JP2000060824A - 長座体前屈測定装置 - Google Patents
長座体前屈測定装置Info
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- JP2000060824A JP2000060824A JP10238059A JP23805998A JP2000060824A JP 2000060824 A JP2000060824 A JP 2000060824A JP 10238059 A JP10238059 A JP 10238059A JP 23805998 A JP23805998 A JP 23805998A JP 2000060824 A JP2000060824 A JP 2000060824A
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】長座体前屈の測定に当たり、被測定者が一人で
測定を行うことが可能であり、しかも読み取り間違いや
読み取り誤差の生じる恐れのない前屈測定装置を提供す
ること。 【解決手段】互いに間隔をあけて設けられた2つの脚部
12,13,14,15と、脚部の間を連結するために
設けられた連結部11と、脚部の下端に設けられたキャ
スター43と、キャスター43の回転に応じてパルスを
出力するパルス発生器と、パルス発生器から出力される
パルスをカウントするカウンタと、カウンタのカウント
値を表示する表示装置54と、を有してなる。
測定を行うことが可能であり、しかも読み取り間違いや
読み取り誤差の生じる恐れのない前屈測定装置を提供す
ること。 【解決手段】互いに間隔をあけて設けられた2つの脚部
12,13,14,15と、脚部の間を連結するために
設けられた連結部11と、脚部の下端に設けられたキャ
スター43と、キャスター43の回転に応じてパルスを
出力するパルス発生器と、パルス発生器から出力される
パルスをカウントするカウンタと、カウンタのカウント
値を表示する表示装置54と、を有してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体力テストの1つ
である「体前屈」を測定するための前屈測定装置に関す
る。
である「体前屈」を測定するための前屈測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、体力テストの1つとし
て、台の上に立って体を前屈させる立位体前屈が行われ
てきたが、測定中に台から落ちる危険性が指摘されたた
め、座って行う長座体前屈に変更された。
て、台の上に立って体を前屈させる立位体前屈が行われ
てきたが、測定中に台から落ちる危険性が指摘されたた
め、座って行う長座体前屈に変更された。
【0003】図7は長座体前屈の測定の様子を示す図で
ある。図7において、長座体前屈の測定装置(測定器)
80は、スライダー81及びスケールMSからなる。ス
ライダー81は、A4コピー用紙の箱を2つ用意し、そ
れらの間隔を40cm程度とした状態で、互いの上面間
に段ボールなどの厚紙を渡して固定したものである。ス
ケールMSは、床面に設置され、スライダー81の移動
距離を測定するためのものである。
ある。図7において、長座体前屈の測定装置(測定器)
80は、スライダー81及びスケールMSからなる。ス
ライダー81は、A4コピー用紙の箱を2つ用意し、そ
れらの間隔を40cm程度とした状態で、互いの上面間
に段ボールなどの厚紙を渡して固定したものである。ス
ケールMSは、床面に設置され、スライダー81の移動
距離を測定するためのものである。
【0004】測定に当たって、被測定者HMは、壁WL
に背及び尻をぴったりとつけ、脚FTを揃えて前方に延
ばした姿勢、つまり長座姿勢をとる。脚FTを跨ぐ位置
にスライダー81を置き、両方の手HDを延ばしてスラ
イダー81の上に置く。この初期状態から、被測定者H
Mは、手HDをスライダー81から離すことなく、ゆっ
くりと前屈し、スライダー81をできるだけ遠くまで移
動させる。スライダー81の移動距離をスケールMSか
ら読み取る。
に背及び尻をぴったりとつけ、脚FTを揃えて前方に延
ばした姿勢、つまり長座姿勢をとる。脚FTを跨ぐ位置
にスライダー81を置き、両方の手HDを延ばしてスラ
イダー81の上に置く。この初期状態から、被測定者H
Mは、手HDをスライダー81から離すことなく、ゆっ
くりと前屈し、スライダー81をできるだけ遠くまで移
動させる。スライダー81の移動距離をスケールMSか
ら読み取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の測定装置80で
は、スライダー81の移動距離をスケールMSから読み
取っているので、初期位置を最終位置から減算しなけれ
ばならず、また、その読み取りに手間がかかり、被測定
者HM以外にスケールMSを読み取るための測定補助者
が必要である。また、スケールMSの読み取り間違いや
読み取り誤差が生じ易い。
は、スライダー81の移動距離をスケールMSから読み
取っているので、初期位置を最終位置から減算しなけれ
ばならず、また、その読み取りに手間がかかり、被測定
者HM以外にスケールMSを読み取るための測定補助者
が必要である。また、スケールMSの読み取り間違いや
読み取り誤差が生じ易い。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、長座体前屈の測定に当たり、被測定者が一人で測
定を行うことが可能であり、しかも読み取り間違いや読
み取り誤差の生じる恐れのない前屈測定装置を提供する
ことを目的とする。
ので、長座体前屈の測定に当たり、被測定者が一人で測
定を行うことが可能であり、しかも読み取り間違いや読
み取り誤差の生じる恐れのない前屈測定装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、互いに間隔をあけて設けられた2つの脚部と、前
記脚部の間を連結するために設けられた連結部と、前記
脚部の下端に設けられたキャスターと、前記キャスター
の回転に応じてパルスを出力するパルス発生器と、前記
パルス発生器から出力されるパルスをカウントするカウ
ンタと、カウンタのカウント値を表示する表示装置と、
を有してなる。
置は、互いに間隔をあけて設けられた2つの脚部と、前
記脚部の間を連結するために設けられた連結部と、前記
脚部の下端に設けられたキャスターと、前記キャスター
の回転に応じてパルスを出力するパルス発生器と、前記
パルス発生器から出力されるパルスをカウントするカウ
ンタと、カウンタのカウント値を表示する表示装置と、
を有してなる。
【0008】請求項2の発明に係る装置では、前記カウ
ンタは、前記キャスターの回転方向に応じて加減を行う
加減算カウンタであり、カウント値の最大値を記憶する
回路が設けられ、記憶された最大値が前記表示装置によ
り表示され、前記カウンタのカウント値をリセットする
ためのリセットボタンが設けられてなる。
ンタは、前記キャスターの回転方向に応じて加減を行う
加減算カウンタであり、カウント値の最大値を記憶する
回路が設けられ、記憶された最大値が前記表示装置によ
り表示され、前記カウンタのカウント値をリセットする
ためのリセットボタンが設けられてなる。
【0009】請求項3の発明に係る装置は、それぞれの
前記脚部には2つの前記キャスターが設けられており、
前記パルス発生器を作動させるキャスターは、他のキャ
スターよりも下端に向かって突出して設けられてなる。
前記脚部には2つの前記キャスターが設けられており、
前記パルス発生器を作動させるキャスターは、他のキャ
スターよりも下端に向かって突出して設けられてなる。
【0010】請求項4の発明に係る装置では、それぞれ
の前記脚部は、前記連結部の両端部に回動可能に連結さ
れて前記連結部の側に折り畳み可能に設けられた脚フレ
ーム部材と、前記連結部の高さを調整するために前記脚
フレーム部材に対して移動可能に設けられた脚ロッド部
材と、前記脚ロッド部材を前記脚フレーム部材に対して
所定の位置で固定するための固定部材と、を有する。
の前記脚部は、前記連結部の両端部に回動可能に連結さ
れて前記連結部の側に折り畳み可能に設けられた脚フレ
ーム部材と、前記連結部の高さを調整するために前記脚
フレーム部材に対して移動可能に設けられた脚ロッド部
材と、前記脚ロッド部材を前記脚フレーム部材に対して
所定の位置で固定するための固定部材と、を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る前屈測定装置
1の斜視図、図2は前屈測定装置1の平面図、図3は前
屈測定装置1の一部を拡大して示す断面図、図4は脚ロ
ッド部材14,15を折り畳んだ状態を示す斜視図、図
5は脚ロッド部材14,15を折り畳んて収縮させた状
態を示す斜視図、図6は前屈測定装置1の制御部5の電
気回路を示すブロック図である。
1の斜視図、図2は前屈測定装置1の平面図、図3は前
屈測定装置1の一部を拡大して示す断面図、図4は脚ロ
ッド部材14,15を折り畳んだ状態を示す斜視図、図
5は脚ロッド部材14,15を折り畳んて収縮させた状
態を示す斜視図、図6は前屈測定装置1の制御部5の電
気回路を示すブロック図である。
【0012】図1及び図2において、前屈測定装置1
は、天板部11、脚フレーム部材12,13、脚ロッド
部材14,15、及び固定ネジ部16a〜dからなる。
天板部11は、平面視の外形が、幅30×長さ60cm
程度の長方形の板状のものである。天板部11は中空状
に形成され、その内部には制御部5が装着されている。
天板部11の表面の中央部には、制御部5のリセットス
イッチ52及び表示部54が取り付けられている。
は、天板部11、脚フレーム部材12,13、脚ロッド
部材14,15、及び固定ネジ部16a〜dからなる。
天板部11は、平面視の外形が、幅30×長さ60cm
程度の長方形の板状のものである。天板部11は中空状
に形成され、その内部には制御部5が装着されている。
天板部11の表面の中央部には、制御部5のリセットス
イッチ52及び表示部54が取り付けられている。
【0013】脚フレーム部材12,13は、それぞれ、
天板部11と同じ幅寸法の長方形の中空状に形成されて
いる。脚フレーム部材12,13は、天板部11に対し
て回動可能なように、4か所に設けた蝶番31によって
天板部11と連結されている。
天板部11と同じ幅寸法の長方形の中空状に形成されて
いる。脚フレーム部材12,13は、天板部11に対し
て回動可能なように、4か所に設けた蝶番31によって
天板部11と連結されている。
【0014】したがって、脚フレーム部材12,13を
回動させることによって、図1に示すように、天板部1
1と脚フレーム部材12,13とが直角に開いた使用状
態と、図4及び図5に示すように、脚フレーム部材1
2,13を天板部11の側に折り畳んだ収納状態とを取
りうる。また、脚フレーム部材12,13には、それぞ
れ脚ロッド部材14,15が挿入されており、脚ロッド
部材14,15をスライドさせることによってその位置
調整が可能である。
回動させることによって、図1に示すように、天板部1
1と脚フレーム部材12,13とが直角に開いた使用状
態と、図4及び図5に示すように、脚フレーム部材1
2,13を天板部11の側に折り畳んだ収納状態とを取
りうる。また、脚フレーム部材12,13には、それぞ
れ脚ロッド部材14,15が挿入されており、脚ロッド
部材14,15をスライドさせることによってその位置
調整が可能である。
【0015】脚ロッド部材14,15は、それぞれ、中
空の角材からなる垂直部14a,b、15a,b及び水
平部14c,15cからなり、それらを連結することに
よって、全体として略コ字形に形成されている。脚ロッ
ド部材14,15は、上に述べたように、脚フレーム部
材12,13に挿入され、且つ脚フレーム部材12,1
3に対してスライド可能である。使用状態では、脚ロッ
ド部材14,15の脚フレーム部材12,13に対する
位置調整を行うことによって天板部11の高さを調整す
ることができる。収納状態では、図5に示すように、垂
直部14a,b及び垂直部15a,bの下端部が互いに
当接する位置までスライドすることによって、前屈測定
装置1の外形が最も小さくなり、運搬及び収納に便利が
よい。
空の角材からなる垂直部14a,b、15a,b及び水
平部14c,15cからなり、それらを連結することに
よって、全体として略コ字形に形成されている。脚ロッ
ド部材14,15は、上に述べたように、脚フレーム部
材12,13に挿入され、且つ脚フレーム部材12,1
3に対してスライド可能である。使用状態では、脚ロッ
ド部材14,15の脚フレーム部材12,13に対する
位置調整を行うことによって天板部11の高さを調整す
ることができる。収納状態では、図5に示すように、垂
直部14a,b及び垂直部15a,bの下端部が互いに
当接する位置までスライドすることによって、前屈測定
装置1の外形が最も小さくなり、運搬及び収納に便利が
よい。
【0016】天板部11、脚フレーム部材12,13、
及び脚ロッド部材14,15は、例えば、アルミニウム
合金などの金属材料又は合成樹脂材料の成形によって、
又はアルミニウム合金板又は鋼板などの金属板を折り曲
げることによって形成される。
及び脚ロッド部材14,15は、例えば、アルミニウム
合金などの金属材料又は合成樹脂材料の成形によって、
又はアルミニウム合金板又は鋼板などの金属板を折り曲
げることによって形成される。
【0017】図3に示すように、天板部11の端面には
閉塞板21が取り付けられている。閉塞板21には穴2
2が設けられ且つナット23が取り付けられている。脚
フレーム部材12には、ナット23に対応する位置に、
穴32,33が設けられ、それらの穴32,33,22
を貫通して、固定ネジ部16aがネジ込まれている。脚
ロッド部材14には、3か所において、穴42,43が
設けられており、固定ネジ部16aがいずれか1か所の
穴42,43を貫通するように、その位置を調整する。
したがって、3か所の穴42,43のいずれかを固定ネ
ジ部16aが貫通するように調整することによって、天
板部11の高さを3段階に調整することができる。例え
ば、高さ20cm、25cm、30cmというようにで
ある。なお、各段の高さ、及び段数などは、これ以外に
種々設定することができる。
閉塞板21が取り付けられている。閉塞板21には穴2
2が設けられ且つナット23が取り付けられている。脚
フレーム部材12には、ナット23に対応する位置に、
穴32,33が設けられ、それらの穴32,33,22
を貫通して、固定ネジ部16aがネジ込まれている。脚
ロッド部材14には、3か所において、穴42,43が
設けられており、固定ネジ部16aがいずれか1か所の
穴42,43を貫通するように、その位置を調整する。
したがって、3か所の穴42,43のいずれかを固定ネ
ジ部16aが貫通するように調整することによって、天
板部11の高さを3段階に調整することができる。例え
ば、高さ20cm、25cm、30cmというようにで
ある。なお、各段の高さ、及び段数などは、これ以外に
種々設定することができる。
【0018】固定ネジ部16aは、ネジ軸とこれに連結
されたハンドルとから構成され、ハンドルを手で回転さ
せることによって、天板部11に対する固定と開放を容
易に行うことが可能である。このような固定ネジ部16
aと同様の固定ネジ部16b〜dが、図2に示すように
合計4か所に設けられており、天板部11、脚フレーム
部材12,13、及び脚ロッド部材14,15は、4か
所の固定ネジ部16a〜dによって固定される。なお、
固定ネジ部16a〜dは、ナット23との螺合が外れた
場合でも脚フレーム部材12,13から抜け出てしまわ
ないように、ネジ軸における雄ネジ部以外の部分の直径
が若干細く形成され、そこに抜け止め用のEリングが装
着されている。
されたハンドルとから構成され、ハンドルを手で回転さ
せることによって、天板部11に対する固定と開放を容
易に行うことが可能である。このような固定ネジ部16
aと同様の固定ネジ部16b〜dが、図2に示すように
合計4か所に設けられており、天板部11、脚フレーム
部材12,13、及び脚ロッド部材14,15は、4か
所の固定ネジ部16a〜dによって固定される。なお、
固定ネジ部16a〜dは、ナット23との螺合が外れた
場合でも脚フレーム部材12,13から抜け出てしまわ
ないように、ネジ軸における雄ネジ部以外の部分の直径
が若干細く形成され、そこに抜け止め用のEリングが装
着されている。
【0019】また、垂直部14aの下端部には、軸44
によって回転自在に支持されたキャスター43が取り付
けられている。キャスター43の上部には、パルス発生
器51が、そのホイール51aの外周面がキャスター4
3の外周面に接して回転するように取り付けられてい
る。したがって、前屈測定装置1が移動してキャスター
43が回転すると、その回転数に応じたパルス信号S1
がパルス発生器51から出力される。なお、各垂直部1
4a,b、15a,bにおいてそれぞれキャスター43
が設けられているが、パルス発生器51は1つの垂直部
14aにのみ設けられている。
によって回転自在に支持されたキャスター43が取り付
けられている。キャスター43の上部には、パルス発生
器51が、そのホイール51aの外周面がキャスター4
3の外周面に接して回転するように取り付けられてい
る。したがって、前屈測定装置1が移動してキャスター
43が回転すると、その回転数に応じたパルス信号S1
がパルス発生器51から出力される。なお、各垂直部1
4a,b、15a,bにおいてそれぞれキャスター43
が設けられているが、パルス発生器51は1つの垂直部
14aにのみ設けられている。
【0020】また、各垂直部14a,b、15a,bに
設けられた4つのキャスター43のうち、パルス発生器
51の設けられた垂直部14aのキャスター43は、他
のキャスター43と比較して下方に1乃至数mm程度突
出しており、これによって、前屈測定装置1の移動にと
もなって垂直部14aのキャスター43は確実に回転
し、パルス発生器51による検出を確実なものとしてい
る。
設けられた4つのキャスター43のうち、パルス発生器
51の設けられた垂直部14aのキャスター43は、他
のキャスター43と比較して下方に1乃至数mm程度突
出しており、これによって、前屈測定装置1の移動にと
もなって垂直部14aのキャスター43は確実に回転
し、パルス発生器51による検出を確実なものとしてい
る。
【0021】図6において、制御部5は、パルス発生器
51、リセットスイッチ52、カウンタ53、表示部5
4、オートパワーオフ制御部55、及びバッテリーBT
からなる。
51、リセットスイッチ52、カウンタ53、表示部5
4、オートパワーオフ制御部55、及びバッテリーBT
からなる。
【0022】パルス発生器51から出力されるパルス信
号S1は、カウンタ53によりカウントされる。パルス
発生器51は、キャスター43の回転方向に応じた位相
情報を有するパルス信号S1を出力する。カウンタ53
は、キャスター43の回転方向に応じて、パルスを加算
し又は減算する。さらに、カウンタ53には、ピークホ
ールド回路が設けられており、カウント値の最大値を記
憶するようになっている。ピークホールド回路に記憶さ
れたカウント値の最大値が、表示部54においてデジタ
ル表示される。
号S1は、カウンタ53によりカウントされる。パルス
発生器51は、キャスター43の回転方向に応じた位相
情報を有するパルス信号S1を出力する。カウンタ53
は、キャスター43の回転方向に応じて、パルスを加算
し又は減算する。さらに、カウンタ53には、ピークホ
ールド回路が設けられており、カウント値の最大値を記
憶するようになっている。ピークホールド回路に記憶さ
れたカウント値の最大値が、表示部54においてデジタ
ル表示される。
【0023】なお、ピークホールド回路は、カウント値
を記憶するためのメモリで構成することができる。その
ようなピークホールド回路をカウンタ53と別個に設け
てもよい。
を記憶するためのメモリで構成することができる。その
ようなピークホールド回路をカウンタ53と別個に設け
てもよい。
【0024】リセットスイッチ52を押すことにより、
カウンタ53はピークホールド回路の最大値とともにリ
セットされ、表示部54には「0」が表示される。した
がって、リセットスイッチ52を押した後のカウント値
は、そのまま前屈測定装置1の移動距離となり、表示部
54での表示値は前屈の測定値となる。
カウンタ53はピークホールド回路の最大値とともにリ
セットされ、表示部54には「0」が表示される。した
がって、リセットスイッチ52を押した後のカウント値
は、そのまま前屈測定装置1の移動距離となり、表示部
54での表示値は前屈の測定値となる。
【0025】このように、カウンタ53により加算及び
減算を行うとともに、ピークホールド回路でカウント値
の最大値を記憶するので、測定に際しての前屈測定装置
1の最終位置が最大前屈位置よりも手前となった場合で
あっても、測定値である最大前屈位置が正しく表示され
ることとなる。
減算を行うとともに、ピークホールド回路でカウント値
の最大値を記憶するので、測定に際しての前屈測定装置
1の最終位置が最大前屈位置よりも手前となった場合で
あっても、測定値である最大前屈位置が正しく表示され
ることとなる。
【0026】オートパワーオフ制御部55は、バッテリ
ーBTの電力を各部に供給するとともに、前屈測定装置
1が何らの動作をすることなく設定時間を経過した場合
に、各部への電力の供給を停止する。再度の動作を開始
させるには、例えばリセットスイッチ52を押すか、又
は電源オンのためのスイッチを別途設けておけばよい。
ーBTの電力を各部に供給するとともに、前屈測定装置
1が何らの動作をすることなく設定時間を経過した場合
に、各部への電力の供給を停止する。再度の動作を開始
させるには、例えばリセットスイッチ52を押すか、又
は電源オンのためのスイッチを別途設けておけばよい。
【0027】次に、前屈測定装置1の使用方法について
説明する。従来の技術の項で述べたように、被測定者H
Mが長座姿勢をとった状態で、脚FTを跨ぐ位置に前屈
測定装置1を置く。被測定者HMは両方の手HDを延ば
して天板部11の上に置き、又は天板部11の縁を軽く
持ち、リセットスイッチ52を押す。この初期状態か
ら、被測定者HMは、手HDを天板部11から離すこと
なく、ゆっくりと前屈し、前屈測定装置1をできるだけ
遠くまで移動させる。そのときの表示部54の表示値を
読み取る。表示部54による表示値は、前屈の測定値で
ある。
説明する。従来の技術の項で述べたように、被測定者H
Mが長座姿勢をとった状態で、脚FTを跨ぐ位置に前屈
測定装置1を置く。被測定者HMは両方の手HDを延ば
して天板部11の上に置き、又は天板部11の縁を軽く
持ち、リセットスイッチ52を押す。この初期状態か
ら、被測定者HMは、手HDを天板部11から離すこと
なく、ゆっくりと前屈し、前屈測定装置1をできるだけ
遠くまで移動させる。そのときの表示部54の表示値を
読み取る。表示部54による表示値は、前屈の測定値で
ある。
【0028】このように、前屈測定装置1を用いた場合
には、前屈測定が極めて容易に行え、しかも、測定誤差
が少なく、読み取り誤差がなく、測定が正確である。し
たがって、被測定者HMが前屈測定装置1を用いて一人
で測定を行うことが可能である。
には、前屈測定が極めて容易に行え、しかも、測定誤差
が少なく、読み取り誤差がなく、測定が正確である。し
たがって、被測定者HMが前屈測定装置1を用いて一人
で測定を行うことが可能である。
【0029】また、前屈測定装置1を使用しない場合に
は、固定ネジ部16a〜dを緩めて図4に示すように脚
フレーム部材12,13を折り畳み、その後、図5に示
すように脚ロッド部材14,15を奥まで挿入する。こ
れによって、前屈測定装置1の外形が小さくなり、運搬
及び収納が容易である。また、前屈測定装置1は、各部
が中空となっているので、軽量であり、運搬が容易で使
用が軽快である。
は、固定ネジ部16a〜dを緩めて図4に示すように脚
フレーム部材12,13を折り畳み、その後、図5に示
すように脚ロッド部材14,15を奥まで挿入する。こ
れによって、前屈測定装置1の外形が小さくなり、運搬
及び収納が容易である。また、前屈測定装置1は、各部
が中空となっているので、軽量であり、運搬が容易で使
用が軽快である。
【0030】上述の実施形態において、各部の材料とし
て、木材、発泡樹脂などを用いてもよい。その他、前屈
測定装置1の各部又は全体の構成、形状、寸法、材質、
個数、制御部5の構成、動作内容、動作タイミングなど
は、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
て、木材、発泡樹脂などを用いてもよい。その他、前屈
測定装置1の各部又は全体の構成、形状、寸法、材質、
個数、制御部5の構成、動作内容、動作タイミングなど
は、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、長座体前屈の測定に当
たり、被測定者が一人で測定を行うことが可能であり、
しかも読み取り間違いや読み取り誤差の生じる恐れのな
い前屈測定装置を提供することができる。
たり、被測定者が一人で測定を行うことが可能であり、
しかも読み取り間違いや読み取り誤差の生じる恐れのな
い前屈測定装置を提供することができる。
【0032】請求項2の発明によると、測定値がそのま
ま表示部に表示されるので、測定値の読み取りが一層容
易である。また、前屈測定装置を前後に移動した場合で
あっても、それに応じてカウンタが加減算を行って正確
に測定される。
ま表示部に表示されるので、測定値の読み取りが一層容
易である。また、前屈測定装置を前後に移動した場合で
あっても、それに応じてカウンタが加減算を行って正確
に測定される。
【0033】請求項3の発明によると、パルス発生器の
検出動作が確実となる。請求項4の発明によると、運搬
及び収納が容易である。
検出動作が確実となる。請求項4の発明によると、運搬
及び収納が容易である。
【図1】本発明に係る前屈測定装置の斜視図である。
【図2】前屈測定装置の平面図である。
【図3】前屈測定装置の一部を拡大して示す断面図であ
る。
る。
【図4】脚ロッド部材を折り畳んだ状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】脚ロッド部材を折り畳んて収縮させた状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】前屈測定装置の制御部の電気回路を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】長座体前屈の測定の様子を示す図である。
1 前屈測定装置
11 天板部(連結部)
12,13 脚フレーム部材(脚部)
14,15 脚ロッド部材(脚部)
16a〜d 固定ネジ部(固定部材)
43 キャスター
51 パルス発生器
52 リセットスイッチ(リセットボタン)
53 カウンタ
54 表示部(表示装置)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中野 浩一
兵庫県西宮市塩瀬町名塩538番地 北斗電
子工業株式会社内
Fターム(参考) 4C038 VA04 VB40 VC09 VC20
Claims (4)
- 【請求項1】互いに間隔をあけて設けられた2つの脚部
と、 前記脚部の間を連結するために設けられた連結部と、 前記脚部の下端に設けられたキャスターと、 前記キャスターの回転に応じてパルスを出力するパルス
発生器と、 前記パルス発生器から出力されるパルスをカウントする
カウンタと、 カウンタのカウント値を表示する表示装置と、 を有してなることを特徴とする前屈測定装置。 - 【請求項2】前記カウンタは、前記キャスターの回転方
向に応じて加減を行う加減算カウンタであり、 カウント値の最大値を記憶する回路が設けられ、記憶さ
れた最大値が前記表示装置により表示され、 前記カウンタのカウント値をリセットするためのリセッ
トボタンが設けられてなる、 請求項1記載の前屈測定装置。 - 【請求項3】それぞれの前記脚部には2つの前記キャス
ターが設けられており、 前記パルス発生器を作動させるキャスターは、他のキャ
スターよりも下端に向かって突出して設けられてなる、 請求項1又は請求項2記載の前屈測定装置。 - 【請求項4】それぞれの前記脚部は、 前記連結部の両端部に回動可能に連結されて前記連結部
の側に折り畳み可能に設けられた脚フレーム部材と、 前記連結部の高さを調整するために前記脚フレーム部材
に対して移動可能に設けられた脚ロッド部材と、 前記脚ロッド部材を前記脚フレーム部材に対して所定の
位置で固定するための固定部材と、 を有する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の前屈
測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10238059A JP2000060824A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 長座体前屈測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10238059A JP2000060824A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 長座体前屈測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000060824A true JP2000060824A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17024554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10238059A Pending JP2000060824A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 長座体前屈測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000060824A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114159724A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-11 | 淮南师范学院 | 一种体育教学用体能训练装置 |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP10238059A patent/JP2000060824A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114159724A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-11 | 淮南师范学院 | 一种体育教学用体能训练装置 |
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