JP2000059475A - 親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品 - Google Patents

親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品

Info

Publication number
JP2000059475A
JP2000059475A JP22729298A JP22729298A JP2000059475A JP 2000059475 A JP2000059475 A JP 2000059475A JP 22729298 A JP22729298 A JP 22729298A JP 22729298 A JP22729298 A JP 22729298A JP 2000059475 A JP2000059475 A JP 2000059475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portable
unit
daily
function
portable article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22729298A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Tsuzaki
大 津▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP22729298A priority Critical patent/JP2000059475A/ja
Publication of JP2000059475A publication Critical patent/JP2000059475A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】生活の流れに応じて種々の形態の日用携帯品に
携帯電話機の機能を組み込みかつそれらを使い分けるこ
とによって、携帯電話機を個別に携帯する必要がないよ
うにする。 【解決手段】親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品が
提供される。基地局に対する信号の送受信機能を備え、
計算機としても使用可能な親機として形成された第1の
日用携帯品1と、通話のための一対のマイクロホンおよ
びスピーカを備えた子機として形成された少なくとも1
つの第2の日用携帯品2との組み合わせからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親子式携帯電話機
能を備えた日用携帯品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のPHSや携帯電話機(以下、これ
らを総称して「携帯電話機」という。)の普及は目ざま
しいものがあり、大抵の国民が所有しているような状況
にある。ところが、携帯電話機は、何処にいても簡単に
通話ができ非常に便利なものである一方、常時携帯して
いなければならず、例えば、携帯電話機を持ち歩いた
り、衣服のポケットに入れておいたり、あるいはバック
の中に入れておく必要がある。こうして、外出の際の持
ち物が1つ増えて煩わしくなるとともに、時には、携帯
電話機が嵩張って邪魔になることすらある。
【0003】このため、携帯電話機を小型化する試みが
これまでになされてきている。しかしこの場合、スムー
ズな通話のためには、携帯電話機のマイクとスピーカの
間隔を人間の耳および口の間の間隔に適合させねばなら
ず、携帯電話機の小型化にも一定の限界がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、生活の流れに応じて種々の形態の日用携帯品に
携帯電話機の機能を組み込みかつそれらを使い分けるこ
とによって、携帯電話機を個別に携帯する必要がないよ
うにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品
であって、基地局に対する信号の送受信機能と計算機の
機能を少なくとも備えた親機として形成された第1の日
用携帯品と、通話のための一対のマイクロホンおよびス
ピーカを少なくとも備えた子機として形成された少なく
とも1つの第2の日用携帯品との組み合わせからなるも
のであることを特徴とする日用携帯品を構成したもので
ある。
【0006】本発明の好ましい実施例によれば、第1の
日用携帯品は小型電卓の形態または携帯型コンピュータ
の形態を有している。本発明の別の好ましい実施例によ
れば、第2の日用携帯品はボールペンの形態を有してい
る。本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、第2
の日用携帯品は財布の形態を有しており、この財布中に
は第1の日用携帯品が収容できるようになっている。
【0007】本発明のさらに別の好ましい実施例によれ
ば、第2のユニットは名刺入れまたはタバコ入れの形態
を有しており、この名刺入れまたはタバコ入れの中に第
1の日用携帯品が収容できるようになっている。本発明
のさらに別の好ましい実施例によれば、第2の日用携帯
品はオートバイ用ヘルメットの形態を有しており、この
オートバイ用ヘルメットの内部に第1の日用携帯品が収
容できるようになっている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施例について説明する。本発明による
親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品は、基地局に対
する信号の送受信機能を備え、計算機としても使用可能
な親機として形成された第1の日用携帯品と、通話のた
めの一対のマイクロホンおよびスピーカを備えた子機と
して形成された少なくとも1つの第2の日用携帯品との
組み合わせから構成されている。
【0009】図1は、本発明の1実施例による親子式電
話機能を備えた日用携帯品の前面図である。図1に示し
たように、この実施例では、親子式携帯電話機能を備え
た日用携帯品は、小型電卓の形態を有する第1の日用携
帯品(親機)1と、ボールペンの形態を有する1つの第
2の日用携帯品(子機)2との組み合わせから構成され
ている。
【0010】小型電卓型の第1の日用携帯品(親機)1
は、通話のための一対のマイクロホンおよびスピーカを
備えていない点と、ボールペン型の第2の日用携帯品
(子機)2との間の通信機能、並びに親機1および子機
2間の制御機能を備えている点を除いては、一般の携帯
電話機と同様の機能を備えており、それと同時に、一般
の関数電卓と同様の機能を備えている。
【0011】図1からわかるように、小型電卓型の第1
の日用携帯品(親機)1の前面パネルには、上部に液晶
表示部3が、その下側に多数のファンクションキーおよ
びテンキー等からなるキー入力部4が設けられている。
キー入力部4には、携帯電話機を動作させるためのキー
や関数電卓を動作させるためのキーのほかに、電話機/
計算機切替えキー6と、子機2のON/OFFキー7が
設けられている。電話機/計算機切替えキー6は、第1
の日用携帯品1を電話機(親機)モードおよび計算機モ
ードのいずれのモードで使用するのかを切り替えるため
のキーであり、子機2のON/OFFキー7は、親機1
と、親機1にコードレスで接続された少なくとも1つ
(この実施例では1つ)の子機2との間の接続および切
断を切り替えるためのキーである。
【0012】親機1の表示部3は、上端縁に沿って設け
られた(図示しない)回転軸のまわりに回動可能になっ
ていて、常時はその表面が前面パネルに平行になるよう
に配置されているが、親機1の表示部押し出しボタン5
が押されると、図2(A)に示したように、回転軸のま
わりに回動して親機1の前面パネルから突出し、前面パ
ネルに対して所定角度傾斜した状態に保持されるように
なっている。
【0013】そして、図2(B)に示したように、親機
1を前面パネル(表示部3)が使用者の方を向くように
してワイシャツ等の胸ポケットPに入れている場合、電
話を受けると、親機1の表示部3には、相手の電話番号
等の着信を知らせる表示がなされる。このとき、手でポ
ケットPの口を広げると同時に表示部押し出しボタン5
を押すことによって、表示部3を傾斜状態で突出させる
ことができ、親機1をポケットPから取り出すことな
く、表示部3の表示を見ることができる。なお、表示部
押し出しボタン5が再度押されると、表示部3は前面パ
ネルに平行となる元の位置に戻る。
【0014】図3の(A)〜(C)は、それぞれ、ボー
ルペン型の子機2が取り外された図1の日用携帯品の側
面図、下面図および背面図である。図1および図3から
わかるように、小型電卓型の親機1の一方の側面には、
一般の携帯電話機のアンテナと同様の基地局に対する信
号の送受信のためのアンテナ8が取付けられており、他
方の側面には、ボールペン型の子機2に対する収容部9
が設けられている。収容部9は、親機1の一方の側面の
下部に固定された円錐形の革製キャップ9aと、ほぼ中
央部に固定された革製リング9bからなっており、図1
に示したように、ボールペン型の子機2は、胴体部がリ
ング9bに通され、先端部がキャップ9aに嵌め込まれ
ることによって、親機1に収容されるようになってい
る。なお、図1および図3において、11は、子機2と
の間の通信を行うためのアンテナである。
【0015】図3(B)に示したように、親機1の背面
上部には、親機1をジャケット等の胸ポケットに入れた
とき、親機1を胸ポケットに係止し、親機1のポケット
からの落下を防止するためのクリップ10が取り付けら
れている。さらに、親機1の背面における収容部9の近
傍には、親機1の充電中に、親機1に収容された子機2
を同時に充電するための充電プラグ13が配置されてい
る。充電プラグ13は、不使用時には親機1の背面カバ
ーに嵌め込まれており、使用時には、一端縁を軸として
回転して外部に突出し、収容部9に収容された子機2の
(後述する)充電ソケットに差し込み可能になってい
る。図3(C)に示したように、親機1の下面には、一
般の携帯電話と同様に、親機1のバッテリーのための充
電端子12が取付けられている。
【0016】ボールペン型の第2の日用携帯品(子機)
2は、通話のための一対のマイクロホンおよびスピー
カ、バッテリー、および、小型電卓型の第1の日用携帯
品(親機)1との間の通信機能、並びに、親機1および
子機2間の制御機能を備えている。
【0017】親機1には、プリペイドカード(テレフォ
ンカード)を使用するための周知の手段を設けることも
できる。この場合には、プリペイドカードの使用度数分
だけしか通話することができないので、無駄な長時間の
通話がなされるのを防止することができる。
【0018】図4は、ボールペン型の第2の日用携帯品
(子機)2を示した図であり、(A)は一方の側から見
た側面図、(B)は他方の側から見た側面図である。図
4(A)に示したように、ボールペン型の子機2の一方
の側面には、ボールペンのグリップ部2aから先端に突
出する円錐形部分にマイクロホン14が取り付けられ、
また、ボールペンのクリップ取付部2bにスピーカ15
が取り付けられている。ボールペンのクリップ21は、
通常のクリップとして機能するだけでなく、親機1との
間の通信のためのアンテナとしても機能するようになっ
ている。さらに、クリップ取付部2bのすぐ下には通話
ボタン16が設けられている。通話ボタンの下には、テ
ンキー17が縦一列に設けられ、その下にはメモボタン
18および録音ボタン19が設けられ、その下であっ
て、グリップ部2aのすぐ上には、リダイヤルボタン2
0が設けられている。
【0019】録音ボタン19によって、親機1に備えら
れた周知のメモ(録音)機能をON/OFFすることが
でき、通話の内容を親機1に録音できる。また、メモボ
タン18を押すと、スピーカ15の音量が大きくなり、
通話中の相手の会話を聞きながら子機2によってメモす
ることができる。
【0020】図4(B)に示したように、ボールペン型
の子機2の他方の側面には、ボールペンのグリップ部2
aのすぐ上に、住所録検索ボタン22が7つ縦一列に設
けられている。この場合、住所録検索は、住所、職種お
よび電話番号をキーとして行うことができ、検索された
番号を親機1の表示部3によって確認した後、電話をか
けることができる。また、子機2の他方の側面であっ
て、住所録検索ボタン22の上には充電ソケット23が
配置されている。充電ソケット23は、常時は取り外し
可能なカバー24によって保護されている。さらに、充
電ソケット23の上に、音量ボタン25が設けられてい
る。
【0021】こうして、この実施例の場合には、小型電
卓型の親機1またはボールペン型の子機2から相手の電
話番号を入力し、電話をかけることができる。電話をか
ける場合には、親機1を電話機モードにした後、親機1
および子機2の間で通信可能な状態にする。このとき、
電話をかける直前まで親機1を計算機モードで使用して
いた場合には、親機1の電話機/計算機切替えキー6を
電話機側に切替えると、その時点での計算データは親機
1に一時記憶される。そして、親機1のキー入力部4か
ら相手の電話番号を入力し、あるいは子機2のテンキー
17または住所録検索ボタン22を用いて相手の電話番
号を入力した後、子機2の通話ボタン16を押す。そし
て、相手が出れば、一般の携帯電話と同様に通話する。
【0022】電話を受けた場合、親機1が電話機モード
にあり、親機1および子機2の間で通信可能な状態にあ
れば、一般の携帯電話機および親子電話機の場合と同
様、親機1において着信音が鳴り、親機1の表示部3に
は着信を知らせる表示がなされ、同時に、子機2側にも
着信音が鳴る。もし、親機1が計算機モードにあり、親
機および子機2間の通信が切断されているときに電話を
受けた場合には、親機1の表示部3に着信を知らせる表
示がなされ、通話保留状態となる。このとき、電話機/
計算機切替えキー6を電話機側に切替え親機1を電話機
モードにするとともに、子機2のON/OFFキー7を
ONにし、親機1および子機2の間で通信可能な状態に
する。そして、子機2の通話ボタン16を押せば、一般
の携帯電話と同様に通話することができる。
【0023】なお、子機2と親機1は分離しているの
で、いずれか一方を紛失してしまう可能性がある。これ
を防止するため、親機1および子機2の両方またはいず
れか一方に警告ブザーを設けておき、子機2と親機1が
一定の距離以上離れると警告ブザーが鳴るような構成と
してもよい。
【0024】この実施例では、ボールペン型の第2の日
用携帯品(子機)2に、テンキー17および住所録検索
ボタン22を設けるようにしたが、これらを設けない構
成とすることもできる。後者の構成とすれば、ボールペ
ン型の子機2をより簡単な構成とすることができる。な
お、この場合には、相手の電話番号の入力や住所録検索
は小型電卓型の親機1において行うことになる。
【0025】以上説明したように、本発明によれば、小
型電卓の形態を有する第1の日用携帯品(親機)1と、
ボールペンの形態を有する1つの第2の日用携帯品(子
機)2との組み合わせからなる親子式携帯電話機能を備
えた日用携帯品とすることによって、通常の携帯電話機
をなくしてしまうことができ、携帯電話機を独立に携帯
する必要がなくなる。しかも、通話のための一対のマイ
クロホン14およびスピーカ15を、ボールペン型の子
機2に備えるようにしたので、マイクロホン14とスピ
ーカ15との間の間隔を、人間の口と耳との間の間隔に
ほぼ適合した大きさに維持することができ、スムーズに
通話が行える。
【0026】図5は、本発明の別の実施例による親子式
携帯電話機能を備えた日用携帯品の平面図である。この
実施例では、第1の日用携帯品(親機)は、図1の実施
例の場合と同一の構成を有しているが、第2の日用携帯
品(子機)は、二つ折り財布26の形態を有している。
したがって、図1と同一の構成要素については同一番号
を付して説明を省略する。
【0027】図5に示したように、財布型の子機26の
内側の折り目30を挟んで一方の側の部分には、透明な
シートからなるポケット27が設けられ、このポケット
27内に親機1が収容できるようになっている。親機1
は、アンテナ8が財布の折り畳みの際に邪魔にならない
ように収容できる。さらに、ポケット27には、マイク
ロホン28が取り付けられている。ポケット27には、
好ましくは、親機1のキー入力部4の各キーに対応する
位置に穴があけられていて、キー入力が容易かつ確実に
行えるようになっている。
【0028】また、子機26の内側の折り目30を挟ん
で他方の側の部分には、スピーカ29と、親機1との間
の通信のためのアンテナ31と、通話ボタン32が取り
付けられている。さらに、図示はしないが、子機26の
内部には、親機1との間の通信機能、親機1および子機
26間の制御機能およびバッテリーが備えられている。
【0029】この実施例の場合には、図1〜図3の実施
例において、ボールペン型の子機2にテンキー17およ
び住所録検索ボタン22が設けられていない場合とほぼ
同様の作用効果が得られる。
【0030】図6は、図1〜図3の実施例を自動車電話
に適用した変形例における親機を示した図であり、
(A)は前面図、(B)は側面図である。図7は、図1
〜図3の実施例を自動車電話に適用した変形例における
子機を示した図であり、(A)は側面図であり、(B)
は使用状態を示した図である。なお、図6および図7に
おいて、図1〜図3と同一の構成要素については同一番
号を付して説明を省略する。
【0031】図6に示したように、小型電卓型の親機1
は、上端が開口した透明プラスチック製ケース33内に
収容されるようになっている。この場合、親機1の表示
部3は、ケース33の上端開口から外部に露出するよう
になっているのが好ましい。ケース33の背面には、ケ
ース33を自動車の適当な場所、例えば、ダッシュボー
ドに取り付けるための取付部34が設けられている。そ
して、ケース33のダッシュボード等への取付けは、両
面テープまたはネジまたはその両方を用いてなされる。
取付部34はボールジョイント34aを備えており、ダ
ッシュボード等への取付けの後、ケース33、よって親
機1の傾きを調節することができる。
【0032】図6(A)に示したように、親機1の前面
パネルの上部にはネジ穴35が形成され、このネジ穴3
5には、図6(B)に示したように、拡大レンズ36が
取り付けられるようになっている。この拡大レンズ36
によって、親機1から離れた位置からでも親機1の表示
部3の表示が見やすくなる。
【0033】図7に示したように、ボールペン型の子機
2には、着脱自在の簡易通話ユニット42が取り付けら
れる。簡易通話ユニット42は、U字形断面をもち子機
の胴体部分に嵌め込まれる係止部材37と、一端が係止
部材37に連結された第1支持ロッド38と、第1支持
ロッド38の他端に連結された第2支持ロッド39を備
えている。また、第1支持ロッド38と第2支持ロッド
39の連結部にはスピーカ40が、第2支持ロッドの先
端にはマイクロホン41がそれぞれ取り付けられてい
る。この場合、スピーカ40およびマイクロホン41
は、それぞれ、子機2のスピーカ14およびマイクロホ
ン15の代わりに作動するように回線接続がなされるこ
とは言うまでもない。さらに、係止部材37は、子機2
の胴体方向にスライド可能になっており、係止部材37
と第1支持ロッド38のなす角度、第1支持ロッド38
と第2支持ロッド39のなす角度が調節自在になってい
る。
【0034】そして、簡易通話ユニット42が取り付け
られたボールペン型の子機2は、図7(A)に示したよ
うに、係止部材37を下側にした状態で、自動車の運転
手の耳に挟まれることによって、運転手に装着される。
さらに、係止部材37を適当にスライドさせ、係止部材
37と第1支持ロッド38のなす角度および第1支持ロ
ッド38と第2支持ロッド39のなす角度を適当に調節
することによって、運転手の体型に合うようにスピーカ
40およびマイクロホン41の位置が調節される。
【0035】こうして、運転手は、ハンドルを握った状
態でも、ダッシュボード等に取り付けられた親機1の表
示部3の表示を拡大レンズ36を通して見ながら、子機
2のスピーカ40およびマイクロホン41を通じて容易
に通話することができる。なお、この場合、子機2の通
話ボタン16を遠隔操作する適当な手段がハンドルに設
けられていることが好ましい。また、好ましくは、簡易
通話ユニット42が予め装着された子機2が、運転席の
シート上部に取り出し可能な状態で係止されるようにな
っている。また、通話中であることを外部の人に知らせ
て注意を促すための通話中表示ランプを、例えば、自動
車の外側に取り付けておけば、交通安全を図る上でより
好ましい。
【0036】この実施例によれば、自動車の運転中であ
っても携帯電話による通話を安全確実に行うことができ
る。また、この実施例の場合、ボールペン型の子機2に
簡易通話ユニット42を取り付けずに、例えば、自動車
のコンソールボックスに設けられた収容部に、ボールペ
ン型の子機2を単体で収容しておけば、運転者以外の同
乗者も通話できるようになり便利である。
【0037】図8は、本発明のさらに別の実施例による
親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品の前面図であ
る。この実施例では、第1の日用携帯品(親機)は、図
1の実施例の場合と同一の構成を有しているが、第2の
日用携帯品(子機)は、タバコ入れ43の形態を有して
いる。したがって、図1と同一の構成要素については同
一番号を付して説明を省略する。
【0038】図8に示したように、子機43の前面には
透明なシートからなるポケット44が設けられ、このポ
ケット44内に親機1が収容されるようになっている。
また、子機43の前面の下の角にはマイクロホン45
が、その角に向き合う上の角にはスピーカ46が取り付
けられている。
【0039】また、子機43の一側面の上部には親機1
との間の通信のためのアンテナ47が取り付けられ、子
機43の前面におけるスピーカ46の下には通話ボタン
48が取り付けられている。さらに、図示はしないが、
子機43の内部には、親機1との間の通信機能、親機1
および子機43間の制御機能およびバッテリーが備えら
れている。この実施例は、図5に示した実施例とほぼ同
様の作用効果が得られる。
【0040】図9は、本発明のさらに別の実施例による
親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品の側面図であ
る。この実施例では、第1の日用携帯品(親機)は、図
1の実施例の場合と同一の構成を有しているが、第2の
日用携帯品(子機)は、オートバイ用ヘルメットの形態
を有している。したがって、図1と同一の構成要素につ
いては同一番号を付して説明を省略する。
【0041】図9に示したように、子機50の前面外側
における風防ガラス57の上には、親機1を収容し、保
持するためのホルダー51が設けられている。ホルダー
51は、下端に親機差込口55を備えており、親機1
は、親機差込口55から差し込まれ、前面パネルがヘル
メット側に向き、かつヘルメットに対して逆さまになる
ようにホルダー51内に収容され、保持される。親機1
は、ホルダー51に設けられた(図示しない)イジェク
トボタンを押すことによって、ホルダー51から簡単に
取り出し可能になっている。また、親機1がホルダー5
1内に収容、保持された状態で、親機1の表示部3は、
親機1の前面パネルからヘルメット内部に突出し、前面
パネルに対して所定角度傾斜した状態に保持されるよう
になっている。
【0042】さらに、ホルダー51の内部には小型ミラ
ー56が上下運動可能に配置されており、オートバイの
ハンドルの適当な位置に設けられたリモートスイッチ
(図示しない)の操作によって、ホルダー51内に収容
された第1の位置と、第1の位置から下向きにヘルメッ
ト内部の風防ガラス57の上部に突出する第2の位置を
とるようになっている。そして、小型ミラー56が第2
の位置にあるとき、オートバイの運転者は、ミラー56
を介して親機1の表示部3の表示を目視できるようにな
っている。
【0043】子機50の前面内側の下部であって、ヘル
メット着用時に着用者の口に対応する位置にはマイクロ
ホン52が、側面内側であって、ヘルメット着用時に着
用者の耳に対応する位置にはスピーカ53が取り付けら
れている。また、子機50の後面外側の下部には親機1
との間の通信のためのアンテナ54が取り付けられてい
る。また、図示はしないが、子機50の内部には、親機
1との間の通信機能、親機1および子機50間の制御機
能およびバッテリーが備えられている。
【0044】図示はしないが、オートバイのハンドルの
適当な位置には、子機50のための通話ボタンが配置さ
れ、この通話ボタンによって、子機50による通話が行
えるようになっている。さらに、好ましくは、オートバ
イのハンドルの通話ボタンに隣接する位置には、録音ボ
タンが配置され、この録音ボタンにより、親機1に備え
られた周知のメモ機能をON/OFFすることができ、
通話の内容を親機1に録音できるようになっている。
【0045】この実施例によれば、オートバイの運転中
に携帯電話を受けた場合であっても、ヘルメットを被っ
たままで、しかも携帯電話の操作に気を取られることな
く安全に通話することができる。
【0046】図10は、本発明のさらに別の実施例によ
る親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品の側面図であ
る。この実施例では、第1の日用携帯品(親機)は、携
帯型コンピュータの形態を有しているが、第2の日用携
帯品(子機)は、ボールペンの形態を有し、図4に示し
たものと同一の構成を有している。したがって、子機に
ついては図4と同一番号を付し簡単に触れるにとどめ
る。
【0047】図10において、携帯型コンピュータ型の
第1の日用携帯品(親機)60は、通話のための一対の
マイクロホンおよびスピーカを備えていない点と、ボー
ルペン型の第2の日用携帯品(子機)2との間の通信機
能、並びに親機60および子機2間の制御機能を備えて
いる点を除いては、一般の携帯電話機と同一の機能を備
えていると同時に、一般の携帯型コンピュータと同様の
機能を備えている。
【0048】図10に示したように、携帯型コンピュー
タ型の第1の日用携帯品(親機)60は、液晶表示部6
1と、多数のファンクションキーおよびアルファベット
キーおよびテンキー等からなるキー入力部62を備えて
いる。キー入力部62には、携帯電話機を動作させるた
めのキーやコンピュータを動作させるためのキーのほか
に、電話機/コンピュータ切り替えキーと、子機2のO
N/OFFキーが設けられている。電話機/コンピュー
タ切り替えキーは、第1の日用携帯品60を電話機(親
機)モードおよびコンピュータモードのいずれのモード
で使用するのかを切り替えるためのキーであり、子機2
のON/OFFキーは、親機60と、親機60にコード
レスで接続された少なくとも1つ(この実施例では1
つ)の子機2との間の接続および切断を切り替えるため
のキーである。なお、図10において、63は、基地局
との信号送受信のためのアンテナであり、64は、子機
2との信号送受信のためのアンテナである。
【0049】図示はしないが、親機60の背面には、子
機2を収容するために、例えば、図1および図3に示し
たような収容部が設けられている。また、遠隔操作型の
小型カメラを子機2の後端に装着することもできる。か
かる構成とすることにより、撮影のために携行しなけれ
ばならない持ち物が1つ減るので好都合である。
【0050】こうして、携帯型コンピュータ型の親機6
0またはボールペン型の子機2から相手の電話番号を入
力し、電話をかけることができる。電話をかける場合に
は、親機60を電話機モードにした後、親機60および
子機2の間で通信可能な状態にする。このとき、電話を
かける直前まで親機60をコンピュータモードで使用し
ていた場合には、親機60の電話機/コンピュータ切替
えキーを電話機側に切替えると、その時点で起動されて
いたコンピュータのアプリケーションソフトウェアのデ
ータは親機60に一時記憶される。そして、親機60の
キー入力部62から相手の電話番号を入力し、あるいは
子機2のテンキー17または住所録検索ボタン22を用
いて相手の電話番号を入力した後、子機2の通話ボタン
16を押す。そして、相手が出れば、一般の携帯電話と
同様に通話する。
【0051】電話を受けた場合、親機60が電話機モー
ドにあり、親機60および子機2の間で通信可能な状態
にあれば、一般の携帯電話機および親子電話機の場合と
同様、親機60において着信音が鳴り、親機60の表示
部61には着信を知らせる表示がなされ、同時に、子機
2側にも着信音が鳴る。もし、親機60がコンピュータ
モードにあり、親機および子機2間の通信が切断されて
いるときに電話を受けた場合には、親機60の表示部6
1に着信を知らせる表示がなされ、通話保留状態とな
る。このとき、電話機/コンピュータ切替えキーを電話
機側に切替え、親機60を電話機モードにするととも
に、子機2のON/OFFキーをONにし、親機60お
よび子機2の間で通信可能な状態にする。そして、子機
2の通話ボタン16を押せば、一般の携帯電話と同様に
通話することができる。なお、親機60をコンピュータ
モードで使用しているときには、通常のコンピュータ通
信をすることができることは言うまでもない。
【0052】この実施例の場合、図1の実施例における
小型電卓型の親機1をさらに用意し、適当な部材によっ
て携帯型コンピュータ型の親機60に装着すれば、コン
ピュータ通信をしながら、親機1を通じた子機1による
通話が可能になる。
【0053】以上、本発明の好ましい実施例について説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はなく、これらの実施例以外の種々の実施例を考案する
ことができる。また、上記実施例のいくつかを適当に組
み合わせて実施することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、親子式
携帯電話機能を日用携帯品に組み込むことにより、従来
のように携帯電話を個別に携帯する必要がなくなり、外
出時に嵩張る持ち物が増える煩わしさがなくなる。さら
には、基地局に対する信号の送受信機能を備え計算機と
しても使用可能な親機として形成された第1の日用携帯
品と、通話のための一対のマイクロホンおよびスピーカ
を備えた子機として形成された少なくとも1つの第2の
日用携帯品との組み合わせから構成される日用携帯品と
したことにより、生活の流れに対し、種々の形態の日用
携帯品に携帯電話機能を組み込み、かつそれらを使い分
けることでスムーズに順応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による親子式携帯電話機能を
備えた日用携帯品の前面図である。
【図2】図1の小型電卓型の親機における表示部の動き
を説明する図である。
【図3】ボールペン型の子機2が取り外された図1の日
用携帯品を示した図であり、(A)は側面図、(B)は
下面図、(C)は背面図である。
【図4】図1のボールペン型の子機を示した図であり、
(A)は一方の側から見た側面図、(B)は他方の側か
ら見た側面図である。
【図5】本発明の別の実施例による親子式携帯電話機能
を備えた日用携帯品の平面図である。
【図6】図1〜図3の実施例を自動車電話に適用した変
形例における親機を示した図であり、(A)は前面図、
(B)は側面図である。
【図7】図1〜図3の実施例を自動車電話に適用した変
形例における子機を示した図であり、(A)は側面図で
あり、(B)は使用状態を示した図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例による親子式携帯電
話機能を備えた日用携帯品の前面図である。
【図9】本発明のさらに別の実施例による親子式携帯電
話機能を備えた日用携帯品の側面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施例による親子式携帯
電話機能を備えた日用携帯品の斜視図である。
【符号の説明】
1 第1の日用携帯品(親機) 2 第2の日用携帯品(子機) 3 表示部 4 キー入力部 5 表示部押し出しボタン 6 電話機/計算機切替えキー 7 子機のON/OFFキー 8 基地局に対する信号の送受信のためのアンテナ 9 収容部 10 クリップ 11 子機との間の通信を行うためのアンテナ 14 マイクロホン 15 スピーカ 16 通話ボタン 17 テンキー 18 メモボタン 19 録音ボタン 20 リダイヤルボタン 21 アンテナ 22 住所録検索キー 23 充電ソケット 25 音量ボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品
    であって、基地局に対する信号の送受信機能と計算機の
    機能を少なくとも備えた親機として形成された第1の日
    用携帯品と、通話のための一対のマイクロホンおよびス
    ピーカを少なくとも備えた子機として形成された少なく
    とも1つの第2の日用携帯品との組み合わせからなるも
    のであることを特徴とする日用携帯品。
  2. 【請求項2】 前記第1の日用携帯品は小型電卓の形態
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の日用携
    帯品。
  3. 【請求項3】 前記第2の日用携帯品はボールペンの形
    態を有していることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の日用携帯品。
  4. 【請求項4】 前記第2の日用携帯品は財布の形態を有
    しており、前記財布中に前記第1の日用携帯品が収容可
    能になっていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の日用携帯品。
  5. 【請求項5】 前記第1の日用携帯品は携帯型コンピュ
    ータの形態を有していることを特徴とする請求項1また
    は請求項3に記載の日用携帯品。
  6. 【請求項6】 前記第2の日用携帯品はオートバイ用ヘ
    ルメットの形態を有しており、このオートバイ用ヘルメ
    ットの内部に第1の日用携帯品が収容可能になっている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の日用
    携帯品。
JP22729298A 1998-08-11 1998-08-11 親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品 Pending JP2000059475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22729298A JP2000059475A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22729298A JP2000059475A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000059475A true JP2000059475A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16858536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22729298A Pending JP2000059475A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000059475A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7508411B2 (en) Personal communications device
US7983628B2 (en) Cellular telephone and personal digital assistant
KR100677303B1 (ko) 휴대 단말기
JP3139741B2 (ja) 携帯無線情報端末装置
US20090017875A1 (en) Cellular telephone and personal digital assistant
JP2003533090A (ja) 適合可能なユーザーインターフェイスを有する携帯電子装置
US5901223A (en) Wireless telephone with extension having peripheral devices provided thereon
EP0651546B1 (en) Cellular radio telephone set
US20050141700A1 (en) Wrist-mounted protable telephone set
JP2001136095A (ja) 折畳式携帯電話装置
JP3746284B2 (ja) 携帯電話機
JP2000059475A (ja) 親子式携帯電話機能を備えた日用携帯品
AU2004202350A1 (en) A wrist communication device having multi-sectioned keypad and antenna system
KR100350503B1 (ko) 목걸이 모듈 폰을 구비한 폴더형 단말기
KR20020010001A (ko) 송수화부 모듈이 장착된 착탈식 펜 타입 보조 하우징을구비한 단말기
KR100374349B1 (ko) 화상통신용 보조 단말기
JPH1168904A (ja) マイク・イヤホン分離型携帯電話機
JP2002152371A (ja) 携帯電話機
KR20050036208A (ko) 휴대용 단말기의 받침장치
KR200255274Y1 (ko) 사이드 키를 구비한 휴대폰
JP4318990B2 (ja) 携帯電話機
KR20050039051A (ko) 착탈식 덮개를 구비한 휴대폰
JP2003087384A (ja) 腕装着携帯電話装置及び電話装置
KR200275027Y1 (ko) 거울이 부착된 휴대폰
KR20010026579A (ko) 디지탈 카메라 겸용 휴대용 무선단말기