JP2000061776A - Nc工作機械 - Google Patents
Nc工作機械Info
- Publication number
- JP2000061776A JP2000061776A JP10233877A JP23387798A JP2000061776A JP 2000061776 A JP2000061776 A JP 2000061776A JP 10233877 A JP10233877 A JP 10233877A JP 23387798 A JP23387798 A JP 23387798A JP 2000061776 A JP2000061776 A JP 2000061776A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- area
- edge
- blade edge
- correction amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Abstract
おいて、モニタをほとんど確認することなく、手動操作
によって素早くかつ確実に工具刃先を撮像領域内に移動
させることのできるNC工作機械を提供する。 【解決手段】工具刃先の移動目標位置、この移動目標位
置を含むように各駆動軸方向にそれぞれ広がる狭小な停
止領域及びこの停止領域を含むように各駆動軸方向にそ
れぞれ広がる減速領域を、位置・領域設定部12によっ
てそれぞれ設定することができるようになっており、工
具刃先を、手動送りモードによって機械原点位置から撮
像領域に移動させる際に、工具刃先が減速領域に侵入す
ると、工具刃先の移動速度を自動的に減速させ、工具刃
先が停止領域に侵入すると、工具刃先の移動を自動的に
停止させるように、数値制御装置20が軸駆動用モータ
30を制御するようになっている。
Description
操作することにより、機械原点位置から撮像手段の撮像
領域に工具刃先を移動させ、その工具刃先を前記撮像手
段によって撮像し、得られた画像を処理することによっ
て、工具補正量を算出する工具補正量算出装置を備えた
NC工作機械に関する。
跡などを指令した加工プログラムに基づいて、数値制御
を行いながら工具刃先を移動させることによりワークを
加工することができる。そして、複数の工具を用いる場
合には、各工具をNC工作機械に装着した際の、その刃
先位置が各工具によって異なるため、各工具の刃先位置
が加工座標系において同一となるような工具補正量を算
出し、この工具補正量を基にして当該工具の刃先位置を
補正し、当該工具を移動させるようにしている。
する際には、当該工具の工具補正量を算出する必要があ
り、かかる工具補正量を算出する方法の一つとして、上
述したCCDカメラを用いたものがある。以下、図4な
いし図6に基づいて、CCDカメラを用いた従来の工具
補正量算出方法について説明する。尚、図4ないし図6
にはNC旋盤に適用した例を示している。
算出装置の概略構成を示すブロック図であるが、同図に
示すように、この工具補正量算出装置40は、数値制御
装置20と、画像処理装置41と、CCDカメラ用のモ
ニタ42と、カメラ切換装置43と、低倍率のCCDカ
メラ44及び高倍率のCCDカメラ45と、バックライ
ト46とからなる。尚、図中、50はタレットであり、
Tはタレット50に装着された工具である。
44、45の撮像方向にこれと対峙するように設けら
れ、このCCDカメラ44、45とバックライト46と
の間に前記工具Tの刃先を置くことにより、当該工具T
の刃先がCCDカメラ44、45によって撮像され、撮
像された画像データがカメラ切換装置43に入力され
る。
41を介して前記数値制御装置20から切換指令が入力
され、カメラ切換装置43はこの切換指令を受けて、前
記CCDカメラ44、45により撮像された画像データ
のうち一方の画像データを画像処理装置41に出力す
る。
タをモニタ42に出力してその画像を表示させるととも
に、CCDカメラ45により撮像された画像データを処
理して、画像中の所定位置を基準とした前記工具Tの刃
先位置を算出し、当該刃先位置データを数値制御装置2
0に出力する。尚、上述したように、前記CCDカメラ
44は低倍率のカメラであり、このCCDカメラ44に
より撮像され、モニタ42に表示された工具Tの刃先を
確認しながら、当該工具Tの刃先をCCDカメラ45の
視野領域内に導いた後、このCCDカメラ45により当
該工具Tの刃先を撮像する。
軸に関する数値制御など、工作機械の各部を制御するも
のであり、各駆動軸に設けられたエンコーダからタレッ
ト50の絶対機械座標系における現在位置が入力される
ようになっており、このエンコーダから入力されたタレ
ット50の位置データ及び前記画像処理装置41から入
力された刃先位置データを基に工具補正量を算出する演
算処理部を備えている。
の算出処理、並びに数値制御装置20の演算処理部にお
ける工具補正量の算出処理について、図5及び図6に基
づき説明する。
ち任意の基準工具T0 を加工位置に割り出し、タレット
50を移動させて工具T0 をワークWに近づけ、当該工
具T 0 によりワークWの端面を切削し、機械座標系にお
けるタレット50のこの位置データ(Z軸方向の位置デ
ータ)を数値制御装置20に記憶させる。数値制御装置
20の演算処理部はタレット50が機械原点位置にある
ときの当該工具T0 の加工座標系(加工原点G)におけ
る刃先位置(Z軸方向の位置データ)を算出する。具体
的には、図5に示したZ0 が、タレット50が機械原点
位置にあるときの当該工具T0 の加工座標系における刃
先位置データとなる。
機械座標系におけるタレット50のこの位置データ(X
軸方向の位置データ)を数値制御装置20に記憶させる
とともに、加工したワークWの外径寸法XW を測定し、
測定した外径XW を数値制御装置20に入力して記憶さ
せる。そして、数値制御装置20の演算処理部は前記加
工位置における前記ワークWの外径XW からタレット5
0の位置データを減算して、タレット50が機械原点位
置にあるときの当該工具T0 の加工座標系(加工原点
G)における刃先位置(X軸方向の位置データ)を算出
する。具体的には、図5に示したX0 が、タレット50
が機械原点位置にあるときの当該工具T0の加工座標系
における刃先位置データとなる。
して算出した加工座標系における基準工具T0 の刃先位
置データX0 、Z0 を当該基準工具T0 についての工具
補正量として数値制御装置20に記憶させる。ついで、
当該基準工具T0 の刃先をCCDカメラ45の視野領域
(画像領域)S内に移動させ、これを当該視野領域S内
に設定した基準位置(以下、「カメラ原点」という)P
に合わせる。そして、基準工具T0 の刃先がこのカメラ
原点Pにあるときの、タレット50の機械座標系におけ
る位置データ(X、Z軸方向の位置データ)を数値制御
装置20に記憶させる。
点におけるタレット50のX、Z軸方向の加工座標系に
おける刃先位置データに前記カメラ原点Pにおけるタレ
ット50のX、Z軸方向の機械座標系における位置デー
タをそれぞれ加算して、基準工具T0 の刃先が前記カメ
ラ原点Pにあるときの加工座標系における当該刃先の位
置データを算出し、即ち、前記カメラ原点Pの加工座標
系における位置を算出し、これを数値制御装置20に記
憶させる。具体的には、図5に示したXP 、Z P が、加
工座標系におけるカメラ原点Pの位置データとなる。
具T1 を加工位置に割り出し、この工具T1 の刃先が前
記CCDカメラ45の視野領域S内に入るように当該工
具T 1 を移動させる。これにより、前記視野領域S内の
画像データが前記カメラ切換装置43を介して前記画像
処理装置41に入力される。また、この位置にあるタレ
ット50の機械座標系における位置データが数値制御装
置20に入力され記憶される。
を処理して刃先に対応した画素を検出し、当該画素の前
記カメラ原点Pからの離隔距離を算出する。即ち、前記
カメラ原点Pを中心としてX、Z軸に平行に設定された
座標軸と刃先に対応した画素との間に存在する画素数を
X、Z軸の各軸方向についてカウントし、カウントした
画素数に1画素あたりの平均実寸法を乗じて、前記離隔
距離を算出する。具体的には、図6に示した、X軸方向
の離隔距離ΔXP 及びZ軸方向の離隔距離ΔZ P を算出
する。尚、ΔXP は直径に対応したもの、即ち、実寸法
を2倍したものとして表わされる。そして、このように
して、算出された離隔距離ΔXP 、ΔZ P が画像処理装
置41から数値制御装置20に入力され、当該数値制御
装置20に記憶される。尚、上記1画素あたりの平均実
寸法は、前記視野領域Sのタテ、ヨコの実寸法をそれぞ
れタテ、ヨコの画素数で除算することにより算出するこ
とができる。
1 の刃先が前記視野領域S内にあるときの機械座標系に
おけるタレット50のX、Z軸方向の位置データから図
6に示したΔX1 、ΔZ1 を算出し、数値制御装置20
に記憶させる。尚、ΔX1 は直径に対応したもの、即
ち、実寸法を2倍したものとして表わされる。
工座標系におけるカメラ原点Pの位置データXP 、Z
P 、離隔距離ΔXP 、ΔZP 及び移動距離ΔX1 、ΔZ
1 を合計して、タレット50が機械原点にあるときの加
工座標系における工具T1 の刃先位置データ、即ち、図
6に示したX1 、Z1 を算出する。そして、演算処理部
はこの位置データX1 、Z1 を工具T1 についての工具
補正量として数値制御装置20に記憶させる。
レット50に装着された全ての工具について、その工具
補正量を算出することができる。
法により工具補正量を算出する場合は、まず、タレット
50に装着された複数の工具Tのそれぞれについて、そ
の刃先をCCDカメラ45の視野領域S内に導く必要が
あるが、かかる作業は、通常、手動ハンドル送りモード
または手動JOG送りモードのいずれかを選択して手動
操作により行われる。
て、工具Tの刃先をCCDカメラ45の視野領域S内に
導く場合には、モニタ42に表示された工具Tの刃先を
確認しながらタレット50を移動させる必要があり、し
かも、CCDカメラ45の視野領域S内に導こうとして
いる工具T以外の工具Tがチャック等に干渉しないよう
に注意を払いながらタレット50を移動させる必要があ
るので、手動操作による工具刃先の移動作業は、非常に
煩わしく、手間のかかる作業となっていた。
20mm×20mm程度と比較的小さいので、かかる視野領
域S内に確実に工具刃先を移動させるには、タレット5
0の移動速度を適切に変化させていく必要があるので、
かかる作業に不慣れな作業者では効率よく短時間で工具
刃先の移動作業を行うことができないといった問題もあ
る。
50に装着される工具数も多くなってきており、タレッ
ト50に装着された工具数だけ同様の作業を行わなけれ
ばならないので、こういった工具刃先の移動作業を簡単
かつ確実に行うことができるようにすることが望まれて
いる。
いて工具補正量を算出する場合において、モニタをほと
んど確認することなく、手動操作によって素早くかつ確
実に工具刃先を撮像領域内に移動させることのできるN
C工作機械を提供することにある。
を解決するため、この発明は、駆動手段を手動操作する
ことにより、撮像手段の撮像領域に工具刃先を移動さ
せ、その工具刃先を前記撮像手段によって撮像し、得ら
れた画像を処理することによって、その画像中における
前記工具刃先の位置を算出し、その工具刃先の位置から
工具補正量を算出する工具補正量算出装置を備えたNC
工作機械において、前記工具刃先を前記撮像領域に移動
させる前に、前記工具刃先の移動目標位置及びこの移動
目標位置を含むように各駆動軸方向にそれぞれ広がる狭
小な停止領域を予め設定する位置・領域設定手段と、前
記工具刃先を、手動操作によって前記撮像領域に移動さ
せる際に、前記工具刃先が前記停止領域に侵入すると、
前記工具刃先の移動を自動的に停止させるように、前記
駆動手段を制御する制御手段とを設けたのである。
は、前記工具刃先を、前記撮像領域に移動させる前に、
前記位置・領域設定手段によって、移動目標位置及び停
止領域を予め設定した後、駆動手段を手動操作すること
により、工具刃先を移動目標位置に向かって各駆動軸方
向に移動させると、工具刃先が停止領域に侵入した時点
で、工具刃先の移動が自動的に停止される。移動目標位
置を含む停止領域は狭小であるので、工具刃先は、移動
目標位置の近傍で停止することになり、ほとんどの場
合、工具刃先が撮像領域内に入った状態となる。
動目標位置に向かって各駆動軸方向に移動させるだけで
よく、モニタを見ながら工具刃先(タレット)の停止タ
イミングを調整する必要がないので、工具刃先の移動操
作が極めて簡単になり、素早く、しかも確実に工具刃先
を撮像領域に移動させることができる。
うに、請求項1に記載のNC工作機械において、前記停
止領域を含むように各駆動軸方向にそれぞれ広がる減速
領域を、前記位置・領域設定手段によって予め設定して
おき、その減速領域に前記工具刃先が侵入すると、前記
工具刃先の移動速度を自動的に所定速度に減速させるよ
うに、前記制御手段が前記駆動手段を制御するものにあ
っては、従来のようにモニタを見ながら工具刃先が撮像
領域にある程度近づいたときに、その移動速度を減速さ
せるといった面倒な調整を行う必要がないので、簡単な
操作でスムースかつ確実に工具刃先を撮像領域内に停止
させることができる。
うに、前記工具補正量算出装置によって新たに工具補正
量を算出する際、前記領域設定手段によって設定された
前記移動目標位置を、前記工具補正量算出装置によって
既に算出されている工具補正量に基づいて修正する移動
目標位置修正手段を設けておくと、基準工具以外の工具
についても、基準工具と同様に、作業者が設定した移動
目標位置の近傍にその工具刃先が概ね移動することにな
るので、工具によって、工具刃先が撮像領域から外れる
といった状態が起こらず、全ての工具についてほぼ確実
に撮像領域内に工具刃先を移動させることができる。
参照して説明する。図1に示すように、このNC工作機
械は、操作盤10に手動送り操作部11と位置・領域設
定部12とを備えており、前記手動送り操作部11は、
手動ハンドル送りモードまたは手動JOG送りモード等
を選択することにより、操作盤10に設置された手動パ
ルス発生器を使用してタレットをX軸及びZ軸方向に移
動させたり、押しボタンスイッチを操作することでタレ
ットをX軸及びZ軸方向に移動させたりすることができ
るようになっている。
(a)に示すように、撮像領域であるCCDカメラの視
野領域S内に移動しようとする工具刃先の移動目標位置
61を機械座標系の位置データで入力することができる
ようになっていると共に、その移動目標位置61を中心
としたX軸方向及びZ軸方向の距離データを入力するこ
とによって、それぞれ停止領域及び減速領域を設定する
ことができるようになっている。なお、通常は、同図
(b)に示すように、停止領域62が移動目標位置61
を中心としてX軸方向及びZ軸方向の前後1mm程度、減
速領域63が移動目標位置61を中心としてX軸方向及
びZ軸方向の前後50mm程度に設定される。
0には、図1に示すように、従来技術の欄で説明した工
具補正量算出装置40によって算出された工具補正量を
格納する記憶部22と、この記憶部22に格納された工
具補正量に基づき、前記位置・領域設定部12によって
設定された移動目標位置61の位置データを修正する修
正部23と、この修正部23によって修正された移動目
標位置61の位置データ及び前記位置・領域設定部12
によって設定された停止領域、減速領域の距離データ
と、前記手動送り操作部11から出力される駆動信号と
に基づき、軸駆動用モータ30を駆動制御する制御部2
1とを備えており、予め記憶部22に格納された工具補
正量に基づいて移動目標位置61の位置データを修正し
ない場合は、位置・領域設定部12によって設定された
移動目標位置61の位置データを、前記修正部23がそ
のまま制御部21に出力するようになっている。なお、
図1においては、工具補正量算出装置40と数値制御装
置20とが、個別に存在しているように示しているが、
実際は、図4に示すように、数値制御装置20を含めて
工具補正量算出装置40が構成されている。
具補正量を算出するために、工具刃先をCCDカメラ4
5の視野領域Sに移動させる際の移動動作について、図
3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
移動しようとする視野領域S内の移動目標位置61の位
置データと、停止領域及び減速領域を決定するための距
離データとを、前記位置・領域設定部12によって設定
した後、ステップS2において、その位置データを、記
憶部22に格納された工具補正量に基づいて修正するか
否かを判断する。
する場合は、ステップS3に移行して、前記修正部23
が、記憶部22に格納された工具補正量に基づいて位置
データを修正した後、修正された位置データと共に位置
・領域設定部12によって設定された停止領域及び減速
領域を決定するための各距離データを制御部21に出力
し、ステップS4に移行する。
を修正しない場合は、修正部23が位置データを修正す
ることなく、位置・領域設定部12によって設定された
位置データ及び各距離データをそのまま制御部21に出
力し、ステップS4に移行する。
1において、手動ハンドル送りモードまたは手動JOG
送りモード等を選択し、手動操作によって工具刃先(タ
レット)を移動目標位置61に向かって移動させる。即
ち、手動ハンドル送りモードでは、ハンドル倍率を選択
した後(通常、×100を選択する)、手動ハンドル軸
(X軸またはZ軸)を選択し、手動パルス発生器を使用
して工具刃先(タレット)を移動目標位置61に向かっ
て移動させる。また、手動JOG送りモードでは、押し
ボタンスイッチ(+X、−X、+Z、−Z)を適宜押す
ことにより、工具刃先(タレット)を移動目標位置61
に向かって移動させる。また、早送りモードでは、早送
りオーバーライドスイッチを選択した後、押しボタンス
イッチ(+X、−X、+Z、−Z)を適宜押すことによ
り、工具刃先(タレット)を移動目標位置61に向かっ
て移動させる。
減速領域に侵入したか否かを判断し、減速領域に侵入し
ていない場合は、ステップS5に戻るが、減速領域に侵
入した場合は、ステップS6に移行して、制御部21が
移動速度を自動的に所定の速度に減速させた後、ステッ
プS7に移行する。例えば、手動ハンドル送りモードの
場合はハンドル倍率を自動的に×10以下に設定し、早
送りモードの場合は自動的に早送りオーバーライドを微
少送り(400mm/min)に設定する。
入したか否かを判断し、停止領域に侵入していない場合
は、ステップS7に戻るが、停止領域に侵入した場合
は、ステップ8に移行して、制御部21が軸インタロッ
クをかけて軸移動を停止する。なお、ステップS5〜S
8までは、X軸及びZ軸についてそれぞれ行われ、工具
刃先がX軸方向及びZ軸方向の双方の停止領域に侵入し
た時点で工具刃先(タレット)の移動が停止する。な
お、工具刃先は、完全に移動目標位置61で停止するこ
とはないが、上述したように、停止領域を移動目標位置
61の前後1mm程度に設定しておくことにより、工具
刃先が確実にCCDカメラ45の視野領域S内に停止す
るので、特に問題はない。
でCCDカメラ45の視野領域S内に設定された移動目
標位置61に移動させる場合、作業者は、単にその移動
目標位置61に向けてパルス発生器や押しボタンスイッ
チを操作するだけで、工具刃先が確実に停止領域(CC
Dカメラ45の視野領域S)内に停止するので、従来の
ように、モニタを見ながら工具刃先の移動速度や停止タ
イミング等を調整する必要がなく、簡単な操作で、素早
く、しかも確実に工具刃先をCCDカメラ45の視野領
域S内に移動させることができる。
る工具補正量に基づいて、移動目標位置61を修正する
ようにしているので、基準工具に対して形状及び大きさ
が大きく異なる基準工具以外の工具についても、作業者
が設定した移動目標位置61の近傍にその工具刃先が概
ね移動することになるので、工具によって、工具刃先が
CCDカメラの視野領域Sから外れるといった状態が起
こらず、全ての工具についてほぼ確実に視野領域S内に
工具刃先を移動させることができる。
1をカメラ原点P以外の位置に設定しているが、移動目
標位置61をカメラ原点Pに設定してもよいことはいう
までもない。また、この実施形態では、移動目標位置6
1を機械座標系の位置データとして設定させるようにし
ているが、場合によっては、加工座標系の位置データと
して設定させるようにすることも可能である。
向にタレットの移動を制限するストロークリミット値を
数値制御装置20に記憶させておき、工具刃先を移動さ
せる際に、移動させる工具に対応するストロークリミッ
ト値に基づいてタレットの移動を制限するようにしてお
くと、移動中に工具が機械に干渉して破損することがな
くなるので、作業者は、工具の移動中に工具と機械との
干渉に注意を払う必要がなく、さらに工具刃先の移動操
作性が向上する。
示すブロック図である。
域を概念的に示す図である。
作を示すフローチャートである。
略構成を示すブロック図である。
明するための説明図である。
明するための説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動手段を手動操作することにより、撮
像手段の撮像領域に工具刃先を移動させ、その工具刃先
を前記撮像手段によって撮像し、得られた画像を処理す
ることによって、その画像中における前記工具刃先の位
置を算出し、その工具刃先の位置から工具補正量を算出
する工具補正量算出装置を備えたNC工作機械におい
て、 前記工具刃先を前記撮像領域に移動させる前に、前記工
具刃先の移動目標位置、この移動目標位置を含むように
各駆動軸方向にそれぞれ広がる狭小な停止領域を予め設
定する位置・領域設定手段と、 前記工具刃先を、手動操作によって前記撮像領域に移動
させる際に、前記工具刃先が前記停止領域に侵入する
と、前記工具刃先の移動を自動的に停止させるように、
前記駆動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴
とするNC工作機械。 - 【請求項2】 駆動手段を手動操作することにより、撮
像手段の撮像領域に工具刃先を移動させ、その工具刃先
を前記撮像手段によって撮像し、得られた画像を処理す
ることによって、その画像中における前記工具刃先の位
置を算出し、その工具刃先の位置から工具補正量を算出
する工具補正量算出装置を備えたNC工作機械におい
て、 前記工具刃先を前記撮像領域に移動させる前に、前記工
具刃先の移動目標位置、この移動目標位置を含むように
各駆動軸方向にそれぞれ広がる狭小な停止領域、この停
止領域を含むように各駆動軸方向にそれぞれ広がる減速
領域を予め設定する位置・領域設定手段と、 前記工具刃先を、手動操作によって前記撮像領域に移動
させる際に、前記工具刃先が前記減速領域に侵入する
と、前記工具刃先の移動速度を自動的に所定速度に減速
させ、前記工具刃先が停止領域に侵入すると、前記工具
刃先の移動を自動的に停止させるように、前記駆動手段
を制御する制御手段とを設けたことを特徴とするNC工
作機械。 - 【請求項3】 前記工具補正量算出装置によって新たに
工具補正量を算出する際、前記位置・領域設定手段によ
って設定された前記移動目標位置を、前記工具補正量算
出装置によって既に算出されている工具補正量に基づい
て修正する移動目標位置修正手段を備えた請求項1また
は2に記載のNC工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233877A JP2000061776A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | Nc工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233877A JP2000061776A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | Nc工作機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000061776A true JP2000061776A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16961974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10233877A Pending JP2000061776A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | Nc工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000061776A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3026517A1 (en) | 2014-11-28 | 2016-06-01 | Fanuc Corporation | Numerically controlled machine tool for direct and manual operation of movable part |
CN106378662A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-02-08 | 苏州新代数控设备有限公司 | 消除数控机床轴向位移偏差的方法 |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP10233877A patent/JP2000061776A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3026517A1 (en) | 2014-11-28 | 2016-06-01 | Fanuc Corporation | Numerically controlled machine tool for direct and manual operation of movable part |
US10088823B2 (en) | 2014-11-28 | 2018-10-02 | Fanuc Corporation | Numerically controlled machine tool for direct and manual operation of movable part |
CN106378662A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-02-08 | 苏州新代数控设备有限公司 | 消除数控机床轴向位移偏差的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7848851B2 (en) | Controller of work piece-conveying robot | |
US11466974B2 (en) | Image capturing apparatus and machine tool | |
JP2809039B2 (ja) | レーザ加工機およびレーザ加工方法 | |
US5980082A (en) | Robot movement control device and movement control method | |
US5715375A (en) | Robot control system for executing multi-layer welding | |
EP1481772A2 (en) | Robot system for controlling the movements of a robot utilizing a visual sensor | |
US20050154489A1 (en) | Numerical controller | |
JP6229396B2 (ja) | 数値制御装置 | |
US5453674A (en) | Numerical control apparatus | |
US20190061088A1 (en) | Machine tool and axial movement control method | |
JP6578857B2 (ja) | 数値制御装置と数値制御装置の制御方法 | |
US6353301B1 (en) | Handle feeding control method in a numerical control apparatus, and a numerical control apparatus | |
KR20150026881A (ko) | 표시 장치 | |
JP2000061776A (ja) | Nc工作機械 | |
JP2000148219A (ja) | 撮像装置を用いた工具補正量算出装置 | |
JP4451708B2 (ja) | 誤加工防止装置および誤加工防止方法 | |
JP3803428B2 (ja) | 板材加工機における可動部材の位置設定装置 | |
US5172040A (en) | Numerical control apparatus | |
KR20220157826A (ko) | 이미지 센서를 이용한 개선 가공의 복수 단계의 절단 부공정을 연속하여 효율적으로 가공하는 방법. | |
JPH0641091B2 (ja) | 研削装置 | |
WO2014091897A1 (ja) | ロボット制御システム | |
US6449528B1 (en) | NC machine tool | |
CN111958071B (zh) | 运算装置 | |
JPH0264714A (ja) | Ncデータ作成方法 | |
JP3471644B2 (ja) | 領域加工運転用の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080325 |