JP2000058868A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000058868A
JP2000058868A JP22424398A JP22424398A JP2000058868A JP 2000058868 A JP2000058868 A JP 2000058868A JP 22424398 A JP22424398 A JP 22424398A JP 22424398 A JP22424398 A JP 22424398A JP 2000058868 A JP2000058868 A JP 2000058868A
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JP
Japan
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conductivity type
region
conductivity
layer
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JP22424398A
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English (en)
Inventor
Jiro Honda
次郎 本田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低濃度の第1導電形の半導体基板内に、高濃
度の第2導電形ウエル領域と該ウエル領域の周囲に設け
られた高濃度の環状第1導電形領域を含み、繰り返しの
ブレークダウンにも絶えうる安定した耐圧を有する半導
体装置を提供する。 【解決手段】 高濃度の第2導電形ウエル領域と高濃度
の第1導電形領域の間隔を、上記各領域の形状の曲率の
大きい部分において、曲率の小さい部分より大きくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に係
り、特に、少なくとも一動作モードにおいて逆バイアス
で動作されるPN接合を有し、パンチスルーブレークダ
ウンを用いて、耐圧を引き出す半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイオード、サイリスタ、パワートラン
ジスタ、MOSFET及びIGBT等の電力用半導体装
置においては、低濃度の第1導電形の半導体基板内に、
高濃度の第2導電形ウエル領域と該ウエル領域の周囲に
チャンネルストッパー層となる高濃度の環状第1導電形
領域が等間隔で設けられている。この構造によれば、高
濃度の第2導電形ウエル領域とその周囲に設けられた高
濃度の環状第1導電形領域の間に逆バイアスの電圧が印
加されると、第2導電形ウエル領域から伸びた空乏層が
チャンネルストッパー層に接触し、パンチスルーブレー
クダウンを起こす。この時、第2導電形ウエル領域とチ
ャンネルストッパー層が短絡し、逆バイアス電圧が低下
する。したがって、この構造は、半導体装置に一定以上
の逆バイアス電圧が印加されるのを防ぐリミッターの役
割を果たしている。
【0003】図3に環状第1導電形領域をチャンネルス
トッパー層として配置した、従来のプレーナー型ダイオ
ードの電極を除去した時の上面図を示す。21はP+
ノード層、22はN+チャンネルストッパー層、そして
23はN-カソード層である。P+アノード層21とN+
チャンネルストッパー層22の間隔は、直線部及び円弧
部の全周にわたって一定であり、円弧部のP+アノード
層21とN+チャンネルストッパー層22の円弧部は同
心円上にある。
【0004】図4は、図3のダイオードのA−A′線断
面図aとB−B′線断面図bであり、それぞれ直線部と
円弧部の断面図に対応する。21は、P+アノード層、
22はN+チャンネルストッパー層、23はN-カソード
層、24は空乏層、25はアノード電極、26は酸化膜
そして27はエッジ部電極である。ダイオードに逆バイ
アスの電圧を印加した場合、電圧の大きさが同じであれ
ば、P+アノード層21からの空乏層24は、円弧部及
び直線部のいずれにおいても、同じ距離だけの広がりを
示す。そのため、従来の半導体装置では、図4に示すよ
うに、円弧部と直線部のいずれも同じ印加電圧で、空乏
層24がN+チャンネルストッパー層22に到達し、パ
ンチスルーブレークダウンが発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、P+
ノード層とN+チャンネルストッパー層の間隔を、直線
部及び円弧部の全周にわたって一定にした上述の半導体
装置を繰り返しブレークダウンさせると、上記円弧部に
電界が集中し、半導体装置が破壊され易くなるという問
題があった。
【0006】そこで、本発明は、上記の課題を解決し、
繰り返しのブレークダウンにも絶えうる安定した耐圧を
有する半導体装置を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、低濃度の第1導電形の半導
体基板内に、高濃度の第2導電形ウエル領域と該ウエル
領域の周囲に設けられた高濃度の環状第1導電形領域と
を有し、上記高濃度の第2導電形ウエル領域と上記高濃
度の環状第1導電形領域との間に印加される逆バイアス
電圧を、上記高濃度の第2導電形ウエル領域から伸びた
空乏層を上記高濃度の環状第1導電形領域に接触させ、
パンチスルーを起こさしめて低下させる半導体装置にお
いて、上記高濃度の第2導電形ウエル領域と上記高濃度
の第1導電形領域の間隔を、上記各領域の形状の曲率の
大きい部分において、曲率の小さい部分より大きくした
ことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、高濃度の第2導電形ウエ
ル領域と高濃度の第1導電形領域との間隔を、各領域の
形状の曲率の大きい部分において、曲率の小さい部分よ
り大きくすることにより、曲率の大きい部分の電界強度
を低減できるとともに、上記第2導電形ウエル領域から
伸びる空乏層が曲率の大きい部分において、上記第1導
電形領域に接触するのを防ぐことができる。そのため、
パンチスルーブレークダウンにおいて、曲率の大きい部
分に電流が集中して流れるのを防ぐことができ、繰り返
しのブレークスルーにも絶えうる、安定した耐圧を半導
体装置に付与することができる。
【0009】また、本発明の半導体装置によれば、半導
体基板を方形にするとともに、高濃度の第2導電形ウエ
ル領域及び高濃度の第1導電形領域の形状の曲率が大き
い部分が円弧、曲率の小さい部分を直線とすることが好
ましい。
【0010】また、本発明の半導体装置によれば、高濃
度の第2導電形ウエル領域と高濃度の第1導電形領域の
間隔が、上記各領域の形状の曲率の大きい部分におい
て、曲率の小さい部分の1.1倍以上2倍以下、さらに
好ましくは1.1倍以上1.5倍以下である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。本発明の実施の形態にお
いては、従来例における高濃度の第2導電形ウエル領域
とチャンネルストッパー層との間隔を、円弧部で直線部
より大きくした以外は、従来例と同様に構成される。以
下、従来例と異なる点を中心にして説明する。図1は、
本発明の実施形態のプレーナー型ダイオードの電極を除
いた上面図である。1がP+アノード層、2がN+チャン
ネルストッパー層、そして3がN-カソード層である。
+アノード層1とN+チャンネルストッパー層2の間隔
を、円弧部で直線部より大きくした。ここで、円弧部で
の高濃度の第2導電形ウエル領域とチャンネルストッパ
ー層との最大間隔を、直線部での間隔の1.5倍とし
た。
【0012】次に、逆バイアス電圧を印加した時の、図
1のダイオードの断面図を図2に示す。ここで、aは直
線部のA−A′線断面図、bは円弧部のB−B′線断面
図である。本実施の形態によれば、P+アノード層1と
+チャンネルストッパー層2の間隔が、円弧部で直線
部より大きいため、円弧部における電界の集中が低減さ
れるとともに、空乏層は直線部にのみ接触し、円弧部に
は接触しないため、ブレークダウン時の電流が円弧部に
はほとんど流れないことから、ダイオードの破壊を防止
することができる。
【0013】ここで、本実施の形態に用いる半導体基板
における不純物濃度は、P+アノード層1、N-カソード
層3そしてN+チャンネルストッパー層2において、そ
れぞれ、2〜7×1022/m3、1〜6×1020/m3
8〜20×1024/m3の範囲にあることが好ましい。
【0014】なお、本実施の形態では、ダイオードの例
について述べたが、本実施の形態の構成をサイリスタ、
パワートランジスタ、MOSFET、IGBT等に適用
しても同様の効果を有する。
【0015】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
高濃度の第2導電形ウエル領域とその周囲に設けられた
高濃度の第1導電形領域との間隔を、上記各領域の形状
の曲率の大きい部分において、曲率の小さい部分より大
きくすることにより、曲率が大きい部分での電界の集中
を低減できるとともに、曲率の大きい部分に電流が集中
して流れるのを防ぐことができるため、繰り返しのブレ
ークスルーにも絶えうる、安定した耐圧を有する半導体
装置を提供できる。
【0016】また、本発明によれば、方形の半導体基板
において、高濃度の第2導電形ウエル領域と高濃度の第
1導電形領域の形状の曲率の大きい部分を円弧、曲率の
小さい部分を直線とすることにより、上記第1導電形領
域の面積を最小限とすることができ、耐圧を確保しなが
ら、半導体装置の小型化及び高密度化が可能となる。
【0017】また、本発明によれば、高濃度の第2導電
形ウエル領域と高濃度の第1導電形領域の間隔を、上記
各領域の形状の曲率の大きい部分において、曲率の小さ
い部分の1.1倍以上2倍以下とすることにより、耐圧
を確保しながら、半導体装置の小型化及び高密度化が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のプレーナ型ダイオードの
電極を除いた模式的上面図である。
【図2】 本発明の実施の形態のプレーナ型ダイオード
の動作時における模式的な断面図であり、aは図1のA
−A′線断面図、bは図1のB−B′線断面図である。
【図3】 従来例のプレーナ型ダイオードの電極を除い
た模式的上面図である。
【図4】 従来例のプレーナ型ダイオードの動作時にお
ける模式的な断面図であり、aは図3のA−A′線断面
図、bは図3のB−B′線断面図である。
【符号の説明】
1 P+アノード層、2 N+チャンネルストッパー層、
3 N-カソード層、4 空乏層、5 アノード電極、
6 酸化膜、7 エッジ部電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/74 H01L 29/78 301X 29/78 652P

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低濃度の第1導電形の半導体基板内に、
    高濃度の第2導電形ウエル領域と該ウエル領域の周囲に
    設けられた高濃度の環状第1導電形領域とを有し、上記
    高濃度の第2導電形ウエル領域と上記高濃度の環状第1
    導電形領域との間に印加される逆バイアス電圧を、上記
    高濃度の第2導電形ウエル領域から伸びた空乏層を上記
    高濃度の環状第1導電形領域に接触させ、パンチスルー
    を起こさしめて低下させる半導体装置において、上記高
    濃度の第2導電形ウエル領域と上記高濃度の第1導電形
    領域の間隔を、上記各領域の形状の曲率の大きい部分に
    おいて、曲率の小さい部分より大きくしたことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記半導体基板が方形であり、さらに第
    1導電形領域上記各領域の形状の曲率の大きい部分が円
    弧であり、曲率の小さい部分が直線であることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記高濃度の第2導電形ウエル領域と上
    記高濃度の第1導電形領域の間隔が、上記各領域の形状
    の曲率の大きい部分において、曲率の小さい部分の1.
    1倍以上2倍以下であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の半導体装置
JP22424398A 1998-08-07 1998-08-07 半導体装置 Pending JP2000058868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003197557A (ja) * 2001-11-26 2003-07-11 Interuniv Micro Electronica Centrum Vzw 選択可能なゲート厚を有する集積回路およびその製造方法
JP2005209843A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Fuji Electric Holdings Co Ltd 半導体装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2005209843A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Fuji Electric Holdings Co Ltd 半導体装置
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