊維に溶融樹脂を含浸させたコンソリディ
ーテッド型の2つのタイプに分類される。
【0004】ノンコンソリディーテッド型のプリプレグ
材は、二次加工の際の粘着性(タック性)、賦形性、型
馴染み性が良好であるが、一旦、樹脂粉体等を溶融させ
て二次加工するためボイド(空気の泡)が多い二次加工
品となりやすく、良好な二次加工品が得られにくいとい
う問題を有していた。また、ノンコンソリディーテッド
型の材料を引抜成形型等に通してコンソリディーテッド
にすることが可能であるが、この場合、工程数が多くな
り作業性に問題を有していた。
【0005】一方、コンソリディーテッド型のプリプレ
グ材は、連続強化繊維と熱可塑性樹脂の結合状態が一般
的に良好であるため、二次加工をしたときにボイドが比
較的少なく良好な二次加工品が得られやすい反面、ノン
コンソリディーテッド型のように、実質的にフィラメン
トの束から構成されているものとは異なり、フィラメン
トと樹脂が完全に一体化してしているものであるため、
剛性が大きくなり柔軟性が劣るという問題を有してい
た。したがって当然のことながら二次加工の際に良好な
賦形性や型馴染み性が得られないという問題を有してい
た。
【0006】コンソリディーテッド型熱可塑性樹脂複合
材の前記問題を解決するために、特開平7−17961
9号公報には、柔軟性に優れたコンソリディーテッド型
熱可塑性樹脂複合材が提案されている。この熱可塑性樹
脂複合材は、柔軟性を向上させるために強化繊維のモノ
フィラメントに対して熱可塑性樹脂の含浸を少なくする
ことで柔軟性を向上させたものである。そして、この熱
可塑性樹脂複合材は、二次加工をして二次加工品を得る
段階で、熱可塑性樹脂がモノフィラメントに十分に含浸
するものとしている。
【0007】この熱可塑性樹脂複合材では、プリプレグ
材やフィラメントワインディング材として二次加工する
際、熱可塑性樹脂複合材のしなやかさ、すなわち柔軟性
が優れているため、熱可塑性樹脂複合材の端を型に固定
させて型に馴染ませることが容易であるものの、形状保
持性に劣るため、前記固定を解除して成形しようとする
と、熱可塑性樹脂複合材が元に戻ってしまい成形型に馴
染みにくいという問題を有していた。また形状保持をさ
せようとして前記熱可塑性樹脂複合材を無理に型に馴染
ませようとすると、前記熱可塑性樹脂複合材に折れや破
損が生じるという問題を有していた。
【0008】また、前記熱可塑性樹脂複合材は、柔軟性
を向上させ、かつ得られる二次加工品の機械的強度を低
下させないように、樹脂含浸率が最適値に設定されるも
のであるが、柔軟性を向上させるために熱可塑性樹脂の
含浸率を低くすると、ボイドが多く含まれ、ノンコンソ
リディーテッド型のようにボイドを完全に抜くことが困
難であるという問題を有していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、熱可塑性樹脂の含浸率が高くても柔軟性に優れた熱
可塑性樹脂複合材を得るため鋭意研究した結果、スプリ
ットをかけずに集束した1本のガラス繊維ストランドに
熱可塑性樹脂を含浸させて得られる、ほぼ円形または楕
円形を有する熱可塑性樹脂複合材が、熱可塑性樹脂の含
浸率が高く、多方向に前記柔軟性が優れることを見出し
た。
【0010】ところが、この熱化可塑性樹脂複合材は、
型に形状を保持させる特性、すなわち形状保持性が劣る
という問題点があった。
【0011】したがって、本発明の目的は、柔軟性に優
れると共に、形状保持性にも優れた熱可塑性樹脂複合材
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による熱可塑性樹脂複合材は、無機質繊維ス
トランドに熱可塑性樹脂を含浸させた熱可塑性樹脂複合
材であって、長手方向に沿って連続的に繰り返される屈
曲形状または凹凸形状を有していることを特徴とする。
【0013】本発明の熱可塑性樹脂複合材は、屈曲部ま
たは凹凸部を基点として可動し易くなるため、柔軟性に
非常に優れると共に、従来にない形状保持性を有する。
また、上記の連続した屈曲形状または凹凸形状によっ
て、無理な力が加わっても力が分散され、無機質繊維の
折れや破損が発生しにくくなる。このため、織物等のプ
レプレグ材やフィラメントワインディング材等に用いて
二次加工をする際、取り扱い性、賦形性、型馴染み性に
優れる。また、巻取り時に無機質繊維にダメージを与え
るような極端な折れや破損がなくなり、巻取りが極めて
容易となる。更に、熱可塑性樹脂複合材中の無機質繊維
がダメージを受けにくいので、二次加工品にしても機械
的強度の損失が少ない。更にまた、用いる熱可塑性樹脂
の溶融点以上の温度で加熱することにより、機械的強度
の損失のない直線状の熱可塑性樹脂複合材に復元するこ
とも可能である。
【0014】本発明の熱可塑性樹脂複合材においては、
屈曲形状または凹凸形状のピッチ(mm)をL、屈曲部
または凹凸部の間の断面における熱可塑性樹脂複合材の
短径または厚さ(mm)をDとしたとき、L/D≦10
であることが好ましい。このような屈曲形状または凹凸
形状を形成することによって、柔軟性および形状保持性
を高めることができる。
【0015】また、屈曲部または凹凸部の間の断面にお
ける熱可塑性樹脂の含浸率T1 が95%以上であり、前
記無機質繊維の含有率が25〜80vol%であること
が好ましい。これによってボイドの少ない成形品を得る
ことができる。
【0016】更に、屈曲部または凹凸部の間の断面にお
ける熱可塑性樹脂の含浸率をT1 とし、屈曲部または凹
凸部の断面における熱可塑性樹脂の含浸率をT2 とした
ときに、T1 −T2 ≦5であることが好ましい。このよ
うに、屈曲部または凹凸部の間の断面の含浸率が、屈曲
部または凹凸部の断面の含浸率と大きく変わらないよう
にすることにより、この熱可塑性樹脂複合材を用いた二
次加工品の機械的強度の損失を少なくすることができ
る。
【0017】更にまた、屈曲部または凹凸部の間の断面
における短径または厚さが2.0mm以下であることが
好ましい。これによって、柔軟性および形状保持性を更
に高めることができる。
【0018】更にまた、本発明の熱可塑性樹脂複合材
は、スプリットを施すことなく集束した1本のガラス繊
維ストランドに熱可塑性樹脂を含浸させてなり、前記屈
曲部または凹凸部の間の断面が、ほぼ円形または楕円形
であることが好ましい。
【0019】これによれば、柔軟性、形状保持性が非常
に優れるものとなり、更に無機質繊維の含有率を高くす
ることが可能なので、二次加工品の強度を向上させるこ
とが可能である。また、ガラス繊維と熱可塑性樹脂の結
合状態が良好となるので、二次加工品中の無機質繊維の
分布が均一でボイドがほとんどなく、機械的強度に優れ
るたものが得られる。
【0020】一方、本発明の熱可塑性樹脂複合材の製造
方法は、無機質繊維ストランドに熱可塑性樹脂を含浸さ
せて連続的に引き抜き、引き抜かれた熱可塑性樹脂複合
材を長手方向に移動させながら、少なくとも片側が凹凸
を有する一対のローラーで挟んで加圧することを特徴と
する。
【0021】これによれば、長手方向に沿って連続的に
繰り返される屈曲形状または凹凸形状を有する熱可塑性
樹脂複合材を工業的に容易に製造することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明において、熱可塑性樹脂と
しては、特に限定はなく一般に市販されている種々のも
のが使用可能であるが、特にポリオレフィン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂が、無機質繊維への含浸性、コスト、物
性の点から好適である。ポリオレフィン系樹脂の中では
ポリプロピレン、ポリアミド系樹脂の中ではナイロン6
・6、ナイロン6、ナイロン12、MXDナイロンが特
に好ましい。これらの樹脂には着色剤、変性剤、酸化防
止剤等の添加剤を混合して用いてもさしつかえない。
【0023】また、無機質繊維ストランドとしては、ガ
ラス繊維、炭素繊維、セラミックス繊維等が挙げられ、
またこれらを併用することも可能である。無機質繊維ス
トランドは、平均径が6〜17μmのモノフィラメント
からなっていることが好ましい。無機質繊維ストランド
のモノフィラメントの集束本数は特に限定せず、また無
機繊維ストランド本数も特に限定しないが、熱可塑性樹
脂複合材中のモノフィラメント数が、ガラス繊維の場合
は100〜4000本であることが好ましく、200〜
2000本であることが更に好ましい。また、炭素繊維
の場合は100〜12000本であることが好ましく、
200〜6000本であることが更に好ましい。モノフ
ィラメント数が100本未満であると、生産性、作業性
が劣る。一方、4000本(炭素繊維の場合12000
本)を超えると、熱可塑性樹脂をモノフィラメント間に
まで均一に含浸させることが容易でなくなると共に、で
きあがった複合材も太くなり柔軟性や形状保持性が劣
る。
【0024】また、ガラス繊維を用いる場合は、複数本
のモノフィラメントをスプリットを施さずに集束させた
一本のガラス繊維ストランドを用いることが好ましい。
スプリットとは、例えば、ガラス溶融炉から繊維を引き
出すときに多数本のモノフィラメントをスプリッタで複
数本のガラス繊維ストランドに分けて集束させること
で、このようにスプリットを施さずに集束させたガラス
繊維ストランドを用いることにより、ノズルから引き抜
くときの詰まりが発生せず、ノズルからの引き抜きが容
易となるので、ガラス含有率を高めることができると共
に、毛羽の少ない外観とすることができる。
【0025】本発明において屈曲形状または凹凸形状を
与える前の熱可塑性樹脂複合材の形状は特に限定されな
い。例えばテープ状、ほぼ円形または楕円形を有する棒
状、円柱状等の繊材状の熱可塑性樹脂複合材が挙げられ
る。
【0026】本発明の熱可塑性樹脂複合材は、長手方向
に沿って連続的に繰り返される屈曲形状または凹凸形状
を有している。屈曲形状としては、例えば図1に示され
るように、互いに反対方向に屈曲する屈曲部2、3が交
互に繰り返されるジグザグ形状などが挙げられる。凹凸
形状としては、図2に示すように、対向する面のそれぞ
れにおいて、凹部5と平坦部6とが交互に繰り返され、
一方の面の凹部5が他方の面の平坦部6に対応して設け
られた形状や、図3に示すように、対向する面のそれぞ
れにおいて、凹部5と平坦部6とが交互に繰り返され、
一方の面の凹部5と他方の面の凹部5とが対応して設け
られた形状などが挙げられる。なお、本発明において、
凹凸形状とは、凹部と凸部との組合せからなる形状、凹
部と平坦部との組合せからなる形状、凸部と平坦部との
組合せからなる形状のいずれであってもよい。
【0027】本発明の熱可塑性樹脂複合材は、屈曲部ま
たは凹凸部の間の断面(例えば図1〜3に示した例にお
いては図中4で示される部分の断面)において、繊材状
であれば短径、またはテープ状であれば厚さをDとした
とき、D≦2.0mmであることが好ましく、より好ま
しくはD≦1.0mmとされる。上記短径または厚さD
が2.0mmを超えると、熱可塑性樹脂複合材が太くな
りすぎ柔軟性、形状保持性が発現しにくい。なお、本発
明における短径または厚さDは、屈曲部または凹凸部の
間の断面を任意に選び、5カ所の平均を求めることによ
って測定したものとする。
【0028】また、本発明の熱可塑性樹脂複合材は、屈
曲部または凹凸部のピッチ(例えば図1〜3に示した例
においては図中Lで示される長さ)をLとし、屈曲部ま
たは凹凸部の間の断面における短径または厚さをDとし
たとき、L/D≦10(LとDの単位はmm)であるこ
とが好ましい。なお、図2、3で示されるように、凹部
のみ、あるいは凸部のみを有する形状の場合は、一方の
面から見たときの凹部間または凸部間の距離をLとす
る。L/Dが10を越えると、屈曲部または凹凸部を基
点とする可動点が減り、柔軟性や形状保持性が劣るため
好ましくない。
【0029】また、本発明の熱可塑性樹脂複合材は、熱
可塑性樹脂複合材の屈曲部または凹凸部の間4の断面の
含浸率T1 が95%以上であることが好ましい。T1
95%未満であると熱可塑性樹脂複合材は均一な機械的
特性が得られず、プリプレグシートとしたときに、空隙
部が欠陥となりやすく好ましくない。また、ガラス繊維
の場合、前記したスプリットを施さずに集束した1本の
ガラス繊維ストランドを用いると、前記含浸率T1 を9
5%以上にすることが容易となる。
【0030】更に、無機質繊維の含有率は、25〜80
vol%、好ましくは40〜80vol%とされる。2
5vol%未満であると補強効果が低く、80vol%
を超える場合には繊維を包むマトリックス樹脂の量が少
なくなり、含浸率T1 が95%以上を確保することが困
難になる。
【0031】本発明の屈曲形状または凹凸形状を有する
熱可塑性樹脂複合材(以下、フレキシブル熱可塑性樹脂
複合材という)は、屈曲部または凹凸部の間4の断面に
おける熱可塑性樹脂の含浸率をT1 とし、屈曲部2、3
または凹凸部5の断面における熱可塑性樹脂の含浸率を
2 としたときに、T1 −T2 ≦5であることが好まし
く、T1 −T2 ≦3がより好ましい。T1 −T2 が5を
越えると折れや破損を生じるので好ましくない。
【0032】ここで含浸率とは、熱可塑性樹脂複合材の
断面を200倍の電子顕微鏡で観察し、20μmのメッ
シュをおいて、メッシュ中に少しでもボイドが認められ
れば、このメッシュをボイド面積として、観察した全断
面積とボイド面積とから下記数式1によって求めたもの
である。なお、上記T1 −T2 は、屈曲部または凹凸部
の間の断面における熱可塑性樹脂の含浸率T1 をn=
5、屈曲部または凹凸部の断面における熱可塑性樹脂の
含浸率T2 をn=5で測定し、それぞれの平均値の差を
求めたものである。
【0033】
【数1】T=(全断面積−ボイド面積)/全断面積×1
00(%) また、本発明の熱可塑性樹脂複合材は加熱することによ
り直線状の熱可塑性樹脂複合材とすることができる。前
記加熱温度は熱可塑性樹脂によって異なるが、用いる熱
可塑性樹脂の溶融点以上の温度に設定することによって
直線状の熱可塑性樹脂複合材を得ることができる。この
直線となった熱可塑性樹脂複合材は、凹凸を与える前の
熱可塑性樹脂複合材と比較して引張り強度等の機械的強
度の損失がないものである。
【0034】次に、本発明の製造方法について具体的に
説明する。本発明の熱可塑性樹脂複合材の製造方法は、
無機質繊維ストランドに熱可塑性樹脂を含浸させて連続
的に引き抜き、引き抜かれた熱可塑性樹脂複合材を長手
方向に移動させながら、少なくとも片側が凹凸を有する
一対のローラーで挟んで加圧することを特徴とする。
【0035】ここで、無機質繊維ストランドに熱可塑性
樹脂を含浸させる方法としては、特に限定しないが、例
えば、上記無機質繊維ストランドを樹脂含浸槽に送り込
み、溶融含浸法により樹脂を含浸させた後、1本または
複数本の無機質繊維ストランドを一つのノズルから引き
抜いて巻取る方法を採用することができる。特に1本の
無機質繊維ストランドを一つのノズルから引き抜く場
合、ノズルからの引き抜きが容易となり、無機質繊維の
含有率を高めることができ、かつ、毛羽の発生を少なく
することができる。
【0036】こうして得られた熱可塑性樹脂複合材は、
上記一対のローラーで挟んで連続的に加圧することが必
要である。前記加圧時の熱可塑性樹脂複合材は、使用す
る熱可塑性樹脂の溶融点以下の温度であることが好まし
く、常温に近い状態が最も好ましい。使用する熱可塑性
樹脂の溶融温度を越えると加圧時の作業性が劣るため好
ましくない。
【0037】また、前記加圧方法としては、樹脂が含浸
され引き抜かれた熱可塑性樹脂複合材を一旦巻取ってか
ら、巻取られた熱可塑性樹脂複合材を引き出しながら加
圧する方法、あるいは樹脂を含浸させ引き抜いた熱可塑
性樹脂複合材をそのままオンラインで加圧する方法など
が採用される。
【0038】一対のローラーで加圧する方法としては、
例えば熱可塑性樹脂複合材の移動経路を挟んで上下に対
向配置された一対のローラーで、連続的に上下から加圧
する方法などが採用される。この場合の加圧は、屈曲部
または凹凸部の間の断面における熱可塑性樹脂の含浸率
1 と、屈曲部または凹凸部の断面における熱可塑性樹
脂の含浸率T2 とが、T1 −T2 ≦5の関係となるよう
に加圧することが好ましく、この設定範囲であると熱可
塑性樹脂複合材中のフィラメントはほぼ切断されない。
【0039】前記ローラーは、少なくとも片側が凹凸を
有するローラーを用いる。このような凹凸を有するロー
ラーとしては、歯車、ベルトローラー、キャタピラ等が
挙げられる。
【0040】このようなローラーで挟んで加圧すること
により、図1に示したようなジグザグ状に屈曲された形
状、あるいは図2、3に示したような凹凸を有する形状
の熱可塑性樹脂複合材を得ることができる。
【0041】なお、本発明においては、樹脂を含浸させ
て引き抜いたテープ状または繊材状の熱可塑性樹脂複合
材を加圧することによって凹凸を有する熱可塑性樹脂複
合材を得る方法だけでなく、繊材状の熱可塑性樹脂複合
材をニップロール等でテープ状に加圧した後、更に凹凸
を有するローラーで凹凸を付与する方法を採用してもか
まわない。
【0042】
【実施例】実施例1 平均径13μmのモノフィラメントを用いて、スプリッ
トをかけずに集束本数を600本とした1本のガラス繊
維ストランドを、MI=40の酸変性した溶融ポリプロ
ピレン(260℃)中に導入し、溶融含浸を行った後、
内径0.42mmのノズルから50m/minの速度で
引き抜き、ボビンに巻取った。
【0043】こうして得られた熱可塑性樹脂複合材の短
径は0.40mm、ガラス含有率は67vol%、含浸
率はn=5の平均値で100%であった。引張り強度は
24kgfであった。
【0044】なお、ガラス含有率の測定は、まず得られ
た熱可塑性樹脂複合材を600℃の電気炉中で加熱して
樹脂を焼失させた後、残ったガラスの重量を測定して、
ガラス含有率85wt%の測定値を得た。この値から樹
脂の比重を0.91、ガラス繊維の比重を2.54とし
てvol%に換算した。
【0045】更に、巻取られた前記熱可塑性樹脂複合材
を一対の歯車で連続的に上下から加圧し、ジグザグの形
状の熱可塑性樹脂複合材を得た。得られたジグザグの形
状の熱可塑性樹脂複合材は、L/D=2.4であり、柔
軟性に優れていた。また含浸率がT1 =100%、T2
=100%でT1 −T2 =0であった。
【0046】また、ジグザグの形状を有する前記熱可塑
性複合繊材を200℃に加熱すると直線状の熱可塑性樹
脂複合材となり、引張り強度は24kgfで、凹凸にす
る前の熱可塑性樹脂複合材の強度と変化は見られなかっ
た。
【0047】実施例2 平均径13μmのモノフィラメントを用いて、スプリッ
トをかけた集束本数を200本としたガラス繊維ストラ
ンドを3本引き揃え、MI=40の酸変性した溶融ポリ
プロピレン(260℃)中に導入し、溶融含浸を行った
後、内径0.42mmのノズルから50m/minの速
度で引き抜き、ボビンに巻取った。
【0048】こうして得られた熱可塑性樹脂複合材の短
径は0.40mm、ガラス含有率は67vol%、含浸
率はn=5の平均値で96%であった。引張り強度は2
1kgfであった。
【0049】更に、巻取られた前記熱可塑性樹脂複合材
を一対の歯車で連続的に上下から加圧し、ジグザグの形
状の熱可塑性樹脂複合材を得た。得られたジグザグの形
状の熱可塑性樹脂複合材は、L/D=2.4であり、柔
軟性に優れていた。また含浸率がT1 =96%、T2
95%でT1 −T2 =1であった。
【0050】更に、ジグザグの形状を有する前記熱可塑
性樹脂複合材を200℃に加熱すると直線状の熱可塑性
樹脂複合材となり、引張り強度は21kgfであった。
【0051】実施例3 平均径13μmのモノフィラメントを用いて、スプリッ
トをかけた集束本数を600本としたガラス繊維ストラ
ンドを3本引き揃え、MI=40の酸変性した溶融ポリ
プロピレン(260℃)中に導入し、溶融含浸を行った
後、内径0.73mmのノズルから50m/minの速
度で引き抜き、ボビンに巻取った。
【0052】こうして得られた熱可塑性樹脂複合材の短
径は0.68mm、ガラス含有率は67vol%、含浸
率はn=5の平均値で96%であった。引張り強度は6
3kgfであった。
【0053】更に、巻取られた前記熱可塑性樹脂複合材
を一対の歯車で連続的に上下から加圧し、ジグザグの形
状の熱可塑性樹脂複合材を得た。得られたジグザグの形
状の熱可塑性樹脂複合材は、L/D=2.4であり、柔
軟性に優れていた。また含浸率がT1 =96%、T2
95%でT1 −T2 =1であった。
【0054】また、ジグザグの形状を有する前記熱可塑
性樹脂複合材を200℃に加熱すると直線状の熱可塑性
樹脂複合材となり、引張り強度は63kgfであった。
【0055】実施例4 実施例1と同様に、平均径13μmのモノフィラメント
を用いて、スプリットをかけずに集束本数を600本と
した1本のガラス繊維ストランドを、MI=40の酸変
性した溶融ポリプロピレン(260℃)中に導入し、溶
融含浸を行った後、内径0.42mmのノズルから50
m/minの速度で引き抜き、ボビンに巻取った。
【0056】こうして得られた熱可塑性樹脂複合材の短
径は0.40mm、ガラス含有率は67vol%、含浸
率はn=5の平均値で100%であった。引張り強度は
24kgfであった。
【0057】更に、得られた熱可塑性樹脂複合材を常温
で、一対のニップロールで連続的に上下から加圧し、厚
みが0.24mmのテープ状の熱可塑性樹脂複合材を得
た。更に得られたテープ状の熱可塑性樹脂複合材を一対
の歯車で連続的に上下から加圧し、ジグザグの形状の熱
可塑性樹脂複合材を得た。
【0058】得られたジグザグの形状の熱可塑性樹脂複
合材は、L/D=2.4であり、柔軟性に優れていた。
また含浸率がT1 =96%、T2 =95%でT1 −T2
=2であった。
【0059】また、ジグザグの形状を有する前記熱可塑
性樹脂複合材を200℃に加熱すると直線状の熱可塑性
樹脂複合材となり、引張り強度は24kgfであった。
【0060】比較例1 平均径13μmのモノフィラメントを用いて、スプリッ
トをかけずに集束本数を600本とした1本のガラス繊
維ストランドを、MI=40の酸変性した溶融ポリプロ
ピレン(260℃)中に導入し、溶融含浸を行った後、
内径0.42mmのノズルから50m/minの速度で
引き抜き、ボビンに巻取った。
【0061】得られた熱可塑性樹脂複合材の短径は0.
40mm、ガラス含有率は67vol%、含浸率はn=
5の平均値で100%であった。引張り強度は24kg
fであった。
【0062】比較例2 実施例4と同様にして、平均径13μmのモノフィラメ
ントを用いて、スプリットをかけずに集束本数を600
本とした1本のガラス繊維ストランドを、MI=40の
酸変性した溶融ポリプロピレン(260℃)中に導入
し、溶融含浸を行った後、内径0.42mmのノズルか
ら50m/minの速度で引き抜き、ボビンに巻取っ
た。
【0063】得られた熱可塑性樹脂複合材の短径は0.
40mm、ガラス含有率は67vol%、含浸率はn=
5の平均値で100%であった。引張り強度は24kg
fであった。
【0064】更に、得られた熱可塑性樹脂複合材を常温
で、一対のニップロールで連続的に上下から加圧し、厚
みが0.24mmのテープ状の熱可塑性樹脂複合材を得
た。
【0065】比較例3 平均径13μmのモノフィラメントを用いて、スプリッ
トをかけずに集束本数を600本とした1本のガラス繊
維ストランドを、16本引き揃えてMI=40の酸変性
した溶融ポリプロピレン(260℃)中に導入し、溶融
含浸を行った後、内径2.2mmのノズルから20m/
minの速度で引き抜き、ボビンに巻取った。
【0066】得られた熱可塑性樹脂複合材の短径は2.
1mm、ガラス含有率は45.5vol%、含浸率はn
=5の平均値で98%であった。
【0067】試験例 上記実施例品および比較例品について熱可塑性樹脂複合
材の柔軟性および形状保持性の評価を行った。評価方法
は以下の通りである。
【0068】すなわち、図4(a)に示すように、雌型
7の上に熱可塑性樹脂複合材1を乗せ、同図(b)に示
すように、雄型8を閉じることにより型に馴染ませた
後、同図(c),(c’)に示すように、雄型8を解放
し、柔軟性、形状保持性を評価した。なお、図5に示す
ように、雌型7の曲率半径rは50mm、深さはdは2
00mmである。
【0069】柔軟性は、熱可塑性樹脂複合材に折れや破
損が生じていたものを×とし、折れや破損がなく型に馴
染ませることができるものを○とした。
【0070】形状保持性は、雄型を解放した後に、図4
図(c)に示すように、ほぼ型の形状を保持しているも
のを○とし、同図(c’)に示すように、熱可塑性樹脂
複合材が雌型に乗せた状態まで復元したものを×とし
た。
【0071】
【表1】
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱可塑性
樹脂複合材は、柔軟性および形状保持性に優れているた
め、巻取り性に優れ、さらにフィラメントワインディン
グ材、織物やすだれ状の成形用プリプレグ材として利用
したときに型馴染み性、形状保持性が良好であるため、
二次加工性に優れる。また、すでに無機質繊維に熱可塑
性樹脂が十分に含浸しているため、低圧で迅速な成形が
可能となる。
【0073】そして、本発明の熱可塑性樹脂複合材を用
いて成形されたプリプレグは、一方向強化シートや2軸
あるいは多軸強化シートとして、建築、土木用補強用に
有用である。また、絞り加工をして箱物等の成形も可能
である。更に、本発明の熱可塑性樹脂複合材は、ガラス
含有率を高くすることが可能であり、柔軟性、形状保持
性に優れているので、コンクリートの補強用線材として
も有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による熱可塑性樹脂複合
材を模式的に示す部分拡大側面図である。
【図2】 本発明の他の実施形態による熱可塑性樹脂を
模式的に示す部分拡大側面図である。
【図3】 本発明の更に他の実施形態による熱可塑性樹
脂を模式的に示す部分拡大側面図である。
【図4】 熱可塑性樹脂複合材の柔軟性および形状保持
性の評価方法を示す説明図である。
【図5】 同評価方法に用いた雌型の形状を示す拡大正
面図である。
【符号の説明】
1 熱可塑性樹脂複合材 2、3 屈曲部 4 屈曲部または凹凸部の間 5 凹部 6 平坦部 7 雌型 8 雄型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水上 徹 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目6番地3 旭ファイバーグラス株式会社内 Fターム(参考) 4F072 AA04 AA08 AA09 AB08 AB09 AB23 AD04 AG06 AG14 AH04 AK05 AK11 AL01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質繊維ストランドに熱可塑性樹脂を含
    浸させた熱可塑性樹脂複合材であって、長手方向に沿っ
    て連続的に繰り返される屈曲形状または凹凸形状を有し
    ていることを特徴とする熱可塑性樹脂複合材。
  2. 【請求項2】前記屈曲形状または凹凸形状のピッチ(m
    m)をL、屈曲部または凹凸部の間の断面における熱可
    塑性樹脂複合材の短径または厚さ(mm)をDとしたと
    き、L/D≦10であることを特徴とする請求項1記載
    の熱可塑性樹脂複合材。
  3. 【請求項3】前記屈曲部または凹凸部の間の断面におけ
    る熱可塑性樹脂の含浸率T1 が95%以上であり、前記
    無機質繊維の含有率が25〜80vol%であることを
    特徴とする請求項1または2記載の熱可塑性樹脂複合
    材。
  4. 【請求項4】前記屈曲部または凹凸部の間の断面におけ
    る熱可塑性樹脂の含浸率をT1 とし、前記屈曲部または
    凹凸部の断面における熱可塑性樹脂の含浸率をT2 とし
    たときに、T1 −T2 ≦5であることを特徴とする請求
    項1〜3記載のいずれか1つに記載の熱可塑性樹脂複合
    材。
  5. 【請求項5】前記屈曲部または凹凸部の間の断面におけ
    る短径または厚さが2.0mm以下であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1つに記載の熱可塑性樹脂
    複合材。
  6. 【請求項6】スプリットを施すことなく集束した1本の
    ガラス繊維ストランドに熱可塑性樹脂を含浸させてな
    り、前記屈曲部または凹凸部の間の断面が、ほぼ円形ま
    たは楕円形である請求項1〜5記載のいずれか1つに記
    載の熱可塑性樹脂複合材。
  7. 【請求項7】無機質繊維ストランドに熱可塑性樹脂を含
    浸させて連続的に引き抜き、この引き抜かれた熱可塑性
    樹脂複合材を長手方向に移動させながら、少なくとも片
    側が凹凸を有する一対のローラーで挟んで加圧すること
    を特徴とする熱可塑性樹脂複合材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026898A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Nitto Boseki Co Ltd ジグザグ形状の繊維強化樹脂成形品及びその製造法
JP2010202824A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Teijin Ltd 面状複合体
KR20140138960A (ko) * 2012-03-19 2014-12-04 에스지엘 카본 에스이 스트립형 섬유-강화 복합 재료, 및 그의 제조 방법

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