JP2000060176A - ブラシレスモータ駆動装置及びブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ駆動装置及びブラシレスモータ

Info

Publication number
JP2000060176A
JP2000060176A JP10220961A JP22096198A JP2000060176A JP 2000060176 A JP2000060176 A JP 2000060176A JP 10220961 A JP10220961 A JP 10220961A JP 22096198 A JP22096198 A JP 22096198A JP 2000060176 A JP2000060176 A JP 2000060176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
brushless motor
rotor
coil current
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10220961A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotomo Asa
弘知 麻
Kenji Takeda
武田  憲司
Atsushi Tarui
淳 樽井
Tokuaki Shibata
徳朗 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP10220961A priority Critical patent/JP2000060176A/ja
Publication of JP2000060176A publication Critical patent/JP2000060176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータのトルク特性をフラット化
する。 【解決手段】 3相ブラシレスモータの固定子の極数
(スロットの数)が6、回転子の極数(永久磁石の数)
が8である場合には、各相のコイル電流を電気角で12
0°(機械角で30°)ずつ位相をずらすと共に、各相
のコイル電流を電気角で60°(機械角で15°)毎に
3相同時にステップ状に切り換える。この際、3相のう
ち、コイル電流が最大となる1つの相のコイル電流をI
とした時に、残りの2相のコイル電流がそれぞれ−I/
2となるように制御する。上記以外の極数のブラシレス
モータでは、各相のコイル電流をステップ状に切り換え
る角度θを、機械角で360/N[°](但し、Nは固
定子の極数と回転子の極数との最小公倍数)に設定す
る。これにより、全角度範囲においてフラットなトルク
特性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットなトルク
特性を実現する3相駆動方式のブラシレスモータ駆動装
置及びブラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、内燃機関のスロットルバルブを
駆動するモータは、スロットルバルブの制御角度範囲で
ある90°以下の回転角度でモータトルクをスロットル
バルブのリターンスプリングの付勢力と釣り合わせる必
要があるため、90°以下の回転角度でモータトルクが
フラット(一定)であることが要求される。そのため、
スロットルバルブ駆動用のモータとして、特開昭61−
58460号公報、特開昭62−92755号公報に示
すように、2個の半円環状の永久磁石で回転子を構成す
ると共に、それに対応して固定子に2個のコイルを装着
したトルクモータが提案されている。このトルクモータ
は、90°以下の回転角度でフラットなトルク特性を実
現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットル
制御の確実性・信頼性を向上させるために、フラットな
トルク特性に加えて、高トルク化することも要求され
る。一般に、高トルク化の要求に対しては、コイル巻回
数の増加や永久磁石の大型化によって対処しているが、
上記トルクモータは、他のモータと比較して本来的にト
ルクが小さいため、十分な高トルク化を実現しようとす
ると、モータの大型化・重量化の問題が発生し、近年の
重要な技術的課題であるモータの小型化・軽量化の要求
を満たすことができない。
【0004】そこで、高トルク化、小型化・軽量化の観
点から、トルクモータに代えて、3相ブラシレスモータ
を採用することが考えられる。3相ブラシレスモータ
は、磁石極数を多くできることから、上記トルクモータ
と比較して本来的にトルクが大きいためである。
【0005】しかし、3相ブラシレスモータは、図7に
示すように、各相のコイルにsin波の電流を電気角で
120°ずつ位相をずらして流すようにしているため、
各相のコイル電流による固定子の磁束の分布と回転子の
永久磁石の磁束の分布との相対的な関係が回転角度に対
して均一にならない。このため、従来の3相ブラシレス
モータでは、トルクむらが発生し、トルクモータのよう
なフラットなトルク特性を得ることができない。従っ
て、従来の3相ブラシレスモータは、スロットル制御シ
ステム等の一定回転角度以下でフラットなトルク特性が
要求されるシステムには採用することができない。しか
も、3相sin波電流を電気角で120°ずつ位相をず
らして作る複雑な回路が必要となり、モータ駆動回路の
構成が複雑化してコスト高になるという欠点もある。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、ブラシレスモータの
トルク特性をフラット化することができて、ブラシレス
モータをトルクモータとして採用することが可能とな
り、トルクモータの高トルク化と小型化・軽量化とを両
立させることができると共に、回路構成を簡単化して低
コスト化の要求も満たすことができるブラシレスモータ
駆動装置及びブラシレスモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のブラシレスモータ駆動装置は電
流制御手段によって各相のコイル電流を電気角で120
°ずつ位相をずらして所定角度θ毎に3相同時にステッ
プ状に切り換えると共に、3相のうち、コイル電流が最
大となる1つの相のコイル電流をIとした時に、残りの
2相のコイル電流がそれぞれ−I/2となるように制御
するものである。このようにすれば、各相のコイル電流
による固定子の磁束の分布と回転子の永久磁石の磁束の
分布との相対的な関係が全回転角度で均一化されるた
め、トルクむらが低減され、フラットなトルク特性を得
ることができる。この結果、一定回転角度以下でフラッ
トなトルク特性が要求されるシステムのトルクモータと
してブラシレスモータを採用することが可能となり、ト
ルクモータの高トルク化と小型化・軽量化とを両立させ
ることができる。しかも、各相のコイル電流をステップ
状に切り換えるだけで良く、従来の3相駆動方式のよう
な位相のずれたsin波電流を生成する必要がないた
め、回路構成も簡単となり、低コスト化の要求も満たす
ことができる。
【0008】この場合、請求項2のように、各相のコイ
ル電流をステップ状に切り換える所定角度θを機械角で
360/N[°](但し、Nは固定子の極数と回転子の
極数との最小公倍数)に設定すると良い。後述するよう
に、θ=360/Nは、従来のブラシレスモータにおい
ても、磁気カップリングの特性からトルクがフラットに
なる角度範囲である。従って、各相のコイル電流をこの
角度θの範囲内で一定に保持し、この角度θ毎にステッ
プ状に切り換えれば、全角度範囲においてフラットなト
ルク特性を得ることができる。
【0009】ところで、固定子の各磁極片間が開口され
ていると、固定子の回転子側の周面の透磁率が磁極片間
の開口部で大きく変化するため、回転子の永久磁石が磁
極片間の開口部近傍を通過する毎に、透磁率の大きな変
化によりトルクリップルが発生し、トルク特性に悪影響
を及ぼす。
【0010】この対策として、請求項3のように、固定
子の各磁極片の回転子側端部間を薄肉磁性部で連結する
ようにしても良い。このようにすれば、固定子の各磁極
片の回転子側端部間においても、その開口部を連結する
薄肉磁性部によって磁極片とほぼ同じ透磁率となるた
め、固定子の回転子側の周面全周の透磁率を均一化する
ことができて、トルクリップルを効果的に低減すること
ができる。この場合、各磁極片の回転子側端部間を連結
する磁性部を薄肉化することで、磁極片間の磁気抵抗を
大きくすることができるため、磁極片間に流れる漏れ磁
束を低減することができて、トルクの低下を少なくする
ことができる。尚、この請求項3の技術は、前記請求項
1の技術と組み合わせて実施しても良いし、単独で実施
しても良い(請求項5)。
【0011】以上説明した本発明のブラシレスモータ駆
動装置は、ブラシレスモータにフラットなトルク特性を
持たせることができるため、請求項4のように、ブラシ
レスモータを内燃機関のスロットルバルブを駆動するト
ルクモータとして使用することが可能となる。これによ
り、スロットルバルブ駆動用のモータの高トルク化と小
型化・軽量化とを両立させることができると共に、スロ
ットル制御回路の構成も簡単化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
をスロットル制御システムに適用した実施形態(1)を
図1乃至図5に基づいて説明する。まず、図1に基づい
てブラシレスモータ11の構造を説明する。本実施形態
(1)のブラシレスモータ11は、インナロータ型の3
相ブラシレスモータであり、そのモータハウジング12
内には、固定子鉄心13が固定され、この固定子鉄心1
3に例えば60°ピッチで形成された6個のスロット1
4内に、3相のコイル15,16,17が装着されてい
る。
【0013】以上のように構成した固定子18の内周側
には、回転子19が配置されている。この回転子19の
回転軸20はベアリング21を介してモータハウジング
12に回転自在に支持されている。回転軸20には、回
転子鉄心22が嵌着或は一体に形成され、この回転子鉄
心22の外周には、例えば8個の永久磁石23が等ピッ
チで接着等により固定されている。
【0014】次に、このブラシレスモータ11を用いて
構成したスロットル制御システムの構成を図2に基づい
て説明する。自動車の吸気管(図示せず)の途中に接続
される管状のスロットルボディ25の外部にブラシレス
モータ11が取り付けられ、このブラシレスモータ11
の回転軸20にスロットルバルブ26が固定されてい
る。スロットルボディ25には、ブラシレスモータ11
とは反対側の位置にスロットル開度センサ27と安全装
置28とが組み付けられ、スロットル開度センサ27に
よって回転軸20の回転角度(スロットル開度)が検出
される。また、安全装置28に内蔵されたバネ(図示せ
ず)の付勢力を回転軸20にスロットルバルブ26の閉
じ方向に働かせて、ブラシレスモータ11の反力を発生
させると共に、故障等によりブラシレスモータ11が作
動しなくなったときに、該安全装置28のバネの付勢力
によりスロットルバルブ26を強制的に閉じるようにし
ている。
【0015】スロットル開度センサ27から出力される
スロットル開度信号は、スロットル制御回路29内に入
力される。このスロットル制御回路29は、図3に示す
ように、目標値−センサ信号比較回路32、サーボ制御
回路33、ステップ制御回路34及びマイクロコンピュ
ータ(図示せず)を内蔵し、特許請求の範囲でいう電流
制御手段として機能する。ここで、目標値−センサ信号
比較回路32はアクセルセンサ30により検出したアク
セル操作量(スロットル開度の目標値)とスロットル開
度センサ27により検出した実スロットル開度とを比較
し、その比較結果に応じた制御信号がサーボ制御回路3
3とステップ制御回路34に入力され、これら2つの制
御回路33,34の出力によってモータ駆動回路31の
6個のトランジスタTr1〜Tr6のオン/オフが切り
換えられる。これら6個のトランジスタTr1〜Tr6
は、2個ずつ対となってバッテリ電圧(+B)側とグラ
ンド側との間にブリッジ状に接続され、各対の2つのト
ランジスタの中間接続点がブラシレスモータ11のY結
線されたU相、V相、W相のコイル15〜17の一端に
接続されている。
【0016】ステップ制御回路34は、ブラシレスモー
タ11内の回転角度検出手段(図示せず)の出力信号に
基づいて回転子19の回転角度を検出しながら、図4に
示すように、各相のコイル電流を電気角で120°(本
実施形態では機械角で30°)ずつ位相をずらすと共
に、各相のコイル電流を電気角で60°(本実施形態で
は機械角で15°)毎に3相同時にステップ状に切り換
える。この際、3相のうち、コイル電流が最大となる1
つの相のコイル電流をIとした時に、残りの2相のコイ
ル電流がそれぞれ−I/2となるように制御する。
【0017】このステップ制御回路34による各相のコ
イル電流の切り換えにより、ブラシレスモータ11の回
転角度(スロットル開度)が目標値付近に到達すると、
サーボ制御回路33は、ブラシレスモータ11のトルク
を安全装置28に内蔵されたバネ等の付勢力と釣り合わ
せてスロットル開度を目標値に保持するように、各相の
電流値をPID制御等で制御する。この時も、各相の電
流値は、1つの相のコイル電流をIとすると、残りの2
相のコイル電流がそれぞれ−I/2となるように制御さ
れる。
【0018】尚、アイドル運転中やクルーズコントロー
ル中(定速走行システム作動中)等には、スロットル制
御回路29内のマイクロコンピュータ(図示せず)から
目標値−センサ信号比較回路32に対して目標値(スロ
ットル開度指令値)が出力され、この目標値に基づいて
ブラシレスモータ11の回転角度(スロットル開度)が
制御される。
【0019】図1に示すブラシレスモータ11では、固
定子18の極数(スロット14の数)が6、回転子19
の極数(永久磁石23の数)が8であるため、図4に示
すように、各相のコイル電流は、機械角で30°ずつ位
相がずれる。本発明者らは、回転角度とトルクとの関係
を調べるために、図5(a)に示すように、U相のコイ
ル電流をI、V相及びW相のコイル電流を−I/2に保
持した状態で回転子19をトルク測定器(図示せず)に
より回転させてトルクを測定したところ、図5(b)に
示すような結果が得られた。
【0020】図5(a)に示すような条件で、各相のコ
イル電流を保持すると、磁気カップリングの特性から、
回転子19の回転角度が機械角で15°の範囲でトルク
がフラットになることが確認された。従って、図4に示
すように、各相のコイル電流を機械角で15°毎にI→
I/2→−I/2→−I→−I/2→I/2→I→…の
順序でステップ状に切り換え、切換後も1つの相のコイ
ル電流がI(又は−I)、残りの2相のコイル電流が−
I/2(又はI/2)となるようにコイル電流を制御す
れば、図4(d)に示すように、全角度範囲においてフ
ラットなトルク特性を得ることができる。また、磁束密
度が飽和しない限り、トルクが各相の電流値に比例する
ため、ブラシレスモータ11の回転角度(スロットル開
度)が目標値付近に到達した時に、各相の電流値をPI
D制御等で制御することで、ブラシレスモータ11のト
ルクを安全装置28に内蔵されたバネ等の付勢力と釣り
合わせてスロットル開度を目標値に保持することができ
る。
【0021】本実施形態(1)のブラシレスモータ11
は、固定子18の極数(スロット14の数)が6、回転
子19の極数(永久磁石23の数)が8であるため、各
相のコイル電流を機械角で15°毎にステップ状に切り
換えるようにしたが、これ以外の極数のブラシレスモー
タでは、各相のコイル電流をステップ状に切り換える角
度θを、機械角で360/N[°](但し、Nは固定子
の極数と回転子の極数との最小公倍数)に設定すると良
い。つまり、磁気カップリングの特性から固定子の回転
角度が機械角で360/N[°]の範囲でトルクがフラ
ットになるため、各相のコイル電流を機械角で360/
N[°]毎にI→I/2→−I/2→−I→−I/2→
I/2→I→…の順序でステップ状に切り換えるように
すれば、全角度範囲においてフラットなトルク特性を得
ることができる。
【0022】このように、本実施形態(1)では、ブラ
シレスモータ11の各相のコイル電流をステップ状に切
り換えることで、フラットなトルク特性を得ることがで
きるため、一定回転角度以下でフラットなトルク特性が
要求されるスロットル制御システムのトルクモータとし
てブラシレスモータ11を採用することが可能となる。
ブラシレスモータ11は、従来のトルクモータと比較し
て本来的にトルクが大きいため、ブラシレスモータ11
をトルクモータとして採用することで、トルクモータの
高トルク化と小型化・軽量化とを両立させることができ
る。しかも、各相のコイル電流をステップ状に切り換え
るだけで良く、従来の駆動方式のような位相のずれたs
in波電流を生成する必要がないため、スロットル制御
回路29の構成も簡単となり、低コスト化の要求も満た
すことができる。
【0023】[実施形態(2)]図6に示す本発明の実
施形態(2)で使用するブラシレスモータ40は、円筒
状のヨーク41の内周側の凹溝42に磁極43を圧入等
により固定して固定子鉄心44を構成すると共に、磁極
43の回転子19側に一体に形成した磁極片45の回転
子19側端部間を薄肉磁性部46で連結し、固定子鉄心
44の回転子19側の内周面の形状を真円としている。
その他の構成は、図1に示す実施形態(1)のブラシレ
スモータ11の構造と同じである。また、本実施形態
(2)においても、前記実施形態(1)と同じく、各相
のコイル電流を、機械角で360/N[°](但し、N
は固定子18の極数と回転子19の極数との最小公倍
数)毎にI→I/2→−I/2→−I→−I/2→I/
2→I→…の順序でステップ状に切り換える。
【0024】ところで、固定子鉄心44の各磁極片45
間が開口されていると、固定子鉄心44の回転子19側
の周面の透磁率が磁極片45間の開口部で大きく変化す
るため、回転子19の永久磁石23が磁極片45間の開
口部近傍を通過する毎に、透磁率の大きな変化によりト
ルクリップルが発生して、トルク特性に悪影響を及ぼ
す。
【0025】この点、本実施形態(2)では、固定子鉄
心44の各磁極片45の回転子19側端部間を薄肉磁性
部46で連結しているので、固定子鉄心44の各磁極片
45の回転子19側端部間においても、その開口部を連
結する薄肉磁性部46によって磁極片45とほぼ同じ透
磁率となる。これにより、固定子鉄心44の回転子19
側の周面全周の透磁率を均一化することができ、不均一
な透磁率に起因するトルクリップルを効果的に低減する
ことができて、トルク特性を更にフラット化することが
できる。
【0026】この場合、各磁極片45の回転子19側端
部間を連結する磁性部46を薄肉化することで、磁極片
45間の磁気抵抗を大きくすることができるため、磁極
片45間に流れる漏れ磁束を低減することができて、ト
ルクの低下を少なくすることができる。
【0027】尚、本実施形態(2)のブラシレスモータ
40は、前記実施形態(1)の駆動方式で駆動すること
で、トルク特性フラット化の効果をより大きくできる
が、従来の3相駆動方式と同じく、各相のコイル15に
sin波の電流を電気角で120°ずつ位相をずらして
流すようにしても良い。このようにしても、不均一な透
磁率に起因するトルクリップルを低減することができる
ため、トルク特性を従来よりフラット化することがで
き、スロットル制御システム等のトルクモータとしてブ
ラシレスモータ40を採用することが可能となる。
【0028】尚、本発明の適用範囲は、スロットル制御
システムに限定されず、一定回転角度以下でフラットな
トルク特性が要求されるシステムに広く適用することが
できる。
【0029】その他、本発明は、上記各実施形態のよう
なインナロータ型のブラシレスモータを用いるシステム
に限定されず、アウタロータ型のブラシレスモータや、
アキシャルギャップ型のブラシレスモータを用いても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態(1)のスロットル
制御システムに用いるブラシレスモータの縦断正面図、
(b)は同縦断側面図
【図2】スロットル制御システムの構成を概略的に示す
【図3】スロットル制御システムの電気的構成を示す回
路図
【図4】各相のコイル電流の切換パターンとトルク特性
を説明する図
【図5】(a)はブラシレスモータのトルク特性を測定
する時の各相のコイル電流の通電パターンを示す図、
(b)はトルク特性の測定結果を示す図
【図6】本発明の実施形態(2)で使用するブラシレス
モータの部分拡大縦断正面図
【図7】従来のブラシレスモータの駆動方式を説明する
各相のコイル電流の通電パターンを示す図
【符号の説明】
11…ブラシレスモータ、13…固定子鉄心、14…ス
ロット、15〜17…コイル、18…固定子、19…回
転子、22…回転子鉄心、23…永久磁石、26…スロ
ットルバルブ、27…スロットル開度センサ、28…安
全装置、29…スロットル制御回路(電流制御手段)、
31…モータ駆動回路、40…ブラシレスモータ、41
…ヨーク、43…磁極、44…固定子鉄心、45…磁極
片、46…薄肉磁性部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 憲司 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 樽井 淳 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 柴田 徳朗 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H019 AA02 CC03 DD01 EE04 EE14 5H560 AA10 BB04 BB07 BB12 DA15 EA02 EB01 EC03 EC10 FF44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子に3相のコイルを装着したブラシ
    レスモータの各相のコイル電流を制御する電流制御手段
    を備えたブラシレスモータ駆動装置において、 前記電流制御手段は、前記各相のコイル電流を電気角で
    120°ずつ位相をずらして所定角度θ毎に3相同時に
    ステップ状に切り換えると共に、3相のうち、コイル電
    流が最大となる1つの相のコイル電流をIとした時に、
    残りの2相のコイル電流がそれぞれ−I/2となるよう
    に制御することを特徴とするブラシレスモータ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電流制御手段は、前記各相のコイル
    電流をステップ状に切り換える前記所定角度θを、機械
    角で360/N[°](但し、Nは固定子の極数と回転
    子の極数との最小公倍数)に設定することを特徴とする
    請求項1に記載のブラシレスモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記固定子の各磁極片の回転子側端部間
    を薄肉磁性部で連結したことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のブラシレスモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシレスモータは、内燃機関のス
    ロットルバルブを駆動するトルクモータとして使用する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のブ
    ラシレスモータ駆動装置。
  5. 【請求項5】 3相のコイルを装着した固定子と、この
    固定子に対して所定ギャップを介して対向する複数の永
    久磁石を有する回転子とを備えたブラシレスモータにお
    いて、 前記固定子の各磁極片の回転子側端部間を薄肉磁性部で
    連結したことを特徴とするブラシレスモータ。
JP10220961A 1998-08-05 1998-08-05 ブラシレスモータ駆動装置及びブラシレスモータ Pending JP2000060176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10220961A JP2000060176A (ja) 1998-08-05 1998-08-05 ブラシレスモータ駆動装置及びブラシレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10220961A JP2000060176A (ja) 1998-08-05 1998-08-05 ブラシレスモータ駆動装置及びブラシレスモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000060176A true JP2000060176A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16759277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10220961A Pending JP2000060176A (ja) 1998-08-05 1998-08-05 ブラシレスモータ駆動装置及びブラシレスモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000060176A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051103A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Ihi Aerospace Co Ltd ブラシレスモータ及びその電流制御方法
WO2023179856A1 (de) * 2022-03-23 2023-09-28 Riester Familien-Holding KG Stellantrieb

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051103A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Ihi Aerospace Co Ltd ブラシレスモータ及びその電流制御方法
WO2023179856A1 (de) * 2022-03-23 2023-09-28 Riester Familien-Holding KG Stellantrieb

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7608964B2 (en) Motor, blower, compressor, and air conditioner
US4757222A (en) 1-phase energized disk-type brushless motor
US20020117927A1 (en) Electric rotary machine and power generation systems using the same
US11649742B2 (en) Attachment structure for vehicle motor, in-vehicle equipment, and brushless motor
JP2001078389A (ja) 磁気浮上型電動機
JP2000354392A (ja) ブラシレスモータ
JPH11122886A (ja) 回転電機
JPH10288054A (ja) スロットル弁制御装置
JP4732930B2 (ja) 同期機
US6042349A (en) Fuel supply device
US4651041A (en) Electric motor
US4724350A (en) 1-phase self starting disk-type brushless motor with cogging element
JP2000060176A (ja) ブラシレスモータ駆動装置及びブラシレスモータ
EP2592732A1 (en) Electrically driven vehicle
JPH0670526A (ja) ブラシレスモータ
JP4696642B2 (ja) モータ、送風機、圧縮機及び空気調和機
JPH09285086A (ja) スイッチドリラクタンスモータ
JPH11206092A (ja) トルクモータ
JPS614835A (ja) スロツトル弁調節機構
JP2000175418A (ja) ブラシレスモータ
JP3802648B2 (ja) ロータリソレノイドのマグネット接着不良検出方法
JPH11146625A (ja) トルクモータ
JP2018207554A (ja) ブラシレスモータ
JP2000092808A (ja) トルクモータ
JPH05149154A (ja) バルブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080402