JP2000060735A - 抽出量調整機能付コーヒードリッパー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】下部の穴から抽出されるコーヒーの量を調整出
来るように、穴の大きさを可変に変更出来る機構を保有
した、コーヒードリッパーである。本機構の発明によ
り、コーヒーを抽出する時の濃さの加減を容易に調整す
る事が出来、抽出後の液だれを防止する事が可能にな
る。 【解決手段】コーヒードリッパーの下部の穴に弁（１）
を設け、その弁（１）を簡単に操作出来るようにレバー
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は、コーヒーの抽出
方法として、広く一般的に使用されている、ペーパード
リップに用いるコーヒードリッパーの仕組みに関するも
のである。 【０００２】 【従来の技術】コーヒードリッパーには主として１つ穴
と３つ穴タイプがあり、その穴の大きさは固定であった
為、コーヒー粉からペーパーを通して抽出した後の流量
は、調整出来なかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】これまでは、次の欠点
があった。 （イ） 初心者が、最初の抽出時のお湯の注ぎ始めにコ
ーヒー豆を蒸らす時に、まだ薄いコーヒーが下で受ける
容器に流れ出たりして、コーヒーの味を損なっていた場
合があった。 （ロ） お湯を注ぐ量を慎重にコントロールしないと、
コーヒーの濃さが加減できなかった。 （ハ） コーヒーを抽出し終わった直後は、ドリッパー
の穴から、まだコーヒーが少し液垂れする為、抽出後の
ドリッパーの置き場所は、濡れてもいい所に気をつけて
置く必要があった。本発明は、これらの欠点を除くため
になされたものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】コーヒードリッパーの下
部の穴のところに、穴の大きさを可変に変更出来る弁
（１）を設ける。穴の大きさは、弁（１）で無段階に調
整出来、最小時は、全ての穴を塞ぐことが出来るように
しておく。そして、その弁（１）を簡単にレバー（２）
で操作出来るように、弁（１）とレバー（２）を連動さ
せて、軽いレバー（２）の操作で、コーヒーの流量を調
整出来るようにする。本発明は、以上のような機能より
なるコーヒードリッパーである。 【０００５】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 （イ） コーヒードリッパーの下部の穴のところに、穴
の大きさを可変に変更出来る弁（１）を設ける。 （ロ） 穴の大きさは、弁（１）で無段階に調整出来、
最小時は、全ての穴を塞いで、コーヒーが流出しないよ
うにする。 又穴の数は、１つであっても複数であっても、穴の数だ
け弁（１）を設ける。 （ハ） 弁（１）を簡単にレバー（２）で操作出来るよ
うに、弁（１）とレバー（２）を連動させて、軽いレバ
ー（２）の操作で、コーヒーの流量を調整出来るように
する。 （ニ） 弁（１）とレバー（２）の連動方法は、レバー
（２）の往復運動によるもの、レバー（２）を回転させ
ネジにより前後運動に変換するもの等、弁（１）とレバ
ー（２）が連動出来れば方式は、どれを用いてもよい。
又、弁（１）の形状及びレバー（２）の位置は、コーヒ
ーの抽出量がスムーズにコントロール出来れば、どんな
弁（１）の形状、レバー（２）の位置でもかまわない。 【０００６】 【発明の効果】以下、本発明の効果について説明する。 （イ）お湯を注ぎ始める時の効果。 おいしいコーヒーをコーヒードリッパーで抽出する場
合、お湯を注ぎ初め、コーヒー粉の蒸らし時間が必要で
るが、その蒸らし時間の間、ドリッパーの穴を弁（１）
で閉じておくと、まだ薄いコーヒーの流出が防げる。 （ロ）コーヒー抽出中の効果。 コーヒードリッパーのレバー（２）で、弁（１）を操作
し、穴の大きさを大小に変更する事により、コーヒーの
濃さを変更する事が出来、好みの濃さで飲む事が出来
る。 （ロ）コーヒー抽出後の効果。 コーヒー抽出直後は、まだコーヒーがドリッパーから液
だれする心配があったが、レバー（２）操作により、弁
（１）を閉じておくと、ドリッパーより、漏れる心配な
く、置き場所をどこでも設定できる。

【図面の簡単な説明】 【図１】 本発明の側面図である。 【図２】 本発明の弁（１）を開いた状態の底面図であ
る。 【図３】 本発明の弁（１）を閉じた状態の底面図であ
る。 【符号の説明】 １は弁 ２はレバー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】下部の穴から抽出されるコーヒーの量を調
   整出来るように、穴の大きさを可変に変更出来る機構を
   保有した、コーヒードリッパー