JP2000059738A - 画像データ変換装置及び画像データ変換方法 - Google Patents

画像データ変換装置及び画像データ変換方法

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JP2000059738A
JP2000059738A JP22633998A JP22633998A JP2000059738A JP 2000059738 A JP2000059738 A JP 2000059738A JP 22633998 A JP22633998 A JP 22633998A JP 22633998 A JP22633998 A JP 22633998A JP 2000059738 A JP2000059738 A JP 2000059738A
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JP22633998A
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Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Yasushi Tatsuhira
靖 立平
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、画像データ変換装置に関し、従来に
比して一段と画質を向上し得るようにする。 【解決手段】第1のインタレース走査画像データ(S1
20)に対してフィールド周波数変換及びクラス分類適
応処理を施すことによって当該第1のインタレース走査
画像データの所定倍のフィールド周波数でなり、かつ第
1のインタレース走査画像データには存在しないフィー
ルド画像を有する第2のインタレース走査画像データ
(S144)を生成することにより、時間解像度を向上
して自然な動画像を生成し得ると共に、垂直解像度を向
上して高精細画像を生成し得、従って表示画面に発生す
るフリッカを除去し得、従来に比して一段と画質を向上
し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データ変換装置
及び画像データ変換方法に関し、例えば入力画像の画質
を改善する画像データ変換装置に適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジヨンの走査方式として
は、水平走査線(ライン)を1本おきに飛び越して走査
するインタレース走査方式が最も広く採用されている。
このインタレース走査方式では、奇数番目のラインを走
査してなる奇数フィールドと偶数番目のラインを走査し
てなる偶数フィールドとの2枚のフィールドによって1
枚のフレームを形成している。
【0003】このインタレース走査方式は、世界各国の
テレビジョン標準方式として採用されており、このうち
例えば欧州のテレビジョン放送では、フィールド周波数
が50〔Hz〕でなるインタレース走査方式を用いてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
フィールド周波数が50〔Hz〕でなるインタレース走
査方式を用いたテレビジョン受像機では、奇数フィール
ドから偶数フィールドに切り替わるまでに所定の時間を
要することから、各ラインが所定時間間隔毎に表示され
ることによって生じるちらつき(いわゆるフリッカ)
が、表示画面の広い範囲にわたって発生する問題があっ
た。
【0005】このような問題を回避するもとのとして、
いわゆるメディアンフィルタを用いて表示中のフィール
ド画像から表示されていないフィールド画像を補間する
方法がある。この方法では、例えば補間画素に対して垂
直方向に上下に位置する画素の各画素値と、当該補間画
素の1フィールド前の画素値との3つの画素値のうち、
中間の値を補間画素の画素値として求めるものである。
【0006】しかしながらこの方法では、補間対象の画
像が静止画の場合、垂直解像度の高い領域に不自然な歪
みが発生する一方、動画像の場合には、1フィールド前
の画素の画素値を補間画素の画素値と選定する場合があ
り、この場合には不自然な動きが生じる問題があった。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と画質を向上し得る画像データ変
換装置及び画像データ変換方法を提案しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、第1のインタレース走査画像デー
タを第2のインタレース走査画像データに変換する画像
データ変換装置において、第1のインタレース走査画像
データを所定量遅延させて第3のインタレース走査画像
データを生成する第1のデータ遅延手段と、第3のイン
タレース走査画像データをさらに所定量遅延させて第4
のインタレース走査画像データを生成する第2のデータ
遅延手段と、第1のインタレース走査画像データと第3
のインタレース走査画像データと第4のインタレース走
査画像データとから注目画素を含む複数の画素を抽出す
る抽出手段と、抽出手段によって抽出された複数の画素
の信号レベル分布に基づいて注目画素をクラス分類する
ことによりクラスコードを生成するクラスコード生成手
段と、クラスコードに基づいて予測データを発生する予
測データ発生手段と、予測データ発生手段によって発生
された予測データを基に第5のインタレース走査画像デ
ータの注目画素を予測演算する予測演算手段と、第1の
インタレース走査画像データのフィールド周波数を所定
倍する第1のフィールド周波数変換手段と、第5のイン
タレース走査画像データのフィールド周波数を所定倍す
る第2のフィールド周波数変換手段と、第1のフィール
ド周波数変換手段によってフィールド周波数が所定倍さ
れた第1のインタレース走査画像データと第2のフィー
ルド周波数変換手段によってフィールド周波数が所定倍
された第5のインタレース走査画像データとのうち所望
のフィールド画像を順次選択して出力する選択手段とを
設けるようにした。
【0009】第1のインタレース走査画像データに対し
てフィールド周波数変換及びクラス分類適応処理を施す
ことによって当該第1のインタレース走査画像データの
所定倍のフィールド周波数でなり、かつ第1のインタレ
ース走査画像データには存在しないフィールド画像を有
する第2のインタレース走査画像データを生成すること
により、時間解像度を向上して自然な動画像を生成し得
ると共に、垂直解像度を向上して高精細画像を生成し
得、従って表示画面に発生するフリッカを除去し得る。
【0010】また本発明においては、第1のインタレー
ス走査画像データを第2のインタレース走査画像データ
に変換する画像データ変換装置において、第1のインタ
レース走査画像データのフィールド周波数を所定倍して
第3のインタレース走査画像データを生成するフィール
ド周波数変換手段と、第3のインタレース走査画像デー
タを所定量遅延させて第4のインタレース走査画像デー
タを生成する第1のデータ遅延手段と、第4のインタレ
ース走査画像データをさらに所定量遅延させて第5のイ
ンタレース走査画像データを生成する第2のデータ遅延
手段と、第3のインタレース走査画像データと第4のイ
ンタレース走査画像データと第5のインタレース走査画
像データとから注目画素を含む複数の画素を抽出する抽
出手段と、抽出手段によって抽出された複数の画素の信
号レベル分布に基づいて注目画素をクラス分類すること
によりクラスコードを生成するクラスコード生成手段
と、クラスコードに基づいて予測データを発生する予測
データ発生手段と、予測データ発生手段によって発生さ
れた予測データを基に第2のインタレース走査画像デー
タの注目画素を予測演算する予測演算手段とを設けるよ
うにした。
【0011】第1のインタレース走査画像データに対し
てフィールド周波数変換及びクラス分類適応処理を施す
ことによって当該第1のインタレース走査画像データの
所定倍のフィールド周波数でなり、かつ第1のインタレ
ース走査画像データには存在しないフィールド画像を有
する第2のインタレース走査画像データを生成すること
により、時間解像度を向上して自然な動画像を生成し得
ると共に、垂直解像度を向上して高精細画像を生成し
得、従って表示画面に発生するフリッカを除去し得る。
【0012】また本発明においては、第1のインタレー
ス走査画像データを第2のインタレース走査画像データ
に変換する画像データ変換装置において、第1のインタ
レース走査画像データのフィールド周波数を所定倍して
第3のインタレース走査画像データを生成するフィール
ド周波数変換手段と、第3のインタレース走査画像デー
タを所定量遅延させて第4のインタレース走査画像デー
タを生成するデータ遅延手段と、第3のインタレース走
査画像データと第4のインタレース走査画像データとか
ら注目画素を含む複数の画素を抽出する抽出手段と、抽
出手段によって抽出された複数の画素の信号レベル分布
に基づいて注目画素をクラス分類することによりクラス
コードを生成するクラスコード生成手段と、クラスコー
ドに基づいて予測データを発生する予測データ発生手段
と、予測データ発生手段によって発生された予測データ
を基に第2のインタレース走査画像データの注目画素を
予測演算する予測演算手段とを設けるようにした。
【0013】第1のインタレース走査画像データに対し
てフィールド周波数変換及びクラス分類適応処理を施す
ことによって当該第1のインタレース走査画像データの
所定倍のフィールド周波数でなり、かつ第1のインタレ
ース走査画像データには存在しないフィールド画像を有
する第2のインタレース走査画像データを生成すること
により、時間解像度を向上して自然な動画像を生成し得
ると共に、垂直解像度を向上して高精細画像を生成し
得、従って表示画面に発生するフリッカを除去し得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0015】(1)クラス分類適応処理の原理 ここでは例えば標準解像度の画像データ(以下、これを
SD(Standard Definition )画像データと呼ぶ)をそ
の各画素の信号レベル分布に応じたクラスに分類し、ク
ラス毎に所定のデータ処理を施すことにより高解像度の
画像データ(以下、これをHD(High Definition )画
像データと呼ぶ)を生成するいわゆるクラス分類適応処
理の原理について説明する。
【0016】図1は、このクラス分類適応処理を実現す
るアップコンバータ1の回路構成を示す。アップコンバ
ータ1は、外部から供給される例えば8ビットのパルス
符号変調(PCM:Pulse Code Modulation )データで
なるSD画像データS1をクラス分類部2及び予測演算
部3に入力する。クラス分類部2は、例えば図2に示す
ように、SD画像データS1のうち注目画素及び当該注
目画素を中心とした複数の周辺画素でなる合計7画素
(タップ)をクラス分類用の画素(以下、これをクラス
タップと呼ぶ)として設定し、それらの信号レベル分布
に基づいてクラスコードS2を生成する。因みに、図中
実線は第1フィールドを示し、点線は第2フィールドを
示す。
【0017】このクラス分類部2によってクラスコード
S2を生成する方法としては、PCMデータを直接使用
する(すなわちPCMデータをそのままクラスデータS
2とする)方法や、ADRC(Adaptive Dynamic Range
Coding )等のデータ圧縮方法を用いてクラス数を削減
するような方法が考えられる。このうちPCMデータを
そのままクラスコードS2とする方法では、クラスタッ
プとして8ビットのPCMデータを7タップ用いること
から、クラス数が256という膨大な数のクラス数に分類
されることになり、実用上問題がある。
【0018】そこで実際には、クラス分類部2は、AD
RCのようなデータ圧縮処理(すなわち再量子化処理)
を施すことによりクラス数を削減するようになされてい
る。このADRCによる分類法は、注目画素を中心とす
る近傍領域内の数タップからADRCコードを、次式
【0019】
【数1】
【0020】によって求め、当該ADRCコードに基づ
いてクラスコードS2を生成する手法を用いている。こ
こで、ci はADRCコード、xi は各クラスタップの
入力画素値、MINは領域内にある各クラスタップの入
力画素値のうちの最小画素値、DRは領域内のダイナミ
ックレンジ(最大画素値と最小画素値との差分)、kは
再量子化ビット数である。
【0021】すなわちADRCによる分類法は、領域内
のダイナミックレンジから再量子化ビット数に応じた量
子化ステップ幅を算出し、入力画素値から最小画素値を
減算した画素値を量子化ステップ幅に応じて再量子化す
るものである。例えば領域内の7タップにおいて各クラ
スタップを1ビットに再量子化する1ビットADRCを
行う場合では、領域内のダイナミックレンジに基づいて
7タップの各入力画素値を適応的に1ビット量子化し、
その結果、7タップの入力画素値を7ビットのデータに
削減することができるので、全体としてクラス数を12
8クラスにまで削減することができる。
【0022】図1に戻って、予測係数ROM(Read Onl
y Memory)4は、後述する学習回路10によって予め生
成された各クラス毎に対応した予測係数データS3を格
納しており、クラス分類部2から供給されるクラスコー
ドS2に応じた予測係数データS3を読み出し、これを
予測演算部3に送出する。予測演算部3は、例えば図3
に示すように、外部から入力されるSD画像データS1
のうち、注目画素及び当該注目画素を中心とした複数の
周辺画素でなる合計13タップを予測演算用の画素(以
下、これを予測タップと呼ぶ)として選定し、当該予測
タップの各画素値と予測係数データS3とを用いて、線
形一次結合でなる次式
【0023】
【数2】
【0024】によって表される積和演算を行うことによ
り、予測タップには存在しないHD画素の集まりである
HD画像データS4を生成し、これを外部に出力する。
ここで、xi ′は各HD画素値、xi は各予測タップの
画素値、wi は予測係数、nは予測タップ数であり、こ
の場合nは13である。
【0025】ところで図4は、予測係数ROM4に格納
されている予測係数データを生成する学習回路10の回
路構成を示し、当該学習回路10は、予測係数データを
予め生成して、これを予測係数ROM4に格納するよう
になされている。学習回路10は、いわゆる教師信号と
してのHD画像データS10を垂直間引きフィルタ11
及び予測係数算出回路12に入力する。学習回路10
は、HD画像データS10を垂直間引きフィルタ11及
び水平間引きフィルタ12によって間引くことにより、
生徒信号としてのSD画像データS11を生成し、これ
をクラス分類部14及び予測係数算出回路12に入力す
るようになされている。
【0026】クラス分類部14は、図1に示すアップコ
ンバータのクラス分類部2と同様の構成でなり、SD画
像データS11からクラスタップを選定し、その信号レ
ベル分布に基づいてクラスコードS12を生成した後、
これを予測係数算出回路12に送出する。予測係数算出
回路12は、HD画像データS10及びSD画像データ
S11を基に、クラスコードS12が示すクラスに応じ
た予測係数をクラス毎に算出し、その結果得た予測係数
データS13を予測係数ROM4に格納する。
【0027】この場合、予測係数算出回路12は、上述
の(2)式における予測係数wを最小自乗法によって求
めるようになされている。具体的には予測係数算出回路
12は、XをSD画素値、Wを予測係数、YをHD画素
値として、いわゆる観測方程式と呼ばれる次式
【0028】
【数3】
【0029】を生成するように各データを収集する。こ
こでmは予測するHD画素の画素数を示す学習データ
数、nは予測タップ数である。
【0030】次に予測係数算出回路12は、この(3)
式を基に、次式
【0031】
【数4】
【0032】に示す残差方程式を立てる。従って各予測
係数wi は、この(4)式から、次式
【0033】
【数5】
【0034】が最小のときに最適な値となることがわか
る。すなわち次式
【0035】
【数6】
【0036】を満たすように予測係数wi が算出され
る。
【0037】そこで予測係数算出回路12は、このn個
ある(6)式を満たすようなw1 、w2 、……、wn
算出すればよいことになり、上述の(4)式から、次式
【0038】
【数7】
【0039】を得、これら(6)及び(7)式から、次
【0040】
【数8】
【0041】を求める。そして予測係数算出回路12
は、上述の(4)及び(8)式から、次式
【0042】
【数9】
【0043】によって表される正規方程式を生成する。
このようにして予測係数算出回路12は、予測タップ数
nと同一次数の連立方程式でなる正規方程式を生成し、
掃き出し法(Gauss Jordanの消去法)を用いてこの正規
方程式を解くことにより、各予測係数wi を算出する。
【0044】以下、学習回路10による予測係数生成手
順について図5に示すフローチャートを用いて説明す
る。ステップSP1から入ったステップSP2におい
て、学習回路10は、教師信号としてのHD画像データ
S10から生徒信号としてのSD画像データS11を生
成することにより、予測係数を生成するのに必要な学習
データを生成する。ステップSP3において、学習回路
10は、予測係数を生成するのに必要十分な学習データ
が得られたか否か判定し、その結果、未だ必要十分な学
習データが得られていないと判断された場合にはステッ
プSP3において否定結果を得ることによりステップS
P4に移行する。
【0045】ステップSP4において、学習回路10
は、SD画像データS11からクラスタップを選定し、
その信号レベル分布に基づいてクラス分類を行う。ステ
ップSP5において、学習回路10は、各クラス毎に上
述の(9)式でなる正規方程式を生成し、ステップSP
2に戻って同様の処理手順を繰り返すことにより、予測
係数を生成するのに必要十分な正規方程式を生成する。
【0046】これに対してステップSP3において肯定
結果が得られると、このことは必要十分な学習データが
得られたことを表しており、このとき学習回路10はス
テップSP6に移って、上述の(9)式でなる正規方程
式を掃き出し法によって解くことにより、予測係数
1 、w2 、……、wn を各クラス毎に生成する。そし
てステップSP7において、学習回路10は、生成した
各クラス毎の予測係数w1、w2 、……、wn を予測係
数ROM4(図1)に格納し、ステップSP8において
当該予測係数生成手順を終了する。
【0047】(2)第1の実施の形態 (2−1)順次走査変換学習回路の構成 図6において、100は全体として順次走査変換学習回
路の構成を示し、順次走査方式の画像データ(以下、こ
れを順次走査画像データと呼ぶ)を教師画像として、生
徒画像としてのインタレース走査方式の画像データ(以
下、これをインタレース走査画像データと呼ぶ)を生成
し、これら順次走査画像データ及びインタレース走査画
像データから予測係数を決定するようになされている。
【0048】順次走査変換学習回路100は、教師画像
としての順次走査画像データS100を垂直間引きフィ
ルタ101及び予測係数算出回路102に入力する。垂
直間引きフィルタ101は、図7に示すように、順次入
力されてくる順次走査画像データS100(図7
(A))をフィールド毎に偶数ライン又は奇数ラインを
交互に間引くことにより、インタレース走査画像S10
1(図7(B))を生成し、これを領域切り出し回路1
03、104及び105に出力する。
【0049】領域切り出し回路103は、インタレース
走査画像データS101からクラスタップを選定し、そ
のクラスタップデータS102をADRC回路106に
出力する。ADRC回路106は、このクラスタップデ
ータS102に対してADRC方式によるデータ圧縮処
理を施すことによりADRCコードS103を生成し、
これをクラスコード発生回路107に出力する。
【0050】領域切り出し回路104は、インタレース
走査画像データS101から動きクラス分類用のタップ
(以下、これを動きクラスタップと呼ぶ)を選定し、そ
れを動きクラスタップデータS104として動きクラス
決定回路108に出力する。動きクラス決定回路108
は、この動きクラスタップデータS104から動きクラ
スコードS105を決定し、これをクラスコード発生回
路107に出力する。クラスコード発生回路107は、
ADRCコードS103及び動きクラスコードS105
からクラスコードS106を生成し、これを予測係数算
出回路102に出力する。
【0051】領域切り出し回路105は、インタレース
走査画像S101から予測タップを選定し、その予測係
数タップデータS107を予測係数算出回路102に出
力する。予測係数算出回路102は、この予測係数タッ
プデータS107と順次走査画像データS100とから
クラスコードS106に応じたクラス毎に正規方程式を
形成し、これを解くことにより予測係数をクラス毎に算
出し、それを予測係数データS108として予測係数R
OM109に格納する。
【0052】(2−2)画像データ変換装置の構成 図8において、120は全体として第1の実施の形態に
よる画像データ変換装置の構成を示し、インタレース走
査画像データS120をフィールドメモリ121及び順
次走査変換クラス分類適応処理回路122に出力する。
フィールドメモリ121は、インタレース走査画像デー
タS120を1フィールド遅延させ、これをインタレー
ス走査画像データS121としてフィールドメモリ12
3に出力すると共に、順次走査変換クラス分類適応処理
回路122に出力する。同様にフィールド123は、イ
ンタレース走査画像データS121を1フィールド遅延
させ、これをインタレース走査画像データS122とし
て順次走査変換クラス分類適応処理回路122に出力す
る。
【0053】図9に示すように、順次走査変換クラス分
類適応処理回路122は、インタレース走査画像データ
S120〜S122でなるインタレース走査画像データ
S130を領域切り出し回路130〜132それぞれに
入力する。領域切り出し回路130は、インタレース走
査画像データS130からクラスタップを選定し、それ
をクラスタップデータS131としてADRC回路13
3に出力する。ADRC回路133は、このクラスタッ
プデータS131に対してADRC方式によるデータ圧
縮処理を施すことによりADRCコードS132を生成
し、これをクラスコード発生回路134に出力する。
【0054】領域切り出し回路131は、インタレース
走査画像データS130から動きクラスタップを選定
し、それを動きクラスタップデータS133として動き
クラス決定回路135に出力する。動きクラス決定回路
135は、この動きクラスタップデータS133から動
きクラスコードS134を決定し、これをクラスコード
発生回路134に出力する。クラスコード発生回路13
4は、ADRCコードS132及び動きクラスコードS
134からクラスコードS135を生成し、これを予測
係数ROM136に出力する。
【0055】予測係数ROM136は、図6に示す予測
係数ROM109と同様の構成でなり、順次走査変換学
習回路100によって生成された予測係数が各クラス毎
に格納されている。予測係数ROM136は、クラスコ
ードS135が示すクラスに基づいて予測係数を読み出
し、これを予測係数データS136として予測演算回路
137に出力する。
【0056】領域切り出し回路132は、インタレース
走査画像S130から予測タップを選定し、その予測タ
ップデータS137を予測演算回路137に出力する。
予測演算回路137は、予測タップデータS137と予
測係数データS136との積和演算を施すことにより順
次走査画像データを生成し、このうち入力されたインタ
レース走査画像データS120に相当するフィールド画
像を第1インタレース走査画像データS140としてフ
ィールドメモリ140(図8)に出力すると共に、予測
演算されたフィールド画像を第2インタレース走査画像
データS141(図8)としてフィールドメモリ141
に出力する。
【0057】第1インタレース走査画像S140は、図
10(A)に示すように、フィールド画像「1A,1.5B,2
A,2.5B,……」の順に一定の時間間隔でフィールドメモ
リ140に順次入力される。ここで例えば「1A」のうち
「1 」はそのフィールド画像をサンプリングしたときの
時間を示し、「A 」は当該フィールド画像が奇数フィー
ルドであることを示す。また「1.5B」のうち「1.5 」
は、「1A」の次のフィールド画像をサンプリングした時
間を示し、「B 」は当該フィールド画像が偶数フィール
ドであることを示す。
【0058】同様に、第2インタレース走査画像S14
1は、図10(B)に示すように、フィールド画像「1
B,1.5A,2B,2.5A,……」の順に一定の時間間隔でフィー
ルドメモリ141に順次入力される。この第2インタレ
ース走査画像S141は、第1インタレース走査画像S
140が奇数フィールドをフィールドメモリ140に入
力するタイミングで、当該奇数フィールドを生成したと
きと同タイミングで偶数ラインを走査してなる偶数フィ
ールドをフィールドメモリ141に供給する一方、第1
インタレース走査画像S140が偶数フィールドをフィ
ールドメモリ140に供給するタイミングでその奇数フ
ィールドをフィールドメモリ141に供給する。
【0059】図8に戻って、フィールドメモリ140
は、第1インタレース走査画像データS140を所定の
記憶領域に順次書き込み、読み出しの際には、書き込み
時の2倍の速度で同一のフィールド画像を2回読み出し
ていく。このようにフィールドメモリ140は、第1イ
ンタレース走査画像データS140のフィールド周波数
を2倍にするようなフィールド倍速変換を行うことによ
り図10(C)に示すような第1インタレース走査画像
データS142を生成し、これをフィールドスイッチ1
42に出力する。同様にフィールドメモリ141は、第
2インタレース走査画像データS141のフィールド周
波数を2倍にするようなフィールド倍速変換を行うこと
により図(D)に示すような第2インタレース走査画像
データS143を生成し、これをフィールドスイッチ1
42に出力する。
【0060】フィールドスイッチ142は、第1インタ
レース走査画像データS142及び第2インタレース走
査画像データS143の中から、奇数フィールドと偶数
フィールドとを交互に選択して切り換えることにより、
図10(E)に示すようなインタレース走査画像データ
S144を生成し、これを外部に出力する。
【0061】(2−3)動作及び効果 以上の構成において、順次走査変換クラス分類適応処理
回路122は、インタレース走査画像データS120に
対してクラス分類適応処理を施すことにより順次走査画
像データを生成し、当該順次走査画像データを第1イン
タレース走査画像データS140及び第2インタレース
走査画像データS141に分離し、それぞれをフィール
ドメモリ140及び141に出力する。
【0062】フィールドメモリ140及び141は、第
1インタレース走査画像データS140及び第2インタ
レース走査画像データS141のフィールド周波数をそ
れぞれ2倍にすることにより第1インタレース走査画像
データS142及び第2インタレース走査画像データS
143を生成し、これらをフィールドスイッチ142に
出力する。フィールドスイッチ142は、これら第1イ
ンタレース走査画像データS142及び第2インタレー
ス走査画像データS143の中から、奇数フィールドと
偶数フィールドとを交互に選択して切り換えることによ
りインタレース走査画像データS144を生成し、これ
を外部に出力する。
【0063】このように元のインタレース走査画像デー
タS120と当該インタレース走査画像データS120
にクラス分類適応処理を施すことによって予測されたイ
ンタレース走査画像データとのフィールド周波数をそれ
ぞれ2倍に倍増し、これらの中から奇数フィールドと偶
数フィールドとを順次交互に選択して出力することによ
り、フィールド周波数を倍増すると共に、垂直解像度の
向上した高精細画像を生成し得る。
【0064】以上の構成によれば、入力されるインタレ
ース走査画像データS120と当該インタレース走査画
像データS120をクラス分類適応処理することによっ
て予測されるインタレース走査画像データとのフィール
ド周波数を所定倍し、これらの中から奇数フィールドと
偶数フィールドとを交互に選択して出力することによ
り、フィールド周波数を倍増すると共に、垂直解像度を
向上して高精細画像を生成し得、従って表示画面に発生
するフリッカを除去し得る。
【0065】(3)第2の実施の形態 図11において、150は全体として第2の実施の形態
による画像データ変換装置を示し、図12(A)に示す
インタレース走査画像データS150をフィールドメモ
リ151に入力する。フィールドメモリ151は、イン
タレース走査画像データS150のフィールド周波数を
2倍にするようなフィールド倍速変換を行うことにより
図12(B)に示すインタレース走査画像データS15
1を生成し、これをフィールドメモリ152及びクラス
分類適応処理回路153に出力する。
【0066】フィールドメモリ152は、インタレース
走査画像データS151を1フィールド遅延させること
により図12(C)に示すインタレース走査画像データ
S152を生成し、これをフィールドメモリ154に出
力する。同様にフィールドメモリ154は、インタレー
ス走査画像データS152を1フィールド遅延させるこ
とにより図12(D)に示すインタレース走査画像デー
タS153を生成し、これをクラス分類適応処理回路1
53に出力する。
【0067】クラス分類適応処理回路153は、第1の
実施の形態による順次走査変換クラス分類適応処理回路
122(図8)と同様に構成されており、入力されるイ
ンタレース走査画像データS151〜S153に対して
クラス分類適応処理を施すことにより図12(E)に示
すインタレース走査画像データS154を生成し、これ
を外部に出力する。
【0068】具体的にはクラス分類適応処理回路153
は、入力されるインタレース走査画像データS151の
フィールド画像が「1A」、インタレース走査画像データ
S152のフィールド画像が「1A」である場合には、イ
ンタレース走査画像データS151のフィールド画像
「1A」をそのまま出力する。
【0069】次にクラス分類適応処理回路153は、イ
ンタレース走査画像データS151のフィールド画像が
「1.5B」、インタレース走査画像データS152のフィ
ールド画像が「1A」、インタレース走査画像データS1
53のフィールド画像が「1A」の場合には、インタレー
ス走査画像データS151のフィールド画像「1.5B」と
インタレース走査画像データS152のフィールド画像
「1A」とを選択して、これらにクラス分類適応処理を施
すことによりフィールド画像「1.25B 」を生成する。
【0070】続いてクラス分類適応処理回路153は、
インタレース走査画像データS151のフィールド画像
が「1.5B」、インタレース走査画像データS152のフ
ィールド画像が「1.5B」、インタレース走査画像データ
S153のフィールド画像が「1A」の場合には、インタ
レース走査画像データS152のフィールド画像「1.5
B」とインタレース走査画像データS153のフィール
ド画像「1A」とを選択して、これらにクラス分類適応処
理を施すことによりフィールド画像「1.5A」を生成す
る。
【0071】次いでクラス分類適応処理回路153は、
インタレース走査画像データS151のフィールド画像
が「2A」、インタレース走査画像データS152のフィ
ールド画像が「1.5B」、インタレース走査画像データS
153のフィールド画像が「1.5B」の場合には、インタ
レース走査画像データS151のフィールド画像「2A」
とインタレース走査画像データS152のフィールド画
像「1.5B」とを選択して、これらにクラス分類適応処理
を施すことによりフィールド画像「1.75B 」を生成す
る。以下、このようなクラス分類適応処理を順次繰り返
すことによりフィールド画像「1A,1.25B,1.5A,1.75B,2
A, ……」でなるインタレース走査画像データS154
が生成される。
【0072】以上の構成において、クラス分類適応処理
回路153は、インタレース走査画像データS150の
2倍のフィールド周波数でなるインタレース走査画像デ
ータS151と、当該インタレース走査画像データS1
51を1フィールド遅延させたインタレース走査画像デ
ータS152と、インタレース走査画像データS151
を2フィールド遅延させたインタレース走査画像データ
S153とに対してクラス分類適応処理を施し、その結
果得たインタレース走査画像データS154を外部に出
力する。
【0073】このように元のインタレース走査画像デー
タS150のフィールド周波数を所定倍してなるインタ
レース走査画像データS151にクラス分類適応処理を
施すことによって走査タイミングと表示タイミングとが
同一になるようなフィールド画像を順次予測していくこ
とにより、時間解像度を向上して上述の画像データ変換
装置120(図8)よりもさらに自然な動画像を生成し
得ると共に、垂直解像度を向上して高精細画像を生成し
得る。
【0074】以上の構成によれば、元のインタレース走
査画像データS150のフィールド周波数を所定倍して
なるインタレース走査画像データS151にクラス分類
適応処理を施すことによって走査タイミングと表示タイ
ミングとが同一になるようなフィールド画像を順次予測
していくことにより、時間解像度を向上して上述の画像
データ変換装置120(図8)よりもさらに自然な動画
像を生成し得ると共に、垂直解像度を向上して高精細画
像を生成し得、従って表示画面に発生するフリッカを除
去し得る。
【0075】(4)第3の実施の形態 図13において、160は全体として第3の実施の形態
による画像データ変換装置を示し、図14(A)に示す
インタレース走査画像データS160をフィールドメモ
リ161に入力する。フィールドメモリ161は、イン
タレース走査画像データS160のフィールド周波数を
2倍にするフィールド倍速変換を行うことにより図14
(B)に示すインタレース走査画像データS161を生
成し、これをフィールドメモリ162及びクラス分類適
応処理回路163に出力する。
【0076】フィールドメモリ162は、インタレース
走査画像データS161を2フィールド遅延させること
により図14(C)に示すインタレース走査画像データ
S162を生成し、これをクラス分類適応処理回路16
3に出力する。クラス分類適応処理回路163は、図8
に示す順次走査変換クラス分類適応処理回路122と同
様の構成でなり、これらインタレース走査画像データS
161及びS162に対してクラス分類適応処理回路を
施すことにより図14(D)に示すインタレース走査画
像データS163を生成し、これを外部に出力する。
【0077】具体的にはクラス分類適応処理回路163
は、インタレース走査画像データS161のうち2番目
のフィールド画像「1A」が入力された場合にはこれをそ
のまま出力する。次にクラス分類適応処理回路163
は、インタレース走査画像データS161のフィールド
画像が「1.5B」、インタレース走査画像データS162
のフィールド画像が「1A」の場合には、これらにクラス
分類適応処理を施すことによりフィールド画像「1.17B
」のインタレース走査画像データS163を生成して
出力する。
【0078】次いでクラス分類適応処理回路163は、
続いて入力されるインタレース走査画像データS161
のフィールド画像が「1.5B」、インタレース走査画像デ
ータS162のフィールド画像が「1A」の場合には、こ
れらにクラス分類適応処理を施すことによりフィールド
画像「1.33A 」のインタレース走査画像データS163
を生成して出力する。さらにクラス分類適応処理回路1
63は、インタレース走査画像データS161のフィー
ルド画像が「2A」、インタレース走査画像データS16
2のフィールド画像が「1.5B」の場合には、インタレー
ス走査画像データS162のフィールド画像「1.5B」を
そのままインタレース走査画像データS163のフィー
ルド画像として出力する。
【0079】以上の構成において、クラス分類適応処理
回路163は、インタレース走査画像データS160の
2倍のフィールド周波数でなるインタレース走査画像デ
ータS161と、当該インタレース走査画像データS1
61を2フィールド遅延させたインタレース走査画像デ
ータS162とに対してクラス分類適応処理を施し、そ
の結果得たインタレース走査画像データS163を外部
に出力する。
【0080】このように元のインタレース走査画像デー
タS160のフィールド周波数を所定倍してなるインタ
レース走査画像データS161にクラス分類適応処理を
施すことによって存在しないフィールド画像を順次予測
していくことにより、フィールドメモリを削減しなが
ら、時間解像度を向上して自然な動画像を生成し得ると
共に、垂直解像度を向上して高精細画像を生成し得る。
【0081】以上の構成によれば、元のインタレース走
査画像データS160のフィールド周波数を所定倍して
なるインタレース走査画像データS161にクラス分類
適応処理を施すことによって存在しないフィールド画像
を順次予測していくことにより、フィールドメモリの数
を削減しながら、時間解像度を向上して自然な動画像を
生成し得ると共に、垂直解像度を向上して高精細画像を
生成し得、従って簡易な構成で表示画面に発生するフリ
ッカを除去し得る。
【0082】なお上述の第1の実施の形態においては、
連続するフィールド画像「1A,1B,1.5A,1.5B,2A,2B,2.5
A,2.5B,……」でなるインタレース走査画像データS1
44を生成した場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えばフィールド画像「1A,1.17B,1.33A,1.5B,
2A,2.17B,2.33A, ……」でなるインタレース走査画像デ
ータや、フィールド画像「1A,1.25B,1.5A,1.75B,2A,2.2
5B,2.5A,……」でなるインタレース走査画像データのよ
うに、他の種々のインタレース走査画像データを生成す
るように予測係数を学習回路100によって求めておい
ても良い。
【0083】この場合、学習回路の構成としては、図6
に示す学習回路100の垂直間引きフィルタ101に代
えて、時間方向及び垂直方向に間引くようになされた時
間・垂直間引きフィルタを用い、教師信号としてフィー
ルド周波数が倍の順次走査方式の画像データを入力し、
これを時間・垂直間引きフィルタによって通常のインタ
レース方式の画像データに変換するようにすれば良い。
【0084】また上述の実施の形態においては、フィー
ルド周波数を2倍するフィールドメモリ140、14
1、151、161を用いた場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、要は、フィールド周波数を所定倍
するフィールドメモリであれば良い。
【0085】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1のイ
ンタレース走査画像データに対してフィールド周波数変
換及びクラス分類適応処理を施すことによって当該第1
のインタレース走査画像データの所定倍のフィールド周
波数でなり、かつ第1のインタレース走査画像データに
は存在しないフィールド画像を有する第2のインタレー
ス走査画像データを生成することにより、時間解像度を
向上して自然な動画像を生成し得ると共に、垂直解像度
を向上して高精細画像を生成し得、従って表示画面に発
生するフリッカを除去し得、従来に比して一段と画質を
向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アップコンバータの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】クラスタップ配置例を示す略線図である。
【図3】予測タップ配置例を示す略線図である。
【図4】学習回路の構成を示すブロック図である。
【図5】予測係数生成手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】順次走査変換学習回路の構成を示すブロック図
である。
【図7】垂直間引きフィルタによるインタレース走査画
像の生成の説明に供する略線図である。
【図8】第1の実施の形態による画像データ変換装置の
ブロック図である。
【図9】順次走査変換クラス分類適応処理回路の構成を
示すブロック図である。
【図10】インタレース走査画像データの説明に供する
略線図である。
【図11】第2の実施の形態による画像データ変換装置
のブロック図である。
【図12】インタレース走査画像データの説明に供する
略線図である。
【図13】第3の実施の形態による画像データ変換装置
のブロック図である。
【図14】インタレース走査画像データの説明に供する
略線図である。
【符号の説明】
120、150、160……画像データ変換装置、12
1、123、140、141、151、152、15
4、161、162……フィールドメモリ、122……
順次走査変換クラス分類適応処理回路、153、163
……クラス分類適応処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK00 KK09 LA07 LB13 MA28 PP04 PP14 SS03 UA33 5C063 AA03 AA04 BA06 BA10 CA05 CA16 CA34 CA38

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のインタレース走査画像データを第2
    のインタレース走査画像データに変換する画像データ変
    換装置において、 上記第1のインタレース走査画像データを所定量遅延さ
    せて第3のインタレース走査画像データを生成する第1
    のデータ遅延手段と、 上記第3のインタレース走査画像データをさらに所定量
    遅延させて第4のインタレース走査画像データを生成す
    る第2のデータ遅延手段と、 上記第1のインタレース走査画像データと上記第3のイ
    ンタレース走査画像データと上記第4のインタレース走
    査画像データとから注目画素を含む複数の画素を抽出す
    る抽出手段と、 上記抽出手段によって抽出された上記複数の画素の信号
    レベル分布に基づいて上記注目画素をクラス分類するこ
    とによりクラスコードを生成するクラスコード生成手段
    と、 上記クラスコードに基づいて予測データを発生する予測
    データ発生手段と、 上記予測データ発生手段によって発生された上記予測デ
    ータを基に第5のインタレース走査画像データの上記注
    目画素を予測演算する予測演算手段と、 上記第1のインタレース走査画像データのフィールド周
    波数を所定倍する第1のフィールド周波数変換手段と、 上記第5のインタレース走査画像データのフィールド周
    波数を所定倍する第2のフィールド周波数変換手段と、 上記第1のフィールド周波数変換手段によってフィール
    ド周波数が所定倍された上記第1のインタレース走査画
    像データと上記第2のフィールド周波数変換手段によっ
    てフィールド周波数が所定倍された上記第5のインタレ
    ース走査画像データとのうち所望のフィールド画像を順
    次選択して出力する選択手段とを具えることを特徴とす
    る画像データ変換装置。
  2. 【請求項2】上記予測データは、 上記第1のインタレース走査画像データから選定された
    上記複数の画素に対応して存在する予測係数でなり、 上記予測演算手段は、 上記クラスコードに応じて発生された上記各予測係数と
    上記複数の画素とから上記第5のインタレース走査画像
    データの上記注目画素を生成することを特徴とする請求
    項1に記載の画像データ変換装置。
  3. 【請求項3】上記予測データは、 上記第5のインタレース走査画像データに対応する学習
    データを用いて予め生成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の画像データ変換装置。
  4. 【請求項4】第1のインタレース走査画像データを第2
    のインタレース走査画像データに変換する画像データ変
    換装置において、 上記第1のインタレース走査画像データのフィールド周
    波数を所定倍して第3のインタレース走査画像データを
    生成するフィールド周波数変換手段と、 上記第3のインタレース走査画像データを所定量遅延さ
    せて第4のインタレース走査画像データを生成する第1
    のデータ遅延手段と、 上記第4のインタレース走査画像データをさらに所定量
    遅延させて第5のインタレース走査画像データを生成す
    る第2のデータ遅延手段と、 上記第3のインタレース走査画像データと上記第4のイ
    ンタレース走査画像データと上記第5のインタレース走
    査画像データとから注目画素を含む複数の画素を抽出す
    る抽出手段と、 上記抽出手段によって抽出された上記複数の画素の信号
    レベル分布に基づいて上記注目画素をクラス分類するこ
    とによりクラスコードを生成するクラスコード生成手段
    と、 上記クラスコードに基づいて予測データを発生する予測
    データ発生手段と、 上記予測データ発生手段によって発生された上記予測デ
    ータを基に上記第2のインタレース走査画像データの上
    記注目画素を予測演算する予測演算手段とを具えること
    を特徴とする画像データ変換装置。
  5. 【請求項5】上記予測データは、 上記第3のインタレース走査画像データから選定された
    上記複数の画素に対応して存在する予測係数でなり、 上記予測演算手段は、 上記クラスコードに応じて発生された上記各予測係数と
    上記複数の画素とから上記第2のインタレース走査画像
    データの上記注目画素を生成することを特徴とする請求
    項4に記載の画像データ変換装置。
  6. 【請求項6】上記予測データは、 上記第2のインタレース走査画像データに対応する学習
    データを用いて予め生成されていることを特徴とする請
    求項4に記載の画像データ変換装置。
  7. 【請求項7】第1のインタレース走査画像データを第2
    のインタレース走査画像データに変換する画像データ変
    換装置において、 上記第1のインタレース走査画像データのフィールド周
    波数を所定倍して第3のインタレース走査画像データを
    生成するフィールド周波数変換手段と、 上記第3のインタレース走査画像データを所定量遅延さ
    せて第4のインタレース走査画像データを生成するデー
    タ遅延手段と、 上記第3のインタレース走査画像データと上記第4のイ
    ンタレース走査画像データとから注目画素を含む複数の
    画素を抽出する抽出手段と、 上記抽出手段によって抽出された上記複数の画素の信号
    レベル分布に基づいて上記注目画素をクラス分類するこ
    とによりクラスコードを生成するクラスコード生成手段
    と、 上記クラスコードに基づいて予測データを発生する予測
    データ発生手段と、 上記予測データ発生手段によって発生された上記予測デ
    ータを基に上記第2のインタレース走査画像データの上
    記注目画素を予測演算する予測演算手段とを具えること
    を特徴とする画像データ変換装置。
  8. 【請求項8】上記予測データは、 上記第3のインタレース走査画像データから選定された
    上記複数の画素に対応して存在する予測係数でなり、 上記予測演算手段は、 上記クラスコードに応じて発生された上記各予測係数と
    上記複数の画素とから上記第2のインタレース走査画像
    データの上記注目画素を生成することを特徴とする請求
    項7に記載の画像データ変換装置。
  9. 【請求項9】上記予測データは、 上記第2のインタレース走査画像データに対応する学習
    データを用いて予め生成されていることを特徴とする請
    求項7に記載の画像データ変換装置。
  10. 【請求項10】第1のインタレース走査画像データを第
    2のインタレース走査画像データに変換する画像データ
    変換方法において、 上記第1のインタレース走査画像データを所定量遅延さ
    せて第3のインタレース走査画像データを生成し、 上記第3のインタレース走査画像データをさらに所定量
    遅延させて第4のインタレース走査画像データを生成
    し、 上記第1のインタレース走査画像データと上記第3のイ
    ンタレース走査画像データと上記第4のインタレース走
    査画像データとから注目画素を含む複数の画素を抽出
    し、 当該抽出された上記複数の画素の信号レベル分布に基づ
    いて上記注目画素をクラス分類することによりクラスコ
    ードを生成し、 上記クラスコードに基づいて予測データを発生し、 上記予測データを基に第5のインタレース走査画像デー
    タの上記注目画素を予測演算し、 上記第1のインタレース走査画像データのフィールド周
    波数を所定倍し、 上記第5のインタレース走査画像データのフィールド周
    波数を所定倍し、 フィールド周波数が所定倍された上記第1及び第5のイ
    ンタレース走査画像データのうち所望のフィールド画像
    を順次選択して出力することを特徴とする画像データ変
    換方法。
  11. 【請求項11】上記予測データは、 上記第1のインタレース走査画像データから選定された
    上記複数の画素に対応して存在する予測係数でなり、 上記クラスコードに応じて発生された上記各予測係数と
    上記複数の画素とから上記第5のインタレース走査画像
    データの上記注目画素を生成することを特徴とする請求
    項10に記載の画像データ変換方法。
  12. 【請求項12】上記予測データは、 上記第5のインタレース走査画像データに対応する学習
    データを用いて予め生成されていることを特徴とする請
    求項10に記載の画像データ変換方法。
  13. 【請求項13】第1のインタレース走査画像データを第
    2のインタレース走査画像データに変換する画像データ
    変換方法において、 上記第1のインタレース走査画像データのフィールド周
    波数を所定倍して第3のインタレース走査画像データを
    生成し、 上記第3のインタレース走査画像データを所定量遅延さ
    せて第4のインタレース走査画像データを生成し、 上記第4のインタレース走査画像データをさらに所定量
    遅延させて第5のインタレース走査画像データを生成
    し、 上記第3のインタレース走査画像データと上記第4のイ
    ンタレース走査画像データと上記第5のインタレース走
    査画像データとから注目画素を含む複数の画素を抽出
    し、 当該抽出された上記複数の画素の信号レベル分布に基づ
    いて上記注目画素をクラス分類することによりクラスコ
    ードを生成し、 上記クラスコードに基づいて予測データを発生し、 当該発生された上記予測データを基に上記第2のインタ
    レース走査画像データの上記注目画素を予測演算するこ
    とを特徴とする画像データ変換方法。
  14. 【請求項14】上記予測データは、 上記第3のインタレース走査画像データから選定された
    上記複数の画素に対応して存在する予測係数でなり、 上記クラスコードに応じて発生された上記各予測係数と
    上記複数の画素とから上記第2のインタレース走査画像
    データの上記注目画素を生成することを特徴とする請求
    項13に記載の画像データ変換方法。
  15. 【請求項15】上記予測データは、 上記第2のインタレース走査画像データに対応する学習
    データを用いて予め生成されていることを特徴とする請
    求項13に記載の画像データ変換方法。
  16. 【請求項16】第1のインタレース走査画像データを第
    2のインタレース走査画像データに変換する画像データ
    変換方法において、 上記第1のインタレース走査画像データのフィールド周
    波数を所定倍して第3のインタレース走査画像データを
    生成し、 上記第3のインタレース走査画像データを所定量遅延さ
    せて第4のインタレース走査画像データを生成し、 上記第3のインタレース走査画像データと上記第4のイ
    ンタレース走査画像データとから注目画素を含む複数の
    画素を抽出し、 当該抽出された上記複数の画素の信号レベル分布に基づ
    いて上記注目画素をクラス分類することによりクラスコ
    ードを生成し、 上記クラスコードに基づいて予測データを発生し、 上記予測データを基に上記第2のインタレース走査画像
    データの上記注目画素を予測演算することを特徴とする
    画像データ変換装置。
  17. 【請求項17】上記予測データは、 上記第3のインタレース走査画像データから選定された
    上記複数の画素に対応して存在する予測係数でなり、 上記クラスコードに応じて発生された上記各予測係数と
    上記複数の画素とから上記第2のインタレース走査画像
    データの上記注目画素を生成することを特徴とする請求
    項16に記載の画像データ変換方法。
  18. 【請求項18】上記予測データは、 上記第2のインタレース走査画像データに対応する学習
    データを用いて予め生成されていることを特徴とする請
    求項16に記載の画像データ変換方法。
JP22633998A 1998-08-10 1998-08-10 画像データ変換装置及び画像データ変換方法 Pending JP2000059738A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001318745A (ja) * 2000-05-11 2001-11-16 Sony Corp データ処理装置およびデータ処理方法、並びに記録媒体

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