JP2000060604A - 靴 - Google Patents
靴Info
- Publication number
- JP2000060604A JP2000060604A JP23246398A JP23246398A JP2000060604A JP 2000060604 A JP2000060604 A JP 2000060604A JP 23246398 A JP23246398 A JP 23246398A JP 23246398 A JP23246398 A JP 23246398A JP 2000060604 A JP2000060604 A JP 2000060604A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- degree
- temperature
- shoe
- fit
- temperature sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来使用している靴は、足に対するフィット
感を客観的に評価できる機能を有していないものであ
り、実際に使用すると、靴擦れが生じたりすることがあ
る。 【解決手段】 フィット度合い判断手段5が複数の温度
センサ11〜15の測定温度の変化からフィット度合い
判断して判断結果を出力でき、大小を客観的に判断でき
る靴としているものである。
感を客観的に評価できる機能を有していないものであ
り、実際に使用すると、靴擦れが生じたりすることがあ
る。 【解決手段】 フィット度合い判断手段5が複数の温度
センサ11〜15の測定温度の変化からフィット度合い
判断して判断結果を出力でき、大小を客観的に判断でき
る靴としているものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足に対するフィッ
ト度合いを客観的なデータとして出力できる靴に関する
ものである。
ト度合いを客観的なデータとして出力できる靴に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、靴はデザインで選択されることが
多いものである。この理由は、靴と足のフィット感が分
かりづらいためである。
多いものである。この理由は、靴と足のフィット感が分
かりづらいためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用している靴
は、足に対するフィット感を客観的に評価できる機能を
有していないものである。このため、実際に使用する
と、靴擦れが生じたりするものである。
は、足に対するフィット感を客観的に評価できる機能を
有していないものである。このため、実際に使用する
と、靴擦れが生じたりするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィット度合
い判断手段が複数の温度センサの測定温度の変化からフ
ィット度合い判断して判断結果を出力でき、大小を客観
的に判断できる靴としているものである。
い判断手段が複数の温度センサの測定温度の変化からフ
ィット度合い判断して判断結果を出力でき、大小を客観
的に判断できる靴としているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、フィ
ット度合い判断手段が複数の温度センサの測定温度の変
化からフィット度合い判断して判断結果を出力でき、大
小を客観的に判断できる靴としているものである。
ット度合い判断手段が複数の温度センサの測定温度の変
化からフィット度合い判断して判断結果を出力でき、大
小を客観的に判断できる靴としているものである。
【0006】請求項2に記載した発明は、複数の温度セ
ンサを、靴内部のかかととつま先と親指の付け根位置と
甲の位置に配置するようにして、大小の判断が正確に出
来る靴としている。
ンサを、靴内部のかかととつま先と親指の付け根位置と
甲の位置に配置するようにして、大小の判断が正確に出
来る靴としている。
【0007】請求項3に記載した発明は、足を挿入する
と自動的にオンされる補助スイッチとスイッチとが共に
オンされるとフィット度合いの計測を開始するようにし
て、足を挿入すると自動的にフィット度合いを測定でき
る靴としている。
と自動的にオンされる補助スイッチとスイッチとが共に
オンされるとフィット度合いの計測を開始するようにし
て、足を挿入すると自動的にフィット度合いを測定でき
る靴としている。
【0008】請求項4に記載した発明は、むくみ度合い
を出力するむくみ度合い出力手段の情報も使用してフィ
ット度合いを判断するようにして、正確にフィット度合
いを判断できる靴としている。
を出力するむくみ度合い出力手段の情報も使用してフィ
ット度合いを判断するようにして、正確にフィット度合
いを判断できる靴としている。
【0009】請求項5に記載した発明は、コネクタに接
続した表示手段にフィット度合いのデータを出力するよ
うにして、フィット度合いの情報を確認することが出来
る靴としている。
続した表示手段にフィット度合いのデータを出力するよ
うにして、フィット度合いの情報を確認することが出来
る靴としている。
【0010】請求項6に記載した発明は、出力手段とし
て靴本体に設けた表示手段を使用するようにして、靴本
体にフィット度合いを表示できる靴としている。
て靴本体に設けた表示手段を使用するようにして、靴本
体にフィット度合いを表示できる靴としている。
【0011】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて説明する。図1は本実施例の靴の構成を示すブロッ
ク図である。靴の本体1(以下単に靴本体1と称する)
は、第一の温度センサ11、第二の温度センサ12、第
三の温度センサ13、第四の温度センサ14、第五の温
度センサ15と、フィット度合いの判断を開始するスイ
ッチ2と、時間を計測するタイマ3と、初期温度を記憶
する初期温度記憶手段4と、前記各温度センサの値から
フィット度合いを判断するフィット度合い判断手段5
と、フィット度合い判断手段5の判断結果を出力する出
力手段であるコネクタ6とを備えている。使用者はコネ
クタ6を外部表示手段7と接続して、フィット度合いを
確認することができる。
いて説明する。図1は本実施例の靴の構成を示すブロッ
ク図である。靴の本体1(以下単に靴本体1と称する)
は、第一の温度センサ11、第二の温度センサ12、第
三の温度センサ13、第四の温度センサ14、第五の温
度センサ15と、フィット度合いの判断を開始するスイ
ッチ2と、時間を計測するタイマ3と、初期温度を記憶
する初期温度記憶手段4と、前記各温度センサの値から
フィット度合いを判断するフィット度合い判断手段5
と、フィット度合い判断手段5の判断結果を出力する出
力手段であるコネクタ6とを備えている。使用者はコネ
クタ6を外部表示手段7と接続して、フィット度合いを
確認することができる。
【0012】本実施例では、前記タイマ3と、温度記憶
手段4と、フィット度合い判断手段5とはマイクロコン
ピュータによって構成している。
手段4と、フィット度合い判断手段5とはマイクロコン
ピュータによって構成している。
【0013】以下本実施例の動作について図2に基づい
て説明する。図2は、前記フィット度合い判断手段5が
有している動作プログラムを示すフローチャートであ
る。使用者が靴本体1を履いてスイッチ2をオンにする
と、フィット度合い判断手段5は動作を開始する。すな
わち、スイッチ2をオンとすると、自動的にステップ1
を実行し、タイマ3に計時を開始させる。続いてステッ
プ2で、第一の温度センサ11、第二の温度センサ1
2、第三の温度センサ13、第四の温度センサ14、第
五の温度センサ15に温度測定を開始させ、ステップ3
で前記各温度センサの測定温度を初期温度として初期温
度記憶手段4に記憶させる。続いてステップ4で、タイ
マ3による計時時間が所定時間tに達するまで待機し、
ステップ5で再び、第一の温度センサ11、第二の温度
センサ12、第三の温度センサ13、第四の温度センサ
14、第五の温度センサ15の測定温度を読み込むもの
である。続いてステップ6で、ステップ5で読み込んだ
温度と記憶手段4に記憶させた初期温度と比較して、初
期温度からの温度差増分を算出する。続いてステップ7
で、前記温度差増分のデータに基づいてフィット度合い
を判断するものである。ステップ8で、この判断結果を
コネクタ6から外部表示手段7に出力するものである。
て説明する。図2は、前記フィット度合い判断手段5が
有している動作プログラムを示すフローチャートであ
る。使用者が靴本体1を履いてスイッチ2をオンにする
と、フィット度合い判断手段5は動作を開始する。すな
わち、スイッチ2をオンとすると、自動的にステップ1
を実行し、タイマ3に計時を開始させる。続いてステッ
プ2で、第一の温度センサ11、第二の温度センサ1
2、第三の温度センサ13、第四の温度センサ14、第
五の温度センサ15に温度測定を開始させ、ステップ3
で前記各温度センサの測定温度を初期温度として初期温
度記憶手段4に記憶させる。続いてステップ4で、タイ
マ3による計時時間が所定時間tに達するまで待機し、
ステップ5で再び、第一の温度センサ11、第二の温度
センサ12、第三の温度センサ13、第四の温度センサ
14、第五の温度センサ15の測定温度を読み込むもの
である。続いてステップ6で、ステップ5で読み込んだ
温度と記憶手段4に記憶させた初期温度と比較して、初
期温度からの温度差増分を算出する。続いてステップ7
で、前記温度差増分のデータに基づいてフィット度合い
を判断するものである。ステップ8で、この判断結果を
コネクタ6から外部表示手段7に出力するものである。
【0014】このとき、フィット度合い判断手段5は、
図3に示しているデータに基づいてフィット度合いを判
断しているものである。図3は、使用者が靴を履いてか
らの経過時間と、各温度センサの測定値の変化を示す特
性図である。図中(1)は大きい靴、(2)はちょうど
良い靴、(3)は小さい靴の特性を示している。図3の
横軸は、靴を履いてスイッチ2を入れてからの経過時間
(sec)であり、縦軸は前記初期温度と現在温度との
差、つまりステップ15で測定している温度増分(de
g)である。初期温度記憶手段4が記憶した初期温度
は、足の体温が各温度センサにまで伝達されていない状
態であるため室温となっているものである。(1)に示
している特性は、靴が大きすぎて足と靴との間の隙間が
大きいため温度上昇が遅く、また到達温度も低いもので
ある。また、靴が大きいためつま先が前に入り過ぎて、
つま先の温度が他の場合に比べて高く、かかと温度が他
の場合に比べて低いものである。(3)に示している特
性は、靴が小さいため、足と靴の間の余裕が無く、温度
上昇が早く、到達温度も高めとなっている。また、各部
の温度が比較的近い値を示す傾向がある。(2)に示し
ている特性は、前記(1)と(3)の中間となっている
ものである。
図3に示しているデータに基づいてフィット度合いを判
断しているものである。図3は、使用者が靴を履いてか
らの経過時間と、各温度センサの測定値の変化を示す特
性図である。図中(1)は大きい靴、(2)はちょうど
良い靴、(3)は小さい靴の特性を示している。図3の
横軸は、靴を履いてスイッチ2を入れてからの経過時間
(sec)であり、縦軸は前記初期温度と現在温度との
差、つまりステップ15で測定している温度増分(de
g)である。初期温度記憶手段4が記憶した初期温度
は、足の体温が各温度センサにまで伝達されていない状
態であるため室温となっているものである。(1)に示
している特性は、靴が大きすぎて足と靴との間の隙間が
大きいため温度上昇が遅く、また到達温度も低いもので
ある。また、靴が大きいためつま先が前に入り過ぎて、
つま先の温度が他の場合に比べて高く、かかと温度が他
の場合に比べて低いものである。(3)に示している特
性は、靴が小さいため、足と靴の間の余裕が無く、温度
上昇が早く、到達温度も高めとなっている。また、各部
の温度が比較的近い値を示す傾向がある。(2)に示し
ている特性は、前記(1)と(3)の中間となっている
ものである。
【0015】以上をまとめると、フィット度合いと各部
の温度との関係は以下のようになる。(1)時間t経過
後の温度と初期温度との差は、靴が大きいほど低くなっ
ている。(2)つま先温度が高く、かかと温度が低けれ
ば靴は大きい。(3)つま先温度が高くかかと温度も高
ければ、靴は小さい。
の温度との関係は以下のようになる。(1)時間t経過
後の温度と初期温度との差は、靴が大きいほど低くなっ
ている。(2)つま先温度が高く、かかと温度が低けれ
ば靴は大きい。(3)つま先温度が高くかかと温度も高
ければ、靴は小さい。
【0016】そこで、これらの関係をルールとするファ
ジィ推論により靴のフィット度合いを算出することが出
来る。本実施例ではフィット度合い判断手段5はファジ
ィ推論で構成している。ファジィ推論のルールは以下の
3ルールである。
ジィ推論により靴のフィット度合いを算出することが出
来る。本実施例ではフィット度合い判断手段5はファジ
ィ推論で構成している。ファジィ推論のルールは以下の
3ルールである。
【0017】
if 時間t経過後の温度と初期温度の差が低い then 靴は大きい
if つま先温度が高くかかと温度が低い then 靴は大きい
if つま先温度が高くかかと温度も高い then 靴は小さい
このとき、差が低い、靴が大きいなどの抽象的な概念
は、メンバーシップ関数によって定量化できるものであ
る。ファジィ推論の演算は、一般的な積和重心法を用い
ている。このようなファジィ推論によると、靴の大きさ
は0から1の数値で出力される。本実施例では、0が非
常に小さい、1が非常に大きいに対応し、0.5が適当
な大きさでとなるものである。フィット度合い判断手段
5は、この数値をコネクタ6を介して、外部表示手段7
に表示するものである。つまり外部表示手段7の「非常
に小さい」「やや小さい」「適当」「やや大きい」「非
常に大きい」は、前記0から1の評価値に対応している
ものである。
は、メンバーシップ関数によって定量化できるものであ
る。ファジィ推論の演算は、一般的な積和重心法を用い
ている。このようなファジィ推論によると、靴の大きさ
は0から1の数値で出力される。本実施例では、0が非
常に小さい、1が非常に大きいに対応し、0.5が適当
な大きさでとなるものである。フィット度合い判断手段
5は、この数値をコネクタ6を介して、外部表示手段7
に表示するものである。つまり外部表示手段7の「非常
に小さい」「やや小さい」「適当」「やや大きい」「非
常に大きい」は、前記0から1の評価値に対応している
ものである。
【0018】なお本実施例ではフィット度合い判断手段
5はファジィ推論を使用しているものであるが、ニュー
ラルネットワークや線形近似などの方法を用いても勿論
支障はないものである。
5はファジィ推論を使用しているものであるが、ニュー
ラルネットワークや線形近似などの方法を用いても勿論
支障はないものである。
【0019】また、本実施例では靴としているが、同様
にすれば靴用中敷きにも適用できるものである。
にすれば靴用中敷きにも適用できるものである。
【0020】以上のように本実施例によれば、複数の温
度センサ11〜15と、フィット度合いの判断を開始さ
せるスイッチ2と、時間を計測するタイマ3と、初期温
度を記憶する初期温度記憶手段4と、温度センサ11〜
15の値からフィット度合いを判断するフィット度合い
判断手段5と、フィット度合い判断手段5の判断結果を
出力する出力手段とを備えた構成として、大小を客観的
に判断できる靴を実現するものである。
度センサ11〜15と、フィット度合いの判断を開始さ
せるスイッチ2と、時間を計測するタイマ3と、初期温
度を記憶する初期温度記憶手段4と、温度センサ11〜
15の値からフィット度合いを判断するフィット度合い
判断手段5と、フィット度合い判断手段5の判断結果を
出力する出力手段とを備えた構成として、大小を客観的
に判断できる靴を実現するものである。
【0021】また本実施例によれば、複数の温度センサ
を、靴内部のかかとに配置した第一の温度センサ11
と、靴内部のつま先に配置した第二の温度センサ12
と、靴内部の親指の付け根位置の側壁に配置した第三の
温度センサ13と、靴内部の小指の付け根位置の側壁に
配置した第四の温度センサ14と、靴内部の甲の位置に
配置した第五の温度センサ15として、大小の判断が正
確に出来る靴を実現するものである。
を、靴内部のかかとに配置した第一の温度センサ11
と、靴内部のつま先に配置した第二の温度センサ12
と、靴内部の親指の付け根位置の側壁に配置した第三の
温度センサ13と、靴内部の小指の付け根位置の側壁に
配置した第四の温度センサ14と、靴内部の甲の位置に
配置した第五の温度センサ15として、大小の判断が正
確に出来る靴を実現するものである。
【0022】(実施例2)続いて本発明の第二の実施例
について説明する。図4は本実施例の靴の構成を示すブ
ロック図である。本実施例では、靴本体1は、補助スイ
ッチ8と、むくみ度合い出力手段9と、第2のフィット
度合い判断手段10を備えている。補助スイッチ8は、
靴内部底に配置しておりプッシュスイッチで構成してい
る。従って、使用者が靴本体1内に足を挿入すると、プ
ッシュされて自動的にスイッチが入るようになっている
ものである。むくみ度合い出力手段9は、使用者の自己
申請に基づいたデータを出力するもので、むくんでいる
ときは1をむくんでいないときは0を出力している。ま
た20は、表示部で複数のLEDによって構成してお
り、靴へ本体1の中蓋に配置している。
について説明する。図4は本実施例の靴の構成を示すブ
ロック図である。本実施例では、靴本体1は、補助スイ
ッチ8と、むくみ度合い出力手段9と、第2のフィット
度合い判断手段10を備えている。補助スイッチ8は、
靴内部底に配置しておりプッシュスイッチで構成してい
る。従って、使用者が靴本体1内に足を挿入すると、プ
ッシュされて自動的にスイッチが入るようになっている
ものである。むくみ度合い出力手段9は、使用者の自己
申請に基づいたデータを出力するもので、むくんでいる
ときは1をむくんでいないときは0を出力している。ま
た20は、表示部で複数のLEDによって構成してお
り、靴へ本体1の中蓋に配置している。
【0023】以下、本実施例の動作について説明する。
図5は、本実施例の第2のフィット度合い判断手段10
が有している制御プログラムを示している。
図5は、本実施例の第2のフィット度合い判断手段10
が有している制御プログラムを示している。
【0024】スイッチ2をオンして足を靴に挿入する
と、補助スイッチ8がオンとなる。スイッチ2と補助ス
イッチ8が共にオン状態になると、第2のフィット度合
い判断手段10は、動作を開始する。すなわち、ステッ
プ11でタイマ3に計時を開始させ、ステップ12で第
一の温度センサ11、第二の温度センサ12、第三の温
度センサ13、第四の温度センサ14、第五の温度セン
サ15に温度測定を開始させる。また続いてステップ1
3で、初期温度記憶手段4に前記各温度センサが測定し
た温度を初期温度として記憶させる。続いてステップ1
4では、タイマ3による計時時間が所定時間tに達する
まで待機する。ステップ14でのチェックの結果がYE
Sとなると、ステップ15に進んで第一の温度センサ1
1、第二の温度センサ12、第三の温度センサ13、第
四の温度センサ14、第五の温度センサ15の測定温度
を読み込む。続いてステップ16で、ステップ13で記
憶手段4に記憶させた初期温度からの増分を算出する。
またステップ17で、むくみ度合い出力手段9が出力し
たむくみ度合いを読み込む。ステップ18で、第2のフ
ィット度合い判断手段10は判断ルールに基づいてフィ
ット度合いの判断を行い、続いてステップ19でこの判
断結果を表示部20に表示する。
と、補助スイッチ8がオンとなる。スイッチ2と補助ス
イッチ8が共にオン状態になると、第2のフィット度合
い判断手段10は、動作を開始する。すなわち、ステッ
プ11でタイマ3に計時を開始させ、ステップ12で第
一の温度センサ11、第二の温度センサ12、第三の温
度センサ13、第四の温度センサ14、第五の温度セン
サ15に温度測定を開始させる。また続いてステップ1
3で、初期温度記憶手段4に前記各温度センサが測定し
た温度を初期温度として記憶させる。続いてステップ1
4では、タイマ3による計時時間が所定時間tに達する
まで待機する。ステップ14でのチェックの結果がYE
Sとなると、ステップ15に進んで第一の温度センサ1
1、第二の温度センサ12、第三の温度センサ13、第
四の温度センサ14、第五の温度センサ15の測定温度
を読み込む。続いてステップ16で、ステップ13で記
憶手段4に記憶させた初期温度からの増分を算出する。
またステップ17で、むくみ度合い出力手段9が出力し
たむくみ度合いを読み込む。ステップ18で、第2のフ
ィット度合い判断手段10は判断ルールに基づいてフィ
ット度合いの判断を行い、続いてステップ19でこの判
断結果を表示部20に表示する。
【0025】続いて、本実施例が使用している第2のフ
ィット度合い判断手段10の動作を説明する。基本的に
は、実施例1で説明しているように、温度の増分を示す
データに対応して、靴の大きさを0から1の数値で出力
しているものである。すなわち、0は非常に小さい、1
は非常に大きいに対応し、0.5を適当な大きさとして
いるものである。このとき、本実施例では、むくみ度合
い出力手段9が出力するむくみ度合いを考慮しているも
のである。すなわち、むくんでいる場合は通常よりも足
が大きくなっているものである。そこで、通常は足は小
さいとしてフィット度合いの靴の大きさ判断の「大き
い」方へシフトさせるものである。逆にむくんでいない
場合は、足が測定時よりも大きくなることを考慮して靴
の大きさ判断を「小さい」側にシフトしているものであ
る。例えば、むくみ度合いMが0から1の数値で入力さ
れるとして、本実施例では、フィット度合いF1をむく
み度合いを考慮して、(数1)に示す式で判断してい
る。ここでF0はむくみを考慮しないフィット度合い、
F1はむくみを考慮したフィット度合いとする。
ィット度合い判断手段10の動作を説明する。基本的に
は、実施例1で説明しているように、温度の増分を示す
データに対応して、靴の大きさを0から1の数値で出力
しているものである。すなわち、0は非常に小さい、1
は非常に大きいに対応し、0.5を適当な大きさとして
いるものである。このとき、本実施例では、むくみ度合
い出力手段9が出力するむくみ度合いを考慮しているも
のである。すなわち、むくんでいる場合は通常よりも足
が大きくなっているものである。そこで、通常は足は小
さいとしてフィット度合いの靴の大きさ判断の「大き
い」方へシフトさせるものである。逆にむくんでいない
場合は、足が測定時よりも大きくなることを考慮して靴
の大きさ判断を「小さい」側にシフトしているものであ
る。例えば、むくみ度合いMが0から1の数値で入力さ
れるとして、本実施例では、フィット度合いF1をむく
み度合いを考慮して、(数1)に示す式で判断してい
る。ここでF0はむくみを考慮しないフィット度合い、
F1はむくみを考慮したフィット度合いとする。
【0026】
F1=F0+(M−0.5)×0.4 (数1)
この(数1)は、複数の人に対してモニタ調査した結果
で決定しているものである。
で決定しているものである。
【0027】以上のように本実施例によれば、足を靴に
挿入すると、自動的に足のむくみを考慮したフィット度
合いを判定でき、またこのフィット度合いを、靴の中蓋
部に設けている表示部20に表示できるものである。
挿入すると、自動的に足のむくみを考慮したフィット度
合いを判定でき、またこのフィット度合いを、靴の中蓋
部に設けている表示部20に表示できるものである。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、複数の温度
センサと、フィット度合いの判断を開始させるスイッチ
と、時間を計測するタイマと、初期温度を記憶する初期
温度記憶手段と、前記温度センサの値からフィット度合
いを判断するフィット度合い判断手段と、フィット度合
い判断手段の判断結果を出力する出力手段とを備えた構
成として、複数の温度センサの測定温度の変化からフィ
ット度合い判断して判断結果を出力でき、大小を客観的
に判断できる靴を実現するものである。
センサと、フィット度合いの判断を開始させるスイッチ
と、時間を計測するタイマと、初期温度を記憶する初期
温度記憶手段と、前記温度センサの値からフィット度合
いを判断するフィット度合い判断手段と、フィット度合
い判断手段の判断結果を出力する出力手段とを備えた構
成として、複数の温度センサの測定温度の変化からフィ
ット度合い判断して判断結果を出力でき、大小を客観的
に判断できる靴を実現するものである。
【0029】請求項2に記載した発明は、複数の温度セ
ンサを、靴内部のかかとに配置した第一の温度センサ
と、靴内部のつま先に配置した第二の温度センサと、靴
内部の親指の付け根位置の側壁に配置した第三の温度セ
ンサと、靴内部の小指の付け根位置の側壁に配置した第
四の温度センサと、靴内部の甲の位置に配置した第五の
温度センサを使用する構成として、複数の温度センサ
を、靴内部のかかととつま先と親指の付け根位置と甲の
位置に配置するようにして、大小の判断が正確に出来る
靴を実現するものである。
ンサを、靴内部のかかとに配置した第一の温度センサ
と、靴内部のつま先に配置した第二の温度センサと、靴
内部の親指の付け根位置の側壁に配置した第三の温度セ
ンサと、靴内部の小指の付け根位置の側壁に配置した第
四の温度センサと、靴内部の甲の位置に配置した第五の
温度センサを使用する構成として、複数の温度センサ
を、靴内部のかかととつま先と親指の付け根位置と甲の
位置に配置するようにして、大小の判断が正確に出来る
靴を実現するものである。
【0030】請求項3に記載した発明は、複数の温度セ
ンサと、フィット度合いの判断を開始させるスイッチ
と、足を挿入すると自動的にオンされる補助スイッチ
と、時間を計測するタイマと、初期温度を記憶する初期
温度記憶手段と、前記温度センサの値からフィット度合
いを判断するフィット度合い判断手段と、フィット度合
い判断手段の判断結果を出力する出力手段とを備え、前
記スイッチと補助スイッチとが共にオンされるとフィッ
ト度合いの計測を開始する構成として、足を挿入すると
自動的にフィット度合いを測定できる靴を実現するもの
である。
ンサと、フィット度合いの判断を開始させるスイッチ
と、足を挿入すると自動的にオンされる補助スイッチ
と、時間を計測するタイマと、初期温度を記憶する初期
温度記憶手段と、前記温度センサの値からフィット度合
いを判断するフィット度合い判断手段と、フィット度合
い判断手段の判断結果を出力する出力手段とを備え、前
記スイッチと補助スイッチとが共にオンされるとフィッ
ト度合いの計測を開始する構成として、足を挿入すると
自動的にフィット度合いを測定できる靴を実現するもの
である。
【0031】請求項4に記載した発明は、複数の温度セ
ンサと、フィット度合いの判断を開始させるスイッチ
と、時間を計測するタイマと、初期温度を記憶する初期
温度記憶手段と、むくみ度合いを出力するむくみ度合い
出力手段と、前記温度センサの値とむくみ度合い出力手
段の情報とからフィット度合いを判断するフィット度合
い判断手段と、フィット度合い判断手段の判断結果を出
力する出力手段とを備えた構成として、むくみ度合いの
情報も使用して、正確にフィット度合いを判断できる靴
を実現するものである。
ンサと、フィット度合いの判断を開始させるスイッチ
と、時間を計測するタイマと、初期温度を記憶する初期
温度記憶手段と、むくみ度合いを出力するむくみ度合い
出力手段と、前記温度センサの値とむくみ度合い出力手
段の情報とからフィット度合いを判断するフィット度合
い判断手段と、フィット度合い判断手段の判断結果を出
力する出力手段とを備えた構成として、むくみ度合いの
情報も使用して、正確にフィット度合いを判断できる靴
を実現するものである。
【0032】請求項5に記載した発明は、出力手段にコ
ネクタを使用し、前記コネクタに接続した表示手段にフ
ィット度合いのデータを出力する構成として、フィット
度合いの情報を確認することが出来る靴を実現するもの
である。
ネクタを使用し、前記コネクタに接続した表示手段にフ
ィット度合いのデータを出力する構成として、フィット
度合いの情報を確認することが出来る靴を実現するもの
である。
【0033】請求項6に記載した発明は、出力手段とし
て靴本体に設けた表示手段を使用する構成として、靴本
体にフィット度合いを表示できる靴を実現するものであ
る。
て靴本体に設けた表示手段を使用する構成として、靴本
体にフィット度合いを表示できる靴を実現するものであ
る。
【図1】本発明の第1の実施例である靴の構成を示すブ
ロック図
ロック図
【図2】同、フィット度合い判断手段が有している動作
プログラムを示すフローチャート
プログラムを示すフローチャート
【図3】同、靴の大きさと各部の温度との関係を示す特
性図
性図
【図4】本発明の第2の実施例である靴の構成を示すブ
ロック図
ロック図
【図5】同、第2のフィット度合い判断手段が有してい
る動作プログラムを示すフローチャート
る動作プログラムを示すフローチャート
2 スイッチ
3 タイマ
4 初期温度記憶手段
5 フィット度合い判断手段
6 コネクタ
7 外部表示手段
8 補助スイッチ
9 むくみ度合い出力手段
10 第2のフィット度合い判断手段
11 第一の温度センサ
12 第二の温度センサ
13 第三の温度センサ
14 第四の温度センサ
15 第五の温度センサ
20 表示部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 伊藤 謙次
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 乾 弘文
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 大西 晶子
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 小林 保道
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 柏本 隆
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 4F050 AA01 BC01 BC03 BC07 LA01
LA02 NA88
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の温度センサと、フィット度合いの
判断を開始させるスイッチと、時間を計測するタイマ
と、初期温度を記憶する初期温度記憶手段と、前記温度
センサの値からフィット度合いを判断するフィット度合
い判断手段と、フィット度合い判断手段の判断結果を出
力する出力手段とを備えた靴。 - 【請求項2】 複数の温度センサを、靴内部のかかとに
配置した第一の温度センサと、靴内部のつま先に配置し
た第二の温度センサと、靴内部の親指の付け根位置の側
壁に配置した第三の温度センサと、靴内部の小指の付け
根位置の側壁に配置した第四の温度センサと、靴内部の
甲の位置に配置した第五の温度センサを使用する請求項
1に記載した靴。 - 【請求項3】 複数の温度センサと、フィット度合いの
判断を開始させるスイッチと、足を挿入すると自動的に
オンされる補助スイッチと、時間を計測するタイマと、
初期温度を記憶する初期温度記憶手段と、前記温度セン
サの値からフィット度合いを判断するフィット度合い判
断手段と、フィット度合い判断手段の判断結果を出力す
る出力手段とを備え、前記スイッチと補助スイッチとが
共にオンされるとフィット度合いの計測を開始する靴。 - 【請求項4】 複数の温度センサと、フィット度合いの
判断を開始させるスイッチと、時間を計測するタイマ
と、初期温度を記憶する初期温度記憶手段と、むくみ度
合いを出力するむくみ度合い出力手段と、前記温度セン
サの値とむくみ度合い出力手段の情報とからフィット度
合いを判断するフィット度合い判断手段と、フィット度
合い判断手段の判断結果を出力する出力手段とを備えた
靴。 - 【請求項5】 出力手段にコネクタを使用し、前記コネ
クタに接続した表示手段にフィット度合いのデータを出
力する請求項1に記載した靴。 - 【請求項6】 出力手段として靴本体に設けた表示手段
を使用した請求項1に記載した靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23246398A JP2000060604A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23246398A JP2000060604A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000060604A true JP2000060604A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16939693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23246398A Pending JP2000060604A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000060604A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009150670A1 (en) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Rivolta S.P.A. | System for measuring the comfort of footwear |
CN109123893A (zh) * | 2018-10-15 | 2019-01-04 | 黑天鹅智能科技(福建)有限公司 | 一种浮肿测量鞋及其浮肿测量方法 |
-
1998
- 1998-08-19 JP JP23246398A patent/JP2000060604A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009150670A1 (en) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Rivolta S.P.A. | System for measuring the comfort of footwear |
CN109123893A (zh) * | 2018-10-15 | 2019-01-04 | 黑天鹅智能科技(福建)有限公司 | 一种浮肿测量鞋及其浮肿测量方法 |
CN109123893B (zh) * | 2018-10-15 | 2024-01-26 | 黑天鹅智能科技(福建)有限公司 | 一种浮肿测量鞋及其浮肿测量方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1262745B1 (en) | Measuring device having function for identifying a measured subject | |
KR100432969B1 (ko) | 인체의 피로도 판정장치 | |
JP3699640B2 (ja) | 多周波生体インピーダンス測定による体水分量状態判定装置 | |
KR100457493B1 (ko) | 생체전기 임피던스 측정장치 | |
US7932472B2 (en) | Measurement apparatus for measuring changes in body composition | |
JP3556601B2 (ja) | 携帯装置及び方法 | |
JP3791825B2 (ja) | 設定及び表示認識を簡易にした生体測定装置 | |
JP2002345774A5 (ja) | ||
ES2353526T3 (es) | Un dispositivo para medir la presión sanguínea y un método para operar un dispositivo para medir la presión sanguínea. | |
US20060116589A1 (en) | Weight scale having function of pulse rate meter or heartbeat rate meter | |
RU2005138459A (ru) | Электронный монитор артериального давления и система измерения артериального давления | |
JP2004290335A (ja) | 婦人用体調管理装置 | |
US9990468B2 (en) | Medical instrument with remaining visits indicator | |
Martínez-Martí et al. | Embedded sensor insole for wireless measurement of gait parameters | |
EP1129662A1 (en) | Compact type of living body variable measuring device | |
JP4923648B2 (ja) | 生体情報測定装置 | |
KR20120006632A (ko) | 만보기 기능을 가지는 혈당측정기를 이용한 혈당측정방법 | |
JP2008279181A (ja) | 生体測定装置 | |
EP1488742B1 (en) | Biological data acquiring apparatus | |
JP2000060604A (ja) | 靴 | |
KR20010067208A (ko) | 물체의 어떤 특성측정에 있어서 저장된 변수의 변경을용이하게 하는 측정장치, 및 건강지수 및 체지방율 측정을위한 측정장치의 적용 | |
KR102529196B1 (ko) | 스마트 인솔 기반 부분 체중 부하 보행 가이드 제공 방법 및 그 시스템 | |
JP2000023936A (ja) | 健康管理指針アドバイス装置 | |
JP2004187808A (ja) | 計測機能付き靴及び健康管理通信システム | |
JPH0318302A (ja) | 履物の構造 |