JP2000060972A - 注射器用針キャップ - Google Patents
注射器用針キャップInfo
- Publication number
- JP2000060972A JP2000060972A JP10246565A JP24656598A JP2000060972A JP 2000060972 A JP2000060972 A JP 2000060972A JP 10246565 A JP10246565 A JP 10246565A JP 24656598 A JP24656598 A JP 24656598A JP 2000060972 A JP2000060972 A JP 2000060972A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- syringe
- injector
- barrel part
- tube
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- Withdrawn
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 注射器使用中の紛失を防止して使用後の針を
リキャップすることができ、使用後の注射器の回収及び
廃棄時に誤って針が医療従事者に刺さる事故を防止でき
る注射器用針キャップを提供する。 【解決手段】 前端面から針１１を突出させるとともに
側面に翼状体９を一体的に突設した針取付筒部８を薬液
等の導出用チューブ１０の前端部に配した構造の注射器
７に装着するものであって、軸方向のスリ割り５，６を
それぞれ周壁の一部に設けてそれらスリ割り５，６の幅
を弾性変形により拡大可能とした前筒部２と後筒部３、
及びそれらを繋ぐ屈曲自在なベルト部４とによって構成
され、その前筒部２を注射器７の翼状体９より前方の針
取付筒部８の前端部位８ａ及び針１１の外周部へ、又、
その後筒部３を注射器７の翼状体９より後方の針取付筒
部８の後端部位８ｂ又はチューブ１０の前端部位１０ａ
の外周部へそれぞれ被嵌可能としたことを特徴とする。
リキャップすることができ、使用後の注射器の回収及び
廃棄時に誤って針が医療従事者に刺さる事故を防止でき
る注射器用針キャップを提供する。 【解決手段】 前端面から針１１を突出させるとともに
側面に翼状体９を一体的に突設した針取付筒部８を薬液
等の導出用チューブ１０の前端部に配した構造の注射器
７に装着するものであって、軸方向のスリ割り５，６を
それぞれ周壁の一部に設けてそれらスリ割り５，６の幅
を弾性変形により拡大可能とした前筒部２と後筒部３、
及びそれらを繋ぐ屈曲自在なベルト部４とによって構成
され、その前筒部２を注射器７の翼状体９より前方の針
取付筒部８の前端部位８ａ及び針１１の外周部へ、又、
その後筒部３を注射器７の翼状体９より後方の針取付筒
部８の後端部位８ｂ又はチューブ１０の前端部位１０ａ
の外周部へそれぞれ被嵌可能としたことを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療従事者が針刺
し事故によりＡＩＤＳやＨＩＶなどのウィルス性疾患に
感染するのを防止するために注射針に被せるキャップに
関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、図５に示すように、側面に翼状体
９を一体的に突設した針取付筒部８を薬液等を導出する
チューブ１０の先端部に配して、その針取付筒部８の前
端面から針１１を突出させた構造の注射器７が存在す
る。このような注射器７の針１１をカバーする従来のキ
ャップ１２は、注射器７に対して着脱自在な筒状を呈
し、注射器７から外すと分離する構造になっている。し
たがって、注射器７の使用中にキャップ１２が紛失しや
すく、使用後に針１１をむき出しのまま回収して廃棄し
なければならない場合があり、誤って針１１が医療従事
者の指などに刺さる事故が起きる危険性があった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、注射
器の使用中のキャップの紛失を防止して、使用後の針を
リキャップすることができて、注射器の回収及び廃棄時
に誤って針が医療従事者に刺さる事故を防止できる注射
器用針キャップの提供を課題とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の注射器用針キャップは、前端面から針１１
を突出させるとともに側面に翼状体９を一体的に突設し
た針取付筒部８を薬液等の導出用チューブ１０の前端部
に配した構造の注射器７に装着するものであって、軸方
向のスリ割り５，６をそれぞれ周壁の一部に設けてそれ
らスリ割り５，６の幅を弾性変形により拡大可能とした
前筒部２と後筒部３、及びそれらを繋ぐ屈曲自在なベル
ト部４とによって構成され、その前筒部２を注射器７の
翼状体９より前方の針取付筒部８の前端部位８ａ及び針
１１の外周部へ、又、その後筒部３を注射器７の翼状体
９より後方の針取付筒部８の後端部位８ｂ又はチューブ
１０の前端部位１０ａの外周部へそれぞれ被嵌可能とし
たことを特徴とする、という構成を採るものである。 【０００５】 【実施例】以下、図１〜図４に示した本発明の実施例に
ついて説明する。まず、図１は注射器に装着する前の状
態を示したものである。すなわち、本発明の針キャップ
１は、前筒部２と後筒部３と、その両者を繋ぐベルト部
４とによって構成され、これらはプラスチックにより一
体成形されている。そして、前筒部２と後筒部３はそれ
ぞれ周壁の一部に軸方向のスリ割り５，６を設けてい
る。すなわち、前筒部２と後筒部３は断面が略Ｃ字状を
呈している。このスリ割り５，６は前筒部３と後筒部４
の弾性変形によりその幅を拡大可能である。また、ベル
ト部４も弾性変形により屈曲自在である。 【０００６】次に、図２は上記の針キャップ１を注射器
７に装着した状態を示したものである。なお、注射器７
は、図１に示すように、側面に左右一対の翼状体９を一
体的に突設した針取付筒部８を薬液等を導出するチュー
ブ１０の前端部に配して、その針取付筒部８の前端面か
ら針１１を突出させた構造になっている。針キャップ１
は、その前筒部２を注射器７における翼状体９より前方
の針取付筒部８の前端部位８ａ及び針１１の外周部に被
せるとともに、その後筒部３を翼状体９より後方のチュ
ーブ１０の前端部位１０ａの外周部に被せ、ベルト部４
は針取付筒部８の中間部位の側面に沿って位置させてい
る。 【０００７】なお、注射器７の針取付筒部８が翼状体９
より後方まで延びている場合は、図３に示すように、針
キャップ１の後筒部３を針取付筒部８の後端部位８ｂの
外周部に被せてもよい。 【０００８】次に、図４は注射器７の使用時の状態を示
したものである。針キャップ１は、その前筒部２だけを
注射器７から外して、ベルト部４を屈曲することにより
翼状体９の後方へ反らせた姿勢にする。そして、左右一
対の翼状体９を同一方向へ折り曲げて一緒に指で摘むこ
とにより注射を行なう。すなわち、注射をしている時
に、後筒部３が注射器７に接続しているので、針キャッ
プ１の紛失が防止されることになる。 【０００９】注射終了後は、再び、前筒部２を注射器７
に装着して針１１をカバーしてから回収して廃棄する。
したがって、注射器７の回収・廃棄時に針１１が医療従
事者の指などに誤って刺さる事故を防止することができ
る。 【００１０】なお、本発明の針キャップ１は、市販の注
射器７に後から装着することもできるし、又は初めから
注射器７に組み付けて提供することもできる。 【００１１】 【発明の効果】本発明の注射器用針キャップは上記の通
りであり、注射器７の使用時に前筒部２のみを外すだけ
でよく、後筒部３は注射器７に接続して置くことができ
るので、注射器使用中の紛失を防止することができ、注
射器７の使用後に再びリキャップして針１１をカバーす
ることができる。したがって、使用後の注射器７を回収
して廃棄する際に、医療従事者の指などに誤って針１１
が刺さる事故を防止することができる。なお、針キャッ
プ１の前筒部２は周壁に設けたスリ割り５によって注射
器７に対しその側面方向から脱着できるので、前筒部２
の脱着時に誤って針１１に刺さる事故も防止することが
できる。
し事故によりＡＩＤＳやＨＩＶなどのウィルス性疾患に
感染するのを防止するために注射針に被せるキャップに
関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、図５に示すように、側面に翼状体
９を一体的に突設した針取付筒部８を薬液等を導出する
チューブ１０の先端部に配して、その針取付筒部８の前
端面から針１１を突出させた構造の注射器７が存在す
る。このような注射器７の針１１をカバーする従来のキ
ャップ１２は、注射器７に対して着脱自在な筒状を呈
し、注射器７から外すと分離する構造になっている。し
たがって、注射器７の使用中にキャップ１２が紛失しや
すく、使用後に針１１をむき出しのまま回収して廃棄し
なければならない場合があり、誤って針１１が医療従事
者の指などに刺さる事故が起きる危険性があった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、注射
器の使用中のキャップの紛失を防止して、使用後の針を
リキャップすることができて、注射器の回収及び廃棄時
に誤って針が医療従事者に刺さる事故を防止できる注射
器用針キャップの提供を課題とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の注射器用針キャップは、前端面から針１１
を突出させるとともに側面に翼状体９を一体的に突設し
た針取付筒部８を薬液等の導出用チューブ１０の前端部
に配した構造の注射器７に装着するものであって、軸方
向のスリ割り５，６をそれぞれ周壁の一部に設けてそれ
らスリ割り５，６の幅を弾性変形により拡大可能とした
前筒部２と後筒部３、及びそれらを繋ぐ屈曲自在なベル
ト部４とによって構成され、その前筒部２を注射器７の
翼状体９より前方の針取付筒部８の前端部位８ａ及び針
１１の外周部へ、又、その後筒部３を注射器７の翼状体
９より後方の針取付筒部８の後端部位８ｂ又はチューブ
１０の前端部位１０ａの外周部へそれぞれ被嵌可能とし
たことを特徴とする、という構成を採るものである。 【０００５】 【実施例】以下、図１〜図４に示した本発明の実施例に
ついて説明する。まず、図１は注射器に装着する前の状
態を示したものである。すなわち、本発明の針キャップ
１は、前筒部２と後筒部３と、その両者を繋ぐベルト部
４とによって構成され、これらはプラスチックにより一
体成形されている。そして、前筒部２と後筒部３はそれ
ぞれ周壁の一部に軸方向のスリ割り５，６を設けてい
る。すなわち、前筒部２と後筒部３は断面が略Ｃ字状を
呈している。このスリ割り５，６は前筒部３と後筒部４
の弾性変形によりその幅を拡大可能である。また、ベル
ト部４も弾性変形により屈曲自在である。 【０００６】次に、図２は上記の針キャップ１を注射器
７に装着した状態を示したものである。なお、注射器７
は、図１に示すように、側面に左右一対の翼状体９を一
体的に突設した針取付筒部８を薬液等を導出するチュー
ブ１０の前端部に配して、その針取付筒部８の前端面か
ら針１１を突出させた構造になっている。針キャップ１
は、その前筒部２を注射器７における翼状体９より前方
の針取付筒部８の前端部位８ａ及び針１１の外周部に被
せるとともに、その後筒部３を翼状体９より後方のチュ
ーブ１０の前端部位１０ａの外周部に被せ、ベルト部４
は針取付筒部８の中間部位の側面に沿って位置させてい
る。 【０００７】なお、注射器７の針取付筒部８が翼状体９
より後方まで延びている場合は、図３に示すように、針
キャップ１の後筒部３を針取付筒部８の後端部位８ｂの
外周部に被せてもよい。 【０００８】次に、図４は注射器７の使用時の状態を示
したものである。針キャップ１は、その前筒部２だけを
注射器７から外して、ベルト部４を屈曲することにより
翼状体９の後方へ反らせた姿勢にする。そして、左右一
対の翼状体９を同一方向へ折り曲げて一緒に指で摘むこ
とにより注射を行なう。すなわち、注射をしている時
に、後筒部３が注射器７に接続しているので、針キャッ
プ１の紛失が防止されることになる。 【０００９】注射終了後は、再び、前筒部２を注射器７
に装着して針１１をカバーしてから回収して廃棄する。
したがって、注射器７の回収・廃棄時に針１１が医療従
事者の指などに誤って刺さる事故を防止することができ
る。 【００１０】なお、本発明の針キャップ１は、市販の注
射器７に後から装着することもできるし、又は初めから
注射器７に組み付けて提供することもできる。 【００１１】 【発明の効果】本発明の注射器用針キャップは上記の通
りであり、注射器７の使用時に前筒部２のみを外すだけ
でよく、後筒部３は注射器７に接続して置くことができ
るので、注射器使用中の紛失を防止することができ、注
射器７の使用後に再びリキャップして針１１をカバーす
ることができる。したがって、使用後の注射器７を回収
して廃棄する際に、医療従事者の指などに誤って針１１
が刺さる事故を防止することができる。なお、針キャッ
プ１の前筒部２は周壁に設けたスリ割り５によって注射
器７に対しその側面方向から脱着できるので、前筒部２
の脱着時に誤って針１１に刺さる事故も防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】注射器に装着する前の状態を示す斜視図であ
る。 【図２】注射器に装着した状態を示す斜視図である。 【図３】注射器に装着した状態を示す平面図である。 【図４】注射器を使用する状態の斜視図である。 【図５】従来例の斜視図である。 【符号の説明】 １ 針キャップ ２ 前筒部 ３ 後筒部 ４ ベルト部 ５ スリ割り ６ スリ割り ７ 注射器 ８ 針取付筒部 ９ 翼状体 １０ チューブ １１ 針 １２ 従来のキャップ
る。 【図２】注射器に装着した状態を示す斜視図である。 【図３】注射器に装着した状態を示す平面図である。 【図４】注射器を使用する状態の斜視図である。 【図５】従来例の斜視図である。 【符号の説明】 １ 針キャップ ２ 前筒部 ３ 後筒部 ４ ベルト部 ５ スリ割り ６ スリ割り ７ 注射器 ８ 針取付筒部 ９ 翼状体 １０ チューブ １１ 針 １２ 従来のキャップ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 前端面から針１１を突出させるとともに
側面に翼状体９を一体的に突設した針取付筒部８を薬液
等の導出用チューブ１０の前端部に配した構造の注射器
７に装着するものであって、軸方向のスリ割り５，６を
それぞれ周壁の一部に設けてそれらスリ割り５，６の幅
を弾性変形により拡大可能とした前筒部２と後筒部３、
及びそれらを繋ぐ屈曲自在なベルト部４とによって構成
され、その前筒部２を注射器７の翼状体９より前方の針
取付筒部８の前端部位８ａ及び針１１の外周部へ、又、
その後筒部３を注射器７の翼状体９より後方の針取付筒
部８の後端部位８ｂ又はチューブ１０の前端部位１０ａ
の外周部へそれぞれ被嵌可能としたことを特徴とする注
射器用針キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246565A JP2000060972A (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 注射器用針キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246565A JP2000060972A (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 注射器用針キャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000060972A true JP2000060972A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17150313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10246565A Withdrawn JP2000060972A (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 注射器用針キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000060972A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003310757A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-11-05 | Becton Dickinson & Co | 血液採取装置 |
| JP2006181067A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Terumo Corp | プロテクタおよび翼状針組立体 |
| EP1812097A2 (en) * | 2004-07-01 | 2007-08-01 | Becton, Dickinson and Company, Wagner, Jaconda | Passively shielding needle device |
-
1998
- 1998-08-17 JP JP10246565A patent/JP2000060972A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003310757A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-11-05 | Becton Dickinson & Co | 血液採取装置 |
| JP2010162410A (ja) * | 2002-03-20 | 2010-07-29 | Becton Dickinson & Co | 安全針アセンブリ |
| US7803138B2 (en) | 2002-03-20 | 2010-09-28 | Becton, Dickinson And Company | Blood collection device |
| JP4570846B2 (ja) * | 2002-03-20 | 2010-10-27 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 安全針アセンブリ |
| US7833198B2 (en) | 2002-03-20 | 2010-11-16 | Becton, Dickinson And Company | Blood collection device |
| US8182451B2 (en) | 2002-03-20 | 2012-05-22 | Becton, Dickinson And Company | Blood collection device |
| US8425472B2 (en) | 2002-03-20 | 2013-04-23 | Becton, Dickinson And Company | Blood collection device |
| US8708977B2 (en) | 2002-03-20 | 2014-04-29 | Becton, Dickinson And Company | Blood collection device |
| EP1812097A2 (en) * | 2004-07-01 | 2007-08-01 | Becton, Dickinson and Company, Wagner, Jaconda | Passively shielding needle device |
| EP1812097A4 (en) * | 2004-07-01 | 2013-12-11 | Becton Dickinson Co | NEEDLE DEVICE WITH PASSIVE SHIELD |
| JP2006181067A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Terumo Corp | プロテクタおよび翼状針組立体 |
| JP4500670B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-07-14 | テルモ株式会社 | プロテクタおよび翼状針組立体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |