JP4318990B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、持ち運び可能な携帯電話機に関する。
従来、携帯電話機は、携帯電話機全体の形状が変形しないストレート形状のものと、本体部と蓋部とがヒンジ部によって接続されており、ヒンジ部における回動によって、本体部と蓋部との開閉動作が可能な折り畳み形状のものとに大別される。このような形状は、使い勝手や収納性・携帯性などの面において、それぞれ長所及び短所が存在している。また、上記のストレート形状及び折り畳み形状の2つの分類に当てはまらない形状の携帯電話機も数多く存在している。
一方、携帯電話機の使用時には、通常、ユーザは携帯電話機を手に持って利用することとなる。しかしながら、片手に携帯電話機を持った状態で、両手を必要とする作業を行うことは困難である。すなわち、携帯電話機での通話中は、ユーザは、ある制限された動作しか行うことができない。また、身体の不自由な人の中には、携帯電話機を手に持って通話を行うことに苦痛を感じる人もいる。このような課題を解決するために、スピーカホン技術を始めとしたハンズフリーの状態(両手が空いた状態)での通話を可能とする技術が知られている。
例えば、下記の特許文献1に記載されている技術は、ハンズフリーの状態で携帯電話機での通話を可能とするものである。この特許文献1には、眼鏡を掛けるような感覚で市販の携帯電話機を耳に掛けることができるようにした、逆J形状又は逆U形状の補助具が開示されている。
特開2001−168968号公報(段落0019−0057、図1−13)
しかしながら、上記の特許文献1に開示されている補助具を装着して携帯電話機を使用した場合、顔の側面に携帯電話機の筐体がぶら下がることとなり、機能性(使い勝手)や安定性が悪く、また、そのデザイン性に関しても劣るものである。また、携帯電話機を持ち運ぶ際、補助具を収納する場所が必要であったり、補助具が邪魔になったりするという課題もある。
上記課題を解決するために、本発明では、機能性、安定性、デザイン性に優れた携帯電話機を提供することを目的とする。また、さらに、通常の折り畳み型携帯電話機と同等の使い勝手を保持しながら、ハンズフリーの状態でも使用可能な携帯電話機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の携帯電話機は、音声入力手段及び音声出力手段を有しており、通話機能を有する携帯電話機であって、
前記音声出力手段を有する第1の筐体と、
前記第1の筐体と略同一形状の第2の筐体と、
形状保持可能な程度の強度を有し、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを接続し、前記第1及び前記第2の筐体の少なくとも一方に収納されるよう構成されている接続部材と
前記接続部材が前記第1及び前記第2の筐体の少なくとも一方に収納された状態で一方の筐体が他方の筐体に対して回動する回動軸であって、前記接続部材全体を含む面に対して垂直な前記回動軸を形成するヒンジ手段とを有し、
前記接続部材が頭部に沿った湾曲形状を有しており、ユーザが、前記第1及び前記第2の筐体を前記ユーザの両耳のそれぞれの周辺に装着できるよう構成されており、
前記ヒンジ手段による前記回動軸を中心とした回動によって、前記第1及び前記第2の筐体を重ね合わせて折り畳み形状とすることができるよう構成されている。
この構成により、ヘッドホン形状の携帯電話機を実現することができ、機能性、安定性、デザイン性に優れた携帯電話機を提供することが可能となる。
さらに、この構成により、接続部材を筐体内に収納して機能性を向上するとともに、第1の筐体と第2の筐体との距離を縮めることができ、通常の折り畳み形状の携帯電話機のように、片手で持ったまま、一方の筐体を片耳周辺に当てて、他方の筐体を口元に置いて、通話を行うことが可能となる。
さらに、この構成により、一方の筐体を折り畳み形状の携帯電話機の本体部、他方の筐体を折り畳み形状の携帯電話機の蓋部とみなして、折り畳み形状の携帯電話機と同様の開閉動作を行うことが可能となり、通常の折り畳み型携帯電話機と同等の使い勝手を保持しながら、ハンズフリーの状態でも使用可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記第1及び前記第2の筐体が、互いに無線通信を行うための無線通信手段を有し、
前記無線通信手段による通信によって、当該携帯電話機全体の動作制御が行われるよう構成されている。
この構成により、第1の筐体と第2の筐体との間で、例えば、携帯電話機全体の制御のために必要な制御信号及びその他の信号などを、近距離無線通信などの無線通信によって伝送することが可能となり、第1の筐体と第2の筐体との間の配線をなくし、デザイン性を向上させることが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記第2の筐体が前記音声出力手段を有し、前記第1及び前記第2の筐体のいずれか一方又は両方に前記音声入力手段を有している。
この構成により、携帯電話機をヘッドホン形状とした場合に、ユーザは、両方の耳から音声を聞くことが可能となって、ユーザが聞く音声の音質向上を達成できる。また、同時に、第1及び第2の筐体のいずれか一方に設けられた音声入力手段から、自分の声を入力することが可能となる。また、さらに、第1及び第2の筐体の両方に音声入力手段が設けられている場合には、第1及び第2の筐体の両方に音声出力手段及び音声入力手段の両方が設けられることになり、折り畳み形状で使用する場合に、第1の筐体を耳に当てて受話部とし、第2の筐体を口元に置いて送話部として使用することも可能であり、また、第2の筐体を受話部とし、第1の筐体を送話部として使用することも可能である。
さらに、本発明の携帯電話機は、外部ネットワークと通信を行うためのネットワーク接続手段を有し、
前記音声出力手段が、前記ネットワーク接続手段を介して取得したデジタルデータに係る音声を出力するよう構成されている。
この構成により、例えば、インターネットや所定のキャリア内のネットワークとのパケット通信や、ネットワークを介した電子メールの送受信などを行うことが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、デジタルデータが格納された可搬性記憶媒体の挿入が可能な記憶媒体挿入部と、
前記可搬性記憶媒体に格納されている前記デジタルデータを読み出すためのデータ読み出し手段とを有し、前記音声出力手段が前記デジタルデータに係る音声を出力するよう構成されている。
この構成により、可搬性記憶媒体に格納されたローカルコンテンツを読み出したり実行したりすることが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、前記外部ネットワークを通じて取得した楽曲データ、又は、前記可搬性記憶媒体から読み出された楽曲データを再生するための楽曲再生手段を有している。
この構成により、例えば、楽曲データの再生が可能となり、携帯電話機の各種機能に加えて、例えば、楽曲再生装置としての機能を実現することが可能となる。
さらに、本発明の携帯電話機は、GPS信号を受信するGPS受信手段を有している。
この構成により、受信したGPS信号を利用した位置情報の取得や、その位置情報を利用した様々な処理を行うことが可能となる。
本発明は、音声入力手段及び音声出力手段を有しており、通話機能を有する携帯電話機を、音声出力手段を有する第1の筐体と、第1の筐体と略同一形状の第2の筐体と、形状保持可能な程度の強度を有し、第1の筐体と第2の筐体とを接続し、第1及び第2の筐体の少なくとも一方に収納されるよう構成されている接続部材と、接続部材が第1及び第2の筐体の少なくとも一方に収納された状態で一方の筐体が他方の筐体に対して回動する回動軸であって、接続部材全体を含む面に対して垂直な回動軸を形成するヒンジ手段とにより構成し、接続部材の形状を人間の頭部に沿った湾曲形状として、ユーザが、第1及び第2の筐体を両耳のそれぞれの周辺に装着できるようにするとともに、ヒンジ手段による回動軸を中心とした回動によって、第1及び第2の筐体を重ね合わせて折り畳み形状とすることができるようにしたので、機能性、安定性、デザイン性に優れ、通常の折り畳み型携帯電話機と同等の使い勝手を保持しながら、ハンズフリーの状態でも使用可能な携帯電話機を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態における携帯電話機について説明する。まず、図1から図3を参照しながら、本発明の実施の形態における携帯電話機の外観について説明する。図1は、本発明の実施の形態における携帯電話機をヘッドホン形状とした状態を示す外観図、図2は、本発明の実施の形態における携帯電話機を折り畳み形状とし、開いた状態を示す外観図、図3は、本発明の実施の形態における携帯電話機を折り畳み形状とし、閉じた状態を示す外観図である。なお、図1には、第1の筐体に設けられた液晶ディスプレイなどによって構成される表示部や、同じく第1の筐体に設けられた、内部にマイクロホンなどの音声入力手段を備えた送話口が図示されており、また、図2には、第1の筐体に設けられた表示部や送話口に加えて、第2の筐体に設けられたプッシュボタンなどの操作部が図示されている。また、図1から図3のすべてには、電話回線網を利用した通話やインターネットなどのネットワークを利用したパケット通信などを行うためのアンテナが図示されている。
図1から図3に示す携帯電話機10は、第1の筐体12、第2の筐体14、接続部材16、ヒンジ部18を有している。第1の筐体12と第2の筐体14とは、ほぼ同一の形状を有しており、掌に乗るくらいの大きさが望ましい。後述のように、これらの第1及び第2の筐体12、14は、お互いに通信が可能となる通信インターフェイスを有しており、有線通信又は無線通信による通信が可能であり、第1及び第2の筐体12、14の両方によって、通話機能を有する1つの携帯電話機を構成している。
また、接続部材16は、第1及び第2の筐体14の両方を係止可能なように接続されており、また、その材質は、少なくとも所定の形状を保持することが可能な程度の硬さを有しており、さらに、ある程度以上の弾力性を有することが望ましい。接続部材16は、例えば、ステンレス鋼やその他の金属(合金を含む)、プラスチック材などにより実現可能である。また、ヒンジ部18は、湾曲形状の接続部材16全体を含む面に対して垂直な回動軸を形成する。
まず、図1に示す携帯電話機10をヘッドホン形状とした状態について説明する。図1に示すように、第1の筐体12が、湾曲形状をした接続部材16の一端に、第2の筐体14が、接続部材16の他端にそれぞれ接続されている。また、接続部材16の長軸方向(湾曲形状によって略円形状をなす接続部材16の接線方向)の長さは、接続部材16によって係止される第1及び第2の筐体14、16のそれぞれをユーザの両耳に当てた場合に、ユーザの頭頂部付近を経由した両耳間の距離にほぼ等しい長さである。また、接続部材16の湾曲形状も、ユーザの両耳間の頭頂部付近を経由した形状にほぼ等しい形状である。なお、接続部材16の長さや湾曲形状などは、各ユーザの頭部の大きさや形状に応じて、適切な長さや形状に調節可能であることが望ましい。
また、このヘッドホン形状とした状態では、ヒンジ部18の回動や第1及び第2の筐体12、14と接続部材16との間のスライド動作(後述)などが起こらないように、ヒンジ部18の回動や、第1及び第2の筐体12、14と接続部材16との位置関係が固定可能なように構成されていることが望ましい。
上記のように、携帯電話機10をヘッドホン形状とした場合には、ユーザは、接続部材16を頭頂部付近に配置し、第1及び第2の筐体12、14を両耳に当てることによって、この携帯電話機10を頭部に装着することが可能である。
次に、図2に示す携帯電話機10を折り畳み形状とし、開いた状態について説明する。第1及び第2の筐体12、14同士の接続部材16の長軸方向における距離を変えることによって、携帯電話機10は、図1に示すようなヘッドホン形状とした状態から、図2に示す折り畳み形状で開いた状態に変形可能であり、また、逆に、図2に示す折り畳み形状で開いた状態から、図1に示すようなヘッドホン形状とした状態に変形可能である。第1及び第2の筐体12、14同士の接続部材16の長軸方向における距離を変える方法については、例えば、接続部材16を伸縮自在な構造としたり、接続部材16を第1及び第2の筐体12、14内に収納したりすることが考えられる。以下、図4及び図5を参照しながら、接続部材16を第1及び第2の筐体12、14内に収納可能な構造の一例について、具体的に説明する。
図4は、本発明の実施の形態における携帯電話機をヘッドホン形状とした状態での接続部材の長軸方向に沿った断面を示す断面図であり、図5は、本発明の実施の形態における携帯電話機を折り畳み形状として開いた状態での接続部材の長軸方向に沿った断面を示す断面図である。なお、図4及び図5は、接続部材16の収納の様子を模式的に示すものであり、第1及び第2の筐体12、14内に設けられている電子回路やその基板などに関しては、図示省略している。
図4及び図5に示すように、第1及び第2の筐体12、14は、それぞれの内部に接続部材16の長軸方向に沿った収納溝22を有しており、接続部材16を収納溝22内にスライドさせることによって、この収納溝22内に接続部材16を収納することが可能である。また、接続部材16の両端付近には、スライド止め部材24が設けられており、接続部材16のスライド動作と共に、スライド止め部材24も収納溝22内を移動するようになっている。このスライド止め部材24は、接続部材16が外部に露出された状態から収納溝22内に挿入される挿入口部付近において、そのスライド動作が止まるように大きさや形状が形成されている。すなわち、接続部材16が収納溝22から抜け出ないようにするストッパの機能を果たしている。なお、スライド止め部材24が挿入口部付近に止まった状態の場合には、図4に示すように、携帯電話機10はヘッドホン形状となる。
また、ヒンジ部18と第1及び第2の筐体12、14とが接する部分同士は、それぞれ所定の形状を有しており、接続部材16を第1及び第2の筐体12、14の収納溝22に収納した場合には、ヒンジ部18と第1及び第2の筐体12、14とが所定の形状によって嵌合するように構成されている。これにより、図5に示すように、折り畳み形状となった場合には、ヒンジ部18と第1及び第2の筐体12、14とが固定されて、ヒンジ部18が形成する回動軸を中心とした第1の筐体12と第2の筐体14との回動(折り畳み動作)が容易に行えるようになる。
上述のように、例えば、接続部材16の収納溝22への収納により、第1及び第2の筐体12、14同士の接続部材16の長軸方向における距離を近づけて、図1に示すヘッドホン形状の状態から、図2に示す折り畳み形状で開いた状態に携帯電話機10を変形することが可能であるが、さらに、携帯電話機10は、この折り畳み形状で開いた状態から、図3に示す折り畳み形状で閉じた状態に変形可能である。
図2に示す折り畳み形状で開いた状態から図3に示す折り畳み形状で閉じた状態への変形、又は、その逆の図3に示す折り畳み形状で閉じた状態から図2に示す折り畳み形状で開いた状態への変形動作は、通常の折り畳み形状の携帯電話機10の開閉動作と同様である。すなわち、ヒンジ部18が形成する回動軸を中心として、第1及び第2の筐体12、14の所定の面を同一方向から目視可能な状態(図2に示す開いた状態)としたり、第1及び第2の筐体12、14の所定の面を重ね合わせて、持ち運びやポケットなどへの収納が容易なコンパクトな状態(図3に示す閉じた状態)としたりすることが可能である。
次に、本発明の実施の形態における携帯電話機10の内部構成について説明する。図6は、本発明の実施の形態における携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。図6に示す携帯電話機10は、第1の筐体12、第2の筐体14、接続部材16により構成されている。図6に示す第1の筐体12は、中央処理手段31、操作手段32、アンテナ33、ROM(Read Only Memory)34、RAM(Random Access Memory)35、電話回線網接続手段(通話手段)36、外部ネットワーク接続手段(パケット通信手段)37、音声入力手段38、音声出力手段39、可搬性記憶媒体読み書き手段40、GPS受信手段41、筐体間通信手段42を有している。また、図6に示す第2の筐体14は、表示手段51、音声入力手段52、音声出力手段53、筐体間通信手段54を有している。なお、このうち、表示手段51は図1に図示されている表示部と同一であり、操作手段32は図2に図示されている操作部と同一であり、アンテナ33は、図1から図3のすべてに図示されているアンテナと同一である。また、上記の各手段の第1及び第2の筐体12、14への割り当ては一例であり、第1及び第2の筐体12、14内に任意に割り当てることが可能である。また、携帯電話機10をヘッドホン形状にして、ユーザが頭部に装着する場合の重量バランスを考慮して、第1の筐体12と第2の筐体14との重量が同程度となるよう調節することが望ましく、この場合、重量を調節するためのおもりなどを第1の筐体12や第2の筐体14内に入れてもよい。
中央処理手段31は、携帯電話機10内の主な制御や、各手段における動作制御を行う手段である。また、操作手段32は、プッシュボタンなどのユーザが携帯電話機10の操作を行うための手段である。また、アンテナ33は、電話回線網接続手段36や外部ネットワーク接続手段37などによる電話回線網やインターネットなどへの接続を行うために、通信基地局と通信を行うための手段である。また、ROM34及びRAM35は、情報格納手段であり、携帯電話機10で動作するプログラム、表示手段51を用いて表示する画像情報(静止画情報及び動画情報)、音声出力手段39、53を用いて出力する音声情報などを格納する手段である。
また、電話回線網接続手段36は、電話回線網を利用した通話を行うための手段である。また、外部ネットワーク接続手段37は、インターネットなどのネットワークを利用したパケット通信などを行うための手段である。また、第1の筐体12に設けられた音声入力手段38は、音声入力のためのマイクロホンであり、例えば、図1に示す送話口近傍に配置される。また、第1の筐体12に設けられた音声出力手段39は、音声出力のためのスピーカであり、所定の受話口近傍や、筐体内部にパネルスピーカとして配置される。
また、可搬性記憶媒体読み書き手段40は、デジタルデータが格納された可搬性記憶媒体の挿入が可能な記憶媒体挿入部と、可搬性記憶媒体に格納されているデジタルデータを読み出すデータ読み出し手段とを含む構成であり、携帯電話機10で再生や表示が可能な楽曲情報(楽曲データ)や画像情報などを格納するための手段である。また、可搬性記憶媒体読み書き手段40は、可搬性記憶媒体にデジタルデータを書き込むことも可能である。また、GPS受信手段41は、GPS衛星からGPS信号を受信する手段であり、例えば、受信したGPS信号を中央処理手段31で解析することによって携帯電話機10の現在位置情報が得られ、この現在位置情報に応じた様々なサービスを得ることが可能である。
また、第1の筐体12に設けられた筐体間通信手段42は、第2の筐体14に設けられた筐体間通信手段54と有線通信又は無線通信を行う手段である。なお、筐体間通信手段42と筐体間通信手段54との間では、異なる筐体(第1及び第2の筐体12、14)に配置された各手段間で受け渡しが必要な様々な信号が伝送される。また、筐体間通信手段42と筐体間通信手段54との間で有線通信が行われる場合には、筐体間通信手段42と筐体間通信手段54との間を接続する配線は、例えば、接続部材16に沿って配設されることが望ましく、さらに、携帯電話機10の形状の変形の際に起こる接続部材16の伸縮や収納の際に、配線がたるんだり突っ張ったりしないように配設されることが望ましい。また、筐体間通信手段42と筐体間通信手段54との間で無線通信が行われる場合には、近距離無線通信を実現するブルートゥース通信や赤外線通信などを採用することが望ましい。
また、表示手段51は、画像や映像、文字などの情報を表示する手段であり、例えば、液晶ディスプレイなどによって実現可能である。また、第2の筐体14に設けられた音声入力手段52、音声出力手段53、筐体間通信手段54は、それぞれ、第1の筐体12に設けられた音声入力手段38、音声出力手段39、筐体間通信手段42と同一の機能を有している。
上記の各構成要素のうち、本発明に最も特徴的なものは、筐体間通信手段42及び筐体間通信手段54である。これらの筐体間通信手段42、54を介して、第1及び第2の筐体12、14にそれぞれ分かれて配置された手段間において、信号を伝送することが可能となり、ユーザは、両耳に第1及び第2の筐体12、14のそれぞれを当てて、携帯電話機10を接続部材16によって頭部に装着することにより、ハンズフリーの状態で通話を行ったり、可搬性記憶媒体に格納された音声データや外部ネットワークからダウンロードした音声データをハンズフリーの状態で聞いたりすることが可能である。
また、例えば、図1に示すように、第1の筐体12と第2の筐体14とが離れた状態となっているヘッドホン形状の場合には、筐体間通信手段42、54間の通信を無線通信とし、図2や図3に示すように、第1の筐体12と第2の筐体14とが接した状態となっている折り畳み形状の場合には、筐体間通信手段42、54間の通信を有線通信に切り換えるようにすることも可能である。
なお、例えば、第1及び第2の筐体12、14のどちらか一方に、すべての構成要素を設けることも可能であり、この場合には、筐体間通信手段42、54を設ける必要はない。しかしながら、このような場合には、特に、第1の筐体12と第2の筐体14との重量のバランスを考慮する必要がある。
また、図6に示す構成では、第1及び第2の筐体12、14の両方に音声出力手段39、53が配置されている。これによって、携帯電話機10をヘッドホン形状で使用した場合に、ユーザは、両耳から通話や楽曲再生などに係る音声を聞くことが可能となり、ステレオ音声などによる音質の向上が達成できる。
また、さらに、図6に示す構成では、第1及び第2の筐体12、14の両方に音声入力手段38、52が配置されている。これによって、ユーザの声をより確実に捕らえることが可能となる。また、第1及び第2の筐体12、14の両方に音声出力手段39、53及び音声入力手段38、52の両方が設けられることになり、折り畳み形状で使用する場合に、第1の筐体12を耳に当てて受話部とし、第2の筐体14を口元に置いて送話部として使用することも可能であり、また、第2の筐体14を受話部とし、第1の筐体12を送話部として使用することも可能である。すなわち、第1の筐体12と第2の筐体14とは、音声の入出力の点に関して等価となり、通話時に、携帯電話機10の上下がなくなって、ユーザは、携帯電話機10の上下を確認することなく通話を行うことが可能となる。
なお、図6に示す構成では、第1及び第2の筐体12、14の両方に音声出力手段39、53を配置しているが、第1及び第2の筐体12、14のどちらか一方にのみ、音声出力手段39、53を配置することも可能であり、また、第1及び第2の筐体12、14のどちらか一方にのみ音声入力手段38、52を配置することも可能である。また、突起状の部材の先にマイクロホンを付け、マイクロホンを口元に配置可能とする形状(一般にヘッドセットと呼ばれるものと同様の形状)とすることによって、音声入力手段38、52を実現することも可能である。
以上のように、本発明の携帯電話機は、音声入力手段及び音声出力手段を有しており、通話機能を有する携帯電話機であって、音声出力手段を有する第1の筐体と、第1の筐体と略同一形状の第2の筐体と、形状保持可能な程度の強度を有し、第1の筐体と第2の筐体とを接続し、第1及び第2の筐体の少なくとも一方に収納されるよう構成されている接続部材と、接続部材が第1及び第2の筐体の少なくとも一方に収納された状態で一方の筐体が他方の筐体に対して回動する回動軸であって、接続部材全体を含む面に対して垂直な回動軸を形成するヒンジ手段とにより構成し、接続部材の形状を人間の頭部に沿った湾曲形状として、ユーザが、第1及び第2の筐体を両耳のそれぞれの周辺に装着できるようにするとともに、ヒンジ手段による回動軸を中心とした回動によって、第1及び第2の筐体を重ね合わせて折り畳み形状とすることができるようにしたので、機能性、安定性、デザイン性に優れ、通常の折り畳み型携帯電話機と同等の使い勝手を保持しながら、ハンズフリーの状態でも使用可能な携帯電話機を提供することができるという効果を有し、持ち運び可能な携帯電話機だけではなく、楽曲データ再生装置などとしても有用である。
本発明の実施の形態における携帯電話機をヘッドホン形状とした状態を示す外観図 本発明の実施の形態における携帯電話機を折り畳み形状とし、開いた状態を示す外観図 本発明の実施の形態における携帯電話機を折り畳み形状とし、閉じた状態を示す外観図 本発明の実施の形態における携帯電話機をヘッドホン形状とした状態での接続部材の長軸方向に沿った断面を示す断面図 本発明の実施の形態における携帯電話機を折り畳み形状として開いた状態での接続部材の長軸方向に沿った断面を示す断面図 本発明の実施の形態における携帯電話機の内部構成を示すブロック図
符号の説明
10 携帯電話機
12 第1の筐体
14 第2の筐体
16 接続部材
18 ヒンジ部
22 収納溝
24 スライド止め部材
31 中央処理手段
32 操作手段
33 アンテナ
34 ROM
35 RAM
36 電話回線網接続手段(通話手段)
37 外部ネットワーク接続手段(パケット通信手段)
38、52 音声入力手段
39、53 音声出力手段
40 可搬性記憶媒体読み書き手段
41 GPS受信手段
42、54 筐体間通信手段
51 表示手段

Claims (7)

  1. 音声入力手段及び音声出力手段を有しており、通話機能を有する携帯電話機であって、
    前記音声出力手段を有する第1の筐体と、
    前記第1の筐体と略同一形状の第2の筐体と、
    形状保持可能な程度の強度を有し、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを接続し、前記第1及び前記第2の筐体の少なくとも一方に収納されるよう構成されている接続部材と
    前記接続部材が前記第1及び前記第2の筐体の少なくとも一方に収納された状態で一方の筐体が他方の筐体に対して回動する回動軸であって、前記接続部材全体を含む面に対して垂直な前記回動軸を形成するヒンジ手段とを有し、
    前記接続部材が頭部に沿った湾曲形状を有しており、ユーザが、前記第1及び前記第2の筐体を前記ユーザの両耳のそれぞれの周辺に装着できるよう構成されており、
    前記ヒンジ手段による前記回動軸を中心とした回動によって、前記第1及び前記第2の筐体を重ね合わせて折り畳み形状とすることができるよう構成されている携帯電話機。
  2. 前記第1及び前記第2の筐体が、互いに無線通信を行うための無線通信手段を有し、
    前記無線通信手段による通信によって、当該携帯電話機全体の動作制御が行われるよう構成されている請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 前記第2の筐体が前記音声出力手段を有し、
    前記第1及び前記第2の筐体のいずれか一方又は両方に前記音声入力手段を有する請求項1又は2に記載の携帯電話機。
  4. 外部ネットワークと通信を行うためのネットワーク接続手段を有し、
    前記音声出力手段が、前記ネットワーク接続手段を介して取得したデジタルデータに係る音声を出力するよう構成されている請求項1からのいずれか1つに記載の携帯電話機。
  5. デジタルデータが格納された可搬性記憶媒体の挿入が可能な記憶媒体挿入部と、
    前記可搬性記憶媒体に格納されている前記デジタルデータを読み出すためのデータ読み出し手段とを有し、
    前記音声出力手段が前記デジタルデータに係る音声を出力するよう構成されている請求項1からのいずれか1つに記載の携帯電話機。
  6. 前記外部ネットワークを通じて取得した楽曲データ、又は、前記可搬性記憶媒体から読み出された楽曲データを再生するための楽曲再生手段を有する請求項又はに記載の携帯電話機。
  7. GPS信号を受信するGPS受信手段を有する請求項1からのいずれか1つに携帯電話機。
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