JP2000060200A - インバータ制御車両の制御装置 - Google Patents

インバータ制御車両の制御装置

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JP2000060200A
JP2000060200A JP10225623A JP22562398A JP2000060200A JP 2000060200 A JP2000060200 A JP 2000060200A JP 10225623 A JP10225623 A JP 10225623A JP 22562398 A JP22562398 A JP 22562398A JP 2000060200 A JP2000060200 A JP 2000060200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、ベクトル制御を完全な速度セ
ンサレスで行うインバータ制御車両の制御装置を提供す
る。 【解決手段】車両駆動用誘導電動機を駆動するインバー
タをトルク電流指令及び励磁電流指令よりベクトル制御
するベクトル制御手段と、インバータの出力電流のトル
ク電流成分を検出する手段と、トルク電流指令とトルク
電流検出値の偏差に基づいて第1の加速度指令を発生す
る手段と、インバータの運転開始時に第2の加速度指令
を発生する初期速度確立手段と、第1の加速度指令と第
2の加速度指令に基づいて、ベクトル制御手段に与える
電動機の回転周波数指令を発生する手段とを備え、初期
速度確立手段における第2の加速度指令は、運転開始
後、トルク電流検出値の大きさに基づいてその発生を停
止する機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ制御車
両の制御装置に係り、特にインバータで制御する誘導電
動機の回転周波数を直接的に検出せずに(速度センサレ
ス)インバータをベクトル制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両駆動用誘導電動機をインバータで駆
動するインバータ制御車両で、インバータの出力電圧V
と出力周波数Fの比(V/F)を制御する方式(以下、
V/F制御方式と称す)において、基本的には誘導電動
機の回転周波数を用いずに、つまり速度センサレスで、
インバータの出力周波数指令を作成する方式が、特開平
8−80082号(特願平6−208357 号)公報「電気車の制御
装置」に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の公報には、V/
F制御方式において、速度センサレスでインバータ出力
周波数指令を作成する方式が主として記載されている
が、ベクトル制御方式においても適用できることも可能
であると補足的に記載されている。しかし、いずれにし
ても、インバータ運転開始時のインバータ出力周波数指
令の初期値設定には、誘導電動機の回転周波数をセンサ
で検出した値に基づいて行うことから、完全な速度セン
サレスの制御方式とは言えない。
【0004】本発明の目的は、インバータ制御車両の制
御装置において、ベクトル制御方式を行う上で必要であ
った電動機の速度センサを一切を排除することにあり、
これにより構成の簡素化および耐環境性の向上を図るこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、車両駆
動用誘導電動機を駆動するインバータと、このインバー
タをベクトル制御するベクトル制御手段と、このベクト
ル制御手段に与えるトルク電流指令及び励磁電流指令を
発生する手段と、前記インバータの出力電流のトルク電
流成分を検出する手段と、前記トルク電流指令と前記ト
ルク電流検出値の偏差に基づいて第1の加速度指令を発
生する手段と、前記インバータの運転開始時に第2の加
速度指令を発生する初期速度確立手段と、前記第1の加
速度指令と前記第2の加速度指令に基づいて、前記ベク
トル制御手段に与える前記電動機の回転周波数指令を発
生する手段とを備え、前記初期速度確立手段における前
記第2の加速度指令は、運転開始後、前記トルク電流検
出値の大きさに基づいてその発生を停止する機能を有す
ることにより達成される。
【0006】本発明の構成によれば、誘導電動機の回転
周波数指令は、インバータの運転開始時には主に第2の
加速度指令に基づいて、またインバータの通常運転時に
は第1の加速度指令に基づいて作成される。すなわち、
誘導電動機の回転周波数指令は完全に速度センサレスで
作成される。そして、第1の加速度指令は、インバータ
出力電流のトルク電流成分がトルク電流指令となるよう
に制御され、トルク電流指令に対応したものとなるの
で、車両はトルク電流指令相当のトルクで加速される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す
インバータ制御車両の制御装置の構成である。1は直流
架線、2は架線1から供給される直流電力を3相交流電
力に変換するPWM(パルス幅変調)インバータ、3は
インバータ2で駆動される車両駆動用誘導電動機であ
る。4はインバータ2の出力電流のトルク電流成分及び
励磁電流成分のトルク電流指令Iqp及び励磁電流指令I
dpを発生する手段で、インバータの運転開始時にはトル
ク電流指令Iqpは励磁電流指令Idpより所定時間だけ遅
れて発生させる。51はインバータ2の3相の出力電流
の瞬時値検出器(図中ではこの検出器を簡略して1相分
しかつけていないが2相又は3相分設ける)で、この電
流検出値を52のdq座標変換器でトルク電流成分Iq
に変換する。
【0008】6は、トルク電流指令Iqpからトルク電流
検出値Iqを減算器61で減算し、その電流偏差に基づ
いて、電流制御器62により、誘導電動機3の回転加速
度の指令αc(以下、第1の加速度指令αcと称す)を
発生する手段である。
【0009】7は、誘導電動機3の回転周波数指令Frc
を発生する手段である。この手段では、第1の加速度指
令αcと後述する初期速度確立手段8の出力の加速度指
令αoを加算器71で加算し、その加算結果を積分演算
器72で積分演算して、回転周波数指令Frcを出力す
る。
【0010】8は初期速度確立手段で、インバータの運
転開始および停止時に加速度指令の初期値として所定値
αoを発生する。この手段における詳細な構成は後述図
2を用いて説明する 9はベクトル制御手段である。この手段では、トルク電
流指令Iqpと励磁電流指令Idp及び回転周波数指令Frc
を受けて、インバータ2の出力周波数指令Finとインバ
ータ2の出力電圧指令Vm及びこのVmの位相指令θを
出力する。
【0011】10はPWM制御手段である。この手段で
は、インバータ2の出力周波数指令Finとインバータ2
の出力電圧指令Vm及びこのVmの位相指令θを受け
て、インバータ2を構成するスイッチング素子(図示し
ていない)が所定の動作を行うような信号を出力する。
【0012】図2は、上記初期速度確立手段8における
機能,構成を詳述したもので、インバータ運転開始時と
停止時では初期値の与える加速度指令αoの出力に違い
を有する。
【0013】まず、インバータ運転開始時における制御
構成について説明する。立ち上げ加速度器81aは、予
め定めた所定値の第2の加速度指令αouを発生する。ト
ルク電流検出値判別器81cは、絶対値器81bにより
検出したトルク電流成分Iqの絶対値を求め、その絶対
値と所定値Iqrとを比較し、Iq<Iqrの時に1を、I
q≧Iqrの時に0を出力する。トルク電流指令判別器8
1dは、トルク電流指令Iqpを受けて、Iqp=0の時に
1を、Iqp≠0の時に0を出力する。励磁電流指令判別
器81fは、励磁電流指令Idpを受けて、インバータ2
の運転/停止を判断し、Idp>0つまりインバータ運転
時に1を、Idp=0つまりインバータ停止時に0を出力
する。そして、トルク電流検出値判別器81cとトルク
電流指令判別器81dと励磁電流指令判別器81fの出
力を乗算器81eで乗算し、さらにその乗算結果と第2
の加速度指令αouを乗算器81gで乗算する。
【0014】すなわち、インバータ運転開始時において
立ち上げ加速度器からの指令αouが、加速度指令の初期
値αoとして出力される条件は、励磁電流指令Idp>
0,トルク電流指令Iqp=0,トルク電流成分検出値I
qの絶対値が所定値以下という3者のAND条件で決定
される。また、その設定された初期値は上記3者のうち
いずれかでも条件が満足されなかったとき解除されるこ
とになる。
【0015】次に、インバータ運転停止時における制御
構成について説明する。立ち下げ加速度器82aは予め
定めた所定値の第3の加速度指令αodを発生する。回転
周波数指令判別器82bは、回転周波数指令Frcを受け
て、Frc≦0の時に0を、Frc>0の時に1を出力す
る。励磁電流指令判別器82cは、励磁電流指令Idpを
受けて、インバータ2の運転/停止を判断し、Idp>0
つまりインバータ運転時に0を、Idp=0つまりインバ
ータ停止時に1を出力する。そして、第3の加速度指令
αodと回転周波数指令判別器82bの出力と励磁電流指
令判別器82cの出力を乗算器82dで乗算する。さら
に、この乗算器82dと乗算器81gの出力を加算器8
3で加算して、加速度指令αoを出力する。
【0016】すなわち、インバータ運転停止時において
立ち下げ加速度器からの指令αodが、加速度指令の初期
値αoとして出力される条件は、回転周波数指令Frc>
0と励磁電流指令Idp=0のAND条件で決定される。
また、その設定された初期値は上記2者のうちいずれか
でも条件が満足されなかったとき解除されることにな
る。
【0017】図3及び図4は、図1,図2における本発
明の実施例における基本動作の説明図である。図3は、
インバータ2の運転開始時における誘導電動機3の回転
周波数Frの初期値が低速の場合(B−1)と高速の場
合(B−2)について示す。図3(A)は、インバータ
2の運転開始時にはトルク電流指令Iqpは励磁電流指令
Idpより所定時間tqs 遅らせて立ち上げることを示して
いる。
【0018】インバータ2が運転開始すると、初期速度
確立手段8の乗算器82dの出力は0で、乗算器81e
の出力は1となり、第2の加速度指令αouが加速度指令
αoとして出力される。回転周波数指令Frcは、積分演
算回路72より加速度指令αoを積分した値となるので
増加し、誘導電動機3の回転周波数Frが低速の場合、
その回転周波数指令Frcは、図3の(B−1)のように
増加して直ちに誘導電動機3の回転周波数Frより大き
く、つまりすべり周波数が大きくなり、これに応じてト
ルク電流Iq(検出値)も増加する。そして、トルク電
流Iq(検出値)が所定値Iqrより大きくなると(図3
の時間t=t1)、初期速度確立手段8のトルク電流検
出値判別器81cの出力が0となり、加速度指令αoを
0として回転周波数指令Frcの増加を停止する。その後
は、電流制御器62によりトルク電流Iq(検出値)は
トルク電流指令値Iqpとなるように第1の加速度指令α
cが出力され、その値を積分した回転周波数指令Frcは
図3の(B−1)のようになる。ここで回転周波数指令
Frcは、トルク電流指令Iqpが発生されるまでは減少す
るがIqpの増加と共にFrcは、電動機の実際の回転周波
数Frに近づき、通常運転モードでは回転周波数指令F
rcは電流制御器62の出力の第1の加速度指令αcのみ
を積分した値が出力される。
【0019】また、インバータ2の運転開始時、誘導電
動機3の回転周波数Frの初期値が高速の場合、図3
(B−2)のように加速度指令αoにより回転周波数指令
Frcが増加していきFrに近づく。しかし、Frc<Fr
ではすべり周波数が負になるため、トルク電流Iq(検
出値)も負となり電流制御器62からの加速度指令αc
も負となるので、Frcはαoよりαcが減算された加速
度指令を積分したものとなる。次に、トルク電流指令I
qpが時間tqs で立ち上げを開始すると、初期速度確立手
段8のトルク電流指令判別器81dの出力が0となり、
加速度指令αoも0となる。その後、定常状態まで、回
転周波数指令Frcは電流制御器62により出力である第
1の加速度指令αcを積分した信号から生成され、Frc
は実際の回転周波数Frとなることがわかる。
【0020】これは、通常モードでは、第1の加速度指
令αcはトルク電流指令Iqpに対応したものとなり、車
両はトルク電流指令Iqp相当のトルクで加速されるため
である。
【0021】ところで、電気車の運転モードには、イン
バータ2を運転−停止−運転、すなわち力行−楕行−再
力行を繰り返すものがある。図4は、そのモードにおけ
るインバータの制御状態量の動作波形を示す。図4
(A)は、トルク電流指令Iqpと励磁電流指令Idpであ
る。ここで両指令は力行から楕行に入る時すなわちイン
バータ2の運転を停止する時は両指令をほぼ同じように
絞っていき、楕行から再力行に入る時、すなわちインバ
ータ2の停止から再運転する時には図3(A)でも示し
たと同じようにIqpはIdpより遅らせて立ち上げる。
【0022】図4(B)は上記運転状態におけるトルク
電流成分検出値Iq,電動機の回転周波数Fr及び回転
周波数指令Frcの動作波形を示す。
【0023】楕行から再力行に入る時、インバータを停
止してからの楕行状態における電動機の実際に近い回転
周波数を推定しておけば安定な制御ができる。それを行
うのが、図2の初期速度確定手段の制御ブロック82
a,82b,82c,82d及び83である。インバー
タを停止し楕行に入った時点では、Iqp,Iqは0とな
るため上記制御ブロックを設けないと停止時点の回転周
波数指令Frcを保持し続けることになる。そこで実際の
回転周波数FrにFrcを近づけるように立ち下げ加速度
器82aからの第3の加速度指令αodをFrc及びIdpに
応じて加速度指令αoの初期値として出力する。それは
図2を見るように、楕行に入るまえのインバータ停止時
の回転周波数指令は、Frc>0であり、回転周波数指令
判別器82bの出力が1、及びIdp=0なのでブロック8
2cの出力が1となることにより動作される。ここで、
第3の加速度指令αodを走行抵抗,勾配等を考慮して設
定すれば、再びインバータ2の運転を開始するときの回
転周波数指令FrcはFrに追従し精度良いものとなる。
インバータ2が停止中において推定される回転周波数指
令Frcの精度が良くなれば、前述のようなインバータ2
の運転開始時の動作(回路)を省略することができる。
【0024】なお、以上の説明では、トルク電流指令I
qpが励磁電流指令Idpより所定時間tqs だけ遅れて発生
する場合について述べたが、初期速度確立手段8のトル
ク電流検出値判別器81cの出力が0になった時点で、
トルク電流指令Iqpを発生するようにしてもよい。この
場合、初期速度確立手段8のトルク電流指令判別器81
dは不要で、またトルク電流検出値判別器81cの出力
が0になったことを電流指令発生手段4に帰還する必要
がある。
【0025】以上のように、図1の実施例によれば、回
転周波数指令Frcは、インバータ2の運転開始時におい
て、初期速度確立手段8により誘導電動機3の回転周波
数Fr近傍に確立され、その後、電流制御器62を通じ
て制御される。すなわち、完全な速度センサレスでベク
トル制御が行え、且つ車両をトルク電流指令Iqp相当の
トルクで加速できるという効果がある。
【0026】なお、加速度指令発生手段6は、図5のよ
うに、トルク電流指令Iqpと励磁電流指令Idpを乗算器
63で乗算して、その結果に係数を掛けて演算する基準
加速度器64で基準加速度αsに変換し、このαsに、
電流制御器62の出力αcoを加算器65で加算して、加
速度指令αcを発生するように構成してもよい。この場
合、電流制御器62の電流偏差分を調整するに留まり、
電流制御器62の負担が軽減するという効果がある。
【0027】また、回転周波数指令発生手段7は、図6
のように、加速度指令αcを電流抑制器73を介して、
この出力Frsを、積分演算器72の出力Frco に加算器
74で加算して、回転周波数指令Frcを発生するように
構成してもよい。この場合、周波数制御つまり電流制御
の応答性が高められるという効果がある。
【0028】図7は本発明の他の実施例を示す回路構成
であって、図1に示す実施例と異なるところは次のこと
を付加したことである。すなわち、トルク電流指令Iqp
と励磁電流指令Idpより実効値演算器110で実効値電
流指令Impを作成し、またトルク電流検出値Iqと励磁
電流検出値Idより実効値演算器111で実効値電流検
出値Imを求める。そして、実効値電流指令Impから実
効値電流検出値Imを減算器112で減算して電圧制御
器113に与え、この電圧制御器113の出力をベクト
ル制御手段9の出力のインバータ出力電圧指令Vmに加
算器114で加算して、インバータ出力電圧指令Vm*
を作成するようにしたことである。他は図1と同様であ
る。
【0029】図7の実施例によれば、ベクトル制御手段
9の演算において、誘導電動機3の実回路定数とベクト
ル制御用定数のパラメータの誤差、特に一次抵抗の誤差
があっても、その誤差の影響を受ける実効値電流Imが
その指令Impとなるように制御される。その結果、図1
の実施例の効果に加えて、一次抵抗の誤差がトルク等に
及ぼす影響が大きい低速時での制御精度の向上が図れる
という効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ベクトル制御方式を行
う上で必要であった電動機の速度センサを一切を排除す
ることができるので、インバータ制御車両の制御装置に
おける構成の簡素化および耐環境性の向上を図ることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図。
【図2】図1の初期速度確立手段8の回路構成例。
【図3】図1の基本動作説明図。
【図4】図1の基本動作説明図。
【図5】図1の加速度指令発生手段6の他の回路構成
例。
【図6】図1の回転周波数指令発生手段7の他の回路構
成例。
【図7】本発明の他の実施例を示す回路構成図。
【符号の説明】
1…直流架線、2…PWMインバータ、3…車両駆動用
誘導電動機、4…電流指令発生手段、6…加速度指令発
生手段、7…回転周波数指令発生手段、8…初期速度確
立手段、9…ベクトル制御手段、10…PWM制御手
段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両駆動用誘導電動機を駆動するインバー
    タと、このインバータをベクトル制御するベクトル制御
    手段と、このベクトル制御手段に与えるトルク電流指令
    及び励磁電流指令を発生する手段と、前記インバータの
    出力電流のトルク電流成分を検出する手段と、前記トル
    ク電流指令と前記トルク電流検出値の偏差に基づいて第
    1の加速度指令を発生する手段と、前記インバータの運
    転開始時に第2の加速度指令を発生する初期速度確立手
    段と、前記第1の加速度指令と前記第2の加速度指令に
    基づいて、前記ベクトル制御手段に与える前記電動機の
    回転周波数指令を発生する手段とを備え、前記初期速度
    確立手段は、前記インバータの運転を開始後、前記トル
    ク電流検出値の大きさに基づいて前記第2の加速度指令
    の発生を停止する機能を有することを特徴とするインバ
    ータ制御車両の制御装置。
  2. 【請求項2】車両駆動用誘導電動機を駆動するインバー
    タと、このインバータをベクトル制御するベクトル制御
    手段と、このベクトル制御手段に与えるトルク電流指令
    及び励磁電流指令を発生する手段と、前記インバータの
    出力電流のトルク電流成分を検出する手段と、前記トル
    ク電流指令と前記トルク電流検出値の偏差に基づいて第
    1の加速度指令を発生する手段と、前記インバータの停
    止時に第3の加速度指令を発生する初期速度確立手段
    と、前記第1の加速度指令と前記第3の加速度指令に基
    づいて、前記ベクトル制御手段に与える前記電動機の回
    転周波数指令を発生する手段とを備え、前記初期速度確
    立手段は、前記インバータの運転を停止後、前記回転周
    波数指令に基づいて前記第3の加速度指令の発生を停止
    する機能を有することを特徴とするインバータ制御車両
    の制御装置。
  3. 【請求項3】車両駆動用誘導電動機を駆動するインバー
    タと、このインバータをベクトル制御するベクトル制御
    手段と、このベクトル制御手段に与えるトルク電流指令
    及び励磁電流指令を発生する手段と、前記インバータの
    出力電流のトルク電流成分を検出する手段と、前記トル
    ク電流指令と前記トルク電流検出値の偏差に基づいて第
    1の加速度指令を発生する手段と、前記インバータの運
    転開始時には第2の加速度指令を発生し、また前記イン
    バータの停止時には第3の加速度指令を発生する初期速
    度確立手段と、前記第1の加速度指令と前記第2の加速
    度指令及び前記第3の加速度指令に基づいて、前記ベク
    トル制御手段に与える前記電動機の回転周波数指令を発
    生する手段とを備え、前記初期速度確立手段は、前記イ
    ンバータの運転を開始後、前記トルク電流検出値の大き
    さに基づいて前記第2の加速度指令の発生を停止し、ま
    た前記インバータの運転を停止後、前記回転周波数指令
    に基づいて前記第3の加速度指令の発生を停止する機能
    を有することを特徴とするインバータ制御車両の制御装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項3において、前記電
    流指令手段は、前記トルク電流指令を励磁電流指令より
    所定時間だけ遅れて発生させ、前記初期速度確立手段
    は、前記トルク電流指令が発生するまでの前記所定時間
    だけ前記第2の加速度指令を発生させる機能を有するこ
    とを特徴とするインバータ制御車両の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項3において、前記電
    流指令手段は、励磁電流指令を最初に発生させ、前記ト
    ルク電流指令を前記第2の加速度指令が0になってから
    発生させる機能を有することを特徴とするインバータ制
    御車両の制御装置。
  6. 【請求項6】車両駆動用誘導電動機を駆動するインバー
    タの出力を、該電動機に対応する励磁電流成分,トルク
    電流成分及び回転周波数に基づくベクトル制御手段によ
    り制御するインバータ制御車両の制御装置において、 前記インバータの出力電流より検出したトルク電流成分
    がその指令値になるように加速度指令を発生する手段
    と、該加速度指令を積分して前記ベクトル制御手段に与
    える前記回転周波数の指令を出力する手段を備え、前記
    インバータの運転開始時に前記積分の初期値として所定
    値を少なくとも前記検出されたトルク電流成分若しくは
    その指令に基づいて設定及び解除することを特徴とする
    インバータ制御車両の制御装置。
  7. 【請求項7】車両駆動用誘導電動機を駆動するインバー
    タの出力を、該電動機に対応する励磁電流成分,トルク
    電流成分及び回転周波数に基づくベクトル制御手段によ
    り制御するインバータ制御車両の制御装置において、 前記インバータの出力電流より検出したトルク電流成分
    がその指令値になるように加速度指令を発生する手段
    と、該加速度指令を積分して前記ベクトル制御手段に与
    える前記回転周波数の指令を出力する手段を備え、前記
    インバータの運転停止時に前記積分の初期値として所定
    値を少なくとも前記回転周波数指令の大きさに基づいて
    設定及び解除することを特徴とするインバータ制御車両
    の制御装置。
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